JPH10212988A - 内燃機関の燃料噴射時期制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射時期制御装置

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JPH10212988A
JPH10212988A JP1897097A JP1897097A JPH10212988A JP H10212988 A JPH10212988 A JP H10212988A JP 1897097 A JP1897097 A JP 1897097A JP 1897097 A JP1897097 A JP 1897097A JP H10212988 A JPH10212988 A JP H10212988A
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JP
Japan
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fuel
fuel injection
injection timing
cylinder
injection
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JP1897097A
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English (en)
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Kenji Yamamoto
健児 山本
Hiroatsu Yamada
博淳 山田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】燃圧の脈動に起因して生じる空燃比ズレを解消
する。 【解決手段】燃料供給系において、燃料タンク1内の燃
料は、燃料ポンプ2により加圧されて燃料配管3に送ら
れる。プレッシャレギュレータ4は、インジェクタ6へ
の圧送燃料の圧力を調圧する。本燃料供給システムで
は、プレッシャレギュレータ4からのリターン配管を廃
止したリターンレスシステムが構築されており、燃料供
給系が閉ざされた系となっている。ECU30は、多気
筒内燃機関の少なくとも1気筒について、インジェクタ
6による燃料噴射の共振現象を抑制する領域で同噴射時
期を他の気筒とは異ならせるよう設定する。具体的に
は、特定気筒の燃料噴射時期を所定クランク角(例え
ば、90°CA)だけ進角側に移行させる。この場合、
燃圧が共振現象により大きく脈動する回転域において、
燃料噴射の間隔が一定回転とならず、当該燃圧脈動が抑
制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多気筒内燃機関に
適用され、各気筒への燃料噴射時期を制御する燃料噴射
時期制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の燃料供給システムにおいて、燃料
タンク内の燃料をインジェクタに圧送する燃料ポンプを
可変速モータで駆動し、燃料ポンプ下流側の燃料圧力
(燃圧)を目標燃圧に一致させるように燃料ポンプの可
変速モータへの印加電圧をフィードバック制御するよう
にしたものが開示されている(例えば、特開平6−50
230号公報)。上記システムでは、インジェクタに噴
射パルスを印加して燃料を噴射する際に、燃圧が一時的
に低下する燃圧変動が発生する。このような燃料噴射時
の燃圧変動は、インジェクタ側に送られた燃料の一部を
燃料タンクへ戻すためのリターン配管が省略されたリタ
ーンレス構成のシステム、すなわち燃料供給系の構成が
閉ざされた構成のシステムにおいて顕著に発生する。
【0003】こうした燃圧変動に対して、特開平8−2
00124号公報に記載の「内燃機関の燃料供給装置」
では、インジェクタに燃料を給送するための燃料配管の
途中に燃圧センサを設け、このセンサ検出値を目標値に
一致させるよう可変速モータをフィードバック制御する
ことで、燃圧変動による燃料噴射量のずれを解消するよ
うにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、上記のような燃
圧変動は、インジェクタのON/OFF動作に伴い定常
的に生じるものであるが、この際、燃料噴射による燃圧
低下(燃圧変動)と、この燃圧低下により生じる特定周
期の燃圧脈動とが一致するエンジン回転域では、燃圧が
共振して大きく脈動する。かかる場合、各気筒への燃料
噴射時において燃圧の低下幅が大きくなり、インジェク
タより噴射供給される燃料量が減少する。その結果、空
燃比(A/F)がリーン側にずれてしまい、出力トルク
