JPH1021432A - 時間制限付き乗車券処理システム及び方法 - Google Patents

時間制限付き乗車券処理システム及び方法

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JPH1021432A
JPH1021432A JP17375296A JP17375296A JPH1021432A JP H1021432 A JPH1021432 A JP H1021432A JP 17375296 A JP17375296 A JP 17375296A JP 17375296 A JP17375296 A JP 17375296A JP H1021432 A JPH1021432 A JP H1021432A
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JP
Japan
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time
ticket
delay
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limited
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JP17375296A
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English (en)
Inventor
Junji Abe
淳二 阿部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電車事故等により電車が遅れた際、オフピーク
チケットと呼ばれる時間制限付き普通乗車券、回数券、
定期券、プリペイドカード等の時間制限付き乗車券を予
め設定されている有効時間による時間限定から救済す
る。 【解決手段】遠隔監視装置1の制御部10は、電車事故
等により電車が遅れた時に各種設定機能13によりオフ
ピークチケット救済データ設定機能が起動され、タッチ
パネルCRT表示機能12により遅れ時間(救済デー
タ)が入力された際、この救済データをデータ通信回線
8、データ中継装置2、データ通信回線9を介して各自
動改札装置3に送信し、自動改札装置3の制御部30は
送信された救済データを用いて時間制限付き乗車券を予
め設定されている有効時間による時間限定から救済す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえばオフピ
ークチケットと呼ばれる時間制限付き普通乗車券、回数
券、定期券、プリペイドカード等の時間制限付き乗車券
を取り扱う制限付き乗車券処理システム及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、混雑時間帯以外のオフピークに使
用されるオフピークチケットと呼ばれる時間制限付き普
通乗車券、回数券、定期券、プリペイドカード等の時間
制限付き乗車券が考えられている。
【0003】従来の自動改札装置における時間制限付き
普通乗車券、回数券、定期券、プリペイドカード等のオ
フピークカードの取り扱い処理を図9のフローチャート
を参照して説明する。
【0004】従来は、自動改札装置において、オフピー
クチケットの磁気情報を読取った後、オフピークチケッ
トが、予め規程された「オフピーク時間帯」、例えば
9:00〜16:40の間にて使用されたか否かを判定
していた。そして、時間帯の範囲内(有効時間内)に使
用されたものであれば、オフピークチケットを取り扱う
ようにしていた。また、時間帯の範囲外に使用されたも
のであれば、異常時動作として取り扱わないようにし、
その旨を利用客に対して案内表示していた。
【0005】すなわち、従来は、オフピークチケットを
取り扱うか否かの判定を自動改札装置の装置内部に「オ
フピーク時間帯データ」として記録しておき、そのデー
タとオフピークチケットが利用された時間とを比較して
いた。
【0006】ところが、電車が事故などにより遅れ、オ
フピークチケットの設定時間(有効時間)をオーバー
(超過)してしまった時、オフピークチケットで乗車し
た利用客は、降車時、または他電鉄よりの乗り換え乗車
時に有効時間外となって異常時動作とされ、電車の遅れ
にもかかわらず救済されない可能性があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、自動
