JPH10216420A - 回転式単室型濾過機及び濾過方法 - Google Patents

回転式単室型濾過機及び濾過方法

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JPH10216420A
JPH10216420A JP9031147A JP3114797A JPH10216420A JP H10216420 A JPH10216420 A JP H10216420A JP 9031147 A JP9031147 A JP 9031147A JP 3114797 A JP3114797 A JP 3114797A JP H10216420 A JPH10216420 A JP H10216420A
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JP
Japan
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filter
filter cloth
slit
gas
rotary drum
Prior art date
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Application number
JP9031147A
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English (en)
Inventor
Akio Yamashita
昭男 山下
Katsumi Fujiki
克己 藤木
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Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D33/00Filters with filtering elements which move during the filtering operation
    • B01D33/06Filters with filtering elements which move during the filtering operation with rotary cylindrical filtering surfaces, e.g. hollow drums
    • B01D33/073Filters with filtering elements which move during the filtering operation with rotary cylindrical filtering surfaces, e.g. hollow drums arranged for inward flow filtration
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D33/00Filters with filtering elements which move during the filtering operation
    • B01D33/44Regenerating the filter material in the filter
    • B01D33/46Regenerating the filter material in the filter by scrapers, brushes nozzles or the like acting on the cake-side of the filtering element
    • B01D33/463Regenerating the filter material in the filter by scrapers, brushes nozzles or the like acting on the cake-side of the filtering element nozzles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D33/00Filters with filtering elements which move during the filtering operation
    • B01D33/44Regenerating the filter material in the filter
    • B01D33/48Regenerating the filter material in the filter by flushing, e.g. counter-current air-bumps
    • B01D33/50Regenerating the filter material in the filter by flushing, e.g. counter-current air-bumps with backwash arms, shoes or nozzles

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来の場合、ケーキ層を剥離しても一部が夾
