JPH10215345A - イメージセンサ - Google Patents

イメージセンサ

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JPH10215345A
JPH10215345A JP9016645A JP1664597A JPH10215345A JP H10215345 A JPH10215345 A JP H10215345A JP 9016645 A JP9016645 A JP 9016645A JP 1664597 A JP1664597 A JP 1664597A JP H10215345 A JPH10215345 A JP H10215345A
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JP
Japan
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capacitor
read
charge
signal
period
Prior art date
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JP9016645A
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English (en)
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Kazuyoshi Harufuji
和義 春藤
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】残留電荷の影響を軽減した高精度な画像読取り
を高速に行うことを可能とする。 【解決手段】フォトダイオード11が光電変換して得ら
れた電荷を、アナログスイッチ12が開いている期間
(読取り期間)にコンデンサ13に充電する。そしてア
ナログスイッチ12が閉じている期間(放電期間)にコ
ンデンサ13の電荷を信号線5へと放出する。アナログ
スイッチ12が開いた直後の一定期間にアナログスイッ
チ17を閉じ、コンデンサ13に残留している電荷量と
同僚までコンデンサ16を充電することで、コンデンサ
13に残留している電荷量を検出する。次にコンデンサ
13に蓄積されている電荷を信号線5へと放出するのに
同期して、コンデンサ16に蓄積されている電荷を信号
線6へと放出する。信号線5と信号線6とのレベル差に
応じたレベルの読取り信号を出力部3で生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿からの反射光
量に応じた電荷を発生する光電変換手段を用いて前記原
稿の画像に応じた読取信号を生成するイメージセンサに
関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来よりある画像読取装置の構造
を示す部分断面図である。
【0003】この図において51はLEDなどの光源で
あって、原稿面に約45゜の角度で光を照射すべく支持
体52の斜面に固定されている。原稿53の読取位置の
下方には、結像光学系としてのロッドレンズアレイ54
が支持体52に固定されて、またリニアイメージセンサ
が形成されたセンサIC55が回路基板56に固定され
て、それぞれ設けられている。ロッドレンズアレイ54
は、原稿面の読取対象となる線状反射光像の等倍正立像
をセンサIC55のリニアイメージセンサ上に形成させ
るようにしたものである。すなわち、光源51の照射光
は、図に示す矢印の方向に進み、原稿面で反射した後に
ロッドレンズアレイ54により導かれて、リニアイメー
ジセンサ上に結像する。
【0004】回路基板56は、フレーム57に固定され
ており、センサIC55および制御信号IC58がそれ
ぞれ実装されている。制御信号IC58は、センサIC
55を動作させるための各種の制御信号を発生してセン
サIC55へと供給するものである。
【0005】さてセンサIC55に形成されたリニアイ
メージセンサは、多数の光電変換素子を一次元配列して
なり、各光電変換素子の内部コンデンサに蓄積された電
荷を順次出力することで1ライン分の読取信号を生成す
るものである。
【0006】図6は、リニアイメージセンサの読み取る
動きを示した機能図である。
【0007】図中、61は原稿53からの反射光であ
り、読取った情報としての光である。この光を、一次元
配列された多数の光電変換素子62のうちで読取る部分
に対比したものに入射し、光情報が電荷として蓄積され
る。
【0008】図において、光電変換素子62を示すブロ
ックの中に示した斜線部は電荷の蓄積状況の一例を示
す。例えば、62-1で示す光電変換素子は、入射光量が中
間レベルであるために蓄積電荷量が中間レベルとなって
いることを示している。これは、原稿画像のグレイ部分
