JPH10209911A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

Info

Publication number
JPH10209911A
JPH10209911A JP9008384A JP838497A JPH10209911A JP H10209911 A JPH10209911 A JP H10209911A JP 9008384 A JP9008384 A JP 9008384A JP 838497 A JP838497 A JP 838497A JP H10209911 A JPH10209911 A JP H10209911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless communication
transmission
station
reception
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9008384A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Moriyama
幸弘 森山
Takeshi Takano
健 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP9008384A priority Critical patent/JPH10209911A/ja
Publication of JPH10209911A publication Critical patent/JPH10209911A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transceivers (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は無線通信システムに関し、双方向通
信において、可能な限り同時通話性を確保しつつ、所要
データ量を削減して周波数資源を有効に活用できる無線
通信システムを提供することを目的としている。 【解決手段】 無線通信装置間で、情報を単位フレーム
に区切って通信する無線通信システムにおいて、各無線
通信装置は、通信データの送受信を行なう送受信手段
と、前記無線通信装置が送信モードであるか、受信モー
ドであるかを設定するモード設定手段と、該モード設定
手段の設定信号を受けて前記送受信手段の送受信制御を
行ない、単信通信の中で複信通信機能を実現する制御手
段とを具備して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線通信システムに
関し、更に詳しくはディジタル移動通信用無線通信装置
の通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線通信における周波数資源の逼
迫に伴い、ディジタル化による高能率伝送方式が多く用
いられるようになってきている。単一チャネルのディジ
タル通信において、複信方式の音声通信を行なう場合、
音声信号をコーデックによりディジタル化したデータを
交互に送受信し、複信化を図っている。
【0003】この時、単一周波数で交互に送受信するの
で、単信の場合に比べてディジタルデータは2倍に圧縮
して相手方に送り、これを受信側で元に戻すので、あた
かも双方が同時に送話しているようになる。
【0004】図18は従来システムの概念図である。図
において、1は無線通信装置であり、アンテナ2を介し
て単一周波数f1で相互に通信している。無線通信装置
1としては、例えば携帯電話が用いられる。
【0005】ここで、無線通信装置を図に示すようにA
局とB局と区別することにする。A局とB局間では、情
報を単位フレームに区切って通信している。図19は従
来システムの動作説明図である。今、A局がB局に対し
て送信を継続している。図の単位フレーム中に付した
“T”は送信フレーム、“R”は受信フレームである。
【0006】具体的には、A局の送信部で、話している
人間の音声が音声コーデックによりディジタル化され、
該ディジタル信号が符号処理されて、オーバヘッドを付
加され、単位フレーム毎に相手局にアンテナ2から電波
として送出される。B局側では、受信された単位フレー
ムのディジタル信号のオーバヘッドを取り除き、逆符号
化処理され、更に音声コーデックにより元のアナログ音
声信号になり、スピーカより聞こえている。
【0007】ここで、A局が話を終了すると、送受が逆
転し、B局が送信してA局が受信するという形になる。
即ち、従来のアナログの無線通信装置で使用されていた
「もしもし…どうぞ」の単一波を用いた単信通信方式と
同じである。
【0008】これを自動的に行なうには、図20に示す
ように送信フレームと受信フレームを交互に並べて行な
う方法がある。即ち、図でt1という時間内の音声情報
を一つの単位フレームで送信すればよい。
【0009】しかしながら、これを行なうには単信方式
に比べて同じ長さの単位フレーム内に倍の情報量を送る
必要がある(コーデックの性能が同じ場合)。このこと
は、送信ビットレートが倍必要ということになり、この
ディジタル信号で変調された電波は、変調方式が同様で
あれば帯域が倍に広がる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の同時通話方式では、単信方式の場合に比べて2倍の伝
送速度が必要になる。この伝送速度が2倍になるという
ことは、同じ変調方式で電波を発射した場合にその所要
帯域幅が広がることを意味しており、周波数資源の有効
利用(狭帯域化)の面において大きな障壁となってい
る。
【0011】ところが、実際の2者間の通話では同時に
2者が話す場合は希であり、通常は1チャネル分の帯域
があれば事足りる場合が多い。本発明はこのような課題
に鑑みてなされたものであって、双方向通信において、
可能な限り同時通話性を確保しつつ、所要データ量を削
減して周波数資源を有効に活用できる無線通信システム
を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)図1は本発明の原理ブロック図である。図18と
同一のものは、同一の符号を付して示す。図に示すシス
テムは、無線通信装置間で、情報を単位フレームに区切
って通信する時分割多重(TDD)の無線通信システム
