JPH10210623A - オフィス空間における電源,信号ラインの取出装置 - Google Patents
オフィス空間における電源,信号ラインの取出装置Info
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- JPH10210623A JPH10210623A JP2615497A JP2615497A JPH10210623A JP H10210623 A JPH10210623 A JP H10210623A JP 2615497 A JP2615497 A JP 2615497A JP 2615497 A JP2615497 A JP 2615497A JP H10210623 A JPH10210623 A JP H10210623A
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Abstract
に移動,配置しても、その移動先で使用するOA機器類
の電源,信号ラインを容易かつ迅速に離,接することが
できる一方、そこで使用するデスク等のオフィス家具に
は従来品のような配線ダクトや配線取出口を一切不要に
できるオフィス用の電源,信号ラインの取出装置を提供
すること。 【解決手段】 オフィス内の床に位置可変に立設される
柱状体1であって、床下、又は、天井裏に敷設された電
源ケ−ブルVc及び信号ケ−ブルSc又はいずれか一方のケ
−ブルVc,Scに接続されたケ−ブルVc,Scを前記柱状体
1に収装すると共に、この柱状体1の任意の高さにおけ
る外周面に、前記ケ−ブルVc,ScにOA機器を接続する
ためのコネクタCv,Csを位置可変に設けた。
Description
おいて使用場所を変えて使用されるコンピュ−タ,ワ−
ドプロセッサ,電話,ファクシミリ,照明等電子,電気
機器(以下、これらをOA機器という)の電源ライン及
び信号ライン、又は、いずれか一方のライン(以下、こ
れらを電源,信号ラインという)を、その空間内に任意
の場所に配置されるデスクの上であっても自由自在に離
接することができるようにしたオフィス用のOA機器の
電源,信号ラインの取出しシステムに関するものであ
る。
ク等のオフィス設備は、例えば、会社組織の中の部課制
を単位として、部屋単位、或は、間仕切等で仕切った業
務空間を形成し、各業務空間単位でデスクやキャビネッ
ト等の必要なオフィス家具を、ほぼ固定的に配置して形
成されていた。
の導入により、いわゆる情報化が進み、オフィスワ−カ
の作業形態,オフィス空間も含めた作業環境,オフィス
家具そのものについても大きな変化に見舞われている。
即ち、オフィスワ−クにとってパ−ソナルコンピュ−タ
は、その様々な機能、例えば、文書作成,計算,通信、
それらのネットワ−ク化によるコミュニケ−ション等の
多様な機能により、今やオフィス業務にはなくてはなら
ないものになっており、一人一台は必要となってきてい
る。そして、これらに対応すべく、コンピュ−タやその
他のOA機器を置くためのデスク等の家具は、コンピュ
−タ等のOA機器の電源配線や情報配線のためのケ−ブ
ルを収納するため配線ダクトを設けたり、コンピュ−タ
等のOA機器を載置するために天板を大形化して益々大
型化,複雑化している。
の機能が向上し、オフィスへの導入が進んだ結果、オフ
ィスのワ−ク形態にも大きな変化が起きており、今後そ
れがますます大きくなることが予想される。即ち、ま
ず、コンピュ−タにより、様々な諸雑務が合理化される
ことによって、より生産性が高く質も高い知的ワ−クが
求められよう。また、その場で顔を会わせていなくとも
コンピュ−タ等を通したコミュニケ−ションが円滑に行
われる結果、従来の縦割りの組織が必要なくなり、より
効率的な業務形態をとることが可能なフラットな組織、
そして、臨機応変に目的を達成するためのプロジェクト
チ−ムによるワ−クスタイル等が増えてくると思われ
る。これらの様々なワ−クスタイルは、ワ−クの内容に
応じた最適のオフィス環境が望まれるわけであり、しか
もその環境は常に様々な変化に対応できる自由さ、即
ち、フレキシビリティをもっていることが必要となる。
しかしながら、これまでのオフィス家具は、上述したよ
うに家具自体に配線機能を取り込み固定的な配置であっ
たために、今後予想される家具やコンピュ−タ等のOA
機器の移動を伴うフレキシブルなオフィス環境やワ−ク
形態の形成には全くといってよい程対応できないのが現