雑物として濾布内に残って目詰りが生じていたが、この
欠点を除去した濾過機を提供する。 【解決手段】 フィルターブリッジ11を介して外周面
に濾布14を張設した回転ドラム1をセンターパイプ2
に軸着し、回転ドラム1の下部を原液バット3に浸漬し
て原液スラリーFを濾過し、濾液をセンターパイプ2に
接続した濾液管4によって機外に導出し、センターパイ
プ2に連結され且つ回転ドラム内周面との間に小間隙を
存したバルブシュー5上部の第1スリット5Aからブロ
ーされるガスによって濾布14外面に形成されたケーキ
層を剥離して回収すると共に、バルブシュー5下部の第
2スリット5Bからブローされる洗浄用媒体によって濾
布14の夾雑物を除去する濾過機において、気体供給源
から供給されるガス中に液体を噴霧する液体噴霧手段1
5を洗浄用導管8に装着したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転式単室型濾過
機及び濾過方法に関し、更に詳しくは濾布の目詰まりを
防止して濾過効率を高めた回転式単室型濾過機及び濾過
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】回転式単室型濾過機は、濾過室が単室の
回転ドラムを主体に構成されており、ドラムの開口率や
濾液管の口径が大きいため濾過能力が高いこと、ケーキ
全体に均一な洗浄液の流れを保つことができるため洗浄
効果が高いこと、ブローバックエアーによって濾布を裏
面から効率良く吹き返しを行っているため難濾過性の薄
いケーキ層でも容易に剥離できること、しかも構造が簡
単であるため故障が少なくメンテナンスが容易であるこ
となどの多くの利点を有するため、一般化学工業、肥料
工業、金属工業、食品工業等多くの分野で使用されてい
る。
【0003】そこで、従来の回転式単室型型濾過機につ
いて図4を参照しながら説明する。この回転式単室型濾
過機(以下、単に「濾過機」と称す。)は、同図に示す
ように、両端面が封止され周面に多数の濾液孔が形成さ
れた、可変減速機(図示せず)によって回転駆動する回
転ドラム1、この回転ドラム1を回転可能に軸支するセ
ンターパイプ2と、回転ドラム1の下方に配設された原
液バット3とを備えている。そして、上記回転ドラム1
の外周面には図示しないフィルターブリッジを介して濾
布(図示せず)が張設され、回転ドラム1の下部が原液
バット3に満たされた原液スラリーF内に浸漬して濾過
領域を形成し、回転ドラム1が回転する間に濾過領域で
濾布表面に原液スラリーFの固形成分からなるケーキ層
が形成されると共に濾液が濾布を透過して回転ドラム1
内に侵入し、上記センターパイプ2に接続する濾液管4
により回転ドラム1内の濾液を図示しない真空装置によ
って吸引して機外へ導出する。
【0004】また、上記回転ドラム1内にはテフロン等
の合成樹脂からなるバルブシュー5がセンターパイプ2
の軸方向に沿って複数配設され、回転ドラム1の内周面
に小間隙を存して摺接している。各バルブシュー5はバ
ルブバー6を介してセンターパイプ2と接続されてい
る。そして、バルブシュー5の上部にはバルブバー6に
連通する細幅の第1スリット(図示せず)が回転ドラム
1の軸方向に形成され、第1スリットから窒素ガス等の
ブローガスをブローして濾布表面のケーキ層を剥離す
る。また、バルブシュー5の下部には第2スリット(図
示せず)が回転ドラム1の軸方向に形成されている。第
2スリットはフレキシブルチューブ7を介してセンター
パイプ2中の洗浄用配管(図示せず)から分岐する連結
配管8Aに接続され、洗浄液をブローして濾布の夾雑物
を洗浄して濾布の目詰まりを防止している。更に、バル
ブシュー5の反対側で回転ドラム1の外側には洗浄用ス
プレイ9が配設され、濾布に形成されたケーキ層を洗浄
する。尚、図4において、Cは濾布から剥離したケー
キ、10はケーキを機外へ排出するシュートである。
【0005】次に、上記回転式単室型濾過機を用いた従
来の濾過方法について説明する。例えば回転ドラム1が
図4に示すように反時計方向へ回転すると、その間に回
転ドラム1の濾過領域で原液バット3内の原液スラリー
Fを吸引し、濾布表面に固形成分をケーキ層として形成
すると共に回転ドラム1内に濾液が溜まる。濾液は濾液
管4からセンターパイプ2内を経由して図示しない真空
装置により機外へ導出される。一方、ケーキ層は回転ド
ラム1の回転に連れて原液スラリーFから外部へ出て徐
々に脱水され、洗浄用スプレイ9の下方を通過する間に
洗浄される。回転ドラム1の回転に連れて洗浄後のケー
キ層がバルブシュー5に到達すると、第1スリットから
のブローガスが回転ドラム1の濾液孔及びフィルターブ
リッジを経由して濾布の内側から噴出してケーキ層を剥
離し、シュート10を介してケーキCを機外へ排出す
る。ケーキ層が剥離された部分がバルブシュー5の第2
スリットに到達すると、第2スリットからの洗浄液がブ
ローガスと同様に回転ドラム1の濾液孔からフィルター
ブリッジ内の空間を経由し、フィルターブリッジの多数
の孔から濾布内面へ噴出し、濾布に残存する夾雑物を除
