JPH10271649A - オフィス空間における電源,信号ラインの取出装置 - Google Patents

オフィス空間における電源,信号ラインの取出装置

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JPH10271649A
JPH10271649A JP9273279A JP27327997A JPH10271649A JP H10271649 A JPH10271649 A JP H10271649A JP 9273279 A JP9273279 A JP 9273279A JP 27327997 A JP27327997 A JP 27327997A JP H10271649 A JPH10271649 A JP H10271649A
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power supply
horizontal rod
signal line
cable
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JP9273279A
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English (en)
Inventor
Hironaga Obata
畑 広 永 小
Tetsuya Kano
野 徹 也 狩
Kenichiro Kosugi
杉 健 一 郎 小
Yoshihiko Furusawa
澤 可 彦 古
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Itoki Crebio Corp
Itoki Co Ltd
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
Itoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課 題】 オフィス空間内でデスク等の家具を自由
に移動,配置しても、配線ダクトや配線取出口を一切不
要にできるオフィス用の電源,信号ラインの取出し装置
を提供すること。 【解決手段】 オフィス内の床に位置可変に立設される
柱状体1と、床下、又は、天井裏に敷設された電源ケ−
ブルVc又は信号ケ−ブルScに夫々に接続される電源ケー
ブルVcと信号ケ−ブルScを夫々に収装するように形成し
た横杆体9との組合せであって、該横杆体9を、前記柱
状体1の上端、又は、下端、若しくは、中間部に、適宜
の接続部材10を介して接続することにより床面に平行に
配設すると共に、前記電源ケーブルVcと信号ケ−ブルSc
に夫々に接続された電源ケーブルVcと信号ケ−ブルScを
前記横杆体9の長さ方向に収装し、かつ、当該横杆体9
の任意の位置に、前記各ケ−ブルVc,ScにOA機器を接
続するための複数個のコネクタCv,Csを位置可変に設け
て成ること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィス空間内に
おいて使用場所を変えて使用されるコンピュ−タ,ワ−
ドプロセッサ,電話,ファクシミリ,照明等の電子,電
気機器(以下、これらをOA機器という)の電源ライン
及び信号ライン、又は、いずれか一方のライン(以下、
これを電源,信号ラインという)を、その空間内に任意
の場所に配置されるデスクの上であっても自由自在に離
接することができるようにしたオフィス用のOA機器の
電源,信号ラインの取出システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィス空間内に配置されるデス
ク等のオフィス設備は、例えば、会社組織の中の部課制
を単位として、部屋単位、或は、間仕切等で仕切った業
務空間を形成し、各業務空間単位でデスクやキャビネッ
ト等の必要なオフィス家具を、ほぼ固定的に配置して形
成されていた。
【0003】一方、最近のオフィスでは、コンピュ−タ
の導入により、いわゆる情報化が進み、オフィスワ−カ
の作業形態,オフィス空間も含めた作業環境,オフィス
家具そのものについても大きな変化に見舞われている。
即ち、オフィスワ−クにとってパ−ソナルコンピュ−タ
は、その様々な機能、例えば、文書作成,計算,通信、
それらのネットワ−ク化によるコミュニケ−ション等の
多様な機能により、今やオフィス業務にはなくてはなら
ないものになっており、一人一台は必要となってきてい
る。そして、これらに対応すべく、コンピュ−タやその
他のOA機器を置くためのデスク等の家具は、コンピュ
−タ等のOA機器の電源配線や情報配線のためのケ−ブ
ルを収納するため配線ダクトを設けたり、コンピュ−タ
等のOA機器を載置するために天板を大形化して益々大
型化,複雑化している。
【0004】しかしながら、上記のようにコンピュ−タ
の機能が向上し、オフィスへの導入が進んだ結果、オフ
ィスのワ−ク形態にも大きな変化が起きており、今後そ
れがますます大きくなることが予想される。即ち、ま
ず、コンピュ−タにより、様々な諸雑務が合理化される
ことによって、より生産性が高く質も高い知的ワ−クが
求められよう。また、その場で顔を会わせていなくとも
コンピュ−タ等を通したコミュニケ−ションが円滑に行
われる結果、従来の縦割りの組織が必要なくなり、より
効率的な業務形態をとることが可能なフラットな組織、
そして、臨機応変に目的を達成するためのプロジェクト
チ−ムによるワ−クスタイル等が増えてくると思われ
る。これらの様々なワ−クスタイルは、ワ−クの内容に
応じた最適のオフィス環境が望まれるわけであり、しか
もその環境は常に様々な変化に対応できる自由さ、即
ち、フレキシビリティをもっていることが必要となる。
しかしながら、これまでのオフィス家具は、上述したよ
うにデスクや間仕切等の家具自体に配線機能を取り込
み、これらを固定的に配置する使用形態であったため
に、今後予想される使用中のコンピュ−タ等のOA機器
とそれを載置した家具の移動を伴うフレキシブルなオフ
ィス環境の設定やワ−ク形態の実現には全くといってよ
い程対応できないのが現状である。
【0005】即ち、オフィス空間内で、人事異動や配置
替えなどにより、デスクを移動させるには、そのデスク
内の配線ダクトに取込まれている床や壁等からの電源,
信号ラインを一旦切り離し、そのデスクの移動先で再接
続しなければならず、また、OA機器類だけを移動させ
る場合、移動先に電源,信号ラインのコンセント等のコ
ネクタがなければ、新ためてその電源,信号ラインを手
配する必要があるからである。
【0006】しかし、上記のようにワ−ク形態の変更等
に応じてオフィス空間内で自由に移動できるようにした
デスクやキャビネットに対し、その上で使用するOA機
器類の電源,信号ラインの接続形態をどのようにするか
は、未だ解決されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
点に鑑み、オフィス空間内でデスク等の家具を自由に移
動,配置しても、その移動先で使用するOA機器類の電
源,信号ラインを容易かつ迅速に離,接することができ
る一方、そこで使用するデスク等のオフィス家具には従
来品のような配線ダクトや配線取出口を一切不要にでき
るオフィス用の電源,信号ラインの取出し装置を提供す
ることを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明の電源,信号ラインの取出
装置の構成は、オフィス内の床に位置可変に立設される
柱状体と、床下、又は、天井裏に敷設された電源ケ−ブ
ル又は信号ケ−ブルに夫々に接続される電源ケーブルと
信号ケ−ブルを夫々に収装するように形成した横杆体と
の組合せであって、該横杆体を、前記柱状体の上端、又
は、下端、若しくは、中間部に、適宜の接続部材を介し
て接続することにより床面に平行に配設すると共に、前
記電源ケーブルと信号ケ−ブルに夫々に接続された電源
ケーブルと信号ケ−ブルを前記横杆体の長さ方向に収装
し、かつ、当該横杆体の任意の位置に、前記各ケ−ブル
にOA機器を接続するための複数個のコネクタを位置可
変に設けて成ることを特徴とするものである。
【0009】本発明は、上記構成において、横杆体の構
成を、中心杆とそれから上下に突出させて形成した立壁
と、前記中心杆又は立壁に支持させた隔壁と、全体の断
面外形を略円形乃至は長円形又は多角形に形成する周壁
とを具備した構成とするか、或は、柱状体に連結して支
持されるように形成した杆状支持部材と、該支持部材の
下面側に吊下支持され電源ケーブルとそのコネクタ,信
号ケーブルとそのコネクタを分けて収納できるように形