を構成している。図では、単一周波数f1で通信してい
る状態を示す。
【0013】各無線通信装置1において、3は通信デー
タの送受信を行なう送受信手段、4は前記無線通信装置
が送信モードであるか、受信モードであるかを設定する
モード設定手段、5は該モード設定手段4の設定信号を
受けて前記送受信手段3の送受信制御を行ない、単信通
信の中で複信通信機能を実現する制御手段である。
【0014】この発明の構成によれば、前記モード設定
手段4の設定信号を受けて、制御手段5は、単信通信モ
ード中のフレームの隙間を用いて疑似的に同時通話モー
ド(複信モード)を実現することができ、可能な限り同
時通話性を確保しつつ、所要データ量を削減して周波数
資源を有効に活用することができる。
【0015】(2)この場合において、前記無線通信装
置が送信モードとして動作している場合において、各単
位フレームの隙間に短い受信期間を設け、その間に受信
側無線通信装置のモード設定手段4からの設定信号を受
ける前記送受信手段3からの割り込み信号を受信する
と、前記制御手段5は受信側無線通信装置の送話意思を
認識するようにしたことを特徴としている。
【0016】この発明の構成によれば、各単位フレーム
の隙間に短い受信期間を設け、その受信期間に受信側無
線通信装置からの割り込み信号を受けることにより、送
信側制御手段5は、受信側無線通信装置の送話意思を認
識することができる。
【0017】(3)また、連続送信中の無線通信装置
が、相手方無線通信装置のモード設定手段4からの設定
信号による割り込み信号を前記受信期間内に受信する
と、前記送受信手段3は、最終フレーム又はそれに近い
フレームに終話信号データを付加して送信し、この送信
データを受信した受信側の無線通信装置側では、前記送
受信手段3が制御手段5の制御により、次のフレームか
ら送信を開始することを特徴としている。
【0018】この発明の構成によれば、通話をしている
無線通信装置間で、終話受信データにより相手局の終話
意思を確認してから送信モードに移るので、送信モード
と受信モードの切り替えを容易に行なうことができる。
【0019】(4)また、連続送信中の無線通信装置
が、相手方無線通信装置のモード設定手段4からの設定
信号による割り込み信号を前記受信期間内に受信する
と、前記送受信手段3は、制御手段5の制御により、単
数又は複数のフレームずつ交互通信を行なうことを特徴
としている。
【0020】この発明の構成によれば、送信モード側の
無線通信装置が受信期間内に割り込み信号を受けると、
送信モードから受信モードに切り替わる操作を交互に繰
り返すことにより、単数または複数のフレームずつの交
互通信を行なうことができる。
【0021】(5)また、音声コーデックの音声付復号
化速度を可変にし、交互通信モード時には符号化速度を
低下して通信を行なうことを特徴としている。この発明
の構成によれば、音声コーデックの信号をサンプリング
して半分に縮めたフレームを送信することにより、音質
は若干劣化するものの、通話の内容を確実に認識するこ
とができる。
【0022】(6)また、前記送受信手段3から送信さ
れる割り込み信号に相手方IDや制御情報を付加するこ
とを特徴としている。この発明の構成によれば、割り込
み信号を受信した側の無線通信装置では、その情報を解
析してしかるべき動作を行なうことができる。
【0023】(7)また、前記無線通信装置間で同期確
立のための同期信号をバースト毎に送受信している場合
に、その同期バーストに割り込み情報を付加したことを
特徴としている。
【0024】この発明の構成によれば、同期バースト信
号に割り込み情報を付加することにより、割り込み信号
を別途作成する必要がなくなる。 (8)また、3以上の無線通信装置間で通信を行なうシ
ステムにおいて、一つの無線通信装置の発射する同期バ
ースト信号をマスタとして、残りの無線通信装置の制御
手段は、マスタ局と同期をとり、送話したい時に送受信
手段3から割り込み信号を送出することを特徴としてい
る。
【0025】この発明の構成によれば、単一周波数を用
いて3者以上の無線通信装置間の通信を行なうことがで
きる。 (9)また、前記割り込み信号が競合した時、マスタ局
は割り込み局に対して優先順位をつけ、その情報をスレ
ーブ局に通知することを特徴としている。
【0026】この発明の構成によれば、マスタ局がスレ
ーブ局間の通信順序の制御を行なうことにより、会議状
の通話を可能にすることができる。 (10)また、前記制御手段5は、相手方無線通信装置
の送受信手段3からの送信レベルを送受信手段3により
検出し、相手方無線通信装置の送信レベルを認識するこ
とを特徴としている。
【0027】この発明の構成によれば、送受信手段3で
受信する相手方無線通信装置の電波の強度を認識するこ
とができる。 (11)また、前記制御手段5は、前記送受信手段3か
らの受信レベルを検出すると、受信レベルに対応して送
受信手段3の送信レベルを制御することを特徴としてい
る。
【0028】この発明の構成によれば、受信レベルが高
い場合には自無線通信装置の送信レベルを低く抑制して
バッテリーの寿命を延ばすことができる。 (12)更に、受信中の無線通信装置は、送受信手段3
がアクノリッジ信号を同期ワードに乗せて送信側無線通
信装置に送出することを特徴としている。
【0029】この発明によれば、送受信手段3がアクノ
リッジ信号中に含まれる電波強度信号を検出することに
より、連続送信中に相手方無線通信装置がエリア外に出
たかどうかを認識することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。図2は本発明の動作概要
図である。A局が送信モードでデータを送信し、B局が
受信モードでデータを受信している状態を示す。送信側
A局から単位フレームに区切られたディジタルデータが
連続的に送られている。このフレームを拡大すると、下
に示すようなものとなる。フレームデータは、オーバヘ
ッド部分と実際のデータ部分から構成されている。
【0031】Rはランプアップ、Pはプリアンブルを示
すオーバヘッド、SWはシンクワード、CCはカラーコ
ードを示すオーバヘッド、GTはガードタイムを示すオ
ーバヘッドであり、これらオーバヘッドの後にデータが
続いている。
【0032】図3は本発明の動作説明図である。A局が
