JPH10217811A - シート回転装置 - Google Patents

シート回転装置

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JPH10217811A
JPH10217811A JP9041670A JP4167097A JPH10217811A JP H10217811 A JPH10217811 A JP H10217811A JP 9041670 A JP9041670 A JP 9041670A JP 4167097 A JP4167097 A JP 4167097A JP H10217811 A JPH10217811 A JP H10217811A
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ball
ring
seat
balls
ball guide
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JP9041670A
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English (en)
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Tatsuro Ito
達郎 伊東
Takahiro Sugama
隆博 菅間
Kiyokazu Ikeda
清和 池田
Toshihiko Ooe
俊彦 大衛
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38Ball cages
    • F16C33/41Ball cages comb-shaped
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    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • F16C33/58Raceways; Race rings
    • F16C33/588Races of sheet metal

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性の向上と製造コストの低減を実現す
る。 【解決手段】 車両フロア側に設けられたロアリング1
と、シート側に設けられ、ロアリング1と同心に配置さ
れたアッパーリング2と、ボール31A,31Bを周方
向へ間隔をおいた複数箇所で回転自在に位置決めした同
形リング状のボールガイド3A,3Bとを有している。
アッパーリング2の周面を、同一円周上に位置するボー
ル31A,31Bで上下から挟むとともに、これらボー
ル31A,31Bをロアリング1とセットプレート4と
で保持している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシート回転装置に関
し、特にボールを使用してシートの円滑な回転を可能と
したシート回転装置の構造改良に関する。
【0002】
【従来の技術】シート回転装置は通常、車両フロア側に
設けられるリング状のロアレールと、当該ロアレールに
回転自在に嵌装されてシートを支持するリング状のアッ
パレールとで構成されており、ガタを生じることなく円
滑にアッパレールを相対回転させるために、アッパレー
ルの嵌装部に摺動性の良い樹脂ピース等を介設すること
が多い。しかし、この構造では、シート回転時の操作力
を十分小さくすることは困難であった。そこで、例えば
特開平6−87364号公報には、シートを支持する正
方形部材の内周縁をボールで挟持することにより円滑な
シート回転を保証したシート回転装置が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報記載
のシート回転装置では、正方形部材内周縁の略Z形断面
部をボールで左右から挟持する構造となっており、シー
トから上下方向の荷重が入力すると正方形部材が内側の
ボ−ルを支点として、梃子の原理により外側のボ−ルを
押し上げるため耐久性を損なうという問題があった。ま
た、ボールを互いに隣接させて多数円周上に配している
ため組付けに手間を要し、製造コストがかかるという問
題もあった。
【0004】本発明はこのような課題を解決するもの
で、シートの円滑な回転を保証するとともに、耐久性の
向上と製造コストの低減を実現したシート回転装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1発明では、車両フロア側に固定され、環状摺
動溝(12)を有するロアリング(1)と、ロアリング
(1)の環状摺動溝(12)に配置された複数の第1の
ボール(31A)および該第1のボール(31A)を周
方向で等間隔に保持する第1のボールガイド(3A)
と、シート側に固定され、ロアリング(1)上に上記第
1のボール(31A)を介してロアリング(1)と同心
に配置されたアッパーリング(2)と、ロアリング
(1)に固定され、アッパーリング(2)をロアリング
(1)に対して回転自在に支持するセットプレート
(4)と、アッパーリング(2)とセットプレート
