JPH1021208A - チャネルの決定方法 - Google Patents

チャネルの決定方法

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JPH1021208A
JPH1021208A JP8170479A JP17047996A JPH1021208A JP H1021208 A JPH1021208 A JP H1021208A JP 8170479 A JP8170479 A JP 8170479A JP 17047996 A JP17047996 A JP 17047996A JP H1021208 A JPH1021208 A JP H1021208A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二次元トーラス状のネットワークにおいて、
デッドロックを回避しつつ転送スループットの向上を図
ることのできるチャネルの決定方法を提供すること。 【解決手段】 本発明のチャネル決定方法によれば、並
列計算機ネットワークを構成する複数の計算機ノードに
複数のチャネルの番号がそれぞれ割り当てられる。この
ネットワークにおいてメッセージを転送する際には、送
信元ノードがメッセージの転送方向をX方向からY方向
へ変更する中継ノードの位置を取得し、その位置に割り
当てられたチャネルの番号に該当するチャネルが、メッ
セージの転送に使用するチャネルとして決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のノードが複
数のチャネル(通信路)により相互に接続された二次元
トーラス状,又は二次元メッシュ状の並列計算機ネット
ワークにおいて、メッセージ転送の際に使用するチャネ
ルを決定するチャネルの決定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】並列計算機ネットワークにおける各計算
機ノード(プロセッシングエレメント:以下、「ノー
ド」という。)間のメッセージ転送方法の一つには、ワ
ームホールルーティングと呼ばれる方法がある。ワーム
ホールルーティングでは、メッセージがフリットと呼ば
れる最小転送単位,例えば数バイトのデータに分割され
る。そして、メッセージの最初のフリット,すなわちヘ
ッダフリットが送信元ノードと送信相手先ノードとの間
の中継ルートを作りながらネットワーク内で転送されて
いく。すなわち、あるノードがメッセージのヘッダフリ
ットを送信元ノード側から受信すると、そのヘッダフリ
ットが示す送信相手先ノードによって中継ルートとなる
チャネルを選択し、ヘッダフリット及び後続のデータフ
リットをそのチャネルを介して送信相手先ノード側へ転
送する。このとき、転送されるメッセージは、送信ノー
ドと受信ノードとの間の中継ルートをずっと専有した形
式、すなわち、チャネル上で数珠つなぎの形式で転送さ
れる。従って、メッセージの最後のフリットが送信ノー
ドから出力される前にヘッダフリットが受信ノードに到
着することもある。
【0003】なお、ヘッダフリット以外のフリットは、
ルーティングの情報を持っていないが、このフリットは
ネットワーク内の連続したチャネル上で転送されるため
に他のメッセージのフリットによってインターリブされ
ることはない。もっとも、メッセージのヘッダフリット
がブロックされた場合には、そのメッセージの全てのフ
リットの転送が停止され、さらに、そのメッセージ転送
に使用されているチャネルを必要とする他のメッセージ
の転送もブロックされる。
【0004】ところで、図12に示されるように、複数
のノードがトーラス(円環)状に接続された並列計算機
のネットワークにおいてワームホールルーティングを使
用する場合には、全てのメッセージのフリットの転送が
ブロックされるいわゆるデッドロックの発生を回避する
必要がある。以下、図13を用いてデッドロックを説明
する。図13において、ネットワークは一次元トーラス
状のトポロジを有し、四つのノード(1),(2),(3)及び
(4),それらを接続する単一方向のチャネルa,b,c
及びdによって構成されている。そして、ノード(1)が
ノード(3)へ,ノード(2)がノード(4)へ,ノード(3)がノ
ード(1)へ,そしてノード(4)がノード(2)へ、同時にワ
ームホールルーティングで右回りにメッセージの転送を
開始したとする。すると、最初のクロックにおいて、ノ
ード(1)からのフリットはチャネルa,ノード(2)からの
フリットはチャネルb,ノード(3)からのフリットはチ
ャネルc、ノード(4)からのフリットはチャネルdを用
いて転送される。しかしながら、次のクロックにおい
て、例えば、ノード(2)に受信されたノード(1)からのフ
リットは、既にチャネルbがノード(2)からのフリット
の送信に用いられているために、チャネルbを使用でき
ずにブロックされる。また、ノード(2)から送信される
メッセージの次のフリットも、同様にチャネルcを使用
できずにブロックされる。ノード(3),ノード(4)から送
信されるメッセージも全く同様にブロックされ、全ての
メッセージがブロックされてしまう。このように同一の
クロックにおけるチャネルの依存関係にループが生じ、
全くメッセージ転送ができなくなってしまう状態がデッ
ドロックである。
【0005】このようなデッドロックを回避する方法の
一つにDallyらの米国特許発明(U.S.Patent 4,93
3,933)がある。この発明では、デッドロック回避のア
ルゴリズムとして、二重の仮想チャネルが用いられてい
る。図14は、仮想チャネルの概要を示すブロック図で
ある。図14において、送信側ノード50と受信側ノー
ド51とは、一つの物理チャネル52で接続されてい
る。受信側ノード51は、一組のバッファ(FIFO;
First-in First out)53a,53b及び受信処理系5
4を備えている。そして、送信側ノード50から別個独
立の二つ(2チャネル分)のメッセージのフリットが送
信されると、これらの二つのフリットは、時分割伝送に
より一つの物理チャネル52で伝送される。受信側ノー
ド51では、二つのフリットが二つのメッセージにそれ
ぞれ復元され、一方のメッセージが一方のバッファ53
aに、他方のメッセージが他方のバッファ53bに格納
される。そして、受信処理系54が1組のバッファ53
a,53bにそれぞれ格納されたメッセージを、適宜取
り出すとともに別個に処理することによって、あたかも
