JPH10209541A - 広帯域光ファイバ増幅器 - Google Patents

広帯域光ファイバ増幅器

Info

Publication number
JPH10209541A
JPH10209541A JP1081797A JP1081797A JPH10209541A JP H10209541 A JPH10209541 A JP H10209541A JP 1081797 A JP1081797 A JP 1081797A JP 1081797 A JP1081797 A JP 1081797A JP H10209541 A JPH10209541 A JP H10209541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wavelength
gain
band
light
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1081797A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nakamura
浩史 中村
Haruki Ogoshi
春喜 大越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP1081797A priority Critical patent/JPH10209541A/ja
Publication of JPH10209541A publication Critical patent/JPH10209541A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の光増幅器では波長の異なる複数の信号
光を、所定のレベル偏差以内に保持しようとすると波長
分割多重化に支障を来し、また、長波長での使用が困難
であった。 【解決手段】 利得スペクトルの異なる増幅ファイバ
1、2をカスケード接続し、各々の増幅ファイバ1、2
に励起光を入射して信号光の波長付近での利得スペクト
ルを広帯域化する広帯域光ファイバ増幅器において、一
方の増幅ファイバ1は波長1480nm又は980nm
の励起光で励起し、他方の増幅ファイバ2は波長152
0〜1540nmの励起光で励起するようにした。増幅
ファイバ1、2を、1550nm帯域の信号光に対して
異なる利得スペクトルを持つものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の広帯域光ファイバ増
幅器は光信号の増幅に使用されるものであり、波長分割
多重の光通信に適するものである。
【0002】
【従来の技術】波長1550nm帯の光通信において
は、光ファイバに伝送される光信号をエルビウム・ドー
プ・ファイバ増幅器(EDFA:Erbium-doped Fiber A
mpliferを用いて中継増幅することにより長距離伝送す
ることができる。さらに同光通信においては、波長の異
なる光信号を多重化して光ファイバに伝送する波長分割
多重(WDM)により伝送容量を増やすことができる。
しかし波長分割多重については、光信号を中継増幅する
EDFAの利得の波長依存性からくる増幅帯域の制限が
多重化の障害となっている。EDFAは個々の波長の信
号光を同一利得で増幅し、信号光間にレベル偏差を生じ
させないことが求められるが、広帯域にわたり利得を一
定化(平坦化)することは難しく、ある波長の信号光は
適正利得で増幅できても、それと異なる他の波長の信号
光は利得が低く信号レベルが落ちてS/Nが低下すると
か、またある波長の信号光は利得が高くて信号に歪が生
じる、等の問題が生じる。
【0003】従来、この問題を克服するための光増幅器
として図3に示すものが知られている。これは2本のエ
ルビウム・ドープ・ファイバ増幅器(増幅ファイバ)
A,Bをカスケード接続し、各々の増幅ファイバA、B
にWDM1、2を介して光源C、Dから1480nm又
は980nmの励起光を入力するものであり、増幅ファ
イバAは短波長側に利得スペクトルのピークを持つよう
にし、増幅ファイバBは長波長側に利得スペクトルのピ
ークを持つようにして、この異なる利得スペクトルの重
ね合わせにより図4に示すような広帯域で平坦な利得ス
ペクトルが得られるようにしてある。前記増幅ファイバ
Aの入力側、増幅ファイバA、Bの間、増幅ファイバB
の出力側には、各々アイソレータE、F、Gを挿入して
あり、光増幅器外部からの戻り光による発振防止と、光
増幅器内部での発振が防止されるようにしてある。
【0004】前記増幅ファイバA、Bの利得特性はファ
イバの長さと添加するエルビウムの濃度、入射する励起
光のパワーと波長によって調整することができる。
【0005】励起光には励起光パワーから信号光パワー
への変換効率が高いという点から1480nm帯又は9
80nm帯の光が用いられるが、1480nm帯は変換
効率に優れるが、雑音特性が若干劣り、一方、980n
m帯は変換効率では劣るが、雑音特性に優れるという性
質を持つ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記図3の光増幅器は
それまでの光増幅器より広帯域で平坦な利得特性を得る
ことができるが、それでもまだ不十分であった。図4に
は前記光増幅器の小信号利得スペクトルが示されてお
り、小信号スペクトルは利得波長に対する平坦性、つま
り波長多重に使用できる帯域を知る上での大まかな目安
になる。この小信号利得スペクトルによると、1530
nmに一つの利得ピークがあり、波長の異なる複数の信
号光をある所定のレベル偏差、例えば3dB以内に保持
しようとすると、3dB帯域は図示されているように1
540nmから1560nmのわずか20nmであり、
これでは波長分割多重化に支障を来し、また1565n
m以上の波長では急激に利得が低下するため、これより
長波長側で使用することは困難である。
【0007】本発明の目的は、広帯域で平坦な利得特性
が得られ、特に1565nm以上の光信号についても適
切な利得が得られる、波長分割多重通信に適した広帯域
光ファイバ増幅器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の広帯域光ファイバ増幅器は図1に示すように、利得
スペクトルの異なる増幅ファイバ1、2をカスケード接