改札装置における時間制限付き普通乗車券、回数券、定
期券、プリペイドカード等のオフピークチケット(時間
制限付き乗車券)の取り扱い処理において、電車が事故
などにより遅れ、オフピークチケットの設定時間(有効
時間)をオーバー(超過)してしまった時、オフピーク
チケット(時間制限付き乗車券)で乗車した利用客は、
降車時、または他電鉄よりの乗り換え乗車時に有効時間
外となって異常時動作とされ、電車の遅れにもかかわら
ず救済されないという問題があった。
【0008】そこで、この発明は、電車事故等により電
車が遅れた際、オフピークチケットと呼ばれる時間制限
付き普通乗車券、回数券、定期券、プリペイドカード等
の時間制限付き乗車券を予め設定されている有効時間に
よる時間限定から救済することのできる時間制限付き乗
車券処理システム及び方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の時間制限付き
乗車券処理システムは、時間制限付き乗車券の磁気情報
を読み取る読取手段と、この読取手段で磁気情報を読み
取った時間を計時する計時手段と、上記時間制限付き乗
車券の制限時間を予め記憶している記憶手段と、この記
憶手段に記憶されている制限時間を必要に応じて変更す
る変更手段と、この変更手段で変更された場合は変更さ
れた制限時間、変更されない場合は上記記憶手段に予め
記憶されている制限時間を用いて、上記計時手段で計時
された時間が制限時間内であるか否かを判定する判定手
段とから構成されている。
【0010】この発明の時間制限付き乗車券処理システ
ムは、時間制限付き乗車券の磁気情報を読み取る読取手
段と、この読取手段で磁気情報を読み取った時間を計時
する計時手段と、上記時間制限付き乗車券が使用できる
開始時間と終了時間とを予め記憶している記憶手段と、
電車事故等の電車の遅れが発生した際、上記記憶手段に
予め記憶されている終了時間を延長する遅れ時間を設定
する設定手段と、上記計時手段で計時された時間が、上
記記憶手段に予め記憶されている終了時間、または上記
設定手段で遅れ時間が設定された場合に設定された遅れ
時間を加算した終了時間を超過しているか否かを判定す
る判定手段とから構成されている。
【0011】この発明の時間制限付き乗車券処理システ
ムは、時間制限付き乗車券の磁気情報を読み取る読取手
段と、この読取手段で磁気情報を読み取った時間を計時
する計時手段と、上記時間制限付き乗車券が使用できる
開始時間と終了時間とを予め記憶している記憶手段と、
電車事故等の電車の遅れが発生した際、上記記憶手段に
予め記憶されている終了時間を延長する遅れ時間を設定
する設定手段と、この設定手段で設定された遅れ時間の
情報を送信する送信手段と、この送信手段で送信された
遅れ時間の情報を受信する受信手段と、上記計時手段で
計時された時間が、上記記憶手段に予め記憶されている
終了時間、または上記受信手段で遅れ時間の情報が受信
されていた場合に受信された情報の遅れ時間を加算した
終了時間を超過しているか否かを判定する判定手段とか
ら構成されている。
【0012】この発明の時間制限付き乗車券処理システ
ムは、遠隔監視装置と接続されて各駅に複数設けられた
自動改札装置とから構成され、時間制限付き乗車券を処
理する時間制限付き乗車券処理システムにおいて、上記
遠隔監視装置が、電車の遅れによる上記時間制限付き乗
車券が使用できる予め規程されている終了時間による時
間制限を救済する救済情報を設定する設定手段を有し、
上記自動改札装置が、上記時間制限付き乗車券の磁気情
報を読み取る読取手段と、この読取手段で磁気情報を読
み取った時間を計時する計時手段と、この計時手段で計
時された時間が、上記時間制限付き乗車券が使用できる
予め規程されている終了時間、または上記設定手段で救
済情報が設定されていた場合に設定された救済情報を付
加した終了時間を超過しているか否かを判定する判定手
段とから構成されている。
【0013】この発明の時間制限付き乗車券処理システ
ムは、遠隔監視装置と接続されて各駅に複数設けられた
自動改札装置とから構成され、時間制限付き乗車券を処
理する時間制限付き乗車券処理システムにおいて、上記
遠隔監視装置が、電車事故等の電車の遅れが発生した
際、予め規程されている上記時間制限付き乗車券が使用
できる時間帯の終了時間を延長する遅れ時間を設定する
設定手段と、この設定手段で設定された遅れ時間の情報