状である。
替えなどにより、デスクやOA機器を移動させるには、
そのデスク内の配線ダクトに取込まれている床や壁等か
らの電源,信号ラインを一旦切り離し、そのデスクとO
A機器の移動先で再接続しなければならず、また、OA
機器類だけを移動させる場合、移動先に電源,信号ライ
ンのコンセント等のコネクタがなければ、新ためてその
電源,信号ラインを手配する必要があるからである。
に応じてオフィス空間内で自由に移動できるようにした
デスクやキャビネットに対し、その上で使用するOA機
器類の電源,信号ラインの接続形態をどのようにするか
は、未だ解決されていない。
点に鑑み、オフィス空間内でデスク等の家具を自由に移
動,配置しても、その移動先で使用するOA機器類の電
源,信号ラインを容易かつ迅速に離,接することができ
る一方、そこで使用するデスク等のオフィス家具には従
来品のような配線ダクトや配線取出口を一切不要にでき
るオフィス用の電源,信号ラインの取出装置を提供する
ことを課題とするものである。
を目的としてなされた本発明の電源,信号ラインの取出
装置の構成は、オフィス内の床に位置可変に立設される
柱状体であって、床下、又は、天井裏に敷設された電源
ケ−ブル及び信号ケ−ブル又はいずれか一方のケ−ブル
に接続されたケ−ブルを前記柱状体に収装すると共に、
この柱状体の任意の高さにおける外周面に、前記ケ−ブ
ルにOA機器を接続するためのコネクタを位置可変に設
けて成ることを特徴とするものである。
て図に拠り説明する。図1〜図4は、本発明電源,信号
ラインの取出装置を形成する柱状体の例をそれぞれ示し
た斜視図、図5は図1〜図4に使用した柱状体の平断面
図、図6は図1〜図4に例示した柱状体と図7の横杆体
の組合せよる電源,信号ラインの取出装置をライン状に
形成した一例を示す斜視図、図7は図6の横杆体の側断
面図、図8は柱状体と横杆体の接続構造の一例を示す側
面図、図9はジョイントカバ−の側面図、図10と図11は
ジョイント部材の形態例を示す斜視図、図12は図6と同
旨の電源,信号ラインの取出装置の一例の正面図、図13
は図12の平面図、図14は図12の左側面図、図15は図1〜
図5で説明した柱状体と図7の横杆体により平面矩形状
をなすワ−クブ−スの枠状体に形成した電源,信号ライ
ン取出装置の斜視図、図16は本発明電源,信号ラインの
取出装置に対して使用するデスクの一例の正面図、図17
は図16の左側面図、図18は図17のデスクの天板の傾斜状
態を示す側面図、図19はデスクの別例の正面図、図20は
図19のデスクに使用する天板の別例の平面図、図21は天
板の他の例の平面図、図22はデスクの他の例の正面図、
図23は図22の右側面図、図24は図22の平面図、図25は取
出ラインに対するデスク等の配置例を示す斜視図、図26
は取出ポイントに対するデスク等の配置例を示す斜視
図、図27はワ−クブ−スの枠状体に形成した本発明取出
装置に対するデスク等の配置例を示す斜視図、図28は柱
状体へのカバ−体の取付構造を示す部分平断面図、図29
は柱状体への収納ボックスの取付構造を示す部分平断面
図である。
平断面形状を有するポ−ル状の柱状体で、図1〜図4は
この柱状体1を主体にしてオフィス床面に配設した電源
ライン及び信号ライン、又は、いずれか一方のラインに
接続された本発明取出装置(以下、柱状体1による電
源,信号ラインの本発明取出装置を取出ポイントPvsと
いう)の例である。
内部が中空の芯管1aの外周に、放射状に略等間隔で隔壁
1b,1cを設け、各壁1b,1cの外端部に部分周壁1d,1eを
形成したものである。ここで、前記隔壁1bは、芯管1aに
直交する向きで二重壁に形成し、隔壁1cは前記二重の隔
壁1b,1bの中間部に形成されている。
う隔壁1b,1cが形成する断面V字状の溝が形成する空間
内に、電源ケ−ブルVc及び信号ケ−ブルSc、又は、いず
れか一方のケ−ブル(以下、これらのケ−ブルを電源,
信号ケ−ブルという)を、この柱状体1の外面から収
納,出入れすることができる。そして、各壁1b,1cの外
端部には全体として柱状体1の周壁を形成する部分周壁
1d,1eが形成されているので、収納した上記ケ−ブルV
c,Scは溝状部から逸脱し難い。なお、柱状体1の溝状
部に入れた上記ケ−ブルVc,Scをその溝から完全に出さ
ないようにするには、図5に仮想線で例示したように、
着脱自在の溝キャップGcを装着してもよい。また、二重
に形成された壁1dは、後述するパネル等の部材の係止溝
