JPH1021469A - 非接触型情報源の金銭登録装置 - Google Patents

非接触型情報源の金銭登録装置

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JPH1021469A
JPH1021469A JP8188786A JP18878696A JPH1021469A JP H1021469 A JPH1021469 A JP H1021469A JP 8188786 A JP8188786 A JP 8188786A JP 18878696 A JP18878696 A JP 18878696A JP H1021469 A JPH1021469 A JP H1021469A
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JP8188786A
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Kyoichi Shibuya
澁谷恭一
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Secom Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 店員が「カードを所持する利用者が本人であ
るか否か」を容易かつ厳格にチェックすることができる
こと 【解決手段】 利用者2の目2aに関する個人識別情報
が格納されたメモリ35を有する非接触型ICカード1
5と、この非接触型ICカード15と電波を介して情報
交信ができるように金銭登録機1に設けられた情報交信
装置16と、同じく前記金銭登録機に設けられ、かつ、
利用者2の目2aの情報を非接触状態で実測する目の情
報検知装置17と、この目の情報検知装置17側の実測
情報及び記憶装置50に一時的に受入れられた前記情報
交信装置16側の個人識別情報とを受け入れる中央制御
装置8と、この中央制御装置8と電気的に接続し、前記
実測情報及び個人識別情報の2つの情報を突き合わせ、
当該利用者が本人であるか否かを判別する判定回路57
と、中央制御装置8に電気的に接続し、該判定回路の結
果を外部に知らせる外部認識手段12とを備える非接触
型情報源の金銭登録装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非接触型情報源の金
銭登録装置に関する。本発明は特にスーパー、ストアー
等の店舗の支払通路に設置される金銭登録機との関係で
使用される。
【0002】
【従来の技術】従来、スーパー、ストアー等の店舗の支
払通路に設置される金銭登録装置の一例は、特開平6−
195566号公報に記載されている。この実施例の金
銭登録装置は、カードリーダー、キーボード、レシート
用プリンター、FDDユニット、表示器などで構成され
ている。
【0003】ところで、近年、消費者(客)が予めカー
ド発行者からプリペイドカードを購入した場合に於い
て、お客が購入した商品の支払いを行う際にプリペイド
カードによる支払いを希望している時は、店員はお客か
らプリペイドカードを受取り、かつ、金銭登録装置のカ
ードセット部に当該プリペイドカードをセットし、商品
購入の精算を行っている。
【0004】しかして、前記プリペイドカードをカード
セット部にセットすると、金銭登録装置の設けられたプ
リペイドカード用カードリード/ライタによりプリペイ
ドカードの残高が読み取られ、購入商品の価格が金銭登
録装置のキーボードによって入力されると、差し引かれ
た新たな残高がプリペイドカードに印字(記録)され
る。
【0005】しかしながら、このようなプリペイドカー
ド用カードリード/ライタによる接触型の支払い方法又
は装置にあっては、店員は「当該プリペイドカードの占
有者が本人であるか否か」を全く確認することができな
いと言う問題点を有していた。またプリペイドカードに
固有のID番号が付されている場合には、金銭登録装置
側の中央制御装置の記憶装置に前記ID番号の正当性を
確認するためのデータを格納しておくことができるが、
前記記憶装置の記憶容量の膨大化と言う問題点を有して
いた。さらに、購入商品の精算は、プリペイドカードの
受け渡しやセット行為によって行われるので、手間や時
間がかかると言う欠点もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、店員が「カードを所持する利用者が本人であるか否
か」を容易かつ厳格にチェックすることができることで
ある。また本発明の第2の目的は、中央制御装置の記憶
装置の記憶容量の膨大化を解消することができることで
ある。また本発明の第3の目的は、一日の時間帯に於け
