JPH10206442A - 時系列画像動き信頼度計測方法および装置 - Google Patents

時系列画像動き信頼度計測方法および装置

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JPH10206442A
JPH10206442A JP9008562A JP856297A JPH10206442A JP H10206442 A JPH10206442 A JP H10206442A JP 9008562 A JP9008562 A JP 9008562A JP 856297 A JP856297 A JP 856297A JP H10206442 A JPH10206442 A JP H10206442A
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JP
Japan
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reliability
speed component
time
series image
component
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Application number
JP9008562A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Otsuka
和弘 大塚
Tsutomu Horikoshi
力 堀越
Satoshi Suzuki
智 鈴木
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時系列画像速度計測方法により得られる速度
成分の信頼度を定量化できるようにする。 【解決手段】 速度成分計算部201は、入力部200
で抽出された時空間画像を入力とし、ハフ変換を用いて
速度成分を計算する。パラメータ空間入力部202は、
速度成分計算部201においてハフ変換により得られた
対象物体の速度成分を表現するパラメータ空間を入力す
る。信頼度計算部203は、パラメータ空間入力部20
2で得られたパラメータ空間の分布のピークを検出し、
その分散として、そのピークが表す速度成分の信頼度を
定量化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラや気
象レーダー装置やリモートセンシングなどにより得られ
る時系列画像の動き信頼度計測方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】人、交通などの監視や製造工程の制御、
気象などの自然現象の解明や予測への応用などにおい
て、時系列画像の認識処理を用いた高度化、効率化が望
まれている。
【0003】従来、時系列画像から対象の動きを計測す
る方法として投票(たとえばハフ変換)を用いた方法が
ある(特願平9−3116号)。その一例として、時系
列画像を時間方向に積層した時空間中に現れる運動軌跡
の傾きをハフ変換により検出することで速度を求める方
法がある。この方法はハフ変換により、時空間画像を対
象物体の速度成分(速度の方向と大きさ)を表現するパ
ラメータ空間に変換し、そのパラメータ空間中の分布の
ピークを検出し、その座標値から対象物体の速度成分を
求めている。この手法には、ノイズやオクルージョンに
対してロバストに速度成分が得られるという利点があ
る。しかし、この方法を適用する場合、速度の計測の対
象となる画像位置と時刻を設定し、その着目する画像位
置と時刻の近傍にある時空間画像を入力として与えるた
め、その近傍の画像範囲のサイズ、および時間範囲のサ
イズを先立って決定する必要があり、従来は、このサイ
ズを経験的に人手で与えていた。
【0004】しかし、同じ条件で速度成分の測定を行っ
たとしても、得られる速度成分の確からしさは、対象物
体やその動きの性質に依存し、同じ画像中でも場所や時
間において異なる。特に、入力サイズなどの設定が不適
切な場合には、測定された速度成分の信頼性が損なわれ
るという問題があった。このような場合、従来は計算さ
れた速度成分の確かさらしさの度合いを計測することが
できないため、信頼度の低い速度成分を除外することが
できず、計測される速度の精度が不安定になるという問
題があった。
【0005】また、時系列画像からの動き計測において
は避けられない開口問題(apertureproblem)がある。
その例として図5を用いて説明する。図5は、画像範囲
より大きい物体が移動する場合の例であり、物体の一部