が低減したり、エミッションが悪化したりする等の問題
を招く。
【0005】本発明は、上記問題に着目してなされたも
のであって、その目的とするところは、燃圧の脈動に起
因して生じる空燃比ズレを解消することができる内燃機
関の燃料噴射時期制御装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、多気筒内燃機関の少な
くとも1気筒について、インジェクタの燃料噴射による
燃圧脈動の共振現象を抑制する範囲で同噴射時期を他の
気筒とは異ならせるよう設定している(燃料噴射時期設
定手段)。要するに、インジェクタが作動と非作動(O
N/OFF)を繰り返すとインジェクタへの供給燃料の
燃圧が定常的に変動し、この場合、燃料噴射による燃圧
低下(燃圧変動)と、この燃圧低下により生じる特定周
期の燃圧脈動とが一致する際において燃圧が共振して大
きく脈動する。こうした実状に対し、上記のように少な
くとも1気筒についてその燃料噴射時期を他の気筒とは
異ならせるようにすれば、振動源である燃料噴射が一定
間隔とならないため、既述の共振現象が抑制される。そ
の結果、燃圧脈動の共振現象に起因して生じる空燃比ズ
レが解消でき、出力トルクの低減やエミッションの悪化
等の問題を解消することができる。
【0007】因みに、所定の一条件下において、「燃料
噴射による燃圧脈動の共振現象を抑制する範囲(空燃比
ズレが解消できる範囲)」は、例えば図7のように特定
することができる。同図によれば、任意の特定気筒につ
いて燃料噴射時期を進角側又は遅角側に約40〜110
°CA(クランク角)程度の範囲内で移行させることに
より、空燃比(A/F)のズレ量が許容レベル以下に低
減できることが分かる。なお、図7に示す範囲は一条件
下での実験結果にすぎず、その範囲は機関条件や燃料配
管の構成等によって進角側或いは遅角側にシフトされ
る。
【0008】また、上記請求項1に記載の発明は、請求
項2に記載したように、機関回転数が予め設定されてい
る所定の回転域にある場合のみ、インジェクタによる燃
料噴射時期を変更するようにするのが望ましい。つま
り、燃料噴射による燃圧低下と、この燃圧低下により生
じる特定周期の燃圧脈動とが一致し、それにより燃圧脈
動が共振して大きくなるのは、特定のエンジン回転域で
あることが本発明者により確認されている。従って、上
記燃圧脈動が増大する回転域でのみ燃料噴射時期を変更
するようにすれば、常に最適時期で燃料噴射が実施でき
る。
【0009】さらに、請求項3に記載したように、イン
ジェクタによる燃料噴射時期を変更する対象気筒を周期
的に変えるようにすることも可能である。こうして燃料
噴射時期を変更する対象気筒を周期的に変更すれば、点
火プラグがかぶったり各気筒の吸気ポートのウェット量
が変動したりすることが抑制でき、機関の各気筒の状態
を均一化させることができる。
【0010】一方、請求項4に記載の発明では、インジ
ェクタの燃料噴射による燃圧脈動の共振現象を抑制する
範囲で当該燃料噴射を複数回に分割して設定している
(燃料噴射時期設定手段)。本構成によれば、燃圧脈動
が発生する周期での燃料噴射が回避できる。その結果、
燃圧脈動の共振現象に起因して生じる空燃比ズレが解消
でき、出力トルクの低減やエミッションの悪化等の問題
を解消することができる。
【0011】上記請求項4に記載の発明は、請求項5に
記載したように、インジェクタによる燃料噴射を分割し
た気筒についてその噴射時期のクランク角位置を他の気
筒の噴射時期のクランク角位置と重複しないよう当該燃
料噴射時期を設定することが望ましい。この場合、燃圧
脈動の共振現象が解消されるといった効果がより一層確
実に得られることになる。
【0012】また、請求項6に記載したように、機関回
転数が予め設定されている所定の回転域にある場合の
み、インジェクタによる燃料噴射を分割して設定するこ
ととしてもよい。この場合、上記燃圧脈動が増大する回
転域でのみ燃料噴射時期が変更されることになり、常に
最適時期で燃料噴射が実施できる。
【0013】またさらに、請求項7に記載したように、
リターンレスシステム(但し、ショートリターンシステ
ムも含む)のような燃料配管が閉ざされた系について適
用すれば、インジェクタによる燃料噴射毎に顕著に燃圧
変動(燃圧低下)が生じる場合、並びにこの燃圧低下と
の共振により燃圧脈動が生じうる場合においても、その
効果を十分に得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、この発明を具体化した第1
の実施の形態を図面に従って説明する。この実施の形態
の装置は、燃料圧力を燃料タンク内圧若しくは大気圧に
対して一定に制御する、いわゆるリターンレスシステム