成した1又は2以上の溝状部材とから構成することがで
きる。
【0010】上記構成において、溝状部材は、その複数
本、例えば2本を吊下して電源ケーブルと信号ケーブル
とを夫々の溝状部材に分けて収装するようにしたり、吊
下した溝状部材を、その断面方向に関し左,右に揺動で
きるように吊下し、ケーブル等の溝状部内への出入れを
容易にすることができる。
【0011】ケーブル等の出入れ容易性は、杆状支持部
材に吊下した溝状部材を、それを吊下する連結部材に昇
降可能に取付けることによっても得ることができる。ま
た、溝状部材の側面を開閉可能な蓋状に形成することに
よっても、ケーブル等の出入れ容易性が得られる。更
に、溝状部材の側面、又は、上下に積層した溝状部材同
士の隙間に設ける蓋状部材に、電源用,信号用の夫々の
コネクタを位置固定又は可変に設けることもできる。
【0012】杆状支持部材の下面側に溝状部材を吊下す
る手段は、棒状の連結部材、又は、パントグラグのよう
な伸縮タイプのリンク部材を使用する。伸縮タイプのリ
ンク部材を使用すると、杆状支持部材と溝状部材の間、
或は、溝状部材同士の間隔を拡大,縮小できて、ケーブ
ル等の出入れに便利である。この点は、棒状の連結部材
に、伸縮機能を持つものを利用しても同様である。
【0013】また、本発明では、上記の溝状部材にケー
ブルが収まり切れないときに対応するため、収まらない
余長ケーブルを途中で巻取るためのコードリールを、取
出しポイントの柱状体の側面や最下位の溝状部材の下面
に設けることがある。余長ケーブルを、前記リールに巻
取らせず、溝状部材の下方にリング状にまとめて吊下す
る場合、これを覆うためのシート状の覆板の2枚を溝状
部材の長さ方向に平行に吊設するようにしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図に拠り説明する。図1〜図4は、全体として大略ポ
−ル状をなす電源,信号ラインの取出ポイントを形成す
る柱状体の例をそれぞれ示した斜視図、図5は図1〜図
4に使用した柱状体の平断面図、図6は図1〜図4に例
示した柱状体と図7に断面を示したの横杆体の組合せに
より形成した本発明による電源,信号ライン取出装置の
一例を示す斜視図、図7は図6の横杆体の側断面図、図
8は柱状体と横杆体の接続構造の一例を示す側面図、図
9はジョイントカバ−の側面図、図10と図11はジョイン
ト部材の形態例を示す斜視図、図12は本発明電源,信号
ラインの取出装置の別例の正面図、図13は図12の平面
図、図14は図12の左側面図、図15は図1〜図5で説明し
た柱状体と図7の横杆体により平面矩形状のワ−クブ−
スの枠状体に形成した本発明電源,信号ラインの取出装
置の斜視図、図16は本発明装置における電源,信号ライ
ンの取出ポイントを形成する柱状体の別例の平断面図、
図17は本発明装置の取出ラインを形成する横杆体の別例
の側断面図、図18は図16の柱状体と図17の横杆体の結合
形態の一例を説明するための斜視図、図19は柱状体と横
杆体の他の例の結合形態を示す斜視図、図20は図16の柱
状体と図17の横杆体とを主体に形成した本発明取出装値
の他の形態を例示した斜視図、図21は本発明電源,信号
ラインの取出装置の別の形態例を示した斜視図、図22は
図17の横杆体における溝状部材の側面を開閉自在の蓋構
造にした例の断面図、図23は横杆体の2つの溝状部材を
入れ子式構造とした例の断面図、図24は図18に示した本
発明取出装置に、余長コード収納用のコードリールとシ
ート状覆板を配備した例の斜視図、図25は図24のコード
リールの取付態様の一例の要部を示す平断面図、図26は
柱状体と横杆体の結合において、横杆体の平面配向角を
任意の角度に設定できる構造の一例を示す斜視図、図27
は図16の柱状体の安定板にキャスタを設け、当該柱状体
を移動,定置可能に構成した例の斜視図、図28は図18に
示した本発明装置における横杆体を伸縮自在の構造にし
た例の斜視図、図29は本発明電源,信号ラインの取出装
置に対して使用するデスクの一例の正面図、図30は図29
の左側面図、図31は図29のデスクの天板の傾斜状態を示
す側面図、図32は図30のデスクの別例の正面図、図33は
図32のデスクに使用する天板の別例の平面図、図34は天
板の他の例の平面図、図35はデスクの他の例の正面図、
図36は図35のデスクの右側面図、図37は図35のデスクの
平面図、図38は取出ラインに対するデスク等の配置例を
示す斜視図、図39は取出ポイントに対するデスク等の配
置例を示す斜視図、図40はワ−クブ−スの枠状体に形成
した取出ラインに対するデスク等の配置例を示す斜視
図、図41は横杆体を間仕切パネルの笠木部分に設けた斜
視図、図42は横杆体を間仕切パネルの笠木部材又は上部
梁を兼用するように形成した例の斜視図、図43はパネル
と収納ボックスの横杆体への取付構造の一例を示す部分
断面図、図44は天板の横杆体への取付構造の一例を示す
部分断面図、図45は本発明装置を利用してオフィスでの
業務形態の変化例を示した平面図である。
【0015】図1〜図5に於て、1は、図5に例示した
平断面形状を有するポ−ル状の柱状体で、図1〜図4は
この柱状体1を主体にしてオフィスの床に配設した電源
ケーブルと信号ケーブルの夫々に接続されるケーブルを
収装し、収装した夫々のケーブルに接続されてこの柱状
体に配設した電源用コネクタと信号用コネクタに、OA
機器の電源ラインと信号ラインを接続できるようにした
電源,信号ラインの取出装置の例(以下、柱状体1によ
る電源,信号ラインの取出装置を取出ポイントPvsとい
う)である。
【0016】本発明で使用する柱状体1は、図5に例示
するように、内部が矩形断面の中空の芯管1aの外周に、
平断面が略十字状をなす二重壁による隔壁1bとこの二重
の隔壁1b同士を二分する断面十字状の隔壁1cを設け、各
壁1b,1cの外端部に部分周壁1d,1eを形成したもののほ
か、そのような構造を付与しない単なる支柱状の柱状
体、或は、上記とは異なる壁構造を持つ柱状体を使用す
ることもできる。
【0017】柱状体1は、図5に例示した断面形状によ
り、隣合う隔壁1b,1cが形成する断面V字状の溝が形成
する夫々の空間内に、電源ケ−ブルVcと信号ケ−ブルS
c、又は、いずれか一方のケ−ブル(以下、これらのケ
−ブルを電源,信号ケ−ブルという)を、この柱状体1
の外面から収納,出入れすることができる。そして、各
壁1b,1cの外端部には全体として柱状体1の周壁を形成
する部分周壁1d,1eが形成されているので、収納した上
記ケ−ブルVc,Scは溝状部から逸脱し難い。なお、柱状
体1の溝状部に入れた上記ケ−ブルVc,Scをその溝から
完全に出さないようにするには、図5に仮想線で例示し
たように、着脱自在の溝キャップGcを装着してもよい。
また、二重に形成された壁1bは、後述するパネル等の部
材の係止溝として利用される。更に、各隔壁1cの外端部
に形成された部分周壁1eは、後述する電源用又は信号用
の夫々のコネクタCv,Csの装着部として利用される。
【0018】上記構造を具備したポ−ル状の柱状体1
は、図1〜図4に例示する態様において、オフィス空間
内の床下又は天井裏に敷設されている電源,通信ケ−ブ
ルの取出しポイントとして形成されるので、以下、この
点について説明する。図1は、柱状体1の下端に、ここ
では円板状の安定板2を設けると共に、上端に、比例的
小径の天板3を設けて形成した本発明による電源,信号
ラインの取出ポイントの斜視図である。安定板2には、
床下に既に敷設されている電源ケ−ブルVc及び信号ケ−
ブルScに接続された電源,信号の各ケ−ブルVc,Scの取
出穴2a,2bが形成され、この穴2a,2bから夫々に取出さ
れたケ−ブルVc,Scが柱状体1の溝部に収装されてその
ケ−ブルVc,Scの先端に接続されたそれぞれのコネクタ
Cv,Csが、所望の高さに配置されている。配置できるコ
ネクタCv又はCsの位置は、柱状体1の外周上では、4ヶ
所の部分周壁1eの上であり、同一周壁上の上下方向にお
いて2個以上のコネクタCv又はCsを設けることは任意で
ある。上記の安定板2は、柱状体1を床上に固定する場
合には、小さ目の円形乃至は翼状に形成したものを使用
することができる。
【0019】図2は、図1に示した電源,信号ラインの
取出ポイントPvsにおいて、柱状体1の周囲に、ここで
は二分割タイプに形成した円筒状をなすカバ−体4を、
当該柱状体1に支持させて設けた例である。カバ−体4
は、金属板,プラスチック板,それらのパンチング穴明
板等の適宜の板体により形成し、ここでは底板4aを設け
て有底に形成しているが、底板4aの設定は任意である。