が直線状のエッジとして画像中に現れている。いま、こ
の2つのフレームの画像から対象物体の速度を計測した
いが、フレーム1の中のエッジ上の一点Pについてのフ
レーム2の中での対応点が一意に定まらないように、対
象物体の速度にはv1 ,v2 ,・・・・など多くの可能
性があり、この2つのフレームの画像からは対象物体の
速度を一意に決定することができない。このように、速
度を一意に決定するために必要な情報が入力される画像
範囲、時間範囲内に不十分であるときに生じる問題を開
口問題と呼んでいる。
【0006】しかし、また、これまでのハフ変換を用い
た方法では、得られた速度成分が開口問題の影響を受け
ているか否かを判定できず、信頼性の低い速度成分を除
外することができず、計測される速度の精度が不安定に
なるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】投票(例えばハフ変
換)を用いて、時系列画像中の対象物体の移動速度成分
(速度の大きさ・方向)を求める従来の方法では、計測
した速度成分の信頼性に関する尺度がなく、得られた速
度成分の妥当性の判断ができなかったため、開口問題な
どが生じる環境において、出力される速度成分の精度が
不安定かつ不正確になるという問題があった。
【0008】本発明の目的は、速度成分の信頼度を定量
化することのできる時系列画像動き信頼度計測方法およ
び装置を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、速度成分の信頼度を
用いて、計算された速度成分の妥当性を判定すること
で、信頼性の低い速度成分を除外した速度成分のみを正
確に出力することのできる時系列画像動き計測方法およ
び装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の時系列画像動き
信頼度計測方法は、時系列画像速度計測方法により得ら
れる対象物体の速度成分を表現するパラメータ空間中の
分布がつくるピークを検出し、そのピークのまわりの分
布の分散を計算し、それを前記速度成分の信頼度とす
る。
【0011】本発明の他の時系列画像動き信頼度計測方
法は、前記速度成分の信頼度の大小に基づき、前記速度
成分の妥当性を判定する。
【0012】対象物体の速度成分を表現するパラメータ
空間を入力とし、そのパラメータ空間中の分布がつくる
ピークを検出し、そのピークのまわりの分布の分散から
速度成分の信頼度を求めることを特徴とする。
【0013】また、速度成分の信頼度を用いて、計算さ
れる速度成分の妥当性を判断することで安定かつ正確な
速度成分のみを提供することができる。
【0014】本発明の時系列画像動き信頼度計測装置
は、時系列画像中の対象物体の速度成分を計測する速度
成分計算手段と、時系列画像中の対象物体の速度成分を
計測する過程において得られる速度成分を表現するパラ
メータ空間を入力するパラメータ空間入力手段と、前記
速度成分計算手段により得られたパラメータ空間におい
て、分布のピークを検出し、そのまわりの分散値を計算
し、それを速度成分の信頼度とする信頼度計算手段と有
する。
【0015】本発明の他の時系列画像動き信頼度計測装
置は、前記信頼度計算手段で計算された速度成分の信頼
度の大小に基づき、速度成分の妥当性を判定する妥当性
評価手段と、前記速度成分計算手段で得られた速度成
分、前記信頼度計算手段で得られた速度成分の信頼度、
前記妥当性評価手段での速度成分の妥当性の判定結果の
少なくとも1つを出力する手段をさらに有する。
【0016】速度成分計算手段は、例えばハフ変換によ
り、時系列画像中の対象物体の速度成分を計算する。ハ
フ変換を用いることによりノイズやオクルージョンに対
してロバストに速度成分を求めることが可能となる。パ
ラメータ空間入力手段は、ハフ変換により得られた速度
成分を表現するパラメータ空間を入力し、信頼度計測手
段は、そのパラメータ空間において、分布のピークを検
出し、そのまわりの分散を計算する。そのため、ハフ変
換により計測された速度成分の信頼度を定量化すること
が可能になる。さらに、妥当性評価手段では、速度成分
の信頼度の妥当性を評価し、出力手段により、ディスプ
レイ装置などの出力する。したがって、正確な対象物体
の速度成分のみを得ることが可能となる。
【0017】なお、本発明は、ハフ変換を利用する速度
計測方法以外にも、例えば、フレーム間の相互間係数を
用いたマッチングに基づく方法など、速度を表現するパ
ラメータ空間が処理の過程で得られる方法も利用可能で
