JPH10205549A - ピン型同期装置 - Google Patents

ピン型同期装置

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JPH10205549A
JPH10205549A JP10004645A JP464598A JPH10205549A JP H10205549 A JPH10205549 A JP H10205549A JP 10004645 A JP10004645 A JP 10004645A JP 464598 A JP464598 A JP 464598A JP H10205549 A JPH10205549 A JP H10205549A
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JP
Japan
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jaw members
flange
shaft
friction
drives
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JP10004645A
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Douglass Reynolds Joseph
ダグラス レイノルズ ジョセフ
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Eaton Corp
Original Assignee
Eaton Corp
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/04Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
    • F16D23/0606Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation the blocking mechanism comprising an axially-extending shouldered pin passing through a hole in a radial wall
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D2023/065Means to provide additional axial force for self-energising, e.g. by using torque from the friction clutch

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良されたジョーメンバおよび自己補力を備
えたピン型同期装置を提供する。 【解決手段】 ピン型復動同期機構10は、摩擦部材
(34,46、36,48)と、リテーナ(44)によ
って軸方向に固定されたジョーメンバ(30,38、3
2,40)と、ジョークラッチの非同期係合を阻止する
ためのブロック肩部を備えた周方向3箇所に配置された
ピン(50)と、シフトフランジ(42)の移動係合に
応じて摩擦リングとブロック肩部との初期係合を確実に
するプレエナジャイザー(52)と、ハブ(20)から
突出した柱(24b)とフランジよって形成された自己
補力ランプ(42g,42h,42k,42m)とによ
って形成された自己補力ランプ(24c,24d,24
e,24f)とを備えている。この同期装置は、改良さ
れたジョーメンバおよび自己補力ランプを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変速機用のピン型
同期装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】多段変速器においては、すべての変速ギ
ア比あるいはいくつかの変速ギア比のシフト時間を減少
させるために同期機構が使用されていることは、良く知
られているところである。また、車両オペレータに要求
されるシフト作用力、すなわち、シフトレバーに加える
力は、自己補力型(self-energizing type)の同期機構を
使用することによって減少されることも良く知られてい
