JPH1021009A - ポインティング・デバイスを使用した座標入力装置 - Google Patents

ポインティング・デバイスを使用した座標入力装置

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JPH1021009A
JPH1021009A JP16975796A JP16975796A JPH1021009A JP H1021009 A JPH1021009 A JP H1021009A JP 16975796 A JP16975796 A JP 16975796A JP 16975796 A JP16975796 A JP 16975796A JP H1021009 A JPH1021009 A JP H1021009A
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JP
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pressure
tablet
coordinate
click operation
moving speed
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JP16975796A
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Shigenori Miyagawa
重徳 宮川
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Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】タブレット方式のポインティング・デバイスを
使用した座標入力装置において、入力座標の移動速度
(移動量)を調整できる機能を実現すると共に、選択/
実行またはキャンセルを指示するクリック操作をタブレ
ット上で行なうことができるようにして、入力操作性を
向上させることにある。 【解決手段】タブレット方式のポインティング・デバイ
スを使用した座標入力装置であって、タブレット4上で
入力指示されたときの圧力を検出する圧力センサ部を備
えた座標入力装置である。圧力センサ部は、カーソルの
移動速度調整用の第1の圧力センサ5と、タブレット4
に設けられたクリック操作面40A,40Bに対する入
力指示を検出するための第2の圧力センサ50A,50
Bを有する。この第2の圧力センサ50A,50Bの圧
力検出機能により、タブレット方式においてクリックボ
タンに相当するクリック操作機能を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるタブレッ
ト方式のポインティング・デバイスを使用して、表示画
面上の座標位置を入力するための座標入力装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、特に小型のパーソナルコンピュー
タでは、ディスプレイ装置の表示画面上でカーソル操作
やアイコン指示等を行なうための位置座標の入力操作に
は、マウスやトラックボール等のポインティング・デバ
イスが使用されている。
【0003】ポインティング・デバイスは、キーボード
を操作することなく、表示画面上の位置座標を入力でき
るため、特にGUI(Graphical User
Interface)などには有用なデバイスである。
【0004】しかしながら、マウス、トラックボール、
ジョイスティックを使用する方式は、操作性の観点から
実装上の制約が発生する。例えば、マウスでは移動スペ
ース、トラックボールではボールのサイズ、またジョイ
スティックでは操作性を維持するためのスティックの長
さのそれぞれが実装上の制約となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のポインティング
・デバイスを使用した座標入力装置には、マウス、トラ
ックボール、ジョイスティック等を使用する各種の方式
があるが、いずれも操作性と実装上の制約とがいわばト
レードオフの関係にある。これに対して、タブレット方
式のポインティング・デバイスは、特に薄型で占有スペ
ース(面積)が小さく、実装上の点で優れている。しか
し、従来のタブレット方式は、特にカーソルなどの位置
座標を移動させるときの移動速度(移動量)が即座に可
変できないため、入力操作性が必ずしも良くない面があ
る。
【0006】さらに、従来のタブレット方式のポインテ
ィング・デバイスは、マウスに設けられている選択/実