にあって、インジェクタによる燃料噴射時期を適正に制
御することによって、燃料タンクから延びる燃料配管内
の燃圧脈動を抑制することのできる装置として構成され
ている。本システムにて適用される内燃機関は、第1気
筒(#1)〜第4気筒(#4)までの4つの気筒を有す
る直列4気筒ガソリン噴射エンジンであって、インジェ
クタによる各気筒への噴射順序は、#1→#3→#4→
#2となっている。
【0015】図1に、この発明にかかる内燃機関の燃料
制御装置について、その一実施の形態を示す。はじめ
に、同図1を参照して、この実施の形態の装置、並びに
同装置が適用される内燃機関の構成について説明する。
【0016】先ず、燃料供給系において、燃料タンク1
内に貯留されている燃料は、リレー2aを介して駆動さ
れる燃料ポンプ2により汲み上げられ且つ、加圧されて
燃料配管3に送られる。燃料配管3はその下流側で分岐
しており、一方の配管3aはプレッシャレギュレータ4
に接続され、他方の配管3bはデリバリパイプ5に接続
されている。
【0017】プレッシャレギュレータ4は、内燃機関1
0への燃料噴射弁であるインジェクタ6に圧送される燃
料の圧力を調圧する装置であり、本実施の形態では燃料
タンク1内に配設されている。そして、同システムにあ
っては、該プレッシャレギュレータ4による調圧機能を
通じて、上記圧送される燃料圧力が上記燃料タンク1内
の圧力(若しくは大気圧)に対し一定圧力となるように
制御されるようになっている。
【0018】プレッシャレギュレータ4を通じて一定の
圧力(例えば、絶対圧力で400kPa)に調圧された
燃料は、配管3a,3bを介してデリバリパイプ5に送
られ、該デリバリパイプ5を通じて各気筒のインジェク
タ6に分配供給される。インジェクタ6は、後述する電
子制御装置(以下、ECUという)30によって指令さ
れる燃料噴射量に対応した時間だけ開弁駆動されて、そ
れら各対応する気筒に燃料を噴射供給する。配管3bの
途中には、燃圧の微変動を吸収するためのパルセーショ
ンダンパ7が配設されている。
【0019】一方、インジェクタ6によって噴射供給さ
れた燃料は、機関10の吸気管11内に設けられている
エアクリーナ12、スロットルバルブ13及びサージタ
ンク14を介して吸入される空気と混合される。この混
合気は、吸気弁15を介して、シリンダ16内の燃焼室
17に導入されるようになる。ここで、スロットルバル
ブ13は、例えば車両の図示しないアクセルペダルに連
動して、上記吸気管11に吸入され噴射燃料と混合され
る空気の量を調節するバルブである。また、サージタン
ク14は、これらスロットルバルブ13を介して吸入さ
れる空気の脈動を抑えるために配設されている。
【0020】上記シリンダ16内の燃焼室17に導入さ
れた混合気は、その中で圧縮され、点火プラグ18から
点火火花が発せられることにより点火して爆発する。機
関10は、この爆発によって回転トルクを得ることとな
る。また、燃焼後のガスは、排気ガスとして排気弁19
を介して排気管20に排出される。
【0021】ECU30は、例えば周知のマイクロコン
ピュータを有して構成され、以下に示すセンサ群からの
検出信号を入力する。すなわち、吸気管11には、同吸
気管11内の圧力を検出するための吸気圧センサ21が
配設され、機関10のシリンダ16(ウォータージャケ
ット)には、同機関10の冷却水温を検出するための水
温センサ22が配設されている。また、排気管20に
は、排気ガス中の酸素濃度を検出するための酸素濃度セ
ンサ(O2 センサ)23が配設され、図示しないクラン
ク軸には、同クランク軸の所定のクランク角毎に回転信
号を出力すると共に気筒判別のための基準位置信号を出
力する回転角センサ24が配設されている。そして、E
CU30は、上記各センサ21〜24による各種検出出
力を取り込むと共に、この検出出力を基に燃料噴射量
(時間)TAUや点火信号Ig等を算出して、上記イン
ジェクタ6による燃料噴射や点火プラグ18による点火
時期を制御する。このとき、インジェクタ6の駆動に際
しては、酸素濃度センサ23の出力に基づく周知の空燃
比(A/F)フィードバック制御を併せ実行する。
【0022】またここで、上記の如く構成される燃料供
給システムでは、プレッシャレギュレータ4からのリタ
ーン配管を廃止したリターンレスシステムが構築されて
おり、燃料供給系が閉ざされた系となっている。そのた
め、インジェクタ4による燃料噴射がON/OFFされ
る毎に燃料配管3内の燃圧が変動する。この燃圧変動は
燃料噴射に合わせて定常的に生じるものであるが、この
際、燃料噴射による燃圧低下と、この燃圧低下により生
じる特定周期の燃圧脈動とが一致するエンジン回転域で
は、燃圧が共振して大きく脈動する。詳細には、図4に