を送信する送信手段とを有し、上記自動改札装置が、予
め規程されている上記時間制限付き乗車券が使用できる
時間帯の開始時間と終了時間とを記憶する記憶手段と、
上記送信手段で送信された遅れ時間の情報を受信する受
信手段と、上記時間制限付き乗車券の磁気情報を読み取
る読取手段と、この読取手段で磁気情報を読み取った時
間を計時する計時手段と、この計時手段で計時された時
間が、上記記憶手段に記憶されている終了時間、または
上記受信手段で遅れ時間の情報が受信されていた場合に
受信された情報の遅れ時間を加算した終了時間を超過し
ているか否かを判定する判定手段とから構成されてい
る。
【0014】この発明の時間制限付き乗車券処理方法
は、時間制限付き乗車券の磁気情報を読み取り、読み取
った時間を計時し、上記時間制限付き乗車券の制限時間
を予め記憶し、記憶されている制限時間を必要に応じて
変更し、変更された場合は変更された制限時間、変更さ
れない場合は上記予め記憶されている制限時間を用いて
上記計時された時間が制限時間内であるか否かを判定す
るようにしたことを特徴とする。
【0015】この発明の時間制限付き乗車券処理方法
は、時間制限付き乗車券の磁気情報を読み取り、読み取
った時間を計時し、上記時間制限付き乗車券が使用でき
る開始時間と終了時間とを予め記憶し、電車事故等の電
車の遅れが発生した際、上記予め記憶されている終了時
間を延長する遅れ時間を設定し、上記計時された時間
が、上記予め記憶されている終了時間、または上記遅れ
時間が設定された場合に設定された遅れ時間を加算した
終了時間を超過しているか否かを判定するようにしたこ
とを特徴とする。
【0016】この発明の時間制限付き乗車券処理方法
は、時間制限付き乗車券の磁気情報を読み取り、読み取
った時間を計時し、上記時間制限付き乗車券が使用でき
る開始時間と終了時間とを予め記憶し、電車事故等の電
車の遅れが発生した際、上記予め記憶されている終了時
間を延長する遅れ時間を設定し、設定された遅れ時間の
情報を送信し、送信された遅れ時間の情報を受信し、上
記計時された時間が、上記予め記憶されている終了時
間、または上記遅れ時間の情報が受信されていた場合に
受信された情報の遅れ時間を加算した終了時間を超過し
ているか否かを判定するようにしたことを特徴とする。
【0017】この発明の時間制限付き乗車券処理方法
は、遠隔監視装置と、この遠隔監視装置に接続されて各
駅に複数設けられた自動改札装置とから構成され、時間
制限付き乗車券を処理する時間制限付き乗車券処理方法
であって、上記遠隔監視装置で電車の遅れによる上記時
間制限付き乗車券が使用できる予め規程されている終了
時間による時間制限を救済する救済情報を設定し、上記
自動改札装置が上記時間制限付き乗車券の磁気情報を読
み取り、読み取った時間を計時し、計時された時間が、
上記時間制限付き乗車券が使用できる予め規程されてい
る終了時間、または上記遠隔監視装置で救済情報が設定
されていた場合に設定された救済情報を付加した終了時
間を超過しているか否かを判定するようにしたことを特
徴とする。
【0018】この発明の時間制限付き乗車券処理方法
は、遠隔監視装置と、この遠隔監視装置に接続されて各
駅に複数設けられた自動改札装置とから構成され、時間
制限付き乗車券を処理する時間制限付き乗車券処理方法
であって、上記遠隔監視装置で電車事故等の電車の遅れ
が発生した際、予め規程されている上記時間制限付き乗
車券が使用できる時間帯の終了時間を延長する遅れ時間
を設定し、設定された遅れ時間の情報を送信し、上記自
動改札装置が、予め規程されている上記時間制限付き乗
車券が使用できる時間帯の開始時間と終了時間とを記憶
し、上記送信された遅れ時間の情報を受信し、上記時間
制限付き乗車券の磁気情報を読み取り、読み取った時間
を計時し、計時された時間が、上記記憶されている終了
時間、または上記遅れ時間の情報が受信されていた場合
に受信された情報の遅れ時間を加算した終了時間を超過
しているか否かを判定するようにしたことを特徴とす
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。図2は、この発明の時
間制限付き乗車券処理システムに係る駅務システムの概
略構成を示すものである。
【0020】すなわち、駅務システムは、各駅を遠隔監
視するセンタとしての遠隔監視装置1、遠隔監視装置1
に接続されて各駅毎に設けられたデータ通信中継制御装
