JPH10219760A - 雨水リサイクルシステム - Google Patents

雨水リサイクルシステム

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JPH10219760A
JPH10219760A JP9061666A JP6166697A JPH10219760A JP H10219760 A JPH10219760 A JP H10219760A JP 9061666 A JP9061666 A JP 9061666A JP 6166697 A JP6166697 A JP 6166697A JP H10219760 A JPH10219760 A JP H10219760A
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JP
Japan
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tank
rainwater
storage tank
sub
control circuit
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Application number
JP9061666A
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Isamu Dotani
勇 銅谷
Takehiko Sudo
武彦 須藤
Kazuhisa Hikita
一寿 匹田
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Tokico Yuki Ltd
Original Assignee
Tokico Yuki Ltd
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Publication date
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
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    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/108Rainwater harvesting

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天然資源、天然エネルギーの有効利用を図り
得る雨水リサイクルシステムを得ること。 【解決手段】 雨水を貯留する貯留タンクと、貯留タン
クより高い位置に設けられたサブタンクと、両タンクに
設けられた液面センサーとを含み、制御回路により液面
センサーの信号に連動してポンプを駆動することによっ
て、貯留タンクからサブタンクへ雨水を供給するように
した。また、制御回路等を太陽電池で作動させた。これ
により、天然資源を有効活用することができ、しかも、
経済的に優位にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、天然資源
及び天然エネルギーの有効利用を図り、加えて使用電気
量及び水道水の節約を行うに好適な雨水リサイクルシス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近隣に点在する公園には殆どのところに
公衆トイレが併設されている。公園にはたくさんの人が
集まり、公衆トイレでは大量の水が使用される。ここで
使用される水として水道水が利用されている。
【0003】また、トイレの中や公園の周囲を取り囲む
外周には照明灯が設けられている。そして、これらの照
明灯は近隣の商用電源が用いられており、この消費電力
量も軽視できないものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年「地球
に優しく」とか「地球資源の無駄排除」がクローズアッ
プされているが、大量に水道水を使用して放流するこ
と、商用電源を消費することは、資源節約の観点、経費
節減の観点から望ましくないと言える。
【0005】特に、広域避難場所に指定されている公園
においては、商用電源や水道がストップされた状況の元
で、数日間の避難した人達が過ごす事を考慮すれば、こ
のような状況でも、トイレを使用する事が出来る施設が
切望される。
【0006】そこで、本発明は、天然資源及び天然エネ
ルギーに着目し、これらの有効利用を図り、加えて使用