送信モード、B局が受信モードであるものとする。A局
において、1フレームにおいて、ハッチングで示す領域
Trが割り込み信号を受信する受信期間である。該受信
期間は、単位フレーム毎に前置して設けられている。
【0033】A局から発射される単位フレームに含まれ
ている同期ワードa1,a2,a3によりA局とB局間の
同期がとられるようになっている。逆に、A局からB局
に送信側が代わった場合には、B局から同期ワードを発
射し、同様に同期をとる。通話の途中で送受が入れ代わ
っても、互いのタイミングは分かっているので、速く同
期がとれる。B局からA局に対して発射されている信号
b1,b2が割り込み信号である。
【0034】本発明は、同時通話において、両者が同時
に話している時間は極めて少なく、実際には片方が話し
ている間は、他方は相づちをうつか、話を遮る程度であ
ることに着目し、単位フレームのディジタル通信間の隙
間に、僅かの受信期間(フレームに比べて十分に短い)
を設け、その間に相手方の意思情報(例えば送話要求)
を伝送するようにしたものである。
【0035】図1において、B局が送信したい場合に
は、モード設定手段4を送話モードに設定する。これを
受けて、B局側の送受信手段3は、A局からの単位フレ
ームを受信した直後の受信期間Tr(B局にとってみれ
ば割り込み要求期間)に割り込み要求信号を発射する。
【0036】A局側では、受信期間Trに割り込み信号
を受信すれば、相手局の送信意思を知らせる(例えばラ
ンプを点灯させ、或いは音声で知らせる)ので、A局の
オペレータは、モード設定手段4を受信モードに設定す
ることが可能である。受信モードに設定すると、A局で
は最終フレームでB局に送信可能信号を送信し、これを
受けて、B局では送信モードに切り替わる。
【0037】この動作例を示したのが図4である。A局
が送信モード、B局が受信モードで動作している時に、
B局から割り込みバーストを発射すると、A局側は受信
期間Trにこの割り込み信号を受信し、最終フレームで
B局に送信可能信号を送信し、B局では送信モードに切
り替わる。今度は、B局が受信期間Trを設けて送信を
開始する。
【0038】図4に示すように、通話モードには、Aが
話している時と、両者が話している時と、Bが話してい
る時の3通りが考えられる。なお、図4における受信期
間Trは、相手局からの割り込み意思の受信だけである
ので、音声通信時間に比較して所要時間は極めて小さ
い。即ち、ディジタルデータの送信に必要なオーバヘッ
ドの部分に埋没してしまう程度の時間であるので、単位
時間当たりの伝送可能データに影響を与える程ではな
い。
【0039】このように、本発明によれば、モード設定
手段4の設定信号を受けて、制御手段5は、単信通信モ
ード中のフレームの隙間を用いて疑似的に同時通話モー
ド(複信モード)を実現することができ、可能な限り同
時通話性を確保しつつ、所要データ量を削減して周波数
資源を有効に活用することができる。
【0040】図5は本発明の一実施の形態例を示すブロ
ック図である。図1と同一のものは、同一の符号を付し
て示す。図において、4は送信モードと受信モードの切
り替えを行なうモード設定手段としてのプレスボタン、
5は該プレスボタン4の設定信号を受けて送受信手段の
送受信制御を行ない、単信通信の中で複信通信機能を実
現する制御手段としての制御部である。
【0041】10は音声を電気信号に変換するマイク、
11は音声信号を音声に変換するスピーカである。12
はマイク10からのアナログ信号をディジタル信号に変
換し、ディジタル信号をアナログ音声信号に変換する音
声コーデック(CODEC)である。13はマイク10
からの音声信号を規定の信号フォーマットに変換すると
共に、受信した音声信号を元のディジタルデータに変換
する信号処理部である。
【0042】14は信号処理部13からのディジタルデ
ータを無線周波数にディジタル変調する変調器、15は
該変調器14の出力を受けて送信する送信部、16は該
送信部15により駆動されると共に、受信信号を受ける
空中線共用器、2は該空中線共用器16から音声信号を
放射すると共に、音声信号を受信するアンテナである。
【0043】17は空中線共用器16からの受信信号を
受ける受信部、18は該受信部17の出力を受けてディ
ジタル信号に復調する復調器である。19は制御部5と
接続され、各種の表示を行なう表示部である。受信部1
7の出力信号は、制御部5にも入力されている。
【0044】マイク10,スピーカ11,音声コーデッ
ク12,信号処理部13,変調器14,送信部15,復
調器18,受信部及び空中線共用器16とで図1の送受
信手段3を構成している。プレスボタン4は制御部5と
接続されるが、使用の実際においては、マイク10の近
傍に設けられる。このように構成された装置の動作を説
明すれば、以下の通りである。
【0045】図6は本発明の第1の実施の形態例の動作
説明図である。移動局AとBの通信において、例えば今
A局が送話しているものとする。この時、マイク10で
拾われたオペレータの音声は、音声コーデック12でデ
ィジタル信号に変換され、続く信号処理部13で規定の
信号フォーマットに変換され、更に変調器14において
無線周波数にディジタル変調され、これが送信部15で
増幅され、空中線共用器16を介してアンテナ2から相
手局Bに発射される。
【0046】この電波は、例えば図に示す信号フォーマ
ットのように40msの単位フレーム毎にA局からB局
に送出されている。この電波を受信したB局では、アン
テナ2で受信した電波を空中線共用器16を介して受信
部17で受信し、復調器18でディジタル信号に変換
し、信号処理部13で元のディジタルデータに変換す
る。このディジタルデータを音声コーデック12でアナ
ログ信号に戻した後、スピーカ11から音声として出力
する。
【0047】上述の動作により、A局のオペレータの音
声がB局のスピーカ11から出力される。ここで、B局
のオペレータがA局の話を遮りたい場合には、B局のプ
レスボタン4を押す。このプレスボタン4を押すと、制
御部5はこのプレスボタンが押されたことを認識し、信
号処理部13で作成した割り込み信号を送信部15を介
してアンテナ2からA局の受信期間Trに同期して発射
する。
【0048】連続送話中のA局においては、連続送信の
中でも割り込み期間Trだけは電波の送信を停止して受
信状態になっている。この期間に割り込み信号の電波を