物理チャネルが二つあるように見せかけられるのであ
る。
【0006】この仮想チャネルを使用したデッドロック
回避方法を図15を用いて説明する。図15において、
四つのノード(1),(2),(3)及び(4)が単一方向のチャネ
ルで接続されることによって、ネットワークが構成され
ている。各ノード間を接続するチャネルは、図14を用
いて説明した仮想チャネルによって、クラス(チャネル
番号)0とクラス(チャネル番号)1との二重チャネル
として形成されている。すなわち、各ノード間が、二重
の仮想チャネルa0,a1,仮想チャネルb0,b1,仮想
チャネルc0,c1,及び,仮想チャネルd0,d1によっ
て、それぞれ接続された状態になっている。
【0007】各二重の仮想チャネルを構成する一組のバ
ッファ(図示略)は、ノード間を転送されるメッセージ
のフリットが一つの場合には、いずれか一方のバッファ
にメッセージのフリットをストアし、このストアされた
メッセージのフリットは、それ以後のクロックにおいて
隣接ノードへ転送されるようになっている。これに対
し、ノード間を転送されるメッセージのフリットが二つ
の別個独立のものである場合には、一組のバッファのそ
れぞれに各メッセージのフリットがそれぞれ別個にスト
アされるようになっている。そして、各バッファにスト
アされた二つの別個独立のメッセージのフリットのう
ち、どちらを先に隣接ノードへ転送するかが決定され、
この決定順に各メッセージのフリットが別個のクロック
において隣接ノードへ転送されるようになっている。
【0008】図15に示されたネットワークにおいて、
ノード(1)〜(4)が、図13に示されるノード(1)〜(4)と
同様に、ワームホールルーティングで右回りにそれぞれ
別個のメッセージの転送を同時に開始したとする。その
際における各メッセージのフリットは、以下のようなル
ート(チャネル)を通って各ノード間を次々と転送され
る。
【0009】ノード(1)のメッセージのフリット:(1)−
a0→(2)−b0→(3) ノード(2)のメッセージのフリット:(2)−b0→(3)−c
0→(4) ノード(3)のメッセージのフリット:(3)−c0→(4)−d
0→(1) ノード(4)のメッセージのフリット:(4)−d0→(1)−a
1→(2) 但し、縦に並んでいるチャネルは、あるクロックの時点
で使用されているチャネルを示す。上記のように、一回
目のクロックにおいては、各二重の仮想チャネルのうち
チャネル番号0の仮想チャネルをメッセージのフリット
転送用のチャネルとしてそれぞれ割り当てる。これに対
し、二回目以降のクロックにおいては、転送される複数
のメッセージのフリットのうち、ノード(1)を通過する
メッセージのフリットがチャネル番号1の仮想チャネル
によって転送されるとともに、その他のメッセージのフ
リットがチャネル番号0の仮想チャネルで転送されるよ
うに仮想チャネルを割り当てる。このようにすれば、同
一のクロックにおいてメッセージ転送に使用されるチャ
ネルの依存関係からループが取り除かれる。従って、デ
ッドロックが回避される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した方法
において、メッセージを中継するための仮想チャネル
は、各ノード(1)〜(4)において別個に決定され割り当て
られていた。すなわち、中継ノードは、メッセージのヘ
ッダフリットを受信する度に、仮想チャネルの割当処理
を行っていた。従って、不要な仮想チャネルの割当処理
によって、転送スループットが低下する場合があった。
この問題は、メッシュ状のネットワークの場合において
も共通する問題であった。
【0011】本発明は、上記問題に鑑みなされたもので
あり、二次元トーラス状のネットワークにおいて、デッ
ドロックを回避しつつ、転送スループットの向上を図る
ことのできるチャネルの決定方法を提供することを第1
の課題とする。
【0012】また、二次元トーラス状のネットワークに
おいて、メッセージの中継ノードにおけるチャネルの割
当処理を省略し得るチャネルの決定方法を提供すること
を第2の課題とする。
【0013】また、二次元メッシュ状のネットワークに
おいて、メッセージの転送スループットの向上を図るこ
とのできるチャネルの決定方法を提供することを第3の
課題とする。
【0014】さらに、二次元メッシュ状のネットワーク
において、メッセージの中継ノードにおけるチャネルの
割当処理を省略し得るチャネルの決定方法を提供するこ
とを第4の課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によるチャネルの
決定方法は、上述した第1及び第2の課題を解決するた
め、以下の構成を採用する。すなわち、請求項1の発明
は、複数の計算機ノードが複数のチャネルによって相互
に接続された二次元トーラス状の並列計算機ネットワー
クにおいて、最初にX方向にメッセージが転送され、続
いてY方向に前記メッセージが転送されることによっ
て、前記メッセージが送信元の計算機ノードから中継計
算機ノードを経由して送信相手先の計算機ノードへ転送
される際に、前記送信元の計算機ノードが、前記メッセ
ージの転送に使用するチャネルを決定するチャネルの決
定方法であって、前記複数の計算機ノードに前記複数の
チャネルの番号がそれぞれ割り当てられ、前記送信元の
計算機ノードが、前記メッセージの転送方向をX方向か
らY方向へ変更する中継計算機ノードの位置を取得する
とともに、その中継計算機ノードの位置に割り当てられ
たチャネルの番号に該当するチャネルを、少なくとも前
記中継計算機ノードへの前記メッセージの転送に使用す
るチャネルとして決定することを特徴とする。
【0016】ここに、複数のチャネルは、物理チャネル
であっても良いが、前記複数のノード間をそれぞれ接続
する二重の仮想チャネルであり、前記二重の仮想チャネ
ルのうち、いずれか一方の仮想チャネルが、前記メッセ
ージ転送に用いるチャネルとして決定されるようにする
のが好ましい(請求項6)。
【0017】また、請求項2の発明は、複数の計算機ノ
ードが複数のチャネルによって相互に接続された二次元
トーラス状の並列計算機ネットワークにおいて、最初に
X方向にメッセージが転送され、続いてY方向に前記メ
ッセージが転送されることによって、前記メッセージが
送信元の計算機ノードから中継計算機ノードを経由して
送信相手先の計算機ノードへ転送される際に、前記送信