置2、データ通信中継制御装置2に接続される自動改札
装置3,…とから構成されている。
【0021】図3は、遠隔監視装置1の外観構成を示す
もので、各駅の状態を監視する監視モニタ5、入力手段
としてのタッチパネルが設けられたタッチパネルCRT
表示器6、及び各種設定を行う設定手段としての設定釦
7とから構成されている。
【0022】本発明では、電車の事故などの遅れによ
り、オフピークチケット利用客がオフピーク時間帯(有
効時間内)をオーバー(超過)してしまった場合のトラ
ブルを防ぐために駅務システムの上述した各装置に下記
に示すトラブル救済機能が設けられている。
【0023】(1)遠隔監視装置(センタ)1には、救
済データ入力機能。 (2)データ通信中継制御装置2には、救済データ送信
通信機能。 (3)自動改札装置3には、自動救済判定機能。
【0024】図1は、遠隔監視装置1、データ通信中継
装置2、自動改札装置3の各機能の構成を示すものであ
る。すなわち、遠隔監視装置1は、全体の制御を司る制
御部10、各種プログラムを記憶しているプログラムメ
モリ11、タッチパネルCRT表示器6のタッチパネル
CRT表示機能12、設定釦7の各種設定機能13、オ
フピークチケット救済データ設定機能14、各駅設定デ
ータ通信機能(送信手段)15、及び遠隔モニタ5の遠
隔モニタ機能16とから構成されている。
【0025】データ通信中継装置2は、全体の制御を司
る制御部20、各種プログラムを記憶しているプログラ
ムメモリ21、自動改札装置間データ通信機能22、及
び遠隔監視装置間データ通信機能23とから構成されて
いる。
【0026】自動改札装置3は、全体の制御を司る制御
部30、各種プログラムを記憶しているプログラムメモ
リ31、通路制御機能32、読取手段としての乗車券読
取機能33、乗車券判定機能34、オフピークチケット
自動救済機能35、及びデータ通信中継装置間データ通
信機能(受信手段)36とから構成されている。また、
制御部30は、計時手段として内部に時刻を計時する時
計30a、及びオフピークチケット判定処理時間テーブ
ル30bを内蔵している。
【0027】なお、遠隔監視装置1とデータ通信中継装
置2,…とはデータ通信回線8で接続され、データ通信
中継装置2と自動改札装置3,…とはデータ通信回線9
で接続されている。
【0028】遠隔監視装置1は、各駅の駅務機器(自動
改札装置3、図示しない自動券売機、自動精算機等)を
一括してセンタとして監視する装置である。遠隔監視装
置1は、上述したように各駅務機器の設定を行うタッチ
パネルCRT表示器6と、各駅の駅構内の状況を図示し
ないカメラで取った映像を写す遠隔監視モニタ5とを有
している。この機能に加え、オフピークチケットを救済
するためのオフピークチケット救済データ設定機能13
を設けることにより、救済データの入力を可能としてい
る。また、遠隔監視装置1で設定し、設定データ(救済
データ)を自動改札装置3に対してデータ通信する各駅
設定データ通信機能15を有している。
【0029】遠隔監視装置1からデータ通信回線8を介
して送られた救済データは、各駅に設置されているデー
タ通信中継制御装置2により救済データが受信され、さ
らに自動改札装置3,…に救済データが送信される。
【0030】このデータ通信中継制御装置2は、自動改
札装置3との間の自動改札装置間データ通信機能22
と、遠隔監視装置1との間の遠隔監視装置間データ通信
機能23とを有している。
【0031】自動改札装置3は、自動改札装置3の通路
内のドア制御を行う通路制御機能32、乗車券の磁気情
報を読み取る乗車券読取機能33、その読み取った乗車
券が正しいものかを判定する乗車券判定機能34とを有
している。
【0032】この機能に加え自動改札装置3は、データ
通信中継装置2よりデータ通信回線9を介して送られて
くるオフピークチケット救済データを受信するデータ通
信中継装置間データ通信機能36、その救済データを受
信した時、オフピークチケットの救済を行うオフピーク
チケット自動救済機能35とを有している。
【0033】自動改札装置3は、オフピークチケット自
動救済機能35とデータ通信中継装置間データ通信機能
36とが設けられることにより、遠隔監視装置1でオフ
ピークチケットの救済データの設定が行われると自動的
にオフピークチケットを救済することが可能となる。
【0034】次に、このような構成において自動改札装
置3におけるオフピークチケット判定処理の動作を図4
