JPH10206443A - 時系列画像速度計測方法および装置 - Google Patents
時系列画像速度計測方法および装置Info
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- JPH10206443A JPH10206443A JP9008563A JP856397A JPH10206443A JP H10206443 A JPH10206443 A JP H10206443A JP 9008563 A JP9008563 A JP 9008563A JP 856397 A JP856397 A JP 856397A JP H10206443 A JPH10206443 A JP H10206443A
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- time
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 時系列画像中の対象物体の動きの計測におい
て、開口問題を回避し、安定かつ正確に速度成分を計算
する。 【解決手段】 画像抽出部201は、入力部100から
時系列画像を入力し、時系列画像中の任意の注視点を中
心とする近傍を、制御部300から指示されたサイズの
注視範囲をもつボリュームの時空間画像として抽出す
る。速度成分計算部202は抽出された時空間画像を入
力とし、ハフ変換を用いて速度成分を計算する。パラメ
ータ空間入力部203は、速度成分計算部202におい
て、ハフ変換により得られたパラメータ空間を入力す
る。信頼度計算部204は、パラメータ空間空対象物体
の信頼度を計算する。記憶部205は抽出された注視範
囲のサイズ、速度成分、信頼度を記憶する。選択出力部
400は各サイズでの信頼度に基づき速度を決定する。
て、開口問題を回避し、安定かつ正確に速度成分を計算
する。 【解決手段】 画像抽出部201は、入力部100から
時系列画像を入力し、時系列画像中の任意の注視点を中
心とする近傍を、制御部300から指示されたサイズの
注視範囲をもつボリュームの時空間画像として抽出す
る。速度成分計算部202は抽出された時空間画像を入
力とし、ハフ変換を用いて速度成分を計算する。パラメ
ータ空間入力部203は、速度成分計算部202におい
て、ハフ変換により得られたパラメータ空間を入力す
る。信頼度計算部204は、パラメータ空間空対象物体
の信頼度を計算する。記憶部205は抽出された注視範
囲のサイズ、速度成分、信頼度を記憶する。選択出力部
400は各サイズでの信頼度に基づき速度を決定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラや気
象レーダー装置やリモートセンシングなどにより得られ
る時系列画像中の対象の認識のための技術に関し、特に
時系列画像中の対象物体の動きをハフ変換(または投票
と呼ぶ)を用いて計測する時系列画像速度計測方法およ
び装置に関する。
象レーダー装置やリモートセンシングなどにより得られ
る時系列画像中の対象の認識のための技術に関し、特に
時系列画像中の対象物体の動きをハフ変換(または投票
と呼ぶ)を用いて計測する時系列画像速度計測方法およ
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人、交通などの監視や製造工程の制御、
気象などの自然現象の解明や予測への応用などにおい
て、時系列画像の認識処理を用いた高度化、効率化が望
まれている。
気象などの自然現象の解明や予測への応用などにおい
て、時系列画像の認識処理を用いた高度化、効率化が望
まれている。
【0003】従来、時系列画像から対象の動きを計測す
る方法として投票(たとえばハフ変換)を用いた方法が
ある(特願平9−3116号)。その一例として、時系
列画像を時間方向に積層した時空間中に現れる運動軌跡
の傾きをハフ変換により検出することで速度を求める方
法がある。この方法はハフ変換により、時空間画像を対
象物体の速度成分(速度の方向と大きさ)を表現するパ
ラメータ空間に変換し、そのパラメータ空間中の分布の
ピークを検出し、その座標値から対象物体の速度成分を
求めている。この手法には、ノイズやオクルージョンに
対してロバストに速度成分が得られるという利点があ
る。しかし、この方法を適用する場合、速度の計測の対
象となる画像位置と時刻(注視点と呼ぶ)を設定し、そ
の着目する画像位置と時刻の近傍(注視範囲と呼ぶ)に
ある時空間画像を入力として与えるため、その注視範囲
の画像範囲のサイズ、および時間範囲のサイズを先立っ
て決定する必要があり、従来は、このサイズを経験的に
人手で与えていた。
る方法として投票(たとえばハフ変換)を用いた方法が
ある(特願平9−3116号)。その一例として、時系
列画像を時間方向に積層した時空間中に現れる運動軌跡
の傾きをハフ変換により検出することで速度を求める方
法がある。この方法はハフ変換により、時空間画像を対
象物体の速度成分(速度の方向と大きさ)を表現するパ
ラメータ空間に変換し、そのパラメータ空間中の分布の
ピークを検出し、その座標値から対象物体の速度成分を
求めている。この手法には、ノイズやオクルージョンに
対してロバストに速度成分が得られるという利点があ
る。しかし、この方法を適用する場合、速度の計測の対
象となる画像位置と時刻(注視点と呼ぶ)を設定し、そ
の着目する画像位置と時刻の近傍(注視範囲と呼ぶ)に
ある時空間画像を入力として与えるため、その注視範囲
