JPH10206502A - アナログ・バウンダリ・スキャン対応半導体集積回路装置 - Google Patents

アナログ・バウンダリ・スキャン対応半導体集積回路装置

Info

Publication number
JPH10206502A
JPH10206502A JP9009408A JP940897A JPH10206502A JP H10206502 A JPH10206502 A JP H10206502A JP 9009408 A JP9009408 A JP 9009408A JP 940897 A JP940897 A JP 940897A JP H10206502 A JPH10206502 A JP H10206502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
analog
test
analog test
signal terminal
integrated circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9009408A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3441907B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Otani
一弘 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP00940897A priority Critical patent/JP3441907B2/ja
Publication of JPH10206502A publication Critical patent/JPH10206502A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3441907B2 publication Critical patent/JP3441907B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ・バウンダリ・スキャンによるプリ
ント基板テストにおいて、プリント基板特性上の高周波
特性測定が必要なアナログ部品の高周波特性を、精度良
く測定して、実装不良や特性不良が生じた場合にも、検
査プローブ無しで不良箇所及び特性を検出する。 【解決手段】 外部アナログテストバス5、6に半導体
スイッチ8、9を介して繋がる内部アナログテストバス
18、19に加えて、これ等のバスとは別系統の高周波
特性測定用アナログテストバス38、39を、外部アナ
ログテストバス5、6から直接、高周波特性測定が必要
な特定の信号端子31まで最短配線長で引き出し、前記
特定の信号端子31との間をオン抵抗の小さい半導体ス
イッチ40、41を介して接続する。従って、高周波特
性の測定時には、測定系から大きな寄生容量負荷を持つ
内部アナログテストバス18、19を切り離すことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ回路を含
む半導体集積回路のボードテスト、特に、アナログ回路
テストの容易化設計の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プリント回路基板及びシステムレ
ベルにおける相互接続テストの必要性は、産業界におい
て非常に優先度の高い課題である。そのような中で、I
EEEで1990年に境界走査(バウンダリ・スキャ
ン)技術が標準規格として採用された(IEEE St
d 1149.1−1990)。このバウンダリ・スキ
ャン技術は、ディジタル回路において有用な技術である
ものの、実際製品として使用されるプリント回路基板に
は、アナログ回路とディジタル回路とが混在しているた
め、この技術を用いても、必ずしもプリント回路基板上
の全てのテストを実行することは困難であった。
【0003】そこで、従来、アナログ又はディジタル・
アナログ混在信号下での回路テスト技術(アナログ・バ
ウンダリ・スキャン)が提案されている(ITC 19
93Paper 15.2 Structure an
d Metrologyfor an Analog
Testability Bus, Kenneth
P. Parker他、及び特開平6−347517号
公報等参照)。このアナログ・バウンダリ・スキャン技
術により、信号混在下でのデバイスの相互接続や、デバ
イス間に存在するアナログディスクリート部品を検査用
のプローブ無しでテストすることが可能となった。
【0004】以下、従来におけるアナログ・バウンダリ
・スキャン技術を図2を用いて説明する。
【0005】同図において、30は集積回路デバイスで
あって、コア回路(主アナログ回路)20と、アナログ
・バウンダリ・スキャンテスト回路28と、アナログ・
バウンダリ・スキャン・テストコントローラ7とが備え
られる。
【0006】前記集積回路デバイス30において、1は