続し、各々の増幅ファイバ1、2に励起光を入射して信
号光の波長付近での利得スペクトルを広帯域化する広帯
域光ファイバ増幅器において、一方の増幅ファイバ1は
波長1480nm又は980nmの励起光で励起し、他
方の増幅ファイバ2は波長1520〜1540nmの励
起光で励起するものである。
【0009】本発明のうち請求項2記載の広帯域光ファ
イバ増幅器は図1に示すように、前記増幅ファイバ1、
2を、1550nm帯域の信号光に対して異なる利得ス
ペクトルを持つものとしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態1】図1は本発明の光帯域光増幅器
の実施形態を示したものである。この光帯域光増幅器
は、1550nm帯域の信号光に対して増幅作用を持つ
増幅ファイバ1、2をカスケード接続し、前段の増幅フ
ァイバ1に1480又は980nmの励起光を入射し、
後段の増幅ファイバ2に1530nmの励起光を入射す
るようにしてある。
【0011】前記増幅ファイバ1、2はいずれも希土類
(エルビウム:Er)を添加したファイバであり、各々
光源10、11から励起光が入射されると、添加された
エルビウムイオンが励起されてファイバ内に反転分布状
態が形成され、この状態においてファイバに信号光が入
射されると同信号光が増幅されるものである。但し、増
幅ファイバ1、2は、1550nm帯域で利得スペクト
ルが各々異なり、具体的には、増幅ファイバ1は短波長
側に利得スペクトルのピークを持ち、増幅ファイバ2は
長波長側に利得スペクトルのピークを持つようにしてあ
る。増幅ファイバ1、2の利得特性の調整は、ファイバ
長の設定、エルビウムの添加濃度、励起光のパワーと波
長によって設定することができる。
【0012】前記した増幅ファイバ1の出力端側にはW
DM12を挿入してあり、このWDM12を介して光源
10から1480nm又は980nmの励起光が入射さ
れるようにしてあり、同様に増幅ファイバ2の出力端側
にWDM13を挿入し、このWDM13を介して光源1
1から1530nmの励起光が入射されるようにしてあ
る。
【0013】前記した増幅ファイバ1の信号光入射端及
び増幅ファイバ2の信号光出射端にはアイソレータ1
4、15を挿入してあり、これらアイソレータ14, 1
5で本光増幅器外部の戻り光による発振を防止するよう
にしてある。また、増幅ファイバ1、2の間にアイソレ
ータ16を挿入してあり、同アイドレータ16で光増幅
器内での発振を防止するようにしてある。
【0014】前記した光増幅器では波長1480nm又
は980nmの励起光が入射される増幅ファイバ1で主
に短波長側の信号光が高利得で増幅され、波長1530
nmの励起光が入射される増幅ファイバ2で主に長波長
側(1565nm以上の信号光)が増幅され、両増幅フ
ァイバ1、2の合成利得により図2に示すような広帯域
で平坦な利得が得られる。特に、1565nm以上の長
波長の信号光に対しても適切な利得を示す。
【0015】また、図2に示された小信号利得を調べる
と、従来の波長1480nm又は980nmの励起光を
用いる増幅器に比較し、3dB帯域が1540nmから
1570nmと30nmに拡大され、1565nm以上
の波長でも使用できより広帯域の波長分割多重通信に使
用することができる。
【0016】以上説明した実施形態では増幅ファイバ
1、2の利得特性を各々異なるものとしたが、同じ利得
特性の増幅ファイバ1、2を用いても、光源10の励起
光を1480nm又は980nmのものとし、光源11
の励起光を1530nmのものとすれば同様に広帯域で
フラットな利得特性を得ることができる。光源11の励
起光の波長は1529〜1531nmの範囲内であれば
広帯域でフラットな利得特性を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の広帯域光ファイバ増幅器によれ
ば次のような効果がある。 .広帯域化の目安となる小信号利得における3dB帯
域が30nmと拡大される。 .1565nmより長波長の信号光にも使用すること
ができる。 .これまでより多チャンネルの波長分割多重通信を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の広帯域光ファイバ増幅器の実施形態を
示した概略図。
【図2】図1の広帯域光ファイバ増幅器による利得特性
を示した説明図。
【図3】従来の広帯域光ファイバ増幅器の一例を示した
概略図。
【図4】図3の広帯域光増幅による利得特性を示した説
明図。
【符号の説明】
1、2 増幅ファイバ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利得スペクトルの異なる増幅ファイバ
    (1、2)をカスケード接続し、各々の増幅ファイバ
    (1、2)に励起光を入射して信号光の波長付近での利
    得スペクトルを広帯域化する広帯域光ファイバ増幅器に
    おいて、一方の増幅ファイバ(1)は波長1480nm
    又は980nmの励起光で励起し、他方の増幅ファイバ
    (2)は波長1520〜1540nmの励起光で励起す
    ることを特徴とする広帯域光ファイバ増幅器。
  2. 【請求項2】前記増幅ファイバ(1、2)は1550n
    m帯域の信号光に対して異なる利得スペクトルを持つも
    のであることを特徴とする請求項1記載の広帯域光ファ
    イバ増幅器。
JP1081797A 1997-01-24 1997-01-24 広帯域光ファイバ増幅器 Pending JPH10209541A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1081797A JPH10209541A (ja) 1997-01-24 1997-01-24 広帯域光ファイバ増幅器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1081797A JPH10209541A (ja) 1997-01-24 1997-01-24 広帯域光ファイバ増幅器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10209541A true JPH10209541A (ja) 1998-08-07

