JPH10208721A - 防爆型密閉蓄電池 - Google Patents
防爆型密閉蓄電池Info
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- JPH10208721A JPH10208721A JP9024232A JP2423297A JPH10208721A JP H10208721 A JPH10208721 A JP H10208721A JP 9024232 A JP9024232 A JP 9024232A JP 2423297 A JP2423297 A JP 2423297A JP H10208721 A JPH10208721 A JP H10208721A
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- exhaust
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/30—Arrangements for facilitating escape of gases
- H01M50/317—Re-sealable arrangements
- H01M50/325—Re-sealable arrangements comprising deformable valve members, e.g. elastic or flexible valve members
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 防爆型密閉蓄電池の充電中に、安全弁を備え
た複数個の排気口より排出されるガスを防爆フィルター
を介して一括排気する過程で、そのガス中に含まれる酸
霧により防爆フィルターが容易に濡れて防爆機能を損な
い、これに伴い電池内の水素ガス増大による引火爆発を
防止することを改善し、安定良好な防爆型密閉蓄電池を
提供する。 【解決手段】 夫々のセル室内に極板群を収容したモノ
ブロック電池電槽の上面に施された電槽蓋6に、その蓋
板6aのセンターラインX−Xの1側に夫々のセル室に
連なる排気口7,7,…を配設すると共に夫々の排気口
7,7,…に安全弁8,8,…を装着し、該蓋板6aの
該センターラインX−Xを横断した他側に防爆フィルタ
ー9と一括排気ノズル10を配設し、これらの排気口
7,7,…を囲繞し且つ該センターラインを横断し且つ
該一括排気ノズル10に接続する囲枠11を突設し、該
囲枠11に該囲枠11内の共通の排気用空間13の上面
に排気覆板12を施して成る。
た複数個の排気口より排出されるガスを防爆フィルター
を介して一括排気する過程で、そのガス中に含まれる酸
霧により防爆フィルターが容易に濡れて防爆機能を損な
い、これに伴い電池内の水素ガス増大による引火爆発を
防止することを改善し、安定良好な防爆型密閉蓄電池を
提供する。 【解決手段】 夫々のセル室内に極板群を収容したモノ
ブロック電池電槽の上面に施された電槽蓋6に、その蓋
板6aのセンターラインX−Xの1側に夫々のセル室に
連なる排気口7,7,…を配設すると共に夫々の排気口
7,7,…に安全弁8,8,…を装着し、該蓋板6aの
該センターラインX−Xを横断した他側に防爆フィルタ
ー9と一括排気ノズル10を配設し、これらの排気口
7,7,…を囲繞し且つ該センターラインを横断し且つ
該一括排気ノズル10に接続する囲枠11を突設し、該
囲枠11に該囲枠11内の共通の排気用空間13の上面
に排気覆板12を施して成る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車やレジ
ャー用施設や電気機器の電源として用いられる防爆型密
閉蓄電池に関する。
ャー用施設や電気機器の電源として用いられる防爆型密
閉蓄電池に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の密閉蓄電池は、充電中に、モノブ
ロック電池電槽内の夫々のセル室内の極板群から発生す
る水素ガスに外部から引火した場合に蓄電池が損傷する