行またはキャンセルを指示する(クリック操作)ための
クリックボタンに相当する操作手段がタブレット上には
設けられていない。このクリック操作をタブレット上で
行なうことができれば、入力操作性を向上させることが
可能となる。
【0007】本発明の目的は、タブレット方式のポイン
ティング・デバイスを使用した座標入力装置において、
入力座標の移動速度(移動量)を調整できる機能を実現
すると共に、選択/実行またはキャンセルを指示するク
リック操作をタブレット上で行なうことができるように
して、入力操作性を向上させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、タブレット方
式のポインティング・デバイスを使用した座標入力装置
であって、タブレット上で指圧やペン等の押圧により入
力指示された始点座標と移動先座標の検出に基づいて、
カーソルの移動方向と移動距離を算出する算出手段と、
タブレット上で入力指示されたときの圧力を検出する圧
力検出手段と、圧力検出手段により検出された圧力値に
基づいてカーソルの移動速度を調整して決定する移動速
度決定手段と、クリック操作に相当する操作選択信号と
して出力する出力手段とを有する座標入力装置である。
【0009】圧力検出手段は、カーソルの移動速度を決
定するための第1の圧力検出部およびクリック操作とし
て使用するための第2の圧力検出部を有する。移動速度
決定手段は、第1の圧力検出部により検出された圧力値
に基づいてカーソルの移動速度を調整して決定する。
【0010】このような構造の座標入力装置により、例
えばパーソナルコンピュータのキーボードの近傍の限ら
れたスペースに配置されたタブレット上を、オペレータ
が指圧することにより、ディスプレイ装置の表示画面上
においてカーソル移動の操作を行なうことができる。こ
のカーソル操作において、指圧を調整することにより、
例えば強い圧力を掛けて数ミリ移動させた場合と、弱い
圧力で数センチ移動させる場合とが同様のカーソル移動
量(移動速度)となるような操作が可能となる。また、
第2の圧力検出部を利用したクリックボタンに相当する
手段をタブレット上に実現することができるため、クリ
ック操作機能も含めて入力操作性の優れたポインティン
グ・デバイスを提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本実施形態の座標入力装置の
要部を示すブロック図であり、図2は本実施形態に関係
するポインティング・デバイスの構造を説明するための
図であり、図3は本実施形態のポインティング・デバイ
スを実装したパーソナルコンピュータの外観を示す図で
あり、図4は本実施形態の座標入力処理を説明するため
の概念図であり、図5は本実施形態の座標入力処理を説
明するためのフローチャートである。 (装置の構成)本実施形態の座標入力装置10は、図1
に示すように、タブレット方式のポインティング・デバ
イス1およびコントローラ2からなる。コントローラ2
は、ポインティング・デバイス1により検出された入力
指示の位置座標に基づいて、カーソルを移動制御するた
めの座標データをコンピュータ3に出力する。
【0012】コンピュータ3は、図3に示すように、例
えば携帯型(ノート型)パーソナルコンピュータ30の
本体(CPUを含む)である。パーソナルコンピュータ
30は、例えば液晶表示機器(LCD)からなる表示画
面31およびキーボード32を有する。本実施形態のポ
インティング・デバイス1は、例えばキーボード32の
近傍に配置されている。
【0013】本実施形態のポインティング・デバイス1
は、大別してタブレット部4と圧力センサ部5からな
る。タブレット部4は、図2(A)に示すように、例え
ばX軸座標電極を構成する上面フィルム20と、Y軸座
標電極を構成する下面フィルム21と、各フィルム2
0,21間に配置されるスペーサ22とを有する。上面
フィルム20と下面フィルム21とは定常状態ではスペ
ーサ22により離間しており、上面フィルム20にオペ
レータの指圧などにより圧力が加えられると、スペーサ
22が変形する。これにより、図2(B)に示すよう
に、スペーサ22を介在して上面フィルム20と下面フ
ィルム21とが接触する。タブレット部4は、上面フィ
ルム20と下面フィルム21との接触により、指圧され
た位置座標に対応する電圧座標信号をコントローラ2に
出力する。
【0014】圧力センサ部5は、受圧板23と、クッシ
ョン材24と、圧電素子25とが積層した構造からな
る。受圧板23は、上面フィルム20に指圧された圧力
を、スペーサ22と下面フィルム21とを介して受ける