る利用者の目の条件が多少変わっても、利用者の真偽を
判別することができることである。さらに、本発明の第
4の目的は非接触型情報源の間接的な利点(解錠操作が
簡単、装置が汚れない、メンテナンスが不要など)を十
分に生かすことができることである。加えて、本発明の
第5の目的は、ICカード15Aにプリベイト支払機能
又はクレジット支払機能を付与し、簡単な方法で電子支
払いができることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の非接触型情報源
の金銭登録装置は、利用者2の目2aに関する個人識別
情報が格納されたメモリ35を有する非接触型ICカー
ド15と、この非接触型ICカード15と電波を介して
情報交信ができるように金銭登録機1に設けられた情報
交信装置16と、同じく前記金銭登録機に設けられ、か
つ、利用者2の目2aの情報を非接触状態で実測する目
の情報検知装置17と、この目の情報検知装置17側の
実測情報及び記憶装置50に一時的に受入れられた前記
情報交信装置16側の個人識別情報とを受け入れる中央
制御装置8と、この中央制御装置8と電気的に接続し、
前記実測情報及び個人識別情報の2つの情報を突き合わ
せ、当該利用者が本人であるか否かを判別する判定回路
57と、中央制御装置8に電気的に接続し、該判定回路
の結果を外部に知らせる外部認識手段12とを備えるこ
とである。
【0008】上記構成に於いては、非接触型ICカード
15Aのメモリ35Aに金額情報記録エリア60を設
け、ICカード15A自体にプリベイト支払機能又はク
レジット支払機能を付与することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図面に示す本発明の実施の形態を
スーパー、ストアー等の店舗で使用される場合で説明す
る。
【0010】図1乃至図6は本発明の第1実施例を示し
ている。Xは店舗の支払通路に設置された非接触型情報
源の金銭登録装置である。この金銭登録装置Xは、基本
的には店舗側に設置される金銭登録機1と、利用者2が
カード発行者(カード会社、銀行等)から得た後述する
ICカード15との組み合わせから成る。
【0011】まず金銭登録機1は、図1で示すように本
実施例では利用者2としての買い物客が買い物籠に入れ
た購入商品を置く補助台3と、この補助台3に支払通路
4に沿って連結されたバーコードスキャニング台5と、
このバーコードスキャニング台5に支払通路4に沿って
連結された装置支持台6と、この装置支持台6の上面に
載置された金銭登録機本体7とから成る。
【0012】しかして、前記金銭登録機本体7は、中央
制御装置8を内蔵し、また店員9が操作するキーボード
10、少なくとも店舗名、日付、個々の商品名、個別商
品金額、合計額を印字するレシート用プリンタ11、内
蔵時計など金銭登録機本体7に必要な一般的な装置を有
し、さらに、本発明の主要部を備えている。
【0013】また前記バーコードスキャニング台5には
中央制御装置8と電気的に接続し、かつ、「本人か否
か」の判定回路の結果を外部に知らせる外部認識手段
(例えば表示器)12が適宜に取付けられている。この
外部認識手段12は、本実施例では前記判定結果以外に
個々の商品の金額や合計額等も表示する。
【0014】さらに、前記装置支持台6の店員9側の一
側壁6a上部には、中央制御装置8と電気的に接続する
カードリードライタを有する接触型のカードセット部1
3が設けられている。このカードセット部13には利用
者2が前払い方式で購入した図示しない接触型カードが
差し込まれる。なお、14はプリペイドカードの残高デ
ータの読取/書換手段で、この読取/書換手段14は中
央制御装置8に電気的に接続している。
【0015】次に利用者2が携帯する非接触型のカード
状IC情報媒体物、特に無線を用いるワイヤレスICカ
ード(以下「ICカード」と言う。)15について説明
する。このICカード15は、利用者がたとえばカード
発行者から購入することによって所持される。このIC
カード15は内部にバッテリーを持つバッテリー付タイ
プと、受信した電波をエネルギー源に用いて電気を生成
させ、カードの回路を作動させる2つのタイプに分かれ
ているが、本実施例では後者を使用している。このIC
カード15の内部構造については後述する。
【0016】次に16は金銭登録機本体7に一体的に設
けられた情報交信装置で、この情報交信装置の一例とし
てはリーダ・ライタが使用されている。情報交信装置1
6は全体のシステムとして、一方では金銭登録機本体7
側に設けられた中央制御装置8に電気的に接続し、他方
では支払通路4側に電波をICカード15に発射する。
【0017】ところで、普通一般に情報交信装置16は
