JPH10215544A - モータを利用した駆動装置の防音構造 - Google Patents

モータを利用した駆動装置の防音構造

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JPH10215544A
JPH10215544A JP3326797A JP3326797A JPH10215544A JP H10215544 A JPH10215544 A JP H10215544A JP 3326797 A JP3326797 A JP 3326797A JP 3326797 A JP3326797 A JP 3326797A JP H10215544 A JPH10215544 A JP H10215544A
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JP
Japan
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motor
worm gear
drive shaft
spring body
set plate
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Application number
JP3326797A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Miyamae
利昭 宮前
Takashi Ikehara
隆志 池原
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Sharp Corp
Miyamae Co Ltd
Original Assignee
Sharp Corp
Miyamae Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sharp Corp, Miyamae Co Ltd filed Critical Sharp Corp
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Priority to CN 98106464 priority patent/CN1093623C/zh
Priority to KR1019980002554A priority patent/KR100292961B1/ko
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Abstract

(57)【要約】 【課題】モータとドライブシャフトの軸線が僅かでもず
れた状態では、モータの回転に伴う回動ブレや振動が生
じ、騒音を発する原因となっていた。特にドライブシャ
フトにウォームギアなどの延長シャフトを連結した場
合、その分だけ回動ブレが大きくなり上記課題が助長さ
れるものであった。 【解決手段】モータおよびギアなどの適宜部材をセット
プレートに配置してなる駆動装置において、上記モータ
のドライブシャフト若しくは当該ドライブシャフトに連
結される延長シャフトの先端近傍を、その周面に接し
て、上記セットプレートに設けたバネ体により弾性的に
押圧した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば冷蔵庫にお
ける自動製氷機の製氷皿駆動装置など、モータを利用し
た装置全般に関する防音構造であって、より詳しくはモ
ータのドライブシャフトや当該ドライブシャフトに連結
したウォームギアなどの延長シャフトの偏心による回動
ブレを吸収するための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】モータの回転軸とドライブシャフトは、
駆動力の伝達効率および防音の観点から両者の軸線が完
全に一致することが好ましい。しかし、この通りモータ
の精度を確保することは極めて困難であり、ごく僅かな
誤差をもってドライブシャフトがモータの回転軸からず
れた偏心状態となることが多々ある。従って、ドライブ
シャフトが偏心状態ではモータの回転に伴う回動ブレや
振動が生じ、騒音を発する原因となっていた。これを解
決しようとする従来技術として、モータのドライブシャ
フトに対してバネをラジアル方向に押圧接する構成のも
のがあった(実開昭56−169763号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、当該従来技術
の考案によれば、上記バネの一端をモータのフレームに
取り付けた構成であるため、ドライブシャフトにガタつ
きが生じた場合は、その振動はモータのフレームに伝達
され、さらにバネに伝達されることになるため、確実に
ガタつき音を防止できるものではなかった。
【0004】特に上記ドライブシャフトにウォームギア
などの延長シャフトを嵌合、連結してその先を延長した
場合、両者の嵌合寸法の隙間による中心振れが生じるこ
とによって、ドライブシャフトを延長した分だけ回動ブ
レが大きくなり上記課題が助長されるものであるが、上
記考案はバネによりドライブシャフトの根本を押圧接す
る構成であるので、上記延長シャフトの回動ブレまでも
抑止することはできない。
【0005】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたものであり、その目的とするところは、ドライブ
シャフトや、これに取り付けた延長シャフトの回動ブレ
や振動による騒音を確実に防止すべく、モータを利用し
た駆動装置の防音構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、モータおよび適宜部材をセットプレート
に配置してなる駆動装置において、モータのドライブシ
ャフトの先端近傍を当該ドライブシャフトの周面に接し
て、セットプレートに設けたバネ体により弾性的に押圧
するという手段を用いた。また、この防音構造におい
て、ドライブシャフトにウォームギアなどの延長シャフ
トが連結されている場合には、当該延長シャフトの先端
近傍で、且つその周面をバネ体により弾性的に押圧する
という手段を選択的に用いた。また、セットプレートに
ドライブシャフト若しくは延長シャフトの軸受を設けた
り、モータをセットプレートに一体成形したケーシング
で密封するという手段を選択的に用いた。なお、バネ体
とはその形状、材質によって特に限定されるものではな
く、荷重の有無によって変形する弾性体全般をいうもの
と定義する。ただし、好ましくはドライブシャフトや延
長シャフトとの摩擦が小さい形状・材質のものがよく、
バネ体とドライブシャフト等の間にはグリースなどの潤