ための部材である。クッション材24は受圧板23の圧
力を緩和して、圧電素子25に伝達するための部材であ
る。圧電素子25は圧力センサ本体であり、検出圧力値
に応じた電圧信号を出力する。
【0015】圧力センサ部5の圧力入力範囲について
は、圧電素子25の特性や、受圧板23やクッション材
24の材質と厚さにより調整可能である。なお、クッシ
ョン材24は必ずしも必要不可欠な構成要素ではない。
【0016】コントローラ2は、図1に示すように、大
別してマイクロプロセッサ(MPU)6と、A/Dコン
バータ7と、メモリ8とからなる。MPU6は、本実施
形態の座標検出処理と移動速度調整処理(後述する)を
実行する主構成要素であり、プログラムに従った各処理
を実行する。
【0017】A/Dコンバータ7は、ポインティング・
デバイス1から出力されるアナログの検出信号であるタ
ブレット部4からの電圧信号および圧力センサ部5から
の電圧信号を、それぞれディジタルの位置座標データ及
び圧力検出値データに変換する。メモリ8は、MPU6
が座標検出処理と移動速度調整処理に必要な各種デー
タ、後述するように、圧力センサ部5の圧力値とカーソ
ルの移動速度との関係に基づいた移動速度関係テーブル
情報などを記憶している。
【0018】さらに、コントローラ2は、タブレット4
からの座標データや圧力センサ部5からの圧力値を入力
するためのタイミングを設定するタイマ割込み回路9を
内蔵している。 (座標入力処理)以下、本実施形態の動作である座標入
力処理について、図2と図4、並びに図5のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0019】まず、座標入力装置10では、タブレット
部4の上面フィルム20に対して、図4(A)に示すよ
うに、例えば始点位置aから位置bを、オペレータが指
圧すると(またはペンによる押圧でもよい)、上面フィ
ルム20と下面フィルム21とが接触して、指圧された
位置座標(X座標,Y座標)に対応する電圧信号(抵抗
分割電圧)がタブレット部4から出力される(図2
(B)を参照)。
【0020】コントローラ2は、タブレット部4からの
電圧信号を入力して、A/Dコンバータ7によりディジ
タルの位置座標データに変換する。MPU6は、入力し
た位置座標データに基づいて、表示画面31上のカーソ
ルの移動方向と移動位置を検出して(算出して)コンピ
ュータ3に出力する。コンピュータ3では、コントロー
ラ2からのデータに基づいて、オペレータの指圧に応じ
たカーソルの移動制御が実行される。
【0021】ここで、具体的な処理について、図5のフ
ローチャートを参照して説明する。本フローチャート
は、位置座標入力から座標データ変換までの限られた処
理を示すものである。
【0022】オペレータの指圧によりタブレット4上に
入力指示がなされると、コントローラ2(即ち、MPU
6)はタイマ割込み回路9からの割込みタイミング信号
に従って、タブレット4上の始点座標値aをA/Dコン
バータ7によりディジタルの位置座標データに変換し
て、メモリ8に格納する(ステップS1)。
【0023】次に、コントローラ2は、タイマ割込み回
路9からの割込みタイミング信号に従って、タブレット
4上の次点座標値bをA/Dコンバータ7によりディジ
タルの位置座標データに変換して、メモリ8に格納する
(ステップS2)。さらに、コントローラ2は、タイマ
割込み回路9からの割込みタイミング信号に従って、圧
力センサ部5により検出された圧力値を、A/Dコンバ
ータ7によりディジタルデータに変換してメモリ8に格
納する(ステップS3)。
【0024】ここで、前記のステップS1からステップ
S3までの一連の動作は、数μ秒単位で高速に処理され
て、変化の過程を随時数回読み込んで、サンプリングの
平均化作業を行なうことも可能である。例えば、1秒間
に数万個の座標点が入力可能であった場合に、全ての座
標をLCD等の表示画面に表示しても意味がないので、
1秒間の座標入力を数千分の一に区切って、その間で入
力座標の平均値を求めることを行なう。
【0025】次に、MPU6は、前記のステップS1〜
3の処理により、メモリ8に格納した各データに基づい
て、タブレット4上の一定時間のカーソルの座標移動距
離と移動方向とを算出する(X方向の移動距離は「bx
−ax」により求めて、Y方向の移動距離は「by−a
y」により求める)。さらに、MPU6は、座標移動距
離に基づいて移動速度を算出する(ステップS4)。M
PU6はメモリ8に格納した圧力値により移動速度関係
テーブル情報を検索して、その移動速度を調整して決定
