JPH10207092A - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
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- JPH10207092A JPH10207092A JP1789997A JP1789997A JPH10207092A JP H10207092 A JPH10207092 A JP H10207092A JP 1789997 A JP1789997 A JP 1789997A JP 1789997 A JP1789997 A JP 1789997A JP H10207092 A JPH10207092 A JP H10207092A
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Abstract
感光層の劣化にもとずく異常画像の発生しない優れた安
定性を有する電子写真感光体を得る。 【解決手段】 導電性支持体上に少なくとも下記一般式
(1)で示される化合物と下記一般式(2)で示される
化合物を含有する感光層を設ける。 式中、R1、R2、R3、R4は、水素原子、置換もし
くは無置換の低級アルキル基または置換もしくは無置換
のアリール基を、Ar1は置換もしくは無置換のアリー
ル基を、Ar2は置換もしくは無置換のアリーレン基を
表す。また、Ar1とR1は共同で環を形成してもよ
く、nは0または1の整数である。 式中、R1は、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、
アリールオキシ基、ジアルキルアミノ基、ジアリールア
ミノ基またはハロゲン原子を、R2およびR3は置換も
しくは無置換のアルキル基または置換もしくは無置換の
アリール基を、Arは芳香族炭化水素基または複素環基
を、nは1または2の整数を表す。
Description
関し、詳しくは、特定の電荷輸送材料を組み合わせて使
用した、光感度、印字特性、繰り返し使用特性に優れた
電子写真感光体に関する。
感度を高めるために電荷発生層と電荷輸送層を積層した
機能分離型と呼ばれる感光体が注目され実用化されてい
る。この機能分離型の感光体における静電潜像形成のメ
カニズムは、感光体を帯電した後、光照射すると、光は
電荷発生層により吸収され、光を吸収した電荷発生層は
電荷担体を発生し、この電荷担体は電荷輸送層に注入さ
れ、帯電によって生じている電界にしたがって電荷輸送
層(ないしは感光層)中を移動し、感光体表面の電荷を
中和することにより静電潜像を形成するものである。
いるが、これらを実用化できる優れた電子写真感光体に
するには、感度、受容電位、電位保持性、電位安定性、
残留電位、分光特性に代表される電子写真特性、耐摩耗
性等の機械的耐久性、熱、光、放電生成物等に対する化
学的安定性等、種々の特性が要求される。とりわけ、高
感度で繰り返し安定性に優れたものであることが重要で
あるが、上述したようにある程度の高感度特性は、適切
な電荷発生材料と電荷輸送材料の組合せにより達成する
ことが可能である。
持つことについての検討もなされているが、従来から提
案されている電荷発生材料と電荷輸送材料との組合せに
よっては上記条件の全てを満たすものは得られていなか
った。従って、従来から提案されている電荷発生材料と
電荷輸送材料を使用して、高感度を維持し、かつ、繰り
返し使用による安定性に優れた電子写真感光体の完成が
熱望されていた。
体の膜質を向上させ、感光層膜の劣化による異常画象の
発生を阻止することにより、繰り返し使用によっても優
れた安定性を示し、しかも高感度を維持することができ
る電子写真感光体を提供することである。
に、導電性支持体上に少なくとも下記一般式(1)で示
される化合物と下記一般式(2)で示される化合物を含
有する感光層を設けてなることを特徴とする電子写真感
光体が提供される。
無置換の低級アルキル基または置換もしくは無置換のア
リール基を、Ar1は置換もしくは無置換のアリール基
を、Ar2は置換もしくは無置換のアリーレン基を表
す。また、Ar1とR1は共同で環を形成してもよく、n
は0または1の整数である。
アリールオキシ基、ジアルキルアミノ基、ジアリールア
ミノ基またはハロゲン原子を、R2およびR3は置換もし
くは無置換のアルキル基または置換もしくは無置換のア