元の計算機ノードが、前記メッセージの転送に使用する
チャネルを決定するチャネルの決定方法であって、前記
並列計算機ネットワークを複数の領域に分割するととも
に、各領域毎に前記複数のチャネルの番号がそれぞれ割
り当てられ、前記送信元の計算機ノードが、前記メッセ
ージの転送方向をX方向からY方向へ変更する中継計算
機の位置を取得するとともに、その中継計算機ノードが
前記複数の領域のいずれに存するかを判定し、さらに、
前記メッセージの転送方向をX方向からY方向へ変更す
る中継計算機ノードが存する領域に割り当てられたチャ
ネルの番号に該当するチャネルを、少なくとも前記中継
計算機ノードへのメッセージ転送に使用するチャネルと
して決定することを特徴とする。
【0018】また、請求項3の発明は、複数の計算機ノ
ードが複数のチャネルによって相互に接続されたトーラ
ス状の並列計算機ネットワークにおいて、メッセージが
送信元の計算機ノードから中継計算機ノードを経由して
送信相手先の計算機ノードへ転送される際に、前記送信
元の計算機ノードが、前記メッセージの転送に使用する
チャネルを決定するチャネルの決定方法であって、前記
複数の計算機ノードに前記複数のチャネルの番号がそれ
ぞれ割り当てられ、前記メッセージを一方向にのみ転送
する場合には、前記送信元の計算機ノードが、前記送信
相手先の計算機ノードの位置を取得するとともに、この
送信相手先の計算機ノードの位置に割り当てられたチャ
ネルの番号に該当するチャネルを、少なくとも前記中継
計算機ノードへのメッセージの転送に使用するチャネル
として決定することを特徴とする。
【0019】ここに、トーラス状の並列計算機ネットワ
ークは、一次元であっても良く、二次元であっても良
い。また、請求項4の発明は、複数の計算機ノードが複
数のチャネルによって相互に接続されたトーラス状の並
列計算機ネットワークにおいて、メッセージが送信元の
計算機ノードから中継計算機ノードを経由して送信相手
先の計算機ノードへ転送される際に、前記送信元の計算
機ノードが、前記メッセージの転送に使用するチャネル
を決定するチャネルの決定方法であって、前記複数の計
算機ノードに前記複数のチャネルの番号がそれぞれ割り
当てられ、前記メッセージを一方向にのみ転送する場合
には、前記送信元の計算機ノードが、自己の位置を取得
するとともに、この自己の位置に割り当てられたチャネ
ルの番号に該当するチャネルを、少なくとも前記中継計
算機ノードへのメッセージの転送に使用するチャネルと
して決定することを特徴とする。
【0020】請求項5の発明は、請求項1〜4に記載の
チャネルの決定方法において、前記送信元の計算機ノー
ドによって決定されたチャネルの番号に該当するチャネ
ルが、前記送信元の計算機ノードから前記送信相手先の
計算機ノードまでの間におけるメッセージの転送に使用
されることで、特定したものである。
【0021】本発明によるチャネルの決定方法は、上述
した第3及び第4の課題を解決するため以下の構成を採
用する。すなわち、請求項7の発明は、複数の計算機ノ
ードが複数のチャネルによって相互に連結された二次元
メッシュ状の並列計算機ネットワークにおいて、メッセ
ージが送信元の計算機ノードから中継計算機ノードを経
由して送信相手先の計算機ノードへ転送される際に、前
記送信元の計算機ノードが、前記メッセージの転送に使
用するチャネルを決定するチャネルの決定方法であっ
て、前記複数の計算機ノードに前記複数のチャネルの番
号がそれぞれ割り当てられ、前記送信元の計算機ノード
が、前記送信相手先の計算機ノードの位置を取得すると
ともに、その送信相手先の計算機ノードの位置に割り当
てられたチャネルの番号に該当するチャネルを、少なく
とも前記中継計算機ノードへの前記メッセージの転送に
使用するチャネルとして決定することを特徴とする。
【0022】また、請求項8の発明は、複数の計算機ノ
ードが複数のチャネルによって相互に連結された二次元
メッシュ状の並列計算機ネットワークにおいて、メッセ
ージが送信元の計算機ノードから中継計算機ノードを経
由して送信相手先の計算機ノードへ転送される際に、前
記送信元の計算機ノードが、前記メッセージの転送に使
用するチャネルを決定するチャネルの決定方法であっ
て、前記複数のチャネルに番号がそれぞれ割り当てら
れ、前記送信元の計算機ノードが、前記送信相手先の計
算機ノードのX方向の位置及びY方向の位置を取得する
とともに、その送信相手先の計算機ノードのX方向の位
置からY方向の位置を減算した値を前記複数のチャネル
数で割った際の剰余に対応する番号のチャネルを、少な
くとも前記中継計算機ノードへの前記メッセージの転送
に使用するチャネルとして決定することを特徴とする。
【0023】ここに、複数のチャネルは物理チャネルで
も良いが、前記複数の計算機ノード間を接続する複数の
仮想チャネルであることが好ましい(請求項9)。ま
た、仮想チャネルの数は2以上であれば幾つでも良い
が、例えば、2又は4であることが好ましい。
【0024】また、請求項10の発明は、請求項7〜9
のいずれかに記載のチャネルの決定方法において、前記
送信元の計算機ノードによって決定されたチャネル番号
に該当するチャネルが、前記送信元の計算機ノードから
送信相手先の計算機ノードまでの間におけるメッセージ
の転送に使用されることで、特定したものである。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明による好適な実施形態を図
に基づいて詳細に説明する。 〈実施形態1〉図1は、実施形態1によるチャネルの決
定方法を使用する並列計算機のネットワークの全体構成
図である。図1において、ネットワークは、二次元トー
ラス状のトポロジを有しており、東西方向(±x方向)
に沿って8個,南北方向(±y方向)に沿って8個並べ
られた計64個の計算機ノード1(以下、「ノード」と
いう。)から構成されている。このネットワークを構成
する各ノード1は、東西南北方向に隣接するノードと物
理チャネルCHによってそれぞれ接続されている。各物
理チャネルCHは双方向のものとなっている。そして、
このネットワークの中心から北西方向に向かって最も遠
い位置に配置されたノード(図1のネットワークの左上
頂点を形成するノード)の位置座標が原点(0,0)と
されている。
【0026】次に、各ノード1の内部構成を図2を用い
て説明する。図2において、ノード1は、メッセージ生