受信したら、受信部17から直接制御部5に伝達され
る。この時、制御部5は表示部19に割り込みの発生を
表示させる。或いは、スピーカ11から音声で割り込み
の発生を知らせるようにしてもよい。
【0049】B局からの送話意思を確認したA局のオペ
レータは、プレスボタン4を離す。プレスボタン4によ
り受信モードになったことを認識した制御部5は、送信
部15からの電波の発生を停止する。A局からの電波の
停止を確認したB局では、プレスボタン4を押している
間は送信モードになる。そこで、マイク10から音声を
入力してやることにより、A局に送話することが可能と
なる。
【0050】図7は本発明の第1の実施の形態例の動作
を示すフローチャートである。制御部5はプレスボタン
4が押されたかどうかチェックする(S1)。そして、
プレスボタン4が押されたら送信モードになり(S
2)、相手方の無線通信装置に送話する。この音声の送
信中に、フレーム毎に設けられた受信期間Trに相手方
無線通信装置からの電界強度(RSSI)を検出する
(S3)。電界強度を検出しない場合には、プレスボタ
ン4が押されていることを認識すると、送話を続行す
る。
【0051】ここで、ステップS3において電界強度を
検出した場合、オペレータはそのことを表示部19の表
示により認識するので、制御部5はプレスボタン4が離
すのをチェックする(S1)。オペレータがプレスボタ
ン4を離したことを検出すると、制御部5は受信モード
に設定する(S5)。この時、制御部5はアンテナ2を
介して相手方無線通信装置から送られてくる送話信号を
受信部17で受信してスピーカ11から音声を発生させ
る。
【0052】ここで、受信モードで相手からの音声を受
信している時に、オペレータが送話したいと思ったらプ
レスボタン4を押すことになる。そこで、制御部5はプ
レスボタン4が押されたかどうかチェックする(S
6)。プレスボタン4が押されない間は、受信モードを
維持する。
【0053】ここで、プレスボタン4が押された場合、
制御部5は相手局からの信号の受信中であるかどうかチ
ェックする(S7)。受信中でない場合には、ステップ
S1に戻る。相手局からの受信中である場合には、相手
局の受信期間Tr中に、制御部5は信号処理部13で作
成した割り込み信号を、送信部15を介してアンテナ2
から送信する(S8)。そして、相手局からの受信中で
なくなったことを検出すると(S7)、ステップS1に
戻り、自装置を送信モードに設定する動作に入る。
【0054】この実施の形態例によれば、各単位フレー
ムの隙間に短い受信期間Trを設け、その受信期間Tr
に受信側無線通信装置からの割り込み信号を受けること
により、送信側の制御部5は、受信側無線通信装置の送
話意思を認識することができる。本発明によれば、連続
送信中でも、単位フレーム毎に比較的短時間の受信期間
Trを設け、相手局からの割り込みを可能にしたので、
従来の単信方式に比較して運用上のメリットが大きい。
【0055】図8は本発明の第2の実施の形態例の動作
説明図である。図において、TXは送信状態を、RXは
受信状態を示す。プレスボタン4を押して連続送信中の
A局が、B局からの割り込み信号を認識すると、プレス
ボタン4を離して送信を停止する。この時、制御部5は
送信しているフレームの最終フレームか又はそれに近い
フレームに終話信号データを付加して送信する。
【0056】A局からの終話信号データを受信したB局
の制御部5は、A局の終話意思を認識した後、送信モー
ドになる。そして、B局では次のフレームから送信を開
始する。このため、第1の実施の形態例に比較して速や
かに送受の切り替えを行なうことが可能となる。
【0057】この実施の形態例によれば、通話をしてい
る無線通信装置間で、終話信号データにより相手局の終
話意思を確認してから送信モードに移るので、送信モー
ドと受信モードの切り替えを速やかに行なうことができ
る。
【0058】図9は本発明の第3の実施の形態例の動作
説明図である。図において、TXは送信状態を、RXは
受信状態を示す。プレスボタン4を押して連続送信中の
A局が、B局からの割り込み信号を認識すると、制御部
5は1バースト毎に送受を繰り返すモードに設定する。
同時に、B局に対して交互送信指令を送信する。A局か
らの交互送信指令を受信した制御部5は、1バースト毎
に送受を繰り返すモードに設定する。
【0059】以降、A局とB局のオペレータがプレスボ
タン4を押下し続けている間は、1バースト毎に送受を
繰り返すので、双方共に音声は時分割されて相手局に届
くようになる。当然に、この交互通信の期間は音声が途
切れ途切れになり通話品質が下がるが、バースト時間は
極めて短いので、オペレータには連続音声として認識で
き、かつ双方が同時に話す時間は希であるので、実用上
の支障は生じない。
【0060】そして、双方のオペレータの何れかがプレ
スボタン4を話すと、その後のフレームの終話信号デー
タを付加して相手局に送信する。この終話信号データを
受けた局(図の例ではB局)は、割り込み表示を行な
い、B局の連続送信モードとなる。次に、B局のオペレ
ータがプレスボタン4を離すと、今度はB局からの送信
フレームに終話信号データが付加されて相手方局(A
局)に送信される。以下、同様の操作が繰り返される。
【0061】この実施の形態例によれば、送信モード側
の無線通信装置が受信期間内に割り込み信号を受ける
と、送信モードから受信モードに切り替わる操作を交互
に繰り返すことにより、単数又は複数のフレームずつの
交互サW心を行なうことができる。
【0062】図10は本発明の第4の実施の形態例の動
作説明図である。図9に示す第3の実施の形態例の場
合、相手局からの割り込みを受けてかつこちら側の送信
を止めない場合には交互通信モードに入るが、その場合
の両者の音声は半分の時間しか相手局に到達せず、音声
認識度が低下する可能性がある。そこで、この第4の実
施の形態例では、同時通信時に音声が途切れるという不
具合を改良したものである。
【0063】このため、この実施の形態例では、制御部
5から音声コーデック12に与えるサンプリング周期を
間引いて、1フレーム分の音声データを1/2フレーム
に圧縮して送信するようにしたものである。つまり、受
信バースト期間に話した内容も送話することができるよ
うになる。
【0064】交互通信モード時において、A局からB局