示すように、一定条件下でエンジン回転数Neを上昇さ
せた場合、エンジン回転数Neが図中の回転域Pに達し
た際において大きな燃圧脈動が発生する。
【0023】かかる場合、従来装置では、図5中に二点
鎖線で示すように、各気筒への燃料噴射時において燃圧
の低下幅が大きくなり、インジェクタ6より噴射供給さ
れる燃料量が減少する。その結果、図4に示すように、
回転域Pにおいて空燃比(A/F)がリーン側にずれ、
エミッションが悪化する等の不具合を招く。
【0024】これに対して、本実施の形態の装置では、
上記のように燃圧脈動の共振現象が発生する回転域(図
のP域)において第1気筒(#1)〜第4気筒(#4)
のうち1つの特定気筒についてその燃料噴射時期をずら
して、燃料噴射の間隔が一定回転とならないようにす
る。具体的には、第1気筒(#1)を特定気筒として当
該気筒に対するインジェクタ6の燃料噴射を「早期噴
射」とし、それにより燃圧の変動幅を図5中に実線で示
すように小さくし、燃圧脈動を抑えるようにしている。
因みに、燃圧脈動の共振現象が発生する回転域はエンジ
ン固有のものであり、例えばパルセーションダンパ7と
デリバリパイプ5との距離や、デリバリパイプ5の容量
等により決定される。
【0025】次に、ECU30により実施される燃料噴
射制御について説明する。図2は、同ECU30により
実行される燃料噴射制御ルーチンを示すフローチャート
である。以下、この図2を参照して、同実施の形態にか
かる装置の燃料噴射制御の動作を更に具体的に説明す
る。
【0026】図2に示すルーチンは、回転角センサ24
による回転信号に基づき認識される内燃機関1のクラン
ク角が90°CAとなる毎に、角度割り込み処理として
起動される。すなわちいま、クランク軸が90°CA回
転してこうした割り込み条件が成立すると、ECU30
は先ず、ステップ101にて、本ルーチンの前回の割り
込み時刻と今回の割り込み時刻との偏差から、同クラン
ク軸が90°CA回転するのに要した時間Tを算出す
る。また、ECU30は、続くステップ102で回転角
センサ24による基準位置信号に基づき、今回の気筒番
号nを識別する。
【0027】さらに、ECU30は、ステップ103で
上記求めた時間Tを用い、その逆数からエンジン回転数
Neを算出する。その後、ECU30は、ステップ10
4で前記吸気圧センサ21により検出した吸気圧Pm
と、前記算出したエンジン回転数Neとに基づいて吸入
空気の吸入量(吸気量Q)を算出する。また、ECU3
0は、続くステップ105で前記算出したエンジン回転
数Ne及び吸気量Qに基づいて図示しない噴射量マップ
から燃料噴射量Iを算出する。
【0028】因みに、実際の燃料噴射制御では空燃比補
正係数FAF等による各種補正や空燃比学習等が実施さ
れるものではあるが、ここではその詳細を省略し、前記
ステップ105にて算出した燃料噴射量Iがインジェク
タ6から各気筒へ噴射供給される燃料量に相当する。
【0029】その後、ECU30は、ステップ106で
今現在のエンジン回転数Neが早期噴射が必要なエンジ
ン回転域であるか、すなわち燃圧脈動が生じうる所定の
回転域(本実施の形態では、2000〜3000rp
m)にあるか否かを判別する。この場合、Ne=200
0〜3000rpmであれば、ECU30は、特定気筒
の早期噴射が必要であるとしてステップ109に進み、
特定気筒(本実施の形態では、第1気筒)に対して早期
噴射を実施すると共に、他の気筒(第2,第3,第4気
筒)に対して通常噴射を実施する。また、Ne≠200
0〜3000rpmであれば、ECU30は、特定気筒
の早期噴射が必要でないとしてステップ107に進み、
全気筒に対して通常噴射を実施する。
【0030】より詳細には、ステップ106が否定判別
された場合、すなわち特定気筒の早期噴射が必要でない
場合、ECU30は、ステップ107で今現在のクラン
ク角割り込みのタイミングが通常の噴射開始タイミング
A(本実施の形態では、ほぼ圧縮上死点後90°CA)
であるか否かを判別する。噴射開始タイミングAでなけ
れば、ECU30はそのままステップ112に進み、噴
射開始タイミングAであれば、ステップ108でインジ
ェクタ6による燃料噴射を開始させてからステップ11
2に進む。その後、ECU30は、ステップ112でイ
ンジェクタ6による燃料噴射開始から所定のパルス時間
が経過したか否かを判別し、これが肯定判別されればス
テップ113で直ちに燃料噴射を停止させる。
【0031】一方、前記ステップ106が肯定判別され
た場合、すなわち特定気筒の早期噴射が必要な場合、E
CU30はステップ109に進み、次の噴射気筒が特定
気筒(本実施の形態では、第1気筒)であるか否かを判
別する。この判別は、前記識別した気筒番号nが特定気
筒に対応する気筒番号k(=1)に一致するか否かによ