去して原液スラリーF内に到達し、次の濾過を行う。そ
して、回転ドラム1の回転速度を速くすることによって
濾過能力を高めている。
【0006】ところで、以上説明した従来の回転式単室
型濾過機を用いた濾過方法では、回転式単室型濾過機を
運転する時、回転ドラム1の濾液孔がバルブシュー5の
第2スリットを0.1〜0.2秒の短時間で通過する。
このように濾液孔が第2スリットを短時間で通過する
と、粘性に起因して洗浄液がフィルターブリッジ内に十
分流入しないため、その内部の空間が洗浄液によって十
分に満たされず、このためフィルターブリッジから十分
な洗浄液を噴出させることができず、濾布を十分に洗浄
することができないという課題があった。そこで、本出
願人は、第2スリットの前段に洗浄用スプレイを設け、
回転ドラム1の外面に洗浄液を噴射して濾布を洗浄する
と共に、洗浄液に代えて洗浄用ガスを第2スリットに供
給し、フィルターブリッジ全面から均等に洗浄用ガスを
ブローする回転式単室型濾過機を提案した(実開平5−
44208号公報)。この場合には、ケーキ層剥離後の
回転ドラム1が第2スリットに到達する前に洗浄用スプ
レイから洗浄液を高速噴射して濾布外面を洗浄した後、
回転ドラム1の内側から洗浄用ガスをブローし、濾布の
夾雑物を除去することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
5−44208号公報において提案した回転式単室型濾
過機の場合には、洗浄用スプレイから洗浄液を濾布表面
に高速噴射するため、ケーキ層剥離後の濾布表面の残留
ケーキを除去できる反面、一部が夾雑物として濾布内に
押し込まれるなどして目詰りが生じ、この状態のまま第
2スリットから洗浄用ガスを噴出すると、フィルターブ
リッジ内の空間に充満した洗浄用ガスが濾布の目詰まり
のない部分から優先的に噴出し、目詰まり部分の夾雑物
を除去することができず、洗浄効果を十分高めることが
できないという課題があった。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、ケーキ層を剥離した後の濾布の目詰まりを
確実に除去し、濾過効率を高めることができる回転式単
室型濾過機及び濾過方法を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の回転式単室型濾過機は、フィルターブリッジを介して
外周面に濾布を張設した回転ドラムをセンターパイプに
軸着し、上記回転ドラムの下部を原液バットに浸漬して
原液スラリーを濾過し、濾液をセンターパイプに接続す
る濾液管によって機外に導出し、上記センターパイプに
連結され且つ上記回転ドラム内周面との間に小間隙を存
したバルブシュー上部の第1スリットからブローされる
気体によって上記濾布外面に形成されたケーキ層を剥離
して回収すると共に、上記バルブシュー下部の第2スリ
ットからブローされる洗浄用媒体によって上記濾布の夾
雑物を除去する回転式単室型濾過機において、上記洗浄
用媒体の供給導管を気体供給源に接続すると共にこの気
体供給源から供給される気体中に液体を噴霧する液体噴
霧手段を上記供給導管に装着したことを特徴とするもの
である。
【0010】また、本発明の請求項2に記載の濾過方法
は、フィルターブリッジを介して外周面に濾布を張設し
た回転ドラムをセンターパイプを中心に回転させながら
原液バット内の原液スラリーを濾過すると共に濾液をセ
ンターパイプを介して機外に導出する一方、センターパ
イプに連通し上記回転ドラム内周面と小間隙を存するバ
ルブシュー上部の第1スリットから気体をブローして濾
布外面のケーキ層を剥離して回収すると共にバルブシュ
ー下部の第2スリットから洗浄用媒体を供給して濾布の
夾雑物を除去する濾過方法において、上記洗浄用媒体と
して気体中に液体を噴霧した気液混合流体を調製し、こ
の気液混合流体を第2スリットからブローして濾布を洗
浄することを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3に示す実施形態
に基づいて本発明を説明する。尚、図1は本発明の回転
式単室型濾過機の一実施形態を示す要部断面図、図2は
図1に示すセンターパイプとケーキ層剥離用のブロー配
管及び洗浄用導管との関係を示す正面図、図3は図2の
III−III線方向からの平面図である。
【0012】本実施形態の回転式単室型濾過機は、従来
のものと同様に、回転ドラム1、センターパイプ2、原
液バット3、濾液管4、バルブシュー5、バルブバー
6、フレキシブルチューブ7、洗浄用導管、ヘッダ配管
8A、洗浄用スプレイ9及びケーキ排出用シュート10
を備えて構成されている。
【0013】上記回転ドラム1の内部には図1、図2に
示すようにバルブシュー5が軸方向に沿って複数配列さ
れ、各バルブシュー5はそれぞれ回転ドラム1の内周面
と小間隙を存して配置されている。また、バルブシュー
5の上部には細幅の第1スリット5Aが軸方向に沿って
形成され、第1スリット5Aにバルブバー6が連結され
てセンターパイプ2に連通し、センターパイプ2内に供
給されたブローガスを第1スリット5Aから噴出する。