る。一般に、オペレータのシフト作用力は車両の大きさ
に伴って増加するため、自己補力型の同期機構は、特
に、重量トラックにとって重要である。しかしながら、
このような同期機構は、トラックへの使用に限定される
ことはない。同期装置の先行技術例は、米国特許第50
92439号、米国特許第5339936号及び米国特
許第5425437号に示されており、これらは本発明
の参考文献として含まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、改良
されたジョーメンバを備えたピン型同期装置を提供する
ことにある。
【0004】また、本発明の別の目的は、改良された自
己補力を備えたピン型同期装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴のひとつ
は、米国特許第5092439号に開示され、また請求
項1の前提部分に記載されているようなピン型同期装置
は、摩擦的に同期させるために選択的に操作され、軸線
を有する軸の第1および第2円筒状表面に相対的に回転
するように装着された第1及び第2ドライブの一方に噛
み合い連結されるようなピン型同期装置を備えることに
ある。本発明の同期装置は、第1および第2ドライブに
それぞれ取付けられ、両ドライブの間に配置された軸方
向に移動可能な第3および第4ジョーメンバにそれぞれ
係合可能な第1および第2ジョーメンバを備えている。
第3および第4ジョーメンバは、軸に形成された外歯ス
プラインと非相対的に回転するように摺動可能に噛合す
る内歯スプラインを有している。第1および第2ドライ
ブには第1および第2摩擦部材が共に回転するようにそ
れぞれ取付けられている。第3および第4摩擦部材は、
軸と同一中心上に配置され、軸方向に両ドライブの間を
移動して第1および第2摩擦部材にそれぞれ係合し軸と
両ドライブを同期させて同期トルクを発生させる。放射
状に延びるフランジが、軸方向の反対側であって、第3
ジョーメンバと第4ジョーメンバとの間に、且つ、第3
摩擦部材と第4摩擦部材との間に対向するように配置さ
れ、フランジに加えられる両軸方向のシフト力(Fo
に対応して両ジョーメンバが軸方向に移動して両摩擦部
材と係合する。ブロック手段は、ジョーメンバを係合さ
せる際に、同期する前に係合しないように作用する。こ
のブロック手段は周方向に間隔をおいた複数のピンを備
えており、各ピンは、第3摩擦部材と第4摩擦部材との
間でフランジの第1開口内へと軸方向に延びている。各
ピンは、対応する開口に形成されたブロック肩部と係合
可能な肩部を有している。フランジには、第3および第
4ジョーメンバを軸方向に関連して移動させるように、
リテーナ手段が設けられている。複数の第1および第2
自己補力ランプが、シャフトとフランジに関連する軸方
向および径方向の移動に対して、それぞれ形成されてい
る。この第1および第2自己補力ランプは、同期トルク
に応じて係合可能となっており、シフト力(Fo )の方
向に軸方向の力(Fa )をフランジに加えて、摩擦部材
の総係合力を増加する。
【0006】本発明の特徴は、環状ハブが、ドライブの
軸方向の間に介在され、円筒状表面の外径よりも大きい
外径を有していることにある。環状ハブは、シャフトに
対して軸方向および径方向に移動するよう設けられてお
り、軸に設けられた外歯スプラインは環状ハブの外周に
形成されている。この外歯スプラインによって第1およ
び第2ジョーメンバが形成されている。第3および第4
ジョーメンバの内歯は、環状部材の外歯と常に噛合して
いる。第3および第4ジョーメンバの内歯は、それぞれ
第1および第2ジョーメンバの外歯スプラインとそれぞ
れ係合することができ、ドライブとシャフトを確実に結
合する。
【0007】本発明の他の特徴は、上述の請求項1の前
段部のようなピン型同期装置に、環状ハブをシャフトと
同軸に回転するように、且つ、ドライブの軸方向の間に
介在したことによる、改良された特徴を備えることにあ
る。この環状ハブは、第1および第2リングを備え、そ
の間に中央リングが配置されている。第1および第2リ
ングは、シャフトに噛合される外歯スプラインを備えて
いる。中央リングは、径方向外側への突出手段を備え、
複数の第2ランプ手段が形成されている。
【0008】さらに本発明の他の特徴は、上述の請求項