バウンダリスキャンテストデータ入力端子TDI、2は
バウンダリ・スキャンテストモード選択制御端子TM
S、3はバウンダリ・スキャンテストクロック入力端子
TCK、4はバウンダリ・スキャンテストデータ出力端
子TDO、5及び6は各々アナログ・バウンダリ・スキ
ャンテスト外部アナログテストバス端子AT1及び同外
部アナログテストバス端子AT2である。
【0007】また、18及び19は、各々、第1の内部
アナログテストバスAB1及び第2の内部アナログテス
トバスAB2である。
【0008】更に、8は前記第1の外部アナログテスト
バス端子AT1(5)と第1の内部アナログテストバス
AB1(18)とを接続又は切り離すスイッチ、9は第
2の外部アナログテストバス端子AT2(6)と第2の
内部アナログテストバスAB2(19)とを接続又は切
り離すスイッチ、10は第1の内部アナログテストバス
AB1(18)と第2の内部アナログテストバスAB2
(19)とを接続又は切り離すスイッチである。
【0009】加えて、11及び21は信号端子(入力端
子又は出力端子)、31は高周波特性測定が必要な特定
の信号端子(入力又は出力端子)、12、22及び32
は信号端子11、21、31を電源に接続又は切り離す
スイッチ、13、23及び33は信号端子11、21、
31をグランドに接続又は切り離すスイッチ、14、2
4及び34は信号端子11、21、31を第1の内部ア
ナログテストバスAB1(18)に接続又は切り離すス
イッチ、15、25及び35は信号端子11、21、3
1を第2の内部アナログテストバスAB2(19)に接
続又は切り離すスイッチ、16、26及び36は信号端
子11、21、31とコア回路(主アナログ回路)20
とを接続又は切り離すスイッチである。17、27及び
37は各々信号端子11、21、31の信号レベルを判
定するコンパレータ、29はアナログ・バウンダリ・ス
キャンテストモード制御信号群である。
【0010】前記各スイッチを、IEEE1149.1
に定められたバウンダリ・スキャン・セル(図示せず)
を使って切り替え、2本の外部アナログテストバスAT
1(5)及びAT2(6)に信号源や計測器を接続し
て、テストを実行する。
【0011】すなわち、集積回路デバイス30が通常の
動作を行う場合、つまりコア回路(主アナログ回路)2
0が本来の動作を行う場合は、スイッチ16、26及び
36のみを閉じ、その他のスイッチは全て解放する。こ
の状態では、コア回路20と信号端子11、21、31
とが接続され、コア回路20の信号が信号端子11、2
1、31より入力又は出力される。
【0012】一方、コア回路20のテストを実行する場
合には、例えば、信号端子11が入力端子、信号端子2
1が出力端子であるとき、前記スイッチ16、26及び
36に加えて、スイッチ8、14、9及び25を閉じ、
その他のスイッチは全て解放する。そして、第1の外部
アナログテストバスAT1(5)にコア回路20を動作
させるための信号源を接続すると共に、第2の外部アナ
ログテストバスAT2(6)にコア回路20の出力信号
を測定するための計測器を接続して、テストを実行す
る。
【0013】次に、集積回路デバイス30が実装される
プリント回路基板上で、この集積回路デバイス30の信
号端子11、21又は31と接続されるアナログディス
クリート部品のインピーダンス測定方法を、図3を用い
て説明する。一例として、集積回路デバイス30の信号
端子31と、別のアナログ・バウンダリ・スキャンテス
ト対応集積回路デバイス30Bの信号端子31Bとが、
外部アナログディスクリート部品50を介して接続され
ている場合を説明する。
【0014】即ち、集積回路デバイス30と他の集積回
路デバイス30Bとの第1の外部アナログテストバスA
T1(5)同志と、第2の外部アナログテストバスAT
2(6)同志とは、プリント回路基板上で接続される。
尚、以下の説明で特に断りがない限り、集積回路デバイ
ス30及び他の集積回路デバイス30Bに含まれる各ス
イッチは解放状態にあるとする。スイッチ36及び36
Bを解放して、コア回路(主アナログ回路)20と信号
端子31との接続が切り離されると共に、コア回路(主
アナログ回路)20Bと信号端子31Bとの接続が切り
離される。続いて、スイッチ8及び34を閉じて、第1
の外部アナログテストバスAT1(5)が集積回路デバ
イス30の第1の内部アナログテストバスAB1(1
8)を介して信号端子31と接続される。更に、集積回
路デバイス30Bのスイッチ33Bを閉じて、信号端子
31Bを接地させる。続いて、第1の外部アナログテス
トバスAT1(5)に定電流源51を繋ぐと共に、第2
の外部アナログテストバスAT2(6)に電圧計52を
接続する。スイッチ9及び35を閉じて、電圧計52を
集積回路デバイス30の第2の内部アナログテストバス
AB2(19)を介して信号端子31に接続する。この
状態で、定電流源51から外部アナログディスクリート
部品50のインピーダンスを測定するために適切な電流
を印加し、電圧計52でこの状態での電位、即ち、信号