する。移動速度関係テーブル情報は、図6に示すよう
に、圧力値(電圧レベルV)に応じて移動速度を調整す
るための圧力倍率データからなる。従って、MPU6は
圧力倍率データに従って座標移動距離を積算する(ステ
ップS5)。これにより、例えばオペレータが相対的に
強く指圧した場合には、カーソルの移動量を多くして、
相対的に弱い指圧の場合には移動量を少なくするように
調整する。
【0026】コンピュータ3は、コントローラ2からの
座標移動距離と移動速度関係テーブル情報とから求めた
座標移動データを、非同期通信手段により受信し、表示
画面31上の表示データに変換してカーソルの移動制御
を実行することになる(ステップS6)。具体的には、
図4(A)に示すように、オペレータが始点位置aから
次点位置bを相対的に強く指圧したとすると、カーソル
は点線の移動方向に相対的に速く、大きい移動量で移動
する。逆に、オペレータが始点位置aから次点位置bを
相対的に弱く指圧すると、カーソルは点線の移動方向に
相対的に遅くなり、即ちゆっくりと、移動量が押さえら
れた状態で移動する。
【0027】次に、前記の入力した位置bから継続して
カーソルを操作する場合には、MPU6はステップS1
からの処理を繰り返す(ステップS7)。以上のよう
に、タブレット部4と一体的に圧力センサ部5を設け
て、オペレータの指圧による圧力値を検出する。コント
ローラ2は、検出した圧力値に応じて、予め設定した移
動速度との関係に基づいて、カーソルの移動速度を調整
する。従って、例えばオペレータはカーソルを速く移動
した場合には、相対的に強く指圧すればよい。逆に、例
えば編集処理等のときに、相対的にゆっくりとカーソル
を移動させたい場合には、相対的に弱く指圧すればよ
い。ここで、当然ながら指圧の圧力値と移動速度との関
係は、本実施形態の逆でもよい。即ち、強く指圧した場
合に、カーソルの移動速度を低下させるように調整して
もよい。タブレット部4は、図3に示すように、パーソ
ナルコンピュータ30の例えばキーボード32の近傍の
限られたスペース(小面積)でも配置させることがで
き、かつ全体構造が薄板状である。従って、携帯型等の
小型のコンピュータでも、実装させることは容易であ
る。このようなカーソルの移動速度調整機能により、オ
ペレータの指圧(ペンの押圧でもよい)を変化させるだ
けで、カーソルの移動速度を調整できるため、結果的に
カーソルの操作性を向上させることができる。 (クリック操作機能)さらに、本実施形態は、図7に示
すように、カーソルの移動領域であるタブレット4部に
対して、圧力センサ部を拡張して、この拡張した圧力セ
ンサ部50A,50Bに対応する操作面(タブレットと
同一平面)上にクリックボタンに相当するクリック操作
面40を構成したポインティング・デバイスである。
【0028】クリック操作面40は、例えば選択/実行
用のクリックエリア40Aとキャンセル用クリックエリ
ア40Bに分割されており、それぞれ圧力センサ部50
A,50Bに対応している。タブレット4部とクリック
操作部(操作面40と圧力センサ部50A,50Bとを
含む要素)とは、タブレットの電極線を保護するための
セパレータ41により分離されている。
【0029】さらに、図7(B)に示すように、圧力セ
ンサ部50A,50Bを保護するたに、クリックエリア
40A,40Bとの間にはダミークッション34を介在
させた構造であり、このダミークッション34によりク
リック操作の操作性を向上させる。
【0030】図8は、タブレット4上のカーソル移動制
御機能とクリック操作機能を実現するためのシステムブ
ロック図である。ここで、圧力センサ部5とタブレット
4とに伴うカーソル移動制御機能は、前述したように実
行される。ここで、圧力センサ部5は検出した圧力値を
アナログ信号としてコントローラ2に出力する。
【0031】これに対して、クリック操作機能における
圧力センサ部50A,50Bはそれぞれ、単なるスイッ
チとして機能し、論理レベル“H”または論理レベル
“L”のスイッチ信号SW1,SW2をコントローラ2
に出力する。コントローラ2は、圧力センサ部50A,
50Bからの出力信号SW1,SW2を、通常のマウス
形式であるクロック(CLK)に同期したバイトデータ
(DATA)として、コンピュータ3のキーボードコン
トローラ(KBコントローラ)30に送信する。
【0032】オペレータは、図4(B)に示すように、
タブレット4上では指圧によりカーソル移動を実行する
と共に、クリックエリア40A,40Bを指圧すること
によりクリックボタンと同様の操作、即ちアイコン等の
選択、アプリケーション・プログラムの実行、またはキ