1の前段部に、環状ハブをシャフトと同軸に回転するよ
うに、且つ、ドライブの軸方向の間に介在したことによ
る、改良された特徴を備えたことにある。このハブは、
径方向外側に向かう表面を備え、第1および第2表面の
径よりも大きな径を有し、軸方向の中心部に周方向に離
間した複数の径方向外側への突出部を有し、複数の第2
ランプ手段が形成されている。この表面は、中央部の軸
方向反対側に第1および第2ジョーメンバの内歯スプラ
インと摺動可能に噛合する外歯スプラインを備え、その
外歯の外径は、第2ランプの径よりも小さく形成されて
いる。
【0009】
【発明の実施の形態】ここで使用されている「同期クラ
ッチ機構」という用語は、かみ合いクラッチ手段により
選択された比のギアを軸に非回転可能に連結するために
使用されるクラッチ機構、つまり、かみ合いクラッチ部
材が、かみ合いクラッチと共同する同期摩擦クラッチに
よって実質的に同期回転するまで、かみ合いクラッチの
係合を阻止するクラッチ機構を意味する。また、「自己
補力(self-energizing) 」という用語は、摩擦クラッチ
の同期トルクに比例して同期クラッチの係合力を増加さ
せるランプ、カムまたはこれらと同等のものを含む同期
クラッチ機構を意味する。
【0010】図には、ギアおよび同期装置の組立体10
が示されており、この組立体10は、変速装置の軸線1
2aに対して回転可能に取付けられる軸12と、軸方向
に離間して配置されたドライブすなわちギア14,16
とを備えている。軸12は、ベアリング13を介してギ
アを回転可能に支持する円筒状表面12b,12cを備
えている。
【0011】復動同期装置(double-acting synchroniz
er)18は、円筒状表面の径よりも大きい外径を有する
環状ハブ20を備えている。このハブは、3つのリング
22,24,26を備えており、軸方向反対側に対向す
る肩部22a,26aを介して両ギアを分離する軸方向
の長さを有し、この肩部は、両ギアが互いに近づくよう
に軸方向に移動することを制限している。ギアの互いに
離間する方向への軸方向の移動は、部分的に図示したス
トッパ28によって制限されている。軸のスプライン1
2dは、リングの内歯スプライン22b,24a,26
bとそれぞれ回転しないように噛合されている。リング
22,26の外周は外歯スプライン22c,26cを備
えており、この外歯スプライン22c,26cは、摺動
可能に且つ非回転可能に、ジョーメンバ30,32の内
歯スプライン30a,32aと噛合している。中央リン
グ24は、後述する自己補力ランプ24c,24d,2
4e,24fが形成された、外側に突出する3つの柱2
4bを備えている。同期装置18はさらに、摩擦リング
34,36と、ジョーメンバ30,32と、このジョー
メンバ30,32の表面30b,32bと対向するよう
に軸方向の間に挟まれた軸方向反対側面42a,42b
を有する、径方向に延びるシフトフランジ42と、3つ
の軸方向に延びるフランジとジョーメンバの軸方向の移
動を固定するリテーナ44と、摩擦部材からフランジに
形成された開口42cに挿通された、周方向に離れて配
置された3つのピン50によって互いに固定された環状
摩擦リング46,48と、3つのプレ−エナージャイザ
ーアセンブリ(pre-energizer assemblies)52とを備え
ている。
【0012】摩擦リングは、ジョーメンバの係合に先立
って各ギアを軸に摩擦同期させるために係合するテーパ
ー状に形成された摩擦表面34a,46aおよび36
a,48aを有している。摩擦表面のテーパー角は、広
範囲に設定することができる。7.5度のテーパー角を
採用することができる。摩擦表面46a,48aおよび
/または26a,28aは、摩擦リングに公知の各種摩
擦素材を添着することにより形成することができる。米
国特許第4700823号、第4844218号および
第4778548号に開示されているような、熱分解炭
素摩擦素材(pyrolytic carbon friction materials )
を用いることができる。これらの特許の技術内容は参考
文献として本説明に含まれる。
【0013】各ピン50は、フランジの開口42cの径
よりもわずかに小さい径を有する大径部50aと、摩擦
リング46,48の間(この実施の形態においては中間
部)に配置される小径部、すなわち溝部50bと、互い
