JPH10218893A - 5−フルオロウラシルを含むオリゴヌクレオチドおよびその製 造法 - Google Patents
5−フルオロウラシルを含むオリゴヌクレオチドおよびその製 造法Info
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- JPH10218893A JPH10218893A JP30807394A JP30807394A JPH10218893A JP H10218893 A JPH10218893 A JP H10218893A JP 30807394 A JP30807394 A JP 30807394A JP 30807394 A JP30807394 A JP 30807394A JP H10218893 A JPH10218893 A JP H10218893A
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Abstract
(57)【要約】
5−フルオロウラシルを含有し,抗ガン活性の強いオリ
ゴヌクレオチドを提供する 【目的】 制ガン剤およびその製造 【構成】 5−フルオロウラシルを含むヌクレオシド
を用いてオリゴヌクレオチドを得る。このオリゴヌクレ
オチドは,抗ガン剤として使用される。
ゴヌクレオチドを提供する 【目的】 制ガン剤およびその製造 【構成】 5−フルオロウラシルを含むヌクレオシド
を用いてオリゴヌクレオチドを得る。このオリゴヌクレ
オチドは,抗ガン剤として使用される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,活性は高く,毒性の低
減された抗ガン剤に関する。
減された抗ガン剤に関する。
【0002】
【従来の技術】抗ガン剤には,アルキル化剤,抗生物
質,代謝拮抗剤等がある。その中でも5−フルオロウラ
ジル(5FU)およびそのマスク型化合物は数多く研究
されている。1−ヘキシルカルバモイル−5−フルオロ
ウラシル,,1−テトラヒドロフリル−5FU,5−デ
オキシ−5−フルオロウリジン(dFU)が臨床で利用
されている。5−フルオロウリジン(FU),5−フル
オロ−2’−デオキシウリジン(dFU)のアシル基で
マスクされた化合物も研究されているが,今だ臨床には
使用されていない。
質,代謝拮抗剤等がある。その中でも5−フルオロウラ
ジル(5FU)およびそのマスク型化合物は数多く研究
されている。1−ヘキシルカルバモイル−5−フルオロ
ウラシル,,1−テトラヒドロフリル−5FU,5−デ
オキシ−5−フルオロウリジン(dFU)が臨床で利用
されている。5−フルオロウリジン(FU),5−フル
オロ−2’−デオキシウリジン(dFU)のアシル基で
マスクされた化合物も研究されているが,今だ臨床には
使用されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】5−フルオロウリジ
ン,5−フルオロ−2’−デオキシウリジンは,抗ガン
活性が高いにも係わらず,臨床に使用されない原因は,
毒性が高いことにある。これら化合物は,すぐにRNA
にとりこまれて蛋白合成を阻害する。又チミジレートミ
ンセターゼを阻害するためである。そこで,5FUより
も5FUのマスク型がより多く使われるように,FU,
dFUをマスクすることが望ましい。マスクされた化合
物自体は,抗ガン活性も毒性もない。ところが,マスク
がはずれた物質は抗ガン活性が出る。
ン,5−フルオロ−2’−デオキシウリジンは,抗ガン
活性が高いにも係わらず,臨床に使用されない原因は,
毒性が高いことにある。これら化合物は,すぐにRNA
にとりこまれて蛋白合成を阻害する。又チミジレートミ
ンセターゼを阻害するためである。そこで,5FUより
も5FUのマスク型がより多く使われるように,FU,
dFUをマスクすることが望ましい。マスクされた化合
物自体は,抗ガン活性も毒性もない。ところが,マスク
がはずれた物質は抗ガン活性が出る。
【0004】従来アシル基でマスクされた化合物が数多
く使われてきたが,アシル基は生体内に大量に存在する
リバーゼにより,すぐ加水分解されてその機能を発揮さ
れていない。そこで,本発明者は,リン酸結合でFU,
ないしdFUを結合したオリゴマーを作れば,アシル基
のように容易には切れず,それ自体は毒性がなく,切れ
た後の化合物:5FU,dFUR,5−フルオロウリジ
ン酸(FUP),5−フルオロ−2’−デオキウリジル
酸(dFUP)は,いずれも抗ガン活性は強いので,活
性が強くて毒性の少ない化合物を製造し得ると考えた。
またグアノシンをFU,dFUと混合して投与すると抗
ガン効果が増強することが知られている。そこで,グア
ノシンを含む5−FUオリゴヌクレオチドも効果があ
る。また2−シアノ−2’−デオキシ−1−β−アラビ
ノフラノシルシトシン(CNDAC),アラビノフラノ
シルシトシン(AraC),2’−テオキシメチリデン
シチジン(DMDC)を1成分として加えることも効果
がある。
く使われてきたが,アシル基は生体内に大量に存在する
リバーゼにより,すぐ加水分解されてその機能を発揮さ
れていない。そこで,本発明者は,リン酸結合でFU,
ないしdFUを結合したオリゴマーを作れば,アシル基
のように容易には切れず,それ自体は毒性がなく,切れ
た後の化合物:5FU,dFUR,5−フルオロウリジ
ン酸(FUP),5−フルオロ−2’−デオキウリジル
酸(dFUP)は,いずれも抗ガン活性は強いので,活
性が強くて毒性の少ない化合物を製造し得ると考えた。
またグアノシンをFU,dFUと混合して投与すると抗
ガン効果が増強することが知られている。そこで,グア
ノシンを含む5−FUオリゴヌクレオチドも効果があ
る。また2−シアノ−2’−デオキシ−1−β−アラビ
ノフラノシルシトシン(CNDAC),アラビノフラノ
シルシトシン(AraC),2’−テオキシメチリデン
シチジン(DMDC)を1成分として加えることも効果
がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の化合物は,F
U,dFUの水酸基の1個ないし2個とリン酸エステル
結合で結合した化合物を合成すればよい。リン酸結合を
つくる方法は,ジエステル法,トリエステル法,ホスホ
アミダイト法が知られている。実施例1−14でホスホ
アミダイト法の例をしめす。β−シアノエチル−N.N
−ジイソプロピルクロロホスホアミダイトをヌクレオシ
ドの1つの水酸基と反応させておき,他のヌクレオシド
の水酸基と反応させた後,ヨードで酸化後,保護基を脱
離させた。また,実施例15−19でトリエステル法の
例を示す。選択的に保護されたヌクレオシドの2−クロ
ロフエニルリン酸エステルと選択的にほごされたヌクレ
オシドを脱水剤,例えばトリイソプロピルベンゼンスル
ホニルクロリドを用いて縮合させた後,保護基を脱離し
て目的物を得る。又,リン酸結合のP=OがP=S結合
になった場合には,3価のリンを酸化する時硫黄で酸化
する方法で合成することができる。又,ピロリン酸結合