電気量及び水道水の節約を可能にする、雨水リサイクル
システムを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、雨水を貯留する貯留タンク
と、この貯留タンクに配管を介して接続されると共に貯
留タンクよりも高い位置に設けられたサブタンクと、こ
のサブタンクに設けられた液面センサーと、貯留タンク
の雨水をサブタンクに供給する供給ポンプと、サブタン
クに接続される雨水使用機器と、サブタンクに設けられ
た液面センサーの信号に連動して供給ポンプを駆動制御
する制御回路と、太陽光を受光可能な部位に設けられ制
御回路に接続された太陽電池とで雨水リサイクルシステ
ムを構成したものである。
【0008】請求項1の発明では、これにより、天然資
源及び天然エネルギーの有効利用を図ることができる。
【0009】請求項2の発明では、雨水を貯留する貯留
タンクと、この貯留タンクに配管を介して接続されると
共に貯留タンクよりも高い位置に設けられたサブタンク
と、このサブタンクに設けられた液面センサーと、貯留
タンクの雨水をサブタンクに供給する供給ポンプと、サ
ブタンクに接続される雨水使用機器と、接続機器を制御
する制御回路と、太陽光を受光可能な部位に設けられ制
御回路に接続された太陽電池と、この太陽電池に接続さ
れたバッテリと、制御回路に太陽電池と並列に接続され
た商用電源とで雨水リサイクルシステムを構成し、前記
制御回路を、サブタンクに設けられた液面センサーの信
号に連動して供給ポンプを駆動制御すると共に、バッテ
リの電圧が基準値以上のときには、制御回路に太陽電池
を接続し、バッテリの電圧が基準値以下のときには、制
御回路に商用電源を接続するよう構成したものである。
【0010】請求項2の発明では、これにより、天然資
源及び天然エネルギーの有効利用が図れ、加えて使用電
気量の節約を可能にすることができる。
【0011】請求項3の発明では、雨水を貯留する貯留
タンクと、この貯留タンクに配管を介して接続されると
共に貯留タンクよりも高い位置に設けられたサブタンク
と、このサブタンクに設けられた液面センサーと、貯留
タンクの雨水をサブタンクに供給する供給ポンプと、サ
ブタンクに接続される雨水使用機器と、接続機器を制御
する制御回路と、太陽光を受光可能な部位に設けられ制
御回路に接続された太陽電池と、制御回路に太陽電池と
並列に接続された商用電源とで構成し、前記制御回路
を、サブタンクに設けられた液面センサーの信号に連動
して供給ポンプを駆動制御すると共に、太陽電池の発電
量が余剰のときには、太陽電池により発生した余剰の電
気を商用電源側に供給し、太陽電池の発電量が不足する
ときには、商用電源から電気の供給を受けるように雨水
リサイクルシステムを構成したものである。
【0012】請求項3の発明では、これにより、天然資
源及び天然エネルギーの有効利用が図れるとともに、電
気代をより一層節約することができる。
【0013】請求項4の発明では、雨水を貯留する貯留
タンクと、この貯留タンクに設けられた第1の液面セン
サと、貯留タンクに配管を介して接続されると共に貯留
タンクよりも高い位置に設けられたサブタンクと、この
サブタンクに設けられた第2の液面センサーと、サブタ
ンクに接続された開閉弁付きの水道配管と、貯留タンク
の雨水をサブタンクに供給する供給ポンプと、サブタン
クに接続される雨水使用機器と、接続機器を制御する制
御回路と、太陽光を受光可能な部位に設けられ制御回路
に接続された太陽電池とで雨水リサイクルシステムを構
成し、前記制御回路を、サブタンクの第2の液面センサ
が下限信号を発し、且つ、貯留タンクの第1の液面セン
サが下限信号を発したとき、水道配管の開閉弁を開弁
し、その後、サブタンクの第2の液面センサが上限信号
を発したときに、水道配管の開閉弁を閉弁させ、サブタ
ンクの第2の液面センサのみが下限信号を発したとき、
供給ポンプを駆動し、その後、液面センサが上限信号を
発したときに、供給ポンプを停止させるように構成した
ものである。
【0014】請求項4の発明では、これにより、天然資
源及び天然エネルギーの有効利用が図れるとともに、サ
ブタンクへの雨水の供給を自動的制御することができ
る。
【0015】請求項5の発明では、請求項1、2、3ま
たは4に記載した雨水リサイクルシステム発明におい
て、更に、貯留タンク内に貯留された雨水を撹拌させる
撹拌手段を設けたものである。
【0016】請求項5の発明では、これにより、貯留タ
ンク内に貯留された雨水を内部で撹拌させることによ