特定の有効エリアに常時ICカード15に比して強い電
波を発射している。前記ICカード15は、通常ICカ
ード購入者「本人」としての利用者8が携帯し、情報交
信装置16から発射された電気的エネルギー源(電波)
を元にICガード自体が電力を蓄積し、かつ、この蓄積
された電力に基づきICカードのメモリー内のデータを
リーダ・ライタに伝送する。
【0018】次に17は情報交信装置16の上方又は前
方に位置するように該情報交信装置16に一体的に設け
られ、かつ、前記利用者2の目2aの情報を非接触状態
で検知する目の情報検知装置である。この目の情報検知
装置17はカメラ型検知箱の斜め前壁の凹所にレンズ1
8を有すると共に、検知センサー19を内臓している。
図4はこの情報交信装置16及び前記ICカード15
の構成を概略的に示している。
【0019】まず情報交信装置16の内部構成について
説明する。20は中央制御装置8に接続コードを介して
電気的に接続するICカード用制御部である。このIC
カード用制御部20は、情報交信装置16の統括的な制
御を行うもので、例えばICカード15の主機能を作動
させたり又は停止させるための命令、ICカード15の
コンデンサー内部の電力を使用させたり又は使用を停止
させたりするための命令、充電命令、充電停止命令など
複数個の命令信号をICカード15側に出力する。送信
部21はICカード用制御部20からの指令に基づき、
信号を変調して送信用アンテナ22に送出する機能を有
する。
【0020】送信用アンテナ22は接近するICカード
15のアンテナ30に対して有効エリアが大きい電波2
4を発射し、他方の受信用アンテナ23はICカード1
5のアンテナ30から発射(応答)された有効エリアが
小さい電波31を受信する機能を有する。受信部25は
受信用アンテナ23で受信した信号を復調し、かつ、復
調した元の信号をICカード用制御部20に送る機能を
有する。
【0021】次にICカード15の内部構成について説
明する。ICカード15は、アンテナ30で受信した大
きい電波24をエネルギー源に用いて受信部32で電気
を生成させ、データ制御回路33、送信部34などを作
動させる。ICカード15は、CPU又はロジック回路
を有すると共に内部にメモリ35を有し、該メモリ35
には予め特定のデータ(個人識別情報、秘密情報)が格
納されている。
【0022】次に図5はICカード15に格納されたメ
モリ35を概略的に示す。このメモリ35は、本実施例
では前もって測定した利用者2の少なくとも網膜又は虹
彩のいずれか1つを1日の複数の時間帯毎に測定した特
徴、及びこれに対応する最小許容関係数を各々暗号化
し、かつ、暗号化された各情報が複数個にレベル分割さ
れている。
【0023】しかして、レベル分割された情報について
さらに詳しく説明すると、41は朝(7時30分頃)に
測定した網膜又は虹彩の特徴と最小許容相関係数を暗号
化した識別情報レベル1である。また42は昼(13時
頃)に測定した網膜又は虹彩の特徴と最小許容相関係数
を暗号化した識別情報レベル2である。43は夕方(1
8時頃)に測定した網膜又は虹彩の特徴と最小許容相関
係数を暗号化した識別情報レベル3である。44は夜
(22時頃)に測定した網膜又は虹彩の特徴と最小許容
相関係数を暗号化した識別情報レベル4である。なお、
Sはカード発行者が設定した秘密情報である。
【0024】これらのレベル分割されたメモリ35は、
記憶容量の膨大化、メモリの変更の容易化などの理由か
ら、各利用者のICカード15のメモリ35にそれぞれ
格納しておく。この場合利用者2の目2aに関する情報
は、網膜又は虹彩のいずれでも良く、或いは網膜及び虹
彩の両方でも良い。本実施例では上述したように利用者
8の網膜又は虹彩のいずれか1つを1日の複数の時間帯
(朝、昼、夕方、夜)毎に測定した特徴、これに対応す
る最小許容相関係数などの判別基準を各々暗号化してい
る。
【0025】図3は本発明の構成ブロック図であり、ま
た図6は本発明の記憶装置の説明図である。
【0026】まず50は中央制御装置8と電気的に接続
する記憶装置である。この中央制御装置8側の記憶装置
50は、本実施例では主記憶装置51と、メモリ管理部
52と、一時記憶装置53を有する。
【0027】しかして、前記主記憶装置51にはICカ
ード5の正当性をチェックするための正当情報、例えば
発行者以外の者が偽造或いは変造した不正なカードを使
用を禁止する情報が格納されている。後述する判定回路
は、少なくともこの主記憶装置51に格納された情報と
ICカード5に格納された秘密情報Sとが一致しない限
り、「カード使用OKの肯定」の判断をしない。なお、
中央制御装置8には入力手段54が電気的に接続してお
