JPH10221313A - 遮水シート破損箇所検出装置 - Google Patents
遮水シート破損箇所検出装置Info
- Publication number
- JPH10221313A JPH10221313A JP9034438A JP3443897A JPH10221313A JP H10221313 A JPH10221313 A JP H10221313A JP 9034438 A JP9034438 A JP 9034438A JP 3443897 A JP3443897 A JP 3443897A JP H10221313 A JPH10221313 A JP H10221313A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic
- water
- impervious sheet
- wave
- detecting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】遮水シートの破損箇所を簡単に検出できるよう
にすること。 【解決手段】遮水シート1の破損箇所7を検出する装置
において、遮水シート1の周辺部に超音波発振器2と超
音波受振器3を取り付け、超音波発振器2で超音波を発
信し、遮水シート1を介して直接伝搬してきた直接波と
破損個所6で反射した反射波とを超音波受振器3で受信
し、直接波と反射波の到達時間差によって得られる破損
箇所7に基づく楕円を複数求め、複数の楕円の交点から
破損箇所7を検出する。
にすること。 【解決手段】遮水シート1の破損箇所7を検出する装置
において、遮水シート1の周辺部に超音波発振器2と超
音波受振器3を取り付け、超音波発振器2で超音波を発
信し、遮水シート1を介して直接伝搬してきた直接波と
破損個所6で反射した反射波とを超音波受振器3で受信
し、直接波と反射波の到達時間差によって得られる破損
箇所7に基づく楕円を複数求め、複数の楕円の交点から
破損箇所7を検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮水シートの破損
の検知に関するものである。
の検知に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、貯水池や廃棄物処理場などで使用
される遮水シートの破損箇所を検知する場合、これら施
設内に電極を配置し、電気的に検知する方法が行われて
いる。しかし、施設内の電極の設置など工事が大掛かり
になり、又、保守や点検の作業も大掛かりになる。
される遮水シートの破損箇所を検知する場合、これら施
設内に電極を配置し、電気的に検知する方法が行われて
いる。しかし、施設内の電極の設置など工事が大掛かり
になり、又、保守や点検の作業も大掛かりになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決するものであり、遮水シートの破損箇
所を簡単に検出できるようにすることにある。
術の問題点を解決するものであり、遮水シートの破損箇
所を簡単に検出できるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明は、遮水シート
の破損箇所を検出する装置において、遮水シートの周辺
部に超音波発振器と超音波受振器を取り付け、超音波振
動器で超音波を発信し、遮水シートを介して直接伝搬し
てきた直接波と破損個所で反射した反射波とを超音波受
振器で受信し、直接波と反射波の到達時間差によって得
られる破損箇所に基づく楕円を複数求め、複数の楕円の
交点から破損箇所を検出することを特徴とする、遮水シ
ート破損箇所検出装置、又は、前記遮水シート破損箇所
検出装置において、超音波発振器で超音波を発信し、複
数の超音波受振器で受信し、破損箇所に基づく複数の楕
円を求めることを特徴とする、遮水シート破損箇所検出
装置、又は、前記遮水シート破損箇所検出装置におい
て、超音波を発信する超音波発振器と遮水シートを伝搬
した超音波を受信する超音波受振器との対を複数用いて
複数の楕円を求めることを特徴とする、遮水シート破損
箇所検出装置にある。
の破損箇所を検出する装置において、遮水シートの周辺
部に超音波発振器と超音波受振器を取り付け、超音波振
動器で超音波を発信し、遮水シートを介して直接伝搬し
てきた直接波と破損個所で反射した反射波とを超音波受
振器で受信し、直接波と反射波の到達時間差によって得
られる破損箇所に基づく楕円を複数求め、複数の楕円の
交点から破損箇所を検出することを特徴とする、遮水シ
ート破損箇所検出装置、又は、前記遮水シート破損箇所
検出装置において、超音波発振器で超音波を発信し、複
数の超音波受振器で受信し、破損箇所に基づく複数の楕
円を求めることを特徴とする、遮水シート破損箇所検出
装置、又は、前記遮水シート破損箇所検出装置におい
て、超音波を発信する超音波発振器と遮水シートを伝搬
した超音波を受信する超音波受振器との対を複数用いて
複数の楕円を求めることを特徴とする、遮水シート破損
箇所検出装置にある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。 <イ>遮水シート破損箇所検出装置の概要 遮水シート破損個所検出装置は、遮水シート1の破損箇
所6を超音波を利用して検出するものである。その検出
方法は、例えば、図1のように超音波発振器2と超音波