り、前述の発明の効果に加えて、雨水の劣化防止をも図
ることができる。
【0017】請求項6の発明では、請求項5に記載した
雨水リサイクルシステムにおいて、攪拌手段を供給ポン
プの下流側に設けられ貯留タンクに接続されるバイパス
配管と、このバイパス配管の途中に設けられた開閉弁と
で構成し、制御回路を、所定時間間隔で開閉弁を開閉す
るよう構成したものである。
【0018】請求項6の発明では、これにより、前述の
発明の効果に加えて、供給ポンプ自体で撹拌手段を兼用
できるのでシステム全体のコスト低減が図れる。
【0019】請求項7の発明では、請求項5に記載した
雨水リサイクルシステムにおいて、攪拌手段を供給ポン
プの下流側に設けられ貯留タンクに接続されるバイパス
配管と、このバイパス配管の途中に設けられた開閉弁と
で構成し、制御回路を、所定時間間隔で供給ポンプを駆
動すると共に開閉弁を開閉するよう構成し、且つ、サブ
タンクに設けられた液面センサーの信号に連動して供給
ポンプが駆動されている時は、供給が終了するまで開閉
弁の制御を待機するように構成したものである。
【0020】請求項7の発明では、これにより、前述の
発明の効果に加えて、供給ポンプ自体で循環手段を兼用
でき、しかも、供給ポンプの主たる役割であるサブタン
クへの雨水の供給を優先させることができる。
【0021】 〔発明の詳細な説明〕 以下、本発明の実施例を図1乃至図6により説明する。
【0022】実施例は、本発明雨水リサイクルシステム
を広域避難場所に指定された公園に用いたものである。
図1はその主要部を示す全体斜視図である。
【0023】公園Pは、広場Aが概ね矩形形状をしてお
り、その外周の一部分に沿うように凹形状の側溝Gが設
けられている。広場A自体は、側溝G側が低くなるよう
に全体的に傾斜している。つまり、降った雨水が側溝G
に流れ込む様になっている。
【0024】側溝Gはその終端GEがもっとも低くなる
ように形成されており、広場Aに降った雨水を集水し、
雨水を終端GEに設けられた貯め升Rに導くようになっ
ている。貯め升Rには、貯め升R内の雨水がオーバーフ
ローした際に、雨水を放出するためのリリーフ配管P1
が設けられている。この配管P2の途中には、配管P2
内を流れる雨水に含まれる雑菌を滅菌する、滅菌装置M
が設けられている。この滅菌装置は、塩素系の滅菌剤が
充填されており、滅菌剤が徐々に配管P2内に溶け込む
様に構成されている。これにより、雨水内の雑菌が除去
されるので、雨水の劣化が防止される。
【0025】貯め升Rには、貯め升R内に溜まった雨水
を公園Pの地下に埋設された貯留タンク1に導くための
配管P2が設けられている。ここで、貯留タンク1は、
公園Pで消費される水量の少なくとも10日分程度を貯
め得る容積を確保することが望ましい。
【0026】広場Aの一隅には、公衆トイレの建屋Hが
設けられている。建屋Hの屋根上には、太陽電池として
のソーラーパネルSPが敷き詰められている。また、近
隣の商用電源Eから伸びる電線も建屋に接続されてい
る。
【0027】第2図は、本システムに用いるすべての機
器の接続関係を示している。次にこの図2を用いて全体
構成を説明する。
【0028】貯留タンク1内には、液面センサーS1が
設けられている。この液面センサーS1は、貯留タンク
1内に溜まった雨水が下限に至ったか否かを検知するも
ので、本システムに接続される接続機器を制御する制御
回路Cに接続され、下限値に至った時に、オン、あるい
はオフの信号を制御回路Cに発信するようになってい
る。
【0029】建屋Hは一点鎖線で示しているが、貯留タ
ンク1よりも高い位置、すなわち、建屋Hの屋根上にサ
ブタンク2が設けられている。このサブタンク2内には
第2の液面センサーが設けられている。この第2の液面
センサーは、サブタンク2における水の下限位置を検知
するセンサーS2と上限位置を検知するセンサーS3と
から構成される。いずれも、制御回路Cに接続され、検
知位置で、オンあるいはオフの信号を制御回路Cに発信
するようになっている。
【0030】サブタンク2は、配管P3を介して貯留タ
ンク1と接続されている。そして、配管P3の途中には
ポンプPと遠隔式の開閉弁V1が設けられている。ここ
で、開閉弁V1は、実施例では、電磁式のタイプを用い
ているが、エアー式のタイプを用いてもよい。この開閉
弁V1に関する開閉信号は制御回路Cから出力される。
【0031】バイパス配管P4は、一端が配管P3のポ
ンプPと開閉弁V1との間に接続され、他端は貯留タン
ク1内の底面に近接する位置で開口している。このバイ