のフローチャートを参照して説明する。まず、オフピー
クチケット(時間制限付き乗車券)が自動改札装置3に
投入された際、そのオフピークチケットの磁気情報が読
み取られてオフピークチケットの判定処理が行こなわれ
る。なお、読み取られるオフピークチケットの磁気情報
には、このチケットがオフピークチケットであることの
識別情報が含まれている。
【0035】自動改札装置3の制御部30は、内蔵する
時計30aにより現在時間を求め(ST1)、その現在
時間を分単位Aに変換する(ST2)。続いて制御部3
0は、プログラムメモリ31に予め記憶されている内部
設定データ(オフピーク開始時間、終了時間)を取得し
(ST3)、オフピーク開始時間を分単位Bに変換し
(ST4)、オフピーク終了時間を分単位Cに変換する
(ST5)。
【0036】そこで制御部30は、オフピークチケット
がオフピーク時間帯に投入されたか否かを判定する。ま
ず、制御部30は、ステップST6で開始時間のチェッ
クを行い、開始時間より現在時間が少なければ(A<
B)、有効開始時間前として判定を「有効時間外」とし
(ST9)、異常時の動作処理を行う(ST11)。
【0037】開始時間が現在時間と同じか多い場合(A
≧B)、制御部30は、続いてステップST7で終了時
間のチェックを行い、終了時間より現在時間が多ければ
(A>C)、有効終了時間後として判定を「有効時間
外」とし(ST9)、異常時の動作処理を行う(ST1
1)。
【0038】終了時間が現在時間と同じか少ない場合
(A≦C)、制御部30は、有効終了時間前として判定
を「有効時間内」とし(ST8)、正常時の動作処理を
行う(ST10)。
【0039】次に、遠隔監視装置1におけるオフピーク
チケットの設定方法について説明する。遠隔監視装置1
でオフピークチケットの救済データの設定を行う際、設
定釦7が押下されることによってタッチパネルCRT表
示器6にオフピークチケットの自動救済設定画面が表示
される。
【0040】図5は、オフピークチケット自動救済設定
におけるタッチパネルCRT表示器6の画面表示例を示
すものである。タッチパネルCRT表示器6の画面上部
には現在の設定状態6aが表示され、画面中央には処理
メニュー6bが表示され、画面下部には遅れ時間入力部
6cが表示されている。
【0041】処理メニュー6bは、「データ設定」と
「設定解除」の選択入力を行う。遅れ時間入力部6c
は、処理メニュー6bでデータ設定が選択入力された場
合に設定する遅れ時間(救済データ)の入力を行う。
【0042】処理メニュー6bの「データ設定」が選択
入力され、遅れ時間入力部6cで遅れ時間が入力されて
処理メニュー6bの「終了」が選択入力された際、遠隔
監視装置1の制御部10は、救済データを直ちにデータ
通信回線8を介して各駅のデータ通信中継装置2へ送信
する。
【0043】次に、遠隔監視装置1におけるオフピーク
チケットの設定動作について図6のフローチャートを参
照して説明する。電車事故等で遅れの異常が発生した際
(ST21)、駅務係員によって遠隔監視装置1の設定
釦7が押下される(ST22)。
【0044】遠隔監視装置1の制御部10は、オフピー
クチケット救済データ設定機能を起動し(ST23)、
タッチパネルCRT表示器6にオフピークチケットの自
動救済設定画面を表示する。タッチパネルCRT表示器
6より遅れ時間(救済データ)が入力され(ST2
4)、処理が終了した際(ST25)、制御部10は、
救済データをデータ通信回線8を介して各駅のデータ通
信中継装置2へ送信する(ST26)。
【0045】制御部10は、救済データ送信後、待機状
態にして(ST27)終了する。次に、自動改札装置3
におけるオフピークチケットの自動救済動作について図
7のフローチャートを参照して説明する。
【0046】まず、自動改札装置3の制御部30は、乗
車券読取機能33を用いて投入された乗車券(オフピー
クチケット)を読み取り(ST31)、オフセットピー
クチケット自動救済機能35を起動して設定データを取
得してオフピークチケット判定処理時間テーブル30b
に記憶し(ST32)、遠隔監視装置1からの救済デー
タの受信処理を行う(ST33)。
【0047】ここで、制御部30は、遠隔監視装置1か
らの救済データを受信したか否かをチェックし(ST3
4)、救済データを受信した場合、オフピークチケット
判定処理時間テーブル30bに救済データ(遅れ時間)
を加算する(ST35)。
【0048】この処理を行った後、制御部30は、従来