【0020】上記カバ−体4の外径は、ここでは天板3
と略同径程度に形成し、柱状体1とカバ−体4の間に形
成される空間にそれぞれの余長ケ−ブルCv,Csを収納し
たり、これらの電源,信号ライン用の中継機材、例え
ば、ブ−スタアンプや配電箱等の必要な機器,器材Vn,
Snを収納することができるように形成されている。
【0021】図3は電源,信号ラインの取出ポイントPv
sを形成した柱状体1を、背の高い部材により形成し、
この柱状体1の下部に、比較的容積の大きな収納ボック
ス5,6を形成した例である。ここで、収納ボックス5
は、前後に開口部5aを設けて形成し、例えばコンピュ−
タの本体(CPU)を収納するボックスとして利用し、
また収納ボックス6は、上面を開口した有底の筺状に形
成し、このボックス6の壁面と底には通線用のスリット
6aと穴状の切欠き6bを設け、内部に電源,信号ラインに
必要な中継機器Vn,Sn等を収装することができるように
形成されている。なお、1fは柱状体1の上端に被着した
ド−ム状のキャップである。
【0022】図4は、床面から天井までの間に立設した
柱状体1により、天井側に敷設されている電源,信号ラ
インに接続してオフィス内に電源,信号ラインの取出ポ
イントPvsを形成した例である。この柱状体1は、上,
下端部にその芯管1aに挿装した上,下アジャスタ7,8
を操作して柱状体1を天井Siと床の間で、いわゆる突張
り状態で立ち姿勢を保持するようにしている。図4に示
した柱状体1においても、その周囲に、収納部4,収納
ボックス5,6を設けることは任意である。なお、天井
側からの電源,信号ラインの取出ポイントの形成におい
て、柱状体1は必ずしも、天板から床面までの間に突張
りタイプで設けなければならない訳ではない。例えば、
図示しないが、柱状体1の上端を天井面のライン取出部
に固定し、該柱状体1の長さを床に届かない長さに形成
することもある。この場合の柱状体1の下端は、一例と
して、床から70〜80cmまでの高さにする。また、床に立
設した天井に届かない高さの柱状体1に、天井面から電
源,信号ケーブルを導入することもある。この場合、天
井から柱状体1までのケーブルを、フレキシブルチュー
ブのようなガイド体に収めて支持することがある。
【0023】図6は、上記で説明した柱状体1を、図7
に一例として示した断面形状の横杆体9を用いて床に平
行な面内でオフィス空間内に敷設することにより、電
源,信号ラインの取出装置を任意のライン状に形成した
本発明電源,信号ラインの取出装置の一例(以下、床に
平行なライン状をなす本発明電源,信号ラインの取出装
置を取出ラインLvsという)の斜視図である。
【0024】本発明の電源,信号ラインの取出ラインLv
sを形成する横杆体9の構成を図7により、またこの横
杆体9と柱状体1の接続構造の一例を図8により説明す
る。
【0025】図7に例示した横杆体9は、その断面にお
いて柱状体1の芯管1aと同形の芯管9aの上,下に、前記
柱状体1における二重壁1bと同様の二重壁9bを突設する
と共に、ここでは下方の二重壁9bから左,右に2組の壁
9c,9dを突出させ、各壁9b〜9dの相互の間に、ケ−ブル
Vc,Scを収めるための溝部が形成されるようにしてい
る。なお、9e,9fは前記壁9c,9dの先端部に設けて全体
としてこの横杆体9の周壁をなすように形成した部分周
壁、9gは二重壁9bの先端に形成した同旨の部分周壁、9h
は二重壁9bの入口部に形成した凹陥部、9iは下位の壁9d
の下面側に形成した凹陥部である。
【0026】上記のような断面形状を具備して本発明電
源,信号取出ラインLvsを形成する横杆体9は、各壁9b
〜9fにより形成された溝部が、平面からみて概ね上方を
開口した溝部に形成されるので、各溝に電源ケ−ブルVc
又は信号ケ−ブルScを上から投入することにより、両ケ
−ブルVc,Scを外部からは見えないように収めることが
できることとなる。従って、前記両ケ−ブルVc,Scにつ
いて、横杆体9の任意の位置におけるケ−ブル先端に、
コネクタCv,Csを接続し、このコネクタCv,Csを横杆体
9の上の部分周壁9eに装着することにより、横杆体9の
任意の位置で電源,信号ラインと適宜の電子機器等との
接続をすることが可能になる。
【0027】本発明の取出ラインLvsの主体となる横杆
体9と先に説明した柱状体1は、一例として図8に示す
ような接続部材を使用して接続し、本発明電源,信号ラ
インの取出装置に構成される。ここで、柱状体1,横杆
体9はともに、中心に同形状の芯管1a,9aを具備してい
るので、この芯管1a,9aに、ジョイント方向に沿って形
成したジョイント部材10の両端部10a,10bを嵌入して、
両部材1,9の設置方向を規定する。図8の例は、垂直
に立上った柱状体1と水平に延びた横杆体9とを、90度
曲げで形成したジョイント部材10で接続したものであ
る。なお、10c,10dは芯管1a,9aに嵌入したジョイント
部材10の固定ビスである。
【0028】柱状体1と横杆体9は、ジョイント部材10
で接続したままの状態であると、ジョイント部材10の部
分に、柱状体1の溝部から横杆体9の溝部に導入される
各ケ−ブルVc,Scがジョイント部分で外部に露出するこ
ととなり、見映えがよくない。そこで本発明では、図9
に示すようなジョイント部カバ−11を使用することとし
た。
【0029】図8,図9に示したジョイントカバ−11
は、合成樹脂等により形成した背骨状のるフレキシブル
な主骨材11aに、先略テ−パ状をなし、かつ、下部が開
放された略リング状の支骨材11を適当なピッチでこの主
骨材11aに列設することにより形成し、主骨材11aの前,
後両端部11c,11dを、柱状体1と横杆体9の二重壁1d,
9gにより形成された溝に挟持させることにより、両部材
1,9の接続部分をカバ−するようにしている。
【0030】なお、ジョイント部材10の形態としては、
床から立上げられた柱状体1と床に平行に配置する横杆
体9との接続用として、図10に示す態様のものがある。
また、天井から床の間に立設された形態又は天井に吊下
された形態の柱状体1と横杆体9との接続用としては、
図11に示す形態のものがある。図10に示した各ジョイン
ト部材において、10(a)は図8に示したジョイント部材1
0と同旨のもの、10(b)は横杆体9同士の直列接続用、10
(c),10(d)は立設柱状体1から水平二方向の横杆体9へ
の接続用、10(e)は同じく三方向接続用、10(f)は同じく
四方向接続用のそれぞれのジョイント部材である。図11
のジョイント部材において、10(g)は立設した柱状体1
に対して水平に一方向、10(h)は同じく二方向、10(i)は
同じく三方向、10(j)は同じく四方向へ、それぞれ横杆
体9を接続するためのジョイント部材である。
【0031】上記のような柱状体1,横杆体9,ジョイ
ント部材10等を用いてオフィス内に形成される電源,信
号ラインの取出ポイントPvsと取出ラインLvsの一例を図
6に拠り説明する。図6の本発明取出ラインLvsは、複
数本の柱状体1と複数本の横杆体9とを、図6の左側か
ら順に、図11のジョイント部材10(g),図10のジョイン
ト部材10(d),同10(a)を用いて接続することにより形成
されている。図6において、図1〜図5,図7〜図11の
符号と同一符号は、同一部材又は同一部分を指してい
る。
【0032】図6の本発明取出ラインLvsにおいて、図
の左側下方に位置する柱状体1は、天井側の電源,信号
ラインを取出して天板側に配設された上方の柱状体1の
支持支柱を兼用し、横杆体9との接続部の始端として機
能するように配置されている。また、図6の中間部に位
置した柱状体1は、長さ方向で連接される横杆体9,9
の接続部を、ジョイント部材10(d)を介して支持する支
柱として設けられている。そして、このようにして組立
てられる柱状体1と横杆体9の上,下の二重壁9bが形成
する隙間状の溝には、一例としてスクリ−ンやパネル1
2,13を支持させて取付けてある。ここで、パネル13の
前面に収納ボックス6が横杆体9に吊下して取付けてあ
る。また、図示しないが、床側の電源,信号ラインが柱
状体1の真下から取出せず、横杆体9の途中の床から取
出される場合、取出した電源,信号ラインケーブルは、
フレキシブルチューブ等のガイド体を挿通させて横杆体
9の溝部に導入する。
【0033】上記のパネル12は、図7に略示するように
横杆体9における上位の二重壁9bに挿入して支持させて
いるが、パネル13は下位の二重壁9bに取付けるため、一
例として図30の支持構造を採る。即ち、パネル13の上部
の前後両面に、二重壁9bの凹陥部9hに係止させた係止爪