リール基を、Arは芳香族炭化水素基または複素環基
を、nは1または2の整数を表す。第二に、導電性支持
体上に少なくとも上記一般式(1)で示される化合物と
下記一般式(3)で示される化合物を含有する感光層を
設けてなることを特徴とする電子写真感光体が提供され
る。
無置換の低級アルキル基または置換もしくは無置換のア
リール基を、Ar1は置換もしくは無置換のアリール基
を、Ar2は置換もしくは無置換のアリーレン基を表
す。また、Ar1とR1は共同で環を形成してもよく、n
は0または1の整数である。
素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン
原子、ニトロ基、アミノ基または低級アルキル基もしく
はベンジル基で置換されたアミノ基を表し、nは1また
は2の整数である。第三に、導電性支持体上に少なくと
も下記一般式(1)で示される化合物と下記一般式
(4)で示される化合物を含有する感光層を設けてなる
ことを特徴とする電子写真感光体が提供される。
無置換の低級アルキル基または置換もしくは無置換のア
リール基を、Ar1は置換もしくは無置換のアリール基
を、Ar2は置換もしくは無置換のアリーレン基を表
す。また、Ar1とR1は共同で環を形成してもよく、n
は0または1の整数である。
基、シアノ基または置換もしくは無置換のアルキル基、
R3、R4は、水素原子、シアノ基、アルコキシカルボニ
ル基または置換もしくは無置換のアルキル基、R5は、
水素原子、低級アルキル基またはアルコキシ基を表す。
Wは、水素原子または置換もしくは無置換のアルキル基
を、jは1〜5、kは1〜4、lは0〜2、mは1また
は2、nは1〜3の整数を表す。第四に、導電性支持体
上に電荷発生材料を主成分とする電荷発生層と少なくと
も下記1〜3で示される化合物の組から選択される一組
を含有する電荷輸送層を積層してなることを特徴とする
電子写真感光体が提供される。 1.一般式(1)で示される化合物と一般式(2)で示
される化合物 2.一般式(1)で示される化合物と一般式(3)で示
される化合物 3.一般式(1)で示される化合物と一般式(4)で示
される化合物 第五に、導電性支持体上に少なくとも電荷発生材料と下
記1〜3で示される化合物の組から選択される一組を含
有する単層の感光層を設けてなることを特徴とする電子
写真感光体が提供される。 1.一般式(1)で示される化合物と一般式(2)で示
される化合物 2.一般式(1)で示される化合物と一般式(3)で示
される化合物 3.一般式(1)で示される化合物と一般式(4)で示
される化合物
らは上記課題に関して検討を重ねた結果、感光層に上記
特定の組合せの電荷輸送材料を用いることにより、繰り
返し使用によっても画質欠陥の発生が抑制され、しかも
優れた電子写真特性を併せもつ電子写真感光体が得られ
ることを見出し、本発明に至った。
説明すると、図1は、本発明における単層感光体を表わ
す断面図であり、導電性支持体11上に、感光層15が
設けられている。図2、図3は、本発明における積層感
光体の構成例を示す断面図であり、電荷発生材料を主成
分とする電荷発生層17と、電荷輸送材料を主成分とす
る電荷輸送層19とが、積層された構成をとっている。
このような単層または積層感光体において、上述した一
般式(1)示される化合物と一般式(2)〜(4)でそ
れぞれ示される化合物から選択された少なくとも1種と
からなる電荷輸送材料が併用して用いられる。
述べる。導電性支持体11としては、体積抵抗1010Ω
cm以下の導電性を示すもの、例えば、アルミニウム、
ニッケル、クロム、ニクロム、銅、銀、金、白金などの
金属、酸化スズ、酸化インジウムなどの金属酸化物を、
蒸着またはスパッタリングにより、フィルム状もしくは
円筒状のプラスチックもしくは紙に被覆したもの、ある
いは、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ス
テンレス等の板およびそれらを素管化後、切削、超仕上
げ、研磨等で表面処理した管等を使用することができ
る。
都合上、先ず電荷発生層17と電荷輸送層19が積層さ
れた構成の場合から述べる。電荷発生層17は、電荷発
生材料を主成分とする層である。電荷発生材料には、無
機および有機材料が用いられ、その代表として、モノア
ゾ顔料、ジスアゾ顔料、トリスアゾ顔料、ペリレン系顔