として利用される。更に、各隔壁1cの外端部に形成され
た部分周壁1eは、後述する電源用又は信号用の夫々のコ
ネクタCv,Csの装着部として利用される。
は、図1〜図4に例示する態様において、オフィス空間
内の床下又は天井裏に敷設されている電源,通信ケ−ブ
ルに接続された電源,信号ラインの取出ポイント、即
ち、本発明取出装置として形成されるので、以下、この
点について説明する。図1は、柱状体1の下端に、ここ
では円板状の安定板2を設けると共に、上端に、比例的
小径の天板3を設けて形成した本発明による電源,信号
ラインの取出ポイントの斜視図である。安定板2には、
床下に既に敷設されている電源ケ−ブルVc及び信号ケ−
ブルScに接続された電源,信号の各ケ−ブルVc,Scの取
出穴2a,2bが形成され、この穴2a,2bから夫々に取出さ
れたケ−ブルVc,Scが柱状体1の溝部に収装されてその
ケ−ブルVc,Scの先端に接続されたそれぞれのコネクタ
Cv,Csが、所望の高さに配置されている。配置できるコ
ネクタCv又はCsの位置は、柱状体1の外周上では、4ヶ
所の部分周壁1eの上であり、同一周壁上の上下方向にお
いて2個以上のコネクタCv又はCsを設けることは任意で
ある。上記の安定板2は、柱状体1を床上に固定する場
合には、小さ目の円形乃至は翼状に形成したものを使用
することができる。
取出ポイントPvsにおいて、柱状体1の周囲に、ここで
は二分割タイプに形成した円筒状をなすカバ−体4を、
当該柱状体1に支持させて設けた例である。カバ−体4
は、金属板,プラスチック板,それらのパンチング穴明
板等の適宜の板体により形成し、ここでは切欠4bを有す
る底板4aを設けて有底に形成しているが、切欠4bの設定
は任意である。
と略同径程度に形成し、柱状体1とカバ−体4の間に形
成される空間にそれぞれの余長ケ−ブルCv,Csを収納し
たり、これらの電源,信号ライン用の中継機材、例え
ば、ブ−スタアンプや配電箱等の必要な機器,器材Vn,
Snを収納することができるように形成されている。カバ
−体4の柱状体1への取付けは、一例として図28の平断
面図に示す構造によりなされる。即ち、図28において、
4cはカバ−体4の内部に、そのカバ−体4の内部を横断
し、かつ、柱状体1を抱持する形状にして架設した杆状
体による取付フレ−ム、4dはこのフレ−ム4cに垂設した
舌片状の取付ブラケットで、ビス穴が形成されている。
4eは、柱状体1の二重壁1bが形成する溝の入口に形成し
た凹陥部1fに挿入し、前記ブラケット4dを通して螺装さ
れるビス4fを螺入するビス受けであり、カバ−体4はそ
のフレ−ム4cがそのブラケット4bを介して前記ビス4fと
ビス受け4eにより緊締されることにより柱状体1に取付
けられることとなる。
sを形成した柱状体1を、背の高い部材により形成し、
この柱状体1の下部に、比較的容積の大きな収納ボック
ス5,6を形成した例である。ここで、収納ボックス5
は、前後に開口部5aを設けて形成し、例えばコンピュ−
タの本体(CPU)を収納するボックスとして利用し、
また収納ボックス6は、上面を開口した有底の筺状に形
成し、このボックス6の壁面と底には通線用のスリット
6aと穴状の切欠き6bを設け、内部に電源,信号ラインに
必要な中継機器Vn,Sn等を収装することができるように
形成されている。なお、1fは柱状体1の上端に被着した
ド−ム状のキャップである。ここで、収納ボックス5又
は6の柱状体に対する取付けは、一例として図29の部分
平断面図に示す構造により取付けられる。即ち、図29に
おいて収納ボックス6の背面6cの外部に、柱状体1の外
面に当接される当板6dを設けると共に、この当板6dの中
心に背面板6cを貫通するビス穴を設け、柱状体1の二重
壁1bの入口に形成した凹陥部1fにビス受け6dを収挿し
て、前記ビス穴からビス6eをビス受け6dに螺入,緊締す
ることにより、取付けられる。
柱状体1により、天井側に敷設されている電源,信号ラ
インに接続してオフィス内に電源,信号ラインの取出ポ
イントPvsを形成した例である。この柱状体1は、上,
下端部にその芯管1aに挿装した上,下アジャスタ7,8
を操作して柱状体1を天井Siと床の間で、いわゆる突張
り状態で立ち姿勢を保持するようにしている。図4に示
した柱状体1においても、その周囲に、収納部4,収納
ボックス5,6を設けることは任意である。なお、天井
側からの電源,信号ラインの取出ポイントの形成におい