パス配管P4の途中には、開閉弁V2とエジェクター3
とが設けられている。この開閉弁V2も開閉信号は制御
回路Cから出力される。エジェクター3は、開閉弁V2
が開弁されてバイパス配管P4内を雨水が流れる時に、
雨水内に空気を混入させる働きをするものである。
【0032】ここで、ポンプP、バイパス配管P4及び
開閉弁V2で、撹拌手段を構成するもので、エジェクタ
ー3を付加することで、撹拌・曝気を行いうる。すなわ
ち、単に雨水を貯えるだけでは、水が劣化する恐れが考
えられるが、前述の滅菌装置の滅菌作用に加え、曝気し
て雨水内に酸素を混入させることで、雨水の劣化を防止
することが可能になる。
【0033】サブタンク2には、開閉弁V3付きの水道
配管P5が接続されておる。この開閉弁V3に関する開
閉信号は制御回路Cから出力される。また、サブタンク
2には、サブタンク2の雨水がオーバーフローした際
に、雨水を放出するためのリリーフ配管P6が設けられ
ている。
【0034】さらに、サブタンク2には、雨水使用機器
としてのトイレTに接続する配管P7が設けられてい
る。ここで、雨水使用機器としては、公園の広場に設け
れれるスプリンクラーや公園に植樹された樹木への給水
ノズル(いずれも、図示略)を用いてもよい。
【0035】さらに、制御回路Cには、照度センサL、
照明灯D及び電源手段が接続される。本実施例では、電
源手段としては、太陽電池と、商用電源が使用されてい
る。太陽電地としてのソーラーパネルSPは、充電保護
制御回路4、DCをAC100Vに変換する単相インバ
ータ5を介して電源切替回路6に接続されている。充電
保護制御回路4には、バッテリーBが接続されている。
商用電源Eは、電源切替回路6に接続されている。充電
保護制御回路4、AC100Vの単相インバータ5及び
電源切替回路6はすべて制御回路Cの一部を成すもので
あるが、説明の便宜上分離して表現している。
【0036】本発明雨水リサイクルシステムの構成は、
以上の通りであるが、以下、その作用を述べる。公園P
の広場Aに降った雨は、広場Aの斜面を流れ、側溝Gに
集水される。集水された雨水は、側溝Gに沿って貯め升
Rに導かれる。そして、貯め升R内の雨水は配管P3を
介して貯留タンク1に貯えられる。
【0037】制御回路Cは、電源切替制御、サブタンク
への給水制御、撹拌・曝気制御、照明制御を行うが、以
下、これらの制御回路Cの制御フローと共に、本システ
ムの作用を説明する。
【0038】ソーラパネルSPには、充電保護回路を介
してバッテリーBが接続されているので、ソーラパネル
SPで発電された電気のうち余剰になった電気はバッテ
リーBに貯えられる。
【0039】図3は、電源切替制御を示すもので、スタ
ート当初は、ソーラパネルSPの電源が制御回路Cおよ
びこれへの接続機器に接続される。制御回路Cでは、太
陽電池に接続されたバッテリーの電圧が基準値以下であ
るか否かを常時検出し、バッテリーの電圧が基準値以上
のときには、この制御回路C自体とこれに接続される後
続機器、すなわち、開閉弁V、ポンプP及び照明灯Dを
太陽電池に接続し、バッテリーの電圧が基準値以下のと
きには、この制御回路C自体とこれに接続される後続機
器に商用電源を接続するよう構成している。
【0040】図4は、電源切替制御の他の実施例を示す
もので、電源切替制御に関連する部分のみを示してい
る。ソーラパネルSPは単相インバータ5を介して商用
電源連動回路7に接続されている。この商用電源連動回
路7には商用電源Eも接続されている。
【0041】ここで、商用電源連動回路7は、ソーラパ
ネルSPの発電量が余剰のときには、ソーラパネルSP
の発電により発生した余剰の電気を商用電源側に供給
し、ソーラパネルSPの発電量が不足するときには、商
用電源から電気の供給を受けるように構成されている。
つまり、この実施例では、太陽電池としてのソーラパネ
ルSPにより発生した余剰の電気を商用電源側に供給す
るため、商用電源側に供給した分だけ電気量のコストダ
ウンが図れる。
【0042】次に、図5により、サブタンク2への給水
制御について述べる。建屋H内のトイレを頻繁に使用す
るとサブタンク2内の水量が減少する。スタートする
と、サブタンク2内に設けたセンサS2から下限に至っ
た信号が発せられているか否かを判断する。センサS2
から下限に至った信号が発せられと、次に、貯留タンク
1が下限か否かを、つまり、貯留タンク1に設けたセン
サS1が下限に至った信号を発しているか否かを検出す
る。
【0043】センサS2、センサS1共に、下限に至っ
