JPH10221332A - 水素量測定装置 - Google Patents

水素量測定装置

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JPH10221332A
JPH10221332A JP9035614A JP3561497A JPH10221332A JP H10221332 A JPH10221332 A JP H10221332A JP 9035614 A JP9035614 A JP 9035614A JP 3561497 A JP3561497 A JP 3561497A JP H10221332 A JPH10221332 A JP H10221332A
Authority
JP
Japan
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hydrogen
hydrogen storage
vessel
amount
pressure
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9035614A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Omori
浩志 大森
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
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Publication of JPH10221332A publication Critical patent/JPH10221332A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水素貯蔵容器に貯蔵されている水素量を正確
に把握できる水素貯蔵容器の水素量測定装置を提供す
る。 【解決手段】 水素吸蔵合金を用いた水素貯蔵容器Vの
水素量測定装置Aであって、加熱により吸蔵している水
素を放出する水素吸蔵体の小ブロック3と、該小ブロッ
ク3を収納している圧力容器4と、前記圧力容器4を加
熱する加熱手段、例えばヒータ5と、前記圧力容器4の
内圧を測定する圧力測定手段、例えば圧力計6と、水素
貯蔵容器Vと前記圧力容器4とを連通している接続部
材、例えば小口径配管7と、前記接続部材2に介装され
ている流路開閉手段、例えば電磁弁8とを備えてなるも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水素貯蔵容器の水素
量測定装置に関する。さらに詳しくは、水素吸蔵合金を
利用した水素貯蔵容器の水素量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水素は燃焼すると水になるだけで、大気
汚染の原因となる窒素酸化物を発生することがないとこ
ろから、近年、水素は地球環境にやさしいクリーンエネ
ルギーとして注目されている。この水素を燃料として使
用する場合、ある程度の量を貯蔵しておくことが必要と
なる。この水素の貯蔵方法として、従来より水素ガスを
圧縮してタンクやボンベなどに詰める方法、あるいは水
素ガスを冷却して液体水素としてボンベやタンクに詰め
る方法などが知られている。
【0003】しかしながら、水素ガスを圧縮してボンベ
に詰め、例えば自動車の燃料として用いた場合、衝突の
際にタンクが破裂して漏洩した水素ガスが爆発するとい
う危険性があるという問題がある。一方、水素を液体水
素としてタンクに貯蔵するには、水素を零下240℃程
度にまで冷却する必要があり、その冷却に多量のエネル
ギーを必要とするばかりでなく、その超低温を維持する
にも相当の困難を伴うという問題がある。そのため、液
体水素は、現在のところロケットの燃料としてのみ利用
されているにすぎない。
【0004】そこで、水素吸蔵合金(以下、水素吸蔵体
という)に水素を吸蔵させ、それを容器に詰めて利用す
ることが提案あるいは実用化されつつある。この水素吸
蔵体を利用したシェル構造の水素貯蔵容器Vの一例が図
3〜図5に示されている。あるいは、図6および図7に
示すようなシェル構造の水素貯蔵容器Vも提案されてい
る。
【0005】なお、図3ないし図5において、符号21
はシェル構造の水素貯蔵容器本体を示し、符号22は加
熱および冷却配管を示し、符号23は水素吸蔵体ユニッ
トを示し、符号24は伝熱ユニットを示し、符号25は
水素吸蔵体ユニットの入口を示し、また図6および図7
において、符号31はシェル構造の水素貯蔵容器本体を
示し、符号32はU字管を示し、符号33は水素吸蔵体
(多孔質板)を示し、符号34は仕切壁を示す。
【0006】しかして、かかる構成とされている水素貯
蔵容器Vに貯蔵されている水素は、図8および図9に示
すように、水素吸蔵体41を熱媒で加熱することにより
水素吸蔵体41から取り出されて燃料として利用され
る。この場合、水素貯蔵容器Vに貯蔵されている水素量
を把握する必要があるところから、取り出された水素量
はガス流量計(図示省略)により計測され、そして計測
された水素量を当初貯蔵されていた水素量から差し引く
ことにより水素量の把握がなされている。
【0007】しかしながら、ガス流量計による水素量の
測定は誤差が多く、そのためこの測定値を利用して算出
される水素量も不正確なものとなるという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、水素貯蔵容器に
貯蔵されている水素量を精度よく測定できる水素貯蔵容
器の水素量測定装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の水素貯蔵容器の
水素量測定装置は、水素吸蔵合金を用いた水素貯蔵容器
の水素量測定装置であって、加熱により吸蔵している水
素を放出する水素吸蔵体の小ブロックと、該小ブロック
を収納している圧力容器と、前記圧力容器を加熱する加
熱手段と、前記圧力容器の内圧を測定する圧力測定手段
と、水素貯蔵容器と前記圧力容器とを連通している接続
部材と、前記接続部材に介装されている流路開閉手段と
を備えてなることを特徴とする。
【0010】本発明の水素貯蔵容器の水素量測定装置に
おいては、前記水素吸蔵体の小ブロックが水素貯蔵容器
に用いられている水素吸蔵合金と同種の水素吸蔵合金と
されてなるのが好ましい。
【0011】また、本発明の水素貯蔵容器の水素量測定
装置においては、前記流路開閉手段は、例えば電磁弁と
される。
【0012】
【作用】通常状態では流路開閉手段が開とされ、水素貯