端子31の電位を測定する。
【0015】次に、定電流源51から電流を印可した状
態で、スイッチ9及び35を開放し、スイッチ9B及び
35Bを閉じて、電圧計52を集積回路デバイス30B
の第2の内部アナログテストバスAB2B(19B)を
介して信号端子31Bに接続する。そして、電圧計52
でこの状態での電位、即ち、信号端子31Bの電位を測
定する。こうして、2回の測定で得られた電位の差と電
流値とに基いて、外部アナログディスクリート部品50
のインピーダンスが測定可能となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、アナログ・バウンダリ・スキャンを利用して、アナ
ログ回路を含んだ集積回路デバイス内部のコア回路(主
アナログ回路)20をテストする場合には、以下の問題
点があった。
【0017】即ち、前記各スイッチは半導体スイッチで
あって、通常、そのインピーダンス(オン抵抗)は数キ
ロオームと比較的高い。しかも、内部アナログテストバ
スは、集積回路デバイスの周辺を周回して、集積回路デ
バイス上の全アナログ信号端子と半導体スイッチを介し
て接続されるため、内部アナログテストバス配線の容量
や半導体スイッチのゲート・ソース間寄生容量等によっ
て、大きな容量が内部アナログテストバスライン上に付
く。このため、オン抵抗の大きな半導体スイッチと、寄
生容量の大きい内部アナログテストバスとを介したテス
ト(測定)では、周波数特性の測定精度が悪く、特に、
高周波アナログデバイスの特性測定は、測定精度上、不
可能であった。
【0018】前記問題を回避するために、例えば各半導
体スイッチのオン抵抗を小さくするように、備える全て
の半導体スイッチのサイズを大きくする場合は、集積回
路デバイスのチップサイズが増大し、コストアップに繋
がる欠点を招くと共に、内部アナログテストバスの寄生
容量を増大させる結果となり、有効な回避手段ではな
い。
【0019】また、前記問題を回避するために、例えば
全ての内部アナログテストバスと外部アナログテストバ
スとを直結し、スイッチそのものを無くすことが考えら
れるが、被測定集積回路デバイス以外の内部アナログテ
ストバスは、スイッチで切り離せるようにして、寄生容
量の大きい内部アナログテストバスの接続を最小限にし
て、外部アナログテストバスを使った測定精度を高める
必要から、この考えも採用できない。
【0020】本発明の目的は、前記従来の課題であるア
ナログ・バウンダリ・スキャンを利用した高周波アナロ
グデバイスの特性測定を、高い精度で行うことにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、外部アナログテストバスに半導体スイ
ッチを介して繋がる内部アナログテストバスとは別系統
のアナログテストバスを設け、このアナログテストバス
を短い配線長で、外部アナログテストバス端子から直
接、オン抵抗の小さい半導体スイッチを介して、高周波
特性測定が必要な特定の信号端子群まで引き出す構成を
採用する。
【0022】即ち、請求項1記載の発明のアナログ・バ
ウンダリ・スキャン対応半導体集積回路装置は、主アナ
ログ回路と、前記主アナログ回路と信号の授受を行う複
数個の信号端子とを含む集積回路デバイスであって、第
1及び第2の外部アナログテストバスが各々接続される
第1及び第2の外部アナログテストバス端子と、前記第
1及び第2の外部アナログテストバス端子に各々第1及
び第2のスイッチを介して繋がる第1及び第2の内部ア
ナログテストバスと、前記第1及び第2の内部アナログ
テストバスを、各々、前記主アナログ回路、及び前記複
数個の信号端子のうち特定の信号端子を除く信号端子に
繋ぐスイッチ群とを備えると共に、前記第1及び第2の
外部アナログテストバス端子に各々繋がり、前記第1及
び第2の内部アナログテストバスよりも配線長の短い第
3及び第4の内部アナログテストバスと、前記第3及び
第4の内部アナログテストバスを、前記特定の信号端子
に接続する第3及び第4のスイッチとを備えたことを特
徴とする。
【0023】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載のアナログ・バウンダリ・スキャン対応半導体集
積回路装置において、前記第3及び第4のアナログテス
トバスは、各々、第1及び第2の外部アナログテストバ
スにスイッチを介さないで直接繋がることを特徴とす
る。
【0024】更に、請求項3記載の発明は、前記請求項
1記載のアナログ・バウンダリ・スキャン対応半導体集
積回路装置において、前記第3及び第4のスイッチは、
前記第1及び第2のスイッチに比べ、接続時のオン抵抗
が小さいスイッチで構成されることを特徴とする。
【0025】加えて、請求項4記載の発明は、前記請求
項1記載のアナログ・バウンダリ・スキャン対応半導体
集積回路装置において、特定の信号端子は、高周波特性
測定が必要な信号端子であることを特徴とする。
【0026】更に加えて、請求項5記載の発明は、前記