た信号が発せられると、バルブV3を開弁する。開弁後
は、サブタンク2内の水が上限に至った否かを判断す
る。バルブV3はサブタンク2内に設けたセンサS3が
上限に至った信号が発せられるまで、開弁状態が維持さ
れ、信号が発せられるとバルブV3は閉じられる。
【0044】一方、センサS2からは下限に至った信号
が発せられているが、センサS1からは下限に至った信
号が発せられていない場合は、貯留タンク1に雨水が十
分に溜まっていると判断し、ポンプPを給水状態モード
にセットする(この際、ポンプP給水状態のフラグが立
てられる)とともに、ポンプPを駆動する。ポンプPを
駆動の駆動は、サブタンク2内に設けたセンサS3が上
限値に至った信号が発せられるまで継続して行われる。
【0045】センサS3が上限値に至った信号が発せら
れると、ポンプPを停止するとともに、ポンプPの給水
状態解除モードにセットされる(この際、ポンプP給水
状態のフラグが解除される)。
【0046】ポンプPが運転されている間に、貯留タン
ク1内の雨水が下限値に至った時には、ポンプPを停止
するとともに、ポンプPの給水状態解除モードにセット
されるこの際、ポンプPが給水状態のフラグが解除され
る)。この場合は、サブタンク2に対する水の供給が完
了していないため、バルブV3による水道水の供給を開
始する。
【0047】次に図6により、ポンプPの撹拌・曝気制
御について説明する。この実施例では、単に雨水を貯え
るだけでは、水が劣化する恐れがあるため、攪拌するこ
とに加え、曝気して雨水内に酸素を混入させることで、
雨水の劣化を防止するものである。スタートした時点で
は、バルブV1が開で、バルブV2が閉になっている。
その後、間歇運転のための時間の計時を開始する。ま
ず、タイマーT1をリセットし、時間T1を計時する。
この計時の間に貯留タンク1内の雨水が下限に至った否
かを判断している。この理由は、貯留タンク1内の雨水
が少ないにも関わらず、ポンプPを駆動すれば、ポンプ
Pが故障する原因になるからである。
【0048】タイマーT1がタイムアップすると、ポン
プPがサブタンク2への給水状態にあるかどうかを判断
する。これは、前述の図5における、ポンプP給水状態
のフラグが立っているか否かで判断する。もし、フラグ
が立っておれば、フラグが解除されるまで、循環動作は
待機される。これは、サブタンク2への給水を優先させ
るためである。
【0049】フラグが立っていない場合には、バルブV
1を開とし、且つ、バルブV2を閉とする。そして、タ
イマーT2をリセットして撹拌時間の計時を開始する。
同時にポンプPを駆動する。タイマーT2がタイムアッ
プすると、ポンプPの駆動を停止する。この例の場合に
は、ポンプPがサブタンク2への給水作用と、循環作用
を兼ねるので、システムがコンパクトに構成でき、コス
トダウンも図れる。
【0050】ここで、撹拌機構は、必ずしも、供給ポン
プで兼ねる必要がなく、独立にポンプを設けてもよい。
貯留タンク1内において、バイパス配管P4の開口位置
を偏芯した位置に設けること、バイパス配管P4の軸線
をタンク底面に対して鋭角で交差するように設けるこ
と、あるいは、複数の羽を有するファンを回転可能に設
ける等内部で雨水を撹拌できるものであれば採用可能で
ある。
【0051】最後に、照明灯制御について説明する。照
明灯Dは、前述の他の機器と同様に、制御回路Cに接続
され、建屋Hに取り付けられた照度センサーLの信号を
受けてオン、オフが制御されるものである。
【0052】
【発明の効果】以上述べたごとく、請求項1の発明によ
れば、雨水を貯留する貯留タンクと、この貯留タンクに
配管を介して接続されると共に貯留タンクよりも高い位
置に設けられたサブタンクと、このサブタンクに設けら
れた液面センサーと、貯留タンクの雨水をサブタンクに
供給する供給ポンプと、サブタンクに接続される雨水使
用機器と、サブタンクに設けられた液面センサーの信号
に連動して供給ポンプを駆動制御する制御回路と、太陽
光を受光可能な部位に設けられ制御回路に接続された太
陽電池とで雨水リサイクルシステムを構成したので、天
然資源及び天然エネルギーの有効利用を図ることができ
る。
【0053】請求項2の発明では、制御回路を、サブタ
ンクに設けられた液面センサーの信号に連動して供給ポ
ンプを駆動制御すると共に、バッテリの電圧が基準値以
上のときには、制御回路に太陽電池を接続し、バッテリ
の電圧が基準値以下のときには、制御回路に商用電源を
接続するよう構成したので、天然資源及び天然エネルギ
ーの有効利用が図れ、加えて使用電気量の節約を可能に