の画像範囲のサイズ、および時間範囲のサイズを先立っ
て決定する必要があり、従来は、このサイズを経験的に
人手で与えていた。
【0004】しかし、注視範囲の最適なサイズは、対象
物体やその動きの性質に依存し、同じ画像中でも場所や
時間において異なり、この設定が不適切な場合には、測
定された速度成分の信頼性が損なわれるという問題があ
った。
物体やその動きの性質に依存し、同じ画像中でも場所や
時間において異なり、この設定が不適切な場合には、測
定された速度成分の信頼性が損なわれるという問題があ
った。
【0005】また、時系列画像からの動き計測において
は避けられない開口問題(apertureproblem)がある。
その例として図5を用いて説明する。図5は、画像範囲
より大きい物体が移動する場合の例であり、物体の一部
が直線状のエッジとして画像中に現れている。いま、こ
の2つのフレームの画像から対象物体の速度を計測した
いが、フレーム1の中のエッジ上の一点Pについてのフ
レーム2の中での対応点が一意に定まらないように、対
象物体の速度にはv1 ,v2 ,・・・・など多くの可能
性があり、この2つのフレームの画像からは対象物体の
速度を一意に決定することができない。このように、速
度を一意に決定するために必要な情報が入力される画像
範囲、時間範囲(注視範囲)内に不十分であるときに生
じる問題を開口問題と呼んでいる。
は避けられない開口問題(apertureproblem)がある。
その例として図5を用いて説明する。図5は、画像範囲
より大きい物体が移動する場合の例であり、物体の一部
が直線状のエッジとして画像中に現れている。いま、こ
の2つのフレームの画像から対象物体の速度を計測した
いが、フレーム1の中のエッジ上の一点Pについてのフ
レーム2の中での対応点が一意に定まらないように、対
象物体の速度にはv1 ,v2 ,・・・・など多くの可能
性があり、この2つのフレームの画像からは対象物体の
速度を一意に決定することができない。このように、速
度を一意に決定するために必要な情報が入力される画像
範囲、時間範囲(注視範囲)内に不十分であるときに生
じる問題を開口問題と呼んでいる。
【0006】この開口問題を避けるために必要な注視範
囲のサイズは対象やその動きの性質に依存し、同じ画像
中でも場所や時間において異なる。しかし、従来のハフ
変換を用いた方法においては、人手によりこのサイズを
与えていたため、設定が不適切になる場合があり、その
場合、開口問題が生じ、正確な速度成分が求められない
という問題があった。また、これまでのハフ変換を用い
た方法では、得られた速度成分が開口問題の影響を受け
ているか否かの判定ができず、対象によっては安定した
速度を求めることができないという問題があった。
囲のサイズは対象やその動きの性質に依存し、同じ画像
中でも場所や時間において異なる。しかし、従来のハフ
変換を用いた方法においては、人手によりこのサイズを
与えていたため、設定が不適切になる場合があり、その
場合、開口問題が生じ、正確な速度成分が求められない
という問題があった。また、これまでのハフ変換を用い
た方法では、得られた速度成分が開口問題の影響を受け
ているか否かの判定ができず、対象によっては安定した
速度を求めることができないという問題があった。
【0007】また、予め開口問題を回避するために、注
視範囲のサイズを大きくとる場合、同じ注視範囲に含ま
れる対象物体の速度の大きさや方向にばらつきが出てし
まう可能性があり、計測される速度の精度が低下した
り、また計算量が増大したり、速度計測の空間的、時間
的解像度が低下してしまうという問題もある。
視範囲のサイズを大きくとる場合、同じ注視範囲に含ま
れる対象物体の速度の大きさや方向にばらつきが出てし
まう可能性があり、計測される速度の精度が低下した
り、また計算量が増大したり、速度計測の空間的、時間
的解像度が低下してしまうという問題もある。
【0008】このように、速度計測の対象の性質が時間
や場所により変化するような環境下では、注視範囲のサ
イズの決定が困難であり、本来、ハフ変換(投票)を用
いる方法が有するノイズやオクルージョンへのロバスト
性というような優れた性能が発揮できなくなるという問
題がある。
や場所により変化するような環境下では、注視範囲のサ
イズの決定が困難であり、本来、ハフ変換(投票)を用
いる方法が有するノイズやオクルージョンへのロバスト
性というような優れた性能が発揮できなくなるという問
題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】投票(例えばハフ変
換)を用いた時系列画像中の対象物体の移動速度成分
(速度の大きさ・方向)を求める方法および装置におい
て、従来の方法では、ある画像位置、時刻の速度計測に
必要な画像範囲、時間範囲(注視範囲)のサイズを人手
で設定する必要があり、その設定が不適切である場合、
計測される速度成分の信頼性が損なわれ、特に開口問題
などが生じる場合には正しい速度成分が求められないと
いう問題があった。
換)を用いた時系列画像中の対象物体の移動速度成分
(速度の大きさ・方向)を求める方法および装置におい
て、従来の方法では、ある画像位置、時刻の速度計測に
必要な画像範囲、時間範囲(注視範囲)のサイズを人手
で設定する必要があり、その設定が不適切である場合、
計測される速度成分の信頼性が損なわれ、特に開口問題
などが生じる場合には正しい速度成分が求められないと
いう問題があった。
【0010】本発明の目的は、時系列画像中の対象物体