(4)間に介在された複数の第2のボール(31B)お
よび該第2のボール(31B)を周方向で等間隔に保持
する第2のボールガイド(3B)とからなり、第1のボ
ール(31A)と第2のボール(31B)とを同一円周
上に配置している。
【0006】本第1発明において、アッパーリングは上
下からボールで挟まれているから、アッパーリング(す
なわちシート)の回転移動はボールがロアレールに沿っ
て転動することにより円滑に行われる。本第1発明にお
いては、アッパーリングを上下から挟むボールは同一円
周上に配置されているから、ボールによる挟持部に従来
のような梃子の原理による作用力が生じることはなく、
十分な耐久性を有する。また、第1のボールガイドおよ
び第2のボールガイドによりボールを周方向へ間隔をお
いて位置決めしているから、従来のようにボールを隣接
させて多数設ける必要がなく、製造コストの低減が図ら
れる。さらに、両ボールガイドは同形としてあるから、
これによっても製造コストが低減される。
【0007】本第2発明では、第1のボールガイド(3
A)および第2のボールガイド(3B)は、金属製のプ
レートをリング状に成形した一体成形品であって、その
周縁には第1のボール(31A)および第2のボール
(31B)が配置される切欠き(34)が周方向で等間
隔に形成され、該切欠き(34)の左右両側には、互い
に開口が対向するように筒状に湾曲し、該対向する開口
縁間でボール(31A,31B)を回転可能に保持する
カーリング部(35,36)が形成されている。
【0008】本第2発明においては、ボールを予めカー
リング部により各ボールガイドに保持させておくことが
できるから、シート回転装置を組み立てる際にボールの
装着をワンタッチで行うことができ、組付けの手間とコ
ストが削減される。
【0009】本第3発明では、第1のボールガイド(3
A)および第2のボールガイド(3B)は、リング状に
形成した樹脂の一体成形品であって、その周縁には第1
のボール(31A)および第2のボール(31B)が配
置される切欠き(34)が周方向で等間隔に形成され、
該切欠き(34)の左右両側の側壁にはボール(31
A,31B)を回転可能に保持する複数の突起(37
1)が形成されている。
【0010】本第3発明においては、切欠き内へのボー
ルの装着が、開口縁の突起を弾性的に押し拡げつつボー
ルを押し込むことにより容易に行うことができるととも
に、ボールを押し込んだ後は上記突起が原形に復してボ
ールの脱落を防止する。本第3発明によれば、ボールガ
イドを一体成形等により簡易かつ安価に製造できるとと
もに、ボールガイドへのボールの装着も容易である。
【0011】本第4発明では、第1のボール(31A)
および第2のボール(31B)に沿う複数箇所におい
て、ロアリング(1)の上面およびアッパーリング
(2)の下面に、シートが着座位置にあるとき上下方向
で対向するとともに、アッパーリング(2)が上方荷重
によって変形したとき互いに係合するフック部材(1
3,22)を設けてある。
【0012】本第4発明においては、シートが着座位置
にある状態で、車両の急加減速等に伴いシートベルト等
を介してアッパーリングに上方への過度な荷重が入力し
ても、フック部材同士が互いに係合することによってア
ッパーリングの過度な上方変位は抑制される。
【0013】本第5発明では、アッパーリング(2)の
下面に、シートが着座位置にあるときロアリング(1)
のフック部材(13)の上端面に当接して、アッパーリ
ング(2)のガタを防止するスペーサ部材(23)を設
けてある。
【0014】本第5発明において、シートが着座位置に
あるときにはスペーサ部材がフック部材の直上に至り、
その上端面に当接する。これにより、アッパーリングの
ガタ発生が防止される。加えて、この際に、スペーサ部
材がフック部材に圧接してシート回転に必要な操作力が
適度に増大するから、シート回転操作に節度感が付与さ
れる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1にはシート回転装置の全体分解斜
視を示す。シート回転装置はロアリング1を有し、この
ロアリング1上に、第1のボ−ル31Aおよび第一のボ
−ルガイド3A、アッパ−リング2、第2のボ−ル31
Bおよび第2のボ−ルガイド3B、さらにセットプレー
ト4が順次積層設置されている。これらを積層した状態
でのシート回転装置のII−II線に沿った断面図を図2
に、同じく積層状態でのシート回転装置のIII −III 線
に沿った断面図を図3にそれぞれ示す。ロアリング1は
プレス成形された板体で中央に開口を有し、外周が矩形
に、内周は円形に成形されている。ロアリング1の内周
部11は全周が一定幅で上方へ突出屈曲しており、内周
部の周囲には環状摺動溝12が凹陥成形されて、この環
状摺動溝12内に、第1のボ−ル31Aおよび第1のボ
−ルガイド3Aが収納されている(図2、図3参照)。
ロアリング1の4つのコーナ部の板面上にはそれぞれフ
ック部材13が設けられている。フック部材13は板片
を略L断面に屈曲成形したもので(図3参照)、直立壁
の上端はU字状に折り返されてフック部131となって
いる。フック部材13の水平壁はロアリング1の外周板
面に溶接固定されており、シートトラック5に立設した