て、柱状体1は必ずしも、天板から床面までの間に突張
りタイプで設けなければならない訳ではない。例えば、
柱状体1の上端を天井面のライン取出部に固定し、該柱
状体1の長さを床に届かない長さに形成することもあ
る。この場合の柱状体1の下端は、一例として、床から
70〜80cmまでの高さにする。
ラインの取出ポイントPvsにおける柱状体1を、図7に
一例として示した断面形状の横杆体9を用いて床に平行
な面内でオフィス空間内に敷設し、電源,信号ラインの
取出装置を任意のライン状に形成した例(以下、床に平
行なライン状の電源,信号ラインの取出装置を取出ライ
ンLvsという)の斜視図である。
する横杆体9の構成を図7により、またこの横杆体9と
柱状体1の接続構造の一例を図8により説明する。
芯管1aと同形の芯管9aの上,下に、前記柱状体1におけ
る二重壁1bと同様の二重壁9bを突設すると共に、ここで
は下方の二重壁9bから左,右に2組の壁9c,9dを突出さ
せ、各壁9b〜9dの相互の間に、ケ−ブルVc,Scを収める
ための溝部が形成されるようにしている。なお、9e,9f
は前記壁9c,9dの先端部に設けて全体としてこの横杆体
9の周壁をなすように形成した部分周壁、9gは二重壁9b
の先端に形成した同旨の部分周壁である。
杆体9は、各壁9b〜9fにより形成された溝部が、平面か
らみて概ね上方を開口した溝部に形成されるので、各溝
に電源ケ−ブルVc又は信号ケ−ブルScを上から投入する
ことにより、両ケ−ブルVc,Scを外部からは見えないよ
うに収めることができることとなる。従って、前記両ケ
−ブルVc,Scについて、横杆体9の任意の位置における
ケ−ブル先端に、コネクタCv,Csを接続し、このコネク
タCv,Csを横杆体9の上の部分周壁9eに装着することに
より、横杆体9の任意の位置で電源,信号ラインと適宜
の電子機器等との接続をすることが可能になる。
ポイントPvsを形成する柱状体は、一例として図8に示
すような接続部材を使用して接続する。柱状体1,横杆
体9はともに、中心に同形状の芯管1a,9aを具備してい
るので、この芯管1a,9aに、ジョイント方向に沿って形
成したジョイント部材10の両端部10a,10bを嵌入して、
両部材1,9の設置方向を規定する。図8の例は、垂直
に立上った柱状体1と水平に延びた横杆体9とを、90度
曲げで形成したジョイント部材10で接続したものであ
る。なお、10c,10dは芯管1a,9aに嵌入したジョイント
部材10の固定ビスである。
で接続したままの状態であると、ジョイント部材10の部
分に、柱状体1の溝部から横杆体9の溝部に導入される
各ケ−ブルVc,Scがジョイント部分で外部に露出するこ
ととなり、見映えがよくない。そこで本発明では、図9
に示すようなジョイント部カバ−11を使用することとし
た。
た背骨状のるフレキシブルな主骨材11aに、先略テ−パ
状をなし、かつ、下部が開放された略リング状の支骨材
11を適当なピッチでこの主骨材11aに列設することによ
り形成し、主骨材11aの前,後両端部11c,11dを、柱状
体1と横杆体9の二重壁1d,9gにより形成された溝に挟
持させることにより、両部材1,9の接続部分をカバ−
するようにしている。
床から立上げられた柱状体1と床に平行に配置する横杆
体9との接続用として、図10に示す態様のものがある。
また、天井から床の間に立設された形態又は天井に吊下
された形態の柱状体1と横杆体9との接続用としては、
図11に示す形態のものがある。図10に示した各ジョイン
ト部材において、10(a)は図8に示したジョイント部材1
0と同旨のもの、10(b)は横杆体9同士の接続用、10
(c),10(d)は柱状体1から二方向の横杆体9への接続
用、10(e)は同じく三方向接続用、10(f)は同じく四方向
接続用のそれぞれのジョイント部材である。図11のジョ
イント部材において、10(g)は柱状体1に対して水平に
一方向、10(h)は同じく二方向、10(i)は同じく三方向、
10(j)は同じく四方向へ、それぞれ横杆体9を接続する
ためのジョイント部材である。
ント部材10等を用いてオフィス内に形成される電源,信
号ラインの取出ラインLvsと組合せて設けた取出ポイン
トPvs(以下、取出ポイント・ラインPvs,Lvsという)
の一例を図6に拠り説明する。図6の取出ポイント・ラ
インPvs,Lvsは、複数本の柱状体1と複数本の横杆体9