の動き計測において、最適な注視範囲と速度成分を自動
的に選択でき、開口問題を回避し、安定かつ正確に速度
成分を計算することのできる時系列画像速度計測方法お
よび装置を提供することである。
の動き計測において、最適な注視範囲と速度成分を自動
的に選択でき、開口問題を回避し、安定かつ正確に速度
成分を計算することのできる時系列画像速度計測方法お
よび装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の時系列画像速度
計測方法は、速度計測の対象物体となる画像の位置、時
刻(注視点)の近傍の注視範囲のサイズ(画像範囲、時
間範囲)を可変とし、複数のサイズの注視範囲について
対象物体の速度成分(速度の大きさ、方向)を計算し、
パラメータ空間の分布から速度成分の信頼度を求め、各
々のサイズの注視範囲に対する信頼度の値に基づき最適
な注視範囲サイズを選択し、そのときの速度成分を出力
する。
計測方法は、速度計測の対象物体となる画像の位置、時
刻(注視点)の近傍の注視範囲のサイズ(画像範囲、時
間範囲)を可変とし、複数のサイズの注視範囲について
対象物体の速度成分(速度の大きさ、方向)を計算し、
パラメータ空間の分布から速度成分の信頼度を求め、各
々のサイズの注視範囲に対する信頼度の値に基づき最適
な注視範囲サイズを選択し、そのときの速度成分を出力
する。
【0012】また、本発明の時系列画像速度計測装置
は、時系列画像中の対象物体の速度成分を求める速度成
分計算手段と、時系列画像中の対象物体の速度成分を求
める過程において得られるパラメータ空間を入力するパ
ラメータ空間入力手段と、前記パラメータ空間入力手段
により入力されたパラメータ空間から前記速度計算手段
で得られた速度成分の信頼度を求める信頼度評価手段
と、動き計測の対象の画像位置、時刻を中心とした近傍
の画像範囲のサイズおよび時間範囲のサイズを変化さ
せ、複数のサイズの注視範囲について、それぞれ前記速
度成分計算手段により速度成分を計算させ、前記パラメ
ータ空間入力手段、前記信頼度評価手段により速度の信
頼度を計算させる制御手段と、前記制御手段により得ら
れた、異なるサイズをもつ複数の注視範囲に対応する速
度成分の信頼度の値に基づき、最適な注視範囲のサイズ
と、そのときの速度成分を自動的に選択し、出力する選
択出力手段を有する。
は、時系列画像中の対象物体の速度成分を求める速度成
分計算手段と、時系列画像中の対象物体の速度成分を求
める過程において得られるパラメータ空間を入力するパ
ラメータ空間入力手段と、前記パラメータ空間入力手段
により入力されたパラメータ空間から前記速度計算手段
で得られた速度成分の信頼度を求める信頼度評価手段
と、動き計測の対象の画像位置、時刻を中心とした近傍
の画像範囲のサイズおよび時間範囲のサイズを変化さ
せ、複数のサイズの注視範囲について、それぞれ前記速
度成分計算手段により速度成分を計算させ、前記パラメ
ータ空間入力手段、前記信頼度評価手段により速度の信
頼度を計算させる制御手段と、前記制御手段により得ら
れた、異なるサイズをもつ複数の注視範囲に対応する速
度成分の信頼度の値に基づき、最適な注視範囲のサイズ
と、そのときの速度成分を自動的に選択し、出力する選
択出力手段を有する。
【0013】速度成分計算手段は、例えばハフ変換を用
いて時系列画像中の対象物体の速度成分を計測してお
り、ノイズやオクルージョンに対してロバストに対象物
体の速度成分を計測することが可能となる。パラメータ
空間入力手段はパラメータ空間を入力し、また、信頼度
評価手段は、そのパラメータ空間から速度成分の信頼度
を計算する。そのため、計測される速度成分の信頼度を
定量化することが可能となる。また、制御手段は、時系
列画像中の注視点を中心とした異なるサイズをもつ複数
の注視範囲内の画像を抽出し、それぞれについて速度成
分計算手段を用いて速度成分を測定し、信頼度評価手段
を用い速度の信頼度を計算させている。そのため、開口
問題を回避できるような最適な注視範囲のサイズを探索
することが可能となる。さらに、選択出力手段は、信頼
度評価手段によって計算された、複数のサイズの注視範
囲について計算された速度成分の信頼度を用いることで
最適な注視範囲のサイズを決定することができ、それに
基づいて正確かつ安定な速度成分を選択することが可能
となる。
いて時系列画像中の対象物体の速度成分を計測してお
り、ノイズやオクルージョンに対してロバストに対象物
体の速度成分を計測することが可能となる。パラメータ
空間入力手段はパラメータ空間を入力し、また、信頼度
評価手段は、そのパラメータ空間から速度成分の信頼度
を計算する。そのため、計測される速度成分の信頼度を
定量化することが可能となる。また、制御手段は、時系
列画像中の注視点を中心とした異なるサイズをもつ複数
の注視範囲内の画像を抽出し、それぞれについて速度成
分計算手段を用いて速度成分を測定し、信頼度評価手段
を用い速度の信頼度を計算させている。そのため、開口
問題を回避できるような最適な注視範囲のサイズを探索
することが可能となる。さらに、選択出力手段は、信頼
度評価手段によって計算された、複数のサイズの注視範
囲について計算された速度成分の信頼度を用いることで
最適な注視範囲のサイズを決定することができ、それに
基づいて正確かつ安定な速度成分を選択することが可能
となる。
【0014】なお、本発明は、ハフ変換(投票)を利用
する速度計測方法以外にも、例えば、フレーム間の相互
相関係数を用いたマッチングの方法など、速度などを表
現するパラメータ空間が処理の過程で得られる方法も利