部材13a,13bを当てがい、この爪部材13a,13bとパネル
13を貫通するビスを、この爪部材13a,13bに螺合するこ
とにより、パネル13を横杆体9の下位の二重壁2bによっ
て吊下支持するのである。また、横杆体9に吊下される
収納ボックス6の取付けは、図43に例示するように、当
該ボックス6の背面板6cに、先端を横杆体9の凹陥部9i
に係合するように曲げた吊下具6gをビス6hで止めると共
に、この吊下具6gの上部前面に前記凹陥部9iに係合する
爪部材6iをビス6jにより止めてなされている。収納ボッ
クスに代え、例えば袋状の容器(図示せず)を設けて余
長ケーブル等を収容するようにしてもよい。
【0034】図12〜図14は、図6の場合と同様に、複数
本の柱状体1と横杆体9,ジョイント部材10,カバ−11
などを用いて形成した電源,信号ラインの取出ラインの
別例を示すもので、図12は正面図、図13は図12の平面
図、図14は図12の左側面図である。これらの図12〜図14
に示した取出ラインでは、図12の左側の横杆体9の上面
に、当該横杆体9における上位の二重壁9bに、断面略T
状の天板支持ブラケット14を支持させ、該ブラケット14
の上にカンウタ−天板15を載架している。
【0035】ブラケット14は、具体的には一例として図
44に示す構造を具備している。即ち、図44において、天
板15を支持する翼状部材14aの中心部下面に、横杆体9
の上面の部分周壁9gに合致するスペ−サ14bを介在させ
ると共に、上位の二重壁9bの入口に形成した凹陥部9iに
ビス受け14cを収装し、前記翼状部材14aとスペ−サ14b
を貫通するビス穴を設け、この穴から入れたビス14dを
前記ビス受け14cに螺入,緊締することにより、ブラケ
ット14が形成される。従ってこのブラケット14における
翼状部材14aに天板15を載架し、下面からビス14eにより
天板15を前記部材14aに止着することができる。
【0036】上記の取出ポイントPvsと本発明の取出ラ
インLvsを形成する柱状体1と横杆体9は、これらを図1
5に例示するように、オフィス床面に平面矩形状をなす
枠状体Fに形成して立設し、この枠状体Fを、ワ−クブ
−スとして使用するようにしてもよい。図15において、
Cgは、このブ−スの四隅において、柱状体1と横杆体9
における2重壁1d,9gに挟持させて取付けた透光性の樹
脂ガラス、Cwは、各樹脂ガラスCgの下方に設けた巾木で
ある。また、上記枠状体Fにおいて、図15に表わしてい
ないが、柱状体1及び横杆体9には電源,信号ケ−ブル
Vc,Scが収装され、適宜位置に接続用のコネクタCv,Cs
を位置可変に設けられることは勿論である。
【0037】以上に説明した本発明の一例の装置におけ
る電源,信号ラインの取出ポイントを形成する柱状体
1、並びに、取出ラインを形成する横杆体9は、図16〜
図26に例示する形態でも実施できるので、柱状体1と横
杆体9の別例について図16〜図26により説明する。
【0038】図16は柱状体1の別例の平断面図で、図16
において図1〜図15に使用した符号と同一符号は同一部
分,同一部材を指すものとする。図16に例示した柱状体
1は、芯管体1aの外周に、平断面が十字状をなすように
二重壁による隔壁1bを設け、各隔壁1bの外端部に部分周
壁1d,1eを形成し、かつ、一方の部分周壁1eの先端部
に、段付き辺1hを形成してこの辺1hと前記周壁1eの境界
部に小溝1iを形成したものである。
【0039】上記の断面形状により、柱状体1は、隣合
う二重の隔壁1bが形成する断面90度の溝が形成する夫々
の空間内に、電源ケ−ブルVc又は信号ケ−ブルScを、こ
の柱状体1の外面から収納,出入れすることができる。
そして、各隔壁1bの外端部には全体として柱状体1の周
壁を形成する部分周壁1dと段付き辺1hが形成されている
ので、上記ケ−ブルVc,Scは収納された溝状部から逸脱
し難い。柱状体1の溝状部に入れた上記ケ−ブルVc,Sc
をその溝から完全に出さないようにするには、対向する
小溝1iに支持させて着脱自在の溝キャップ(図示せず)
を装着してもよい。なお、二重に形成された隔壁1bの間
は、図2,図3に例示したようにパネル1g等の部材の係
止溝としても利用される。また、対向する前記小溝1i
は、後述する電源用又は信号用の夫々のコネクタCv又は
同Csの装着部として利用される。CbはコネクタCv又はCs
の取付けベースで、前記小溝1iに遊嵌されてガイドされ
柱状体1の長さ方向で、コネクタCv又はCsを自由にスラ
イドさせて位置決めするためのものである。上記の断面
構造を付与した図16の柱状体1は、図1〜図4に例示し
た態様と同様の形態、或は、図27に例示する形態におい
て、オフィス空間内の床下又は天井裏に敷設されている
電源,通信ケ−ブルの取出ポイントPvsとして形成され
る。ここで図27は、取出ポイントPvsを構成する柱状体
1の安定板2にキャスタCaを設けることにより、床上に
安定に配置できると共に、必要に応じて移動できるよう
にした例である。キャスタCaを設ける安定板2の形態
は、図1〜図3,図6,図27に例示した形態以外の、例
えば、矩形状,枠状の形態であってもよい。
【0040】図17は、本発明装置を構成する横杆体9の
別例の側断面図である。図17に例示した横杆体9は断面
から視て大略T状をなす杆状支持部材91と、この支持部
材91の下面側に吊下態様で連結支持される第一溝状部材
92と、この第一溝状部材92を介して前記支持部材91に吊
下態様で支持される第二溝状部材93とにより形成されて
いる。
【0041】図17に示した杆状支持部材91は、断面縦長
矩形の芯管体91aの上部に、中央に形成した縦長の上向
きの溝部91bを介して屋根形のカバー部91cを左,右に具
備すると共に、この芯管体91aの下部に形成した下向き
の溝部91dを具備し、かつ、芯管体91aの左,右の側面に
形成した上,下で対向する小溝91eを具備して形成され
ている。
【0042】図17の第一溝状部材92は、その底部下面に
垂下形成した前記芯管体91aと同幅の溝部92aと、この溝
部92aの上部に形成した断面略凹状をなす樋部92bを具備
して形成されている。ここで、溝部92aは、側面の上下
に形成した上記小溝91eと同旨の対向する小溝92cを具備
し、また樋部92bは、底壁92dと側壁92eを具備してい
る。
【0043】図17の第二溝状部材93は、その底部上面に
突出形成した略凸状をなす輪郭を有する溝部93aと、こ
の溝部93aの左右側に突出させて弯曲形成した左右の底
壁93c,93c、及び、両底壁93cから立上げて形成した左
右の側壁93d,93dを具備した樋部93bとから形成されて
いる。
【0044】上記の支持部材91と第一,第二の溝状部材
92,93とは、棒状の杆体94aが第一溝状部材92の溝部92a
を貫通し、この杆体94aの上,下端部94b,94cが前記支
持部材91の下方の溝部91dと第二溝状部材93の溝部93aと
に嵌合して支持される棒状の連結部材94、及び、各部材
91〜93の相互の間隔を規制する2つのスペーサ95a,95b
とによって図17に例示する態様で結合一体化されて横杆
体9の別例に構成されるのである。
【0045】横杆体9を図示17に例示した断面形態とす
ることにより、2つの溝状部材92,93により形成される
ケーブル収納ダクトとなる樋部92b,93bを大きな容量に
形成し易くなると共に、芯管体91aの両側面や溝部92aの
両側面に形成した上下で対向する小溝91e,91e、或は、
同92c,92cに、電源用又は信号用のコネクタCv又はCs
を、溝状部材92,93の内部から外方へ突出させることな
く、その取付けベースCbを介してスライド自在に装着で
き、かつ、この状態で樋部92b,93bにケーブルの出入れ
を自由に行うことが可能になる。
【0046】図17に示した横杆体9においては、支持部
材91における下向きの溝部91dの底面を球状断面に、ま
た第二溝部材93の溝部93aの上部内面を球状断面にそれ
ぞれ形成し、これらの溝部91d,93aに収まる連結部材94
の上,下端部94b,94cを前記球状断面に対応する球状面
に形成することにより、連結部材94を溝部91dに対し図1
7の左右に揺動させ、また第二溝状部材93を連結部材94
の下端において図の左右に揺動させること可能になるの
で、各樋部92b,93bに収納するケーブルやコネクタの出
入れの際に、前記揺動を利用して出入口を拡大すること
ができ、便利である。
【0047】上記のケーブルやコネクタの樋部92b,93b
への取入れ容易性を得るには、第一,第二溝状部材92,
93における底壁92d,93cと側壁92e,93dとの境界部を弾