通りのオフピークチケット判定処理を行う(ST3
7)。例えば、終了時間が16:40で、この終了時間
に対して遅れ時間(救済データ)が30分だった場合、
30分加算されて17:10までオフピークチケットが
有効となり、結果的に電車事故等の遅れによるオフピー
クチケットの時間限定による判定を救済することが可能
となる。
【0049】ステップST37での判定によって、有効
時間内であれば正常時動作となり(ST38)、有効時
間外であれば異常時動作となる(ST39)。図8は、
このオフピークチケット判定テーブル30bにおける遅
れ時間の関係を示すものである。例えば、有効時間が9
時30分〜16時40分に設定されていて、遅れ時間
(救済データ)が30分の場合、有効時間は9時30分
〜17時10分となる。
【0050】以上説明したように上記発明の実施の形態
によれば、従来のオフピーク(混雑時間帯以外)チケッ
ト判定処理では自動改札装置内部の設定データを使用し
て判断していたため、電車の事故等の電車の遅れなどに
よりオフピークチケット判定時間における終了時間延長
の必要が発生した場合でも対応ができなかったが、遠隔
監視装置からの駅務係員の設定により、自動的にオフピ
ークチケット判定時間における終了時間の延長(遅れ時
間を加算する)をすることができる。すなわちオフピー
クチケットに対して設定されている時間限定を救済する
ことが可能となる。
【0051】また、遠隔監視装置(センタ)からの救済
データは、データ通信回線を介して全駅にデータ通信さ
れることにより、電車事故などの緊急性の高い問題が発
生した場合でも、即時的にオフピークチケットを設定さ
れている時間限定から自動救済することが可能である。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
電車事故等により電車が遅れた際、オフピークチケット
と呼ばれる時間制限付き普通乗車券、回数券、定期券、
プリペイドカード等の時間制限付き乗車券を予め設定さ
れている有効時間による時間限定から救済することので
きる時間限定付き乗車券処理システム及び方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の時間制限付き乗車券処理システムに
おける遠隔監視装置、データ通信中継装置、自動改札装
置の各機能の構成を示すブロック図。
【図2】駅務システムの概略構成を示す図。
【図3】遠隔監視装置の外観構成を示す図。
【図4】自動改札装置におけるオフピークチケット判定
処理の動作を説明するためのフローチャート。
【図5】オフピークチケット自動救済設定におけるタッ
チパネルCRT表示器の画面表示例を示す図。
【図6】遠隔監視装置におけるオフピークチケットの設
定動作を説明するためのフローチャート。
【図7】自動改札装置におけるオフピークチケットの自
動救済動作を説明するためのフローチャート。
【図8】オフピークチケット判定テーブルにおける遅れ
時間の関係を示す図。
【図9】従来のオフピークチケット取り扱い処理を説明
するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…遠隔監視装置 2…データ通信中継装置 3…自動改札装置 5…監視モニタ 6…タッチパネルCRT表示器 7…設定釦 8、9…データ通信回線 10、20、30…制御部 14…オフピークチケット救済データ設定機能 30a…時計 30b…オフピークチケット判定処理時間テーブル 33…乗車券読取機能 35…オフピークチケット自動救済機能

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間制限付き乗車券の磁気情報を読み取
    る読取手段と、 この読取手段で磁気情報を読み取った時間を計時する計
    時手段と、 上記時間制限付き乗車券の制限時間を予め記憶している
    記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている制限時間を必要に応じて
    変更する変更手段と、 この変更手段で変更された場合は変更された制限時間、
    変更されない場合は上記記憶手段に予め記憶されている
    制限時間を用いて、上記計時手段で計時された時間が制