用可能である。
する速度計測方法以外にも、例えば、フレーム間の相互
相関係数を用いたマッチングの方法など、速度などを表
現するパラメータ空間が処理の過程で得られる方法も利
用可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の一実施形態の時系列画像速
度計測装置の構成図、図2はその全体の処理を示すフロ
ーチャートである。
度計測装置の構成図、図2はその全体の処理を示すフロ
ーチャートである。
【0017】本実施形態の時系列速度計測装置は入力部
100と処理部200と制御部300と選択出力部40
0で構成されている。
100と処理部200と制御部300と選択出力部40
0で構成されている。
【0018】入力部100は時系列画像を外部から入力
・記憶し、処理部200からの要求に応じて、処理部2
00に伝送する。処理部200は画像抽出部201と速
度成分計算部202とパラメータ空間入力部203と信
頼度評価部204と記憶部205で構成される。制御部
300は処理部200の動作を制御する。選択出力部4
00は、処理部200の一連の処理により記憶部204
に蓄積された速度成分の候補とそれらの信頼度を入力と
し、出力する速度成分を決定し、その信頼度、画像範
囲、時間範囲に関する情報とともにディスプレイ装置や
ファイル装置などへ出力する。
・記憶し、処理部200からの要求に応じて、処理部2
00に伝送する。処理部200は画像抽出部201と速
度成分計算部202とパラメータ空間入力部203と信
頼度評価部204と記憶部205で構成される。制御部
300は処理部200の動作を制御する。選択出力部4
00は、処理部200の一連の処理により記憶部204
に蓄積された速度成分の候補とそれらの信頼度を入力と
し、出力する速度成分を決定し、その信頼度、画像範
囲、時間範囲に関する情報とともにディスプレイ装置や
ファイル装置などへ出力する。
【0019】次に、各部の機能について詳しく説明す
る。
る。
【0020】画像抽出部201は、入力部100から時
系列画像を入力し(ステップ501)、時系列画像中の
任意に注視点(x0 ,y0 ,t0 )を中心とする近傍を
制御部300から指示されたサイズの注視範囲をもつボ
リュームデータI(x,y,t)(時空間画像と呼ぶ)
として抽出する。
系列画像を入力し(ステップ501)、時系列画像中の
任意に注視点(x0 ,y0 ,t0 )を中心とする近傍を
制御部300から指示されたサイズの注視範囲をもつボ
リュームデータI(x,y,t)(時空間画像と呼ぶ)
として抽出する。
【0021】速度成分計算部202は、画像抽出部20
1で抽出された時空間画像を入力とし、ハフ変換(投
票)を用いて速度成分(速度の大きさと方向)を計算す
る(ステップ506)。
1で抽出された時空間画像を入力とし、ハフ変換(投
票)を用いて速度成分(速度の大きさと方向)を計算す
る(ステップ506)。
【0022】ここでは、一例として次の方法を示すが、
他のハフ変換(投票)を用いる方法や、それ以外の方法
も利用可能である。
他のハフ変換(投票)を用いる方法や、それ以外の方法
も利用可能である。
【0023】この方法は、対象物体の移動により時空間
中に生じる運動軌跡の中でも、対象物体の輪郭やエッジ
がつくる曲面状の運動軌跡に着目し、対象となる時空間
中において、その運動軌跡に接する複数の接平面がつく
る交線の傾きから対象物体の速度成分を求めるという原
理を用いており、2段階のハフ変換により、それぞれ運
動軌跡の接平面の検出と、検出された接平面の組み合わ
せがつくる交線の検出をそれぞれ行う。
中に生じる運動軌跡の中でも、対象物体の輪郭やエッジ
がつくる曲面状の運動軌跡に着目し、対象となる時空間
中において、その運動軌跡に接する複数の接平面がつく
る交線の傾きから対象物体の速度成分を求めるという原
理を用いており、2段階のハフ変換により、それぞれ運
動軌跡の接平面の検出と、検出された接平面の組み合わ
せがつくる交線の検出をそれぞれ行う。
【0024】まず、画像抽出部201で抽出された時空
間画像I(x,y,t)のフレーム間の差分を計算し、
その正値のみを用いた時空間差分画像D(x,y,t)
を計算する。
間画像I(x,y,t)のフレーム間の差分を計算し、
その正値のみを用いた時空間差分画像D(x,y,t)
を計算する。
【0025】
【数1】 すると、この時空間差分画像D(x,y,t)中に対象
物体の移動によって生じる曲面状の運動軌跡が構築でき
る。
物体の移動によって生じる曲面状の運動軌跡が構築でき
る。
【0026】次に、この曲面状の運動軌跡に接する接平
面を3次元ハフ変換によって検出し、その分布を3次元
平面を極座標表現したときのパラメータ空間SP (θ,
φ,ρ)の関数として3次元配列上に記憶させる。3次
元空間中の点(xi ,yi ,ti )を通る平面は3つの
パラメータ(θ,φ,ρ)を用いて
面を3次元ハフ変換によって検出し、その分布を3次元
平面を極座標表現したときのパラメータ空間SP (θ,
φ,ρ)の関数として3次元配列上に記憶させる。3次
元空間中の点(xi ,yi ,ti )を通る平面は3つの
パラメータ(θ,φ,ρ)を用いて
【0027】
【数2】 のように表現することができる。ただし、(θ,φ)は
平面の法線方向、ρは原点から平面までの最短距離を表
す。よって、パラメータ空間SP 中の投票値の分布がピ
ークをなす場合、そのピークの座標が、時空間に含まれ
る運動軌跡の接平面を表す。
平面の法線方向、ρは原点から平面までの最短距離を表