力的に形成してこの部にヒンジ機能を持たせたり、或
は、両壁をヒンジを介して接続することにより、それぞ
れの側壁92e,93dが外側へ開放でき、不要時には直立す
るようにしてもよい。図22は、第二溝状部材93の底壁93
cと溝部93aの境界をヒンジ93eに形成すると共に、側壁9
3dを延長形成してその上端と第一溝状部材92の側壁92e
の下端の間に、開閉自在のロック93fを形成したもので
ある。この構成は、第一溝状部材92に適用してもよい。
溝状部材92,93を図22に示した側壁構造とするときは、
コネクタCv,Csを、その側壁92d,93dに取付けるように
することが望ましい。
【0048】本発明では、図17の横杆体9の別例におい
て、杆状支持部材91と2つの溝状部材92,93とを連結す
る棒状の連結部材94を、図示しないが、伸縮構造とし、
溝状部材92,93の樋部92b,93bの出入口を拡縮できるよ
うにして、これらの樋部92b,93bに対するケーブルCv,
Csの出入れを行い易くすると共に、収容するケーブルC
v,Csの量が多く大容量化しても、各部材91〜93の間の
隙間を大きくして対応できるようにすることができる。
このような対応は、杆状支持部材91と溝状部材92と同93
とを、前記棒状の連結部材94が配置される位置におい
て、パントグラフ状のリンク部材を介して連結すること
によっても可能であり、こうすることにより各部材91〜
93間の相互の隙間を、任意の間隔に自由に調節できる。
上記の2つの溝状部材92,93は、図23に例示するよう
に、いわゆる入れ子構造にし、ここでは、大形に形成し
た下方の溝状部材93の内部に、小形断面の溝状部材92を
収容して配設することにより、外見上、一方の溝状部材
93のみしか見えないようにして、横杆体9をスマートな
形態に形成することができる。図23において、図22と同
一部材,同一部分は同一符号で示す。一方、上記構成に
よってもケーブルCv,Csが樋部92b,93bに収まり切れな
い場合、或は、それとは無関係に、余長ケーブルCv,Cs
を収納するための容器を設けたり、コードリールを設け
たり、或は、シート状の覆板を設けることができる。図
24,図25は、コードリールCrを柱状体1の溝にその取付
ブラケットRbを介して取付ると共に、2枚のシート状覆
板Cpを第二溝状部材93の底壁下面に、この部材93と平行
に垂下させて設けた例を示している。
【0049】図16,図17に例示した本発明装置に用いる
柱状対1と横杆体9は、一例として図18に示すようなジ
ョイント部材10を用いて連結することにより、図20に例
示するような電源,信号ラインの取出ポイントと取出ラ
インを具備した本発明装置に形成されるので、次にこの
連結について説明する。
【0050】図18におけるジョイント部材10は、図16の
柱状体1の芯管体1aに密嵌固定される縦部材10vと、図1
7の横杆体9の芯管体91aに嵌入して固定される水平部材
10hであって、ここでは90度の平面角度で縦部材10vの上
部に連結された2本の水平部材10hにより形成されてい
る。そして図16の柱状体1の中央芯杆体1aに嵌入されて
固定ビス10xにより縦部材10vが固定されるジョイント部
材10の2本の水平部材10hに、図17で示した断面形態の
横杆体9が、その支持部材91の芯管体91aを嵌入し、固
定ビス10yにより固定することにより、図20に例示する
形態の電源,信号ラインの取出ポイントと取出ラインを
具備した本発明取出装置の例に構成されるのである。上
記連結部には、キャップ状のカバー11′を装着する。カ
バー11′は、柱状体1と略同外径の天蓋11′eを有する
筒体により形成すると共に、周壁上に、ジョイント部材
10の水平部材10hを遊挿できる切欠11′fが形成されてい
る。この切欠11′fには、不要時には着脱自在の蓋11′g
が装着されている。
【0051】ジョイント部材10による柱状体1と横杆体
9との連結において、例えば、ジョイント部材10の縦部
材10vを円形断面に形成し、柱状体1における芯杆体1a
の中央穴に回転可能に嵌合させれば、このジョイント部
材10の水平部材10hに連結される横杆体9の平面配向角
を任意の角度に配向させることが可能になる。この配向
自在の機能は、図26に例示するように、ジョイント部材
10の構成において、縦部材10vの上端にリング状の溝10r
を周設すると共にその中心に雌ネジを形成したネジ受け
部10sを立設形成する一方、水平部材10hの先端を、前記
リング状溝10rの縁に係止される鉤状の係止部10tに形成
し、この鉤状係止部10tを、水平部材10hの平面角を任意
に選択して前記溝10hの縁に係止させ、係止された該係
止部10tを前記ネジ受け部10sに螺合し緊締される押えネ
ジ10uの頭部10pによって押圧することにより、横杆体9
と結合された水平部材10hをその横杆体9と一体に任意
の平面配向角で柱状体1に結合することができる。上記
は柱状体1と横杆体9の結合部には、図18,図19に例示
するカバー11′が装着される。図19のカバー11′は、図
18のカバー11′の別例であって、柱状体1の芯管体1aに
挿入される主杆11′hと、この主杆11′hの上端に形成し
た冒体11′iと冒体11′iの周上に互に隙間を介して垂下
した多数の支杆11′jとから形成されており、支杆11′j
の隙間からケーブルを出入れしたり、ジョイント部材10
の水平部材10hを逃げるようにしている。
【0052】また、ジョイント部材10の水平部材10hに
対して連結される横杆体9を前記水平部材10hの長さ方
向に関し進退可能に連結することにより、例えば、柱状
体1の立設位置に対しわずかに長さが足りない横杆体9
であっても、その柱状体1に連結することが可能になる
ので、柱状体1の立設位置と横杆体9の長さとが整合し
ない場合の連結に有用である。柱状体1と横杆体9とが
隙間を介して連結される場合、その隙間をカバーできる
カバー体を隙間部分に装着すれば、見映えも悪くならな
い。
【0053】上記の機能は、本発明装置の取出ラインを
形成する横杆体9を伸縮自在の構造としても得られる。
図28は図17に例示した横杆体9伸縮自在の構造にする例
の斜視図である。図28においては、横杆体9の伸縮構造
は一例として次のように構成されている。即ち、横杆体
9を構成する杆状支持部材91と2つの溝状部材92,93
を、これらを柱状体1に連結するためのジョイント部材
10に結合される基部側9Bと、この基部側9Bに伸縮可能に
接合される接続側9Eとに分割すると共に、基部側9Bの各
部材91〜93の端部に、それらの断面より少し小さい断面
の連結部91J,92J,93Jを各部材91〜93に支持させて突
出形成し、この突出した各連結部91J〜93Jに、夫々に対
応する接続側9Eの各部材91〜93を、スライド可能にイン
サートして連結しておくのである。横杆体9をこのよう
に形成すると、連結部91J〜93Jの有効長さの範囲で横杆
体9の全長を伸縮調節することができる。また、柱状体
1を上記横杆体9と同様の構造、又は、他の構造によっ
て縮自在構造にすると、取出ラインを形成する横杆体9
の床面からの高さを任意の位置に設定できるのでオフィ
ス設備システムとしての配設形態の範囲を、前記横杆体
9の伸縮自在機能と相俟って効果的に拡大することがで
きる。
【0054】図21は、本発明装置を構成する取出ライン
Lvsを、2列平行にオフィスの床上に敷設し、この2本
の取出ラインLvs-1とLvs-2を、背の高い門型に形成した
取出ラインLvs-3により接続した形態の取出ラインの斜
視図である。このような取出ラインの形態を採ると、床
又は天井の1箇所からしか取出せない電源,信号ライン
であっても、2列以上の取出ラインLvs-1,Lvs-2を形成
できると共に、接続用の背が高い門型の取出ラインLvs-
3が、人の往来や他の設定ラインの邪魔になることはな
い。
【0055】上述の電源,信号ラインの取出ポイントPv
sと本発明の取出ラインLvsは、それらの構成部材である
柱状体1や横杆体9に、収納ボックス6,パネル12,1
3,天板15などを支持させて、オフィス用設備の構成部
材の一部としての機能を発揮させるように形成すること
ができ、しかも、その柱状体1や横杆体9における任意
の箇所で電源,信号ラインの取出しが可能であるから、
この電源,信号ラインの取出ポイントPvs,取出ラインL
vsと、移動可能に形成した種々のデスクによって、図36
〜38に例示するように、より自由なオフィス空間内での
設備の配置を実現できることとなる。そこで、上記のよ
うな電源,信号ラインの取出ラインLvs、或は、取出ポ
イントPvsと組合せた取出ラインLvsに組合せて使用する