蔵容器内と圧力容器内とは平衡状態にある。つまり、水
素吸蔵体の小ブロックが吸蔵している水素量と水素貯蔵
容器の水素吸蔵体の吸蔵している水素量とが同一量とさ
れる。そして、水素貯蔵容器の水素量を測定する場合、
流路開閉手段弁を閉じて加熱手段により圧力容器を加熱
し、水素吸蔵体に吸蔵されている水素を放出させる。水
素吸蔵体から吸蔵されている水素が放出されると圧力容
器内の圧力が上昇する。そこで、この圧力容器内の圧力
上昇を測定することにより、水素貯蔵容器内の水素量が
算出される。
【0013】しかして、水素量の測定が終了すると電磁
弁を再度開とし、圧力容器内と水素貯蔵容器内とを平衡
状態として再度測定が可能な状態とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明はかか
る実施の形態のみに限定されるものではない。
【0015】本発明の一実施の形態の水素量測定装置
(以下、単に測定装置という)Aが搭載されている、水
素貯蔵容器Vの一種である水素自動車用燃料タンク(以
下、単に燃料タンクという)Tの概略図を図1に示し、
この測定装置Aは測定部1とこの測定部1と燃料タンク
Tとを接続している接続部2とを主要部として備えてな
る。
【0016】測定部1は、図2をも参照すると、燃料タ
ンクTに用いられている水素吸蔵体と同一の水素吸蔵体
の小ブロック3と、この水素吸蔵体の小ブロック3を収
納している圧力容器4と、圧力容器4の外側に巻付けら
れているヒータ5と、圧力容器4の内圧を測定する圧力
計6とを備えてなるものとされる。
【0017】接続部2は、一端が前記圧力容器4に接続
され、他端が燃料タンクTに接続されている小口径配管
7と、この小口径配管7に介装されている電磁弁8とを
備えてなるものとされる。
【0018】次に、かかる構成とされている測定装置A
による水素量の測定について説明する。なお、下記の各
動作は図示しない制御装置によりなされる。
【0019】(1)通常状態では電磁弁8が開とされ、
燃料タンクT内と圧力容器4内とは平衡状態にある。つ
まり、水素吸蔵体の小ブロック3が吸蔵している水素量
と燃料タンクTの水素吸蔵体が吸蔵している水素量とが
同一量とされる。
【0020】(2)電磁弁8を閉じて燃料タンクTの水
素量を測定可能な状態にする。
【0021】(3)ヒータ5により圧力容器4を加熱
し、水素吸蔵体の小ブロック3に吸蔵されている水素を
放出させる。
【0022】(4)この放出された水素による圧力容器
4内の圧力上昇を、圧力計6により測定する。
【0023】(5)その測定された圧力により水素量を
算出する。この算出は圧力容器4内の圧力の上昇と水素
量との対応関係をあらかじめ求めておくことによりなし
得る。
【0024】(6)水素量の測定が終了すると電磁弁8
を再度開とする。これにより、圧力容器4内が燃料タン
クT内と平衡となり、再度測定が可能な状態となる。た
だし、正確な測定をなすためには、水素吸蔵体の小ブロ
ック3が充分に冷却される必要がある。
【0025】このように、この実施の形態によれば、圧
力容器4内に水素吸蔵体の小ブロック3を収納し、これ
に燃料タンクTと平衡状態において水素を吸蔵させ、つ
いで密閉状態で水素吸蔵体の小ブロック3を加熱し、そ
の際の圧力容器4内の圧力上昇を測定することにより燃
料タンクTの水素量を測定しているので、精度よく水素
量の測定がなし得る。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、圧力容
器内に水素吸蔵体の小ブロックを収納し、これに燃料タ
ンクと平衡状態において水素を吸蔵させ、ついで密閉状
態でこの水素吸蔵体の小ブロックを加熱し、その際の圧
力容器内の圧力上昇を測定することにより水素量を測定
しているので、精度よく水素量の測定がなし得るという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の概略図である。
【図2】同要部断面図である。
【図3】水素貯蔵容器の一例の平面図である。
【図4】同正面図である。
【図5】同容器のシェルカバーを取外した状態の側面図
である。
【図6】水素貯蔵容器の他の例の平面図である。
【図7】同容器のシェルカバーを取外した状態の側面図
である。
【図8】同容器から水素を取り出している状態の説明図
である。
【図9】図8の要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 測定部 2 接続部 3 水素吸蔵体の小ブロック 4 圧力容器 5 ヒータ 6 圧力計 7 小口径配管 8 電磁弁 A 水素量測定装置 V 水素貯蔵容器 T 燃料タンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素吸蔵合金を用いた水素貯蔵容器の水
    素量測定装置であって、加熱により吸蔵している水素を
    放出する水素吸蔵体の小ブロックと、該小ブロックを収
    納している圧力容器と、前記圧力容器を加熱する加熱手
    段と、前記圧力容器の内圧を測定する圧力測定手段と、
    水素貯蔵容器と前記圧力容器とを連通している接続部材
    と、前記接続部材に介装されている流路開閉手段とを備
    えてなることを特徴とする水素貯蔵容器の水素量測定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記水素吸蔵体の小ブロックが水素貯蔵
    容器に用いられている水素吸蔵合金と同種の水素吸蔵合
    金とされてなることを特徴とする請求項1記載の水素貯
    蔵容器の水素量測定装置。
  3. 【請求項3】 前記流路開閉手段が電磁弁とされてなる
    ことを特徴とする請求項1記載の水素貯蔵容器の水素量
    測定装置。
JP9035614A 1997-02-03 1997-02-03 水素量測定装置 Withdrawn JPH10221332A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1436066A2 (en) * 2001-10-16 2004-07-14 Ergenics, Inc. Fuel gauge for hydrogen storage media
JP2009168661A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 R-Dec Co Ltd 水素量測定装置
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