り、必要な情報をこの主記憶装置51に入力することが
できる。
【0028】また前記メモリ管理部52は、情報交信装
置16及び中央制御装置8をそれぞれ介して送られてき
たICカード15の個人識別情報を管理する機能を有す
る。したがって、メモリ管理部52は一時記憶装置53
にデータを一旦記憶させる。
【0029】55は中央制御装置8及び記憶装置50の
メモリ管理部52との間に電気的に介在する識別情報選
別回路で、この識別情報選別回路55はメモリ管理部5
2で管理されかつレベル分割された個人識別情報を中央
制御装置8に順次段階的に出力する。
【0030】56は中央制御装置8と電気的に接続する
画像処理部で、この画像処理部56は目の情報検知装置
17の検知センサー19で実測された当該利用者2の目
2aの画像的情報を中央制御装置8が読み取れかつ判定
回路57が判別できる信号に処理する。
【0031】前記判定回路57は、情報交信装置16と
の交信により得られたICカード15側の個人識別情報
と目の情報検知装置17で実測された当該利用者2側の
目2a情報とをそれぞれ突き合わせ、ICカード15を
所持する利用者2が本人であるか否かの真偽を判定す
る。この場合判定回路57は、本実施例では段階的に出
力された識別情報レベル1〜4が逐次判定され、識別情
報レベル1乃至識別情報レベル4のいずれか1つが一致
すれば「肯定」の判定をする。
【0032】上記構成に於いて、まず図1及び図2で示
すように利用者2が商品購入後にICカード15を携帯
して情報交信装置16の送信用アンテナ22の有効エリ
アL1に達すると、図4で示すようにICカード5のア
ンテナ30は強い電波24を受信する。そうすると、I
Cカード5の受信部32は電波24をエネルギー源とし
て電気を生成する。次にデータ制御回路33はメモリ3
5に格納された個人識別情報を送信部34に送る。送信
部34は個人識別情報を変調し、変調後の返信信号はア
ンテナ30を介し、電波31として情報交信装置16の
受信用アンテナ23に送られる。このように情報交信装
置16とICカード15との情報交信がなされる。
【0033】次に情報交信装置16の受信部25で受信
した個人識別情報は、ICカード用制御部20から中央
制御装置8へと送られる。この時ICカード15の正当
性をチェックするための正当情報が主記憶装置51から
判定回路57に直ちに送られる。判定回路は、少なくと
もこの主記憶装置51に格納された正当情報とICカー
ド5に格納された秘密情報とが一致しない限り、「カー
ド使用OK」の判断をしない。そして、「カード使用不
可」の旨の表示が外部認識手段12に表示される。
【0034】しかして、ICカード15がカード発行者
の正当カードである時は、中央制御装置8側へ送られた
個人識別情報は、メモリ管理部52に入り、メモリ管理
部52は一旦一時記憶装置53に個人識別情報を記憶さ
せる。
【0035】次に利用者2が図2で示すように目の情報
検知装置17のレンズ18を覗くようにする。この場合
利用者2の目2aと該情報検知装置17のレンズ18と
は非接触状態である。そこで、目の情報検知装置17の
検知センサー19が利用者2の目2aを検知すると、目
の情報検知装置17は当該利用者2の網膜又は虹彩を測
定する。この測定された実測情報は中央制御装置8側の
画像処理部56に送出され、画像処理部56は網膜又は
虹彩に関する画像的情報を中央制御装置8が読み取れか
つ判定回路57が判別できる信号に処理する。
【0036】画像処理部56で処理された実測情報信号
が中央制御装置8に送られると、中央制御装置8は記憶
装置50並びに判定回路57に指令を出す。しかして、
中央制御装置8から指令を受けた記憶装置50のメモリ
管理部52は一時記憶装置53からICカード側の個人
識別情報を引き出す。そして、メモリ管理部52により
引き出された個人識別情報は、識別情報選別回路55に
より、識別情報レベル1〜4が段階的に選別されかつ中
央制御装置8に送られる。
【0037】判定回路57は、「2つ情報」に基づき利
用者2の真偽を判定する。すなわち、「2つ情報」と
は、画像処理部56で処理された実測情報信号と、IC
カード側の個人識別情報(識別情報レベル1〜4)であ
る。
【0038】しかして、当該ICカード15が使用可能
か否かの判定回路57の結果は、本実施例では、外部認
識手段(表示器)12に表示される。
【0039】そこで、図示しない接触型プリベイトカー
ドを所持している利用者2が本人であると確認した店員
9は、当該プリベイトカードを金銭登録機1のカセット
部13に差し込む。そうすると、プリペイドカードの残
高データの読取/書換手段14により当該プリベイトカ
ードの残高が読み取られ、キーボード10により商品の