することができる。
【0054】請求項3の発明では、制御回路を、サブタ
ンクに設けられた液面センサーの信号に連動して供給ポ
ンプを駆動制御すると共に、太陽電池の発電量が余剰の
ときには、太陽電池により発生した余剰の電気を商用電
源側に供給し、太陽電池の発電量が不足するときには、
商用電源から電気の供給を受けるように雨水リサイクル
システムを構成したので、天然資源及び天然エネルギー
の有効利用が図れるとともに、電気代をより一層節約す
ることができる。
【0055】請求項4の発明では、制御回路を、サブタ
ンクの第2の液面センサが下限信号を発し、且つ、貯留
タンクの第1の液面センサが下限信号を発したとき、水
道配管の開閉弁を開弁し、その後、サブタンクの第2の
液面センサが上限信号を発したときに、水道配管の開閉
弁を閉弁させ、サブタンクの第2の液面センサのみが下
限信号を発したとき、供給ポンプを駆動し、その後、液
面センサが上限信号を発したときに、供給ポンプを停止
させるように構成したので、天然資源及び天然エネルギ
ーの有効利用が図れるとともに、サブタンクへの雨水の
供給を自動的制御することができる。
【0056】請求項5の発明では、請求項1、2、3ま
たは4に記載した雨水リサイクルシステム発明におい
て、更に、貯留タンク内に貯留された雨水を攪拌させる
撹拌手段を設けたので、貯留タンク内に貯留された雨水
を内部で攪拌させることにより、前述の発明の効果に加
えて、雨水の劣化防止をも図ることができる。
【0057】請求項6の発明では、請求項5に記載した
雨水リサイクルシステムにおいて、攪拌手段を供給ポン
プの下流側に設けられ貯留タンクに接続されるバイパス
配管と、このバイパス配管の途中に設けられた開閉弁と
で構成し、制御回路を、所定時間間隔で開閉弁を開閉す
るよう構成したので、前述の発明の効果に加えて、供給
ポンプ自体で攪拌手段を兼用できるのでシステム全体の
コスト低減が図れる。
【0058】請求項7の発明では、請求項5に記載した
雨水リサイクルシステムにおいて、攪拌手段を供給ポン
プの下流側に設けられ貯留タンクに接続されるバイパス
配管と、このバイパス配管の途中に設けられた開閉弁と
で構成し、制御回路を、所定時間間隔で供給ポンプを駆
動すると共に開閉弁を開閉するよう構成し、且つ、サブ
タンクに設けられた液面センサーの信号に連動して供給
ポンプが駆動されている時は、供給が終了するまで開閉
弁の制御を待機させるように構成したので、前述の発明
の効果に加えて、供給ポンプ自体で循環手段を兼用で
き、しかも、供給ポンプの主たる役割であるサブタンク
への雨水の供給を優先させる事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明雨水リサイクルシステムの主要部を示す
全体斜視図である。
【図2】本発明雨水リサイクルシステムの構成機器の接
続関係を示す一部分断面図。
【図3】本発明雨水リサイクルシステムの制御回路のう
ちの電源切替回路のフローチャートである。
【図4】本発明雨水リサイクルシステムの制御回路のう
ちの電源切替回路の他の実施例である。
【図5】本発明雨水リサイクルシステムの制御回路のう
ちのサブタンクへの給水制御のフローチャートである。
【図6】本発明雨水リサイクルシステムの制御回路のう
ちの循環・曝気制御のフローチャートである。
【符合の説明】
1 貯留タンク 2 サブタンク C 制御回路 E 商用電源 H 建屋 P 供給ポンプ P4 バイパス配管 SP ソーラパネル S1、S2、S3 液面センサー V1、V2、V3 開閉弁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雨水を貯留する貯留タンクと、この貯留
    タンクに配管を介して接続されると共に貯留タンクより
    も高い位置に設けられたサブタンクと、このサブタンク
    に設けられた液面センサーと、貯留タンクの雨水をサブ
    タンクに供給する供給ポンプと、サブタンクに接続され
    る雨水使用機器と、サブタンクに設けられた液面センサ
    ーの信号に連動して供給ポンプを駆動制御する制御回路
    と、太陽光を受光可能な部位に設けられ制御回路に接続
    された太陽電池とで構成したことを特徴とする雨水リサ
    イクルシステム。
  2. 【請求項2】 雨水を貯留する貯留タンクと、この貯留
    タンクに配管を介して接続されると共に貯留タンクより
    も高い位置に設けられたサブタンクと、このサブタンク