に送信される音声データと、B局からA局に送信される
音声データとは、間引かれた音声データとなる。このた
め、音声データの品質は劣化するが、実施の形態例3で
示す例のように、半分の音声データが捨てられるという
ことがなくなるので、音声が途切れることはなくなる。
【0065】この実施の形態例によれば、音声コーデッ
クの信号をサンプリングして半分に縮めたフレームを送
信することにより、音質は劣化するものの、通話の内容
を確実に認識することができる。
【0066】図11は本発明の第5の実施の形態例の動
作説明図である。この実施の形態例では、A局が送信モ
ード、B局が受信モードで通話中に、B局から送信する
割り込み信号中に、図に示すようなCAC,SW等のデ
ータを付加して送信するものである。送信するデータの
種類としては、例えば相手局ID,制御情報等が考えら
れる。
【0067】この割り込み信号を受信したA局の制御部
5は、受信部17からその情報を受け取り、解析し、解
析結果に基づいてしかるべき動作を行なう。その後、A
局が必要に応じてプレスボタン4を話すと、終話データ
がB局側に送信され、B局はこの終話を認識すると、今
度は自局が送信モードとなり、通話データを送信する。
【0068】このような動作を行なう結果、相手局との
優先順位の設定を行なうこともできる。例えば、上位局
から割り込みが来れば強制的に送信断とすることができ
る。また、妨害電波による割り込み動作の誤動作を防止
できる利点がある。
【0069】以上、説明したように、この実施の形態例
によれば、割り込み信号を受信した側の無線通信装置で
は、その情報を解析してしかるべき動作を行なうことが
できる。
【0070】図12は本発明の第6の実施の形態例の動
作説明図である。この実施の形態例は、A局とB局間で
同期確立のためにバースト毎に交互に同期信号を送受信
しているシステムで、その同期バーストに割り込み情報
を付加するようにしたものである。
【0071】例えば、図に示すようにA局が送信モー
ド、B局が受信モードで通話している時に、B局から同
期確立のための同期信号がA局に送出されるが、プレス
ボタン4が押されない時には、同期信号のみが送信され
るが、プレスボタン4を押した時には、同期信号中に割
り込み信号を付加して送信する。
【0072】図に示す例では、最後のCACデータ中に
割り込み要求を付加して送信する。同期信号を受信した
A局の制御部5は、この同期信号中に割り込み要求が含
まれているかどうかチェックし、割り込み要求が含まれ
ている場合には、表示部19に割り込み要求があったこ
とを表示する。この表示を見たオペレータが、プレスボ
タン4を離すと、A局からB局に対して終話データが送
信され、終話データを送信したA局が受信モードに、こ
の終話データを受けたB局が送信モードになる。
【0073】この実施の形態例によれば、同期バースト
信号に割り込み情報を付加することにより、割り込み信
号を別途作成する必要がなくなる。図13は本発明の第
7,8の実施の形態例の動作説明図である。第7の実施
の形態例の場合、A局をマスタ局としてB局とC局とが
それぞれ単一周波数f1で単信通信を行なっている。即
ち、A局の無線通信装置の発射する同期バースト信号を
マスタとして、残りの無線通信装置B局とC局がマスタ
局Aと同期をとる手段を有しており、送話したい時に送
受信手段から割り込み信号を送出している。
【0074】この場合において、B局又はC局からA局
に割り込み信号を送出する時に、自己のID情報を割り
込み信号に付加するようにする。A局の制御部5では、
割り込み信号を受信した時に、該割り込み信号中に含ま
れるID信号を検出して、どの局が送話の意思を有して
いるかを判断し、割り込み信号を送出した局を送信モー
ドにし、自己を受信モードにして通話を行なう。
【0075】図では、A局とB局とC局の3者通話の場
合を示しているが、本発明はこれに限るものではなく、
4者以上の通話の場合にも同様に適用することができ
る。この実施の形態例によれば、単一周波数を用いて3
者以上の無線通信装置間の通信を行なうことができる。
【0076】第8の実施の形態例の場合、A局をマスタ
とし、B局とC局をスレーブ局ととする。ここで、B局
とC局のIDに優先順位を予め設定しておく。そして、
B局とC局から同時に割り込み信号が発生した時には、
A局の制御部5は予め決められている優先順位の高い局
を送信モードに設定し、自己を受信モードに設定する。
【0077】例えば、B局の優先順位が高いものとする
と、B局を送信モードに設定し、自局を受信モードに設
定して、通信を行なう。B局がプレスボタンを離して受
信モードになった場合には、A局の制御部5は、次にC
局を送信モードに設定し、自局を受信モードに設定して
通信を行なう。
【0078】この実施の形態例によれば、マスタ局がス
レーブ局間の通信順序の制御を行なうことにより、会議
状の通話を可能にすることができる。図14は本発明の
第9の実施の形態例の動作説明図である。この実施の形
態例では、図5のブロック図において、受信部17で検
出した相手方無線通信装置の電波の強度を制御部5に通
知し、制御部5で相手方無線通信装置の電波の強度を認
識するものである。
【0079】受信モードになっているB局からプレスボ
タン4を押して、割り込み信号を送出する時に、その割
り込み信号にRSSI情報を付加して送出する。A局側
の制御部5では、この割り込み信号を受信部17で受信
すると、RSSI情報を制御部5に通知する。これによ
り、制御部5は相手方無線通信装置の電波の強度を認識
することができる。
【0080】この実施の形態例によれば、送受信手段で
受信する相手方無線通信装置の電波の強度を認識するこ
とができる。図15は本発明の他の実施の形態例を示す
ブロック図である。図5と同一のものは、同一の符号を
付して示す。この実施の形態例は、受信部17で受信し
た相手方無線通信装置の電波の強度を示す信号RSSI
を制御部5で検出して、相手方無線通信装置の電波の強
度が強い場合には、制御部5で送信部15の出力制御を
行なうものである。
【0081】図16は本発明の第10の実施の形態例の
動作説明図である。A局が送信モード、B局が受信モー
ドで通信している時に、B局が送話意思を示す割り込み
信号を送出する。ここで、割り込み信号中に電波強度信
号RSSIを付加して送出する。
【0082】A局では、この割り込み信号を受信する