料、ペリノン系顔料、キナクリドン系顔料、キノン系縮
合多環化合物、スクアリック酸系染料、フタロシアニン
系顔料、ナフタロシアニン系顔料、アズレニウム塩系染
料、セレン、セレン−テルル、セレン−ヒ素合金、アモ
ルファス・シリコン等が挙げられる。
上混合して用いられる。電荷発生層17は、電荷発生材
料を適宜用いられるバインダー樹脂とともに、テトラヒ
ドロフラン、シクロヘキサノン、ジオキサン、2−ブタ
ノン、ジクロルエタン等の適当な溶媒を用いてボールミ
ル、アトライター、サンドミルなどにより分散し、分散
液を塗布することにより形成できる。塗布は、浸漬塗工
法やスプレーコート、ビードコート法などを用いて行な
うことができる。
ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、エポキシ樹
脂、ポリケトン、ポリカーボネート、シリコーン樹脂、
アクリル樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホル
マール、ポリビニルケトン、ポリスチレン、ポリアクリ
ルアミドなどが挙げられ用いられる。適宜用いられるバ
インダー樹脂の量は、電荷発生材料1重量部に対して0
〜2重量部が適当である。
作製法にても設けることができる。電荷発生層17の膜
厚は、0.01〜5μm程度が適当であり、好ましくは
0.1〜2μmである。
インダー樹脂を適当な溶剤に溶解ないし分散し、これを
塗布、乾燥することにより形成できる。また、必要によ
り可塑剤やレべリング剤等を添加することもできる。
示される化合物と一般式(2)〜(4)でそれぞれ示さ
れる化合物から選択された少なくとも1種とが混合して
用いられる。これら化合物の具体例を下記表1〜表39
に挙げる。
示される化合物と一般式(2)〜(4)でそれぞれ示さ
れる化合物から選択された少なくとも1種とが、5:9
5〜95:5の範囲にあると良好な結果が得られる。ま
た、これら電荷輸送材料の使用量は、積層感光体では電
荷輸送層の全構成材料に対して15〜75重量%、好ま
しくは25〜65重量%である。
般式(2)〜(4)でそれぞれ示される化合物から選択
された少なくとも1種とからなる電荷輸送材料のほか
に、さらに公知の電子輸送性電荷輸送材料および/また
は正孔輸送性電荷輸送材料を併用してもよい。
用されるバインダー樹脂としては、ポリスチレン、スチ
レン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリ
エステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリア
リレート、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート、酢酸セ
ルロース樹脂、エチルセルロース樹脂、ポリビニルブチ
ラール、ポリビニルホルマール、ポリビニルトルエン、
アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミ
ン樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹
脂等の熱可塑性または熱硬化性樹脂が挙げられる。
キサン、トルエン、2−ブタノン、モノクロルベンゼ
ン、ジクロルエタン、塩化メチレンなどが用いられる。
が適当である。
剤やレべリング剤を添加してもよい。可塑剤としては、
ジブチルフタレート、ジオクチルフタレートなど一般の
樹脂の可塑剤として使用されているものがそのまま使用
でき、その使用量は、バインダー樹脂に対して0〜30
重量%程度が適当である。レベリング剤としては、ジメ
チルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイ
ルなどのシリコーンオイル類や、側鎖にパーフルオロア
ルキル基を有するポリマーあるいはオリゴマーが使用さ
れ、その使用量はバインダー樹脂に対して、0〜1重量
%が適当である。
いて述べる。この場合に用いられる材料も多くは電荷発
生材料と電荷輸送材料よりなる機能分離型で用いられる
ものと同じものが挙げられる。
式(1)で示される化合物と一般式(2)〜(4)でそ
れぞれ示される化合物から選択された少なくとも1種と
からなる電荷輸送材料を、バインダー樹脂とともに適当
な溶剤に溶解ないし分散し、これを塗布、乾燥すること