請求項1又は請求項4記載のアナログ・バウンダリ・ス
キャン対応半導体集積回路装置において、特定の信号端
子は、前記第1又は第2の外部アナログテストバス端子
の近傍に配置された信号端子であることを特徴とする。
【0027】また、請求項6記載の発明は、前記請求項
1又は請求項4記載のアナログ・バウンダリ・スキャン
対応半導体集積回路装置において、前記各スイッチを制
御する制御回路は、バウンダリ・スキャン・テストコン
トローラの一部に組み込まれ、前記特定の信号端子のテ
ストモードが、アナログ・バウンダリ・スキャン・テス
トの状態遷移モードに割り当てられ、前記制御回路は、
前記特定の信号端子のテストモードにおいて、第1及び
第2のスイッチを開いて、前記第1及び第2の内部アナ
ログテストバスを前記第1及び第2の外部アナログテス
トバスと電気的に切り離すことを特徴とする。
【0028】以上の構成により、本発明のアナログ・バ
ウンダリ・スキャン対応半導体集積回路装置では、例え
ば高周波特性測定が必要な特定の信号端子のテスト(測
定)モードにおいて、計測機器(テスター)が接続され
る外部アナログテストバスには、第1及び第2の内部ア
ナログテストバスに比して配線長が短くて寄生容量の小
さい第3又は第4の内部アナログテストバス、及びオン
抵抗の小さいスイッチを介して、高周波特性測定が必要
な特定の信号端子が接続される。従って、計測機器(テ
スター)が接続される外部アナログテストバス側から見
ると、前記オン抵抗の小さいスイッチの後段に繋がる負
荷は、被測定信号端子の端子容量と、この被測定信号端
子に繋がる外部負荷だけであって、従来技術で問題であ
った寄生容量の大きい内部アナログテストバスの負荷が
接続から除去されるので、小さな負荷容量及びオン抵抗
でテスト可能である。その結果、高周波特性測定が必要
な特定の信号端子のテスト(測定)において、測定系に
シリーズに挿入されるオン抵抗及び負荷容量の両方を小
さくして測定できるので、高周波特性の測定を精度良く
行うことができ、プリント回路基板上に高周波特性測定
が必要なアナログ部品の実装不良や特性不良が生じた場
合にも、検査プローブ無しで不良部品の箇所と特性とを
検出することができる。
【0029】尚、本発明では、第1及び第2の外部アナ
ログテストバスに対して、スイッチを介さずに直接、第
3及び第4の内部アナログテストバスを接続するが、通
常、特定の信号端子(例えば、高周波特性測定が必要な
信号端子)の数は、第1及び第2の内部アナログテスト
バスに接続されるべき信号端子総数に対し非常に少数で
あることが多く、従って、外部アナログテストバスに繋
がるスイッチによる寄生容量の増加は少なく、問題な
い。また、第3及び第4の内部アナログテストバスの配
線長は第1及び第2の内部アナログテストバスに比べて
非常に短く、更に、前記特定の信号端子が外部アナログ
テストバス端子の近傍に集中して配置されて、前記第3
及び第4の内部アナログテストバスの配線長がより一層
短くなるので、その配線容量は小さい。従って、外部ア
ナログテストバスに繋がる容量の増加は少なく、問題な
い。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1を参照しながら説明する。
【0031】図1は、本発明の実施の形態を示すアナロ
グ・バウンダリ・スキャン対応半導体集積回路装置の構
成を示す。
【0032】同図において、30は集積回路デバイスで
あって、コア回路(主アナログ回路)20と、アナログ
・バウンダリ・スキャンテスト回路28と、アナログ・
バウンダリ・スキャン・テストコントローラ7とが備え
られる。
【0033】前記集積回路デバイス30において、1は
バウンダリスキャンテストデータ入力端子TDI、2は
バウンダリ・スキャンテストモード選択制御端子TM
S、3はバウンダリ・スキャンテストクロック入力端子
TCK、4はバウンダリ・スキャンテストデータ出力端
子TDO、5及び6は、各々、外部アナログテストバス
(図示せず)が接続される第1のアナログ・バウンダリ
・スキャンテスト外部アナログテストバス端子AT1、
及び第2の外部アナログテストバス端子AT2である。
【0034】また、11及び21は信号端子(入力端子
又は出力端子)、31は高周波特性測定が必要な特定の
信号端子(入力端子又は出力端子)であって、この特定
の信号端子31は、前記第1の外部アナログテストバス
端子AT1(5)に最も近接する端子である。
【0035】更に、18及び19は、各々、第1の内部
アナログテストバスAB1及び第2の内部アナログテス
トバスAB2であって、この両テストバスAB1(1
8)、AB2(19)は、第1の外部アナログテスト端
子AT1(5)から最も遠い信号端子11まで延び、そ
の配線長は長い。
【0036】38は前記第1の外部アナログテストバス
端子AT1(5)から引き出した高周波特性測定用アナ
ログテストバスAB1_HF(第3の内部アナログテス
トバス)、39は第2の外部アナログテストバス端子A
T2(6)から引き出した高周波特性測定用アナログテ