    限時間内であるか否かを判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とする時間制限付き乗車券処理シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 時間制限付き乗車券の磁気情報を読み取
    る読取手段と、 この読取手段で磁気情報を読み取った時間を計時する計
    時手段と、 上記時間制限付き乗車券が使用できる開始時間と終了時
    間とを予め記憶している記憶手段と、 電車事故等の電車の遅れが発生した際、上記記憶手段に
    予め記憶されている終了時間を延長する遅れ時間を設定
    する設定手段と、 上記計時手段で計時された時間が、上記記憶手段に予め
    記憶されている終了時間、または上記設定手段で遅れ時
    間が設定された場合に設定された遅れ時間を加算した終
    了時間を超過しているか否かを判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とする時間制限付き乗車券処理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 時間制限付き乗車券の磁気情報を読み取
    る読取手段と、 この読取手段で磁気情報を読み取った時間を計時する計
    時手段と、 上記時間制限付き乗車券が使用できる開始時間と終了時
    間とを予め記憶している記憶手段と、 電車事故等の電車の遅れが発生した際、上記記憶手段に
    予め記憶されている終了時間を延長する遅れ時間を設定
    する設定手段と、 この設定手段で設定された遅れ時間の情報を送信する送
    信手段と、 この送信手段で送信された遅れ時間の情報を受信する受
    信手段と、 上記計時手段で計時された時間が、上記記憶手段に予め
    記憶されている終了時間、または上記受信手段で遅れ時
    間の情報が受信されていた場合に受信された情報の遅れ
    時間を加算した終了時間を超過しているか否かを判定す
    る判定手段と、 を具備したことを特徴とする時間制限付き乗車券処理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 遠隔監視装置と接続されて各駅に複数設
    けられた自動改札装置とから構成され、時間制限付き乗
    車券を処理する時間制限付き乗車券処理システムにおい
    て、 上記遠隔監視装置が、 電車の遅れによる上記時間制限付き乗車券が使用できる
    予め規程されている終了時間による時間制限を救済する
    救済情報を設定する設定手段を有し、 上記自動改札装置が、 上記時間制限付き乗車券の磁気情報を読み取る読取手段
    と、 この読取手段で磁気情報を読み取った時間を計時する計
    時手段と、 この計時手段で計時された時間が、上記時間制限付き乗
    車券が使用できる予め規程されている終了時間、または
    上記設定手段で救済情報が設定されていた場合に設定さ
    れた救済情報を付加した終了時間を超過しているか否か
    を判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とする時間制限付き乗車券処理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 遠隔監視装置と接続されて各駅に複数設
    けられた自動改札装置とから構成され、時間制限付き乗
    車券を処理する時間制限付き乗車券処理システムにおい
    て、 上記遠隔監視装置が、 電車事故等の電車の遅れが発生した際、予め規程されて
    いる上記時間制限付き乗車券が使用できる時間帯の終了
    時間を延長する遅れ時間を設定する設定手段と、 この設定手段で設定された遅れ時間の情報を送信する送
    信手段とを有し、 上記自動改札装置が、 予め規程されている上記時間制限付き乗車券が使用でき
    る時間帯の開始時間と終了時間とを記憶する記憶手段
    と、 上記送信手段で送信された遅れ時間の情報を受信する受
    信手段と、 上記時間制限付き乗車券の磁気情報を読み取る読取手段
    と、 この読取手段で磁気情報を読み取った時間を計時する計
    時手段と、 この計時手段で計時された時間が、上記記憶手段に記憶
    されている終了時間、 または上記受信手段で遅れ時間の情報が受信されていた
    場合に受信された情報の遅れ時間を加算した終了時間を