をもつ場合には,5−フルオロウリジル酸,5−フルオ
ロテオキウリジル酸類にカルボジイミダゾールを作用さ
せればよい。トリヌクレオチド,テトラヌクレオチドの
場合には,ジヌクレオチドの方法を繰り返すことによっ
て,目的物を得ることができる。 固層法をもちいるこ
とも良い。
U,dFUの水酸基の1個ないし2個とリン酸エステル
結合で結合した化合物を合成すればよい。リン酸結合を
つくる方法は,ジエステル法,トリエステル法,ホスホ
アミダイト法が知られている。実施例1−14でホスホ
アミダイト法の例をしめす。β−シアノエチル−N.N
−ジイソプロピルクロロホスホアミダイトをヌクレオシ
ドの1つの水酸基と反応させておき,他のヌクレオシド
の水酸基と反応させた後,ヨードで酸化後,保護基を脱
離させた。また,実施例15−19でトリエステル法の
例を示す。選択的に保護されたヌクレオシドの2−クロ
ロフエニルリン酸エステルと選択的にほごされたヌクレ
オシドを脱水剤,例えばトリイソプロピルベンゼンスル
ホニルクロリドを用いて縮合させた後,保護基を脱離し
て目的物を得る。又,リン酸結合のP=OがP=S結合
になった場合には,3価のリンを酸化する時硫黄で酸化
する方法で合成することができる。又,ピロリン酸結合
をもつ場合には,5−フルオロウリジル酸,5−フルオ
ロテオキウリジル酸類にカルボジイミダゾールを作用さ
せればよい。トリヌクレオチド,テトラヌクレオチドの
場合には,ジヌクレオチドの方法を繰り返すことによっ
て,目的物を得ることができる。 固層法をもちいるこ
とも良い。
【0006】本発明の方法に得られる化合物は,5−フ
ルオロ−2’−デオオキシウリジニル(5’→5’)−
5−フルオロウリジン,5−フルオロウリジニル(5’
−β−シアノエチル−5’−)−5−フルオロウリジ
ン,5−フルオロウリジニル(5’→5’)−5−フル
オロウリジン,5−フルオロ−2’−デオキシウリジニ
ル(3’−β−シアノエチル−5’)−5−フルオロウ
リジン,5−フルオロ−2’−デオキシウリジニル
(5’→5’),P=S)−5−フルオロウリジンなど
がある。FU,dFUとウリジン(U),グアノシン
(G),チミン(T),シトシン(C),アラビノシル
シトシン(AraC),2’−シアノ−2’−デオキシ
アラビノシルシトシン(CNDAC),2’−デオキシ
メチリデンシチデン(DMDC)が結合したジヌクレオ
チド,トリヌクレオチドなどがある。又,FUに2つの
dFUが結合したビス(5−フルオロ−2’−デオキシ
ウリジニル(3’→5’)(5’→5’)−5−フルオ
ロウリジン,1つのdFUに2つのFUがついたビス
(5−フルオロウリジニル(3’→5’)(5’→
5’)−5−フルオロ−2’−デオキシウリジン,(F
U(3’−5’)dFU(3’−5’)FU),FU
(5’−5’)CNDAC(3’−5’),CNDAC
に2つのFU又はdFUがついたFU−CNDAC−F
U,dFU−CNDAC−FUなどがある。又,FUと
FU,FUとdFUがピロリン酸結合した化合物,例え
ばP’−(グアノシン−5’−)P2−(5−フルオロ
ウリジン−5’)ピロホスフェート,P’−(5−フル
オロウリジン−5’)−P2−(5−フルオロ−2−デ
オキシウリジン−3)ピロホスフェート,P1−(5−
フルオロウリジン−5’)P2(5−フリオロ−2’−
デオキシウリジン−3’)−P2−(5−フルオロウリ
ジン−5’)ピロホスフェートがある。
ルオロ−2’−デオオキシウリジニル(5’→5’)−
5−フルオロウリジン,5−フルオロウリジニル(5’
−β−シアノエチル−5’−)−5−フルオロウリジ
ン,5−フルオロウリジニル(5’→5’)−5−フル
オロウリジン,5−フルオロ−2’−デオキシウリジニ
ル(3’−β−シアノエチル−5’)−5−フルオロウ
リジン,5−フルオロ−2’−デオキシウリジニル
(5’→5’),P=S)−5−フルオロウリジンなど
がある。FU,dFUとウリジン(U),グアノシン
(G),チミン(T),シトシン(C),アラビノシル
シトシン(AraC),2’−シアノ−2’−デオキシ
アラビノシルシトシン(CNDAC),2’−デオキシ
メチリデンシチデン(DMDC)が結合したジヌクレオ
チド,トリヌクレオチドなどがある。又,FUに2つの
dFUが結合したビス(5−フルオロ−2’−デオキシ
ウリジニル(3’→5’)(5’→5’)−5−フルオ
ロウリジン,1つのdFUに2つのFUがついたビス
(5−フルオロウリジニル(3’→5’)(5’→
5’)−5−フルオロ−2’−デオキシウリジン,(F
U(3’−5’)dFU(3’−5’)FU),FU
(5’−5’)CNDAC(3’−5’),CNDAC
に2つのFU又はdFUがついたFU−CNDAC−F
U,dFU−CNDAC−FUなどがある。又,FUと
FU,FUとdFUがピロリン酸結合した化合物,例え
ばP’−(グアノシン−5’−)P2−(5−フルオロ
ウリジン−5’)ピロホスフェート,P’−(5−フル
オロウリジン−5’)−P2−(5−フルオロ−2−デ
オキシウリジン−3)ピロホスフェート,P1−(5−
フルオロウリジン−5’)P2(5−フリオロ−2’−
デオキシウリジン−3’)−P2−(5−フルオロウリ
ジン−5’)ピロホスフェートがある。
【0007】
【作用】抗ガン作用がある。人間の胃ガンの培養細胞で
カトウIIIに対して,強い増殖抑制作用がある。又
人間の大腸ガン(LS174T)に対して,効果をしめ
す。従って,人ガンに対して,効果があることが判明し
た。
カトウIIIに対して,強い増殖抑制作用がある。又
人間の大腸ガン(LS174T)に対して,効果をしめ
す。従って,人ガンに対して,効果があることが判明し
た。
【0008】
【実施例1】2’,3’−0−イソプリピリデン−5−
0−(β−シアノエチル−N.N−ジイソプロビルアミ
ノホスフィチル)5−フルオルウリジン(9) 2’,3’−0−イソプロビリデン−5−フルオロウリ
ジン(0.68mmol,206.6mg)を無水アセ
ニトリル5m1に溶解させ,エチルジイソプルアミン
(2.72mmol,351.56mg)を加え,0℃
に反応系を保ちながら,β−シアノエチル−N,N−ジ
イソプロピルクロロフォスホロアミダイト(1.36m
mol,323.5mg)を加え窒素雰囲気下,室温で
1時間反応させる。白色アモルファスとして化合物9
(314.3mg,92%)を得た。 Rf=0.7(AcDFt:ベンゼン1 :1)
0−(β−シアノエチル−N.N−ジイソプロビルアミ
ノホスフィチル)5−フルオルウリジン(9) 2’,3’−0−イソプロビリデン−5−フルオロウリ
ジン(0.68mmol,206.6mg)を無水アセ
ニトリル5m1に溶解させ,エチルジイソプルアミン
(2.72mmol,351.56mg)を加え,0℃
に反応系を保ちながら,β−シアノエチル−N,N−ジ
イソプロピルクロロフォスホロアミダイト(1.36m
mol,323.5mg)を加え窒素雰囲気下,室温で
1時間反応させる。白色アモルファスとして化合物9