を読んだ場合に相当する。62-2で示す光電変換素子は、
入射光量が多いために蓄積電荷量がフルレベルとなって
いることを示している。これは、原稿画像の白部分を読
んだ場合に相当する。また、62-3で示す光電変換素子
は、入射光量が少ないために蓄積電荷量が最低レベルと
なっていることを示している。これは、原稿画像の黒部
分を読んだ場合に相当する。
【0009】このように光電変換素子62に蓄積された
電荷は、各光電変換素子にそれぞれ対応して設けられた
アナログスイッチ63が選択信号によって順番にONさ
れることにより、順番に出力部64へと与えられ、この
出力部64より読取信号として出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】さて、以上のリニアイ
メージセンサのようなイメージセンサでは、原稿画像に
応じた忠実な読取信号を生成するためには、光電変換素
子での電荷蓄積が精度良く行なわれ、さらにその蓄積さ
れた電荷の全てが出力信号として放電されることが必要
とされる。
【0011】しかし光電変換素子は、実際には放電の特
性は完全ではなく、次の画素の読取り(電荷の蓄積)を
開始するときに、電荷が残留している場合がある。これ
は残像と呼ばれ、読取り画像に画質劣化を来す原因とな
る。
【0012】このような不具合を回避するために、各素
子に電荷を蓄積する時間を延ばし、この残留している電
荷を無視できる程度まで十分な電荷量を蓄積できるよう
にし、画像への影響をなくすことが考えられるが、これ
によると読取時間が長くなり、読取速度が低下してしま
う。
【0013】また、前記不具合を回避するための別の方
法として、1素子の出力選択信号で出力イネーブル信号
(例えばクロックのローレベル)と素子をリセットする
信号(例えばクロックのハイレベル)とを入力し、各素
子の電荷の初期化をすることが考えられる。しかしこの
場合でも、読取速度の高速化を図ると素子の初期化を行
う時間が短くなり、電荷が残ってしまう。またこの場
合、選択された素子の読取情報が選択されていない隣接
素子に影響したり、高速で読取った時には、ノイズ等の
影響(高速読取時に顕著に現れる)により初期化後にも
各素子に電荷が蓄積される恐れがあり、読取画像の画質
劣化となってしまう。
【0014】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、残留電荷の影
響を軽減した高精度な画像読取りを高速に行うことがで
きるイメージセンサを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明は、例えばフォトダイオードなどの光電変換
素子が所定の読取り期間に出力する電荷を蓄積する例え
ばコンデンサなどの電荷蓄積手段と、この電荷蓄積手段
に蓄積されている電荷を、前記読取り期間とは異なる所
定の放電期間に放出させる、例えばフリップフロップ回
路やアナログスイッチからなる放電制御手段と、前記電
荷蓄積手段に蓄積されている電荷量を、前記放電期間と
前記読取り期間との間に検出する例えば初期電荷量検出
部などの残留電荷量検出手段と、例えば出力部などの読
取り信号生成手段とを備え、この読取り信号生成手段に
より、前記放電制御手段の制御の下に前記蓄積手段から
放電される電荷量と、その放電期間の直前に前記残留電
荷量検出手段により検出された電荷量との差に対応する
レベルの信号を前記読取り信号として出力するようにし
た。
【0016】このような手段を講じたことにより、放電
期間中に放出されずに電荷蓄積手段に残留している電荷
の量が、次の読取り期間にて電荷蓄積手段が充電される
のに先立って残留電荷量検出手段により検出され、次の
放電期間に蓄積手段から放電される電荷量と、その放電
期間の直前に前記残留電荷量検出手段により検出された
電荷量との差に対応するレベルの信号が前記読取り信号
として出力される。従って、放電期間中に放出されずに
電荷蓄積手段に電荷が残留したとしても、次の放電期間
に出力される信号からは電荷蓄積手段に残留していた電
荷量がオフセットされる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を適
用してなるリニアイメージセンサの一実施形態につき説
明する。
【0018】図1は本実施形態に係るリニアイメージセ
ンサの構成を示す回路図である。
【0019】このリニアイメージセンサは、n個の読取
り素子1(1-1 〜1-n )、n+1個のフリップフロップ
回路2(2-1 〜2-n ,2-m )および出力部3を有してい
る。読取り素子1の個数nは、読取り幅に応じたもので
あり、例えばA3サイズで“3456”である。
【0020】読取り素子1はそれぞれ、フォトトランジ
スタ11、アナログスイッチ12、コンデンサ13、ト
ランジスタ14、アナログスイッチ15、コンデンサ1
6およびアナログスイッチ17からなる。