ことがある。これを防止するため、従来、防爆型密閉蓄
電池として、図6示のように構成したものは公知であ
る。即ち、該モノブロック電池電槽の上面に施された電
槽蓋Aの蓋板A1の1側に、電槽内を仕切壁により区劃
された複数個のセル室に対応する位置に排気口B,B,
…を配設すると共に、これら排気口B,B,…に安全弁
C,C,…を装着し、更に、その1側外方に防爆フィル
ターDと一括排気ノズルEを設け、これらの排気口B,
B,…を囲繞すると共に該一括排気ノズルEに接続する
囲枠Fを突設し、該囲枠F内の共通の排気用空間Gの上
面を被覆する排気覆板Hを気密に結着して成る構成とし
たものである。図面でIは、一括排気ノズルEの外周に
設けた排気チューブ挿嵌用接続孔、P及びNは、該蓋板
A1の他側に配設した正極柱及び負極柱、PT及びNT
は、これら正,負極柱P,Nに接続するスタッドボルト
型正極端子及び負極端子を示す。
ロック電池電槽内の夫々のセル室内の極板群から発生す
る水素ガスに外部から引火した場合に蓄電池が損傷する
ことがある。これを防止するため、従来、防爆型密閉蓄
電池として、図6示のように構成したものは公知であ
る。即ち、該モノブロック電池電槽の上面に施された電
槽蓋Aの蓋板A1の1側に、電槽内を仕切壁により区劃
された複数個のセル室に対応する位置に排気口B,B,
…を配設すると共に、これら排気口B,B,…に安全弁
C,C,…を装着し、更に、その1側外方に防爆フィル
ターDと一括排気ノズルEを設け、これらの排気口B,
B,…を囲繞すると共に該一括排気ノズルEに接続する
囲枠Fを突設し、該囲枠F内の共通の排気用空間Gの上
面を被覆する排気覆板Hを気密に結着して成る構成とし
たものである。図面でIは、一括排気ノズルEの外周に
設けた排気チューブ挿嵌用接続孔、P及びNは、該蓋板
A1の他側に配設した正極柱及び負極柱、PT及びNT
は、これら正,負極柱P,Nに接続するスタッドボルト
型正極端子及び負極端子を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の防爆型密閉
蓄電池は、該防爆フィルターDは、これらの排気口B,
B,…と同じ側に、即ち、これら排気口B,B,…に接
近した位置に在るため、蓄電池の充電中に電池内に発生
したガスが、その過剰ガス圧により開かれる安全弁C,
C,…を介して該共通の排気用空間G内に排気され、そ
のガス中に含まれる酸霧により該防爆フィルターDが濡
れて目詰まりし、防爆機能が早期に低下し或いは失わ
れ、これに伴い蓄電池内の水素ガス濃度が早期に高くな
るため、損傷の危険を生じ易かった。また、該防爆型密
閉蓄電池は、横倒しにして、その複数個を配置し、その
相隣る正,負極間を接続する場合、端子間の接続作業を
し易いように正,負極端子PT,NTを上位に位置させ
て横置するが、該一括排気ノズルEは下向きとなるの
で、該防爆フィルターDは一層酸霧により濡れて詰まり
易く、防爆フィルターDとしての機能が一層早く損なわ
れるばかりか、遂には、該一括排気ノズルEから外部に
電解液が漏れ出し、通常、筒状成形体から成る排気ノズ
ルEに接続された排気チューブ内に電解液が漏れ出て良
好な排気作用を阻害するのみならず、蓄電池の周辺を汚
す等の不都合をもたらす。
蓄電池は、該防爆フィルターDは、これらの排気口B,
B,…と同じ側に、即ち、これら排気口B,B,…に接
近した位置に在るため、蓄電池の充電中に電池内に発生
したガスが、その過剰ガス圧により開かれる安全弁C,
C,…を介して該共通の排気用空間G内に排気され、そ
のガス中に含まれる酸霧により該防爆フィルターDが濡
れて目詰まりし、防爆機能が早期に低下し或いは失わ
れ、これに伴い蓄電池内の水素ガス濃度が早期に高くな
るため、損傷の危険を生じ易かった。また、該防爆型密
閉蓄電池は、横倒しにして、その複数個を配置し、その
相隣る正,負極間を接続する場合、端子間の接続作業を
し易いように正,負極端子PT,NTを上位に位置させ
て横置するが、該一括排気ノズルEは下向きとなるの