に軸方向に離れるにしたがってピンの軸に直角な平面に
対して所定の角度となるように径方向外側に拡がる円錐
形のブロック肩部、すなわちブロック表面50cとを備
えている。溝部がフランジの各開口に位置していると、
ピンの肩部がフランジの開口42cに形成された面取り
されたブロック肩部42dに係合し、溝部が剛性を有す
る摩擦リングおよびピンアセンブリのフランジに対する
回転が制限される。ピンは、摩擦リング46,48に公
知の各種手法により固着することができる。
【0014】プレ−エナージャイザーアセンブリ52
は、公知のものとすることができ、この実施の形態にお
いては、前述の米国特許第5339936号に詳細に示
され説明された分割ピン型のものが用いられている。各
プレ−エナージャイザーアセンブリ52は、開口42c
の間に交互に配置された開口42eに挿通され、摩擦リ
ング46,48の間の軸方向に延びている。各プレ−エ
ナージャイザーアセンブリ52は、周方向に配置される
相反する端部54aと摩擦リング46,48に形成され
た軸方向に開口する凹部46b,48bとを有する2つ
の同一のシェル54と、このシェルの間に挟まれてシェ
ルを引き離す方向に付勢する少なくとも2つの同一のリ
ーフスプリング56と、を備えている。凹部46b,4
8bは、摩擦リングの周方向に延び(図示は省略す
る)、且つ、シェル54の相反する端部54aが摩擦リ
ングの径方向に摺動するのを許容するに十分な径となっ
ている。各シェル54は、嵌合される開口42eの径よ
りも小さい径の大径部分と、端の表面54cが面取りさ
れた半円状の溝54bと、端部54aとを有している。
公知のように、端部54aは摩擦リング46,48に対
して反作用し、面取りされた表面54cは、フランジが
移動したときに初期に係合するフランジ42の開口42
eの面取り部に対して反作用し、これらにより、摩擦ク
ラッチが互いに最初に係合し、初期の同期トルクがフラ
ンジ42に関連してピン50を回転させ、ブロック肩部
が係合するように配置される。
【0015】上述したように、ジョーメンバ30,32
は、内歯スプライン30a,32aを備えており、これ
らの内歯スプラインは、軸に設けられたリング22,2
6に形成された外歯22c,26cと摺動可能に噛合す
る。外歯22c,26cは、軸の軸線と平行に延びる側
面を有しており、ジョーメンバのスプラインの側面と噛
合することにより両者の間の相対回転を阻止する。
【0016】さらに、フランジ42は、中央リング24
の柱24bをそれぞれ受けるために、径方向内側に開口
する複数の凹部42fを備えている。各凹部は、周方向
に互いに対向するように形成された径方向に延びる側面
と、それぞれ自己補力ランプ42g,42h,42k,
42mとを備えている。ランプ42gがランプ24fに
対して反作用するか、あるいは、ランプ42hがランプ
24dに対して反作用するかのいずれかによりギア14
が同期しているときには、ギア14の方向に加えられる
軸方向の力(Fa )が発生する。ランプ42kがランプ
24cに対して反作用するか、あるいは、ランプ42m
がランプ24eに対して反作用するかのいずれかにより
ギア16が同期しているときには、ギア16の方向に加
えられる軸方向の力(Fa )が発生する。後述するよう
に、軸方向に加わる力(Fa )は、シフトフランジ42
に作用されるオペレータのシフト力(Fo )に加えられ
る。ランプの表面は、ジョーメンバ30,32に対する
フランジの回転を制限する。フランジ42と中央リング
24は、そのランプが係合されると、円錐クラッチから
軸12への同期トルクに反作用して、軸方向の力が加わ
ってフランジ42に加えられるシフト力により初期に係
合される円錐クラッチの係合力を増加させ、これによっ
て、円錐クラッチにより発生される同期トルクが増加す
る。ランプの表面は、シフトアップやシフトダウンする
ときに、一方または双方のギアへの同期力を増加させ、
および/または、いずれかの方向のトルクに応じて同期
力を増加させる。
【0017】リテーナ44は、軸方向に延びる部分44
aと、軸方向に離間すると共に径方向外側に延びる部分
44bとを備えてなるもので、軸方向に延びる部分44
aがジョーメンバ30,32に形成されたスロット30
c,32cに軸方向に延びるように配置され、軸方向に
離間すると共に径方向外側に延びる部分44bがジョー