ボルト51がロアリング1板面と上記水平壁を貫通して
これらをシートトラック5に結合固定している。
【0016】上記第1のボ−ルガイド3Aは金属製のプ
レ−トをリング状にプレス成形したもので、その周方向
等間隔の6か所に第1のボール31Aが保持されてい
る。すなわち、第1のボ−ルガイド3Aは図4に示すよ
うに、内外周に強化フランジ32,33が屈曲成形され
て下方へ開放する略コ字断面に成形され、その内周の上
記6か所には一定幅の切欠き34が形成されている。そ
して、この切欠き34内に金属製の第1のボール31A
が収納されるとともに、切欠き34の両側縁には筒状に
カールされたカーリング部35,36が形成されて、こ
れら左右のカーリング部35,36の開口縁が図5に示
すように互いに対向して第1のボール31Aの外周に近
接している。図5において、カーリング部35,36の
軸心は第1のボール31Aの中心にほぼ一致しており、
カーリング部35,36の対向間隔(凹所34の開口
幅)H1は第1のボール31Aの直径Dよりも小さくし
てある。したがって、第1のボール31Aは切欠き34
内から脱落することなく保持されている。また、第1の
ボール31Aの外周とカーリング部35,36の端面と
の間にはスキS1が形成されて、第1のボール31Aの
スムーズな回転が保証されている。
【0017】アッパーリング2はプレス形成された板体
で、中央に開口を有し、ロアリング1と同様に外周が矩
形に、内周に形成され、その内径をロアリング1よりも
大きくするとともに、外径はロアリング1と等しくして
ある。アッパーリング2は内周部21が一定幅で段付き
に低くなっており、この内周部21の下面が第1のボー
ル31A上に載っている。(図2、図3参照)。上記内
周部21は上方へ開放するコ字断面となっており、ここ
に第2のボールガイド3Bが収納されている。この第2
のボールガイド3Bは上記第1のボールガイド3Aと全
く同形同構造のもので、第1のボール31Aと同様に第
2のボール31Bを保持しており、第1のボールガイド
3Aとは上下を反転して位置させてある。アッパリング
2の外周部には一か所にブラケット65がカシメ固定さ
れており(図1、図2参照)、このブラケット65に、
操作ハンドル6のシャフト部61が回転自在に保持され
ている。操作ハンドル6は先端が直角に屈曲して把手部
62となっており、シャフト部61には略L字形に屈曲
する係止片63(図2)が上端で固着してある。係止片
63はシャフト部61に付設したコイルバネ64(図
1)によって後述する係合方向へ旋回付勢されている。
アッパーリング2の4つのコーナー部には板下面にそれ
ぞれフック部材22が設けられている。フック部材22
は上記ロアガイド1に設けたフック部材13と略同一形
状で、図3に示すように、先端のフック部221がフッ
ク部材13のフック部131と近接して対向している。
フック部材22の水平壁を固定するボルト52はアッパ
ーリング2の板面を貫通し、ここに図略のブラケットを
介してシートクッション下面のシートリクライニングア
ジャスタが固定される。
【0018】ロアリング1の内周部11にはセットプレ
ート4が重ねてある。セットプレート4はリング状の板
体で、その外周縁41は下方へ屈曲して(図2、図3参
照)第1のボール31Aの外周に接している。このよう
な構造により、アッパーリング2の内周面は同一位置で
上下からそれぞれボール31A,31Bで挟持されると
ともに、これらボール31A,31Bは、ロアリング1
とこれに一体にピン結合されたセットプレート4とによ
って保持されている。セットプレート4上にはガイド板
7(図1)が設けてある。このガイド板7はセットプレ
ート4の外周に沿ってほぼ半周にわたって円弧状に延
び、両端の係合部71,72(図2に一方のみ示す)に
て、セットプレート4とロアレール1を結合するピン5
3に共締め固定されている。L字断面をなす上記各係合
部71,72の立壁には係合開口711,721が形成
されており、シートが前方回転位置にある場合には、図
2に示すように、操作ハンドル6のシャフト部61に設
けた係止片63の先端が係合開口711内に進入してア
ッパーリング2(すなわちシート)の回転が規制されて
いる。
【0019】シートを後方へ回転させる場合には、操作
ハンドル6の把手部62を掴んで係止片63を係合開口
711から退出させるように、コイネバネ64のバネ力
に抗してシャフト部61を回転させる。この状態でシー
トを回転させると、アッパーリング2の外周部21を上
下から挟持している各ボール31A,31Bは、アッパ
ーリング2の移動に伴ってロアリング1およびセットプ
レート4の板面を転動する。これにより、アッパーリン
グ2は殆ど抵抗なく軽い操作力でスムーズに回転する。
この際、シートからアッパーリング2に上下方向の荷重
が印加しても、ボール31A,31Bは常にアッパーリ
ング2の同一位置を上下から挟持しているから、従来の
ように梃子の原理が作用することはなく、十分な耐久性
を発揮する。係合開口711から退出した係止片63は
アッパーリング2の回転に伴い、半円弧状に湾曲するガ
イド板7に沿って移動し、180度回転してシートが後
方を向いた時点で係合部72の係合開口721内に進入