ストバスAB2_HF(第4の内部アナログテストバ
ス)であって、この2本の高周波特性測定用アナログテ
ストバスAB1_HF(38)、AB2_HF(39)
は、第1の外部アナログテスト端子AT1(5)に最も
近接する信号端子、即ち、高周波特性測定が必要な特定
の信号端子31のみに届く長さだけ延び、従って、その
配線長は、前記第1及び第2の内部アナログテストバス
AB1(18)、AB2(19)の配線長よりも短い。
【0037】加えて、8は第1の外部アナログテストバ
ス端子AT1(5)と前記第1の内部アナログテストバ
スAB1(18)とを接続又は切り離すスイッチ(第1
のスイッチ)、9は第2の外部アナログテストバス端子
端子AT2(6)と第2の内部アナログテストバスAB
2(19)とを接続又は切り離すスイッチ(第2のスイ
ッチ)、10は第1の内部アナログテストバスAB1
(18)と第2の内部アナログテストバスAB2(1
9)とを接続又は切り離すスイッチである。
【0038】また、12、22及び32は各々信号端子
11、21、31を電源に接続又は切り離すスイッチ、
13、23及び33は各々信号端子11、21、31を
グランドに接続又は切り離すスイッチ、16、26及び
36は、各々、信号端子11、21、31とコア回路
(主アナログ回路)20とを接続又は切り離すスイッチ
である。
【0039】更に、14及び24は、各々、信号端子1
1、21を第1の内部アナログテストバスAB1(1
8)に接続又は切り離すスイッチ、15及び25は、各
々、信号端子11、21を第2の内部アナログテストバ
スAB2(19)に接続又は切り離すスイッチである。
前記4個のスイッチ14、15、24及び25により、
3個の信号端子11、21、31のうち高周波特性測定
が必要な特定の信号端子31を除く信号端子11、21
を、各々、前記第1及び第2の内部アナログテストバス
AB1(18)、AB2(19)に繋ぐスイッチ群45
を構成する。
【0040】加えて、40は、高周波特性測定が必要な
特定の信号端子31と高周波特性測定用アナログテスト
バスAB1_HF(38)とを接続又は切り離すオン抵
抗の小さいスイッチ(第3のスイッチ)、41は、前記
高周波特性測定が必要な特定信号端子31と、高周波特
性測定用アナログテストバスAB2_HF(39)とを
接続又は切り離すオン抵抗の小さいスイッチ(第4のス
イッチ)である。
【0041】また、17、27及び37は、各々、信号
端子11、21、31の信号レベルを判定するコンパレ
ータ、29はアナログ・バウンダリ・スキャンテストモ
ード制御信号群である。
【0042】前記アナログ・バウンダリ・スキャンテス
トコントローラ7内の一部には、前記各スイッチを制御
する制御回路(図示せず)が組み込まれており、前記高
周波特性測定が必要な特定の信号端子31のテストモー
ドがアナログ・バウンダリ・スキャンテストの状態遷移
モードに割り当てられ、前記高周波特性測定が必要な特
定の信号端子31のテストモード時に、アナログ・バウ
ンダリ・スキャンテストモード制御信号29を信号端子
31のテストモードに設定する。この高周波特性測定が
必要な特定の信号端子31のテストモード時には、前記
制御回路は、オン抵抗の小さい2個のスイッチ(第3及
び第4のスイッチ)40、41を閉じて、2本の高周波
特性測定用アナログテストバスAB1_HF(38)、
AB2_HF(39)を高周波特性測定が必要な特定の
信号端子31に接続すると共に、他の2個のスイッチ
(第1及び第2のスイッチ)8、9を開いて、2本の内
部アナログテストバスAB1(18)、AB2(19)
と第1及び第2の外部アナログテストバスAT1
(5)、AT2(6)との接続を電気的に切り離す。
【0043】前記各スイッチを、IEEE1149.1
に定められたバウンダリ・スキャン・セル(図示せず)
を使って切り替え、2本の外部アナログテストバスAT
1(5)及びAT2(6)に信号源や計測器を接続し
て、テストを実行する。
【0044】次に、本実施の形態のアナログ・バウンダ
リ・スキャン対応半導体集積回路装置の動作を説明す
る。
【0045】集積回路デバイス30が通常の動作、即ち
コア回路(主アナログ回路)20が本来の動作を行う場
合には、スイッチ16、26、36のみを閉じ、その他
のスイッチは全て解放にする。この状態では、コア回路
(主アナログ回路)20と信号端子11、21、31と
が接続され、コア回路20の信号が信号端子11、2
1、31より入力又は出力される。
【0046】一方、コア回路(主アナログ回路)20の
テストを実行する場合には、例えば、信号端子11が入
力端子、信号端子21が出力端子である場合には、スイ
ッチ16、26、36に加えて、スイッチ8、14、9
及び25を閉じ、その他のスイッチは全て開放する。次
に、第1の外部アナログテストバスAT1(5)にコア
回路(主アナログ回路)20を動作させるための信号源
を接続すると共に、第2の外部アナログテストバスAT
2(6)にコア回路(主アナログ回路)20の出力信号