【0021】フォトトランジスタ11は、コレクタが駆
動電圧VDDを各読取り素子1に供給するための電源ライ
ン4に、またエミッタがアナログスイッチ12を介して
各読取り素子1に共通の信号線5にそれぞれ接続されて
いる。さらにフォトトランジスタ11のベース−コレク
タ間は、コンデンサ13を介して接続されている。そし
てこのフォトトランジスタ11は、その受光面が外部に
露出するように形成されており、読取るべき光情報(原
稿からの反射光)Lを受光し、その光量に応じたコレク
タ電流を発生する。
【0022】アナログスイッチ12は、対応するフリッ
プフロップ回路2の出力の状態に応じて開閉し、フォト
トランジスタ11のエミッタと信号線5との接続を開閉
する。
【0023】コンデンサ13は、アナログスイッチ12
が開いているときに、フォトトランジスタ11が発生す
るコレクタ電流により充電される。またコンデンサ12
は、アナログスイッチ12が閉じているときに、蓄積し
ている電荷を信号線5へと放出する。
【0024】トランジスタ14は、コレクタが電源ライ
ン4に、またエミッタがアナログスイッチ15を介して
各読取り素子1に共通の信号線6にそれぞれ接続されて
いる。またトランジスタ14のエミッタは、コンデンサ
16を介して接地されている。さらにトランジスタ14
のベースは、アナログスイッチ17を介してコンデンサ
13に接続されている。このトランジスタ14は、アナ
ログスイッチ17が閉じているときに、コンデンサ13
が蓄積している電荷量に応じたエミッタ電流を発生す
る。
【0025】アナログスイッチ15は、対応するフリッ
プフロップ回路2の出力の状態に応じて開閉し、トラン
ジスタ14のエミッタと信号線6との接続、すなわちコ
ンデンサ16と信号線6との接続を開閉する。
【0026】コンデンサ16は、アナログスイッチ15
が開いているときに、トランジスタ11のエミッタ電流
により充電される。またコンデンサ16は、アナログス
イッチ15が閉じているときに、蓄積している電荷を信
号線6へと放出する。
【0027】アナログスイッチ17は、対応するフリッ
プフロップ回路2の次段のフリップフロップ回路2の出
力の状態に応じて開閉し、トランジスタ14のベースと
コンデンサ13との接続を開閉する。
【0028】なお、トランジスタ14、アナログスイッ
チ15、コンデンサ16およびアナログスイッチ17
は、初期電荷量検出部18を形成している。
【0029】さて、フリップフロップ回路2は、2-1 ,
2-2 …,2-n ,2-m の順で、前段のフリップフロップ回
路2の出力が次段のフリップフロップ回路2のデータ入
力となるようにシリアルに接続されており、n+1段の
シフトレジスタを構成している。そして最上段のフリッ
プフロップ回路2-1 には、図示しないドライバから与え
られるサンプルホールド信号SHがデータ入力とされ
る。また各フリップフロップ回路2は、図示しないドラ
イバから与えられるクロック信号が共通にクロック入力
端に与えられる。このフリップフロップ回路2のうちの
最終段を除くn個2-1 〜2-n は、各読取り素子1に1対
1で対応付けられており、その出力信号が、対応する読
取り素子1におけるアナログスイッチ12,15の制御
信号として対応する読取り素子1に与えられる。またフ
リップフロップ回路2のうちの最上段を除くフリップフ
ロップ回路2-2 〜2-n ,2-m の出力信号は、各フリップ
フロップ2の前段のフリップフロップ2が対応している
読取り素子1におけるアナログスイッチ17の制御信号
として該当する読取り素子1に与えられる。
【0030】一方、出力部3は、コンパレータ31、電
圧変換コンデンサ32およびオペアンプバッファ33よ
りなる。
【0031】コンパレータ31は、2つの入力端に信号
線5および信号線6がそれぞれ接続されており、この信
号線5を介して到来する信号SIGori と信号線6を介
して到来する信号SIGref とのレベル差を求め、その
レベル差に応じたレベルの信号を出力する。
【0032】電圧変換コンデンサ32は、一端がコンパ
レータ31の出力端とオペアンプバッファ33の入力端
との接続点に接続されるとともに、他端が接地されてい
る。この電圧変換コンデンサ32は、コンパレータ31
の出力信号によって充電される。
【0033】オペアンプバッファ33は、電圧変換コン
デンサ32に蓄積された電荷を取出し、増幅を行って読
取信号SIGとして出力する。
【0034】次に以上のように構成されたリニアイメー
ジセンサの動作につき説明する。
【0035】各読取り素子1では、原稿からの反射光L
が、フォトトランジスタ11の受光面に入射すると、フ
ォトトランジスタ11のコレクタには入射光量に応じた
レベルのコレクタ電流が発生する。従って、アナログス
イッチ12が開いていれば、コレクタ電流によってコン
デンサ13が充電される。これにより、受光エネルギー
が光電変換され、仮想の電荷としてコンデンサ13に蓄