してアッパーリング2の回転を規制し、位置決めする。
【0020】シートが前方あるいは後方へ向いて位置決
めされている状態で、車両の急加減速等に伴いシートベ
ルト等を介してアッパーリング2に上方への過度な荷重
が入力した場合には、近接対向するフック部材13,2
2同士が係合して、アッパーリング2の過度な上方変位
が防止される。また、本実施形態では、ボールガイド3
A,3Bでボール31A,31Bを位置決めしているか
ら、ボール31A,31Bは周方向へ間隔をおいて数個
(本実施形態では6個)設けるだけで良く、従来のよう
にボールを隣接させて多数設ける必要はない。また、ボ
ールガイド3A,3Bによりボール31A,31Bを脱
落することなく保持しているから、装置へのボール31
A,31Bの組付けをワンタッチで容易に行うことがで
きる。これらにより、製造および組付けのコスト低減が
実現される。
【0021】(第2実施形態)第2実施形態では、第1
実施形態の構造に加えて、前方ないし後方へ向けてシー
トを位置決めした状態でシート回転装置のガタ発生を防
止した構造について説明する。本実施形態におけるアッ
パーリング2には、4つのコーナ部の(図6にそのうち
の一つを示す)板面下面の、第1実施形態で説明したフ
ック部材22に隣接した内方位置に樹脂製のスペーサ部
材23が設けられている。スペーサ部材23は一定幅の
ブロック体で、その下面中央は下方へ円弧状に膨出して
押圧部231になるとともに、スペーサ部材23はその
両端部でアッパーリング2にネジ固定されている。第1
実施形態で説明した操作ハンドル6の係止片63(図2
参照)によってシートが前方ないし後方の回転位置で位
置決めされると、上記スペーサ部材23は図7、図8に
示すようにロアリング1に設けたフック部材13の直上
に至り、その押圧部23が上記フック部材13のフック
部131上面に圧接する。これにより、アッパーリング
2のガタ発生が防止される。加えて、この際に、スペー
サ部材23がフック部材に圧接してシート回転に必要な
操作力が適度に増大するから、シート回転操作に節度感
が付与される。
【0022】(第3実施形態)第3実施形態では、第1
のボールガイド3Aの他の構造について説明する。な
お、本実施形態における第2のボールガイド3Bも同一
構造である。図9は第1のボールガイド3Aのボール保
持部の斜視図、図10は図9のX −X 線に沿った断面
図、図11は図10のXI−XI線に沿った断面図である。
本実施形態における第1のボールガイド3Aはリング状
に形成された樹脂の一体成形品で、その内周の所定位置
に切欠き34が形成されて、当該切欠き34内に第1の
ボール31Aが保持されている。すなわち、上記切欠き
34の周方向の側壁37は図10に示すように略三角形
に形成されるとともに、その3つのコーナ部のそれぞれ
に突起371が形成されている。図11に示すように、
対向する側壁37の突起371間の間隔H2は第1のボ
ール31Aの直径Dよりも小さくしてあり、第1のボー
ル31Aを切欠き34内へ押し込むと、突起371が弾
性変形して第1のボール31Aを切欠き34内へ受け入
れる。その後、突起371は原形に復して切欠き34内
から脱落することのないように第1のボール31Aを保
持する。切欠き34内に保持された状態で第1のボール
31Aの中心は3つの突起371からほぼ等間隔に位置
する(図10)とともに、第1のボール31Aの外周と
突起371との間にはスキS2が生じ(図11)、第1
のボール31Aは自在に回転することができる。このよ
うな構造によれば、第1実施形態に比して、第1のボー
ルガイド3Aの製造がより簡易になるとともに、第1の
ボールガイド3Aへの第1のボール31Aの装着も容易
である。
【0023】(第4実施形態)第4実施形態では、第2
のボールガイド3Bの他の構造について説明する。な
お、本実施形態における第1のボールガイド3Aも同一
構造である。図12は第2のボールガイド3Bのボール
保持部の斜視図、図13はボール保持部の平面図、図1
4は図12のXIV −XIV 線に沿った断面図である。本実
施形態における第2のボールガイド3Bはリング状に形
成された樹脂の一体成形品であり、その内周の所定位置
に第2のボール31Bが配置される切欠き34が形成さ
れている。切欠き34を挟んで両側縁にはガイド壁38
が立設されており、上記切欠き34内に挿置された第2
のボール31Bはこれらガイド壁38によって保持され
るとともに、ボール31Bの外周とガイド壁38の壁面
との間にはスキS3(図13)が形成されて、ボール3
1Bの自由な回転が保証されている。なお、ガイド壁3
8の頂面と位置決めリング3Bの底面にはそれぞれ突起
381,39が形成されて、ロアリング1あるいはアッ
パーリング2に設置した際の(図1参照)ボールガイド
3A,3Bの高さ調整の用をなしている。本実施形態に
よっても、第1実施形態に比して、ボールガイド3A,
3Bの製造がより簡易になる。そして、ボールガイド3
A,3Bでボール31A,31Bを保持しているから、
ボール31A,31Bは周方向へ間隔をおいて数個設け
るだけで良く、従来のようにボールを隣接させて多数設