ャンセルのクリック操作を行なうことができる。 (本実施形態の応用形態1)図9は、本実施形態の応用
形態1に関係するポインティング・デバイスの構造を説
明するための図である。この応用形態1は、タブレット
4のカーソル移動領域(カーソル表示領域)に対して、
クリックエリア40として設定した領域のスペーサ22
の間隔を相対的に狭くした構造である。これにより、ク
リックエリア40における入力荷重を増加させることが
可能となる。
【0033】さらに、応用形態1は、圧力センサ部にお
いてカーソル移動領域に対応する圧電素子25aと、ク
リックエリア40対応する圧電素子25bとを分離し
て、かつクッション材24をそれぞれ別のクッション材
24a,24bに分離させた構造である。これにより、
タブレット4上のクリックエリアにおいて、タブレット
部4と圧力センサ部5間の入力荷重に変化を持たせて、
例えばタブレット部4側の入力圧力が圧力センサ部5側
の入力圧力に対して相対的に小さくなるように設定す
る。
【0034】ここで、クリックエリア40は、タブレッ
ト4の全座標(X,Y)領域(例えば1000×Y:5
00)の場合に、その一部を実行用クリックエリア(例
えばX:900,Y:250からX:1000,Y:5
00)に設定し、別の一部をキャンセル用クリックエリ
ア(例えばX:900,Y:000からX:1000,
Y:249)に設定するように割り当てることにより識
別する。
【0035】このような構造のポインティング・デバイ
スにおいて、タブレット4上のクリックエリアの実行用
クリックエリアを相対的に軽い入力圧で指圧したとき
に、タブレット4部のみに入力荷重が作用して、タブレ
ット4部から電圧信号が出力される。この状態を、例え
ばマウスでのシングルクリック(選択機能)として処理
する。また、相対的に強く指圧したときには、タブレッ
ト4部と圧力センサ部5側にも入力荷重が作用し、両方
から電圧信号が出力される。この状態を、例えばマウス
でのダブルクリック(実行機能)として処理する。 (本実施形態の応用形態2)本実施形態の応用形態2
は、図10に示すように、タブレット4のカーソル移動
領域とクリックエリア40とにより圧電素子を分離せず
に、共通の圧電素子25とした構造である。なお、スペ
ーサ22の間隔とクッション材24をそれぞれ別のクッ
ション材24a,24bに分離させた構造については、
前述の応用形態1の場合と同様である。
【0036】このような構造のポインティング・デバイ
スにおいても、クリックエリア40相対的に軽い入力圧
で指圧したときには例えばマウスでのシングルクリック
(選択機能)として処理する。また、相対的に強く指圧
して圧力センサ部5が機能した場合には例えばマウスで
のダブルクリック(実行機能)として処理する。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、タ
ブレット方式のポインティング・デバイスを利用するこ
とにより、薄型で占有スペース(面積)が小さく、実装
上の点で優れた座標入力装置を提供することができると
共に、圧力検出手段によりカーソルの移動速度を調整す
る移動速度調整機能を実現することができる。さらに、
タブレット上にクリック操作範囲を設定して、選択/実
行またはキャンセルを指示するクリック操作をタブレッ
ト上で行なうことができる。従って、タブレット方式の
利点を得ると共に、マウスのクリックボタンに相当する
クリック操作を容易に実現できるため、結果的に操作性
の優れたポインティング・デバイスを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関係する座標入力装置の要
部を示すブロック図。
【図2】本実施形態に関係するポインティング・デバイ
スの構造を説明するための図。
【図3】本実施形態のポインティング・デバイスを実装
したパーソナルコンピュータの外観を示す図。
【図4】本実施形態の座標入力処理を説明するための概
念図。
【図5】本実施形態の座標入力処理を説明するためのフ
ローチャート。
【図6】本実施形態に関係する移動速度関係テーブル情
報の一例を示す概念図。
【図7】本実施形態に関係するクリック操作機能の構成
を説明するための図。
【図8】本実施形態に関係するクリック操作機能のシス
テム構成を説明するためのブロック図。
【図9】本実施形態の応用形態1に関係するポインティ
ング・デバイスの構造を説明するための図。
【図10】本実施形態の応用形態2に関係するポインテ
ィング・デバイスの構造を説明するための図。
【符号の説明】