と、電波強度信号RSSIを受信部17で検出して制御
部5に通知する。制御部5は、相手方無線通信装置の電
波の強度をこのRSSIの受信レベルから判断する。若
し、RSSIが強い場合には、例えば相手方無線通信装
置との距離が近い場合であるか、そうでない場合であっ
ても電波強度が強い場合である。この場合には、制御部
5が送信部15の出力レベルを抑えて自己が送出する電
波の強度レベルを弱くする。自己の電波の強度レベルが
弱くても相手方に届くことが予測できるからである。自
己の電波の強度レベルを抑制することができれば、回路
を駆動しているバッテリーの寿命を延ばすことができ
る。
【0083】一方、相手方無線通信装置の電波の強度を
このRSSIの受信レベルから判断し、RSSIが弱い
場合には、例えば相手方無線通信装置との距離が遠い場
合であるか、そうでない場合であっても電波強度が弱い
場合である。この場合には、自己が送出する電波の強度
レベルを従来のままとする。電波強度をあるレベル以上
に設定しておかないと相手方に届かないからである。
【0084】この実施の形態例によれば、受信レベルが
高い場合には自無線通信装置の送信レベルを抑制して、
バッテリーの寿命を延ばすことができる。図17は本発
明の第11の実施の形態例の動作説明図である。この実
施の形態例は、受信モードの局(図ではB局)がアクノ
リッジ(ACK)信号を、同期ワードにのせてA局に送
信するように構成されている。B局では、受信したA局
の電波の強度をACK信号に乗せてA局に送信する。A
局では、制御部5が受信部17で受信した割り込み信号
中のACK信号から自局の電波の強度を認識し、電波の
強度がある値よりも小さくなったら、相手局(B局)が
エリア外に出たことを認識することができる。
【0085】この実施の形態例によれば、送受信手段が
アクノリッジ信号中に含まれる電波強度信号を検出する
ことにより、連続送信中に相手方無線通信装置がエリア
外に出たかどうかを認識することができる。
【0086】上述の実施の形態例では、モード設定手段
としてプレスボタンを用いた場合を例にとった。しかし
ながら、本発明はこれに限るものではなく、モードを切
り替えることができるものであれば、スイッチ等その他
のものを用いることができる。
【0087】また、近年の狭帯域化の必要から、送信機
の隣接チャネル妨害を抑えることが、重要な課題になっ
ているが、このための送信アンプの歪み改善のためのリ
ニアライザ方式が用いられた無線システムが提案されて
いる。このために、単位フレーム内にリニアライズ用の
プリアンブル期間(無線機の調整期間)が設けられてい
る。そこで、この期間を割り込み受信時間に置き換え
る、又は一部を書き換えることが可能である。このよう
な方式を用いる場合、擬似同時通話方式にしても所要伝
送量の増加を招くことなく、通信機能向上の効果が得ら
れる。
【0088】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、 (1)無線通信装置間で、情報を単位フレームに区切っ
て通信する無線通信システムにおいて、各無線通信装置
は、通信データの送受信を行なう送受信手段と、前記無
線通信装置が送信モードであるか、受信モードであるか
を設定するモード設定手段と、該モード設定手段の設定
信号を受けて前記送受信手段の送受信制御を行ない、単
信通信の中で複信通信機能を実現する制御手段とを具備
することにより、前記モード設定手段の設定信号を受け
て、制御手段は、単信通信モード中のフレームの隙間を
用いて疑似的に同時通話モード(複信モード)を実現す
ることができ、可能な限り同時通話性を確保しつつ、所
要データ量を削減して周波数資源を有効に活用すること
ができる。
【0089】(2)この場合において、前記無線通信装
置が送信モードとして動作している場合において、各単
位フレームの隙間に短い受信期間を設け、その間に受信
側無線通信装置のモード設定手段からの設定信号を受け
る前記送受信手段からの割り込み信号を受けることによ
り、送信側制御手段は、受信側無線通信装置の送話意思
を認識することができる。
【0090】(3)また、連続送信中の無線通信装置
が、相手方無線通信装置のモード設定手段からの設定信
号による割り込み信号を前記受信期間内に受信すると、
前記送受信手段は、最終フレーム又はそれに近いフレー
ムに終話信号データを付加して送信し、この送信データ
を受信した受信側の無線通信装置側では、前記送受信手
段が制御手段の制御により、次のフレームから送信を開
始することにより、通話をしている無線通信装置間で、
終話受信データにより相手局の終話意思を確認してから
送信モードに移るので、送信モードと受信モードの切り
替えを容易に行なうことができる。
【0091】(4)また、連続送信中の無線通信装置
が、相手方無線通信装置のモード設定手段からの設定信
号による割り込み信号を前記受信期間内に受信すると、
前記送受信手段は、制御手段の制御により、単数又は複
数のフレームずつ交互通信を行なうように構成すること
により、送信モード側の無線通信装置が受信期間内に割
り込み信号を受けると、送信モードから受信モードに切
り替わる操作を交互に繰り返して、単数または複数のフ
レームずつの交互通信を行なうことができる。
【0092】(5)また、音声コーデックの音声付復号
化の符号化速度を可変にし、交互通信モード時には符号
化速度を低下して通信を行なうことにより、音質は若干
劣化するものの、通話の内容を確実に認識することがで
きる。
【0093】(6)また、前記送受信手段から送信され
る割り込み信号に相手方IDや制御情報を付加すること
により、割り込み信号を受信した側の無線通信装置で
は、その情報を解析してしかるべき動作を行なうことが
できる。
【0094】(7)また、前記無線通信装置間で同期確
立のための同期信号をバースト毎に送受信している場合
に、その同期バーストに割り込み情報を付加することに
より、割り込み信号を別途作成する必要がなくなる。
【0095】(8)また、3以上の無線通信装置間で通
信を行なうシステムにおいて、一つの無線通信装置の発
射する同期バースト信号をマスタとして、残りの無線通
信装置の制御手段は、マスタ局と同期をとり、送話した
い時に送受信手段から割り込み信号を送出することによ
り、単一周波数を用いて3者以上の無線通信装置間の通
信を行なうことができる。