で、該防爆フィルターDは一層酸霧により濡れて詰まり
易く、防爆フィルターDとしての機能が一層早く損なわ
れるばかりか、遂には、該一括排気ノズルEから外部に
電解液が漏れ出し、通常、筒状成形体から成る排気ノズ
ルEに接続された排気チューブ内に電解液が漏れ出て良
好な排気作用を阻害するのみならず、蓄電池の周辺を汚
す等の不都合をもたらす。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の防
爆型密閉蓄電池の課題を解消した防爆型密閉蓄電池を提
供するもので、夫々のセル室内に極板群を収容したモノ
ブロック電池電槽の上面に施された電槽蓋に、その蓋板
面のセンターラインの1側に夫々のセル室に対応する位
置に排気口を配設すると共に夫々の排気口に安全弁を装
着し、該センターラインの他側に防爆フィルターと一括
排気ノズルを設け、これら排気口を囲繞し且つセンター
ラインを横断して該一括排気ノズルに接続する囲枠を突
設し、該囲枠に該囲枠内の共通の排気用部空間の上面を
被覆する排気覆板を施したことを特徴とする。この場
合、該囲枠をT字状又は方形状又はこれらの組み合わせ
た囲枠とすることができる。特に、T字状囲枠の場合
は、ガス中の酸霧補足効果が向上する。また、方形状の
囲枠の場合は、これに提げ手を取り付けることに利用
し、これにより、蓄電池を提げて搬送できる便利さをも
たらす。
爆型密閉蓄電池の課題を解消した防爆型密閉蓄電池を提
供するもので、夫々のセル室内に極板群を収容したモノ
ブロック電池電槽の上面に施された電槽蓋に、その蓋板
面のセンターラインの1側に夫々のセル室に対応する位
置に排気口を配設すると共に夫々の排気口に安全弁を装
着し、該センターラインの他側に防爆フィルターと一括
排気ノズルを設け、これら排気口を囲繞し且つセンター
ラインを横断して該一括排気ノズルに接続する囲枠を突
設し、該囲枠に該囲枠内の共通の排気用部空間の上面を
被覆する排気覆板を施したことを特徴とする。この場
合、該囲枠をT字状又は方形状又はこれらの組み合わせ
た囲枠とすることができる。特に、T字状囲枠の場合
は、ガス中の酸霧補足効果が向上する。また、方形状の
囲枠の場合は、これに提げ手を取り付けることに利用
し、これにより、蓄電池を提げて搬送できる便利さをも
たらす。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の1例を添付
図面に基づいて説明する。図面で1はモノブロック電
槽、2は該モノブロック電槽1内の仕切壁、3は該仕切
壁2により区劃形成されたセル室、4は各セル室3内に
収容された極板群を示す。これら極板群4,4,…は、
仕切壁3を介して対向するその正,負ストラップ4a,
4bを常法によりセル間接続して両端のセル室3,3内
の極板群4,4の正,負ストラップより夫々正極柱P、
負極柱Nを直立させて電池に組立て、このように組立て
た電池電槽5の上面に常法により接着剤又は熱溶着で電
槽蓋6の蓋板6aの下向きの周縁6bを該電槽1の周側
壁1aの上端に、その裏面を該電槽1の仕切壁2,2,
…の上端に当接し、接着剤又は熱溶着を介して結着して
気液密に施したものである。該電槽蓋6には、その長矩
形の蓋板6aの短い側の幅方向における1側に、該電槽
1内の夫々のセル室3,3,…に対応する位置に該蓋板
6aを貫通して排気口7,7,…を一列に配設した。そ
の各排気口7は、蓋板面6aより突設して円筒状壁7a
をもつ筒状排気口に形成した。更に、各排気口7には、
安全弁8を、図示の例では、柔軟弾性のゴム製帽体から
成る安全弁8をその円筒状壁7aにその弾性により密嵌
せしめ常閉弁としたもので、各セル室3内に発生したガ
スが所定の過剰圧となったとき、その放出を許容するよ
うにした。上記の構成は、従来の密閉蓄電池と変わりが
ない。
図面に基づいて説明する。図面で1はモノブロック電
槽、2は該モノブロック電槽1内の仕切壁、3は該仕切
壁2により区劃形成されたセル室、4は各セル室3内に
収容された極板群を示す。これら極板群4,4,…は、