成部2,受信処理系3,ルーティングコントローラ4,
及び中央処理装置5を備えている。メッセージ生成部2
は、他のノードに対して転送するメッセージを生成する
ものであり、生成されたメッセージは、ルーティングコ
ントローラ4に入力されるようになっている。また、受
信処理系3は、ノード1が受信したメッセージを、ルー
ティングコントローラ4を介して受け取り適宜処理する
ものである。また、ルーティングコントローラ4は、メ
ッセージ生成部2によって生成されたメッセージ,ある
いは隣接ノードから転送されてきたメッセージのルーテ
ィング処理及び/又はチャネル決定を行うものである。
このため、ノード1間を接続する各物理チャネルCH
が、ノード1内部においてルーティングコントローラ4
に接続されている。また、中央処理装置5は、CPU
(Central Processing Unit),クロック等から構成さ
れており、メッセージ生成部2に対してメッセージ生成
の命令を与える。また、ルーティングコントローラ4に
対してメッセージのルーティング命令を与える。さら
に、受信処理系3に対して受信したメッセージの処理命
令を与える等の制御を行う。
【0027】ここで、図1に示したネットワークにおけ
るメッセージ転送は、ワームホールルーティングによっ
て行われる。すなわち、メッセージ生成部2によって生
成されたメッセージが、フリットと呼ばれる数バイトか
らなる最小単位で分割されるとともに、メッセージ転送
のルーティングが、ルーティングコントローラ4によっ
て、一番最初のフリット(ヘッダフリット)に格納され
たルーティング情報に基づいて行われるようになってい
る。このとき、送信元ノードから送信相手先ノードまで
のルートは、最短距離が選択されるとともに、最初に東
西方向(±x方向)がルーティングされ、次に南北方向
(±y方向)がルーティングされるように設定されてい
る。
【0028】図3は、ヘッダフリットの説明図である。
図3において、ヘッダフリットには、その先頭にメッセ
ージの転送方向が東(+x)方向または西(−x)方向
のいずれであるかを示すxs,二番目に東または西方向
のメッセージの転送距離(中継チャネル数)を示すxr
cid,三番目にメッセージの転送方向が南(+y)方
向または北(−y)方向のいずれであるかを示すys,
四番目に南または北方向の転送距離(中継チャネル数)
を示すyrcidが格納されている。そして、xsが0
のとき東方向,1のとき西方向にメッセージが転送さ
れ、ysが0のとき南方向,1のとき北方向にメッセー
ジが転送されるようになっている。例えば、図1に示さ
れたあるノード1から西方向に3個,南方向に3個離れ
たノードへメッセージを転送する場合には、そのメッセ
ージのヘッダフリットは、xs=1,xrcid=3,
ys=0,yrcid=3となる。そして、メッセージ
が、送信元ノードから西方向へ3個離れたノードへ、次
に南方向へ3個離れたノードへ転送されることによっ
て、送信相手先ノードに送信される。
【0029】この場合において、送信元ノードから見た
送信相手先の位置座標(ノード番号:Rx,Ry)は、
(−3,+3)と表される。そして、西方向(−x方
向)へメッセージが1ノード進む度に(Rx,Ry)の
Rxがデクリメントされ、送信元ノードから西方向に3
個離れたノードにヘッダフリットが到達した時には、
(Rx,Ry)が(0,+3)となって、±x方向のル
ーティングが終了する。続いて、±y方向のルーティン
グが行われ、1ノード進む毎に今度はRyがデクリメン
トされる。そして、(Rx,Ry)が(0,0)になっ
たときにヘッダフリットが送信相手先ノードに到達し、
ルーティングが終了するようになっている。
【0030】次に、上述したルーティングを実行するた
めのルーティングコントローラ4の内部構成を説明す
る。ルーティングコントローラ4は、LSI(大規模集
積回路)により構成されており、図4において、第1受
信宛先判定部6,第2受信宛先判定部7,仮想チャネル
決定部8,スイッチ9,第1送信部10,及び第2送信
部11から構成されている。四つの物理チャネルCH
は、四つの第1受信宛先判定部6にそれぞれ接続されて
いる。また、第2受信宛先判定部7は、メッセージ生成
部2及び仮想チャネル決定部8に接続されている。これ
らの第1及び第2受信宛先判定部6,7は、スイッチ9
に接続されている。また、スイッチ9は、四つの第1送
信部10及び第2送信部11に接続されている。そし
て、各第1送信部10は、それぞれ物理チャネルCHに
接続され、第2送信部11は、受信制御系3に接続され
ている。
【0031】ここに、第1受信宛先判定部6は、一組の
図示せぬバッファを有しており、各バッファが、それぞ
れチャネル番号0,チャネル番号1として割り当てられ
ている。これによって、各ノード間が、二重の仮想チャ
ネル(チャネル番号0,チャネル番号1)によって±x
方向及び±y方向にそれぞれ接続された状態になってい
る。すなわち、物理チャネルCHから二種類のメッセー
ジが時分割伝送で転送されてきた場合には、一方のメッ
セージがチャネル番号0の仮想チャネルに格納され、他
方のメッセージがチャネル番号1の仮想チャネルに格納
され、これらのメッセージが別個に読み出されて処理さ
れるようになっている。また、各第1受信宛先判定部6
は、受信したメッセージのヘッダフリットに格納された
ルーティング情報に基づいて、東西南北のいずれの方向
へメッセージを転送すべきかを判定するとともに、その
判定結果に基づいてスイッチ9の切替動作を制御するよ
うになっている。例えば、送信先ノードから見た相対的
な送信相手先ノードの位置座標(Rx,Ry)が(−
1,+3)であって、ヘッダフリットに格納されたxs
(図3参照)が1である場合には、西方向へメッセージ
を転送すべきと判定し、西方向に存する隣接ノードに接
続された物理チャネルCHにメッセージが転送されるよ
うにスイッチ9を切り替える。もっとも、(Rx,R
y)が(0,0)の場合には、自ノードが送信相手先ノ
ードであると判定し、第2送信部11にメッセージが転
送されるように、スイッチ9を切り替える。さらに、第
1受信宛先判定部6は、受信したメッセージのヘッダフ
リットの送信相手先ノードの位置座標(Rx,Ry)を
デクリメントするようになっている。
【0032】第2受信宛先判定部7は、図2に示したメ
ッセージ生成部2によって生成されたメッセージを受け
取るとともに、第1受信宛先判定部6と同様に、ヘッダ