を測定するための計測器を接続して、テストを実行す
る。
【0047】次に、コア回路(主アナログ回路)20の
高周波出力特性テストを実行する場合を考える。一例と
して、信号端子11が入力端子、信号端子31に繋がる
出力が高周波出力であるとする。この場合には、スイッ
チ16、26、36に加えて、スイッチ8、14及び4
1を閉じ、その他のスイッチは全て開放する。次いで、
第1の外部アナログテストバスAT1(5)にコア回路
(主アナログ回路)20を動作させるための信号源を接
続すると共に、第2の外部アナログテストバスAT2
(6)にコア回路(主アナログ回路)20の出力信号を
測定するための計測器を接続して、テストを実行する。
尚、この場合に、高周波出力特性を精度良く測定するた
めには、スイッチ36はオン抵抗の小さいスイッチで構
成されているか、又はコア回路(主アナログ回路)20
の高周波出力と特定の信号端子31とがスイッチを介さ
ずに直結されていることが望ましい。
【0048】続いて、集積回路デバイス30が実装され
るプリント回路基板上で、この集積回路デバイス30の
高周波信号端子31と接続される外部アナログディスク
リート部品の高周波特性インピーダンス測定方法を説明
する。一例として、集積回路デバイス30の信号端子3
1とグランド間に外部アナログディスクリート部品が接
続されていると場合を説明する。尚、以下の説明で特に
断りがない限り、集積回路デバイス30に含まれる各ス
イッチは解放状態にあるとする。スイッチ36を解放し
て、コア回路(主アナログ回路)20と高周波信号端子
31とを切り離す。スイッチ8及び9を解放状態にした
上で、スイッチ40を閉じて、第1の外部アナログテス
トバスAT1(5)を、集積回路デバイス30の第1の
高周波特性測定用アナログテストバスAB1_HF(3
8)及びスイッチ40を介して、高周波信号端子31に
接続する。また、スイッチ41を閉じて、第2の外部ア
ナログテストバスAT2(6)を、集積回路デバイス3
0の第2の高周波特性測定用アナログテストバスAB2
_HF(39)及びスイッチ41を介して、高周波信号
端子31に接続する。更に、第1の外部アナログテスト
バスAT1(5)に高周波信号源を繋ぐと共に、第2の
外部アナログテストバスAT2(6)に高周波特性測定
装置を接続し、高周波信号端子31の周波数応答特性を
モニターする。この状態で、高周波信号源の周波数、振
幅、内部インピーダンス等を様々に変え、測定を繰返し
て、高周波信号端子31に接続された外部アナログディ
スクリート部品の高周波領域における周波数特性を評
価、確認する。
【0049】この時、スイッチ8及び9が解放状態にあ
って、高周波信号源及び高周波特性測定装置が各々接続
される2本の外部アナログテストバスAT1(5)、A
T2(6)から、2本の内部アナログテストバスAB1
(18)、AB2(19)の大きな寄生負荷容量が切り
離され、解放されるので、高周波特性を精度良く測定す
ることが可能となる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアナログ
・バウンダリ・スキャン対応半導体集積回路装置によれ
ば、外部アナログテストバスに半導体スイッチを介して
繋がる内部アナログテストバスとは別系統で、高周波特
性測定用アナログテストバスを設け、この高周波特性測
定用アナログテストバスを外部アナログテストバス端子
から直接、特定の信号端子まで短い配線長で引き出し、
前記特定の信号端子との間をオン抵抗の小さい半導体ス
イッチを介して接続する構成としたので、高周波特性測
定時等の前記特定の信号端子のテストモード時には、測
定系から大きな寄生容量負荷を持つ内部アナログテスト
バスを切り離した状態で測定でき、従来に比べて、高周
波特性測定を精度良く行うことができ、プリント回路基
板上の高周波特性測定が必要なアナログ部品の実装不良
や特性不良が生じた場合にも、その不良箇所や特性を検
査プローブ無しで検出することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるアナログ・バウン
ダリ・スキャンテスト対応集積回路装置の構成を示す図
である。
【図2】従来のアナログ・バウンダリ・スキャン対応集
積回路装置の構成を示す図である。
【図3】従来のアナログ・バウンダリ・スキャン対応集
積回路装置を用いて、外部アナログディスクリート部品
のインピーダンスを測定する場合の構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
5 第1の外部アナログテストバス端子A
T1 6 第2の外部アナログテストバス端子A
T2 7 アナログ・バウンダリ・スキャン・テ
ストコントローラ 8 スイッチ(第1のスイッチ) 9 スイッチ(第2のスイッチ) 10 スイッチ 11、21 信号端子 18 第1の内部アナログテストバスAB
1 19 第2の内部アナログテストバスAB
2 20 コア回路(主アナログ回路) 28 アナログ・バウンダリ・スキャンテ