【0096】(9)また、前記割り込み信号が競合した
時、マスタ局は割り込み局に対して優先順位をつけ、そ
の情報をスレーブ局に通知するように構成することによ
り、マスタ局がスレーブ局間の通信順序の制御を行な
い、会議状の通話を可能にすることができる。
【0097】(10)また、前記制御手段は、相手方無
線通信装置の送受信手段からの送信レベルを送受信手段
により検出し、相手方無線通信装置の送信レベルを認識
することにより、送受信手段で受信する相手方無線通信
装置の電波の強度を認識することができる。
【0098】(11)また、前記制御手段は、前記送受
信手段からの受信レベルを検出すると、受信レベルに対
応して送受信手段の送信レベルを制御することにより、
受信レベルが高い場合には自無線通信装置の送信レベル
を低く抑制してバッテリーの寿命を延ばすことができ
る。
【0099】(12)更に、受信中の無線通信装置は、
送受信手段がアクノリッジ信号を同期ワードに乗せて送
信側無線通信装置に送出することにより、送受信手段が
アクノリッジ信号を検出できるかできないかで、連続送
信中に相手方無線通信装置がエリア外に出たかどうかを
認識することができる。
【0100】このように、本発明によれば、双方向通信
において、可能な限り同時通話性を確保しつつ、所要デ
ータ量を削減して周波数資源を有効に活用できる無線通
信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の動作概要図である。
【図3】本発明の動作説明図である。
【図4】本発明の他の動作説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態例を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施の形態例の動作説明図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施の形態例の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態例の動作説明図であ
る。
【図9】本発明の第3の実施の形態例の動作説明図であ
る。
【図10】本発明の第4の実施の形態例の動作説明図で
ある。
【図11】本発明の第5の実施の形態例の動作説明図で
ある。
【図12】本発明の第6の実施の形態例の動作説明図で
ある。
【図13】本発明の第7,8の実施の形態例の動作説明
図である。
【図14】本発明の第9の実施の形態例の動作説明図で
ある。
【図15】本発明の他の実施の形態例を示すブロック図
である。
【図16】本発明の第10の実施の形態例の動作説明図
である。
【図17】本発明の第11の実施の形態例の動作説明図
である。
【図18】従来システムの概念図である。
【図19】従来システムの動作説明図である。
【図20】従来システムの他の動作説明図である。
【符号の説明】
1 無線通信装置 2 アンテナ 3 送受信手段 4 モード設定手段 5 制御手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信装置間で、情報を単位フレーム
    に区切って通信する無線通信システムにおいて、 各無線通信装置は、 通信データの送受信を行なう送受信手段と、 前記無線通信装置が送信モードであるか、受信モードで
    あるかを設定するモード設定手段と、 該モード設定手段の設定信号を受けて前記送受信手段の
    送受信制御を行ない、単信通信の中で複信通信機能を実
    現する制御手段とを具備することを特徴とする無線通信
    システム。
  2. 【請求項2】 前記無線通信装置が送信モードとして動
    作している場合において、各単位フレームの隙間に短い
    受信期間を設け、その受信期間に受信側無線通信装置の
    モード設定手段からの設定信号を受ける前記送受信手段
    からの割り込み信号を受信すると、前記制御手段は受信
    側無線通信装置の送話意思を認識するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 【請求項3】 連続送信中の無線通信装置が、相手方無
    線通信装置のモード設定手段からの設定信号による割り
    込み信号を前記受信期間内に受信すると、前記送受信手
    段は、最終フレーム又はそれに近いフレームに終話信号
    データを付加して送信し、 この送信データを受信した受信側の無線通信装置側で
    は、前記送受信手段が制御手段の制御により、次のフレ
    ームから送信を開始することを特徴とする請求項2記載
    の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 連続送信中の無線通信装置が、相手方無
    線通信装置のモード設定手段からの設定信号による割り
    込み信号を前記受信期間内に受信すると、前記送受信手
    段は、制御手段の制御により、単数又は複数のフレーム
    ずつ交互通信を行なうことを特徴とする請求項3記載の
    無線通信システム。
  5. 【請求項5】 音声コーデックの音声付復号の符号化速
    度を可変にし、交互通信モード時には符号化速度を低下
    して通信を行なうことを特徴とする請求項4記載の無線
    通信システム。
  6. 【請求項6】 前記送受信手段から送信される割り込み
    信号に相手方IDや制御情報を付加することを特徴とす
    る請求項1記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 前記無線通信装置間で同期確立のための
    同期信号をバースト毎に送受信している場合に、その同
    期バーストに割り込み情報を付加したことを特徴とする
    請求項1記載の無線通信システム。
  8. 【請求項8】 3以上の無線通信装置間で通信を行なう
    システムにおいて、一つの無線通信装置の発射する同期
    バースト信号をマスタとして、残りの無線通信装置の制
    御手段は、マスタ局と同期をとり、送話したい時に送受
    信手段から割り込み信号を送出することを特徴とする請
    求項1記載の無線通信システム。
  9. 【請求項9】 前記割り込み信号が競合した時、マスタ