(314.3mg,92%)を得た。 Rf=0.7(AcDFt:ベンゼン1 :1)
【0009】
【実施例2】3’−0−アセチル−2’−デオキシウリ
ジニル(5’−β−シアノエチル−5’)−2’,3’
−0−イソプロピリデン−5−フルオロウリジン(1
0) 化合物9(0.625mmol,314.3mg)をT
HF2mlに溶解させ,3’−0−アセチル−2’−デ
オキシウリジン(0.375mmol,108,17m
g)IH−テトラゾール(2.5mmol,175.1
mg)を加え,窒素雰囲気下,室温で10分間反応させ
た。そして0.5Mのヨウ素溶液(溶媒:ピリジン:T
HF:H2O=1:1:1)をヨウ素の色が消えてなく
なるまで加え,室温で30分間撹拌した。白色アモルフ
ァスとして化合物10(229.8mg,87%)を得
た。 Rf=0.3(CH2Cl2=20:1),mp・・・
125℃,NMR(CDCl3) δ[PPm]=1.35,2.12,2.29〜2.3
5,2.44〜2.51,2.85〜2.89,3.7
3〜3.77,4.31〜4.39,5.01〜5.0
5,5.29,5.69,6.24〜6.29,7.7
0〜7.80 IR(CHCl3.cm−1):3000,2358,
I708,1668,1471,1367,1240,
1029
ジニル(5’−β−シアノエチル−5’)−2’,3’
−0−イソプロピリデン−5−フルオロウリジン(1
0) 化合物9(0.625mmol,314.3mg)をT
HF2mlに溶解させ,3’−0−アセチル−2’−デ
オキシウリジン(0.375mmol,108,17m
g)IH−テトラゾール(2.5mmol,175.1
mg)を加え,窒素雰囲気下,室温で10分間反応させ
た。そして0.5Mのヨウ素溶液(溶媒:ピリジン:T
HF:H2O=1:1:1)をヨウ素の色が消えてなく
なるまで加え,室温で30分間撹拌した。白色アモルフ
ァスとして化合物10(229.8mg,87%)を得
た。 Rf=0.3(CH2Cl2=20:1),mp・・・
125℃,NMR(CDCl3) δ[PPm]=1.35,2.12,2.29〜2.3
5,2.44〜2.51,2.85〜2.89,3.7
3〜3.77,4.31〜4.39,5.01〜5.0
5,5.29,5.69,6.24〜6.29,7.7
0〜7.80 IR(CHCl3.cm−1):3000,2358,
I708,1668,1471,1367,1240,
1029
【0010】
【実施例3】3’−0−アセチル−2’−デオキシ−5
−フルオロウリジニル(5’−β−シアノエチル−
5’)−5−フルオロウリジン(11)化合物 10
(0.146mmol,102.8mg)を80%酢酸
10mlに溶解させ,1時間加熱還流を行った。減圧
下,酢酸を除去後その残渣を少量のメタノールに溶解さ
せ,エーテル中に滴下し再沈殿させることにより,白色
堅いとして化合物11(93mg,96%)を得た。R
f=0.2(CH2Cl2:MeOH=10:1)m
p.132℃
−フルオロウリジニル(5’−β−シアノエチル−
5’)−5−フルオロウリジン(11)化合物 10
(0.146mmol,102.8mg)を80%酢酸
10mlに溶解させ,1時間加熱還流を行った。減圧
下,酢酸を除去後その残渣を少量のメタノールに溶解さ
せ,エーテル中に滴下し再沈殿させることにより,白色
堅いとして化合物11(93mg,96%)を得た。R
f=0.2(CH2Cl2:MeOH=10:1)m
p.132℃
【0011】
【実施例4】5−フルオロ−2’−テオキシウリジニル
(5’→5’)−5−フルオロウリジン(1)化合物1
1(0.11mmol,72.9mg)をメタノール1
mlに溶解させ,10%水酸化ナトリウム水溶液150
μl加えて,室温で30分間撹拌させた。減圧下溶媒を
除去し,その残渣を少量の水に溶解させ,陽性イオン交
換樹脂により精製を行い,メタノール/エーテル系より
再沈殿を行うことにより,白色固体として化合物1 5
7.7mg,92%)を得た。Rf=0.5(iPrO
H:NH3水:H2O=7:1:2,mp=143,1
45℃,NMR(CD3OD)δ[ppm]=2.11
〜2.25(2H,m,FUdR”−H),4.01〜
4.24(8H,m,FUR3,4,5−H,FUdR
−3,4,5−H),4.34〜4.39(IH,m,
FUR2−H),5.81(IH,br,FUR1−
H),6.20(IH,t,J=6.5Hz,FUdR
1−H),7.85〜7.88(2H,d,J=6.5
HZ,FUR6−H,FudR6−H),IR(NaC
l,cm−1):3583,2927,1708,12
65,1112,1054
(5’→5’)−5−フルオロウリジン(1)化合物1
1(0.11mmol,72.9mg)をメタノール1
mlに溶解させ,10%水酸化ナトリウム水溶液150
μl加えて,室温で30分間撹拌させた。減圧下溶媒を
除去し,その残渣を少量の水に溶解させ,陽性イオン交
換樹脂により精製を行い,メタノール/エーテル系より
再沈殿を行うことにより,白色固体として化合物1 5
7.7mg,92%)を得た。Rf=0.5(iPrO
H:NH3水:H2O=7:1:2,mp=143,1
45℃,NMR(CD3OD)δ[ppm]=2.11
〜2.25(2H,m,FUdR”−H),4.01〜
4.24(8H,m,FUR3,4,5−H,FUdR
−3,4,5−H),4.34〜4.39(IH,m,
FUR2−H),5.81(IH,br,FUR1−
H),6.20(IH,t,J=6.5Hz,FUdR
1−H),7.85〜7.88(2H,d,J=6.5
HZ,FUR6−H,FudR6−H),IR(NaC
l,cm−1):3583,2927,1708,12
65,1112,1054
【0012】
【実施例5】2’,3’−0−イソプロピリデン−5−
フルオロウリジニン(5’−β−シアノエチル)−
2’,3’−0−イソプロピリデン−5−フルオロウリ
ジン(12)化合物5(0.47mmol,142.0
3mg)をTHF3mlに溶解させ,エチルジイソプロ
ピルアミン(1.034mml,133.64mg)を
加え.反応系を−78℃に保つ。これにβ−シアノエチ
ルホスホロジクロリダイト(0.258mmol,4
4.4mg)を加え,窒素雰囲気下−78℃で30分間
反応させ,次いで0.5Mのヨウ素溶液(溶媒・・・ピ
リジン:THF:H2O=1:1:1)を反応系に黄色
が消えなくなるまで加え,室温で30分間反応させた。
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで単離精製するこ
とにより,白色アモルファスとして化合物12(13
1.9mg,80%)を得た。 Rf=0.2(CH2Cl2:MeOH=20:1)m
p.131〜133℃(CH2Cl−Et2O系より再
沈殿)NMR(CDCl3,TMS)δ[ppm]=
1.33,1.54,2.78,4.26〜4.34,
4.85,5.02,5.63,7.49〜7.53,
元素分析:計算値 C:45.07 H:4.48