受振器3を遮水シート1の周辺部に取り付け、超音波発
振器2から遮水シート1に超音波を伝達し、遮水シート
を介して直接伝搬してきた直接波と、破損個所から反射
してきた反射波とを超音波受振器3で受信して破損個所
を求めるものである。このためのハードウエアは、超音
波発振器2と超音波受振器3を制御し、受信した信号の
解析を行うコンピュータなどの制御装置4と印刷や表示
を行う出力装置5からなる図2のようなブロック図から
なる。
の形態を説明する。 <イ>遮水シート破損箇所検出装置の概要 遮水シート破損個所検出装置は、遮水シート1の破損箇
所6を超音波を利用して検出するものである。その検出
方法は、例えば、図1のように超音波発振器2と超音波
受振器3を遮水シート1の周辺部に取り付け、超音波発
振器2から遮水シート1に超音波を伝達し、遮水シート
を介して直接伝搬してきた直接波と、破損個所から反射
してきた反射波とを超音波受振器3で受信して破損個所
を求めるものである。このためのハードウエアは、超音
波発振器2と超音波受振器3を制御し、受信した信号の
解析を行うコンピュータなどの制御装置4と印刷や表示
を行う出力装置5からなる図2のようなブロック図から
なる。
【0006】<ロ>超音波発振器と超音波受振器 超音波発振器2は、電気信号で超音波を発振して遮水シ
ートに伝搬し、超音波受振器3は、遮水シートを伝搬し
てきた超音波を受信し、電気信号として取り出すもので
ある。超音波発振器2と超音波受振器3の2種類の機器
を用いる代わりに、超音波発振器2としても、又は超音
波受振器3としても利用できる兼用の機器を使用するこ
ともできる。
ートに伝搬し、超音波受振器3は、遮水シートを伝搬し
てきた超音波を受信し、電気信号として取り出すもので
ある。超音波発振器2と超音波受振器3の2種類の機器
を用いる代わりに、超音波発振器2としても、又は超音
波受振器3としても利用できる兼用の機器を使用するこ
ともできる。
【0007】<ハ>超音波発振器と超音波受振器の配置 貯水池6などに遮水シート1を敷設した場合、貯水池6
の底面や側面の遮水シート1の破損を検出するため、超
音波発振器2を遮水シート1の周辺部に配置し、超音波
を貯水池5の底面と側面の遮水シート内を伝搬させて、
伝搬してきた超音波を超音波受振器3で受信することに
より、破損個所などの状態を検出する。
の底面や側面の遮水シート1の破損を検出するため、超
音波発振器2を遮水シート1の周辺部に配置し、超音波
を貯水池5の底面と側面の遮水シート内を伝搬させて、
伝搬してきた超音波を超音波受振器3で受信することに
より、破損個所などの状態を検出する。
【0008】以下に、遮水シートの破損箇所の検出方法
を示す。 <イ>検出方法 破損個所の検出方法は、例えば図3のように、Aの位置
の超音波発振器2から超音波を遮水シート1に伝達し、
B、C、Dの位置の超音波受振器3で遮水シート1を伝
搬してきた超音波を受信する。
を示す。 <イ>検出方法 破損個所の検出方法は、例えば図3のように、Aの位置
の超音波発振器2から超音波を遮水シート1に伝達し、
B、C、Dの位置の超音波受振器3で遮水シート1を伝
搬してきた超音波を受信する。
【0009】この場合、遮水シート1に破損個所7があ
ると、B、C、Dの各超音波受振器3は、Aの位置の超
音波発振器から遮水シート内を最短で伝搬してきた直接
波の他に、破損個所7で反射してきた反射波や他の箇所
で反射してきた反射波が受信される。
ると、B、C、Dの各超音波受振器3は、Aの位置の超
音波発振器から遮水シート内を最短で伝搬してきた直接
波の他に、破損個所7で反射してきた反射波や他の箇所
で反射してきた反射波が受信される。
【0010】Aの位置の超音波発振器2から超音波を発
振し、Bの位置の超音波受振器3で受信する場合、直接
波は経路aを、破損個所7の反射波は経路bを伝搬す
る。これらの経路差から楕円ABの軌跡を描くことがで
きる。同様に、Aの位置の超音波発振器2から超音波を
発振し、Cの位置の超音波受振器3で受信する場合、楕
円ACを描くことができる。また、Aの位置の超音波発
振器2から超音波を発振し、Dの位置の超音波受振器3
で受信する場合、楕円ADを描くことができる。
振し、Bの位置の超音波受振器3で受信する場合、直接
波は経路aを、破損個所7の反射波は経路bを伝搬す
る。これらの経路差から楕円ABの軌跡を描くことがで
きる。同様に、Aの位置の超音波発振器2から超音波を
発振し、Cの位置の超音波受振器3で受信する場合、楕
円ACを描くことができる。また、Aの位置の超音波発
振器2から超音波を発振し、Dの位置の超音波受振器3
で受信する場合、楕円ADを描くことができる。
【0011】このようにして求められた各楕円は、同一
の破損個所7を通るので、楕円が交差する箇所から破損
個所7を特定することができる。より多くの超音波受振
器3を測定に使用すると、より正確に破損箇所7を求め
ることができる。
の破損個所7を通るので、楕円が交差する箇所から破損
個所7を特定することができる。より多くの超音波受振
器3を測定に使用すると、より正確に破損箇所7を求め
ることができる。
【0012】<ロ>他の検出方法 図4においては、AとBの位置に各々超音波発振器2と
超音波受振器3を配置すると、楕円ABを求めることが
できる。同様に、CとDの位置に各々超音波発振器2と
超音波受振器3を配置すると、楕円CDを求めることが
できる。更に、EとFの位置に各々超音波発振器2と超