スト回路 29 アナログ・バウンダリ・スキャンテ
ストモード制御信号群 30 集積回路デバイス 31 高周波特性測定が必要な特定の信号
端子 38 高周波特性測定用アナログテストバ
スAB1_HF(第3の内部アナログテストバス) 39 高周波特性測定用アナログテストバ
スAB2_HF(第4の内部アナログテストバス) 40 オン抵抗の小さいスイッチ(第3の
スイッチ) 41 オン抵抗の小さいスイッチ(第4の
スイッチ) 45 スイッチ群

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主アナログ回路と、前記主アナログ回路
    と信号の授受を行う複数個の信号端子とを含む集積回路
    デバイスであって、 第1及び第2の外部アナログテストバスが各々接続され
    る第1及び第2の外部アナログテストバス端子と、 前記第1及び第2の外部アナログテストバス端子に各々
    第1及び第2のスイッチを介して繋がる第1及び第2の
    内部アナログテストバスと、 前記第1及び第2の内部アナログテストバスを、各々、
    前記主アナログ回路、及び前記複数個の信号端子のうち
    特定の信号端子を除く信号端子に繋ぐスイッチ群とを備
    えると共に、 前記第1及び第2の外部アナログテストバス端子に各々
    繋がり、前記第1及び第2の内部アナログテストバスよ
    りも配線長の短い第3及び第4の内部アナログテストバ
    スと、前記第3及び第4の内部アナログテストバスを、
    前記特定の信号端子に接続する第3及び第4のスイッチ
    とを備えたことを特徴とするアナログ・バウンダリ・ス
    キャン対応半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記第3及び第4のアナログテストバス
    は、各々、第1及び第2の外部アナログテストバスにス
    イッチを介さないで直接繋がることを特徴とする請求項
    1記載のアナログ・バウンダリ・スキャン対応半導体集
    積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記第3及び第4のスイッチは、前記第
    1及び第2のスイッチに比べ、接続時のオン抵抗が小さ
    いスイッチで構成されることを特徴とする請求項1記載
    のアナログ・バウンダリ・スキャン対応半導体集積回路
    装置。
  4. 【請求項4】 特定の信号端子は、高周波特性測定が必
    要な信号端子であることを特徴とする請求項1記載のア
    ナログ・バウンダリ・スキャン対応半導体集積回路装
    置。
  5. 【請求項5】 特定の信号端子は、前記第1又は第2の
    外部アナログテストバス端子の近傍に配置された信号端
    子であることを特徴とする請求項1又は請求項4記載の
    アナログ・バウンダリ・スキャン対応半導体集積回路装
    置。
  6. 【請求項6】 前記各スイッチを制御する制御回路は、
    バウンダリ・スキャン・テストコントローラの一部に組
    み込まれ、 前記特定の信号端子のテストモードが、アナログ・バウ
    ンダリ・スキャン・テストの状態遷移モードに割り当て
    られ、 前記制御回路は、前記特定の信号端子のテストモードに
    おいて、第1及び第2のスイッチを開いて、前記第1及
    び第2の内部アナログテストバスを前記第1及び第2の
    外部アナログテストバスと電気的に切り離すことを特徴
    とする請求項1又は請求項4記載のアナログ・バウンダ
    リ・スキャン対応半導体集積回路装置。
JP00940897A 1997-01-22 1997-01-22 アナログ・バウンダリ・スキャン対応半導体集積回路装置 Expired - Fee Related JP3441907B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00940897A JP3441907B2 (ja) 1997-01-22 1997-01-22 アナログ・バウンダリ・スキャン対応半導体集積回路装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00940897A JP3441907B2 (ja) 1997-01-22 1997-01-22 アナログ・バウンダリ・スキャン対応半導体集積回路装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10206502A true JPH10206502A (ja) 1998-08-07
JP3441907B2 JP3441907B2 (ja) 2003-09-02

Family