によって形成できる。また、必要により可塑剤やレべリ
ング剤等を添加することもできる。バインダー樹脂とし
ては、先に電荷輸送層19で挙げたバインダー樹脂をそ
のまま用いることができるほかに、電荷発生層17で挙
げたバインダー樹脂を混合してもよい。
リカーボネートから形成される共晶錯体に一般式(1)
で示される化合物と一般式(2)〜(4)でそれぞれ示
される化合物から選択された少なくとも1種とからなる
電荷輸送材料を添加した感光層も単層感光層として用い
ることができる。
一般式(2)〜(4)でそれぞれ示される化合物から選
択された少なくとも1種とからなる電荷輸送材料および
バインダー樹脂を主成分としてなり、電荷発生材料を有
効成分として含まない単層感層も青色光〜紫外光に感度
を有する感光体として有用である。
荷輸送材料の混合比は、積層感光層の場合と同様、5:
95〜95:5の範囲が好ましく、その使用量は単層感
光層の全構成材料に対して5ないし75重量%、好まし
くは10〜65重量%である。また、単層感光層の膜厚
は5〜100μmが適当である。
体11と感光層との間に下引き層を設けることができ
る。下引き層は一般に樹脂を主成分とするが、これらの
樹脂はその上に感光層を溶剤でもって塗布することを考
えると、一般の有機溶剤に対して耐溶解性の高い樹脂で
あることが望ましい。このような樹脂としては、ポリビ
ニルアルコール、カゼイン、ポリアクリル酸ナトリウム
等の水溶性樹脂、共重合ナイロン、メトキシメチル化ナ
イロン等のアルコール可溶性樹脂、ポリウレタン、メラ
ミン樹脂、アルキッド−メラミン樹脂、エポキシ樹脂
等、三次元網目構造を形成する硬化型樹脂などが挙げら
れる。
の低減等のために酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化
ジルコニウム、酸化スズ、酸化インジウム等で例示でき
る金属酸化物の微粉末を加えてもよい。これらの下引き
層は、前述の感光層のごとく適当な溶媒、塗工法を用い
て形成することができる。
プリング剤、チタンカップリング剤、クロムカップリン
グ剤等を使用して、例えばゾル−ゲル法等により形成し
た金属酸化物層も有用である。
を陽極酸化にて設けたものや、ポリパラキシリレン(パ
リレン)等の有機物や、SiO、SnO2、TiO2、I
TO、CeO2等の無機物を真空薄膜作製法にて設けた
ものも良好に使用できる。下引き層の膜厚は0〜5μm
が適当である。
の目的で、保護層が感光層の上に設けられることもあ
る。これに使用される材料としては、ABS樹脂、AC
S樹脂、オレフィン〜ビニルモノマー共重合体、塩素化
ポリエーテル、アリル樹脂、フェノール樹脂、ポリアセ
タール、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアクリレ
ート、ポリアリルスルホン、ポリブチレン、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエーテルス
ルホン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、
ポリイミド、アクリル樹脂、ポリメチルペンテン、ポリ
プロピレン、ポリフェニレンオキシド、ポリスルホン、
AS樹脂、AB樹脂、BS樹脂、ポリウレタン、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、エポキシ樹脂等の樹脂
が挙げられる。
的で、ポリテトラフルオロエチレンのようなフッ素樹
脂、シリコーン樹脂およびこれら樹脂に酸化チタン、酸
化スズ、チタン酸カリウム等の無機材料を分散したもの
等を添加することができる。保護層の形成法としては、
通常の塗布法が採用される。なお、保護層の厚さは、
0.5〜10μm程度が適当である。また、以上のほか
に真空薄膜作製法にて形成したi−C、a−SiCなど
公知の材料も保護層として用いることができる。
に別の中間層を設けることも可能である。中間層には、
一般にバインダー樹脂を主成分として用いる。これら樹
脂としては、ポリアミド、アルコール可溶性ナイロン、
水溶性ポリビニルブチラール、ポリビニルブチラール、
ポリビニルアルコールなどが挙げられる。中間層の形成
法としては、前述のごとく通常の塗布法が採用される。
なお、中間層の厚さは0.05〜2μm程度が適当であ
る。