とを、図6の左側から順に、図11のジョイント部材10
(g),図10のジョイント部材10(d),同10(a)を用いて接
続することにより形成されている。図6において、図1
〜図5,図7〜図11の符号と同一符号は、同一部材又は
同一部分を指している。
いて、図の左側下方に位置する柱状体1は、天井側の電
源,信号ラインを取出して天板側に配設された上方の柱
状体1の支持支柱を兼用し、横杆体9との接続部の始端
として機能するように配置されている。また、図6の中
間部に位置した柱状体1は、長さ方向で連接される横杆
体9,9の接続部を、ジョイント部材10(d)を介して支
持する支柱として設けられている。そして、このように
して組立てられる柱状体1と横杆体9の上,下の二重壁
9bが形成する隙間状の溝には、一例としてスクリ−ンや
パネル12,13を支持させて取付けてある。尚、パネル13
には収納ボックス6も取付けてある。
本の柱状体1と横杆体9,ジョイント部材10,カバ−11
などを用いて形成した電源,信号ラインの取出ポイント
・ラインPvs,Lvsの別例を示すもので、図12は正面図、
図13は図12の平面図、図14は図12の左側面図である。こ
れらの図12〜図14に示した取出ポイント・ラインPvs,L
vsでは、図12の左側の横杆体9の上面に、当該横杆体9
における上位の二重壁9bに、断面略T状の天板支持ブラ
ケット14を支持させ、該ブラケット14の上にカンウタ−
天板15を載架している。
ント・ラインPvs,Lvsを形成する柱状体1と横杆体9
は、これらを図15に例示するように、オフィス床面に平
面矩形状をなす枠状体Fに形成して立設し、この枠状体
Fを、ワ−クブ−スとして使用するようにしてもよい。
図15において、Cgは、このブ−スの四隅において、柱状
体1と横杆体9における2重壁1d,9gに挟持させて取付
けた透光性の樹脂ガラス、Cwは、各樹脂ガラスCgの下方
に設けた巾木である。また、上記枠状体Fにおいて、図
15に表わしていないが、柱状体1及び横杆体9には電
源,信号ケ−ブルVc,Scが収装され、適宜位置に接続用
のコネクタCv,Csを位置可変に設けられることは勿論で
ある。
インの取出ポイントPvs、或は、取出ポイント・ラインP
vs,Lvsは、その構成部材である柱状体1や横杆体9
に、収納ボックス6,パネル12,13,天板15などを支持
させて、オフィス用設備の構成部材の一部としての機能
を発揮させるように形成することができ、しかも、その
任意の箇所で電源,信号ラインの取出しが可能であるか
ら、この電源,信号ラインの取出ポイントPvs、或は、
取出ポイント・ラインPvs,Lvsと、移動可能に形成した
種々のデスクによって、図25〜27に例示するように、よ
り自由なオフィス空間内での設備の配置を実現できるこ
ととなる。そこで、上記のような電源,信号ラインの取
出ポイントPvs、或は、取出ポイント・ラインPvs,Lvs
と組合せて使用するのに好適なデスクの例について、図
16〜図24により説明する。
らの図において、16は、水平な足16aとその中間部に立
設した支柱16bにより側面略逆T状に形成し、その2本
を左右平行に並べ、左右の支柱16bの上端を梁部材17で
連結することによって、正面視略門型をなすように形成
した脚フレ−ムである。左右の支柱16bは、いずれも、
油圧式,空圧式,機械式いずれかの手段により昇降する
ようにした内支柱16cを具備しており、梁部材17は、こ
の左,右の内支柱16c間に架設されている。
傾斜角の調節機構を内蔵した天板支持ア−ム18,18が設
けられ、天板19は、この左右のア−ム18の手前側に枢着
されている。18a,18aはア−ム18,18の先端と天板19の
中間部の下面の間に架設した傾斜角調節シリンダであ
る。
は、デスクの移動と固定を選択的に記能させるキャスタ
16dとアジャスタ16eが設けられている。ここで、キャス
タ16dにはボ−ルキャスタを使用すると共に、アジャス
タ16eは前記ボ−ルキャスタを中心部に内装したリング
状のものが使用され、アジャスタ16eの正逆回転によっ
て、キャスタ16dを接地させるか、アジャスタ16eの下面
を接地させるかのいずれかを選択するように形成されて
おり、以上により本発明で使用するデスクD1の一例を形
成する。
形状は、基本的には長方形乃至は四辺形であるが、左,
右の一方の側、又は、双方が円弧状の側縁に形成された
デスクD1′(図25参照)、或は、四辺形が全体として弯