のに好適なデスクの例について、図29〜図37により説明
する。
【0056】図29〜図31はデスクD1を示すもので、これ
らの図において、16は水平な足16aとその中間部に立設
した支柱16bにより側面略逆T状に形成し、その2本を
左右平行に並べ、左右の支柱16bの上端を梁部材17で連
結することによって、正面視略門型をなすように形成し
た脚フレ−ムである。左右の支柱16bは、いずれも、油
圧式,空圧式,機械式いずれかの手段により昇降するよ
うにした内支柱16cを具備しており、梁部材17は、この
左,右の内支柱16c間に架設されている。
【0057】上記梁部材17には、左右側に天板19の前後
傾斜角の調節機構を内蔵した天板支持ア−ム18,18が設
けられ、天板19は、この左右のア−ム18の手前側に枢着
されている。18a,18aはア−ム18,18の先端と天板19の
中間部の下面の間に架設した傾斜角調節シリンダであ
る。
【0058】上記脚フレ−ムにおける足16aの下面に
は、デスクの移動と固定を選択的に記能させるキャスタ
16dとアジャスタ16eが設けられている。ここで、キャス
タ16dにはボ−ルキャスタを使用すると共に、アジャス
タ16eは前記ボ−ルキャスタを中心部に内装したリング
状のものが使用され、アジャスタ16eの正逆回転によっ
て、キャスタ16dを接地させるか、アジャスタ16eの下面
を接地させるかのいずれかを選択するように形成されて
おり、以上により本発明で使用するデスクD1の一例を形
成する。
【0059】上記脚フレ−ムに支持させる天板19の平面
形状は、基本的には長方形乃至は四辺形であるが、左,
右の一方の側、又は、双方が円弧状の側縁に形成された
デスクD1′(図38参照)、或は、四辺形が全体として弯
曲された形状のものなど、異形の長方形であってもよ
い。また、デスクD1は左,右の脚16のうち一方の脚16の
足16aを円板状の足(図示せず)で形成したデスクもあ
る。なお、16fは内支柱16cの昇降操作用ハンドル、18b
は天板角度変更用の操作用ハンドルである。
【0060】図32〜図34はデスクD2の例を示すもので、
20は平面視略星形状をなす足20aに昇降(伸縮)自在に
組合せたテレスコピック状の支柱20b,20cを立設した脚
フレ−ムで、内支柱20cの上端に、基本的に円形天板21
を載架した構成である。各足20aの先端下面には、先の
例と同様のボ−ルキャスタ20dと、このキャスタ20dを内
装したリング状のアジャスタ20eが設けられ、デスクD2
の移動,定置が選択できるようになっている。20fは支
柱昇降の操作ハンドルである。ここで、足20aは、平面
視略星形のものを使用したが、円板状のものであっても
よい。また、このデスクD2の天板は図33,図34の平面図
に示すように、円形天板の一側を直線辺22aに截断した
形状の天板22、或は、天板の一半側を90度コ−ナ部を有
する直線辺23aに形成した形状の天板23など、外周辺の
一部に直線辺を形成した天板を用いたものがある。
【0061】図35〜図37は、デスクD3を例示するもの
で、図35は正面図、図36は図35の右側面図、図37は図35
の平面図である。このデスクD3では、脚フレ−ム24に平
面視逆V字状で開き角が略90度の2本足24aを使用し、
昇降自在に組合せたテレスコピック状の支柱24b,24cが
前記足24aの略交点上に立設されている点が、これまで
のデスクD1,D2の脚フレ−ム16,20と異なっている。そ
して、この内支柱24cの上端に設けた天板角傾斜機構25
の上に、平面視略1/4円弧状の天板26を載架して、こ
のデスクD3は構成されている。なお、24dはボ−ルキャ
スタ、24eはリング状アジャスタである点は、先のデス
クD1,D2の場合と同旨である。また、24fは高さ調節用
の操作ノブ、25aは天板26の角度調節用の操作ノブであ
る。
【0062】このデスクD3は、その天板26,足24aの平
面形状から、複数のデスクD3を突合せ状態で対向的、或
は、ほぼ花弁状をなすように配置することができる。こ
れにより、デスクD3は後述する小会議や打合せコ−ナ用
のデスクとして使用するのに好適である。もっとも、デ
スクD3において、天板26は1/4円弧状のものに限られ
る訳ではない。矩形や円形であっても何ら支障はない。
また、このデスクD3は、図示しないが脚フレ−ム24にお
ける支柱24bの前面に、パンチングプレスしたパネルや
収納ボックスを、必要に応じて取付けることができるよ
うに形成されている。
【0063】以上に説明した本発明の電源,信号ライン
の取出ラインLvs、或は、このラインLvsと取出ポイント
Pvsに対して、上記の各デスクD1〜D3は、図38〜40に例
示する形態において、電源,信号の取出ラインLvsに沿
って自由に移動させて配置することにより、オフィスに
おける様々なワ−クブ−スに構成されるので、以下、こ
の点について説明する。
【0064】図38においては、前記柱状体1と横杆体9
の組合せにより床に平行に配置された取出ラインLvs、
或は、柱状体1により形成される取出ポイントPvsに対
して、上記で説明したデスクD1,D1′,D2を配置した例
が示されている。
【0065】取出ラインLvsに沿って、デスクD1を、そ
の天板19の長辺側を当接乃至は近接させ、このデスクD1
にデスクD1′を直交する向きで並べ一つのワ−クブ−ス
を形成している。このデスクD1,D1′は、取出ラインLv
sに沿って、自由に位置を変え、また、配向も自由に設
定することができる。デスクD1,D1′の移動は、その足
16aのアジャスタ16eを回転させて内部のボ−ルキャスタ
16dを接地させることにより、軽い労力により容易かつ
自由に行うことができる。また、デスクD1,D1′を移動
させても取出ラインLvs上の複数個所には、必要なコネ
クタがそれ自体移動可能に設けられているので、デスク
D1,D1′上で使用する電子機器等の電源,信号ライン
は、特別の配線等を要することなく、前記コネクタに直
ちに接続することができる。
【0066】取出ポイントPvsに対しては、図38に例示
するように、ここでは2本のデスクD1,D2を組合せ、両
デスクを前記ポイントPvsを挟んで配置し、小規模のワ
−クブ−スが形成されている。ここで、デスクD1の天板
19は事務作業用のスペ−スとして、デスクD2の天板、22
はOA機器を載置したコンピュ−タ作業スペ−スとして
形成されている。このため、天板22は天板19よりも高く
位置付け、天板22を天板19に一部オ−バハングさせて配
置し、前記2種の作業を、椅子Chを回転させて身体の向
きを変えるだけで、選択的に行うことができるようにし
ている。図38,図39においてCptはCRTを含むコンピュ−
タ本体又はCRT、Kbはキ−ボ−ドである。
【0067】また、図40に例示するように、柱状体1と
横杆体9とを組合せて形成した平面矩形状の枠状体Fで
形成したブ−ス内に、図3の背の高い柱状体1を使用し
た取出ポイントPvsを配置し、このポイントPvsに各柱状
体1を中心にして図33〜図35に例示したデスクD3を、そ
の天板26を手前側下りに少し傾けて原稿台として、或
は、ラップトップタイプのパソコンを置けるようにし
て、適宜配置することにより、いわゆる立ち会議コ−ナ
等のように立ったままでオフィスワ−クを行うブ−スを
形成することができる。この場合に使用するデスクD3
も、移動,定置は自由にできるから、会議等が終了すれ
ば、自分の使用したデスクD3を片着けるなどして、残っ
た取出ポイントPvsを中心とする他の目的のコ−ナを、
先のデスクD3、或は、他のデスクD1,D2等を取出ポイン
トPvs、或は、このブ−スの枠状体Fを形成している柱
状体1又は横杆体9に対して配置することにより、容易
に形成することができる。なお、図40において、Rsは遮
蔽パネルとして設けたロ−ルスクリ−ンである。
【0068】以上に説明した本発明における電源,信号
ラインの取出装置は、それを形成する横杆体9を、図4
1,図42に例示する間仕切パネルにおける笠木又は巾
木、或は、それらの同等部材として適用できるので、次
にこの点について説明する。
【0069】図41は、デスクD1の天板19の高さより少し
高い程度の高さに形成された間仕切パネルPtにおいて、
その笠木部材Ubの片面又は両面に、断面略樋状をなす横
杆体9Lを柱状体1となる側枠に支持させて配設し、この
横杆体91の任意の位置に電源,信号ケーブルのコネクタ
Cv又はCsを長さ方向で位置可変に配置した例である。図
41においてBbは巾木、Spは間仕切パネルPtの上に形成配
置した遮蔽パネル、Lpは該パネルSpの一方に設けた棚板
である。
【0070】図42は,図41の間仕切パネルPtにおいて、