す。よって、パラメータ空間SP 中の投票値の分布がピ
ークをなす場合、そのピークの座標が、時空間に含まれ
る運動軌跡の接平面を表す。
【0028】次に、この運動軌跡の接平面のパラメータ
空間を、位置と時間に不変な動き情報に集約するため
に、接平面の法線方向のパラメータ空間SN (θ,φ)
へと投影する。その一例として、パラメータ空間SP
(θ,φ,ρ)中の全ての(θ,φ)について、ρ方向
に探索し、投票値の最大値を法線方向のパラメータ空間
の値SN (θ,φ)とする。
空間を、位置と時間に不変な動き情報に集約するため
に、接平面の法線方向のパラメータ空間SN (θ,φ)
へと投影する。その一例として、パラメータ空間SP
(θ,φ,ρ)中の全ての(θ,φ)について、ρ方向
に探索し、投票値の最大値を法線方向のパラメータ空間
の値SN (θ,φ)とする。
【0029】
【数3】 この処理の結果、法線方向のパラメータ空間SN の各座
標(θ,φ)の値は、時空間差分画像中の運動軌跡の接
平面を法線方向毎にみたときの接平面の強度分布に対応
する値が格納される。
標(θ,φ)の値は、時空間差分画像中の運動軌跡の接
平面を法線方向毎にみたときの接平面の強度分布に対応
する値が格納される。
【0030】さらに、法線のパラメータ空間SN (θ,
φ)を入力とし、時空間差分画像中の運動軌跡に接する
接平面の交線の方向を検出するために2回目のハフ変換
を行い、交線のパラメータ空間SL (α,β)を求め、
その空間において最大値をもつピークの座標(αP ,β
P )から、入力された画像中の対象物体の速度成分の方
向をαP 、速度の大きさを
φ)を入力とし、時空間差分画像中の運動軌跡に接する
接平面の交線の方向を検出するために2回目のハフ変換
を行い、交線のパラメータ空間SL (α,β)を求め、
その空間において最大値をもつピークの座標(αP ,β
P )から、入力された画像中の対象物体の速度成分の方
向をαP 、速度の大きさを
【0031】
【数4】 から求める。
【0032】この2回目のハフ変換のために、まず、求
めるべき接平面の交線の方向を一種の極座標表示α,β
を用いて、
めるべき接平面の交線の方向を一種の極座標表示α,β
を用いて、
【0033】
【数5】 と表す。ただし、(lx ,ly ,lt )は、交線の方向
の(x,y,t)成分であり、交線上にある異なる2点
をP1 (x1 ,y1 ,t1 ),P2 (x2 ,y2,t
2 )とする。
の(x,y,t)成分であり、交線上にある異なる2点
をP1 (x1 ,y1 ,t1 ),P2 (x2 ,y2,t
2 )とする。
【0034】すると、法線のパラメータ空間SN (θ,
φ)と交線のパラメータ空間SL (α,β)の間の関係
を、2つの点P1 ,P2 について式(2)を連立して解
き、式(8)〜(10)を代入することで、
φ)と交線のパラメータ空間SL (α,β)の間の関係
を、2つの点P1 ,P2 について式(2)を連立して解
き、式(8)〜(10)を代入することで、
【0035】
【数6】 のように得る。
【0036】2つの接平面は法線のパラメータ空間中の
2点として表され、各々の点を交線のパラメータ空間に
変換すると、式(11)で表される曲線になり、その交
線として、接平面の交線の方向が得られる。
2点として表され、各々の点を交線のパラメータ空間に
変換すると、式(11)で表される曲線になり、その交
線として、接平面の交線の方向が得られる。
【0037】ここでは、法線のパラメータ空間中SN の
全ての点について、式(11)の曲線のパラメータ空間
SL に投票するというハフ変換を実行することで、対象
物体の速度成分を表現するパラメータ空間SL が求めら
れる。
全ての点について、式(11)の曲線のパラメータ空間
SL に投票するというハフ変換を実行することで、対象
物体の速度成分を表現するパラメータ空間SL が求めら
れる。
【0038】パラメータ空間入力部203は、速度成分
計算部202においてハフ変換により得られたパラメー
タ空間を入力する(ステップ507)。
計算部202においてハフ変換により得られたパラメー
タ空間を入力する(ステップ507)。
【0039】例として、速度成分計算部202で得られ
たパラメータ空間SL (α,β)が利用できる。パラメ
ータ空間SL は、対象物体の速度を表現するパラメータ
空間であり、αは対象物体の移動方向に対応し、βは移
動速度に対応するパラメータである。
たパラメータ空間SL (α,β)が利用できる。パラメ
ータ空間SL は、対象物体の速度を表現するパラメータ
空間であり、αは対象物体の移動方向に対応し、βは移
動速度に対応するパラメータである。
【0040】信頼度評価部204は、パラメータ空間入
力部204で入力されたパラメータ空間から対象物体の
速度成分の信頼度を計算する(ステップ508)。
力部204で入力されたパラメータ空間から対象物体の
速度成分の信頼度を計算する(ステップ508)。
【0041】ここでは、交線のパラメータ空間SL
(α,β)中において、速度成分計算部202で速度成
分の決定に用いたピーク(αP ,βP )を用いた例を説
明する。
(α,β)中において、速度成分計算部202で速度成
分の決定に用いたピーク(αP ,βP )を用いた例を説
明する。
【0042】パラメータ空間SL (α,β)中でのピー
クは計測される速度成分の不確実性が反映しているた
め、このピークの広がりを分散値として定量化すること
で信頼度が計算できる。その具体的な方法としては、図