メンバ30,32の対向する側面30d,32dとは軸
方向の反対側と係合する。リテーナはフランジ42の開
口42nに遊嵌されており、両者の間の制限された相対
回転が許容される。
【0018】ランプの表面24d,24fは、それぞれ
ランプの表面42h,42gに対して反作用し、いずれ
かの方向への同期トルクに応じてギヤ14に対して加え
られる軸方向力となる。リング24を介して軸12に設
けられたランプの表面24c,24eは、それぞれフラ
ンジの凹部42fの側面のランプ表面42k,42mに
対して反作用し、同期比を増加させるすなわち補助とな
る軸方向の力、および/または、いずれかのトルクに応
じたギア16のシフト特性となる。ランプの表面の角度
は、シフトアップおよびシフトダウンと高速および低速
の比とに応じて必要となる軸方向に加えられる力にした
がって、変化させることができる。また、1つもしくは
それ以上のギアに対して一方向に加えられる軸方向の力
がない場合には、ランプの表面は軸の軸線と平行とな
る、すなわち、結果としてランプの表面が形成されな
い。以下に説明するように、軸方向に加えられる力の大
きさあるいは量はまた、摩擦クラッチと自己補力ランプ
との径の比の平均の関数である。したがって、シフトフ
ォークによってシフトフランジ42に加えられるシフト
力を与えるために加えられる力の大きさは、ランプの角
度および/または平均の径の比を変化させることによっ
て変えられる。
【0019】フランジ42が図1の中立位置にあるとき
には、ピン50の縮径部50bは、協働するフランジの
開口42cに配置されており、円錐クラッチの摩擦面
は、わずかに離れ、スプリング56の付勢力によってフ
ランジの開口42eに形成されたプレエナジャイザーの
面取りされた表面に作用する、プレエナジャイザー52
の面取りされあるいは傾斜がつけられたプレエナジャイ
ザー表面54cとの間隔の関係が維持されている。プレ
エナジャイザー表面により生ずる軸方向の力は、円錐ク
ラッチの表面の間のオイルの粘性剪断による自己補力ラ
ンプの不用意な係合を確実に阻止することが望ましい。
どちらかのギアを軸に連結しようとするときには、参考
として本発明に含まれる米国特許第4920815号に
開示されているような良く知られた方法で、適当な図示
しないシフト機構がフランジ42の外周に連結され、ギ
ア14と連結させるために左に、あるいはギア16と連
結させるために右に、軸12の軸線に沿って軸方向にフ
ランジを移動させる。シフト機構は、リンク機構を介し
てオペレータにより手動的に動かすものとし、またはア
クチュエータによって選択的に動かすものとし、あるい
は、シフト機構を自動的に始動させ、シフト機構によっ
て加えられる力の大きさを制御する手段によって動かす
ものとすることができる。シフト機構が手動的に動かさ
れるものである場合には、軸方向に加えられる力はオペ
レータによりシフトレバーに加えられる力に比例する。
手動的であると自動的であるとにかかわらず、力は、フ
ランジ42に対して軸方向に加えられ、図7において矢
印Fo の長さで示される。
【0020】最初のオペレータのシフト力Fo によるフ
ランジの軸方向右側への移動はプレエナージャイザー表
面54cによって摩擦部材48に伝達され、最初にテー
パ面48aをテーパ面36aに摩擦係合させる。テーパ
面の初期の係合力は、スプリング56の力とプレエナー
ジャイザーの表面の角度の機能による。初期の摩擦係合
(非同期状態であり、一瞬、自動補力ランプの効果が無
効となる)は、フランジ42とこれに係合される摩擦リ
ングとの間の相対回転の制限を保証する、初期の同期ト
ルクと初期の円錐クラッチの係合を生じさせ、またそれ
故に、ピンブロック肩部50cと開口42cに配置され
たブロック肩部42dとを係合させる、フランジの開口
42cの適当な面に対するピンの縮径部分50bの移動
を生じさせる。ブロック肩部が係合されると、フランジ
42へのオペレータの全シフト力Fo がブロック肩部を
経て摩擦リング48に伝達されるので、オペレータの全
シフト力Fo によって円錐クラッチが係合されて合成さ
れたオペレータの同期トルクTo が生じる。このオペレ
ータの同期トルクTo は、図7において矢印To で表さ
れる。ブロック肩部がオペレータのシフト力Fo の軸方
向に関して角度を有しているので、円錐クラッチからの