り実施される。
【0032】そして、n=kが成立すれば、ECU30
は、ステップ110に進み、今現在のクランク角割り込
みのタイミングが早期の噴射開始タイミングB(本実施
の形態では、ほぼ圧縮上死点)であるか否かを判別す
る。噴射開始タイミングBでなければ、ECU30はそ
のままステップ112に進み、噴射開始タイミングBで
あれば、ステップ111でインジェクタ6による燃料噴
射を開始させてからステップ112に進む。その後、E
CU30は、ステップ112でインジェクタ6による燃
料噴射開始から所定のパルス時間が経過したか否かを判
別し、これが肯定判別されればステップ113で直ちに
燃料噴射を停止させる。
【0033】また、上記ステップ109において、n≠
kであれば、ECU30は、ステップ107に進み、既
述したステップ107,108,112,113にて通
常の噴射開始タイミングAによる通常噴射を実施する。
【0034】図3は、インジェクタ6による早期噴射が
実施される際の各気筒の燃料噴射時期を示すタイムチャ
ートである。同図において、第1気筒については早期噴
射が実施され、第2〜第4気筒については通常噴射が実
施されている。第1気筒について早期噴射が実施される
場合には、通常噴射の噴射開始時期(ほぼ圧縮上死点後
90°CA)よりも90°CAだけ早い時期(図のt1
のタイミング)に燃料噴射が開始されるようになってい
る。
【0035】以上詳述した本実施の形態によれば、以下
に示す効果が得られる。 (a)4気筒内燃機関10の第1気筒について、インジ
ェクタ6の燃料噴射による燃圧脈動の共振現象を抑制す
る範囲で同噴射時期を他の気筒とは異ならせるよう設定
した。本構成によれば、振動源である燃料噴射が一定間
隔とならないため、既述の共振現象が抑制される。その
結果、燃圧脈動の共振現象に起因して生じる空燃比ズレ
が解消でき、出力トルクの低減やエミッションの悪化等
の問題を解消することができる。図6は、本実施の形態
の装置における効果を説明するためのタイムチャートで
ある。同図を、従来装置である前記図4と比較すれば、
特定の回転域P(約2000〜3000rpm)におい
て燃圧脈動並びに空燃比ズレが解消されていることが分
かる。
【0036】因みに、本実施の形態の条件下において、
「燃料噴射による燃圧脈動の共振現象を抑制する範囲
(空燃比ズレが解消できる範囲)」は、図7のように特
定することができる。同図によれば、任意の特定気筒に
ついて燃料噴射時期を進角側又は遅角側に約40〜11
0°CA程度の範囲内で移行させることにより、空燃比
(A/F)のズレ量が許容レベル以下に低減できること
が分かる。なお、図7に示す範囲は本実施の形態の条件
下での実験結果にすぎず、その範囲は機関条件や燃料配
管の構成(燃料配管3の長さやパルセーションダンパ7
の位置等)によって進角側或いは遅角側にシフトする。
【0037】(b)また、本実施の形態では、機関回転
数が予め設定されている所定の回転域にある場合のみ、
インジェクタ6による燃料噴射時期を変更するようにし
た。つまり、燃料噴射による燃圧低下と、この燃圧低下
により生じる特定周期の燃圧脈動とが一致し、それによ
り燃圧脈動が共振して大きくなるのは、特定のエンジン
回転域(本実施の形態では、約2000〜3000rp
m)であることが本発明者により確認されている(図4
参照)。従って、上記燃圧脈動が増大する回転域でのみ
燃料噴射時期を変更するようにすれば、常に最適時期で
燃料噴射が実施できることになる。
【0038】(c)本実施の形態のように、リターンレ
スシステムのような燃料配管が閉ざされた系について適
用すれば、インジェクタ6による燃料噴射毎に顕著に燃
圧変動(燃圧低下)が生じうる場合、並びにこの燃圧低
下との共振により燃圧脈動が生じうる場合においても、
その効果を十分に得ることができる。また、リターンレ
スシステムを適用することで、余剰燃料をリターンさせ
るためのリターン配管が省略でき、コスト面でのメリッ
トをも得ることができる。
【0039】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について図8及び図9を用いて説明する。
但し、以下の実施の形態の構成において、上述した第1
の実施の形態と同等であるものについてはその説明を簡
略化する。そして、以下には第1の実施の形態との相違
点を中心に説明する。
【0040】上記実施の形態の装置では、特定気筒につ
いてその燃料噴射時期を他の気筒とは異ならせるよう早
期噴射を実施し、それにより燃圧脈動を抑制することと
していたが、本実施の形態の装置では、全気筒(第1〜
第4気筒)についてその燃料噴射を分割噴射し、それに
より燃圧脈動を抑制することとしている。以下に、その