3(a)に示すように、パラメータ空間SL 中の投票値
の最小値minSL から最大値maxSL までの範囲を
0〜1と考えたとき、比率γ(ただし、0<γ<1)以
上の値をもつピークの近傍の領域RP について、ピーク
点SL (αP ,βP )まわりの分散σ2 をα軸方向、β
軸方向それぞれの分散の和として次のように計算する。
クは計測される速度成分の不確実性が反映しているた
め、このピークの広がりを分散値として定量化すること
で信頼度が計算できる。その具体的な方法としては、図
3(a)に示すように、パラメータ空間SL 中の投票値
の最小値minSL から最大値maxSL までの範囲を
0〜1と考えたとき、比率γ(ただし、0<γ<1)以
上の値をもつピークの近傍の領域RP について、ピーク
点SL (αP ,βP )まわりの分散σ2 をα軸方向、β
軸方向それぞれの分散の和として次のように計算する。
【0043】
【数7】 ただし、V(β)は速度を表すβの関数であり、パラメ
ータ空間SL はβ方向にΔβの間隔で均等に離散化され
ている。よって、速度の大きさυとβの間には式(1
6)の関係があり、パラメータSL を表す配列の一つ一
つの要素(セルと呼ぶ)に含まれる速度の範囲はβの値
によって変わる。速度成分の信頼性の尺度として、速度
の大きさに関する分散を考慮するために、式(14)の
β軸方向の分散値
ータ空間SL はβ方向にΔβの間隔で均等に離散化され
ている。よって、速度の大きさυとβの間には式(1
6)の関係があり、パラメータSL を表す配列の一つ一
つの要素(セルと呼ぶ)に含まれる速度の範囲はβの値
によって変わる。速度成分の信頼性の尺度として、速度
の大きさに関する分散を考慮するために、式(14)の
β軸方向の分散値
【0044】
【外1】 の計算において、図3(b),(c)のように、ピーク
からの距離β−βP を速度のスケールに変換し、ピーク
との速度の差V−VP として表現する。また、図3
(d),(e)のようにSL 中のピークの位置(αP ,
βP )でのセルが含む速度の幅△Vを近似として求め、
この幅でピークとの速度差を正規化している。
からの距離β−βP を速度のスケールに変換し、ピーク
との速度の差V−VP として表現する。また、図3
(d),(e)のようにSL 中のピークの位置(αP ,
βP )でのセルが含む速度の幅△Vを近似として求め、
この幅でピークとの速度差を正規化している。
【0045】信頼度は分散σ2 の大きさで表され、分散
値σ2 が小さいとき、信頼度は高く、逆に、分散値σ2
が大きいときには、信頼度が低いことを意味する。
値σ2 が小さいとき、信頼度は高く、逆に、分散値σ2
が大きいときには、信頼度が低いことを意味する。
【0046】記憶部205は、画像抽出部201で抽出
された注視範囲のサイズと、速度成分計算部202で得
られた対象物体の速度成分と、信頼度評価部204で得
られた信頼度を記憶する。
された注視範囲のサイズと、速度成分計算部202で得
られた対象物体の速度成分と、信頼度評価部204で得
られた信頼度を記憶する。
【0047】制御部300は、動き計測の対象となる時
系列画像中の注視点を中心とした複数のサイズをもつ注
視範囲の近傍を抽出し、ハフ変換を用いた本時系列画像
動き計測装置を稼動させ、時系列画像中の対象物体の速
度成分とともに、速度成分計算部202、パラメータ空
間入力部204により速度の信頼度を計算するための処
理を行う。
系列画像中の注視点を中心とした複数のサイズをもつ注
視範囲の近傍を抽出し、ハフ変換を用いた本時系列画像
動き計測装置を稼動させ、時系列画像中の対象物体の速
度成分とともに、速度成分計算部202、パラメータ空
間入力部204により速度の信頼度を計算するための処
理を行う。
【0048】まず、時系列画像において注視点(x0 ,
y0 ,t0 )を指定し(ステップ502)、その近傍の
注視範囲のサイズの初期値M0 ×N0 ,T0 と終了値M
e ×Ne ,Te と増分ΔM、ΔN,ΔTを与える(ステ
ップ503)。次に、初期値として注視範囲のサイズを
設定して(ステップ504)、時空間画像を画像抽出部
201において抽出し(ステップ505)、速度成分計
算部202で、入力された注視範囲内の対象物体の速度
成分を計算し(ステップ506)、パラメータ空間入力
部203を通じて信頼評価部204において、その速度
成分の信頼度を計算し、記憶部205に、これらの注視
範囲のサイズの情報、速度成分、信頼度を記憶させるス
テップ507,508)。この処理部200での一通り
の流れを、設定された増分で注視範囲を拡大させながら
(ステップ509)、それぞれの注視範囲について終了
値まで実行する(ステップ510)。
y0 ,t0 )を指定し(ステップ502)、その近傍の
注視範囲のサイズの初期値M0 ×N0 ,T0 と終了値M
e ×Ne ,Te と増分ΔM、ΔN,ΔTを与える(ステ
ップ503)。次に、初期値として注視範囲のサイズを
設定して(ステップ504)、時空間画像を画像抽出部
201において抽出し(ステップ505)、速度成分計
算部202で、入力された注視範囲内の対象物体の速度
成分を計算し(ステップ506)、パラメータ空間入力
部203を通じて信頼評価部204において、その速度
成分の信頼度を計算し、記憶部205に、これらの注視
範囲のサイズの情報、速度成分、信頼度を記憶させるス
テップ507,508)。この処理部200での一通り
の流れを、設定された増分で注視範囲を拡大させながら
(ステップ509)、それぞれの注視範囲について終了