1…タブレット式ポインティング・デバイス 2…コントローラ 3…コンピュータ(パーソナルコンピュータ本体) 4…タブレット部 5…圧力センサ部 6…マイクロプロセッサ 7…A/Dコンバータ 8…メモリ 9…タイマ割込み回路 20…上面フィルム 21…下面フィルム 22…スペーサ 23…受圧板 24…クッション材 25…圧電素子(圧力センサ) 30…携帯型パーソナルコンピュータ 31…表示画面(LCD) 32…キーボード 40…クリックエリア 41…セパレータ 50A,50B…第2の圧力センサ部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タブレット上で入力指示された始点座標
    と移動先座標の検出に基づいて、カーソルの移動方向と
    移動距離を算出する算出手段と、 前記タブレット上で入力指示されたときの圧力を検出
    し、前記カーソルの移動速度を決定するための第1の圧
    力検出部およびクリック操作として使用するための第2
    の圧力検出部を有する圧力検出手段と、 前記算出手段により算出された移動距離に基づいてカー
    ソルの移動速度を算出し、前記第1の圧力検出部により
    検出された圧力値に基づいてカーソルの移動速度を調整
    して決定する移動速度決定手段と、 前記第2の圧力検出部により検出された圧力をスイッチ
    信号に変換し、クリック操作に相当する操作信号として
    出力する出力手段とを具備したことを特徴とする座標入
    力装置。
  2. 【請求項2】 前記圧力検出手段は、前記第2の圧力検
    出部がクリックボタンの選択/実行ボタン部とキャンセ
    ルボタン部の各領域に分割されて、かつ前記第1の圧力
    検出部とは分離された構造であることを特徴とする請求
    項1記載の座標入力装置。
  3. 【請求項3】 前記調整手段は、予めカーソルの移動速
    度と圧力値との関係に基づいてカーソルの移動速度を決
    定するための移動速度関係テーブル情報を記憶し、前記
    第1の圧力検出部により検出された圧力値により前記移
    動速度関係テーブル情報から移動速度を決定するための
    情報を検索することを特徴とする請求項1記載の座標入
    力装置。
  4. 【請求項4】 タブレット上の座標検出範囲に圧力によ
    り入力指示された座標検出に基づいて、カーソルの移動
    制御を実行する機能を備えた座標入力装置であって、 前記タブレット上の座標検出範囲に入力指示されたとき
    の圧力を検出するための圧力検出手段と、 前記タブレット上の入力指示による座標検出機能に必要
    な最小限の圧力値と、前記タブレットを介して加えられ
    る圧力により前記圧力検出手段の圧力検出機能に必要な
    最小限の圧力値とが異なるような圧力感度を設定する手
    段と、 前記タブレット上の座標検出範囲に設定されたクリック
    操作範囲に入力指示されたときに所定のクリック操作を
    実行する手段であって、前記クリック操作範囲に入力指
    示されたときに前記圧力検出手段の圧力検出機能の有無
    に応じて異なる内容のクリック操作を実行するクリック
    操作手段とを具備したことを特徴とする座標入力装置。
  5. 【請求項5】 前記圧力感度を設定する手段は、前記タ
    ブレットのクリック操作範囲と前記圧力検出手段との介
    在層として、前記タブレットの座標検出機能に必要な最
    小限の圧力値の圧力を吸収し、その最小限の圧力値より
    相対的に大きい圧力を前記圧力検出手段に伝えるための
    圧力吸収部材が設けられた構造であることを特徴とする
    請求項4記載の座標入力装置。
  6. 【請求項6】 前記圧力検出手段は、前記タブレット上
    の座標検出範囲に入力指示されたときに前記座標検出機
    能の付加機能に必要な第1の圧力検出部と前記クリック
    操作手段のクリック操作機能に必要な第2の圧力検出部
    とに分離された構造であることを特徴とする請求項4記
    載の座標入力装置。
  7. 【請求項7】 前記クリック操作手段は、前記クリック
    操作範囲に相対的に軽い入力圧力で入力指示されたとき
    にシングルクリック操作として処理し、相対的に強い入
    力圧力で入力指示されたときにダブルクリック操作とし
    て処理するように構成されたことを特徴とする請求項4
    記載の座標入力装置。
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