詳細を説明する。
【0041】図8は、本実施の形態における燃料噴射制
御ルーチンを示すフローチャートであり、本ルーチンは
上記第1の実施の形態における図2のルーチンと同様に
所定のクランク角割り込みにて起動される。
【0042】さて、クランク軸が90°CA回転して割
り込み条件が成立すると、ECU30は先ず、前記図2
のステップ101〜105の処理を実施し、その時のエ
ンジン運転状態に基づいてインジェクタ6による燃料噴
射量Iを算出する。なお、ステップ101〜105の詳
細は、既述した処理に準ずるためここではその説明を省
略する。
【0043】燃料噴射量Iの算出後、ECU30は、ス
テップ201で燃料噴射量Iを噴射時間TI に変換し、
続くステップ202で今現在のエンジン回転数Neが分
割噴射が必要なエンジン回転域であるか、すなわち燃圧
脈動が生じうる所定の回転域にあるか否かを判別する。
ここで、分割噴射が必要な回転域は、前記第1の実施の
形態と同様に、約2000〜3000rpmの回転域と
している(前記図4参照)。
【0044】この場合、Ne=2000〜3000rp
mであれば、ECU30は、分割噴射が必要であるとし
てステップ204に進み、それ以降の処理で分割噴射を
実施する。また、Ne≠2000〜3000rpmであ
れば、ECU30は、分割噴射が必要でないとしてステ
ップ203に進み、通常噴射を実施する。かかる通常噴
射とは、前記図2のステップ107,108,112,
113の処理を実施するものであり、所定の噴射開始タ
イミングA(本実施の形態では、ほぼ圧縮上死点後90
°CA)から燃料噴射パルスに基づく必要時間だけ燃料
噴射を実施する。
【0045】一方、前記ステップ202が肯定判別され
た場合、すなわち分割噴射が必要な場合、ECU30は
ステップ204に進み、燃料噴射の前半部であるか否か
を判別する。そして、燃料噴射の前半部である旨が判別
されれば、ECU30は、ステップ205に進み、前記
算出した噴射時間TI を分割して当該TI から前半の噴
射時間TICを算出する。その後、ECU30は、ステッ
プ206で今現在のクランク角割り込みのタイミングが
所定の噴射開始タイミングC(本実施の形態では、ほぼ
圧縮上死点前90°CA)であるか否かを判別する。噴
射開始タイミングCであることを条件に、ECU30は
ステップ207に進み、噴射時間TICに相応するインジ
ェクタ6による燃料噴射を開始させる。
【0046】さらにその後、ECU30は、ステップ2
08でインジェクタ6による燃料噴射開始から噴射パル
ス時間TICが経過したか否かを判別し、これが肯定判別
されればステップ209で直ちに燃料噴射を停止させ
る。但し、実際上、燃料噴射の停止は、パルス時間カウ
ンタ(図示しない)による噴射パルスのリセット動作に
て自動的に実施されるようになっている。
【0047】また、前記ステップ204が否定判別され
た場合、すなわち燃料噴射の前半部である場合、ECU
30は、ステップ210に進み、前記算出した噴射時間
TIから後半の噴射時間TIDを算出する。その後、EC
U30は、ステップ211で今現在のクランク角割り込
みのタイミングが所定の噴射開始タイミングD(本実施
の形態では、ほぼ圧縮上死点後180°CA)であるか
否かを判別する。噴射開始タイミングDであることを条
件に、ECU30はステップ212に進み、噴射時間T
IDに相応するインジェクタ6による燃料噴射を開始させ
る。
【0048】さらにその後、ECU30は、ステップ2
13でインジェクタ6による燃料噴射開始から噴射パル
ス時間TIDが経過したか否かを判別し、これが肯定判別
されればステップ214で直ちに燃料噴射を停止させる
(パルス時間カウンタによる噴射パルスがリセットされ
る)。こうして、ステップ204〜214に示した一連
の処理により1気筒分の分割噴射が実施され、ステップ
202の条件成立下において、後続の噴射気筒ではステ
ップ204〜214が繰り返し実行されることになる。
なお、前記ステップ205及び210の噴射時間TIC,
TIDの算出に際しては、前後する噴射気筒間で燃料噴射
時期が重複しないような時間を各々に設定することとし
ている。
【0049】図9は、本実施の形態の装置による制御動
作を表すタイムチャートであり、図9(a)は、インジ
ェクタ6による通常噴射が実施される際の各気筒の燃料
噴射時期を示し、図9(b)はインジェクタ6による分
割噴射が実施される際の各気筒の燃料噴射時期を示して
いる。同図において、例えば第1気筒についてその燃料
噴射時期を比較すれば、(a)に示す通常噴射では圧縮
上死点後90°CA近傍のタイミング(図のt11のタ
イミング)を通常噴射タイミングとして燃料噴射が実施
される。これに対して、(b)に示す分割噴射では圧縮