曲された形状のものなど、異形の長方形であってもよ
い。また、デスクD1は左,右の脚16のうち一方の脚16の
足16aを円板状の足(図示せず)で形成したデスクもあ
る。なお、16fは内支柱16cの昇降操作用ハンドル、18b
は天板角度変更用の操作用ハンドルである。
20は平面視略星形状をなす足20aに昇降(伸縮)自在に
組合せたテレスコピック状の支柱20b,20cを立設した脚
フレ−ムで、内支柱20cの上端に、基本的に円形天板21
を載架した構成である。各足20aの先端下面には、先の
例と同様のボ−ルキャスタ20dと、このキャスタ20dを内
装したリング状のアジャスタ20eが設けられ、デスクD2
の移動,定置が選択できるようになっている。20fは支
柱昇降の操作ハンドルである。ここで、足20aは、平面
視略星形のものを使用したが、円板状のものであっても
よい。また、このデスクD2の天板は図20,図21の平面図
に示すように、円形天板の一側を直線辺22aに截断した
形状の天板22、或は、天板の一半側を90度コ−ナ部を有
する直線辺23aに形成した形状の天板23など、外周辺の
一部に直線辺を形成した天板を用いたものがある。
で、図22は正面図、図23は図22の右側面図、図24は図22
の平面図である。このデスクD3では、脚フレ−ム24に平
面視逆V字状で開き角が略90度の2本足24aを使用し、
昇降自在に組合せたテレスコピック状の支柱24b,24cが
前記足24aの略交点上に立設されている点が、これまで
のデスクD1,D2の脚フレ−ム16,20と異なっている。そ
して、この内支柱24cの上端に設けた天板角傾斜機構25
の上に、平面視略1/4円弧状の天板26を載架して、こ
のデスクD3は構成されている。なお、24dはボ−ルキャ
スタ、24eはリング状アジャスタである点は、先のデス
クD1,D2の場合と同旨である。また、24fは高さ調節用
の操作ノブ、25aは天板26の角度調節用の操作ノブであ
る。
面形状から、複数のデスクD3を突合せ状態で対向的、或
は、ほぼ花弁状をなすように配置することができる。こ
れにより、デスクD3は後述する小会議や打合せコ−ナ用
のデスクとして使用するのに好適である。もっとも、デ
スクD3において、天板26は1/4円弧状のものに限られ
る訳ではない。矩形や円形であっても何ら支障はない。
また、このデスクD3は、図示しないが脚フレ−ム24にお
ける支柱24bの前面に、パンチングプレスしたパネルや
収納ボックスを、必要に応じて取付けることができるよ
うに形成されている。
の取出ポイントPvs、或は、取出ポイント・ラインPvs,
Lvsに対して、上記の各デスクD1〜D3は、図25〜27に例
示する形態において、前記電源,信号の取出ポイントPv
sの周囲、或は、取出ラインLvsに沿って自由に移動させ
て配置することにより、オフィスにおける様々なワ−ク
ブ−スに構成されるので、以下、この点について説明す
る。
る取出ポイントPvs、或は、前記柱状体1と横杆体9の
組合せにより床に平行に配置された取出ポイント・ライ
ンPvs,Lvsに対して、上記で説明したデスクD1,D2を配
置した例が示されている。
の天板19の長辺側を当接乃至は近接させ、このデスクD1
にデスクD1′を直交する向きで並べ一つのワ−クブ−ス
を形成している。このデスクD1,D1′は、取出ラインLv
sに沿って、自由に位置を変え、また、配向も自由に設
定することができる。デスクD1,D1′の移動は、その足
16aのアジャスタ16eを回転させて内部のボ−ルキャスタ
16dを接地させることにより、軽い労力により容易かつ
自由に行うことができる。また、デスクD1,D1′を移動
させても取出ラインLvs上の複数個所には、必要なコネ
クタがそれ自体移動可能に設けられているので、デスク
D1,D1′上で使用する電子機器等の電源,信号ライン
は、特別の配線等を要することなく、前記コネクタに直
ちに接続することができる。
するように、ここでは2本のデスクD1,D2を組合せ、両
デスクを前記ポイントPvsを挟んで配置し、小規模のワ
−クブ−スが形成されている。ここで、デスクD1の天板
19は事務作業用のスペ−スとして、デスクD2の天板、22
はOA機器を載置したコンピュ−タ作業スペ−スとして
形成されている。このため、天板22は天板19よりも高く
位置付け、天板22を天板19に一部オ−バハングさせて配
置し、前記2種の作業を、椅子Chを回転させて身体の向
きを変えるだけで、選択的に行うことができるようにし