購入額が入力されると、中央制御装置8により演算処理
され、当該プリベイトカードに新しい残高が記録(更
新)される。
【0040】
【実施例】まず発明の実施の形態で説明した第1実施例
に於いては、情報交信装置16はインタロゲータでも良
い。またICカード15は小型化及び薄型化されている
カード状のものであれば、その形態は、たとえばコイン
形状をしていても良い。
【0041】次に利用者2の目2aに関する情報は、網
膜又は虹彩を1日の複数の時間帯(朝、昼、夕方、夜)
毎に測定した特徴、これに対応する最小許容相関係数な
どの判別基準を各々暗号化しているが、必ずしも複数の
時間帯でなくても良く、例えば朝に測定した特徴、これ
に対応する最小許容相関係数などの判別基準を各々暗号
化した場合でも良い。
【0042】次に情報交信装置16並びに目の情報検知
装置17は、必ずしも金銭登録機本体7に一体的に設け
る必要はなく、金銭登録機1の適当な箇所に一体又は別
体に設けても良い。また外部認識手段12は、表示器以
外に点燈・点滅ランプ、報知音発生手段、ICカード1
5拒否用戻し手段などであっても良い。
【0043】次に図7及び図8は本発明の第2実施例を
示す。この第2実施例の説明に於いては、第1実施例と
同一の部分は第1実施例と同一又は同様を符号を付し、
重複する説明を省略する。また第1実施例を説明した図
1、図2、図4、図6をそのまま援用し、重複する説明
を省略する。
【0044】この第2実施例に於いて、前記第1実施例
と主に異なる点は、ICカード15Aに「プリベイト支
払機能(前払い購入式によるカード利用の支払い方
式)」又は「クレジット支払機能(カード発行者との契
約による一括後払い、分割払い、根担保払いなどカード
利用の後払い方式)」を持たせ、一方、金銭登録機1A
の情報交信装置16A、中央制御装置8A、記憶装置5
0Aのメモリ35A、残高データの読取/書換手段14
Aは、ICカード15Aの前記プリベイト支払機能やク
レジット支払機能に対応するように電子支払い用プログ
ラムに基づき電気的に作動するように構成した点であ
る。
【0045】すなわち、60は記憶装置50Aのメモリ
35Aに設けられた金額情報記録エリアで、この金額情
報記録エリア60には、情報交信装置16AとICカー
ド15Aとの間で支払いに関するデータの交信が終了し
た際に新たな残高が記録される。また61は中央制御装
置8Aと通信ケーブル62を介して接続する上位制御装
置で、この上位制御装置61はカード発行者のホストセ
ンターに配設されている。
【0046】そこで、まずICカード15Aのプリベイ
ト支払機能について説明すると、上述したように判定回
路57Aが「2つ情報」に基づき利用者の真偽を判定
し、その結果、ICカード15Aの所持者が「本人」で
あると判断すると、中央制御装置8Aは、当該ICカー
ド15Aの金額情報記録エリア60から情報交信装置1
6Aを介して金額に関する情報も受理する。そして、こ
の金額情報は残高データの読取/書換手段14Aにより
当該ICカード15Aの残高が読み取られ、かつ、キー
ボード10Aにより商品の購入額が入力されると、中央
制御装置8Aにより演算処理され、新しい残高は情報交
信装置16Aを介して当該ICカード15Aに無線で送
られ、前記金額情報記録エリア60に新しい残高が暗号
化された状態で記録(更新)される。
【0047】次にICカード15Aのクレジット支払機
能について説明すると、まず当該ICカード15Aの秘
密情報、金額情報等が中央制御装置8Aから通信ケーブ
ル62を介して上位制御装置61に送られる。次に当該
ICカード15Aが「使用可能である」との判断が上位
制御装置61から金銭登録機1Aの中央制御装置8Aに
送られて来たならば、店員は当該ICカード15Aによ
る支払いを認容し、キーボード10Aにより商品の購入
額を入力する。この商品の購入額が入力されると、中央
制御装置8Aにより演算処理され、以下はプリベイト支
払機能の場合と同様である。なお、プリベイト支払方
式、又はクレジット支払方式のいずれの場合でも、IC
カード15Aそのものには新たな残高を直接印字しない
ので、新たな残高に関しては、プリンタ11Aにより印
字されたプリント用紙に当該ICカード15の金額情報
記録エリア60に格納された新たな残高が間接的に表示
される。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙するような効果がある。 (1)二つの非接触型情報源を利用しているので、店員
は利用者の真偽を容易かつ厳格にチェックすることがで
きる。 (2)ICカード側のメモリに利用者の個人識別情報を
格納したので、中央制御装置側の記憶装置の記憶容量の