N:9.73 実験値 C:45.14 H:4.52
N:9.44
フルオロウリジニン(5’−β−シアノエチル)−
2’,3’−0−イソプロピリデン−5−フルオロウリ
ジン(12)化合物5(0.47mmol,142.0
3mg)をTHF3mlに溶解させ,エチルジイソプロ
ピルアミン(1.034mml,133.64mg)を
加え.反応系を−78℃に保つ。これにβ−シアノエチ
ルホスホロジクロリダイト(0.258mmol,4
4.4mg)を加え,窒素雰囲気下−78℃で30分間
反応させ,次いで0.5Mのヨウ素溶液(溶媒・・・ピ
リジン:THF:H2O=1:1:1)を反応系に黄色
が消えなくなるまで加え,室温で30分間反応させた。
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで単離精製するこ
とにより,白色アモルファスとして化合物12(13
1.9mg,80%)を得た。 Rf=0.2(CH2Cl2:MeOH=20:1)m
p.131〜133℃(CH2Cl−Et2O系より再
沈殿)NMR(CDCl3,TMS)δ[ppm]=
1.33,1.54,2.78,4.26〜4.34,
4.85,5.02,5.63,7.49〜7.53,
元素分析:計算値 C:45.07 H:4.48
N:9.73 実験値 C:45.14 H:4.52
N:9.44
【0013】
【実施例6】5−フルオロウリジニル(5’−β−シア
ノエチル−5’)−5−フルオロウリジン(13) 化合物(12)(0.41mmol,99.1mg)を
80%酢酸5mlに溶解させ1時間加熱還流を行い,減
圧下加熱乾燥を行うことにより,白色アモルファスとし
て化合物13(91mg,定量的)を得た。 Rf=0.55(CHCl2:MeOH=3:1) N
MR(CD3OD) δ[ppm]=2.84,4.0
7〜4.17,4.25〜4.34,5.65〜5.6
9,7.72
ノエチル−5’)−5−フルオロウリジン(13) 化合物(12)(0.41mmol,99.1mg)を
80%酢酸5mlに溶解させ1時間加熱還流を行い,減
圧下加熱乾燥を行うことにより,白色アモルファスとし
て化合物13(91mg,定量的)を得た。 Rf=0.55(CHCl2:MeOH=3:1) N
MR(CD3OD) δ[ppm]=2.84,4.0
7〜4.17,4.25〜4.34,5.65〜5.6
9,7.72
【0014】
【実施例7】5−フルオロウリジニル(5’→5’)−
5−フルオロウリジン(2) 化合物13(0.11mmol,70.2mg)をメタ
ノール3mlに溶解させ,10%水酸化ナトリウム水溶
液を150μlを加え,室温で1時間反応させた後,溶
媒を減圧下,留去して得られた残渣を少量の水に溶解さ
せ陽イオン交換樹脂(アンバーライト)により精製を行
う。溶媒を除去した後,減圧下での加熱乾燥しにより白
色アモルファスとして化合物2(60.1mg,93
%)を得た。 Rf=0.35(iPrOH:NH4OH:H2O=
7:1:2) NMR(CD3OD) δ[ppm]=
4.10〜4.17,4.22〜4.31,5.83,
7.90
5−フルオロウリジン(2) 化合物13(0.11mmol,70.2mg)をメタ
ノール3mlに溶解させ,10%水酸化ナトリウム水溶
液を150μlを加え,室温で1時間反応させた後,溶
媒を減圧下,留去して得られた残渣を少量の水に溶解さ
せ陽イオン交換樹脂(アンバーライト)により精製を行
う。溶媒を除去した後,減圧下での加熱乾燥しにより白
色アモルファスとして化合物2(60.1mg,93
%)を得た。 Rf=0.35(iPrOH:NH4OH:H2O=
7:1:2) NMR(CD3OD) δ[ppm]=
4.10〜4.17,4.22〜4.31,5.83,
7.90
【0015】
【実施例8】3’−(β−シアノエチル−N.N−ジイ
ソプロピルアミノ)−ホスフィチル−5’−0−トリチ
ル−5−フルオロ−2’−デキオキシウリジン(14) 5’−0−トリチル−5−フルオロ−2’−デオキシウ
リジン(0.692mmol,338.1mg)を無水
アセトニトリル3mlに溶解させ,エチルジイソプロピ
ルアミン(1.6mmol,206.8mg),β−シ
アノエチル−N.N−ジイソプロピルクロロホスホロア
ミダイト(0.801mmol.189.51mg)を
加え,室温で30分間反応させた。シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで単離精製することにより,白色アモ
ルファスとして化合物14(404mg,85%)を得
た。Rf=0.8(AcDEt:Benzene=1:
1)
ソプロピルアミノ)−ホスフィチル−5’−0−トリチ
ル−5−フルオロ−2’−デキオキシウリジン(14) 5’−0−トリチル−5−フルオロ−2’−デオキシウ
リジン(0.692mmol,338.1mg)を無水
アセトニトリル3mlに溶解させ,エチルジイソプロピ
ルアミン(1.6mmol,206.8mg),β−シ
アノエチル−N.N−ジイソプロピルクロロホスホロア
ミダイト(0.801mmol.189.51mg)を
加え,室温で30分間反応させた。シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで単離精製することにより,白色アモ
ルファスとして化合物14(404mg,85%)を得
た。Rf=0.8(AcDEt:Benzene=1:
1)
【0016】
【実施例9】5’−0−トリチル−5−フルオロ−2’
−デオキシウリジニル(3’−β−シアノエチル−
5’)−2’,3’−0−イソプロピリテン−5−フル
オロウリジン(15) 化合物14(0,587mmol,404mg)を無水
THF5mlに溶解させ,2’,3’−0−イソプロピ
リデン−5−フルオロウリジン(5)(0.411mm
ol,124.11mg),IH−テトロゾール(2.
348mmol,164.48mg)を加えて,室温で
30分間反応させた。その後,0.5Mのヨウ素溶液
(溶媒・・・プリジン:THF:H2O=1:1:1)
を反応系が黄色を帯びるまで加え,室温で1時間反応さ
せる。シリカゲルカラムクロカトグラフィーで単離精製
することにより,白色アモルファスとして化合物15
(305.27mg,82%)を得た。 Rf=0.50(CH2Cl2::MeOH==10:
1) NMR(CDCl3,TMS) δ[ppm]=
1.30,1.52,2.38,2.63〜2.75,
3.34〜3.51,4.13〜4.33,4.85,
5.03,5.21,5.54,6.26,7.21〜
7.40,7.70〜7.73
−デオキシウリジニル(3’−β−シアノエチル−
5’)−2’,3’−0−イソプロピリテン−5−フル
オロウリジン(15) 化合物14(0,587mmol,404mg)を無水
THF5mlに溶解させ,2’,3’−0−イソプロピ
リデン−5−フルオロウリジン(5)(0.411mm
ol,124.11mg),IH−テトロゾール(2.