ている。図25,図26においてCptはCRTを含むコンピュ−
タ本体又はCRT、Kbはキ−ボ−ドである。
横杆体9とを組合せて形成した平面矩形状の枠状体Fで
形成したブ−ス内に、図3の背の高い柱状体1を使用し
た取出ポイントPvsを配置し、このポイントPvsに各柱状
体1を中心にして図22〜図24に例示したデスクD3を、そ
の天板26を手前側下りに少し傾けて原稿台として、或
は、ラップトップタイプのパソコンを置けるようにし
て、適宜配置することにより、いわゆる立ち会議コ−ナ
等のように立ったままでオフィスワ−クを行うブ−スを
形成することができる。この場合に使用するデスクD3
も、移動,定置は自由にできるから、会議等が終了すれ
ば、自分の使用したデスクD3を片着けるなどして、残っ
た取出ポイントPvsを中心とする他の目的のコ−ナを、
先のデスクD3、或は、他のデスクD1,D2等を取出ポイン
トPvs、或は、このブ−スの枠状体Fを形成している柱
状体1又は横杆体9に対して配置することにより、容易
に形成することができる。なお、図27において、Rsは遮
蔽パネルとして設けたロ−ルスクリ−ンである。
は、取出ポイント・ラインPvs,Lvsに対して任意に配置
した各デスクD1〜D3は、いずれも、従来デスクのような
配線ダクトや配線取出口が全く設けられず、また、その
天板の高さ、或は、その天板の傾きを、使用する者の好
みや、ワ−ク形態や内容に適したように、自由に変更,
設定することができるように構成したので、構造が簡単
で軽量に作製できて移動させるのに便利であり、使い勝
手の面、或は、疲れ難いといった面からもきわめて好ま
しい機能を具備したものである。
タイプのデスクに比べ、そのデスクと一体の袖キャビネ
ットを設けず、また、センタ−抽出も原則として設けな
いので、上記の配線ダクトが設けられないことと相俟っ
て重量が大きくならず、移動が容易であるほか、固定収
納部がないので、不特定複数の者が共用する上でも、便
利である。
空間内に、そこで使用する電子機器等の電源,信号ライ
ンを自由に離接することができるようにした電源,信号
ラインの取出ポイント、或は、取出ポイント・ラインを
配設できるようにしたので、これらの取出ポイント,取
出ポイント・ラインに対し、例えば、天板の高さを自由
に設定できるように形成した天板の大きさが種々異なる
デスクを選択し、かつ、選択したデスクを自由な配向で
任意の位置に移動させて配置することにより、種々のワ
−ク形態に対応できる形態のワ−クブ−スを、任意かつ
容易に形成することができる。そして、どのような形態
のワ−クブ−スを形成してもそこで使用するOA機器の
電源,信号ラインを、特別な配線工事やそのつどの配線
手配などを要することなく直ちに接続することができる
という、格別の効果が得られる。
状体は、中心管に放射状に形成した隔壁により、その外
面に電源,信号ケ−ブルを収装する溝部を設けたので、
ケ−ブルの出入れが容易であり、また、柱状体の外周面
の任意の位置に、前記ケ−ブルに接続された電源,信号
用のコネクタを、移動可能に設けたので、OA機器の電
源,信号ラインを容易に接続することができる。
柱状体の第一例を示す斜視図。
柱状体の第二例を示す斜視図。
柱状体の第三例を示す斜視図。
柱状体の第四例を示す斜視図。
組合せよる電源,信号ラインの取出装置をライン状に形
成した例を示す斜視図。
図。
例の正面図。
より平面矩形状をなすワ−クブ−スの枠状体に形成した
電源,信号ライン取出装置の斜視図。
用するデスクの一例の正面図。
用するデスクの別例の正面図。
用するデスクの他の例の正面図。
例を示す斜視図。
斜視図。
置に対するデスク等の配置例を示す斜視図。
断面図。
す部分平断面図。
Claims (8)
- 【請求項1】 オフィス内の床に位置可変に立設される
柱状体であって、床下、又は、天井裏に敷設された電源
ケ−ブル及び信号ケ−ブル又はいずれか一方のケ−ブル
に接続されたケ−ブルを前記柱状体に収装すると共に、
この柱状体の任意の高さにおける外周面に、前記ケ−ブ
ルにOA機器を接続するためのコネクタを位置可変に設
けて成ることを特徴とするオフィス空間における電源,
信号ラインの取出装置。 - 【請求項2】 柱状体の外周面に、中継器等の配電器材
やOA機器の電源部などの収容部、又は、パネル、若し
くは、収容部と前記パネルを配設した請求項1のオフィ
ス用の電源,信号ラインの取出装置。 - 【請求項3】 柱状体は、外周面に放射状に溝部を形成