上死点前90°CA近傍のタイミング(図のt12のタ
イミング)と圧縮上死点後180°CAのタイミング
(図のt13のタイミング)とを各々、前半及び後半の
分割噴射タイミングとして燃料噴射が実施される。
【0050】本第2の実施の形態によれば、上記第1の
実施の形態と同様に、燃圧脈動の共振現象に起因して生
じる空燃比ズレが解消でき、出力トルクの低減やエミッ
ションの悪化等の問題を解消することができる。また、
本実施の形態では、インジェクタ6による燃料噴射を分
割した気筒についてその噴射時期のクランク角位置を他
の気筒の噴射時期のクランク角位置と重複しないよう当
該噴射時期を設定した。そのため、燃圧脈動の共振現象
が解消されるといった効果がより一層確実に得られるこ
とになる。
【0051】なお、本発明の実施の形態は、上記以外に
次の形態にて実現できる。上記第1の実施の形態におい
て、早期噴射を実施する対象気筒を予め設定しておいた
が、これを変更してもよい。例えば早期噴射を実施する
気筒を周期的に変更する。具体的には、前記図2のルー
チンにおいて、ステップ106が肯定判別された後に、
「k+1→k(但し、k=1〜4)」という処理を挿入
する。この処理は、早期噴射の処理毎に、或いは所定期
間の経過毎に実施されればよい。このように早期噴射の
対象気筒を変更することにより、特定気筒の点火プラグ
がかぶったり各気筒の吸気ウェット量が変動したりする
等の不都合が抑制でき、気筒間の状態を均一化させるこ
とができる。また、早期噴射を実施する気筒は1気筒だ
けに限定されず、複数気筒について早期噴射を実施する
ようにしてもよい。要は、少なくとも1気筒を他の気筒
は異なる噴射時期にて燃料噴射させるようにすればよい
(但し、全気筒の燃料噴射時期を変更することは除かれ
る)。
【0052】また、上記第1の実施の形態では、特定気
筒の燃料噴射時期を他の気筒と異ならせる際に、噴射時
期を進角側にずらしていたが、燃料噴射の終了時期が吸
入行程にかからない程度に、当該噴射時期を遅角側にず
らすことも可能である。このことは、図7のグラフから
も確認できる。
【0053】上記第2の実施の形態では、燃料噴射量I
を分割して噴射する際に、前半の噴射時間TICと後半の
噴射時間TIDとの2つに分割していたが、この構成を変
更してもよく、3分割の噴射を組み合わせたりしてもよ
い。具体的には、エンジン運転状態の高負荷時には3分
割噴射とし、それ以外は2分割噴射とする。
【0054】上記各実施の形態では、燃圧脈動が生じる
と想定されるエンジン回転域である場合のみ、インジェ
クタ6による燃料噴射時期を変更するようにしていた
が、回転域に関係無く、常に燃料噴射時期の変更処理を
実施するようにしてもよい。かかる構成においても、本
発明の目的が達せられる。
【0055】上記各実施の形態では、クランク角90度
の割り込み処理にて燃料噴射制御を実施していたが、こ
の割り込み周期を変更してもよい。例えば割り込みの周
期を60°CA、30°CA、15°CAのように変更
してもよく、この場合、割り込みの周期が小さくなるほ
ど、木目細かな制御が可能となる。
【0056】上記各実施の形態の構成では、プレッシャ
レギュレータ4を燃料タンク1内に配設し、リターン配
管のないリターンレスシステムを構築したが、この構成
を変更してもよい。例えば短縮化されたリターン配管を
有するショートリターンシステムに適用することもでき
る。また、こうしたリターンレスシステムでなく、吸気
管内圧を背圧として動作するプレッシャレギュレータを
採用する場合にも、微小ながらインジェクタ6のON/
OFF動作に従い燃圧変動は起こり得るものであり、こ
れに起因して特定回転域で空燃比ズレが生じ得る。その
ため、吸気管内圧を背圧とするプレッシャレギュレータ
を備えるシステムに本発明を適用し、上記記載の効果を
得ることも可能である。
【0057】本発明が適用される多気筒内燃機関は、既
述の4気筒内燃機関に限定されるものではなく、6気筒
内燃機関,8気筒内燃機関等、他の多気筒内燃機関に適
用してもよい。かかる場合、燃圧の共振現象が発生する
回転域や、燃料噴射時期を最適に異ならせる程度はその
都度、相違するが、それら要素は実験或いはシミュレー
ションにより定量的に求められるため、個々に最適値を
設定すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態における燃料噴射制御装置の
概要を示す構成図。
【図2】第1の実施の形態における燃料噴射制御ルーチ
ンを示すフローチャート。
【図3】早期噴射と通常噴射とについて、各々の燃料噴
射時期を示すタイムチャート。
【図4】燃圧脈動による空燃比ズレを説明するためのタ
イムチャート。
【図5】各気筒のインジェクタの燃料噴射動作と燃圧変