348mmol,164.48mg)を加えて,室温で
30分間反応させた。その後,0.5Mのヨウ素溶液
(溶媒・・・プリジン:THF:H2O=1:1:1)
を反応系が黄色を帯びるまで加え,室温で1時間反応さ
せる。シリカゲルカラムクロカトグラフィーで単離精製
することにより,白色アモルファスとして化合物15
(305.27mg,82%)を得た。 Rf=0.50(CH2Cl2::MeOH==10:
1) NMR(CDCl3,TMS) δ[ppm]=
1.30,1.52,2.38,2.63〜2.75,
3.34〜3.51,4.13〜4.33,4.85,
5.03,5.21,5.54,6.26,7.21〜
7.40,7.70〜7.73
【0017】
【実施例10】5−フルオロ−2’−デオキソウリジニ
ル(3’−β−シアノエチル−5’−)−5−フルオロ
ウリジン(16)化合物15(0.123mmol,1
11.1mg)を80%酢酸に溶解させて1時間加熱還
流を行った後,減圧下で酢酸を留去させる。得られた残
渣に水を加え,不溶物をセライトで濾過により除去し,
その濾液を減圧濃縮し得られた残渣をメタノールエーテ
ル系により再沈殿を行うことにより,白色固体として化
合物16(72.03mg,)$%)が得られた。Rf
=0.03(CH2Cl2:MeOH=10:1 m
p.139〜142℃
ル(3’−β−シアノエチル−5’−)−5−フルオロ
ウリジン(16)化合物15(0.123mmol,1
11.1mg)を80%酢酸に溶解させて1時間加熱還
流を行った後,減圧下で酢酸を留去させる。得られた残
渣に水を加え,不溶物をセライトで濾過により除去し,
その濾液を減圧濃縮し得られた残渣をメタノールエーテ
ル系により再沈殿を行うことにより,白色固体として化
合物16(72.03mg,)$%)が得られた。Rf
=0.03(CH2Cl2:MeOH=10:1 m
p.139〜142℃
【0018】
【実施例11】5−フルオロ−2’−テオキシウリジニ
ル(3’→5’)−5−フルオロウリジン(3)化合物
16(0.108mmol,67.2mg)をメタノー
ル2mlに溶解し,10%水酸化ナトリウム水溶液15
0μlを加え,室温30分反応させた。反応後,減圧下
で溶媒を除去し得られた残渣を少量の水に溶解し,陽イ
オン交換樹脂(アンバーライト)により精製を行い,メ
タノールエーテル系により再沈殿を行うことにより,白
色固体として化合物3(54.9mg,89%)を得
た。 Rf=0.45(IPrOH:NH4OH:H2O=
7:1:2) mp 148〜150℃ NMR(CD
3OD) δ[ppm]=2.15〜2.23,2.4
0〜2.44,3.58〜3.66,3.97〜4.1
5,5.75,6.06,7.84〜7.90
ル(3’→5’)−5−フルオロウリジン(3)化合物
16(0.108mmol,67.2mg)をメタノー
ル2mlに溶解し,10%水酸化ナトリウム水溶液15
0μlを加え,室温30分反応させた。反応後,減圧下
で溶媒を除去し得られた残渣を少量の水に溶解し,陽イ
オン交換樹脂(アンバーライト)により精製を行い,メ
タノールエーテル系により再沈殿を行うことにより,白
色固体として化合物3(54.9mg,89%)を得
た。 Rf=0.45(IPrOH:NH4OH:H2O=
7:1:2) mp 148〜150℃ NMR(CD
3OD) δ[ppm]=2.15〜2.23,2.4
0〜2.44,3.58〜3.66,3.97〜4.1
5,5.75,6.06,7.84〜7.90
【0019】
【実施例12】3’−0−アセチル−2’−テオキシ−
5−フルオロウリジニル(5’−β−シアノエチル−
5’,P=S)−2’,3’−0−イソプロプリデン−
5−フルオロウリジン(17)2’,3’−0−イソプ
ロプリデン−5’−0−(β−シアノエチル−N.N−
ジイソプロピルアミノ)−ホスフィチル−5−フルオロ
ウリジン0.982mmol,493.6mg)を無水
THF5mlに溶解させ,3’−0−アセチル−5−フ
ルオロ−2’−デオキシウリジン(0.589mmo
l,169.9mg),IH−テトラゾール(3.92
8mmol,275.16mg)を加え,窒素雰囲気
下,室温で20分間反応させた。そしてさらに,硫黄
(2,946mmol,94.45mg)を加え,室温
で2時間反応させた。シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーで単離精製することにより,白色アモルファスとし
て化合物17(331.5mg,78%)を得た。 Rf=0.40(CH2Cl2:MeOH=10:1)
mp.95〜97℃NMR(CDCl3,TMS)
δ[ppm]=1.35,1.55,2.12,2.1
7〜2.24,2.45〜2.53,2.76〜2.8
1,4.21〜4.36,4.82〜4.86,5.0
3〜5.05,5.28〜5.30,5.57〜5.5
9,6.26〜6.31
5−フルオロウリジニル(5’−β−シアノエチル−
5’,P=S)−2’,3’−0−イソプロプリデン−
5−フルオロウリジン(17)2’,3’−0−イソプ
ロプリデン−5’−0−(β−シアノエチル−N.N−
ジイソプロピルアミノ)−ホスフィチル−5−フルオロ
ウリジン0.982mmol,493.6mg)を無水
THF5mlに溶解させ,3’−0−アセチル−5−フ
ルオロ−2’−デオキシウリジン(0.589mmo
l,169.9mg),IH−テトラゾール(3.92
8mmol,275.16mg)を加え,窒素雰囲気
下,室温で20分間反応させた。そしてさらに,硫黄
(2,946mmol,94.45mg)を加え,室温
で2時間反応させた。シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーで単離精製することにより,白色アモルファスとし
て化合物17(331.5mg,78%)を得た。 Rf=0.40(CH2Cl2:MeOH=10:1)
mp.95〜97℃NMR(CDCl3,TMS)
δ[ppm]=1.35,1.55,2.12,2.1
7〜2.24,2.45〜2.53,2.76〜2.8
1,4.21〜4.36,4.82〜4.86,5.0
3〜5.05,5.28〜5.30,5.57〜5.5
9,6.26〜6.31
【0020】
【実施例13】3’−0−アセチル−5−フルオロ−
2’−デオキシウリジニル(5’−β−アミノエチル−
5’,P=S)−5−フルオロウリジン(18)化合物
17(0.151mmol,108.9mg)を8o%
酢酸5mlに溶解させ,加熱還流を1時間行った後,減
圧下で酢酸を除去得られた残渣を少量のメタノールに溶
解し,エーテル中に滴下する。析出した沈殿物を濾取
し,減圧下で加熱乾燥することにより,白色固体として
化合物18(92.7mg,90%)を得た。 Rf=0.20(CH2Cl:MeOH=10:1)
mp=115〜120℃NMR(CD3OD) δ[ppm]=2.11,2.28〜2.51,2.8
9〜2.93,4.16,4.28〜4.43,.5.