滑剤を用いることが実用上好適である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を添付した図面に従って説明する。図1は本発明の防
音構造を、冷蔵庫の自動製氷機における製氷皿の駆動装
置に適用した一実施形態を示したものである。この駆動
装置の基本構成について説明すると、1はモータ、2は
モータ1に連結されたウォームギア、3はウォームギア
と噛合する伝達ギア、4は伝達ギア3と噛合する減速ギ
アであって、これらの部材はセットプレート5に配置さ
れている。また、この配置面に対してセットプレート5
の裏面には、減速ギア4と噛合する伝達ギア6を介して
製氷皿(図示せず)を駆動するメインギア7が配置され
ている。すなわち、この駆動装置はセットプレート5を
挟んでその両面にモータ1による駆動系と製氷皿の姿勢
を制御する制御系を設けた二層構造をなしている。な
お、図中、8はセットプレート5に一体成形されたモー
タ1のケーシングである。
【0008】また、9はセットプレート5に一体成形さ
れたバネ体であって、このバネ体9は、図2に示したよ
うに、U字状の形状を有し、ウォームギア2の先端近傍
2aの周面に接して、ウォームギア2を伝達ギア3と噛
合する方向に弾性的に押圧している。すなわち、この実
施形態ではウォームギア2を延長シャフトとした防音構
造を構成しているのである。
【0009】上記構成の駆動装置において、モータ1と
ウォームギア2は、モータ1のドライブシャフト1aに
圧入したジョイント10を介して連結されている。即ち
ジョイント10は、図3に示したように扁平形状を有し
ており、ウォームギア2の嵌合口2aに嵌合してモータ
1とウォームギア2とを連結するものである。また、ウ
ォームギア2の嵌合口2aはジョイント10の嵌合寸法
を有しており、両者の嵌合状態において若干の隙間Sが
生じる。
【0010】モータ1とウォームギア2が上述のように
連結される場合、モータ1の製造段階でドライブシャフ
ト1aが偏心したり、ジョイント10とウォームギア2
の嵌合時に嵌合寸法の隙間Sによる中心振れが生じたり
すれば、ウォームギア2の回動にブレが生じる。これは
伝達ギア3と噛合する際に振動となり、騒音発生の原因
となるものである。
【0011】そこで、上記防音構造によれば、バネ体9
の弾性力によってウォームギア2の振動が吸収されるた
め、これに伴う騒音の発生を防止することができるので
ある。また、回動ブレが最も大きくなるウォームギア2
の先端近傍2aを押圧しているので効果的に防音するこ
とが可能である。さらに、この実施形態では、バネ体9
によってウォームギア2を伝達ギア3と噛合する方向に
押圧しているので、ウォームギア2に回動ブレが生じ、
特にウォームギア2が伝達ギア3から乖離しようとする
ときは、バネ体9の弾性力がウォームギア2に作用して
伝達ギア3からの乖離をある程度規制することができ
る。
【0012】なお、上記バネ体9はセットプレート5に
一体成形されたものであるため、その成形段階でセット
プレート5にはバネ体9の大きさに見合ったぬけ5aが
形成される。ここで、本実施形態のように本発明の防音
構造を冷気環境で使用される自動製氷機の駆動装置に適
用した場合には、上記ぬけ5aが冷気の通路となること
が考えられるが、このような場合においても、装置の故
障を防止するために装置内部での結露の発生を回避する
必要がある。そこで、本実施形態における駆動装置は上
述したように、セットプレート5を介してその両面にモ
ータ1による駆動系と製氷皿の回動姿勢を制御する制御
系を配置した二層構造であるので、装置の小型化が可能
となって、その両面にカバーK・Kを設けることで装置
内部を容易に密封することができ、結露の発生を防ぐこ
とができた(図2参照)。また、カバーK・Kは防音機
能をも併有する他、モータ1をケーシング8で密封する
ことで防音効果をより高めることができた。
【0013】続いて、本発明の防音構造について第二の
実施形態を図4に従って説明する。この実施形態におけ
る防音構造は、上述したU字状のバネ体9と凹陥状の軸
受11とからなり、バネ体9によりウォームギア2の先
端2aを軸受11の側壁11a側に押圧している。すな
わち、この実施形態における防音構造によれば、ウォー
ムギア2の先端2aをバネ体9と軸受11の側壁11a
によって規制している。従って、バネ体9の弾性力によ
ってウォームギア2の回動ブレを吸収できると共に、軸
受11によってより確実にウォームギア2の回動ブレを
規制することができるのである。
【0014】尚、上述した二つの実施形態ともモータ1
のドライブシャフト1aにウォームギア2を連結、延長
した場合の防音構造を説明したが、その対象は上記ウォ
ームギア等の延長シャフトを連結しない場合におけるド
ライブシャフト1a自体、若しくは他の延長シャフトで
あっても、その先端近傍を周面に接してバネ体9により
弾性的に押圧することで上述した防音効果を得ることが
できるものである。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではセット
プレートに設けたバネ体によりモータのドライブシャフ
ト、請求項2の発明では当該ドライブシャフトに連結さ
れる延長シャフトの先端近傍を弾性的に押圧する構成と
したので、偏心状態または延長シャフトの中心振れに起
因して発生する回動ブレを吸収することができ、回動ブ
レによる振動や騒音を防止することができる。また、本
発明ではバネ体をモータとは別部材であるセットプレー
トに設けたので、モータのフレームに直接押圧バネを設
けた従来技術のようにドライブシャフトのガタつきがバ
ネに伝達されることがなく、確実にガタつき音を防止で
きる。
【0016】さらに、請求項3の発明では、セットプレ
ートにドライブシャフト等の軸受を設けたので、より確
実に駆動軸体の回動ブレを防ぐことができた。さらにま
た、請求項4の発明ではモータをセットプレートに一体
成形したケーシングにより密封したので防音効果をより
高めることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防音構造を製氷皿の駆動装置に適用し
た一形態を示す横断面図
【図2】同、縦断面図
【図3】ドライブシャフトとウォームギアの連結構造を
示した縦断面図
【図4】本発明の第二の実施形態を示した防音構造の縦
断面図
【符号の説明】
1 モータ 1a ドライブシャフト 2 ウォームギア 3 伝達ギア 4 減速ギア 5 セットプレート 6 伝達ギア 7 メインギア 8 ケーシング 9 バネ体 10 ジョイント 11 軸受

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータおよびギアなどの適宜部材をセット
    プレートに配置してなる駆動装置において、上記モータ
    のドライブシャフトの先端近傍をその周面に接して、上
    記セットプレートに設けたバネ体により弾性的に押圧す
    ることを特徴とするモータを利用した駆動装置の防音構
    造。
  2. 【請求項2】モータのドライブシャフトに延長シャフト
    を連結し、当該延長シャフトの先端近傍をその周面に接
    して、バネ体により弾性的に押圧する請求項1記載のモ
    ータを利用した駆動装置の防音構造。
  3. 【請求項3】セットプレートにドライブシャフト若しく
    は延長シャフトの軸受を設けた請求項1または2記載の
    モータを利用した駆動装置の防音構造。
  4. 【請求項4】モータをセットプレートに一体成形したケ
    ーシングで密封した請求項1、2または3記載のモータ
    を利用した駆動装置の防音構造。
JP3326797A 1997-01-30 1997-01-30 モータを利用した駆動装置の防音構造 Pending JPH10215544A (ja)

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JP3326797A JPH10215544A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 モータを利用した駆動装置の防音構造
CN 98106464 CN1093623C (zh) 1997-01-30 1998-01-30 检测制冰盘基准位置并控制制冰盘驱动的制冰盘控制装置
KR1019980002554A KR100292961B1 (ko) 1997-01-30 1998-01-30 제빙접시의기준위치를검출하여제빙접시의구동을제어하는제빙접시제어장치

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