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】図1は本発明の一実施形態の時系列画像動
き信頼度計測装置の構成図、図2はその全体の処理の流
れ図である。
【0020】本実施形態の時系列画像動き信頼度計測装
置は入力部100と処理部200と出力部300で構成
されている。
【0021】入力部100は時系列画像を外部から入力
・記憶し、処理部200からの要求に応じて画像を伝送
する。処理部200は速度成分計算部201とパラメー
タ空間入力部202と信頼度計算部203と妥当性評価
部204からなる。出力部300は、速度成分計算部2
01から得られた速度成分と、信頼度計算部203で得
られた速度成分の信頼度と、妥当性評価部204で評価
された妥当性をディスプレイ装置やファイル装置などへ
出力する。
【0022】次に、各部の機能を詳しく説明する。
【0023】入力部100は、時系列画像を入力し、時
系列画像中の任意の画像位置、時刻(x0 ,y0 ,t
0 )を中心とする任意のサイズ(空間的、時間的に)の
近傍をボリュームデータI(x,y,t)(時空間画像
と呼ぶ)として抽出し、記憶する(ステップ401)。
【0024】速度成分計算部201は、入力部100で
抽出された時空間画像を入力とし、ハフ変換(投票)を
用いて対象物体の速度成分(速度の大きさと方向)を計
算する(ステップ402)。
【0025】ここでは、一例として次の方法を示すが、
他の方法も利用可能である。
【0026】この方法は、対象物体の移動により時空間
中に生じる運動軌跡の中でも、対象物体の輪郭やエッジ
がつくる曲面状の運動軌跡に着目し、対象となる時空間
中において、その運動軌跡に接する複数の接平面がつく
る交線の傾きから対象物体の速度成分を求めるという原
理を用いており、2段階のハフ変換により、それぞれ運
動軌跡の接平面の検出と、検出された接平面の組み合わ
せがつくる交線の検出をそれぞれ行う。
【0027】まず、入力部100で抽出された時空間画
像I(x,y,t)のフレーム間の差分を計算し、その
正値のみを用いた時空間差分画像D(x,y,t)を計
算する。
【0028】
【数1】 すると、この時空間差分画像D(x,y,t)中に対象
物体の移動によって生じる曲面状の運動軌跡が構築でき
る。
【0029】次に、この曲面状の運動軌跡に接する接平
面を3次元ハフ変換によって検出し、その分布を3次元
平面を極座標表現したときのパラメータ空間SP (θ,
φ,ρ)の関数として3次元配列上に記憶させる。3次
元空間中の点(xi ,yi ,ti )を通る平面は3つの
パラメータ(θ,φ,ρ)を用いて
【0030】
【数2】 のように表現することができる。ただし、(θ,φ)は
平面の法線方向、ρは原点から平面までの最短距離を表
す。よって、パラメータ空間SP 中の投票値の分布がピ
ークをなす場合、そのピークの座標が、時空間に含まれ
る運動軌跡の接平面を表す。
【0031】次に、この運動軌跡の接平面のパラメータ
空間を、位置と時間に不変な動き情報に集約するため
に、接平面の法線方向のパラメータ空間SN (θ,φ)
へと投影する。その一例として、パラメータ空間SP
(θ,φ,ρ)中の全ての(θ,φ)についてρ方向に
探索し、投票値の最大値を法線方向のパラメータ空間の
値SN (θ,φ)とする。
【0032】
【数3】 この処理の結果、法線方向のパラメータ空間SN の各座
標(θ,φ)の値は、時空間差分画像中の運動軌跡の接
平面を法線方向毎にみたときの接平面の強度分布に対応
する値が格納される。
【0033】さらに、法線のパラメータ空間SN (θ,
φ)を入力とし、時空間差分画像中の運動軌跡に接する
接平面の交線の方向を検出するために2回目のハフ変換
を行い、交線のパラメータ空間SL (α,β)を求め、
その空間において最大値をもつピークの座標(αP ,β
P )から、入力された画像中の対象物体の速度成分の方
向をαP 、速度の大きさを
【0034】
【数4】 から求める。
【0035】この2回目のハフ変換のために、まず、求
めるべき接平面の交線の方向を一種の極座標表示α,β
を用いて、
【0036】
【数5】 と表す。ただし、(lx ,ly ,lt )は交線の方向
(x,y,t)成分であり、交線上にある異なる2点を
1 (x1 ,y1 ,t1 )、P2 (x2 ,y2 ,t 2
とする。
【0037】すると、法線のパラメータ空間SN (θ,
φ)と交線のパラメータ空間SL (α,β)の間の関係
を、2つの点P1 、P2 について式(2)を連立して解