仕切壁3を介して対向するその正,負ストラップ4a,
4bを常法によりセル間接続して両端のセル室3,3内
の極板群4,4の正,負ストラップより夫々正極柱P、
負極柱Nを直立させて電池に組立て、このように組立て
た電池電槽5の上面に常法により接着剤又は熱溶着で電
槽蓋6の蓋板6aの下向きの周縁6bを該電槽1の周側
壁1aの上端に、その裏面を該電槽1の仕切壁2,2,
…の上端に当接し、接着剤又は熱溶着を介して結着して
気液密に施したものである。該電槽蓋6には、その長矩
形の蓋板6aの短い側の幅方向における1側に、該電槽
1内の夫々のセル室3,3,…に対応する位置に該蓋板
6aを貫通して排気口7,7,…を一列に配設した。そ
の各排気口7は、蓋板面6aより突設して円筒状壁7a
をもつ筒状排気口に形成した。更に、各排気口7には、
安全弁8を、図示の例では、柔軟弾性のゴム製帽体から
成る安全弁8をその円筒状壁7aにその弾性により密嵌
せしめ常閉弁としたもので、各セル室3内に発生したガ
スが所定の過剰圧となったとき、その放出を許容するよ
うにした。上記の構成は、従来の密閉蓄電池と変わりが
ない。
【0006】本発明によれば、この蓄電池を防爆型密閉
蓄電池とするには、次のように構成する。即ち、該蓋板
6aの前記幅方向の他側に、即ち、その1側に配設した
前記の排気口7,7,…とは反対側に、該蓋板6aの前
記の幅方向におけるセンターラインX−Xを横断した他
側に、防爆フィルター9と一括排気ノズル10を設けた
ことを特徴とし、更に、該蓋板6aに、これらの排気口
7,7,…を囲繞し且つその1側から該センターライン
X−Xを横断してその他側に延び、該一括排気ノズル1
0に接続する囲枠11を突設し、その囲枠11に、該囲
枠11内の共通の排気用空間13の上面を被覆する排気
覆板12を当接し、接着剤又は熱溶着により結着して施
したことを特徴とする。該防爆フィルター9は、該一括
排気ノズル10の近傍に設け、その1側において並ぶ排
気口7,7,…から可及的に遠い位置に存せしめるよう
にした。かくして、これら排気口7,7,…から排気さ
れるガスに含まれる酸霧は、該防爆フィルター9に到達
する間に、その下方の該蓋板6aの表面、その上方の排
気覆板12の裏面及び該囲枠11のセンターラインX−
Xを横断して1側から他側に延び且つ該一括排気ノズル
10に接続される囲枠壁11の内面に付着して除去され
るので、該防爆フィルター9は酸霧により詰まり、防爆
機能が損なわれることなく、長期に亘り防爆機能を維持
でき、安全な防爆型密閉蓄電池をもたらす。
蓄電池とするには、次のように構成する。即ち、該蓋板
6aの前記幅方向の他側に、即ち、その1側に配設した
前記の排気口7,7,…とは反対側に、該蓋板6aの前
記の幅方向におけるセンターラインX−Xを横断した他
側に、防爆フィルター9と一括排気ノズル10を設けた
ことを特徴とし、更に、該蓋板6aに、これらの排気口
7,7,…を囲繞し且つその1側から該センターライン
X−Xを横断してその他側に延び、該一括排気ノズル1
0に接続する囲枠11を突設し、その囲枠11に、該囲
枠11内の共通の排気用空間13の上面を被覆する排気
覆板12を当接し、接着剤又は熱溶着により結着して施
したことを特徴とする。該防爆フィルター9は、該一括
排気ノズル10の近傍に設け、その1側において並ぶ排
気口7,7,…から可及的に遠い位置に存せしめるよう
にした。かくして、これら排気口7,7,…から排気さ
れるガスに含まれる酸霧は、該防爆フィルター9に到達
する間に、その下方の該蓋板6aの表面、その上方の排
気覆板12の裏面及び該囲枠11のセンターラインX−
Xを横断して1側から他側に延び且つ該一括排気ノズル
10に接続される囲枠壁11の内面に付着して除去され
るので、該防爆フィルター9は酸霧により詰まり、防爆
機能が損なわれることなく、長期に亘り防爆機能を維持
でき、安全な防爆型密閉蓄電池をもたらす。
【0007】該防爆フィルター9及び一括排気ノズル1
0の位置は、一列に配列されている排気口7,7,…列
の中央に位置せしめ、これら排気口7,7,…列からの