く説明するものであり、本発明が実施例によって制約さ
れるものではない。なお、実施例中の部はすべて重量部
である。先ず電荷輸送材料として一般式(1)および一
般式(2)で示される化合物を併用した場合について、
実施例1から4および比較例1から4により説明する。
の下引層塗工液、電荷発生層塗工液、電荷輸送層塗工液
を順次、塗布・乾燥して各々3μmの下引層、0.2μ
mの電荷発生層、22μmの電荷輸送層を形成し、本発
明の電子写真感光体を作製した。 〔下引層塗工液〕 オイルフリーアルキッド樹脂 (大日本インキ化学社製:べッコライトM6401) 15部 メラミン樹脂 (大日本インキ化学社製:スーパーベッカミンG−821)10部 二酸化チタン(石原産業社製:タイペーク R−670) 50部 2−ブタノン 40部 〔電荷発生層塗工液〕 下記構造式の電荷発生材料 5部
以外は実施例1と同様にして比較例の電子写真感光体を
作製した。 〔電荷輸送層塗工液〕 化合物NO.2−21の化合物 9部 ポリカーボネート (帝人化成社製:パンライトK−1300) 10部 テトラヒドロフラン 75部
孔処理を行った。この上に、下記電荷発生層塗工液、電
荷輸送層塗工液を順次塗布・乾燥して各々0.2μmの
電荷発生層、20μmの電荷輸送層を形成し本発明の電
子写真感光体を作製した。 〔電荷発生層塗工液〕 X型無金属フタロシアニン (大日本インキ化学社製:ファストゲンブルー8120B) 3部 ポリビニルブチラール樹脂 (積水化学工業社製:エスレック BL−S ) 1部 シクロヘキサノン 250部 テトラヒドロフラン 50部 〔電荷輸送層塗工液〕 化合物NO.2−47の化合物 2部 化合物NO.1−48の化合物 8部 ポリカーボネート (帝人化成社製:パンライトL−1250) 10部 塩化メチレン 80部
−47の化合物を添加しないこと以外は実施例2と同様
にして比較例の電子写真感光体を作製した。
液、電荷発生層塗工液、電荷輸送層塗工液を、順次塗布
・乾燥して各々2μmの下引層、0.2μmの電荷発生
層、20μmの電荷輸送層を形成し、本発明の電子写真
感光体を作製した。 〔下引層塗工液〕 アルコール可溶性ナイロン (東レ社製:アミランCM−8000) 10部 二酸化チタン(石原産業社製:タイペークCR−EL) 40部 メタノール 120部 n−ブタノール 60部 〔電荷発生層塗工液〕 下記構造式の電荷発生材料 3部
外は実施例3と同様にして比較例の電子写真感光体を作
製した。 〔電荷輸送層塗工液〕 化合物NO.2−96の化合物 8部 ポリカーボネート樹脂 (三菱瓦斯化学社製:ユーピロン Z−300) 10部 塩化メチレン 50部 1,2−ジクロロエタン 35部
し、厚さ26μmの単層感光層を形成し、本発明の電子
写真感光体を作製した。 下記構造式の電荷発生材料 3部
塗布・乾燥し、厚さ23μmの単層感光層を形成し、比
較例の電子写真感光体を作製した。 〔感光層塗工液〕 実施例4と同じ電荷発生材料 3部 ポリカーボネート (帝人化成社製、パンライトK−1300) 21部 化合物NO.2−21の化合物 18部 テトラヒドロフラン 200部
各感光体を特開昭60−100167号公報に開示され
ている評価装置を用いて次のような測定を行なった。コ
ロナ放電電圧−6.0kV(または+5.6kV)で帯
電20秒後の電位Vm(V)、暗減衰20秒後の電位V
o(V)、強度6luxの白色光による露光20秒後の
残留電位VR(V)、更に電位Voを1/2に減衰させ
るのに必要な露光量E1/2[lux・sec]を測定し
た。電位保持率=Vo/Vmと定義する。また、各感光
体をリコー製複写機FT−3300(ないしは感光体を
正帯電できるように改造したもの)に搭載して連続3万
枚の複写を行い、異常画像の有無を目視により判定し
た。また、複写試験終了後の各感光体は、上記と同じ方
法で感光体特性を測定した。試験結果を表40に示す。
び一般式(3)で示される化合物を併用した場合につい
て、実施例5から8および比較例5から8により説明す
る。
外は実施例1と同様にして本発明の電子写真感光体を作
製した。 〔電荷輸送層塗工液〕 化合物NO.3−25の化合物 3部 化合物NO.1−3の化合物 6部 ポリカーボネート(帝人化成社製:パンライトK−1300) 10部 テトラヒドロフラン 75部
外は実施例5と同様にして比較例の電子写真感光体を作