30,5.82,6.23,7.86
2’−デオキシウリジニル(5’−β−アミノエチル−
5’,P=S)−5−フルオロウリジン(18)化合物
17(0.151mmol,108.9mg)を8o%
酢酸5mlに溶解させ,加熱還流を1時間行った後,減
圧下で酢酸を除去得られた残渣を少量のメタノールに溶
解し,エーテル中に滴下する。析出した沈殿物を濾取
し,減圧下で加熱乾燥することにより,白色固体として
化合物18(92.7mg,90%)を得た。 Rf=0.20(CH2Cl:MeOH=10:1)
mp=115〜120℃NMR(CD3OD) δ[ppm]=2.11,2.28〜2.51,2.8
9〜2.93,4.16,4.28〜4.43,.5.
30,5.82,6.23,7.86
【0021】
【実施例14】5−フルオル−2’−デオキシウリジニ
ル(5’→5’,P=S)−フルオロウリジン(4)化
合物18(0.127mmol,86.7mg)をメタ
ノール3mlに溶解させ,10%水酸化ナトリウム水溶
液を150μlを加え,室温で1時間反応させた。反応
後,減圧下で溶媒を除去し得られた残渣を陽イオン交換
樹脂(アンバーライト)により精製を行い,メタノール
/エーテル系により再沈殿を行うことにより,白色固体
として化合物4(72.5mg,97%)を得た。 Rf=0.5(iPrOH:NH4OH:H2O=7:
1:2) mp.135℃ NMR(CD3OD) δ[ppm]=2.10〜2.24,4.05〜4.1
4,4.22〜4.32,4.40〜4.46,5.8
7〜6.25,7.94元素分析[%]C18H21O
12N4F2PS・H2Oとしての計算値 C:34.
24,H:4.15,N:8.87,実験値 C:3
4.20,H:3.94,N:8.75
ル(5’→5’,P=S)−フルオロウリジン(4)化
合物18(0.127mmol,86.7mg)をメタ
ノール3mlに溶解させ,10%水酸化ナトリウム水溶
液を150μlを加え,室温で1時間反応させた。反応
後,減圧下で溶媒を除去し得られた残渣を陽イオン交換
樹脂(アンバーライト)により精製を行い,メタノール
/エーテル系により再沈殿を行うことにより,白色固体
として化合物4(72.5mg,97%)を得た。 Rf=0.5(iPrOH:NH4OH:H2O=7:
1:2) mp.135℃ NMR(CD3OD) δ[ppm]=2.10〜2.24,4.05〜4.1
4,4.22〜4.32,4.40〜4.46,5.8
7〜6.25,7.94元素分析[%]C18H21O
12N4F2PS・H2Oとしての計算値 C:34.
24,H:4.15,N:8.87,実験値 C:3
4.20,H:3.94,N:8.75
【0022】
【実施例15】チミジリル(3’→5’)−5−フルオ
ロウリジン(19) 5’−トリチル−(3’−2−クロロフェニル−5’)
−2’,3’−ジアセチル−5−フルオロウリジン
(0.2mmol,200mg)をジオキサンと水の混
合液(7/1,V/V:8ml)に溶解して,Syn−
2−ビリジンアルドキシム(4mmol,490mg:
8ml)と1,1,3,3−テトラメチルグアニジン
(4mmol,0.5ml)を加え,室温で1日間撹拌
した。溶媒を減圧下留去して得られた残渣を濃アンモニ
ア(28%)とピリジンの混合液(4/1,V/V,2
5ml)に溶解し,反応容器を密封しと,50℃で5時
間加熱撹拌した。次に溶媒を減圧下留去し,残渣をエー
テルで3度洗浄した後,80%酢酸水溶液(15ml)
を加え,100℃で20分間加熱撹拌した。ピリジン
(30ml)を加え,溶媒を減圧下40℃以下で留去し
て得られる残渣をクロロホルム,エーテルとして酢酸エ
チルでそれぞれ2回ずつ洗浄した。残渣はDEAE−セ
ルロースカラムクロマトグラフィー(1.5cmφ×3
0cm)で単離した。目的物のナトリウム塩(71m
g,63%)を得た。
ロウリジン(19) 5’−トリチル−(3’−2−クロロフェニル−5’)
−2’,3’−ジアセチル−5−フルオロウリジン
(0.2mmol,200mg)をジオキサンと水の混
合液(7/1,V/V:8ml)に溶解して,Syn−
2−ビリジンアルドキシム(4mmol,490mg:
8ml)と1,1,3,3−テトラメチルグアニジン
(4mmol,0.5ml)を加え,室温で1日間撹拌
した。溶媒を減圧下留去して得られた残渣を濃アンモニ
ア(28%)とピリジンの混合液(4/1,V/V,2
5ml)に溶解し,反応容器を密封しと,50℃で5時
間加熱撹拌した。次に溶媒を減圧下留去し,残渣をエー
テルで3度洗浄した後,80%酢酸水溶液(15ml)
を加え,100℃で20分間加熱撹拌した。ピリジン
(30ml)を加え,溶媒を減圧下40℃以下で留去し
て得られる残渣をクロロホルム,エーテルとして酢酸エ
チルでそれぞれ2回ずつ洗浄した。残渣はDEAE−セ
ルロースカラムクロマトグラフィー(1.5cmφ×3
0cm)で単離した。目的物のナトリウム塩(71m
g,63%)を得た。
【0023】
【実施例16】グアニリル(5’→5’)−5−フルオ
ロウリジン(20) 2’,3’−ジベンゾイル−0−ジフエニルカルバモイ
ル−N2−プロピオニルグアニリル−(5’−2−クロ
ロフェニル−5’−)−2’,3’−ジアセチル−5−
ルオロウリジン(0.13mmol,160mg)をジ
オキサンと水の混合液(7/1.V/V=5.2ml)
に溶解して,syn−2−ピリジンアルドキシム(5.