ID=11719589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00940897A Expired - Fee Related JP3441907B2 (ja) 1997-01-22 1997-01-22 アナログ・バウンダリ・スキャン対応半導体集積回路装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3441907B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009025054A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Panasonic Corp 半導体検査回路、および半導体検査方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009025054A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Panasonic Corp 半導体検査回路、および半導体検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3441907B2 (ja) 2003-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7609082B2 (en) System for measuring signal path resistance for an integrated circuit tester interconnect structure
US5861743A (en) Hybrid scanner for use in an improved MDA tester
US7159159B2 (en) Circuit and method for adding parametric test capability to digital boundary scan
US6856154B2 (en) Test board for testing IC package and tester calibration method using the same
US7281181B2 (en) Systems, methods and computer programs for calibrating an automated circuit test system
WO2002014883A2 (en) Analog signal testing circuit and -method
Gillis et al. Delay test of chip I/Os using LSSD boundary scan
KR100905507B1 (ko) 고전압 기능부를 가진 핀 전자기기
JP3871676B2 (ja) Lsi検査方法および装置、並びにlsiテスタ
JP3730340B2 (ja) 半導体試験装置
JPH10206502A (ja) アナログ・バウンダリ・スキャン対応半導体集積回路装置
US6865703B2 (en) Scan test system for semiconductor device
US20070186131A1 (en) Low cost imbedded load board diagnostic test fixture
US7733112B2 (en) Semiconductor testing circuit and semiconductor testing method
JPH07159483A (ja) 集積回路装置およびそのテスト方法
EP4224180A1 (en) Dft architecture for analog circuits
JP2003520967A (ja) 構成可能なバウンダリ・スキャン・パスを有するプリント回路アセンブリ
JPH01129432A (ja) 集積回路
EP2533062A1 (en) A radio frequency integrated circuit
JP3586972B2 (ja) 半導体集積回路及びそのテスト方法
Gorodetsky Bridge for on-board and on-chip 1149.4-compliant testability
JP2000121703A (ja) 半導体モジュールの電気的特性試験方法及びその装置
US20100052767A1 (en) Semiconductor module
US20020097615A1 (en) Connection pad arrangements for electronic circuit comprising both functional logic and Flash-EEPROM
JPH09133735A (ja) 集積回路および電子部品のテスト装置およびテスト方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030603

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees