JPH10208284A - 光ヘッド - Google Patents

光ヘッド

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JPH10208284A
JPH10208284A JP9012450A JP1245097A JPH10208284A JP H10208284 A JPH10208284 A JP H10208284A JP 9012450 A JP9012450 A JP 9012450A JP 1245097 A JP1245097 A JP 1245097A JP H10208284 A JPH10208284 A JP H10208284A
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JP
Japan
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light
semiconductor laser
prism
polarizing film
photodetector
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Application number
JP9012450A
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English (en)
Inventor
Osamu Nakano
治 中野
Toshiaki Suzuki
稔明 鈴木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相対湿度の変化に影響されることなく、半導
体レーザの出射パワーを常に所望のパワーに高精度で制
御でき、情報の記録や再生を常に安定して行うことがで
きる光ヘッドを提供する。 【解決手段】 半導体レーザ21と、この半導体レーザ
21からの出射光が入射する第1の面22a を有する光学素
子22と、この光学素子22の第1の面22a に設けた偏光膜
30と、この偏光膜30を反射または透過する半導体レーザ
21からの出射光を記録媒体31にスポットとして照射する
集光手段25と、半導体レーザ21からの出射光を制御する
ために、偏光膜30を透過または反射する半導体レーザ21
からの出射光を受光する光検出器35とを有する光ヘッド
において、少なくとも偏光膜30を有する光学素子22を、
窒素等の不活性ガスで気密封止(41,42,43)したことを特
徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスク、光
磁気ディスク等の記録媒体に対して情報の記録および再
生の少なくとも一方を行うための光ヘッドに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、光磁気記録媒体に記録された情
報を再生する光ヘッドにおいては、半導体レーザからの
出射光を、対物レンズを経て光磁気記録媒体にスポット
状に照射し、この光磁気記録媒体で反射される戻り光
を、偏光方向が互いに直交する二つの光束に分離して、
それらの光束の強度変化から光磁気信号を検出する必要
があると共に、その光磁気信号を常に正確に検出するた
めに、半導体レーザからの出射光のパワーをほぼ一定に
制御する必要がある。
【0003】このような光ヘッドとして、本願人は、例
えば、図6および図7に示すようなものを既に開発して
いる(特願平7−197316号)。この光ヘッドにお
いては、半導体レーザ1からの光ビームを、一軸性複屈
折結晶プリズム2の第1の面(斜面)2aに設けた、S
偏光成分の反射率が50%以上で、P偏光成分の透過率
が80%以上の特性を有する偏光膜3にS偏光で入射さ
せ、該偏光膜3で反射される光ビームを回折素子4に入
射させている。回折素子4には、透明基板4aの偏光膜
3側とは反対側の表面に、瞳分割してホログラム領域4
b,4cを形成し、これらホログラム領域4b,4cを
透過する0次光を対物レンズ5により集束して、光磁気
記録媒体6にスポット状に照射するようにしている。こ
こで、ホログラム領域4bは直線状パターンで形成さ
れ、ホログラム領域4cはわずかな曲率を有するパター
ンで形成され、両領域は光磁気記録媒体6の情報トラッ
ク方向(x方向)と平行な分割線で瞳分割されている。
【0004】また、光磁気記録媒体6で反射される戻り
光は、対物レンズ5を経て回折素子4に入射させて、ホ
ログラム領域4b,4cでそれぞれ0次光と±1次回折
光とに分離し、それぞれの0次光は偏光膜3に入射さ
せ、ホログラム領域4bの±1次回折光は、それぞれ光
検出器7a,7bで分離して受光し、ホログラム領域4
cの±1次回折光は、わずかな曲率をもったパターンの
作用により、光軸方向に互いに逆方向の像点移動を与え
て、それぞれ光検出器8−1,8−2で分離して受光す
るようにしている。ここで、光検出器8−1および8−
2は、それぞれ光磁気記録媒体8の情報トラック方向と
直交する方向(y方向)の分割線で3分割された受光領
域8a,8b,8cおよび8d,8e,8fをもって構
成されている。
【0005】ホログラム領域4b,4cを0次光で透過
して偏光膜3に入射する戻り光は、プリズム2の第1の
面2aを屈折透過させて常光と異常光とに分離し、これ
ら常光および異常光をプリズム2の底面2bから出射さ
せて、それぞれ光検出器9a,9bで分離して受光する
ようにしている。なお、プリズム2は、一軸性複屈折結
晶の光学軸2cの方向が、戻り光の光軸に垂直な面内
で、S偏光方向に対して45°傾いた方向となってい
る。
【0006】上記の光検出器7a,7b,8−1,8−
2および9a,9bは、同一半導体基板10に形成さ
れ、プリズム2は、半導体基板10の光検出器9a,9
b上に取り付けられ、半導体レーザ1は、半導体基板1
0上に設けた金属または半導体よりなる台11に取り付
けている。また、半導体基板10は、回折素子4のホロ
グラム領域4cで分離される戻り光の+1次回折光が、
例えば光検出器8−1の前方で焦点を結び、−1次回折
光が光検出器8−2の後方で焦点を結び、かつ、0次光
のプリズム2による常光および異常光の屈折により発生
する非点収差の焦線位置近傍に光検出器9a,9bが位
置するように配置され、これにより光検出器7a,7b
および8−1,8−2の出力に基づいてフォーカスエラ
ー信号およびトラッキングエラー信号を、また、光検出
器9a,9bの出力に基づいて光磁気信号を検出するよ
うにしている。
【0007】すなわち、光検出器8−1,8−2の受光
領域8a〜8c,8d〜8fのそれぞれの出力をIa〜
Ic,Id〜Ifとするとき、フォーカスエラー信号F
ESは、ビームサイズ法を用いて、 FES=(Ia+Ie+Ic)−(Id+Ib+If) により得、トラッキングエラー信号TESは、光検出器
7a,7bの出力をそれぞれI1,I2とするとき、プ
ッシュプル法を用いて、 TES=(Ia+Ib+Ic+Id+Ie+If)−
(I1+I2) により得るようにしている。また、光検出器9a,9b
のそれぞれの出力をJa,Jbとするとき、光磁気信号
Sは、 S=Ja−Jb により得るようにしている。
【0008】図6に示す光ヘッドにおいては、図7に部
分詳細図をも示すように、偏光膜3に入射する半導体レ
ーザ1からの出射光のうち、偏光膜3を透過し、さらに
プリズム2の第1の面2aを屈折透過して、プリズム2
の底面2bから出射される光束(常光と異常光とに分離
される光束を略して1本の光線で示す)を受光するよう
に、半導体基板10に光検出器12を形成し、この光検
出器12の出力に基づいて、半導体レーザ1の出射光を
所望のパワーとなるように制御するようにしている。
【0009】また、他の光ヘッドとして、図6に示す構
成において、半導体レーザ1の出射光のパワーを制御す
るための光検出器12を、図8に部分詳細図を示すよう
に、偏光膜3に入射する半導体レーザ1からの出射光の
うち、偏光膜3を透過し、さらにプリズム2の第1の面
2aを屈折透過して、プリズム2の第2の面2dから出
射される光束を受光するように、半導体基板10に形成
したものも提案している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らによる種々の検討によれば、上記の光ヘッドにおい
ては、以下に説明するような改良すべき点があることが
判明した。すなわち、プリズム2の第1の面2aに設け
る偏光膜3の製膜法としては、量産性、コスト等の面か
ら真空蒸着法を用いるのが一般的である。この真空蒸着
法の場合、大気中の相対湿度の変化に対し、大気に晒さ
れている偏光膜3の気孔に水分子が出入りすることで、
偏光膜3の屈折率が変化し、膜特性が変化することが知
られている。
【0011】図9は、一般的なコーティング膜(多層
膜)の水分進入モデルを説明するためのもので、図9
(a)は平面図、図9(b)は断面図、図9(c)は透
過率特性をそれぞれ示すものである。このモデルは、ガ
ラス基板15上に、L(低屈折率材料)とH(高屈折率
材料)とを交互にコーティングしてなる多層膜16を有
するビームスプリッタの多層膜16の表面から、気孔1
7を介して順次水分が侵入して、よりガラス基板15側
の膜まで吸水した状態を示している。この場合、図9
(a)に示す吸水状態A,B,C,Dの各部分に対応す
る反射率特性は、図9(c)に同一符号の曲線A,B,
C,Dで示すようになる。
【0012】図9(c)から明らかなように、よりガラ
ス基板15側の膜まで吸水すると、狭帯域フィルタの波
長変化が大きくなる。つまり、多層膜16の表面側Dと
ガラス基板15側Aとでは急激な屈折率変化の分布が生
じ、多層膜16の反射率特性が吸放水時で過度的に変化
することになる。
【0013】このため、図7および図8において、偏光
膜3を真空蒸着法により形成した場合には、その反射率
が外気の相対湿度の変化によって変動して、光検出器1
2に入射する光量が変化し、これがため、その出力に基
づいて半導体レーザ1の出射パワーを制御(オートマチ
ック・パワー・コントロール)すると、外気の相対湿度
の変化により光検出器12の出力が変化して、実際の出
射パワーが変動することになる。この半導体レーザ1の
出射パワーの変化量ΔPは、例えば、偏光膜3のS偏光
成分の反射率をRsとし、相対湿度変化による反射率の
変化をΔrとすると、 ΔP={(Rs+Δr)(1−Rs)}/{Rs(1−
Rs−Δr)}−1 で表すことができる。したがって、Rs=50%、反射
率の変化を50%から53%(Δr=3%)とすると、
ΔPは、ほぼ+12.8%となり、情報の記録再生を安
定して行えない場合がある。
【0014】この発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、相対湿度の変化に影響されることなく、半導体レ
ーザの出射パワーを常に所望のパワーに高精度で制御で
き、したがって情報の記録や再生を常に安定して行い得
るよう適切に構成した光ヘッドを提供することを目的と
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る光ヘッドは、半導体レーザと、この
半導体レーザからの出射光が入射する第1の面を有する
光学素子と、この光学素子の前記第1の面に設けた偏光
膜と、この偏光膜を反射または透過する前記半導体レー
ザからの出射光を記録媒体にスポットとして照射する集
光手段と、前記半導体レーザからの出射光を制御するた
めに、前記偏光膜を透過または反射する前記半導体レー
ザからの出射光を受光する光検出器とを有する光ヘッド
において、少なくとも前記偏光膜を有する前記光学素子
を、窒素等の不活性ガスで気密封止したことを特徴とす
るものである。
【0016】前記光学素子はプリズムからなり、その第
1の面に前記偏光膜を設けて、該偏光膜で反射される前
記半導体レーザからの出射光を前記集光手段に導き、前
記偏光膜を透過し、前記プリズムの第1の面を屈折透過
する前記半導体レーザからの出射光を、前記プリズムの
第2の面で全反射させて前記光検出器に導くよう構成す
るのが、光の利用効率を高めると共に、プリズム自体の
小型、低コスト化を図り、かつ装置全体の小型化を図る
点で好ましい。
【0017】前記光検出器は、入射光の強度分布のピー
ク位置から両側に外れて位置する少なくとも2つの受光
領域を有するのが、設置誤差等に影響されることなく、
変動の少ない出力を得る点で好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。図1および図2は、こ
の発明の一実施形態を示すものである。この光ヘッド
は、半導体レーザ21、光学素子を構成する一軸性複屈
折結晶としてのニオブ酸リチウムからなるプリズム2
2、回折素子23、コリメータレンズ24、集光手段と
しての対物レンズ25、パラレルプリズム26−1,2
6−2、および複数の光検出器を形成した半導体基板2
7を有する。なお、図2では、パラレルプリズム26−
1,26−2の図示を省略してある。半導体レーザ21
は、金属、半導体または絶縁体よりなる台28を介して
ベース29上に設ける。このベース29上には、半導体
基板27をも設け、半導体レーザ21から半導体基板2
7に対して水平方向にレーザ光を出射させる。
【0019】プリズム22およびパラレルプリズム26
−1,26−2は、半導体基板27上に接着して設け
る。プリズム22には、その第1の面(斜面)22a
に、S偏光成分の反射率が50%以上で、P偏光成分の
透過率が80%以上の特性を有する偏光膜30を設け、
この偏光膜30に、半導体レーザ21からの出射光を、
入射角がほぼ45°で入射させて、半導体基板27のほ
ぼ法線方向(z方向)に反射する光と、偏光膜30を透
過し、プリズム22の第1の面22aを屈折透過する光
とに分離する。なお、偏光膜30は、半導体レーザ21
から発散光が入射するため、入射角依存性が少なくなる
ように構成する。
【0020】偏光膜30でz方向に反射される半導体レ
ーザ21からの光は、回折素子23に入射させる。ま
た、偏光膜30を透過し、プリズム22の第1の面22
aを屈折透過する半導体レーザ21からの光は、プリズ
ム22の第2の面22bで全反射させた後、その底面2
2cを透過させて、半導体基板27に形成した所定の光
検出器で受光する。このため、この実施形態では、プリ
ズム22を、その第1の面22aと第2の面22bとが
挟む頂角が90°となるように形成する。
【0021】このようにプリズム22を形成すれば、ニ
オブ酸リチウムの屈折率は2.24で、臨界角は26.
5°となるので、第1の面22aに45°の入射角で入
射する光束の中心光線(主光線)は、第2の面22bに
ほぼ71.6°の入射角で入射して全反射される。ま
た、第2の面22bに臨界角26.5°で入射する光線
は、第1の面22aにほぼ88.2°の入射角で入射す
る光線となるので、半導体レーザ21からの拡がりをも
つ発散光束の全てが、第2の面22bで全反射さするこ
とになる。したがって、第1の面22aを屈折透過する
半導体レーザ21からの光を、光量ロスを生じることな
く、所定の光検出器で受光することが可能となる。
【0022】回折素子23には、プリズム22側とは反
対側の透明基板23aの表面に、記録媒体31の情報ト
ラック方向(x方向)と平行な分割線で瞳分割してホロ
グラム領域23b,23cを形成する。図3に平面図を
も示すように、ホログラム領域23bは、ここでの±1
次回折光に互いに異なるフォーカルパワーを与えるよう
に同心円状のパターン形状で構成し、ホログラム領域2
3cは、直線状のパターン形状で構成する。
【0023】半導体レーザ21から出射され、偏光膜3
0で反射されて回折素子23のホログラム領域23b,
23cに入射した光は、それらの0次光をコリメータレ
ンズ24で平行光束とした後、対物レンズ25により集
束して、記録媒体31、この実施形態では光磁気記録媒
体にスポット状に照射する。
【0024】光磁気記録媒体31で反射される戻り光
は、対物レンズ25およびコリメータレンズ24を経て
回折素子23に入射させ、そのホログラム領域23bで
回折される±1次回折光に、互いに異なるフォーカルパ
ワーを与えて、これら±1次回折光をパラレルプリズム
26−1,26−2を経て半導体基板27に形成した所
定の光検出器で受光する。また、ホログラム領域23c
で回折される±1次回折光も、同様に、パラレルプリズ
ム26−1,26−2を経て半導体基板27に形成した
所定の光検出器で受光する。ここで、パラレルプリズム
26−1,26−2は、例えば、各々の厚さ(高さ)を
d、屈折率をnとする。
【0025】また、光磁気記録媒体31からの戻り光の
うち、ホログラム領域23b,23cでのそれぞれの0
次光は、偏光膜30に入射させ、該偏光膜30を透過す
る戻り光を、プリズム22の第1の面22aを屈折透過
させて常光と異常光とに分離し、これら常光および異常
光をプリズム22の底面22cを経て半導体基板27に
形成した所定の光検出器で受光する。なお、プリズム2
2を構成する一軸性複屈折結晶の光学軸22dの方向
は、戻り光の光軸に垂直な面内で、S偏光に対して実質
的に45°傾いた方向とする。また、プリズム22の底
面22cには、プリズム22と半導体基板27との接合
に用いる接着剤の屈折率を考慮した反射防止膜のコーテ
ィングを施すことで、プリズム22の底面22cでの反
射を防止するようにする。
【0026】図4は、半導体基板27の平面図を示すも
のである。この半導体基板27には、半導体レーザ21
から出射され、偏光膜30を透過し、さらにプリズム2
2の第1の面22aを屈折透過して第2の面22bで全
反射されて底面22cを透過する光を受光する光検出器
35と、光磁気記録媒体31で反射される戻り光のう
ち、回折素子23のホログラム領域23bで回折される
±1次回折光を、パラレルプリズム26−1,26−2
を経てそれぞれ受光する光検出器36−1,36−2、
ホログラム領域23cで回折される±1次回折光を、パ
ラレルプリズム26−1,26−2を経てそれぞれ受光
する光検出器37−1,37−2、およびホログラム領
域23b,23cを0次光で透過し、偏光膜30を透過
してプリズム22で常光と異常光とに分離される光を受
光する光検出器38とを形成する。さらに、この実施形
態では、例えば、ホログラム23b,23cでの±1次
回折光以外の高次の回折光等の迷光が、光検出器35,
36−1,36−2,37−1,37−2および38の
出力にリークしないようにするため、これら検出器を形
成した領域以外の半導体基板27のほぼ全面に光検出器
39を形成する。
【0027】ここで、光検出器35は、光磁気記録媒体
31の情報トラックと垂直な方向(y方向)に3分割し
た受光領域35a,35b,35cをもって構成する。
また、光検出器36−1,36−2は、それぞれy方向
の分割線で分割した3分割受光領域36a,36b,3
6c;36d,36e,36fをもって構成する。さら
に、光検出器38は、プリズム22による常光および異
常光を分離して受光するため、2つの受光領域38a,
38bをもって構成する。なお、この光検出器38は、
プリズム22による常光および異常光の屈折により発生
する非点収差の焦線位置近傍に位置するように、半導体
基板27に形成する。
【0028】この実施形態では、光磁気記録媒体31か
らの戻り光のうち、ホログラム領域23bで回折される
+1次回折光を光検出器36−1に入射させ、−1次回
折光を光検出器36−2に入射させると共に、その+1
次回折光は光検出器36−1の前方に、−1次回折光は
光検出器36−2の後方にそれぞれ焦点位置を有するよ
うにする。また、第2のホログラム領域23cで回折さ
れる+1次回折光は光検出器37−1に入射させ、−1
次回折光は光検出器37−2に入射させる。
【0029】さらに、この実施形態では、図1に示すよ
うに、ベース29をステム41上に固定すると共に、ベ
ース29上に設けられた部品一式、すなわち半導体レー
ザ21、偏光膜30を設けたプリズム22、パラレルプ
リズム26−1,26−2、各種の光検出器を形成した
半導体基板27および台28を含むユニットを覆うよう
に、ステム41にキャップ42を設け、これらステム4
1にキャップ42で囲まれた空間に窒素ガスを注入した
後、キャップ42の上部を封止用カバーガラス43で密
閉する。なお、回折素子23は、封止用カバーガラス4
3上に取り付ける。
【0030】以下、この実施形態の動作を説明する。こ
の実施形態では、半導体レーザ21からの出射光を、偏
光膜30を設けたプリズム22の第1の面22aにS偏
光で入射させる。このように、S偏光で入射させると、
偏光膜20はS偏光成分の反射率が50%以上、P偏光
成分の透過率が80%以上の特性を有するので、その5
0%以上が反射されて、封止用カバーガラス43を経て
回折素子23のホログラム領域23b,23cに入射す
ることになる。これらホログラム領域23b,23cに
入射した半導体レーザ21からの出射光は、70%以上
が0次光として透過し、その0次光がコリメータレンズ
24で平行光とされた後、対物レンズ25により光磁気
記録媒体31にスポットとして照射される。
【0031】また、偏光膜30を透過する半導体レーザ
21からの光は、プリズム22を経て光検出器35で受
光され、その出力に基づいて半導体レーザ21の出射パ
ワーが所望のパワーとなるように制御される。この実施
形態では、光検出器35に入射する入射光の強度分布の
ピーク位置から両側に外れて位置する受光領域35a,
35cの出力を加算して、半導体レーザ21の出射光の
パワーを制御する。
【0032】光磁気記録媒体31で反射される戻り光
は、再び対物レンズ25で集光され、コリメータレンズ
24を経て回折素子23のホログラム領域23b,23
cに入射し、その70%以上が0次光で透過し、残りの
一部が±1次回折光となる。ここで、ホログラム領域2
3bでの+1次回折光は、封止用カバーガラス43およ
び半導体基板27上に設けたパラレルプリズム26−1
を透過して、0次光に対し、d×(n−1)の光路差を
もって光検出器36−1の前方に焦点を結んで、受光領
域36a〜36cに入射する。また、−1次回折光は、
同様に封止用カバーガラス43および半導体基板27上
に設けたパラレルプリズム26−2を透過して、0次光
に対し、d×(n−1)の光路差をもって光検出器36
−2の後方に焦点を結んで、受光領域36d〜36fに
入射する。
【0033】同様に、ホログラム領域23cでの+1次
回折光は、封止用カバーガラス43およびパラレルプリ
ズム26−1を透過して、0次光に対し、d×(n−
1)の光路差をもって光検出器37−1に入射し、−1
次回折光は、封止用カバーガラス43およびパラレルプ
リズム26−2を透過して、0次光に対し、d×(n−
1)の光路差をもって光検出器37−2に入射する。
【0034】したがって、フォーカスエラー信号FES
は、受光領域36a〜26fのそれぞれの出力をIa〜
1fとすると、ビームサイズ法を用いて、 FES=(Ia+1e+1c)−(1d+Ib+1f) により得ることができる。また、トラッキングエラー信
号TESは、光検出器37−1,37−2のそれぞれの
出力をI1,I2とすると、プッシュプル法により、 TES=(Ia+Ib+1c+1d+1e+1f)−
(I1+I2) により得ることができる。
【0035】また、ホログラム領域23b,23cを0
次光で透過する光磁気記録媒体31からの戻り光は、封
止用カバーガラス43を経て再び偏光膜30に入射す
る。ここで、光磁気記録媒体31には、情報が磁化の方
向として記録されているので、光磁気記録媒体31で反
射される戻り光の偏光方向は、磁化の方向に応じて反対
方向にわずかに回転したものとなる。したがって、再び
偏光膜30に入射する光磁気記録媒体31からの戻り光
は、P偏光成分を含むことになる。この光磁気記録媒体
31からの戻り光は、偏光膜30の作用により、S偏光
成分の50%未満がプリズム22の第1の面22aを屈
折透過し、P偏光成分の80%以上がプリズム22の第
1の面22aを屈折透過して、一軸性複屈折結晶の作用
により常光と異常光とに分離され、プリズム22の底面
22cから出射される。
【0036】プリズム22の底面22cから出射される
常光および異常光は、プリズム22の第1の面22aを
屈折透過することで、非点収差およびコマ収差が発生
し、その非点収差により常光および異常光が焦線状に結
像する位置近傍に配置された光検出器38の受光領域3
8aおよび受光領域38bにそれぞれ入射する。ここ
で、プリズム22を構成する一軸性複屈折結晶の光学軸
22dは、光磁気記録媒体31からの戻り光の光軸に垂
直な面内で、S偏光方向に対して実質的に45°傾いて
いるので、戻り光の偏光方向は、光学軸22dに対して
角度が変化し、常光および異常光の強度が変化すること
になる。したがって、この強度変化を受光領域38a,
38bで検出すれば、光磁気記録媒体31に記録された
情報に対応する光磁気信号を得ることができる。すなわ
ち、光検出器38の受光領域38a,38bのそれぞれ
の出力をJa,Jbとすると、光磁気信号Sは、 S=Ja−Jb により得ることができる。
【0037】この実施形態によれば、ベース29上に設
けられた偏光膜30を有するプリズム22を含むユニッ
トを、ステム41、キャップ42および封止用カバーガ
ラス43により、窒素ガス雰囲気中に気密に封止するよ
うにしたので、その封止時の相対湿度を低くすることに
より、偏光膜30の湿度変化を有効に防止でき、これに
より偏光膜30の反射率および透過率特性を安定に維持
することができる。したがって、光検出器35の受光領
域35a,35cの出力に基づいて、半導体レーザ21
の出射パワーを所望のパワーに安定して制御することが
できるので、記録や再生を常に正確に行うことができ
る。
【0038】ここで、図5に、密閉容積中の温度変化に
対する相対湿度の変化を示すように、温度20℃で相対
湿度を30%にすると、温度55℃では相対湿度が5%
となって、25%の相対湿度変化が生じることになる。
この場合には、相対湿度の変化による偏光膜30の反射
率の変動が大きくなって、光検出器35に入射する光量
が変化し、半導体レーザ21の出射パワーを所望のパワ
ーに正確に制御できなくなる。しかし、温度20℃で相
対湿度を10%にすれば、温度55℃では相対湿度がほ
ぼ2%となって、相対湿度変化はほぼ8%となる。実用
的には、動作温度範囲で、10%以下の相対湿度変化で
あれば、偏光膜30の膜特性が変化しても、光検出器3
5に入射する光量はほとんど変化しないので、キャップ
42内に封入する窒素ガスは、相対湿度変化が動作温度
範囲で10%以下となるように、より好ましくは、封入
時の相対湿度が、温度20℃で10%以下となるように
する。当然キャップ42内における窒素の占める割合が
100%であることが望ましいが、例えば、キャップ4
2内において窒素の占める割合が約99%以上であれ
ば、前述した条件である動作温度範囲で相対湿度変化1
0%以下をクリアすることができる。
【0039】また、この実施形態によれば、プリズム2
2の第1の面22aを屈折透過して第2の面22bに入
射する半導体レーザ21からの発散光束を、該第2の面
22bで全て全反射させて光検出器35に入射させるよ
うにしたので、光の利用効率を高めることができると共
に、プリズム22自体の小型、低コスト化および装置全
体の小型化を図ることができる。
【0040】すなわち、この発明では、図7および図8
に示したと同様に、プリズム22の第1の面22aを屈
折透過する半導体レーザ21からの光を、プリズム22
の底面22cを透過させて光検出器35で受光したり、
プリズム22の第1の面22aを屈折透過する半導体レ
ーザ21からの光を、プリズム22の第2の面22bで
屈折透過させて光検出器35で受光するよう構成するこ
ともできる。しかし、前者の場合には、上述した実施形
態の場合と比較して、プリズム22自体が大きくなり、
その分、コスト高になると共に、装置全体も若干大きく
なることになる。また、後者の場合には、プリズム22
自体は小型にできても、第2の面22bで光が一部反射
してしまうため、光量ロスが生じることになり、また、
その光量ロスを防止するために、第2の面22bに反射
防止膜を設けると、その分、コスト高になることにな
る。したがって、上述した実施形態のように、プリズム
22の第1の面22aを屈折透過する半導体レーザ21
からの光を、第2の面22bで全反射させて光検出器3
5に入射させる構成は、光の利用効率の向上、プリズム
22自体の小型、低コスト化および装置全体の小型化の
点できわめて有効である。
【0041】さらに、上述した実施形態では、半導体レ
ーザ21の出射パワーを制御するための光検出器35
を、y方向に3分割した受光領域35a,35b,35
cをもって構成し、光検出器35に入射する入射光の強
度分布のピーク位置から両側に外れて位置する受光領域
35a,35cの出力を加算して、半導体レーザ21の
出射光のパワーを制御するようにしたので、半導体レー
ザ21と光検出器35とのy方向の相対的位置関係のず
れ(設置誤差)等があっても、半導体レーザ21の出射
パワーを所望のパワーに安定して制御することができ
る。
【0042】すなわち、一般に、半導体レーザからの出
射光を光検出器でモニタして、その出射パワーを制御す
る場合には、ガウス分布状の強度分布をもつ入射光の強
度ピークを含む位置にモニタ用の光検出器を設置するよ
うにしている。この発明においても、上記の光検出器3
5を一つの受光領域をもって構成して、入射光の強度ピ
ークを含む位置に配置し、その出力に基づいて半導体レ
ーザ21の出射パワーを制御することもできるが、この
場合には、設置誤差等による半導体レーザと光検出器と
の相対的位置関係のずれにより、光検出器35への入射
光量がばらついて、半導体レーザ21の出射パワーを所
望のパワーに安定して制御できなくなる場合がある。
【0043】そこで、この実施形態では、上述したよう
に、光検出器35を3つの受光領域35a,35b,3
5cに分割し、該光検出器35に入射する入射光の強度
分布のピーク位置から両側に外れて位置する受光領域3
5a,35cの出力を加算して、半導体レーザ21の出
射光のパワーを制御する。このようにすれば、設置誤差
等による半導体レーザ21と光検出器35との相対的位
置関係のずれにより、受光領域35a〜35cの分割方
向(y方向)に強度分布のずれが生じると、そのずれに
対応して、一方の受光領域35aまたは35cへの入射
光量が減り、他方の受光領域35cまたは35aへの入
射光量が増加することになる。したがって、受光領域3
5a,35cの出力を加算することにより、変動の少な
い加算出力を得ることができるので、半導体レーザ21
と光検出器35とのy方向の相対的位置関係のずれ等に
影響されることなく、半導体レーザ21の出射パワーを
所望のパワーに安定して制御することができることにな
る。なお、この実施形態では、受光領域35bの出力を
用いないので、この受光領域35bは形成しなくてもよ
い。
【0044】また、上述した実施形態では、半導体基板
27上にパラレルプリズム26−1,26−2を設け
て、回折素子23による回折光の光路長を補正するよう
にしたので、パラレルプリズム26−1,26−2の厚
さd、屈折率nを適切に設定することにより、ホログラ
ム領域23b,23cでの±1次回折光の蹴られを生じ
させることなく、回折素子23を薄くして、0次光と±
1次回折光との間に所望の光路差を持たせることができ
る。したがって、それぞれの光検出器36−1,36−
2、37−2,37−2および38を半導体基板27の
同一平面上に形成した構成で、光学設計の自由度を高め
ることができる。
【0045】なお、この発明は上述した実施形態にのみ
限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能
である。例えば、プリズム22は、ニオブ酸リチウムに
限らず、他の一軸性複屈折結晶、例えば、水晶、ルチ
ル、方解石、KDP(KH2 PO4 )、ADP(NH4
2 PO4 )、MgF2 等をもって構成することもでき
る。また、上述した実施形態では、偏光膜30を透過
し、さらにプリズム22の第1の面22aを屈折透過す
る半導体レーザ21からの出射光を受光して、その出射
パワーを制御するようにしたが、偏光膜30で反射され
て光磁気記録媒体31に導かれる半導体レーザ21から
の出射光の一部を光検出器で受光して、その出射パワー
を制御するよう構成することもできる。
【0046】さらに、上述した実施形態では、半導体レ
ーザ21からの出射光を、偏光膜30を設けたプリズム
22の第1の面22aで、光磁気記録媒体31の記録面
に対してほぼ垂直方向に反射させて、光磁気記録媒体3
1に照射するようにしたが、例えば、対物レンズ25と
コリメータレンズ24との間にミラーを設けて、光軸を
90°曲げることもできる。このようにすれば、光ヘッ
ドの薄型が可能になると共に、対物レンズ25およびミ
ラーのみを、光磁気記録媒体31の情報トラックを横切
る方向に移動させるようにすることもでき、これにより
光ヘッド全体を移動させて任意の情報トラックをアクセ
スする場合に比べて、高速アクセスを可能にすることが
できる。また、この発明は、光磁気記録媒体に限らず、
光ディスク等の光記録媒体を用いる場合にも有効に適用
することができる。この場合には、光検出器38の受光
領域38a,38bの出力の和に基づいて光記録媒体に
記録されている情報を検出することができる。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば、光学素子の第1の面
に設けた偏光膜を反射または透過する半導体レーザから
の出射光を光検出器で受光して、該半導体レーザの出射
パワーを制御するようにした光ヘッドにおいて、少なく
とも前記偏光膜を有する前記光学素子を、窒素等の不活
性ガスで気密封止したので、相対湿度の変化に影響され
ることなく、前記半導体レーザの出射パワーを常に所望
のパワーに高精度で制御でき、したがって情報の記録や
再生を常に安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の構成を示す斜視図であ
る。
【図2】同じく、一実施形態の構成を示す図である。
【図3】図1に示す回折素子の平面図である。
【図4】図1に示す半導体基板の平面図である。
【図5】密閉容積中の相対湿度変化を示す図である。
【図6】本出願人が先に提案した光ヘッドの一例の構成
を示す斜視図である。
【図7】図6の部分詳細図である。
【図8】本出願人が先に提案した光ヘッドの他の例の部
分詳細図である。
【図9】一般的なコーティング膜(多層膜)の水分進入
モデルを説明するための図である。
【符号の説明】
21 半導体レーザ 22 プリズム 22a 第1の面 22b 第2の面 22c 底面 23 回折素子 23b,23c ホログラム領域 24 コリメータレンズ 25 対物レンズ 26−1,26−2 パラレルプリズム 27 半導体基板 28 台 29 ベース 30 偏光膜 31 光磁気記録媒体 35,36−1,36−2,37−1,37−2,3
8,39 光検出器 41 ステム 42 キャップ 43 封止用カバーガラス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザと、 この半導体レーザからの出射光が入射する第1の面を有
    する光学素子と、 この光学素子の前記第1の面に設けた偏光膜と、 この偏光膜を反射または透過する前記半導体レーザから
    の出射光を記録媒体にスポットとして照射する集光手段
    と、 前記半導体レーザからの出射光を制御するために、前記
    偏光膜を透過または反射する前記半導体レーザからの出
    射光を受光する光検出器とを有する光ヘッドにおいて、 少なくとも前記偏光膜を有する前記光学素子を、窒素等
    の不活性ガスで気密封止したことを特徴とする光ヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ヘッドにおいて、 前記光学素子はプリズムからなり、その第1の面に前記
    偏光膜を設けて、該偏光膜で反射される前記半導体レー
    ザからの出射光を前記集光手段に導き、前記偏光膜を透
    過し、前記プリズムの第1の面を屈折透過する前記半導
    体レーザからの出射光を、前記プリズムの第2の面で全
    反射させて前記光検出器に導くよう構成したことを特徴
    とする光ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の光ヘッドにおい
    て、 前記光検出器は、入射光の強度分布のピーク位置から両
    側に外れて位置する少なくとも2つの受光領域を有する
    ことを特徴とする光ヘッド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7120107B1 (en) 1999-07-28 2006-10-10 Nec Corporation Optical head for optical recording having a hologram element that generates multiple diffracted light beams of different orders

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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