積されることになる。ここで図示しないドライバから
は、所定の1ライン読取期間の周期で「H」レベルが生
じるサンプルホールド信号SHおよび少なくとも1ライ
ン読取期間中にn周期が存在する所定周波数のクロック
信号CLKが与えられる。かくして、1ライン読取期間
の最初のクロック信号CLKの立上がりに同期してフリ
ップフロップ回路2-1 のみのの出力が「H」レベルとな
る。そして以降では、クロック信号CLKの立上がりが
生じる毎に、出力が「H」レベルとなるフリップフロッ
プ回路2が、フリップフロップ回路2-2 ,2-3 …,2-n
の順で変化してゆく。
【0036】さて、まずフリップフロップ回路2-1 の出
力が「H」レベルになると、アナログスイッチ12が閉
じる。そうすると、フォトトランジスタ11のコレクタ
−エミッタ間が導通し、コンデンサ13に蓄積されてい
る電荷が信号線5へと信号SIGori として放出され
る。この状態から、クロック信号CLKの立上がりが生
じ、フリップフロップ回路2-1 の出力が「L」レベルに
戻ってアナログスイッチ12が開くと、コンデンサ13
への充電が再開される。
【0037】このようにアナログスイッチ12が開いた
とき、コンデンサ13は完全には放電されておらず、電
荷が残っている。
【0038】さて、フリップフロップ回路2-1 の出力が
「L」レベルに戻ってアナログスイッチ12が開いたと
き、次段のフリップフロップ回路2-2 の出力が「H」レ
ベルとなり、この時点からクロック信号CLKの1周期
が経過してフリップフロップ回路2-2 の出力が「L」レ
ベルに戻るまでの間にアナログスイッチ17が閉じる。
アナログスイッチ17が閉じている期間には、トランジ
スタ14のコレクタ−エミッタ間が導通し、コンデンサ
16が充電される。このとき、トランジスタ14のエミ
ッタ電流はコンデンサ13の端子間電圧に応じたレベ
ル、すなわちコンデンサ13に残留している電荷量に応
じたレベルであるので、コンデンサ13に残留している
電荷量と同等な電荷量がコンデンサ16に充電される。
なおこのとき、コンデンサ13からの放電はなく、コン
デンサ13に蓄積された電荷量は変化しない。
【0039】すなわち、初期電荷量検出部18では、上
述のようにコンデンサ13に残っている電荷の電荷量の
検出がなされ、これが初期電荷量として保持される。
【0040】そして、このように初期電荷量検出部18
(コンデンサ16)に保持された初期電荷量は、次にア
ナログスイッチ12が閉じるのに同期してアナログスイ
ッチ15が閉じることにより、新たにコンデンサに蓄積
された電荷が信号線5へと信号SIGori として放出さ
れるのに同期して、信号線6へと信号SIGref として
出力される。
【0041】コンパレータ31では、信号線5を介して
到来する信号SIGori と信号線6を介して到来する信
号SIGref とのレベル差を求め、そのレベル差に応じ
たレベルの信号を出力する。従って、初期電荷量検出部
18で検出されていた初期電荷量がオフセットされ、新
たに読取った情報に相当するレベルの信号が得られる。
【0042】そしてこのようにコンパレータ31にてオ
フセット処理なされた信号は、電圧変換コンデンサ32
に一旦蓄積されたのち、オペアンプバッファ33により
取り出され、増幅されて読取り信号SIGとして出力さ
れる。
【0043】なお、読取り素子1-2 〜1-n でも、上述し
た読取り素子1-1 の動作と同様な動作が行われる。そし
て、各フリップフロップ回路2の出力の変化にともな
い、読取り素子1-2 ,1-3 …,1-n の順で信号線5,6
への出力がなされる。
【0044】以上の動作による、駆動信号と内部信号と
のタイミングおよび内部信号の波形例を図2に示す。
【0045】かくして本実施形態によれば、コンデンサ
13には電荷放出動作後にも電荷が残ってしまい、この
残留した電荷が次のラインの読取り情報に重畳されてし
まうが、電荷放出動作後にコンデンサ13に残留してい
る電荷量を初期電荷量として初期電荷量検出部18で検
出・保持しておき、その初期電荷量を次のラインの読取
り情報からオフセットしているので、コンデンサ13で
の電荷残留の影響を排除した正確な読取り信号が得られ
る。
【0046】これにより、例えば図3(a)に示す画像
を読取った場合、従来は読取り画像には図3(b)に示
すように、電荷残留の影響によって、例えば黒い細線の
抜けや白い細線の潰れ等のように前ラインに影響された
画質劣化や、隣接部分の画情報に影響された画質劣化が
生じていた。しかし本実施形態では、図3(c)に示す
ように現画像により忠実な読取り画像を得ることができ
る。
【0047】このように、コンデンサ13に残留してい
る電荷を無視できる程度までコンデンサ13を充電させ
たり、コンデンサ13に残留している電荷を除去したり
しなくても正確な読取り信号が得られるので、画質の劣