2mmol,640mg)を1,1,3,3−テトラメ
チルグアニジン(5.2mmol,0.65ml)を加
えて,室温で4時間撹拌した後,さらにテトラメチルグ
アニジン(0.13mmol,0.03mg)を加え
て,室温で1日間撹拌した。溶媒を減圧下留去して得ら
れる残渣をエーテルと酢酸エチルでそれぞれ4回ずつ洗
浄した後,再び残渣を濃アンモニア水(28%)とピリ
ジンの混合液(4/1,V/V:25ml)に溶解し
て,反応容器を密閉し50℃で5時間加熱撹拌した。溶
媒を減圧下留去して得られる残渣をDEAE−セルロー
ズカラムクロマトグラフィー(2caφ×25cm)で
単離した。 Rf:0.43(イソプロピルアルコール:濃アンモニ
ア水(28%):水=7:1:2)0.42(アビセル
TLC,イソプロピルアルコール:濃アンモニア水:水
=7:3:2)mp:97℃(発泡) NMR:(D2
O),d(ppm),3.93〜4.66,5.76,
5.89,7.52,8.53 IR:(nujol)3300,1700,1635,
1250
ロウリジン(20) 2’,3’−ジベンゾイル−0−ジフエニルカルバモイ
ル−N2−プロピオニルグアニリル−(5’−2−クロ
ロフェニル−5’−)−2’,3’−ジアセチル−5−
ルオロウリジン(0.13mmol,160mg)をジ
オキサンと水の混合液(7/1.V/V=5.2ml)
に溶解して,syn−2−ピリジンアルドキシム(5.
2mmol,640mg)を1,1,3,3−テトラメ
チルグアニジン(5.2mmol,0.65ml)を加
えて,室温で4時間撹拌した後,さらにテトラメチルグ
アニジン(0.13mmol,0.03mg)を加え
て,室温で1日間撹拌した。溶媒を減圧下留去して得ら
れる残渣をエーテルと酢酸エチルでそれぞれ4回ずつ洗
浄した後,再び残渣を濃アンモニア水(28%)とピリ
ジンの混合液(4/1,V/V:25ml)に溶解し
て,反応容器を密閉し50℃で5時間加熱撹拌した。溶
媒を減圧下留去して得られる残渣をDEAE−セルロー
ズカラムクロマトグラフィー(2caφ×25cm)で
単離した。 Rf:0.43(イソプロピルアルコール:濃アンモニ
ア水(28%):水=7:1:2)0.42(アビセル
TLC,イソプロピルアルコール:濃アンモニア水:水
=7:3:2)mp:97℃(発泡) NMR:(D2
O),d(ppm),3.93〜4.66,5.76,
5.89,7.52,8.53 IR:(nujol)3300,1700,1635,
1250
【0024】
【実施例17】グアニル(3’→5’)−5−フルオロ
ウリジン(21) 2’−3’−ジベンゾイル−O6−ジフェニルカルバモ
イル−N2−プロピオニル−グアニリル−(3’−2−
クロロフエニル−5’)−2’(3’−ジアセチル−5
−フロロウリジン(0.26mmol,380mg)を
ジオキサンと水の混合液(7/1,V/V=10.8m
l)に溶解して,syn−2−ピリジンアルドキシム
(10.40mmol,1.27g)と1,1,3,3
−テトラメチルグアニジン(0.13mmol,0.0
3ml)を加えて室温で1日間撹拌した。溶減圧下留去
してえられる残渣を濃アンモニア水(28%)とプリジ
ンとの混合液(4/1,V/V:30ml)に溶解し
て,反応容器を密閉し,50℃で5時間加熱撹拌した
以下実施例16と同様にして,目的物のナトリウム塩1
40mg(83%)を得た。 Rf:0.52(イソプロピルアルコール:濃アンモニ
ア水(28%):水=7:1:2 IR:(nujol)3200(widepeak O
−H,N−H),1680 CC=O),1250(P
=0)and 1160cm−1(P−O−C)NM
R:(D2O)3.78〜4.48,5.80,7.7
2〜8.04,分解点:221℃
ウリジン(21) 2’−3’−ジベンゾイル−O6−ジフェニルカルバモ
イル−N2−プロピオニル−グアニリル−(3’−2−
クロロフエニル−5’)−2’(3’−ジアセチル−5
−フロロウリジン(0.26mmol,380mg)を
ジオキサンと水の混合液(7/1,V/V=10.8m
l)に溶解して,syn−2−ピリジンアルドキシム
(10.40mmol,1.27g)と1,1,3,3
−テトラメチルグアニジン(0.13mmol,0.0
3ml)を加えて室温で1日間撹拌した。溶減圧下留去
してえられる残渣を濃アンモニア水(28%)とプリジ
ンとの混合液(4/1,V/V:30ml)に溶解し
て,反応容器を密閉し,50℃で5時間加熱撹拌した
以下実施例16と同様にして,目的物のナトリウム塩1
40mg(83%)を得た。 Rf:0.52(イソプロピルアルコール:濃アンモニ
ア水(28%):水=7:1:2 IR:(nujol)3200(widepeak O
−H,N−H),1680 CC=O),1250(P
=0)and 1160cm−1(P−O−C)NM
R:(D2O)3.78〜4.48,5.80,7.7
2〜8.04,分解点:221℃
【0025】
【実施例18】グアニリル(3’−5’)−5−フルオ
ロ−2’−デオキシウリジン(22) 2−テトラヒドロプラニル−5−ジメトキシトリチル−
O6−ジフエニルカルバモイル−N2−プオプロニル−
グアニリル(3’−2−クロロフアニル−5’)−3−
アセチル−5−フルオロ−2−デオキシウリジン(0.
33mmol,455mg)をジオキサンと水の混合液
(7/1,V/V:13.7ml)に溶解して,syn
−2−ピリジンアルドキシム(13.18mmol,
1.61g)と1,1,3,3−テトラメチルグアニジ
ン(13.18mmol,1.65ml)を加え,室温
で1日間撹拌した。溶媒を減圧下留去そて得られる残渣
を濃アンモニア(28%)とピリジンの混合液(4/
1,V/V,40ml)に溶解し,反応容器を密閉死と
50℃で5時間加熱撹拌した。以下実施例16と同様に
処理して目的物を白色パウダー160mg(78%)を
得た。 Rf:0.42(イソポロピルアルコール:濃アンモニ
ア水(28%):水=7:1:2)
ロ−2’−デオキシウリジン(22) 2−テトラヒドロプラニル−5−ジメトキシトリチル−
O6−ジフエニルカルバモイル−N2−プオプロニル−
グアニリル(3’−2−クロロフアニル−5’)−3−
アセチル−5−フルオロ−2−デオキシウリジン(0.
33mmol,455mg)をジオキサンと水の混合液
(7/1,V/V:13.7ml)に溶解して,syn
−2−ピリジンアルドキシム(13.18mmol,
1.61g)と1,1,3,3−テトラメチルグアニジ
ン(13.18mmol,1.65ml)を加え,室温
で1日間撹拌した。溶媒を減圧下留去そて得られる残渣
を濃アンモニア(28%)とピリジンの混合液(4/
1,V/V,40ml)に溶解し,反応容器を密閉死と
50℃で5時間加熱撹拌した。以下実施例16と同様に
処理して目的物を白色パウダー160mg(78%)を
得た。 Rf:0.42(イソポロピルアルコール:濃アンモニ
ア水(28%):水=7:1:2)
【0026】
【実施例19】P’−(グアノシン−5’−)P2−
(5−フルオロウロジン−5’−)ピロホスフィート
(23) 5−フルオロウリジン−5’−モノホスフェート(0.