製した。 〔電荷輸送層塗工液〕 化合物NO.3−25の化合物 9部 ポリカーボネート(帝人化成社製:パンライトK−1300) 10部 テトラヒドロフラン 75部
外は実施例2と同様にして本発明の電子写真感光体を作
製した。 〔電荷輸送層塗工液〕 化合物NO.3−146の化合物 2部 化合物NO.1−48の化合物 8部 ポリカーボネート(帝人化成社製:パンライトK−1300) 10部 塩化メチレン 80部
−146の化合物を添加しないこと以外は実施例6と同
様にして比較例の電子写真感光体を作製した。
以外は実施例3と同様にして本発明の電子写真感光体を
作製した。 〔電荷輸送層塗工液〕 化合物NO.3−256の化合物 4部 化合物NO.1−81の化合物 4部 ポリカーボネート(三菱瓦斯化学社製:ユーピロンZ−300)10部 塩化メチレン 50部 1,2−ジクロロエタン 35部
以外は実施例7と同様にして比較例の電子写真感光体を
作製した。 〔電荷輸送層塗工液〕 化合物NO.3−256の化合物 8部 ポリカーボネート(三菱瓦斯化学社製:ユーピロンZ−300)10部 塩化メチレン 50部 1,2−ジクロロエタン 35部
を塗布・乾燥し、厚さ23μmの単層感光層を形成し本
発明の電子写真感光体を作製した。 〔感光層塗工液〕 実施例4と同じ電荷発生材料 3部 ポリカーボネート(帝人化成社製:パンライトK−1300) 21部 化合物NO.3−25の化合物 8部 化合物NO.1−3の化合物 10部 テトラヒドロフラン 200部
を塗布・乾燥し、厚さ23μmの単層感光層を形成し比
較例の電子写真感光体を作製した。 〔感光層塗工液〕 実施例4と同じ電荷発生材料 3部 ポリカーボネート(帝人化成社製:パンライトK−1300) 21部 化合物NO.3−25の化合物 18部 テトラヒドロフラン 200部
の各感光体を前出と同じ方法で感光体特性を測定した。
試験結果を表41に示す。
される化合物と一般式(4)で示される化合物を併用し
た場合について、実施例9から12および比較例9から
12により説明する。
外は実施例1と同様にして本発明の電子写真感光体を作
製した。 〔電荷輸送層塗工液〕 化合物NO.4−20の化合物 3部 化合物NO.1−3の化合物 6部 ポリカーボネート(帝人化成社製:パンライトK−1300) 10部 テトラヒドロフラン 75部
以外は実施例9と同様にして比較例の電子写真感光体を
作製した。 〔電荷輸送層塗工液〕 化合物NO.4−20の化合物 9部 ポリカーボネート (帝人化成社製:パンライトK−1300) 10部 テトラヒドロフラン 75部
以外は実施例2と同様にして本発明の電子写真感光体を
作製した。 〔電荷輸送層塗工液〕 化合物NO.4−29の化合物 2部 化合物NO.1−48の化合物 8部 ポリカーボネート (帝人化成社製:パンライトL−1250) 10部 塩化メチレン 80部
4−29の化合物を添加しないこと以外は実施例10と
同様にして比較例の電子写真感光体を作製した。
以外は実施例3と同様にして本発明の電子写真感光体を
作製した。 〔電荷輸送層塗工液〕 化合物NO4−73の化合物 4部 化合物NO.1−81の化合物 4部 ポリカーボネート樹脂 (三菱瓦斯化学社製:ユーピロン Z−300) 10部 塩化メチレン 50部 1,2−ジクロロエタン 35部
た以外は実施例11と同様にして比較例の電子写真感光
体を作製した。 〔電荷輸送層塗工液〕 化合物NO.4−73の化合物 8部 ポリカーボネート樹脂 (三菱瓦斯化学社製:ユーピロン Z−300) 10部 塩化メチレン 50部 1,2−ジクロロエタン 35部
塗布・乾燥し、厚さ23μの単層感光層を形成し、本発
明の電子写真感光体を作製した。 〔感光層層塗工液〕 実施例4と同じ電荷発生材料 3部 ポリカーボネート (帝人化成社製:パンライトK−1300) 21部 化合物NO.4−20の化合物 8部 化合物NO.1−3の化合物 10部 テトラヒドロフラン 200部
塗布・乾燥し、厚さ23μの単層感光層を形成し、比較
例の電子写真感光体を作製した。 〔感光層層塗工液〕 実施例4と同じ電荷発生材料 3部 ポリカーボネート (帝人化成社製:パンライトK−1300) 21部 化合物NO.4−20の化合物 18部 テトラヒドロフラン 200部
2の各感光体を前出と同じ方法で感光体特性を測定し
た。試験結果を表42に示す。
下記化合物に変えた以外は実施例1と同様にして比較例