フリットに格納されたルーティング情報に基づいて、東
西南北いずれの方向へメッセージを転送すべきかを判定
し、その判定結果に基づいてスイッチ9を切り替えるよ
うになっている。
【0033】仮想チャネル決定部8は、第2受信宛先判
定部7からメッセージを受け取って、そのメッセージの
ヘッダフリットに格納されたルーティング情報,自己が
保有する自ノードの位置座標(ノード番号:Px,P
y),及びネットワークの東西方向の大きさ(Nx)並
びに南北方向の大きさ(Ny)を用い、そのメッセージ
の転送に使用する仮想チャネルのチャネル番号を、チャ
ネル番号0,チャネル番号1のいずれから決定するよう
になっている。
【0034】スイッチ9は、上述したように、第1受信
宛先判定部6または第2受信宛先判定部7の判定結果に
よってその切替動作が制御され、この判定結果に該当す
る方向の隣接ノードに接続された物理チャネルCHに第
1送信部10を介してメッセージを転送するようになっ
ている。また、各第1送信部10はインターフェイスと
して機能し、メッセージのフリットを隣接ノードへ送出
するようになっている。また、第2送信部11は第1送
信部10とほぼ同様の構成を有し、メッセージのフリッ
トを受信処理系4に対して送出するようになっている。
【0035】次に、仮想チャネル決定部8による仮想チ
ャネルの決定方法を説明する。図5は、仮想チャネルの
決定方法を示す説明図である。前提として、図5に示さ
れるように、図1に示されるネットワークは、±x方向
に沿って二等分する仮想軸(軸X)で分割されるととも
に、ネットワークをy方向に沿って二等分する仮想軸
(軸Y)で分割されることによって、均等に4分割され
る。さらに、軸Xと軸Yとの交点を原点とした場合にお
いて、第3象限に該当する領域A,及び第1象限に該当
する領域Dに存するノードに対してチャネル番号0が割
り当てられる。一方、第4象限に該当する領域B,及び
第2象限に該当する領域Cに存するノードに対してチャ
ネル番号1が割り当てられる。そして、転送メッセージ
のルーティング方向を±x方向から±y方向に変更する
中継ノード(目的ノード)が領域A〜Dのいずれに属す
るかを、仮想チャネル決定部8が算出することによっ
て、仮想チャネルのチャネル番号が決定される。
【0036】具体的には、上記した送信元ノード番号
(Px,Py),ネットワークの大きさ(Nx,N
y),及び送信元ノードからみた送信相手先ノード番号
(Rx)を用いて以下の演算を行う。
【0037】RAx=Nx−Px ・・・(式1) R1x=−Px ・・・(式2) R2x=Nx/2−Px・・・(式3) ここに、(式1)のRAxは、(Px,Py)を原点と
した場合の+x方向端部のx座標であり、(式2)のR
1xは、(Px,Py)を原点とした場合の−x方向端
部のx座標であり、(式3)のR2xは、(Px,P
y)を原点とした場合のx軸上のx座標である。
【0038】Hx: Px≧Nx/2 ・・・(式4) Hy: Py≧Ny/2 ・・・(式5) ここに、(式4)のHxは、Pxがx軸よりも+x方向
に存する場合には1,−x方向に存するときには0を意
味するものである。また、(式5)のHyは、Pyがy
軸よりも+y方向に存するときには1,−y方向に存す
るときには0を意味するものである。
【0039】 Ax: RAx≧Rx ・・・(式6) Bx: Rx≧R1x ・・・(式7:但し、−Nx/2≦Rx≦Nx/2) Cx: Rx≧R2x ・・・(式8) ここに、(式6)のAxは、目的ノードの位置が+x端
を越えないことを意味するものである。また、(式7)
のBxは、目的ノードの位置が−x端を越えないことを
意味するものである。さらに、(式8)のCxは、目的
ノードの位置がx軸よりも+x方向に存することを意味
するものである。
【0040】そして、以下の(式9)の演算式によっ
て、仮想チャネル番号を決定する。 channel=((Hx)?Ax&Cx:!(Bx&!Cx))!=Hy ・・・(式9) 但し、(式9)中の”&”は演算子ANDを意味し、”
!”は演算子NOTを意味する。また、”?〜:”は、
Hxが1の時には、Ax&Cxの値を取り、Hxが0の
時には!(Bx&!Cx)の値を取ることを意味する。
さらに、”!=”は、Ax&Cx又は!(Bx&!C
x)の値とHyとを対比し、これらが等しくない場合に
は0(チャネル番号0)を決定し、等しい場合には1
(チャネル番号1)を決定することを意味する。
【0041】上記のようにして、ルーティング方向を±
x方向から±y方向に変更する中継ノードが、領域A又
は領域Dに存する場合には、メッセージ転送に使用する
仮想チャネルとしてチャネル番号0が決定される。これ
に対し、中継ノードが領域B又は領域Cに存する場合に
は、チャネル番号1が決定される。
【0042】なお、±x方向のみをルーティングする場
合は、上述の場合における±x方向から±y方向にルー
ティング方向を変更する中継ノードが、送信相手先ノー
ドとなることに等しいことから、送信相手先ノードの位
置が領域A〜Dのいずれに属するかによって、チャネル
番号を決定するようになっている。一方、±y方向のみ
をルーティングする場合には、上述の場合における±x
方向から±y方向にルーティング方向を変更する中継ノ
ードが、送信元ノードとなることに等しいことから、送
信元ノード位置が領域A〜Dのいずれに属するかによっ
て、チャネル番号が決定されるようになっている。
【0043】図1に示されるネットワークにおいて、例
えば、領域Bに存するノードαが、領域Cに存するノー
ドβに対し、中継ノードh〜lを介してメッセージを転
送する場合について以下に説明する。最初に、送信元ノ
ードαのメッセージ生成部2(図4参照)によってメッ
セージが生成される。次に、メッセージがルーティング
コントローラ4に入力され、第2受信宛先判定部7に送
られる。第2受信宛先判定部7は、メッセージのヘッダ
フリット(図3参照)に格納されたルーティング情報に
基づいて、メッセージを西方向(−x方向)へ転送すべ
きと判断し、西方向の物理チャネルCHに接続された第
1送信部10にメッセージが入力されるようにスイッチ
9を切り替える。また、仮想チャネル決定部8は、メッ
セージのヘッダフリットを第2受信宛先判定部7から受
け取るとともに、上述した方法によってルーティング方
向を±x方向から±y方向に変更する中継ノード(この
場合は中継ノードj)が領域Aに存すると判断し、メッ