一括排気を左右から中央に集めて行うようにすることが
好ましい。この場合の該囲枠11は、排気口7,7,…
に沿って延びるその内側の枠部11aをその中央部近傍
において折れ曲がり、センターラインX−Xを横断して
該防爆フィルター9及び該一括排気ノズル10に接続す
る左右の延長枠部11a1,11a1に形成し、その対
向する延長枠部11a1,11a1間に狭幅の一括排気
案内用凹溝13a1を形成した全体としてT字状の囲枠
11aとすることにより、これら排気口7,7,…から
排気されたガスは、該T字状囲枠11aにより囲繞され
たT字状の共通の排気用空間13a及び13a1内の左
右から中央に集中し、その凹溝13a1内に流入するの
で、その含有する酸霧は、その左右の延長枠部11a,
11aの内壁に接触し、付着する機会が与えられるの
で、酸霧除去効果が向上し好ましい。
0の位置は、一列に配列されている排気口7,7,…列
の中央に位置せしめ、これら排気口7,7,…列からの
一括排気を左右から中央に集めて行うようにすることが
好ましい。この場合の該囲枠11は、排気口7,7,…
に沿って延びるその内側の枠部11aをその中央部近傍
において折れ曲がり、センターラインX−Xを横断して
該防爆フィルター9及び該一括排気ノズル10に接続す
る左右の延長枠部11a1,11a1に形成し、その対
向する延長枠部11a1,11a1間に狭幅の一括排気
案内用凹溝13a1を形成した全体としてT字状の囲枠
11aとすることにより、これら排気口7,7,…から
排気されたガスは、該T字状囲枠11aにより囲繞され
たT字状の共通の排気用空間13a及び13a1内の左
右から中央に集中し、その凹溝13a1内に流入するの
で、その含有する酸霧は、その左右の延長枠部11a,
11aの内壁に接触し、付着する機会が与えられるの
で、酸霧除去効果が向上し好ましい。
【0008】また、該囲枠11は、上記のT字上の囲枠
11aに変えて、該排気口7,7,…に沿って延びる内
側の枠部をその左右端近傍において他側方向から折れ曲
がり、センターラインX−Xを横断してその他側に延
び、更に該一括排気ノズル10に接続するように延びる
左右の延長枠部11b1,11b1に形成し全体として
略方形状の囲枠11bとし、その内部を略方形状の共通
の排気用空間13bに形成するようにしてもよい。かく
して、該排気口7,7,…により排気されたガスは、広
い方形の共通の排気用空間13bを介してその他側の該
防爆フィルター9に達する間にその周囲の壁面に酸霧が
付着し除去されるので、該防爆フィルター9の酸霧によ
り濡れて防爆機能の低下を防止でき、長期に亘り防爆機
能を維持できる。また、該成形囲枠11bを利用し、そ
の1側の外側枠部とその他側の枠部に、その中央の該一
括排気ノズル10の左右に一対の提げ手取付用の取付部
14,14を設け、これに一対の提げ手15,15を取
り付けるときは、手で搬送し得る防爆型密閉蓄電池に構
成することができる。尚、提げ手15,15の把手部1
5a,15aは、該排気覆板12に形成した凹溝12a
に収容するようにした。
11aに変えて、該排気口7,7,…に沿って延びる内
側の枠部をその左右端近傍において他側方向から折れ曲
がり、センターラインX−Xを横断してその他側に延
び、更に該一括排気ノズル10に接続するように延びる
左右の延長枠部11b1,11b1に形成し全体として
略方形状の囲枠11bとし、その内部を略方形状の共通
の排気用空間13bに形成するようにしてもよい。かく
して、該排気口7,7,…により排気されたガスは、広
い方形の共通の排気用空間13bを介してその他側の該
防爆フィルター9に達する間にその周囲の壁面に酸霧が
付着し除去されるので、該防爆フィルター9の酸霧によ
り濡れて防爆機能の低下を防止でき、長期に亘り防爆機
能を維持できる。また、該成形囲枠11bを利用し、そ
の1側の外側枠部とその他側の枠部に、その中央の該一
括排気ノズル10の左右に一対の提げ手取付用の取付部
14,14を設け、これに一対の提げ手15,15を取
