JPH1021704A - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯

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JPH1021704A
JPH1021704A JP8169583A JP16958396A JPH1021704A JP H1021704 A JPH1021704 A JP H1021704A JP 8169583 A JP8169583 A JP 8169583A JP 16958396 A JP16958396 A JP 16958396A JP H1021704 A JPH1021704 A JP H1021704A
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JP
Japan
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light
vehicle
decreased
road
reflecting
Prior art date
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Pending
Application number
JP8169583A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Koike
輝夫 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
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Publication of JPH1021704A publication Critical patent/JPH1021704A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の自由曲面反射鏡を採用する車両用前照
灯においては、反射光中の下向きの照射光の割合が多
く、車両の正面手前の路面が必要以上に明るく照明さ
れ、運転者の目の感度が低下して遠方が見難くなる問題
点を生じていた。 【解決手段】 本発明により、自由曲面反射鏡3のスポ
ット光部32、33の少なくとも所定角以上に下向きの
反射光を生じる部分は、このスポット光部32、33の
他の部分が発する反射光よりも水平方向に広い拡散角を
有する反射面形状としてある車両用前照灯1としたこと
で、従来は実際に路面を照射した場合に車両の正面手前
の部分が非常に明るく照射されて運転者の目の感度が低
下して路肩、遠方などが視認し難く成っていたのを、車
両の正面手前の部分の照度を水平方向への拡散により低
下させ、運転者の目の感度の低下を生じないものとし
て、路肩、遠方などが確実に視認できるものとして課題
を解決するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用の前照灯に
関するものであり、詳細には、自由曲面反射鏡と称され
て、反射鏡各部からの反射光の方向性と拡散性を制御す
ることで、レンズなどによることなく、すれ違いビーム
の配光特性が得られる構成とした車両用前照灯に係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の車両用前照灯90の構
成の例を、照射方向(正面)側から観視した状態で示す
ものが図5であり、この車両用前照灯90は主として、
例えばハロゲンランプなどによる光源91と、自由曲面
反射鏡92とで構成され、前記自由曲面反射鏡92は車
両への取付状態で略垂直方向に沿い機能的に3分割され
ている。尚、図示は省略するが、前記光源91と自由曲
面反射鏡92との前方には素通し状としたレンズが設け
られている。
【0003】そして、上記3分割された中央部は、この
車両用前照灯90を車両に取付けた状態での垂直断面に
は放物線が表れ、水平断面には直線が表れる放物柱面、
あるいは、その複合面などとして形成され、図6に示す
ように垂直方向には照射幅が狭く、水平方向には照射幅
が広い配光特性Wが得られる拡散光部93として形成さ
れている。
【0004】一方、自由曲面反射鏡92の左右の端部
は、それぞれが前記光源91を焦点とする回転放物面状
として形成されて、スポット光部94、95とされ、同
じく図6に示すように垂直方向、水平方向の共に照射幅
が狭いスポット状の配光特性Sを得るものとして、車両
の正面方向の比較的に遠方を照射させる。
【0005】このときに、前記車両用前照灯90が左側
通行用である場合には、前記スポット光部94、95の
一部を左側路肩を照射するのに適する形状として路肩照
明部94a、95aを形成すると共に、それ以外のの部
分は車両用前照灯90の正面下方に反射光を向かわせる
下方照明部94b、95bとする。
【0006】従って、車両用前照灯90としての総合配
光特性H2は、図6に示すように、前記拡散光部93か
らの配光特性Wと、スポット光部94、95からの配光
特性Sとの総合されたものとなり、このときに、前記配
光特性Sは路肩照明部94a、95aからの配光特性S
aと下方照明部94b、95bからの配光特性Sbとが
加算されたものとなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の車両用前照灯90においては、下方照明部94
b、95bが設けられたことにより、下向きのスポット
状の光の成分が多いものとなり、実際に路面を照射した
場合には、車両前方手前の路面が非常に明るいものとな
る。そうすると、これに反応して運転者の目の感度が低
下してしまい、実際には充分な照度で照明しているにも
係わらず、路肩や遠方が見え難くなる問題点を生じ、こ
の点の解決が課題とされるものとなっていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、すれ違いビ
ームの配光パターンを得るために車両への取付状態で略
垂直方向に沿い3分割した左右両端部をスポット光部と
し、中央部を拡散光部とした自由曲面反射鏡を有する車
両用前照灯において、前記自由曲面反射鏡の前記スポッ
ト光部の少なくとも所定角以上に下向きの反射光を生じ
る部分は、このスポット光部の他の部分が発する反射光
よりも水平方向に広い拡散角を有する反射面形状として
あることを特徴とする車両用前照灯を提供することで課
題を解決するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すもの
は本発明に係る車両用前照灯であり、この車両用前照灯
1は、光源2と、自由曲面反射鏡3と、図示は省略する
素通し状としたレンズとで構成されるものである点は従
来例のものと同様である。
【0010】また、前記自由曲面反射鏡3は、車両への
取付状態で略垂直方向に沿い機能的に3分割され、3分
割された中央部は拡散光部31とされ、左右の端部はス