セージ転送に使用する仮想チャネルとしてチャネル番号
0を決定する。この決定された仮想チャネルのチャネル
番号0は、メッセージ転送の前に、第1送信部10を介
して中継ノードh〜l及び送信相手先ノードβに通知さ
れる。
【0044】続いて、メッセージのフリットが、第1送
信部10を介して西方向の物理チャネルCHから西方向
の隣接ノード(中継ノードh)へ転送される。中継ノー
ドhにおける第1受信宛先判定部6では、予め通知され
たチャネル番号0に従って、図示せぬチャネル番号0の
バッファにメッセージを格納する。すなわち、チャネル
番号0の仮想チャネルを通じてメッセージのフリットが
転送された状態になる。そして、中継ノードhの第1受
信宛先判定部6は、送信元ノードαにおける第1宛先判
定部6と同様にして、メッセージの宛先を判定するとと
もにスイッチ9を切り替える。そして、メッセージのフ
リットは第1送信部10を介して中継ノードiに転送さ
れる。中継ノードiの第1受信宛先判定部7も、中継ノ
ードhの場合と同様にして、チャネル番号0のバッファ
にメッセージのフリットを格納する。このように、メッ
セージ転送には、送信元ノードから送信相手先ノードま
で、送信元ノードαにおいて決定されたチャネル番号の
仮想チャネル(この場合にはチャネル番号0)が割り当
てられる。そして、メッセージのヘッダフリットが中継
ノードjに転送された場合には、その第1受信宛先判定
部6は、ヘッダフリットのルーティング情報からルーテ
ィング方向を西方向(−x方向)から南方向(+y方
向)へ変更すべきと判定し、南方向に延びた物理チャネ
ルCHにメッセージのフリットが転送されるようにスイ
ッチ9を切り替える。これによって、+y方向のルーテ
ィングが行われ、中継ノードk,lを介してメッセージ
のフリットが送信相手先ノードβに転送される。送信相
手先ノードβでは、第1受信判定部6が、自ノードが送
信相手先ノードであると判定し、第2送信部11にメッ
セージが送られるようにスイッチ9を切り替える。そし
て、メッセージが第2送信部11から受信処理系3に送
られ適宜処理される。
【0045】実施形態1によるチャネルの決定方法によ
れば、図1に示されるネットワークにおいて、例えば、
位置座標(0,0)から(0,7)の位置に存する八つ
のノード1が、東(+x)方向に二つ離れたノード1に
対し、同時に右回りでメッセージの転送を開始した場合
には、位置座標(0,0),(0,1),(0,6)及
び(0,7)に存するノード1が、メッセージ転送にチ
ャネル番号0の仮想チャネルを使用する。一方、位置座
標(0,2),〜(0,5)に存するノード1が、メッ
セージ転送にチャネル番号1の仮想チャネルを使用す
る。このため、同一のクロックにおけるチャネルの依存
関係にループが生じない。従って、デッドロック発生を
回避することができる。
【0046】また、送信元ノードにおいてチャネルの番
号を決定し、そのチャネル番号に該当する仮想チャネル
を用いてメッセージ転送を行うため、中継ノードにおい
て仮想チャネルを決定することを要しない。従って、中
継ノードにおける仮想チャネル決定に要する時間だけ転
送スループットを向上させることができる。また、中継
ノードにおける仮想チャネル決定処理を要しないことか
ら、従来のルーティングコントローラに搭載されていた
中継メッセージのチャネル決定手段を省略することがで
きる。従って、ルーティングコントローラを簡易な構成
とでき、コストの向上を図ることもできる。もっとも、
図4に示されるルーティングコントローラ4の各第1受
信宛先判定部6に仮想チャネル決定部8がそれぞれ接続
され、中継ノードが、中継したメッセージを転送するた
めのチャネルを決定するようにされていても良い。 〈実施形態2〉本発明の実施形態2によるチャネルの決
定方法を説明する。図6は、実施形態2によるチャネル
の決定方法を用いる並列計算機ネットワークの全体構成
図である。図6において、ネットワークは二次元メッシ
ュ状のトポロジを有しており、東西方向(±x方向)×
南北方向(±y方向)=8×8=64個のノード1によ
って構成されている。各ノード1は、実施形態1と同様
の方法による双方向の二重仮想チャネルによって、隣接
ノードと東西南北方向でそれぞれ接続されている。な
お、ネットワークの中心から北西方向に沿って最も遠い
位置に配置されているノードの位置が原点(0,0)に
設定されている。
【0047】ネットワークを構成する各ノード1の内部
構成(図7参照),ネットワークにおけるメッセージ転
送の方法,メッセージ転送のルーティングに使用するヘ
ッダフリット(図8参照)及びルーティングコントロー
ラ4の内部構成(図9参照)は、実施形態1とほぼ同様
の構成を有している。このため、共通点については説明
を省略し、相違点について説明する。
【0048】図9に示された各第1受信宛先判定部6
は、実施形態1と同様に一組の図示せぬバッファを備
え、これにより各ノード1間が二重の仮想チャネルで接
続された状態となっている。そして、各仮想チャネルに
は、チャネル番号0,チャネル番号1のチャネル番号が
割り当てられている。また、仮想チャネル決定部8は、
自ノードの位置座標(ノード番号:Px,Py)を保有
している。そして、第2受信宛先判定部7から、メッセ
ージのヘッダフリットを受け取って、仮想チャネルを、
チャネル番号0又はチャネル番号1のいずれか一方から
決定するようになっている。すなわち、送信元ノードに
おける仮想チャネル決定部8は、図8に示されたヘッダ
フリットを第2受信宛先判定部7から受け取ると、最初
に、ヘッダフリットに格納されたルーティング情報か
ら、送信元ノードから見た相対的な送信相手先ノードの
位置座標(ノード番号:Rx,Ry)を得る。次に、仮
想チャネル決定部8は、自己の保有する自ノード番号
(Px,Py)から、送信相手先ノードの絶対位置座標
(Dx,Dy)を割り出す。そして、仮想チャネル決定
部8は、自己が保有する以下の算出式(式10)を用い
てチャネルの番号を決定するようになっている。
【0049】 channel=(Dx−Dy) mod 2 ・・・(式10) 以下、実施形態2によるチャネルの決定方法を説明す
る。例えば、図6に示されたノード番号(Px,Py)
=(1,0)のノードから東方向へ2つ,南方向へ4つ
離れたノード(ノード番号(3,4))へメッセージを
送信する場合において、送信元ノードの仮想チャネル決
定部8は、図8に示すヘッダフリットを受け取ると、最