    超過しているか否かを判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とする時間制限付き乗車券処理シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 時間制限付き乗車券の磁気情報を読み取
    り、読み取った時間を計時し、上記時間制限付き乗車券
    の制限時間を予め記憶し、記憶されている制限時間を必
    要に応じて変更し、変更された場合は変更された制限時
    間、変更されない場合は上記予め記憶されている制限時
    間を用いて上記計時された時間が制限時間内であるか否
    かを判定するようにしたことを特徴とする時間制限付き
    乗車券処理方法。
  7. 【請求項7】 時間制限付き乗車券の磁気情報を読み取
    り、読み取った時間を計時し、上記時間制限付き乗車券
    が使用できる開始時間と終了時間とを予め記憶し、電車
    事故等の電車の遅れが発生した際、上記予め記憶されて
    いる終了時間を延長する遅れ時間を設定し、上記計時さ
    れた時間が、上記予め記憶されている終了時間、または
    上記遅れ時間が設定された場合に設定された遅れ時間を
    加算した終了時間を超過しているか否かを判定するよう
    にしたことを特徴とする時間制限付き乗車券処理方法。
  8. 【請求項8】 時間制限付き乗車券の磁気情報を読み取
    り、読み取った時間を計時し、上記時間制限付き乗車券
    が使用できる開始時間と終了時間とを予め記憶し、電車
    事故等の電車の遅れが発生した際、上記予め記憶されて
    いる終了時間を延長する遅れ時間を設定し、設定された
    遅れ時間の情報を送信し、送信された遅れ時間の情報を
    受信し、上記計時された時間が、上記予め記憶されてい
    る終了時間、または上記遅れ時間の情報が受信されてい
    た場合に受信された情報の遅れ時間を加算した終了時間
    を超過しているか否かを判定するようにしたことを特徴
    とする時間制限付き乗車券処理方法。
  9. 【請求項9】 遠隔監視装置と、この遠隔監視装置に接
    続されて各駅に複数設けられた自動改札装置とから構成
    され、時間制限付き乗車券を処理する時間制限付き乗車
    券処理方法であって、 上記遠隔監視装置で電車の遅れによる上記時間制限付き
    乗車券が使用できる予め規程されている終了時間による
    時間制限を救済する救済情報を設定し、上記自動改札装
    置が上記時間制限付き乗車券の磁気情報を読み取り、読
    み取った時間を計時し、計時された時間が、上記時間制
    限付き乗車券が使用できる予め規程されている終了時
    間、または上記遠隔監視装置で救済情報が設定されてい
    た場合に設定された救済情報を付加した終了時間を超過
    しているか否かを判定するようにしたことを特徴とする
    時間制限付き乗車券処理方法。
  10. 【請求項10】 遠隔監視装置と、この遠隔監視装置に
    接続されて各駅に複数設けられた自動改札装置とから構
    成され、時間制限付き乗車券を処理する時間制限付き乗
    車券処理方法であって、 上記遠隔監視装置で電車事故等の電車の遅れが発生した
    際、予め規程されている上記時間制限付き乗車券が使用
    できる時間帯の終了時間を延長する遅れ時間を設定し、
    設定された遅れ時間の情報を送信し、上記自動改札装置
    が、予め規程されている上記時間制限付き乗車券が使用
    できる時間帯の開始時間と終了時間とを記憶し、上記送
    信された遅れ時間の情報を受信し、上記時間制限付き乗
    車券の磁気情報を読み取り、読み取った時間を計時し、
    計時された時間が、上記記憶されている終了時間、また
    は上記遅れ時間の情報が受信されていた場合に受信され
    た情報の遅れ時間を加算した終了時間を超過しているか
    否かを判定するようにしたことを特徴とする時間制限付
    き乗車券処理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020071626A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム

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