値まで実行する(ステップ510)。
【0049】出力選択部400は、制御部300におい
て複数のサイズの注視範囲について処理を行った後、各
サイズでの信頼度に基づき出力する速度を決定する(ス
テップ511)。
て複数のサイズの注視範囲について処理を行った後、各
サイズでの信頼度に基づき出力する速度を決定する(ス
テップ511)。
【0050】その一例として、最も信頼度の高い、信頼
度評価部204での例でいうと、最も小さい分散値σ2
を示すサイズを最適なサイズとして決定し、そのとき計
算された速度成分を選択し、出力するという方法が利用
できる。
度評価部204での例でいうと、最も小さい分散値σ2
を示すサイズを最適なサイズとして決定し、そのとき計
算された速度成分を選択し、出力するという方法が利用
できる。
【0051】次に、図4に示す画像のある一部分を対象
に本実施形態を実施した例を説明する。この例では対象
の速度成分は既知で、左から右の方向をもつ、注視範囲
の初期値を、それぞれ10×10ピクセル、10フレー
ムとし、終了値をそれぞれ25×25ピクセル,25フ
レームとした。図4(a),(b)に示すように4つの
サイズについて、ハフ変換による速度計測を実行し、そ
の結果として得られたパラメータ空間を図4(c)に示
し、信頼度評価部204でピークまわりの分散値として
速度成分の信頼度を計算した結果を図4(d)に示す。
ハフ変換によって得られた速度成分における角度の誤差
の絶対値を図4(e)に示す。このように4つのサイズ
について処理を実行した結果、出力選択部400は、こ
の実施形態では最適な注視範囲のサイズを25×25ピ
クセル,25フレームと判断し、そのときに得られた速
度成分を出力する。
に本実施形態を実施した例を説明する。この例では対象
の速度成分は既知で、左から右の方向をもつ、注視範囲
の初期値を、それぞれ10×10ピクセル、10フレー
ムとし、終了値をそれぞれ25×25ピクセル,25フ
レームとした。図4(a),(b)に示すように4つの
サイズについて、ハフ変換による速度計測を実行し、そ
の結果として得られたパラメータ空間を図4(c)に示
し、信頼度評価部204でピークまわりの分散値として
速度成分の信頼度を計算した結果を図4(d)に示す。
ハフ変換によって得られた速度成分における角度の誤差
の絶対値を図4(e)に示す。このように4つのサイズ
について処理を実行した結果、出力選択部400は、こ
の実施形態では最適な注視範囲のサイズを25×25ピ
クセル,25フレームと判断し、そのときに得られた速
度成分を出力する。
【0052】図4中の10×10ピクセルの場合では、
注視範囲が狭く、直線的なエッジしか含まれないため開
口問題(aperture problem)が生じ、正しい速度成分が
得られない。しかし、注視範囲を大きくしていくにした
がって、注視範囲内に様々な方向のエッジが含まれるよ
うになるため、速度成分が次第に確実に求められるよう
になる。この様子は、図4(c)のパラメータ空間中の
ピークの鋭さや図5(d)の分散値の推移からもわか
る。
注視範囲が狭く、直線的なエッジしか含まれないため開
口問題(aperture problem)が生じ、正しい速度成分が
得られない。しかし、注視範囲を大きくしていくにした
がって、注視範囲内に様々な方向のエッジが含まれるよ
うになるため、速度成分が次第に確実に求められるよう
になる。この様子は、図4(c)のパラメータ空間中の
ピークの鋭さや図5(d)の分散値の推移からもわか
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、時系列
画像を入力し、速度の計測の対象となる画像位置、時刻
(注視点)を中心とする複数のサイズの近傍(注視範
囲)について速度成分を計測し、パラメータ空間から速
度成分の信頼度を求めているので、各々のサイズの近傍
における速度成分の信頼度に基づいて、開口問題(aper
ture problem)などを回避できるような、最適な注視範
囲と速度成分を自動的に選択することができるという効
果があり、開口問題を回避した安定かつ正確な時系列画
像速度計測方法および装置を提供できるという効果があ
る。
画像を入力し、速度の計測の対象となる画像位置、時刻
(注視点)を中心とする複数のサイズの近傍(注視範
囲)について速度成分を計測し、パラメータ空間から速
度成分の信頼度を求めているので、各々のサイズの近傍
における速度成分の信頼度に基づいて、開口問題(aper
ture problem)などを回避できるような、最適な注視範
囲と速度成分を自動的に選択することができるという効
果があり、開口問題を回避した安定かつ正確な時系列画
像速度計測方法および装置を提供できるという効果があ
る。
【図1】本発明の一実施形態の時系列画像速度計測装置
の構成図である。
の構成図である。
【図2】図1の装置の全体の処理の流れ図である。
【図3】図1の装置で用いた速度成分の信頼度の計算方
法を説明するための図である。
法を説明するための図である。
【図4】画像の部分を対象に本実施形態を実施した例を
示す図である。
示す図である。
【図5】開口問題を説明する図である。
100 入力部 200 処理部 201 画像抽出部 202 速度成分計算部 203 パラメータ空間入力部 204 信頼度評価部 205 記憶部 300 制御部 400 選択出力部 501〜511 ステップ
Claims (5)
- 【請求項1】 速度計測の対象物体となる画像の位置、
時刻を中心とする近傍のサイズを可変とし、複数のサイ