り付けるときは、手で搬送し得る防爆型密閉蓄電池に構
成することができる。尚、提げ手15,15の把手部1
5a,15aは、該排気覆板12に形成した凹溝12a
に収容するようにした。
【0009】図示の実施例では、該蓋板6aに、該略方
形状囲枠11bの内部に、該T字状囲枠11aを組み込
んだ両囲枠11a,11bを突設したものに構成し、上
記の夫々の作用、効果を有するものに構成した。図面で
16は、合成樹脂成形により筒状の一括排気ノズル10
と一体にその外周に設けた排気ホース接続用の円環状挿
着用孔を示す。正極柱P及び負極柱Nは蓋板6aの他側
に、これら極柱P,Nに接続された正極端子PT及び負
極端子NTは、蓋板6aの幅方向の中央に、即ち、該セ
ンターラインX−X上に配設されている。
形状囲枠11bの内部に、該T字状囲枠11aを組み込
んだ両囲枠11a,11bを突設したものに構成し、上
記の夫々の作用、効果を有するものに構成した。図面で
16は、合成樹脂成形により筒状の一括排気ノズル10
と一体にその外周に設けた排気ホース接続用の円環状挿
着用孔を示す。正極柱P及び負極柱Nは蓋板6aの他側
に、これら極柱P,Nに接続された正極端子PT及び負
極端子NTは、蓋板6aの幅方向の中央に、即ち、該セ
ンターラインX−X上に配設されている。
【0010】かくして、図示の本発明の蓄電池の構成に
よれば、該防爆フィルター9及び該一括排気ノズル10
は、排気口7,7,…の位置する1側とは反対側の遠い
位置に在るので、充電中において、電池内に発生するガ
スがこれら排気口7,7,…から排出され、その防爆フ
ィルター9に到達する間に、ガス中に含有する酸霧の除
去が良好に行われ、該防爆フィルター9は酸霧で濡れて
目詰まりする危険性を著しく低減でき、防爆効果延長を
もたらし、一層安全な密閉蓄電池をもたらす。また、該
防爆フィルター9を通過して蓄電池を正,負極端子を上
位に来るように横置して使用した場合、該一括排気ノズ
ル10も上に向くので、該ノズル10から電解液が外部
に漏出する心配は全くなくなり、安全に使用できる。ま
た、必要に応じ、蓄電池の運搬は、手に提げて取り扱う
ことができる。
よれば、該防爆フィルター9及び該一括排気ノズル10
は、排気口7,7,…の位置する1側とは反対側の遠い
位置に在るので、充電中において、電池内に発生するガ
スがこれら排気口7,7,…から排出され、その防爆フ
ィルター9に到達する間に、ガス中に含有する酸霧の除
去が良好に行われ、該防爆フィルター9は酸霧で濡れて
目詰まりする危険性を著しく低減でき、防爆効果延長を
もたらし、一層安全な密閉蓄電池をもたらす。また、該
防爆フィルター9を通過して蓄電池を正,負極端子を上
位に来るように横置して使用した場合、該一括排気ノズ
ル10も上に向くので、該ノズル10から電解液が外部
に漏出する心配は全くなくなり、安全に使用できる。ま
た、必要に応じ、蓄電池の運搬は、手に提げて取り扱う
ことができる。
【0011】尚、該防爆フィルター9は、図1及び図3
に明らかなように、対向する該枠部11a1,11a1
の端部に設けた円筒状壁17内に水平状態に嵌装せしめ
て設け、円筒状壁17の上端に該排気覆板12の裏面か
ら突出させた1側に通気孔12bをもつ円筒状壁12c
を当接し、該排気覆蓋12の裏面に左右一対の下垂導壁
18,18を該枠部11a1,11a1の上端に当接せ
しめ、該一括排気用案内用凹溝12a1の上方に追加の
一括排気案内用凹溝18aを形成し、共通の排気ガスを
追加の該一括排気案内用凹溝18aを通過させ、該防爆
フィルター9の上方から下方へ通過させるように構成す
る。然るときは、酸霧の捕集が更に向上する。尚、更に
該左右一対の枠部11a1,11a1の内面に左右に所
定間隙存して交互に複数の邪魔板19,19を突設する
ときは、更に酸霧の除去を良好に行うことができ、該防
爆フィルター9の濡れを防止することができる。
に明らかなように、対向する該枠部11a1,11a1
の端部に設けた円筒状壁17内に水平状態に嵌装せしめ
て設け、円筒状壁17の上端に該排気覆板12の裏面か