Family

ID=11760915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1081797A Pending JPH10209541A (ja) 1997-01-24 1997-01-24 広帯域光ファイバ増幅器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10209541A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4115027B2 (ja) 励起光発生手段と、ラマン増幅器とそれを用いた光中継器
JP2734209B2 (ja) 光ファイバ増幅器
US5673141A (en) Optical amplifier
JP3670434B2 (ja) 多段光ファイバ増幅器を有するシステム
US6317254B1 (en) Parallel optical fiber amplifier with high power conversion
JP3936533B2 (ja) 希土類ドープファイバ増幅器および多段ファイバ増幅器
JP2000091683A (ja) 多段光ファイバ増幅器
JPH11331094A (ja) 広帯域光増幅器
US7738165B2 (en) Amplified spontaneous emission reflector-based gain-clamped fiber amplifier
JP2001057454A (ja) 広帯域光ファイバー増幅器及びその増幅方法
EP1263097A2 (en) Wide band erbium-doped fiber amplfier (EDFA)
KR20010042232A (ko) 이득 평탄화 필터를 가진 광섬유 증폭기
US6529317B2 (en) L-band erbium-doped fiber amplifier pumped by 1530 nm-band pump
US20020191277A1 (en) Method and apparatus for amplifying an optical signal
KR100424630B1 (ko) 엘-밴드 어븀첨가 광섬유 증폭기
JP3217037B2 (ja) 多段光ファイバ増幅器
US7133195B2 (en) Gain-clamped fiber amplifier
JP3884744B2 (ja) 利得平坦化された広帯域エルビウム添加光ファイバ増幅器
US6504647B1 (en) Optical fiber amplifier, a method of amplifying optical signals, optical communications system
JPH10209541A (ja) 広帯域光ファイバ増幅器
JP4703026B2 (ja) 広帯域ase光源
US11349275B2 (en) Complementary optical fiber-based amplifiers with built-in gain flattening
KR20010093921A (ko) 장파장대역 및 단파장대역의 증폭이 가능한 어븀 첨가광섬유 증폭기
JPH11330593A (ja) 広帯域自然放出光光源
JP2001044545A (ja) 光増幅器