ける必要はないから、製造コストの低減が実現される。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明のシート回転装置に
よれば、シートの円滑な回転が保証されるとともに、耐
久性の向上と製造コストの低減が併せて実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における、シート回転装
置の全体分解斜視図である。
【図2】シート回転装置の組付け状態での垂直断面図
で、図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】シート回転装置の組付け状態での垂直断面図
で、図1のIII −III 線に沿った断面図である。
【図4】ボールガイドのボール保持部の斜視図である。
【図5】図4のV −V 線に沿った断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態における、アッパリング
のコーナ部の分解斜視図である。
【図7】図6のVII −VII 線に沿った断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。
【図9】本発明の第3実施形態における、ボールガイド
のボール保持部の斜視図である。
【図10】図9のX −X 線に沿った断面図である。
【図11】図10のXI−XI線に沿った断面図である。
【図12】本発明の第4実施形態における、ボールガイ
ドのボール保持部の斜視図である。
【図13】ボールガイドのボール保持部の平面図であ
る。
【図14】図12のXIV −XIV 線に沿った断面図であ
る。
【符号の説明】
1…ロアリング、2…アッパーリング、3A,3B…ボ
ールガイド、31…ボール、34…切欠き、371…突
起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大衛 俊彦 鹿児島県国分市上之段395番地1 株式会 社トヨタ車体研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両フロア側に固定され、環状摺動溝を
    有するロアリングと、 前記ロアリングの環状摺動溝に配置された複数の第1の
    ボールおよび該第1のボールを周方向で等間隔に保持す
    る第1のボールガイドと、 シート側に固定され、前記ロアリング上に前記第1のボ
    ールを介してロアリングと同心に配置されたアッパーリ
    ングと、 前記ロアリングに固定され、前記アッパーリングをロア
    リングに対して回転自在に支持するセットプレートと、 前記アッパーリングと前記セットプレート間に介在され
    た複数の第2のボールおよび該第2のボールを周方向で
    等間隔に保持する第2のボールガイドとからなり、 前記第1のボールと第2のボールとを同一円周上に配置
    したことを特徴とするシート回転装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のボールガイドおよび前記第2
    のボールガイドは、金属製のプレートをリング状に成形
    した一体成形品であって、その周縁には前記第1のボー
    ルおよび前記第2のボールが配置される切欠きが周方向
    で等間隔に形成され、該切欠きの左右両側には、互いに
    開口が対向するように筒状に湾曲し、該対向する開口縁
    間で前記ボールを回転可能に保持するカーリング部が形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート
    回転装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のボールガイドおよび前記第2
    のボールガイドは、リング状に形成した樹脂の一体成形
    品であって、その周縁には前記第1のボールおよび前記
    第2のボールが配置される切欠きが周方向で等間隔に形
    成され、該切欠きの左右両側の側壁には前記ボールを回
    転可能に保持する複数の突起が形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のシート回転装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のボールおよび前記第2のボー
    ルに沿う複数箇所において、前記ロアリングの上面およ
    び前記アッパーリングの下面に、シートが着座位置にあ
    るとき上下方向で対向するとともに、前記アッパーリン
    グが上方荷重によって変形したとき互いに係合するフッ
    ク部材を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれか一つに記載のシート回転装置。
  5. 【請求項5】 前記アッパーリングの下面に、シートが
    着座位置にあるとき前記ロアリングのフック部材の上端
    面に当接して、前記アッパーリングのガタを防止するス
    ペーサ部材を設けたことを特徴とする請求項4に記載の
    シート回転装置。
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