ズの注視範囲について対象物体の速度成分を計算し、パ
ラメータ空間の分布から速度成分の信頼度を求め、各々
のサイズの注視範囲に対する信頼度に基づき最適な注視
範囲サイズを自動的に選択し、そのときの速度成分を出
力する時系列画像速度計測方法。 - 【請求項2】 投票を用いて前記速度成分を計算する、
請求項1記載の時系列画像速度計測方法。 - 【請求項3】 時系列画像中の対象物体の速度成分を求
める速度成分計算手段と、 時系列画像中の対象物体の速度成分を求める過程におい
て得られるパラメータ空間を入力するパラメータ空間入
力手段と、 前記パラメータ空間入力手段により入力されたパラメー
タ空間から前記速度計算手段で得られた速度成分の信頼
度を求める信頼度評価手段と、 動き計測の対象の画像位置、時刻を中心とした近傍の画
像範囲のサイズおよび時間範囲のサイズを変化させ、複
数のサイズの注視範囲について、それぞれ前記速度成分
計算手段により速度成分を計算させ、前記パラメータ空
間入力手段、前記信頼度評価手段により速度の信頼度を
計算させる制御手段と、 前記制御手段により得られた、異なるサイズをもつ複数
の注視範囲に対応する速度成分の信頼度の値に基づき、
最適な注視範囲のサイズと、そのときの速度成分を自動
的に選択し、出力する選択出力手段を有する時系列画像
速度計測装置。 - 【請求項4】 前記速度成分計算手段は投票を用いて前
記速度成分を求める、請求項3記載の時系列画像速度計
測装置。 - 【請求項5】 前記速度成分計算手段は、対象物体の移
動により時空間画像中に生じる運動軌跡に接する複数の
接平面がつくる交線の傾きから対象物体の速度成分を求
める請求項3または4記載の時系列画像速度計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9008563A JPH10206443A (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 時系列画像速度計測方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9008563A JPH10206443A (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 時系列画像速度計測方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10206443A true JPH10206443A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=11696554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9008563A Pending JPH10206443A (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 時系列画像速度計測方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10206443A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0907145A2 (en) * | 1997-10-03 | 1999-04-07 | Nippon Telegraph and Telephone Corporation | Method and equipment for extracting image features from image sequence |
JP2000162326A (ja) * | 1998-12-01 | 2000-06-16 | Fujitsu Ltd | 画像における物理量を評価する評価装置および方法 |
-
1997
- 1997-01-21 JP JP9008563A patent/JPH10206443A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0907145A2 (en) * | 1997-10-03 | 1999-04-07 | Nippon Telegraph and Telephone Corporation | Method and equipment for extracting image features from image sequence |
US6263089B1 (en) | 1997-10-03 | 2001-07-17 | Nippon Telephone And Telegraph Corporation | Method and equipment for extracting image features from image sequence |
EP0907145A3 (en) * | 1997-10-03 | 2003-03-26 | Nippon Telegraph and Telephone Corporation | Method and equipment for extracting image features from image sequence |
JP2000162326A (ja) * | 1998-12-01 | 2000-06-16 | Fujitsu Ltd | 画像における物理量を評価する評価装置および方法 |
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