膨大化を解消させることができる。 (3)請求項2記載の発明は、一日の時間帯に於ける利
用者の目の条件が多少変わっても、ICカードを所持し
ている利用者が「本人であるか否かを」判別することが
できる。。 (4)請求項3又は請求項4記載の発明は、ICカード
を利用して電子支払いができる。 (5)その他商品の精算の容易化、解錠操作の簡単化、
装置の清潔化、メンテナンスの不要化など非接触型情報
源の有する利点を多数活用することができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図6は本発明の第1実施例の実施の形態を説明
する各説明図。図7及び図8は本発明の第2実施例を説
明する説明図。
【図1】本願発明の実施の形態を示す概略説明図である
(特に金銭登録機の一例を示す)。
【図2】本願発明の実施の形態を示す概略説明図である
(特に利用者と情報交信装置並びに目の情報検知装置と
の関係を示す)。
【図3】本発明の第1実施例の構成ブロック図。
【図4】本願発明の情報交信装置とICカードとの関係
を示す概略説明図。
【図5】第1実施例のICカードのメモリの概略説明
図。
【図6】本願発明の記憶装置の説明図。
【図7】本発明の第2実施例の構成ブロック図。
【図8】第2実施例のICカードのメモリの概略説明
図。
【符号の説明】
X…金銭登録装置、1…金銭登録機、2…利用者、2a
…目、7…金銭登録機本体、8…中央制御装置、9…店
員、10…キーボード、11…プリンタ、12…外部認
識手段、13…カードセット部、15…ICカード、1
6…情報交信装置、17…目の情報検知装置、20…I
Cカード用制御部、24、31…電波、25、32…受
信部、25、32…受信部、33…データ制御回路、5
0…記憶装置、51…主記憶装置、52…メモリ管理
部、53…一時記憶装置、55…識別情報選別回路、5
6…画像処理部、57…判定回路、60…金額情報記録
エリア、61…上位制御装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者2の目2aに関する個人識別情報
    が格納されたメモリ35を有する非接触型ICカード1
    5と、この非接触型ICカード15と電波を介して情報
    交信ができるように金銭登録機1に設けられた情報交信
    装置16と、同じく前記金銭登録機に設けられ、かつ、
    利用者2の目2aの情報を非接触状態で実測する目の情
    報検知装置17と、この目の情報検知装置17側の実測
    情報及び記憶装置50に一時的に受入れられた前記情報
    交信装置16側の個人識別情報とを受け入れる中央制御
    装置8と、この中央制御装置8と電気的に接続し、前記
    実測情報及び個人識別情報の2つの情報を突き合わせ、
    当該利用者が本人であるか否かを判別する判定回路57
    と、中央制御装置8に電気的に接続し、該判定回路の結
    果を外部に知らせる外部認識手段12とを備える非接触
    型情報源の金銭登録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、利用者2の目2aに
    関する個人識別情報は、利用者の少なくとも網膜又は虹
    彩のいずれか1つを1日の複数の時間帯毎に測定した特
    徴、及びこれに対応する最小許容関係数を各々暗号化し
    ていることを特徴とする非接触型情報源の金銭登録装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、非接触型ICカード
    15Aのメモリ35Aに金額情報記録エリア60を設
    け、一方、金銭登録機1Aの中央制御装置8Aは電子支
    払い用プログラムに基づき電気的に作動するように構成
    され、ICカード15Aにプリベイト支払機能を付与し
    たことを特徴とする非接触型情報源の金銭登録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に於いて、非接触型ICカード
    15Aのメモリ35Aに金額情報記録エリア60を設
    け、一方、金銭登録機1Aの中央制御装置8Aは電子支
    払い用プログラムに基づき電気的に作動するように構成
    され、さらに、前記中央制御装置8Aには通信ケーブル
    62を介して上位制御装置61が接続され、ICカード
    15Aにクレジット支払機能を付与したことを特徴とす
    る非接触型情報源の金銭登録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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