音波受振器3を配置すると、楕円EFを求めることがで
きる。これらの楕円からも図3と同様に破損箇所7を求
めることができる。
超音波受振器3を配置すると、楕円ABを求めることが
できる。同様に、CとDの位置に各々超音波発振器2と
超音波受振器3を配置すると、楕円CDを求めることが
できる。更に、EとFの位置に各々超音波発振器2と超
音波受振器3を配置すると、楕円EFを求めることがで
きる。これらの楕円からも図3と同様に破損箇所7を求
めることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を得ることが
できる。 <イ>本発明は遮水シートの周辺部に超音波検出器を配
置すればよく、従来のように遮水シートの内部、例えば
貯水池などの底部に検出装置を配置する必要がないの
で、検出装置の設置、保守や追加等が容易にできる。
できる。 <イ>本発明は遮水シートの周辺部に超音波検出器を配
置すればよく、従来のように遮水シートの内部、例えば
貯水池などの底部に検出装置を配置する必要がないの
で、検出装置の設置、保守や追加等が容易にできる。
【図1】超音波振動器を取付けた遮水シートを貯水池に
設置した斜視図
設置した斜視図
【図2】遮水シート破損個所検出装置のブロック図
【図3】楕円の軌跡による破損個所の検出図
【図4】楕円の軌跡による破損個所の他の検出図
1・・・遮水シート 2・・・超音波発振器 3・・・超音波受振器 4・・・制御装置 5・・・出力装置 6・・・貯水池 7・・・破損個所
Claims (3)
- 【請求項1】遮水シートの破損箇所を検出する装置にお
いて、 遮水シートの周辺部に超音波発振器と超音波受振器を取
り付け、 超音波振動器で超音波を発信し、遮水シートを介して直
接伝搬してきた直接波と破損個所で反射した反射波とを
超音波受振器で受信し、 直接波と反射波の到達時間差によって得られる破損箇所
に基づく楕円を複数求め、 複数の楕円の交点から破損箇所を検出することを特徴と
する、遮水シート破損箇所検出装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の遮水シート破損箇所検出
装置において、 超音波発振器で超音波を発信し、複数の超音波受振器で
受信し、破損箇所に基づく複数の楕円を求めることを特
徴とする、 遮水シート破損箇所検出装置。 - 【請求項3】請求項1に記載の遮水シート破損箇所検出
装置において、 超音波を発信する超音波発振器と遮水シートを伝搬した
超音波を受信する超音波受振器との対を複数用いて複数
の楕円を求めることを特徴とする、 遮水シート破損箇所検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9034438A JPH10221313A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 遮水シート破損箇所検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9034438A JPH10221313A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 遮水シート破損箇所検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10221313A true JPH10221313A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12414239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9034438A Pending JPH10221313A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 遮水シート破損箇所検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10221313A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003515730A (ja) * | 1999-11-23 | 2003-05-07 | ザ ボード オブ トラスティーズ オブ ザ リーランド スタンフォード ジュニア ユニバーシティ | 複合材料および金属材料の構造的一体性を検出する診断層および方法 |
-
1997
- 1997-02-03 JP JP9034438A patent/JPH10221313A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003515730A (ja) * | 1999-11-23 | 2003-05-07 | ザ ボード オブ トラスティーズ オブ ザ リーランド スタンフォード ジュニア ユニバーシティ | 複合材料および金属材料の構造的一体性を検出する診断層および方法 |
JP4823459B2 (ja) * | 1999-11-23 | 2011-11-24 | ボード オブ トラスティーズ オブ ザ レランド スタンフォード ジュニア ユニバーシティ | 複合材料および金属材料の構造的一体性を検出する診断層および方法 |
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