また、バルブシュー5の下部には細幅の第2スリット5
Bが軸方向に沿って形成され、第2スリット5Bにフレ
キシブルチューブ7が連結されている。このフレキシブ
ルチューブ7にはセンターパイプ2内に軸方向に沿って
装着された洗浄用導管8から分岐するヘッダ配管8Aに
接続されている。また、回転ドラム1の外側に洗浄液用
スプレイ13が配設され、そのスプレイノズル13Aか
ら回転ドラム1の第2スリット5Bのやや上方に向けて
洗浄液を高速噴射する。
【0014】また、図1に示すように上記回転ドラム1
の外周面には複数のフィルターブリッジ11が周方向に
全周に渡って配列され、各フィルターブリッジ11内面
と回転ドラム1外周面間に狭い空間12がぞれぞれ形成
されている。このフィルターブリッジ11には多数の小
孔(図示せず)が全面に渡って均等に分散して形成され
ている。また、回転ドラム1の周壁には軸方向に等間隔
に並ぶ多数の濾液孔1Aが形成され、しかも、周方向に
等間隔に配列されている。そして、例えば周方向2列の
濾液孔1Aが各フィルターブリッジ11内に配置されて
いる。また、各フィルターブリッジ11表面には濾布1
4が張設されて一体化している。
【0015】更に、本実施形態では、図2、図3に示す
ようにセンターパイプ2の端部から軸方向に延びる洗浄
用導管8に液体噴霧手段15が装着されている。即ち、
この液体噴霧手段15は、例えばノズル15Aと、この
ノズル15Aを先端に有する配管15Bとを備え、洗浄
用導管8の分岐管8Bを閉じる盲フランジ8Cから挿入
されている。ノズル15Aの噴出口は洗浄用導管8のほ
ぼ軸心に配置され、洗浄用導管8の下流に向けて液体を
噴霧する。従って、バルブシュー5の第2スリット5B
から洗浄用媒体を供給する時には、液体噴霧手段15の
ノズル15Aから洗浄用導管8を流れる洗浄用ガス中に
液体を噴霧すると気液混合流体が調製され、この気液混
合流体が第2スリット5Bからブローする。気液混合流
体の気体と液体の容量比(気体/液体)は、例えば10
0/1〜100/20の範囲が好ましい。液体の量が上
記範囲より少ないと後述する液体のもたらす作用効果を
期することができない。また、液体の量が上記範囲より
多くてもその量に見合った作用効果を期することができ
ず、洗浄用導管8内で液滴になって液体として溜まる虞
がある。
【0016】また、図1からも明らかなように、第1ス
リット5Aが回転ドラム1の濾液孔1Aから外れている
時には、第2スリット5Bが濾液孔1Aと一致してフィ
ルターブリッジ11の空間12と連通し、第1スリット
5Aが濾液孔1Aと一致している時には、第2スリット
5Bが濾液孔1Aから外れるように両スリット5A、5
B間の距離が調節されている。従って、第1、第2スリ
ット5A、5Bが同時に濾液孔1Aに当接することはな
いため、少ない洗浄用ガスで効率良く洗浄することがで
きる。
【0017】上記気液混合流体を構成する液体の噴霧微
粒子はガスと共に第2スリット5Bから噴出されると、
極めて迅速に回転ドラム1の濾液孔1Aを通り抜けてフ
ィルターブリッジ11の空間12を充満し、引き続きフ
ィルターブリッジ11の小孔を通過して濾布14に到達
する。この時仮に、濾布14に洗浄液用スプレイ13に
よる洗浄後に目詰まりのない開口部分と夾雑物による目
詰まり部分があっても、フィルターブリッジ11の小孔
を通り抜けた気液混合流体の液体が濾布14に付着して
目詰まりのない開口部分を瞬時に封止し、ブローガスを
濾布で閉じ込めてガス圧を高め、目詰まり部分にも均等
にガス圧が作用し、液体と共に濾布14の夾雑物を外部
へ噴出し、濾布14の夾雑物を確実に除去し、濾布14
の目詰まりを防止し、濾布14の濾過能力を高めること
ができる。
【0018】次に、上記回転式単室型濾過機を用いた本
発明の濾過方法の一実施態様について説明する。尚、原
液スラリーFを濾過し、ケーキ層を洗浄するまでの工程
は従来と同様であるためその説明は省略し、ケーキ層を
剥離する工程から説明する。回転ドラム1が図1に示す
ように反時計方向へ回転すると、ブローガスがセンター
パイプ2、バルブバー6を経由してバルブシュー5の第
1スリット5Aに到達する。ブローガスは第1スリット
5Aから噴出し、回転ドラム1の濾液孔1Aを通ってフ
ィルターブリッジ11の空間12に充満し、フィルター
ブリッジ11の小孔から濾布14を透過してケーキ層に
向けて噴出し、ケーキ層を濾布14から剥離する。剥離
したケーキCはシュート10を介して機外へ排出され
る。
【0019】その後、ケーキ層が剥離された部分が洗浄
液用スプレイ13と対向する部分に到達すると、洗浄液
用スプレイ13からの噴射液によって濾布14を洗浄
し、濾布14表面の夾雑物を洗浄、除去する。次いで、
洗浄後の部分がバルブシュー5の第2スリットに到達す
ると、第2スリット5Bから気液混合流体が噴出する。
即ち、洗浄用導管8内にブローガスを供給すると共に液
体噴霧手段15のノズル15Aから液体を噴霧してブロ
ーガス中に混合して気液混合流体を調製する。この気液
混合流体はブローガスの流速で洗浄用導管8から回転ド
ラム1内のヘッダ配管8A、フレキシブルチューブ7を