    局は割り込み局に対して優先順位をつけ、その情報をス
    レーブ局に通知することを特徴とする請求項8記載の無
    線通信システム。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、相手方無線通信装置
    の送受信手段からの送信レベルを送受信手段により検出
    し、相手方無線通信装置の送信レベルを認識することを
    特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の無線通信シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記送受信手段から
    の受信レベルを検出すると、受信レベルに対応して送受
    信手段の送信レベルを制御することを特徴とする請求項
    10記載の無線通信システム。
  12. 【請求項12】 受信中の無線通信装置は、送受信手段
    がアクノリッジ信号を同期ワードに乗せて送信側無線通
    信装置に送出することを特徴とする請求項1記載の無線
    通信システム。
JP9008384A 1997-01-21 1997-01-21 無線通信システム Withdrawn JPH10209911A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9008384A JPH10209911A (ja) 1997-01-21 1997-01-21 無線通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9008384A JPH10209911A (ja) 1997-01-21 1997-01-21 無線通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10209911A true JPH10209911A (ja) 1998-08-07

Family

ID=11691733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9008384A Withdrawn JPH10209911A (ja) 1997-01-21 1997-01-21 無線通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10209911A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009194928A (ja) * 2001-10-19 2009-08-27 Koninkl Philips Electronics Nv 無線通信システム
JP2019537289A (ja) * 2016-09-28 2019-12-19 ソニー株式会社 ビームフォーミング型nr(new radio)システムにおける同期
JP2022049885A (ja) * 2020-09-17 2022-03-30 八重洲無線株式会社 音声無線通信におけるネットワーク切り替え方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009194928A (ja) * 2001-10-19 2009-08-27 Koninkl Philips Electronics Nv 無線通信システム
JP2019537289A (ja) * 2016-09-28 2019-12-19 ソニー株式会社 ビームフォーミング型nr(new radio)システムにおける同期
JP2022049885A (ja) * 2020-09-17 2022-03-30 八重洲無線株式会社 音声無線通信におけるネットワーク切り替え方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6081724A (en) Portable communication device and accessory system
US6751468B1 (en) Systems and methods for providing push to talk feature for wireless communication systems
CA2004023C (en) Tdm quasi-duplex system
JPH06125337A (ja) デジタル音声中継無線システムのための無線切断及びチャネルアクセスのためのシステム及び方法
CN110198497B (zh) 一种同频时分双工的数字对讲机及其通信方法
USRE46704E1 (en) Method for establishing packet-switched connection, and cellular network utilizing the method, and cellular terminal
JPH0545102B2 (ja)
KR930009846B1 (ko) 무선전화기
JP2933570B2 (ja) コードレス電話システムとその親機装置及び子機装置
CN209881980U (zh) 一种同频时分双工的数字对讲机
JPH06311068A (ja) 無線機の送受信切換方式
JPH10209911A (ja) 無線通信システム
JP2765619B2 (ja) 時分割複信無線機
JPH07107560A (ja) 移動体通信システム
JP3404950B2 (ja) デジタルコードレス電話システム
JP7455880B2 (ja) 無線通信ネットワークシステム
JP3947312B2 (ja) データ通信処理装置
JPH06260992A (ja) デジタル無線電話装置
JP3111952B2 (ja) 移動無線通信システムおよび無線通信端末
JP2003258672A (ja) 無線通信システムの移動局無線機、基地局無線機
KR200179158Y1 (ko) 라디오 수신이 가능한 휴대용 전화기
JPH0344223A (ja) 単信通話移動通信方式
JPH10126305A (ja) 中継機能付無線機
JPH04172827A (ja) 単信通話無線局
KR19990061901A (ko) 무선 로컬 루프 시스템의 신호 처리장치

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040406