し、その溝部内にケ−ブルを収装するようにした請求項
1又は2のオフィス用の電源,信号ラインの取出装置。 - 【請求項4】 柱状体は、中心管とその外面に放射状に
延びた隔壁とにより形成し、各隔壁間に形成される溝部
にケ−ブルを収装するようにした請求項1〜3のいずれ
かのオフィス用の電源,信号ラインの取出装置。 - 【請求項5】 柱状体は、外周面に形成した溝部内にケ
−ブルを収装し、かつ、この溝部に着脱自在の蓋体を装
着した請求項1〜4のいずれかのオフィス用の電源,信
号ラインの取出装置。 - 【請求項6】 隔壁は、上下,左右方向の隔壁を2重壁
に形成した請求項4のオフィス用の電源,信号ラインの
取出装置。 - 【請求項7】 隔壁は、その先端に柱状体の外周を形成
する部分周壁を形成した請求項6のオフィス用の電源,
信号ラインの取出装置。 - 【請求項8】 コネクタは柱状体の外周面において、任
意の高さ及び外周面上に、設置位置可変に設けた請求項
1〜7のいずれかのオフィス用の電源,信号ラインの取
出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02615497A JP3779411B2 (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | オフィス空間における電源,信号ラインの取出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02615497A JP3779411B2 (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | オフィス空間における電源,信号ラインの取出装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002353293A Division JP3738249B2 (ja) | 2002-12-05 | 2002-12-05 | オフィス空間における電源,信号ラインの取出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10210623A true JPH10210623A (ja) | 1998-08-07 |
JP3779411B2 JP3779411B2 (ja) | 2006-05-31 |
Family
ID=12185626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02615497A Expired - Fee Related JP3779411B2 (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | オフィス空間における電源,信号ラインの取出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3779411B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112117715A (zh) * | 2020-10-13 | 2020-12-22 | 国网河南省电力公司唐河县供电公司 | 一种电力电缆分类辅助装置 |
-
1997
- 1997-01-24 JP JP02615497A patent/JP3779411B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112117715A (zh) * | 2020-10-13 | 2020-12-22 | 国网河南省电力公司唐河县供电公司 | 一种电力电缆分类辅助装置 |
CN112117715B (zh) * | 2020-10-13 | 2022-03-01 | 国网河南省电力公司唐河县供电公司 | 一种电力电缆分类辅助装置 |
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Publication number | Publication date |
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JP3779411B2 (ja) | 2006-05-31 |
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