ら突出させた1側に通気孔12bをもつ円筒状壁12c
を当接し、該排気覆蓋12の裏面に左右一対の下垂導壁
18,18を該枠部11a1,11a1の上端に当接せ
しめ、該一括排気用案内用凹溝12a1の上方に追加の
一括排気案内用凹溝18aを形成し、共通の排気ガスを
追加の該一括排気案内用凹溝18aを通過させ、該防爆
フィルター9の上方から下方へ通過させるように構成す
る。然るときは、酸霧の捕集が更に向上する。尚、更に
該左右一対の枠部11a1,11a1の内面に左右に所
定間隙存して交互に複数の邪魔板19,19を突設する
ときは、更に酸霧の除去を良好に行うことができ、該防
爆フィルター9の濡れを防止することができる。
【0012】
【発明の効果】このように本発明によるときは、電槽蓋
の蓋板面に、そのセンターラインの1側に排気口を配設
し、その他側に防爆フィルターと一括排気ノズルを設
け、これら排気口を囲繞し且つ該一括排気ノズルに接続
する囲枠を突設し、該囲枠にその内部空間の上面を被覆
する排気覆板を施したので、これら排気口から該防爆フ
ィルターまでの距離は長くなり、充電時、排気口より排
出されるガス中の酸霧の除去効果が向上し、該防爆フィ
ルターが濡れにくゝなり、防爆機能が容易に損なわれる
ことがなく、防爆型密閉蓄電池の使用寿命を向上でき
る。この場合、該囲枠をT字状とするときは、酸霧の除
去が更に向上する。また、該囲枠を方形状とし、これに
提げ手を取り付けるときは、防爆型密閉蓄電池を手に提
げて搬送できる。
の蓋板面に、そのセンターラインの1側に排気口を配設
し、その他側に防爆フィルターと一括排気ノズルを設
け、これら排気口を囲繞し且つ該一括排気ノズルに接続
する囲枠を突設し、該囲枠にその内部空間の上面を被覆
する排気覆板を施したので、これら排気口から該防爆フ
ィルターまでの距離は長くなり、充電時、排気口より排
出されるガス中の酸霧の除去効果が向上し、該防爆フィ
ルターが濡れにくゝなり、防爆機能が容易に損なわれる
ことがなく、防爆型密閉蓄電池の使用寿命を向上でき
る。この場合、該囲枠をT字状とするときは、酸霧の除
去が更に向上する。また、該囲枠を方形状とし、これに
提げ手を取り付けるときは、防爆型密閉蓄電池を手に提
げて搬送できる。
【図1】 本発明実施の1例の防爆型密閉蓄電池の排気
覆板の半部を裁除した平面図。
覆板の半部を裁除した平面図。
【図2】 図1のII−II線裁断面図。
【図3】 図1のIII−III線裁断面図。
【図4】 図1のIV−IV線裁断面図。
【図5】 図1のV−V線裁断面図。
【図6】 従来の防爆型密閉蓄電池の排気覆板の半部を
裁除した平面図。
裁除した平面図。
1 モノブロック電槽 2 仕切壁 3 セル室 4 極板群 5 電池電槽 6 電槽蓋 6a 蓋板 X−X 蓋板面
のセンターライン 7 排気口 8 安全弁 9 防爆フィルター 10 一括排気
ノズル 11 囲枠 11a T字状
囲枠 11a1,11a1 延長枠部 11b 略方形
状囲枠 11b1,11b1 延長枠部 12 排気覆板 13 共通の排気用空間 13a T字状囲枠内の共通の排気用空間 13b 略方形状囲枠内の共通の排気用空間
のセンターライン 7 排気口 8 安全弁 9 防爆フィルター 10 一括排気
ノズル 11 囲枠 11a T字状
囲枠 11a1,11a1 延長枠部 11b 略方形
状囲枠 11b1,11b1 延長枠部 12 排気覆板 13 共通の排気用空間 13a T字状囲枠内の共通の排気用空間 13b 略方形状囲枠内の共通の排気用空間
Claims (5)
- 【請求項1】 夫々のセル室内に極板群を収容したモノ
ブロック電池電槽の上面に施された電槽蓋に、その蓋板
面のセンターラインの1側に夫々のセル室に対応する位
置に排気口を配設すると共に夫々の排気口に安全弁を装
着し、該センターラインの他側に防爆フィルターと一括
排気ノズルを設け、これら排気口を囲繞し且つセンター
ラインを横断して該一括排気ノズルに接続する囲枠を突
設し、該囲枠に該囲枠内の共通の排気用空間の上面を被
覆する排気覆板を施したことを特徴とする防爆型密閉蓄
電池。 - 【請求項2】 該囲枠はT字状である請求項1記載の防
爆型密閉蓄電池。 - 【請求項3】 該囲枠は方形状である請求項1記載の防
爆型密閉蓄電池。 - 【請求項4】 該囲枠は、T字状囲枠と方形状囲枠の組
み合わせである請求項1,2又は3記載の防爆型密閉蓄
電池。 - 【請求項5】 該方形状囲枠に提げ手を取り付けて成る
請求項1,3又は4記載の防爆型密閉蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02423297A JP3547576B2 (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 防爆型密閉蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02423297A JP3547576B2 (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 防爆型密閉蓄電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10208721A true JPH10208721A (ja) | 1998-08-07 |
JP3547576B2 JP3547576B2 (ja) | 2004-07-28 |
Family
ID=12132522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02423297A Expired - Fee Related JP3547576B2 (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 防爆型密閉蓄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3547576B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103427062A (zh) * | 2012-05-17 | 2013-12-04 | 凹凸电子(武汉)有限公司 | 电池组以及用电设备 |
JP2014197514A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 株式会社Gsユアサ | 蓄電装置 |
JP2021086700A (ja) * | 2019-11-27 | 2021-06-03 | 古河電池株式会社 | ハンドル付き鉛蓄電池 |
-
1997
- 1997-01-23 JP JP02423297A patent/JP3547576B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103427062A (zh) * | 2012-05-17 | 2013-12-04 | 凹凸电子(武汉)有限公司 | 电池组以及用电设备 |
JP2014197514A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 株式会社Gsユアサ | 蓄電装置 |
JP2021086700A (ja) * | 2019-11-27 | 2021-06-03 | 古河電池株式会社 | ハンドル付き鉛蓄電池 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3547576B2 (ja) | 2004-07-28 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040127 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040317 |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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