29mmol,100mg)を乾燥ジメチルホルムアミ
ド(1.45ml)に懸濁させて,N.N−カルボニル
ジイミダゾール(1.45mmol,24mg)を加え
て,室温で2時間撹拌した。出発減量は,30分程度で
完全に溶解した。過剰のN.N−カルボニルジイミダゾ
ールを乾燥メタノール(0.1ml)加えて分解した
後,グアノシン−5’−モノホスフェート(0.44m
mol,160mg)とトリ−n−ブチルアミン(0.
44mmol,0.11ml)を乾燥ジメチルホルムア
ミド(5.80ml)に溶解させた溶液を反応溶液にゆ
っくりと滴下した。滴下後室温で2日間撹拌した。水
(14.5ml)を加えた後,減圧下溶媒を留去して,
残渣を酢酸ナトリウム(87mg)の水溶液(50m
l)に溶解し,クロロホルムとエーテルで水溶液を洗浄
して,次にこの水溶液にトリエチルアミンを加えて,p
Hを10に調整し室温で1日間撹拌した。溶媒を減圧下
留去して得られる残渣を液体クロマトグラフ(ODN
0.025MNH4H2PO4水溶液)で単離した。D
EAE−セルローズカラムクロマトグラフィー,ついで
イオン交感樹脂(アンバーライト120BNa+型)に
通し,減圧下留去して得られる残渣を少量の水に溶解し
て,エーテルを加えさらに大過剰のエーテルを加え,目
的物白色パウダーを得た。(144mg,68%) RF:0.20(イソプロピルアルコール:濃アンモニ
ア水:水=7:1:2) 分解点:219℃ NMR(D2O)=dcppm
3.92〜5.05,5.70〜5.90,7.81,
8.02 IR=(nujol)3400,1690,1630,
1590,1220,940cm01
(5−フルオロウロジン−5’−)ピロホスフィート
(23) 5−フルオロウリジン−5’−モノホスフェート(0.
29mmol,100mg)を乾燥ジメチルホルムアミ
ド(1.45ml)に懸濁させて,N.N−カルボニル
ジイミダゾール(1.45mmol,24mg)を加え
て,室温で2時間撹拌した。出発減量は,30分程度で
完全に溶解した。過剰のN.N−カルボニルジイミダゾ
ールを乾燥メタノール(0.1ml)加えて分解した
後,グアノシン−5’−モノホスフェート(0.44m
mol,160mg)とトリ−n−ブチルアミン(0.
44mmol,0.11ml)を乾燥ジメチルホルムア
ミド(5.80ml)に溶解させた溶液を反応溶液にゆ
っくりと滴下した。滴下後室温で2日間撹拌した。水
(14.5ml)を加えた後,減圧下溶媒を留去して,
残渣を酢酸ナトリウム(87mg)の水溶液(50m
l)に溶解し,クロロホルムとエーテルで水溶液を洗浄
して,次にこの水溶液にトリエチルアミンを加えて,p
Hを10に調整し室温で1日間撹拌した。溶媒を減圧下
留去して得られる残渣を液体クロマトグラフ(ODN
0.025MNH4H2PO4水溶液)で単離した。D
EAE−セルローズカラムクロマトグラフィー,ついで
イオン交感樹脂(アンバーライト120BNa+型)に
通し,減圧下留去して得られる残渣を少量の水に溶解し
て,エーテルを加えさらに大過剰のエーテルを加え,目
的物白色パウダーを得た。(144mg,68%) RF:0.20(イソプロピルアルコール:濃アンモニ
ア水:水=7:1:2) 分解点:219℃ NMR(D2O)=dcppm
3.92〜5.05,5.70〜5.90,7.81,
8.02 IR=(nujol)3400,1690,1630,
1590,1220,940cm01
【0027】以上の実施例と同様にして以下に示す化合
物を合成した。
物を合成した。
【0028】
【発明の効果】本発明の方法によって得られた化合物
は,強い抗ガン活性を示す。人の胃ガン培養細胞カトー
IIIに対し,化合物1は,IC50か0.009μ
M,化合物2は0.005μMであった。FUは,0.
021,dFUは,1.2であるから,これよりも2〜
130倍強い抗ガン効果があることがわかった。
は,強い抗ガン活性を示す。人の胃ガン培養細胞カトー
IIIに対し,化合物1は,IC50か0.009μ
M,化合物2は0.005μMであった。FUは,0.
021,dFUは,1.2であるから,これよりも2〜
130倍強い抗ガン効果があることがわかった。
Claims (2)
- 【請求項1】 5−フルオロウラシルを1個以上含むオ
リゴヌクレオチド - 【請求項2】 5−フルオロウリジンないし5−フルオ
ロ−2’−デオキシウリジンの5−ないし,3−位のシ
アノエチルホスホアミダイトないし,2−クロロフエニ
ルホスフェイトとヌクレオシドを結合させる工程を含む
5−フルオロウラシル含有オリゴヌクレオチドの製造法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30807394A JPH10218893A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 5−フルオロウラシルを含むオリゴヌクレオチドおよびその製 造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30807394A JPH10218893A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 5−フルオロウラシルを含むオリゴヌクレオチドおよびその製 造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10218893A true JPH10218893A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=17976555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30807394A Pending JPH10218893A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 5−フルオロウラシルを含むオリゴヌクレオチドおよびその製 造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10218893A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005068486A1 (de) * | 2004-01-15 | 2005-07-28 | Austria Wirtschaftsservice Gesellschaft M.B.H. | Heterodinukleosidphosphatdimer |
JP2012532123A (ja) * | 2009-06-29 | 2012-12-13 | アプタバイオ セラピュティックス インコーポレイテッド | 治療効能のある変形核酸及びグアノシンを含有するオリゴヌクレオチド変形体 |
EP2712868A1 (en) * | 2012-09-28 | 2014-04-02 | B. Braun Melsungen AG | 5-Fluoruoracil Derivatives |
-
1994
- 1994-11-07 JP JP30807394A patent/JPH10218893A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005068486A1 (de) * | 2004-01-15 | 2005-07-28 | Austria Wirtschaftsservice Gesellschaft M.B.H. | Heterodinukleosidphosphatdimer |
JP2012532123A (ja) * | 2009-06-29 | 2012-12-13 | アプタバイオ セラピュティックス インコーポレイテッド | 治療効能のある変形核酸及びグアノシンを含有するオリゴヌクレオチド変形体 |
US9056886B2 (en) | 2009-06-29 | 2015-06-16 | Aptabio Therapeutics Inc. | Guanosine-rich modified oligonucleotides and antiproliferative activity thereof |
EP2712868A1 (en) * | 2012-09-28 | 2014-04-02 | B. Braun Melsungen AG | 5-Fluoruoracil Derivatives |
WO2014048998A1 (en) * | 2012-09-28 | 2014-04-03 | B. Braun Melsungen Ag | 5-fluoruoracil derivatives |
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