初に、ヘッダフリットのルーティング情報から、(R
x,Ry)=(+2,+4)を得る。次に、仮想チャネ
ル決定部8は、自己が保有する自ノード番号(1,0)
から、送信相手先ノードの絶対位置座標(Dx,Dy)
=(3,4)を得るとともに、上記した(式10)に代
入する。すなわち、 channel=(3−4) mod 2=1 が得られる。これに従い、仮想チャネル決定部8は、メ
ッセージ転送に使用する仮想チャネルのチャネル番号を
1と決定する。そして、このチャネル番号1が決定され
た旨の情報は、メッセージのフリットの転送に先だっ
て、第1送信部10を介してメッセージのフリットの中
継ノード及び送信相手先ノードに通知される。そして、
通知を受けたノードにおけるチャネル番号1の仮想チャ
ネルが、メッセージの転送に使用する仮想チャネルとし
て割り当てられる。なお、本方法によれば、送信相手先
ノードの絶対位置座標(Dx,Dy)に対応して割り当
てられる仮想チャネルのチャネル番号は、図10に示さ
れるようになる。もっとも、図10に示される仮想チャ
ネルのチャネル番号の配列は、(式10)の代わりに別
の式を用いること等によって適宜変更可能である。この
とき、仮想チャネルのチャネル番号は、ランダムに配置
され、同一のチャネル番号が散逸するように設定するの
が好ましい。
【0050】実施形態2によるチャネルの決定方法によ
ると、仮想チャネルのチャネル番号が、送信元ノードの
仮想チャネル決定部8において、送信相手先ノードの絶
対位置座標(Dx,Dy)に基づいて決定される。従っ
て、実施形態1と同様に、中継ノードにおける仮想チャ
ネルのチャネル番号の決定を不要として転送スループッ
ト向上を図るとともに、ルーティングコントローラ4を
簡易な構成にすることができる。
【0051】なお、図6に示されるネットワークの各ノ
ード1が、東西南北方向にそれぞれ四つの仮想チャネル
でそれぞれ接続されている場合には、仮想チャネル決定
部8が保有する(式10)の代わりに、以下の(式1
1)を保有させる。
【0052】 channel=(Dx−Dy) mod 4 ・・・(式11) これにより、実施形態2における仮想チャネル決定方法
と同様の方法を4チャネルの場合にも用いることが可能
となる。なお、4チャネルの場合では、送信相手先ノー
ドの絶対位置座標(Dx,Dy)に対応して割り当てら
れる仮想チャネルのチャネル番号は、図11に示される
ようになる。もっとも、図11に示される仮想チャネル
のチャネル番号の配列も、(式11)の代わりに別の式
を用いる等によって適宜変更可能である。
【0053】また、図6に示されるネットワークに、予
め図10のようにチャネル番号が割り当てられ、仮想チ
ャネル決定部8が、上記した(式10)の代わりに、各
ノード番号とチャネル番号とを対応させたテーブルを有
し、さらに、仮想チャネル8が送信相手先ノードの絶対
位置座標(Dx,Dy)を得るとともに、これを検索キ
ーとしてテーブルを検索することにより、該当するチャ
ネル番号を検出し、このチャネル番号の仮想チャネル
を、メッセージ転送に使用する仮想チャネルとして使用
するようにしても良い。
【0054】
【発明の効果】本発明のチャネルの決定方法によれば、
二次元トーラス状のネットワークにおいて、デッドロッ
クを回避しつつ、転送スループットの向上を図ることが
できる。また、二次元トーラス状のネットワークにおい
て、メッセージの中継ノードにおけるチャネルの割当処
理を省略することができる。
【0055】また、二次元メッシュ状のネットワークに
おいて、メッセージの転送スループットの向上を図るこ
とができる。さらに、二次元メッシュ状のネットワーク
において、メッセージの中継ノードにおけるチャネルの
割当処理を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1による仮想チャネルの決定方法を使
用する並列計算機ネットワークの全体構成図。
【図2】ノード1の内部構成を示すブロック図。
【図3】ヘッダフリットの説明図。
【図4】ルーティングコントローラの内部構成を示すブ
ロック図。
【図5】仮想チャネルの決定方法を示す説明図。
【図6】実施形態2による仮想チャネルの決定方法を使
用する並列計算機ネットワークの全体構成図。
【図7】ノード1の内部構成を示すブロック図。
【図8】ヘッダフリットの説明図。
【図9】ルーティングコントローラの内部構成を示すブ
ロック図。
【図10】ネットワークにおける仮想チャネルの割り当
て例を示す図。
【図11】ネットワークにおける仮想チャネルの割り当
て例を示す図。
【図12】二次元トーラス状のネットワークの構成例を
示す図。
【図13】デッドロックの説明図。
【図14】仮想チャネルの説明図。
【図15】デッドロック回避方法の説明図。
【符号の説明】
1 ノード 4 ルーティングコントローラ 6 第1受信宛先判定部 7 第2受信宛先判定部 8 仮想チャネル決定部 9 スイッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の計算機ノードが複数のチャネルによ
    って相互に接続された二次元トーラス状の並列計算機ネ
    ットワークにおいて、最初にX方向にメッセージが転送
    され、続いてY方向に前記メッセージが転送されること
    によって、前記メッセージが送信元の計算機ノードから
    中継計算機ノードを経由して送信相手先の計算機ノード
    へ転送される際に、前記送信元の計算機ノードが、前記
    メッセージの転送に使用するチャネルを決定するチャネ
    ルの決定方法であって、 前記複数の計算機ノードに前記複数のチャネルの番号が
    それぞれ割り当てられ、 前記送信元の計算機ノードが、前記メッセージの転送方
    向をX方向からY方向へ変更する中継計算機ノードの位
    置を取得するとともに、その中継計算機ノードの位置に
    割り当てられたチャネルの番号に該当するチャネルを、
    少なくとも前記中継計算機ノードへの前記メッセージの
    転送に使用するチャネルとして決定することを特徴とす
    るチャネルの決定方法。
  2. 【請求項2】複数の計算機ノードが複数のチャネルによ
    って相互に接続された二次元トーラス状の並列計算機ネ
    ットワークにおいて、最初にX方向にメッセージが転送
    され、続いてY方向に前記メッセージが転送されること
    によって、前記メッセージが送信元の計算機ノードから