    に設けられた液面センサーと、貯留タンクの雨水をサブ
    タンクに供給する供給ポンプと、サブタンクに接続され
    る雨水使用機器と、接続機器を制御する制御回路と、太
    陽光を受光可能な部位に設けられ制御回路に接続された
    太陽電池と、この太陽電池に接続されたバッテリと、制
    御回路に太陽電池と並列に接続された商用電源とで構成
    し、前記制御回路を、サブタンクに設けられた液面セン
    サーの信号に連動して供給ポンプを駆動制御すると共
    に、バッテリの電圧が基準値以上のときには、制御回路
    に太陽電池を接続し、バッテリの電圧が基準値以下のと
    きには、制御回路に商用電源を接続するよう構成したこ
    とを特徴とする雨水リサイクルシステム。
  3. 【請求項3】 雨水を貯留する貯留タンクと、この貯留
    タンクに配管を介して接続されると共に貯留タンクより
    も高い位置に設けられたサブタンクと、このサブタンク
    に設けられた液面センサーと、貯留タンクの雨水をサブ
    タンクに供給する供給ポンプと、サブタンクに接続され
    る雨水使用機器と、接続機器を制御する制御回路と、太
    陽光を受光可能な部位に設けられ制御回路に接続された
    太陽電池と、制御回路に太陽電池と並列に接続された商
    用電源とで構成し、前記制御回路を、サブタンクに設け
    られた液面センサーの信号に連動して供給ポンプを駆動
    制御すると共に、太陽電池の発電量が余剰のときには、
    太陽電池により発生した余剰の電気を商用電源側に供給
    し、太陽電池の発電量が不足するときには、商用電源か
    ら電気の供給を受けるように構成したことを特徴とする
    雨水リサイクルシステム。
  4. 【請求項4】 雨水を貯留する貯留タンクと、この貯留
    タンクに設けられた第1の液面センサと、貯留タンクに
    配管を介して接続されると共に貯留タンクよりも高い位
    置に設けられたサブタンクと、このサブタンクに設けら
    れた第2の液面センサーと、サブタンクに接続された開
    閉弁付きの水道配管と、貯留タンクの雨水をサブタンク
    に供給する供給ポンプと、サブタンクに接続される雨水
    使用機器と、接続機器を制御する制御回路と、太陽光を
    受光可能な部位に設けられ制御回路に接続された太陽電
    池とで構成し、前記制御回路を、サブタンクの第2の液
    面センサが下限信号を発し、且つ、貯留タンクの第1の
    液面センサが下限信号を発したとき、水道配管の開閉弁
    を開弁し、その後、サブタンクの第2の液面センサが上
    限信号を発したときに、水道配管の開閉弁を閉弁させ、
    サブタンクの第2の液面センサのみが下限信号を発した
    とき、供給ポンプを駆動し、その後、液面センサが上限
    信号を発したときに、供給ポンプを停止させるように構
    成したことを特徴とする雨水リサイクルシステム。
  5. 【請求項5】 貯留タンクには、この貯留タンク内に貯
    留された雨水を攪拌させる撹拌手段を設けたことを特徴
    とする請求項1、2、3または4記載の雨水リサイクル
    システム。
  6. 【請求項6】 撹拌手段を供給ポンプの下流側に設けら
    れ貯留タンクに接続されるバイパス配管と、このバイパ
    ス配管の途中に設けられた開閉弁とで構成し、制御回路
    を所定時間間隔で開閉弁を開閉するよう構成したことを
    特徴とする請求項5記載の雨水リサイクルシステム。
  7. 【請求項7】 撹拌手段を供給ポンプの下流側に設けら
    れ貯留タンクに接続されるバイパス配管と、このバイパ
    ス配管の途中に設けられた開閉弁とで構成し、制御回路
    を、所定時間間隔で供給ポンプを駆動すると共に開閉弁
    を開閉するよう構成し、且つ、サブタンクに設けられた
    液面センサーの信号に連動して供給ポンプが駆動されて
    いる時は、供給が終了するまで開閉弁の制御を待機させ
    るように構成したことを特徴とする請求項5記載の雨水
    リサイクルシステム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108951414A (zh) * 2018-07-27 2018-12-07 张凤仪 一种城市高架桥上能源利用系统

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