経由して第2スリット5Bに到達する。この時、回転ド
ラム1の洗浄後の部分が第2スリット5Bに到達する
と、第2スリット5Bからの気液混合流体が第2スリッ
ト5Bから噴出し、回転ドラム1の濾液孔1Aを通って
フィルターブリッジ11の空間12に充満し、フィルタ
ーブリッジ11の小孔から濾布14に到達する。この
時、濾布14に目詰まりのない開口部分と目詰まり部分
があっても、フィルターブリッジ11の小孔を通り抜け
た気液混合流体の液体の噴霧微粒子が濾布14に付着し
て目詰まりのない開口部分を瞬時に封止してブローガス
のガス圧を高め、ガス圧が目詰まり部分にも均等に作用
し、このガス圧で液体が濾布14の夾雑物と共に外部へ
噴出し、濾布14の夾雑物を確実に除去し、濾布14の
目詰まりを防止し、濾布14の濾過能力の低下を防止す
ることができる。その後、この部分が原液バット3に到
達すると、濾布14に目詰まりが殆どないため、原液ス
ラリーFを効率良く濾過することができる。従って、回
転ドラム1が回転して原液スラリーFを繰り返し濾過し
ても、濾過能力がそれほど低下せず、濾過機を長時間連
続運転することができる。
【0020】尚、上記実施形態では、バルブシュー5の
第1スリット5Aと第2スリット5Bの間に洗浄液用ス
プレイ13を設けたものについて説明したが、洗浄液用
スプレイ13は設けなくても良い。また、第1スリット
5Aのブローガスと第2スリット5Bのブローガスとは
同一ガス供給源にしても良いし、別のガス供給源にして
も良い。
【0021】
【発明の効果】本発明の請求項1及び請求項2に記載の
発明によれば、ケーキ層を剥離した後の濾布の目詰まり
を確実に除去し、濾過性能の高い回転式単室型濾過機及
び濾過方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転式単室型濾過機の一実施形態を示
す要部断面図である。
【図2】図1に示すセンターパイプとケーキ層剥離用の
ブロー配管及び洗浄用導管との関係を示す正面図であ
る。
【図3】図2のIII−III線方向からの平面図であ
る。
【図4】従来の回転式単室型濾過機の一例を示す軸方向
に直交する断面図である。
【符号の説明】
1 回転ドラム 2 センターパイプ 3 原液バット 4 濾液管 5 バルブシュー 5A 第1スリット 5B 第2スリット 8 洗浄用導管(供給導管) 11 フィルターブリッジ 14 濾布 15 液体噴霧手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルターブリッジを介して外周面に濾
    布を張設した回転ドラムをセンターパイプに軸着し、上
    記回転ドラムの下部を原液バットに浸漬して原液スラリ
    ーを濾過し、濾液をセンターパイプに接続する濾液管に
    よって機外に導出し、上記センターパイプに連結され且
    つ上記回転ドラム内周面との間に小間隙を存したバルブ
    シュー上部の第1スリットからブローされる気体によっ
    て上記濾布外面に形成されたケーキ層を剥離して回収す
    ると共に、上記バルブシュー下部の第2スリットからブ
    ローされる洗浄用媒体によって上記濾布の夾雑物を除去
    する回転式単室型濾過機において、上記洗浄用媒体の供
    給導管を気体供給源に接続すると共にこの気体供給源か
    ら供給される気体中に液体を噴霧する液体噴霧手段を上
    記供給導管に装着したことを特徴とする回転式単室型濾
    過機。
  2. 【請求項2】 フィルターブリッジを介して外周面に濾
    布を張設した回転ドラムをセンターパイプを中心に回転
    させながら原液バット内の原液スラリーを濾過すると共
    に濾液をセンターパイプを介して機外に導出する一方、
    センターパイプに連通し上記回転ドラム内周面と小間隙
    を存するバルブシュー上部の第1スリットから気体をブ
    ローして濾布外面のケーキ層を剥離して回収すると共に
    バルブシュー下部の第2スリットから洗浄用媒体を供給
    して濾布の夾雑物を除去する濾過方法において、上記洗
    浄用媒体として気体中に液体を噴霧した気液混合流体を
    調製し、この気液混合流体を第2スリットからブローし
    て濾布を洗浄することを特徴とする濾過方法。
JP9031147A 1997-01-30 1997-01-30 回転式単室型濾過機及び濾過方法 Pending JPH10216420A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112125299A (zh) * 2019-06-24 2020-12-25 浙江工业大学 一种气体驱动的多通道层状材料剥离装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112125299A (zh) * 2019-06-24 2020-12-25 浙江工业大学 一种气体驱动的多通道层状材料剥离装置

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