ポット光部32、33とされ、このスポット光部32、
33のそれぞれには路肩照明部32a、33aと、下方
照明部32b、33bとが形成されているものである点
も従来例のものと同様である。
【0011】ここで、本発明では、前記下方照明部32
b、33bのそれぞれを共に、スポット光部32、33
の他の部分、即ち、路肩照明部32a、33aよりも水
平方向に広い拡散角を有する反射光を得られる反射面形
状とするものである。尚、本発明に於いては、上記の広
い拡散角を有する反射光とする反射面形状の実施は下方
照明部32b、33bに限定するものではなく、必要に
応じて、前記路肩照明部32a、33aの一部に実施し
ても良いものである。
【0012】図2および図3に示すものは、上記した水
平方向に広い拡散角を有する反射光を得られる反射面形
状の形成の例であり、ここでは、下方照明部32bに実
施した状態で説明する。先ず、図2に示すものは前記下
方照明部32bの水平方向への断面であり、基準とする
光源2を焦点とする放物線Pよりも次第に閉じる曲線C
1として下方照明部32bを形成したときの例である。
【0013】尚、図示は放物線Pと曲線C1との形状の
相互関係などを明確なものして理解を容易とするため
に、光源2の後方まで下方照明部32bが延長されてい
る状態として示してあるが、実際には下方照明部32b
の中央寄りの部分には拡散光部31が設けられている。
【0014】このように形成することで、放物線Pで形
成したときには反射光は正面方向に向かう平行光線とな
るのに対して、下方照明部32bは光源2からの光を、
正面から光源2寄りとなる方向に偏寄して反射するもの
となり、その偏寄の度合いは下方照明部32bの外側ほ
ど大きいものとなる。従って、この下方照明部32bで
生じる反射光は、前方で一旦にそれぞれが交差した後に
水平方向に拡散するものと成る。
【0015】また、図3に示すものは、基準とする放物
線Pよりも次第に開く曲線C2として下方照明部32b
を形成したときの例である。この場合には、反射した時
点で下方照明部32bは外側に向かい偏寄するものとな
り、その偏寄の度合いは外側ほど大きいものとなり、前
の例と同様に水平方向に拡散するものと成る。
【0016】このときに、閉じる曲線C1と開く曲線C
2との選択は自由であって、例えば下方照明部32bと
下方照明部33bとの双方を、閉じる曲線C1あるいは
開く曲線C2の何れか一方で形成しても良く、あるい
は、一方に閉じる曲線C1を採用し、他方に開く曲線C
2を採用しても良いものである。
【0017】次いで、上記の構成とした本発明の車両用
前照灯1の作用および効果について説明する。図4に示
すものは車両用前照灯1の総合配光特性H1であり、こ
の総合配光特性H1は拡散光部31からの反射光による
配光特性Wと、スポット光部32、33からの反射光に
よる配光特性Sとの総合であり、前記配光特性Sは路肩
照明部32a、33aからの配光特性Saと、下方照明
部32b、33bからの配光特性Sbとの加算で構成さ
れている。
【0018】このときに、前記下方照明部32b、33
bからの配光特性Sbは、本発明により水平方向への拡
散角を広く設定されているので、前記配光特性Sbは照
度が低下するものとなっている。従って、現実に総合配
光特性H1で路面を照射した場合には、車両の正面手前
の部分の照度は低下するものとなり、これにより運転者
の目の感度が低下するのを防止できるものとなる。
【0019】尚、上記でも説明したように、下方照明部
32b、33bからの反射光に対してのみ広い拡散性を
与えたときには効果が不十分である場合には、路肩照明
部32a、33aの所定角度よりも下向きの反射光を生
じる部分も、上記と同様に広い拡散性を与える構成とす
ることで、目的を達成するものとすることが可能とな
る。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、自
由曲面反射鏡のスポット光部の少なくとも所定角以上に
下向きの反射光を生じる部分は、このスポット光部の他
の部分が発する反射光よりも水平方向に広い拡散角を有
する反射面形状としてある車両用前照灯としたことで、
実際に路面を照射した場合に車両の正面手前の部分が非
常に明るく照射され、これにより運転者の目の感度が低
下して、路肩、遠方などが視認し難く成っていたのを、
車両の正面手前の部分の照度を低下させ、運転者の目の
感度の低下を生じないものとして、路肩、遠方などが確
実に視認できるものとして、安全性の向上に極めて優れ
た効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用前照灯の実施形態を示す
斜視図である。
【図2】 図1のA―A線に沿う断面図である。
【図3】 同じく本発明に係る車両用前照灯の別の実施
形態を要部で示す断面図である。
【図4】 本発明に係る車両用前照灯の配光特性を示す
説明図である。
【図5】 従来例を示す斜視図である。
【図6】 従来例の配光特性を示す説明図である。
【符号の説明】
1……車両用前照灯 2……光源 3……自由曲面反射鏡 31……拡散光部 32、33……スポット光部 32a、33a……路肩照明部 32b、33b……下方照明部 H1……総合配光特性 W……拡散光部からの反射光による配光特性 S……スポット光部からの反射光による配光特性

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 すれ違いビームの配光パターンを得るた
    めに車両への取付状態で略垂直方向に沿い3分割した左
    右両端部をスポット光部とし、中央部を拡散光部とした
    自由曲面反射鏡を有する車両用前照灯において、前記自
    由曲面反射鏡の前記スポット光部の少なくとも所定角以
    上に下向きの反射光を生じる部分は、このスポット光部
    の他の部分が発する反射光よりも水平方向に広い拡散角
    を有する反射面形状としてあることを特徴とする車両用
    前照灯。
JP8169583A 1996-06-28 1996-06-28 車両用前照灯 Pending JPH1021704A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010027289A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Stanley Electric Co Ltd 車両用信号灯具
CN105473934A (zh) * 2013-08-08 2016-04-06 皇家飞利浦有限公司 用于机动车辆的通用日间行车灯
CN106864355A (zh) * 2015-11-27 2017-06-20 Sl株式会社 车辆用灯具

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061017

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070227