動との関係を示すタイムチャート。
【図6】本実施の形態において、燃圧脈動並びに空燃比
ズレが解消されることを説明するためのタイムチャー
ト。
【図7】燃料噴射時期のシフト量と空燃比ズレとの関係
を示す図。
【図8】第2の実施の形態における燃料噴射制御ルーチ
ンを示すフローチャート。
【図9】通常噴射と分割噴射とについて、各々の燃料噴
射時期を示すタイムチャート。
【符号の説明】
3…リターンレスシステムを構成する燃料配管、4…リ
ターンレスシステムを構成するプレッシャレギュレー
タ、6…インジェクタ、10…内燃機関、24…機関回
転数検出手段を構成する回転角センサ、30…燃料噴射
時期設定手段を構成するECU(電子制御装置)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02M 37/00 F02M 37/00 D

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多気筒内燃機関に適用され、当該内燃機関
    の各気筒へのインジェクタによる燃料噴射の時期を制御
    する燃料噴射時期制御装置であって、 前記内燃機関の少なくとも1気筒について、前記インジ
    ェクタの燃料噴射による燃圧脈動の共振現象を抑制する
    範囲で同噴射時期を他の気筒とは異ならせるよう設定す
    る燃料噴射時期設定手段を備えることを特徴とする内燃
    機関の燃料噴射時期制御装置。
  2. 【請求項2】前記内燃機関の回転数を検出する機関回転
    数検出手段を備え、 前記燃料噴射時期設定手段は、前記検出される機関回転
    数が予め設定されている所定の回転域にある場合のみ、
    前記インジェクタによる燃料噴射時期を変更するもので
    ある請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射時期制御装
    置。
  3. 【請求項3】前記燃料噴射時期設定手段は、前記インジ
    ェクタによる燃料噴射時期を変更する対象気筒を周期的
    に変えるものである請求項1又は請求項2に記載の内燃
    機関の燃料噴射時期制御装置。
  4. 【請求項4】多気筒内燃機関に適用され、当該内燃機関
    の各気筒へのインジェクタによる燃料噴射の時期を制御
    する燃料噴射時期制御装置であって、 前記インジェクタの燃料噴射による燃圧脈動の共振現象
    を抑制する範囲で当該燃料噴射を複数回に分割して設定
    する燃料噴射時期設定手段を備えることを特徴とする内
    燃機関の燃料噴射時期制御装置。
  5. 【請求項5】前記燃料噴射時期設定手段は、前記インジ
    ェクタによる燃料噴射を分割した気筒についてその噴射
    時期のクランク角位置を他の気筒の噴射時期のクランク
    角位置と重複しないよう当該燃料噴射時期を設定するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の燃料噴射時
    期制御装置。
  6. 【請求項6】前記内燃機関の回転数を検出する機関回転
    数検出手段を備え、 前記燃料噴射時期設定手段は、前記検出される機関回転
    数が予め設定されている所定の回転域にある場合のみ、
    前記インジェクタによる燃料噴射を分割して設定するも
    のである請求項4又は請求項5に記載の内燃機関の燃料
    噴射時期制御装置。
  7. 【請求項7】リターンレスシステムに適用したことを特
    徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の内燃機
    関の燃料噴射時期制御装置。
JP1897097A 1997-01-31 1997-01-31 内燃機関の燃料噴射時期制御装置 Pending JPH10212988A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011157844A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2013068128A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Hitachi Automotive Systems Ltd 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2016056794A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置

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