当該パネルPtの上部に、そのパネルPtの笠木部材Ubを兼
用してコネクタCv又はCsを具備する横杆体9Lを設けた例
である。図40において、図41と同じ符号は同一部を指す
ものとする。
【0071】一方、図45は、図21に例示した門型の取出
ラインLvs-3を介して接続した、或は、夫々に独立して
平行に並べた2本の取出ラインLvs-1,Lvs-2の間に夫々
にデスクD1をメインデスクとし、デスクD3を補助デスク
として配置した、ここでは8人用のワークブースの使用
形態を示した平面図で、図45の(a)は、各個人が夫々の
ブースにおいて執務している状態を示し、図45の(b)
は、各人が補助デスクD3を移動させてミーティングの場
所を2箇所形成した例である。このように、本発明装置
を利用すると、各個人の執務空間とミーティング空間の
切換え設定を、随時、容易に実行することができる。
【0072】上述した本発明の取出ラインLvs、或は、
取出ポイントPvsと組合せた取出ラインLvsに対して任意
に配置した各デスクD1〜D3は、いずれも、従来デスクの
ような配線ダクトや配線取出口が全く設けられず、ま
た、その天板の高さ、或は、その天板の傾きを、使用す
る者の好みや、ワ−ク形態や内容に適したように、自由
に変更,設定することができるように構成したので、構
造が簡単で軽量に作製できて移動させるのに便利であ
り、使い勝手の面、或は、疲れ難いといった面からもき
わめて好ましい機能を具備したものである。
【0073】また、上記の各デスクは、従来の固定配置
タイプのデスクに比べ、そのデスクと一体の袖キャビネ
ットを設けず、また、センタ−抽出も原則として設けな
いので、上記の配線ダクトが設けられないことと相俟っ
て重量が大きくならず、移動が容易であるほか、固定収
納部がないので、不特定複数の者が共用する上でも、便
利である。
【0074】
【発明の効果】本発明は以上の通りであって、オフィス
空間内に、そこで使用するOA機器の電源,信号ライン
を自由に離接することができるようにした電源,信号ラ
インの取出ライン、或は、取出ポイントと組合せた取出
ラインを配設できるようにしたので、これらの取出ライ
ンに対し、例えば天板の高さを自由に設定できるように
形成した天板の大きさが種々異なるデスク等を選択し、
かつ、選択したデスク等を自由な配向で任意の位置に移
動させて配置することにより、種々のワ−ク形態に対応
するためのワ−クブ−スを、任意かつ容易に形成するこ
とができる。そして、どのような形態のワ−クブ−スが
形成されても、そこで使用するOA機器の電源,信号ラ
インを、特別な配線工事やそのつどの配線手配などを要
することなく直ちに接続することができるという、格別
の効果が得られる。
【0075】また、取出ラインの一例を形成する横杆体
は、ライン状の開口を有する溝を中心管の周囲に壁を形
成することにより、ケ−ブルの収装とコンセント等のコ
ネクタを取付けることができるように形成したので、ケ
−ブルの出入れが容易であるほか、コンセントを前記溝
の長さ方向で自由に移動させることができ、従って、本
発明取出ラインに沿って配置されるデスク等の上で使用
するOA機器の電源,信号ラインを、容易に接続するこ
とができる。
【0076】更に、本発明の取出ラインの別例を形成す
る横杆体を、杆状支持部材とこの支持部材に吊下支持さ
せて配置される1又は2以上の溝状部材とにより形成す
ることにより、電源ケーブルと信号ケーブルを分けて溝
状部材に収容する場合、容易に出入れができるのみなら
ず、収容するケーブル量が多くても、コネクタも併せて
溝状部材の内部に収容でき、これらが外部にはみ出すこ
となく溝状部材の中に収容することができることになる
ので見映えもよく、特に、ケーブルを溝状部材にいわゆ
る投げ込み配線できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電源,信号ラインの取出ポイントを形成する柱
状体の第一例を示す斜視図。
【図2】電源,信号ラインの取出ポイントを形成する柱
状体の第二例を示す斜視図。
【図3】電源,信号ラインの取出ポイントを形成する柱
状体の第三例を示す斜視図。
【図4】電源,信号ラインの取出ポイントを形成する柱
状体の第四例を示す斜視図。
【図5】図1〜図4に使用した柱状体の平断面図。
【図6】図1〜図4に例示した柱状体と図7の横杆体の
組合せよりライン状に形成した本発明電源,信号ライン
の取出装置の一例を示す斜視図。
【図7】図6の横杆体の側断面図。
【図8】柱状体と横杆体の接続構造の一例を示す側面
図。
【図9】ジョイントカバ−の側面図。
【図10】ジョイント部材の形態例を示す斜視図。
【図11】ジョイント部材の形態例を示す斜視図。
【図12】本発明電源,信号ラインの取出装置の別例の正
面図。
【図13】図12の平面図。
【図14】図12の左側面図。
【図15】図1〜図5で説明した柱状体と図7の横杆体を
組合せて平面矩形状のワ−クブ−スの枠状体に本発明取
出ラインを形成した例の斜視図。
【図16】本発明装置における電源,信号ラインの取出ポ
イントを形成する柱状体の別例の平断面図。
【図17】本発明装置の取出ラインを形成する横杆体の別
例の側断面図。
【図18】図16の柱状体と図17の横杆体の結合形態の一例
を説明するための斜視図。
【図19】柱状体と横杆体の他の例の結合形態を示す斜視
図。
【図20】図16の柱状体と図17の横杆体とを主体に形成し
た本発明取出装値の他の形態を例示した斜視図。
【図21】本発明電源,信号ラインの取出装置の他の例を
示した斜視図。
【図22】図17の横杆体における溝状部材の側面を開閉自
在の蓋構造にした例の断面図。
【図23】横杆体の2つの溝状部材を入れ子式構造とした
例の断面図。
【図24】図18に示した本発明取出装置に、余長コード収
納用のコードリールとシート状覆板を配備した例の斜視
図。
【図25】図24のコードリールの取付態様の一例の要部を
示す平断面図。
【図26】柱状体と横杆体の結合において、横杆体の平面
配向角を任意の角度に設定できる構造の一例を示す斜視
図。
【図27】図16の柱状体の安定板にキャスタを設け、当該
柱状体を移動可能に構成した例の斜視図。
【図28】図18に示した本発明装置における横杆体を伸縮
自在の構造にした例の斜視図。
【図29】本発明電源,信号ラインの取出装置に対して使
用するデスクの一例の正面図。
【図30】図29の左側面図。
【図31】図29のデスクの天板の傾斜状態を示す側面図。
【図32】図30のデスクの別例の正面図。
【図33】図32のデスクに使用する天板の別例の平面図。
【図34】天板の他の例の平面図。
【図35】デスクの他の例の正面図。
【図36】図35のデスクの右側面図。
【図37】図35のデスクの平面図。
【図38】取出ラインに対するデスク等の配置例を示す斜
視図。
【図39】取出ポイントに対するデスク等の配置例を示す
斜視図。
【図40】ワ−クブ−スの枠状体に形成した取出ラインに
対するデスク等の配置例を示す斜視図。
【図41】横杆体を間仕切パネルの笠木部分に設けた斜視
図。
【図42】横杆体を間仕切パネルの笠木部材又は上部梁を
兼用するように形成した例の斜視図。
【図43】パネルと収納ボックスの横杆体への取付構造の
一例を示す部分断面図。
【図44】天板の横杆体への取付構造の一例を示す部分断
面図。
【図45】本発明装置を利用してオフィスでの業務形態の
変化例を示した平面図で、(a)は個人別業務形態の例、
(b)は2グループに分かれたミーティングの例をそれぞ
れ示す平面図。
【符号の説明】
1 柱状体 1a 芯管 1b,1c 隔壁 1d,1e 部分周壁 1f ド−ム状のキャップ 2 安定板 2a 取出穴 3 天板 4 カバ−体 4a 底板 5,6 収納ボックス 5a 開口部 6a スリット 6b 切欠 7,8 アジャスタ 9 横杆体 9a 芯管 9b 二重壁 9c,9d 壁 9e,9f 部分周壁 9g 二重壁9b先端の部分周壁 10 ジョイント部材 10c,10d 固定ビス 11 カバ− 11a 主骨材 12,13 パネル 14 天板支持ブラケット 15 カウンタ−天板 16 脚フレ−ム 16a 水平な足 16b 支柱 16c 左,右の内支柱 16d キャスタ 16e アジャスタ 16f 昇降操作用ハンドル 17 梁部材 18 支持ア−ム 18a 傾斜角調節シリンダ 18b 天板角度変更用の操作ハンドル 19 天板 20 脚フレ−ム 20b,20c テレスコピック状の支柱 20d キャスタ 20e アジャスタ 20f 支柱昇降の操作ハンドル 21 円形天板 22 截断した形状の天板 23 コ−ナ部に形成した形状の天板 24 脚フレ−ム 24a 2本足 24b,24c テレスコピック状の支柱 24d ボ−ルキャスタ 24e リング状アジャスタ 24f 高さ調節用操作ノブ 25 天板角傾斜機構 25a 天板26の角度調節用のノブ 26 平面視略1/4円弧状の天板 D1〜D3 デスク Vc 電源ケ−ブル Sc 信号ケ−ブル Gc 溝キャップ Cv,Cs コネクタ Vn,Sn 中継機器,器材 Pvs 取出ポイント Lvs 取出ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 杉 健 一 郎 大阪府大阪市中央区淡路町1丁目6番11号 株式会社イト−キ内 (72)発明者 古 澤 可 彦 大阪府大阪市城東区今福東1丁目4番12号 株式会社イト−キクレビオ内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オフィス内の床に位置可変に立設される