き、式(8)〜(10)を代入することで、
【0038】
【数6】 のように得る。
【0039】2つの接平面は法線のパラメータ空間中の
2点として表され、各々の点を交線のパラメータ空間に
変換すると、式(11)で表される曲線になり、その交
線として、接平面の交線の方向が得られる。
【0040】ここでは、法線のパラメータ空間中SN
全ての点について、式(11)の曲線のパラメータ空間
L に投票するというハフ変換を実行することで、対象
物体の速度成分を表現するパラメータ空間SL が求めら
れる。
【0041】パラメータ空間入力部202は、速度成分
計算部201において、ハフ変換により得られた対象物
体の速度成分を表現するパラメータ空間を入力する(ス
テップ403)。
【0042】例として、速度成分計算部202で得られ
たパラメータ空間SL (α,β)を入力とする。ここ
で、αは対象物体の移動方向を表し、βは移動速度に対
応するパラメータである。
【0043】信頼度計算部203は、パラメータ空間入
力部202で得られたパラメータ空間SL の分布のピー
クを検出し、その分散として、そのピークが表す速度成
分の信頼度を定量化する(ステップ404)。
【0044】ここでは、例としてパラメータ空間中のピ
ークとして速度成分計算部201で速度成分の決定に用
いたピーク(αP ,βP )を用い、以下の方法で信頼度
を定量化する。
【0045】まず、図3(a)に示すように、パラメー
タ空間SL 中の投票値の最小値minSL から最大値m
axSL までの範囲を0〜1と考えたとき、比率γ(た
だし、0<γ<1)以上の値をもつピークの近傍の領域
P について、ピーク点SL(αP ,βP )まわりの分
散σ2 をα軸方向、β軸方向それぞれの分散の和として
次のように計算する。
【0046】
【数7】 ただし、V(β)は速度を表すβの関数であり、パラメ
ータ空間SL はβ方向にΔβの間隔で均等に離散化され
ている。よって、速度の大きさをυとβの間には式(1
6)の関係があり、パラメータSL を表す配列の一つ一
つの要素(セルと呼ぶ)に含まれる速度の範囲はβの値
によって変わる。速度成分の信頼性の尺度として、速度
の大きさに関する分散を考慮するために、式(14)の
β軸方向の分散値
【0047】
【外1】 の計算において、図3(b),(c)のように、ピーク
からの距離β−βP を速度のスケールに変換し、ピーク
との速度の差V−VP として表現する。また、図3
(d),(e)のようにSL 中のピークの位置でのセル
が含む速度の幅△Vを近似として求め、この幅でピーク
との速度差を正規化している。
【0048】信頼度は分散σ2 の大きさで表され、分散
値σ2 が小さいとき、信頼度は高く、逆に、分散値σ2
が大きいときには、信頼度が低いことを意味する。
【0049】妥当性評価部204は信頼度計算部203
で得られた速度成分の信頼度に基づき速度成分の妥当性
を判断する(ステップ405)。例えば、一例として分
散値にしきい値Qを設定して、速度成分の信頼度を表す
分散値がしきい値Q以下の場合には、速度成分計算部2
01において計算された速度成分は妥当であると判断
し、分散値がしきい値Qを越えるときには、速度成分は
妥当でないという判断を行う。
【0050】なお、この方法以外の妥当性の判断も利用
可能である。
【0051】出力部300は、処理部200における、
速度成分計算部201で得られた速度成分と、信頼度計
算部203において得られた速度成分の信頼度と、妥当
性評価部205で評価された妥当性の少なくとも1つを
ディスプレイ装置やファイル装置などの出力する(ステ
ップ406)。なお、速度成分については、妥当と判定
された速度成分のみを出力するようにしてもよい。
【0052】図4は本実施形態を2つの時系列画像につ
いて実施した結果を示す。
【0053】図4(a)には、用いた時系列画像(合計
21フレーム)から2フレームだけを抜粋して示す。画
像1は、細かいテクスチャーからなる画像であり、一
方、画像2は、直線的なエッジからなる画像である。い
ずれも対象の速度成分は既知で、左から右の方向をも
つ。
【0054】それぞれの画像について、実施形態で説明
したハフ変換を用いて速度を計測した際の角度誤差を図
4(b)に示す。また、ハフ変換により得られたパラメ
ータ空間を図4(c)に示し、速度成分の信頼度として
得られたピークまわりの分散値を図4(d)に示す。
【0055】画像1の場合は、角度誤差が小さく、精度
よく速度成分が推定されているが、画像2の場合には、
画像中に直線的なエッジしか含まれておらず、そのため