化を来すことなく読取り速度の高速化を図ることができ
る。
【0048】なお本発明は上記実施形態に限定されるも
のではない。例えば初期電荷量検出部の構成は上記実施
形態に示したものには限らず、適宜に変更することが可
能である。すなわち例えば、図4に示すような変形構成
例が考えられる。この図4に示す初期電荷量検出部19
は、トランジスタ14の代りにオペアンプ20を使用し
たものである。オペアンプ20の非反転入力端には、切
替えスイッチ21を介してコンデンサ13が接続され、
また反転入力端には電源ライン4が接続されている。そ
してオペアンプ20の出力端がアナログスイッチ15を
介してコンデンサ16に接続されている。この構成で
も、上記実施形態と同様な機能が得られる。
【0049】また上記実施形態では、電圧変換コンデン
サ32に電荷が残り、読取りの走査方向についての隣接
画素に影響が出る場合がある。このような場合には、初
期電荷量検出部18と同様な回路を電圧変換コンデンサ
32に対しても設け、オペアンプバッファ33を差動ア
ンプとして使用して残留電荷の影響を除去するようにす
ると良い。
【0050】また上記実施形態では、本発明をリニアイ
メージセンサに適用しているが、他のタイプでも本発明
の適用が可能である。
【0051】このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形実施が可能である。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、光電変換素子が所定の
読取り期間に出力する電荷を蓄積する電荷蓄積手段と、
この電荷蓄積手段に蓄積されている電荷を、前記読取り
期間とは異なる所定の放電期間に放出させる放電制御手
段と、前記電荷蓄積手段に蓄積されている電荷量を、前
記放電期間と前記読取り期間との間に検出する残留電荷
量検出手段と、読取り信号生成手段とを備え、この読取
り信号生成手段により、前記放電制御手段の制御の下に
前記蓄積手段から放電される電荷量と、その放電期間の
直前に前記残留電荷量検出手段により検出された電荷量
との差に対応するレベルの信号を前記読取り信号として
出力するようにしたので、残留電荷の影響を軽減した高
精度な画像読取りを高速に行うことができるイメージセ
ンサとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るリニアイメージセン
サの構成を示す回路図。
【図2】駆動信号と内部信号とのタイミングおよび内部
信号の波形例を示す図。
【図3】図1に示すリニアイメージセンサを使用して得
られる読取り画像の一例を示す図。
【図4】初期電荷量検出部の変形構成例を示す図。
【図5】従来よりある画像読取装置の構造を示す部分断
面図。
【図6】リニアイメージセンサの読み取る動きを示した
機能図。
【符号の説明】
1(1-1 〜1-n )…読取り素子 11…フォトトランジスタ 12…アナログスイッチ 13…コンデンサ 14…トランジスタ 15…アナログスイッチ 16…コンデンサ 17…アナログスイッチ 18,19…初期電荷量検出部 20…オペアンプ 21…切替えスイッチ 2(2-1 〜2-n ,2-m )…フリップフロップ回路 3…出力部 31…コンパレータ 32…電圧変換コンデンサ 33…オペアンプバッファ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿からの反射光量に応じた電荷を発生
    する光電変換手段を用いて前記原稿の画像に応じた読取
    り信号を生成するイメージセンサにおいて、 前記光電変換素子が所定の読取り期間に出力する電荷を
    蓄積する電荷蓄積手段と、 この電荷蓄積手段に蓄積されている電荷を、前記読取り
    期間とは異なる所定の放電期間に放出させる放電制御手
    段と、 前記電荷蓄積手段に蓄積されている電荷量を、前記放電
    期間と前記読取り期間との間に検出する残留電荷量検出
    手段と、 前記放電制御手段の制御の下に前記蓄積手段から放電さ
    れる電荷量と、その放電期間の直前に前記残留電荷量検
    出手段により検出された電荷量との差に対応するレベル
    の信号を前記読取り信号として出力する読取り信号生成
    手段とを具備したことを特徴とするイメージセンサ。
JP9016645A 1997-01-30 1997-01-30 イメージセンサ Pending JPH10215345A (ja)

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JP9016645A JPH10215345A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 イメージセンサ

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