    中継計算機ノードを経由して送信相手先の計算機ノード
    へ転送される際に、前記送信元の計算機ノードが、前記
    メッセージの転送に使用するチャネルを決定するチャネ
    ルの決定方法であって、 前記並列計算機ネットワークを複数の領域に分割すると
    ともに、各領域毎に前記複数のチャネルの番号がそれぞ
    れ割り当てられ、 前記送信元の計算機ノードが、前記メッセージの転送方
    向をX方向からY方向へ変更する中継計算機の位置を取
    得するとともに、その中継計算機ノードが前記複数の領
    域のいずれに存するかを判定し、さらに、前記メッセー
    ジの転送方向をX方向からY方向へ変更する中継計算機
    ノードが存する領域に割り当てられたチャネルの番号に
    該当するチャネルを、少なくとも前記中継計算機ノード
    へのメッセージ転送に使用するチャネルとして決定する
    ことを特徴とするチャネルの決定方法。
  3. 【請求項3】複数の計算機ノードが複数のチャネルによ
    って相互に接続されたトーラス状の並列計算機ネットワ
    ークにおいて、メッセージが送信元の計算機ノードから
    中継計算機ノードを経由して送信相手先の計算機ノード
    へ転送される際に、前記送信元の計算機ノードが、前記
    メッセージの転送に使用するチャネルを決定するチャネ
    ルの決定方法であって、 前記複数の計算機ノードに前記複数のチャネルの番号が
    それぞれ割り当てられ、 前記メッセージを一方向にのみ転送する場合には、前記
    送信元の計算機ノードが、前記送信相手先の計算機ノー
    ドの位置を取得するとともに、この送信相手先の計算機
    ノードの位置に割り当てられたチャネルの番号に該当す
    るチャネルを、少なくとも前記中継計算機ノードへのメ
    ッセージの転送に使用するチャネルとして決定すること
    を特徴とするチャネルの決定方法。
  4. 【請求項4】複数の計算機ノードが複数のチャネルによ
    って相互に接続されたトーラス状の並列計算機ネットワ
    ークにおいて、メッセージが送信元の計算機ノードから
    中継計算機ノードを経由して送信相手先の計算機ノード
    へ転送される際に、前記送信元の計算機ノードが、前記
    メッセージの転送に使用するチャネルを決定するチャネ
    ルの決定方法であって、 前記複数の計算機ノードに前記複数のチャネルの番号が
    それぞれ割り当てられ、 前記メッセージを一方向にのみ転送する場合には、前記
    送信元の計算機ノードが、自己の位置を取得するととも
    に、この自己の位置に割り当てられたチャネルの番号に
    該当するチャネルを、少なくとも前記中継計算機ノード
    へのメッセージの転送に使用するチャネルとして決定す
    ることを特徴とするチャネルの決定方法。
  5. 【請求項5】前記送信元の計算機ノードによって決定さ
    れたチャネルの番号に該当するチャネルが、前記送信元
    の計算機ノードから前記送信相手先の計算機ノードまで
    の間におけるメッセージの転送に使用されることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載のチャネルの決定
    方法。
  6. 【請求項6】前記複数のチャネルは、前記複数の計算機
    ノード間をそれぞれ接続する二重の仮想チャネルであ
    り、 前記二重の仮想チャネルのうち、いずれか一方の仮想チ
    ャネルが、前記メッセージ転送に用いるチャネルとして
    決定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載のチャネルの決定方法。
  7. 【請求項7】複数の計算機ノードが複数のチャネルによ
    って相互に連結された二次元メッシュ状の並列計算機ネ
    ットワークにおいて、メッセージが送信元の計算機ノー
    ドから中継計算機ノードを経由して送信相手先の計算機
    ノードへ転送される際に、前記送信元の計算機ノード
    が、前記メッセージの転送に使用するチャネルを決定す
    るチャネルの決定方法であって、 前記複数の計算機ノードに前記複数のチャネルの番号が
    それぞれ割り当てられ、 前記送信元の計算機ノードが、前記送信相手先の計算機
    ノードの位置を取得するとともに、その送信相手先の計
    算機ノードの位置に割り当てられたチャネルの番号に該
    当するチャネルを、少なくとも前記中継計算機ノードへ
    の前記メッセージの転送に使用するチャネルとして決定
    することを特徴とするチャネルの決定方法。
  8. 【請求項8】複数の計算機ノードが複数のチャネルによ
    って相互に連結された二次元メッシュ状の並列計算機ネ
    ットワークにおいて、メッセージが送信元の計算機ノー
    ドから中継計算機ノードを経由して送信相手先の計算機
    ノードへ転送される際に、前記送信元の計算機ノード
    が、前記メッセージの転送に使用するチャネルを決定す
    るチャネルの決定方法であって、 前記複数のチャネルに番号がそれぞれ割り当てられ、 前記送信元の計算機ノードが、前記送信相手先の計算機
    ノードのX方向の位置及びY方向の位置を取得するとと
    もに、その送信相手先の計算機ノードのX方向の位置か
    らY方向の位置を減算した値を前記複数のチャネル数で
    割った際の剰余に対応する番号のチャネルを、少なくと
    も前記中継計算機ノードへの前記メッセージの転送に使
    用するチャネルとして決定することを特徴とするチャネ
    ルの決定方法。
  9. 【請求項9】前記複数のチャネルが、前記複数の計算機
    ノード間を接続する複数の仮想チャネルであることを特
    徴とする請求項7又は8記載のチャネルの決定方法。
  10. 【請求項10】前記送信元の計算機ノードによって決定
    されたチャネル番号に該当するチャネルが、前記送信元
    の計算機ノードから前記送信相手先の計算機ノードまで
    の間におけるメッセージの転送に使用されることを特徴
    とする請求項7〜9のいずれかに記載のチャネルの決定
    方法。
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