    柱状体と、床下、又は、天井裏に敷設された電源ケ−ブ
    ル又は信号ケ−ブルに夫々に接続される電源ケーブルと
    信号ケ−ブルを夫々に収装するように形成した横杆体と
    の組合せであって、該横杆体を、前記柱状体の上端、又
    は、下端、若しくは、中間部に、適宜の接続部材を介し
    て接続することにより床面に平行に配設すると共に、前
    記電源ケーブルと信号ケ−ブルに夫々に接続された電源
    ケーブルと信号ケ−ブルを前記横杆体の長さ方向に収装
    し、かつ、当該横杆体の任意の位置に、前記各ケ−ブル
    にOA機器を接続するための複数個のコネクタを位置可
    変に設けて成ることを特徴とするオフィス空間における
    電源,信号ラインの取出装置。
  2. 【請求項2】 オフィス内の床に位置可変に立設される
    柱状体であって床下、又は、天井裏に敷設された電源ケ
    −ブル又は信号ケ−ブルに夫々に接続される電源ケーブ
    ルと信号ケ−ブルを夫々に収装するように形成した柱状
    体と、前記各ケ−ブルの分別収装機能を有する横杆体と
    の組合せであって、該横杆体を、前記柱状体の上端、又
    は、下端、若しくは、中間部に、適宜の接続部材を介し
    て接続することにより床面に平行かつ任意の配向角によ
    り配設すると共に、前記柱状体の電源ケーブルと信号ケ
    −ブルに夫々に接続された電源ケーブルと信号ケ−ブル
    を前記横杆体の長さ方向に収装し、かつ、当該横杆体の
    任意の位置に、前記各ケ−ブルにOA機器を接続するた
    めの複数個のコネクタを位置可変に設けて成ることを特
    徴とするオフィス空間における電源,信号ラインの取出
    装置。
  3. 【請求項3】 横杆体は、その中間を床に立設した柱状
    体で支持するか、又は、天井側から吊下支持して床面と
    平行に配設した請求項1又は2の電源,信号ラインの取
    出装置。
  4. 【請求項4】 横杆体は、その継ぎ目において平面内の
    配向角を任意に設定した請求項1〜3のいずれかのオフ
    ィス内の電源,信号ラインの取出装置。
  5. 【請求項5】 横杆体は、外面に向けて開口を形成した
    溝部に、ケ−ブルを収装した請求項1〜4のいずれかの
    電源,信号ラインの取出装置。
  6. 【請求項6】 コネクタは、横杆体内部の任意の位置
    に、外面を向けて設置位置を可変に設けた請求項1〜5
    のいずれかの電源,信号ラインの取出装置。
  7. 【請求項7】 横杆体は、中心杆とそれから上下に突出
    させて形成した立壁と、前記中心杆又は立壁に支持させ
    た隔壁と、全体の断面外形を略円形乃至は長円形又は多
    角形に形成する周壁とを具備した請求項1〜6のいずれ
    かの電源,信号ラインの取出装置。
  8. 【請求項8】 立壁は二重壁に形成したた請求項7の電
    源,信号ラインの取出装置。
  9. 【請求項9】 横杆体は、柱状体に連結して支持される
    ように形成した杆状支持部材と、該支持部材の下面側に
    吊下支持され電源ケーブルとそのコネクタ,信号ケーブ
    ルとそのコネクタを分けて収納できるように形成した1
    又は2以上の溝状部材とから成る請求項1〜6のいずれ
    かの電源,信号ラインの取出装置。
  10. 【請求項10】 杆状支持部材は、溝状部材を連結部材に
    より下方に吊下して支持した請求項9の電源,信号ライ
    ンの取出装置。
  11. 【請求項11】 連結部材は、伸縮自在の棒状部材、又
    は、伸縮変形可能なリンク部材により形成した請求項10
    の電源,信号ラインの取出装置。
  12. 【請求項12】 杆状支持部材に吊下支持される溝状部材
    は、複数本が相互に空間を介して積層状態で吊下された
    請求項9〜11のいずれかの電源,信号ラインの取出装
    置。
  13. 【請求項13】 溝状部材は、杆状支持部材の断面に関
    し、左,右に揺動可能に前記支持部材に吊下した請求項
    9〜12のいずれかの電源,信号ラインの取出装置。
  14. 【請求項14】 溝状部材は、杆状支持部材の下面に対し
    昇降可能に前記支持部材に吊下した請求項9〜13のいず
    れかの電源,信号ラインの取出装置。
  15. 【請求項15】 溝状部材は、その側壁を開閉可能な蓋部
    に形成した請求項9〜14のいずれかの電源,信号ライン
    の取出装置。
  16. 【請求項16】 溝状部材の内部には、電源ケーブル,信
    号ケーブルに夫々に接続されたコネクタを、この溝状部
    材から突出させることなく設けた請求項9〜15のいずれ
    かの電源,信号ラインの取出装置。
  17. 【請求項17】 コネクタは、溝状部材の側壁に設けた請
    求項9〜15のいずれかの電源,信号ラインの取出装置。
  18. 【請求項18】 横杆体の下部には、その外部に露出した
    余長ケーブルを収容する容器又は前記ケーブルを覆うシ
    ート状カバー体を設けた請求項1〜17いずれかの電源,
    信号ラインの取出装置。
  19. 【請求項19】 柱状体又は横杆体には、余長コードを収
    めるコードリールを設けた請求項1〜18のいずれかの電
    源,信号ラインの取出装置。
  20. 【請求項20】 柱状体は安定部材にキャスタを設けて移
    動,定置可能に形成した請求項1〜19のいずれかの電
    源,信号ラインの取出装置。
  21. 【請求項21】 柱状体と横杆体は、伸縮自在の構造を具
    備した請求項1〜20のいずれかの電源,信号ラインの取
    出装置。
  22. 【請求項22】 横杆体は、その上面に天板を設けるか、
    又は、上面又は下面にスクリ−ンパネルを設けるか、若
    しくは、上面に天板を下面にスクリ−ンパネルを設けた
    請求項7又は9の電源,信号ラインの取出装置。
  23. 【請求項23】 天板及びスクリ−ンパネルは、二重壁に
    支持させて設けた請求項22の電源,信号ラインの取出装
    置。
  24. 【請求項24】 電源,信号ケ−ブルを収装した柱状体
    に、前記ケ−ブルに接続されたコネクタを設けた請求項
    2〜23のいずれかの電源,信号ラインの取出装置。
  25. 【請求項25】 請求項1〜24のいずれかの電源,信号ラ
    インの取出装置は、オフィス内の床に位置可変に立設さ
    れる柱状体であって、床下、又は、天井裏に敷設された
    電源ケ−ブル又は信号ケ−ブルに夫々に接続された電源
    ケーブルと信号ケ−ブルを夫々に収装すると共に、この
    柱状体の任意の高さに、前記ケ−ブルにOA機器を接続
    するためのコネクタを位置可変に設けて成る柱状体によ
    る電源,信号ラインの取出装置と併設した電源,信号ラ
    インの取出装置。
  26. 【請求項26】 支柱状の柱状体、又は、電源,信号ライ
    ンの取出装置を形成する柱状体と横杆体を結合して正面
    視略門型状の枠体を形成すると共に、前記門型枠体によ
    り、平面視矩形等をなす多角形をなす枠体に囲まれた区
    画をオフィス空間の床上に設定し、前記枠体を形成する
    柱状体と横杆体に、樹脂ガラス板やロ−ルスクリ−ンな
    どによる遮蔽体を設けて形成した電源と信号の取出ポイ
    ントと取出ラインに囲まれた空間を形成したと請求項1
    〜25のいずれかの電源,信号ラインの取出装置。
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