に、速度成分を一意に決定できず、開口問題(aperture
problem)が生じた結果、角度誤差が大きくなってしま
っている。
【0056】この違いは図4(c)のパラメータ空間中
のピークの広がりに反映されており、図4(d)の分散
値も、画像1については小さく、画像2については大き
い値として現れている。
【0057】このような場合、例えば、妥当性の評価に
おける、分散値のしきい値を10.0と設定すること
で、画像1については得られた速度成分は妥当であると
いえ、一方、画像2については、妥当でないと判断でき
る。
【0058】このような妥当性の判断を用いることで、
計測された速度成分が妥当であると判断されたもののみ
を出力することができ、安定かつ正確な速度成分を提供
することが可能となる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、下記の
ような効果がある。
【0060】(1)請求項1と4の発明は、時系列画像
中の速度成分の計測において、速度計測方法により得ら
れる速度成分を表現するパラメータ空間中を入力として
その中のピークのまわりの分散値により速度成分の信頼
度を定量化することができる。
【0061】(2)請求項2と6の発明は、この速度成
分の信頼度を利用することにより、開口問題などの有無
など計測された速度成分の妥当性が判断でき、正確な速
度成分のみを出力できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の時系列画像動き信頼度計
測装置の構成図である。
【図2】図1の装置の全体の処理の流れ図である。
【図3】速度成分の信頼度の計算の様子を示す図であ
る。
【図4】図1の実施形態を2つの時系列画像について実
施した結果を示す図である。
【図5】開口問題を説明する図である。
【符号の説明】
100 入力部 200 処理部 201 速度成分計算部 202 パラメータ空間入力部 203 信頼度計算部 204 妥当性評価部 300 出力部 401〜406 ステップ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時系列画像速度計測方法により得られる
    対象物体の速度成分を表現するパラメータ空間中の分布
    がつくるピークを検出し、そのピークのまわりの分布の
    分散を計算し、それを前記速度成分の信頼度とする時系
    列画像動き信頼度計測方法。
  2. 【請求項2】 前記時系列画像速度計測方法が投票を用
    いた時系列画像速度計測方法である、請求項1記載の時
    系列画像動き信頼度計測方法。
  3. 【請求項3】 前記速度成分の信頼度の大小に基づき前
    記速度成分の妥当性を判定する、請求項1または2記載
    の時系列画像動き信頼度計測方法。
  4. 【請求項4】 時系列画像中の対象物体の速度成分を計
    測する速度成分計算手段と、 時系列画像中の対象物体の速度成分を計測する過程にお
    いて得られる速度成分を表現するパラメータ空間を入力
    するパラメータ空間入力手段と、 前記速度成分計算手段により得られたパラメータ空間に
    おいて、分布のピークを検出し、そのまわりの分散値を
    計算し、それを速度成分の信頼度とする信頼度計算手段
    を有する時系列画像動き信頼度計測装置。
  5. 【請求項5】 前記速度成分計算手段が投票を用いて速
    度成分を計測する、請求項4記載の時系列画像動き信頼
    度計測装置。
  6. 【請求項6】 前記信頼度計算手段で計算された速度成
    分の信頼度の大小に基づき、速度成分の妥当性を判定す
    る妥当性評価手段と、前記速度成分計算手段で得られた
    速度成分、前記信頼度計算手段で得られた速度成分の信
    頼度、前記妥当性評価手段での速度成分の妥当性の判定
    結果の少なくとも1つを出力する手段をさらに有する、
    請求項4または5記載の時系列画像動き信頼度計測装
    置。
  7. 【請求項7】 速度成分が妥当と判定されたときのみ、
    該速度成分を出力する、請求項6記載の時系列画像動き
    信頼度計測装置。
  8. 【請求項8】 前記速度成分計算手段は、対象物体の移
    動により時空間中に生じる運動軌跡に接する複数の接平
    面がつくる交線の傾きから対象物体の速度成分を求め
    る、請求項4記載の時系列画像動き信頼度計測装置。
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