の電子写真感光体を作製した。
化合物を下記化合物に変えた以外は実施例3と同様にし
て比較例14の電子写真感光体を作製した。
に示す。
組み合わせて用いることにより、高感度を失うことな
く、繰り返し使用によってもクラックの発生等の感光層
の劣化にもとずく異常画像を発生しない、優れた安定性
を示す電子写真感光体が得られる。
Claims (5)
- 【請求項1】 導電性支持体上に少なくとも下記一般式
(1)で示される化合物と下記一般式(2)で示される
化合物を含有する感光層を設けてなることを特徴とする
電子写真感光体。 【化1】 式中、R1、R2、R3、R4は、水素原子、置換もしくは
無置換の低級アルキル基または置換もしくは無置換のア
リール基を、Ar1は置換もしくは無置換のアリール基
を、Ar2は置換もしくは無置換のアリーレン基を表
す。また、Ar1とR1は共同で環を形成してもよく、n
は0または1の整数である。 【化2】 式中、R1は、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、
アリールオキシ基、ジアルキルアミノ基、ジアリールア
ミノ基またはハロゲン原子を、R2およびR3は置換もし
くは無置換のアルキル基または置換もしくは無置換のア
リール基を、Arは芳香族炭化水素基または複素環基
を、nは1または2の整数を表す。 - 【請求項2】 導電性支持体上に少なくとも下記一般式
(1)で示される化合物と下記一般式(3)で示される
化合物を含有する感光層を設けてなることを特徴とする
電子写真感光体。 【化3】 式中、R1、R2、R3、R4は、水素原子、置換もしくは
無置換の低級アルキル基または置換もしくは無置換のア
リール基を、Ar1は置換もしくは無置換のアリール基
を、Ar2は置換もしくは無置換のアリーレン基を表
す。また、Ar1とR1は共同で環を形成してもよく、n
は0または1の整数である。 【化4】 式中、Rは低級アルキル基またはベンジル基を、Xは水
素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン
原子、ニトロ基、アミノ基または低級アルキル基もしく
はベンジル基で置換されたアミノ基を表し、nは1また
は2の整数である。 - 【請求項3】 導電性支持体上に少なくとも下記一般式
(1)で示される化合物と下記一般式(4)で示される
化合物を含有する感光層を設けてなることを特徴とする
電子写真感光体。 【化5】 式中、R1、R2、R3、R4は、水素原子、置換もしくは
無置換の低級アルキル基または置換もしくは無置換のア
リール基を、Ar1は置換もしくは無置換のアリール基
を、Ar2は置換もしくは無置換のアリーレン基を表
す。また、Ar1とR1は共同で環を形成してもよく、n
は0または1の整数である。 【化6】 式中、R1、R2は、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基または置換もしくは無置換のアルキル基、
R3、R4は、水素原子、シアノ基、アルコキシカルボニ
ル基または置換もしくは無置換のアルキル基、R5は、
水素原子、低級アルキル基またはアルコキシ基を表す。
Wは、水素原子または置換もしくは無置換のアルキル基
を、jは1〜5、kは1〜4、lは0〜2、mは1また
は2、nは1〜3の整数を表す。 - 【請求項4】 導電性支持体上に電荷発生材料を主成分
とする電荷発生層と少なくとも下記1〜3で示される化
合物の組から選択される一組を含有する電荷輸送層を積
層してなることを特徴とする電子写真感光体。 1.一般式(1)で示される化合物と一般式(2)で示
される化合物 2.一般式(1)で示される化合物と一般式(3)で示
される化合物 3.一般式(1)で示される化合物と一般式(4)で示
される化合物 - 【請求項5】 導電性支持体上に少なくとも電荷発生材
料と下記1〜3で示される化合物の組から選択される一
組を含有する単層の感光層を設けてなることを特徴とす
る電子写真感光体。 1.一般式(1)で示される化合物と一般式(2)で示
される化合物 2.一般式(1)で示される化合物と一般式(3)で示
される化合物 3.一般式(1)で示される化合物と一般式(4)で示
される化合物
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