同期トルクに対抗し非同期状態ではより少ない大きさと
なる、反対の力すなわちアンブロッキングトルクが生ず
る。実質的な同期に到達すると、同期トルクはアンブロ
ッキングトルク以下に低下するので、ブロック肩部がピ
ンを開口42cと同心に移動させ、フランジが継続して
軸方向に移動し、ジョーメンバ32の内歯スプラインの
歯32aとギア16に設けられたジョーメンバ40の外
歯スプラインの歯とが噛合することとなる。このスプラ
イン/ジョーの歯は、参考として本発明に含まれる米国
特許第3265173号および米国特許第424699
3号に示されるように形成することができる。
【0021】自動補力ランプの効果を無視しても、力F
o によって生ずる円錐クラッチトルクは式(1)により
表される。 To =FoC μC /sinα・・・(1) ここで、 RC =テーパ状摩擦表面の平均半径 μC =テーパ状摩擦表面の摩擦係数 α =テーパ状摩擦表面の摩擦角度
【0022】特に、図4および図5を参照して、自動補
力ランプの作用についてみると、オペレータが軸方向の
シフト力Fo を加えることによる同期トルクTo は、ピ
ン50によってフランジ42に伝達され、自動補力ラン
プ面を横切るように軸12に反作用する。自動補力ラン
プの表面は、係合されると、軸12およびジョーメンバ
ー34、36とフランジとの相対回転を制限し、軸方向
力成分すなわち軸方向に加えられる力Fa を、シフト力
o と同じ方向にフランジに作用させ、これらの力を合
計した総力Ft によって、さらに、トルクTo を加えて
総トルクTt となる同期トルクTa を生じさせる円錐ク
ラッチの係合力が増加される。図4は、シフトフランジ
42が図1の位置に対応する中立位置にあるときの自動
補力ランプの表面の位置を示している。図5は、ギア1
6がテーパ面28a、48aの係合によって同期されて
いるときのランプの位置を示している。係合されたテー
パ面には、フランジのランプの表面42hと軸12に設
けられたランプの表面24dとを係合させる方向の同期
トルクが生じる。それ故に、図7にグラフで示すよう
に、円錐クラッチを係合させるための軸方向の力の合計
は、Fo にFa を加えたものとなり、円錐クラッチによ
って生ずる同期トルクの合計は、To にTa を加えたも
のとなる。オペレータのシフト力Fo およびオペレータ
の同期トルクT o が任意であるため、軸方向に加えられ
る力の大きさは、係合される自動補力ランプの表面の角
度の関数となる。この角度は、オペレータによる任意の
最適なシフトに応じて同期時間を減少させると共に同期
トルクを増加させるのに十分な大きさの加えられる力F
a を生じさせるに足りるだけの角度であることが望まし
い。しかしながら、この角度は、制御された軸方向に加
えられる力Fa 、すなわち、力Fo の増減に対応して増
減する力Fa が生じるように十分小さくすることも望ま
しい。ランプ角度が大き過ぎる場合には、ランプは、自
己補力というよりはむしろセルフロッキングする。それ
ゆえ、一旦、円錐クラッチの初期係合が生ずると、力F
o とは無関係に力Fa が急速に制御不可能に増加し、そ
のため、円錐クラッチが制御されないロックアップした
状態に陥る。自己補力というよりもむしろセルフロッキ
ングすることは、シフトの質すなわちシフト感を減少さ
せ、同期装置の構成部材にオーバーストレスを与え、オ
ーバーヒートや円錐クラッチの表面の急速な摩耗の原因
となり、また、オペレータによるシフトレバーの移動を
無効にさえする。
【0023】自動補力ランプ角度を計算するための主な
変数及び方程式は、前述の米国特許第5092439号
にそれぞれ示されている。
【0024】ここでは、本発明のピン型の同期装置の好
ましい実施の形態で説明した。添付された請求の範囲
は、開示された同期装置の発明部分を含んでおり、変更
や修正は本発明の精神の範囲内に含まれることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複動同期機構の中立位置にある状態を
示す断面図である。
【図2】本発明の同期装置の図1の2−2線に沿った部
分断面図である。
【図3】本発明の同期装置の図2の3−3線に沿った部
分断面図である。
【図4】本発明の同期装置の図2の4−4線に沿った断
面図である。
【図5】図4の自己補力ランプが係合した状態を示す図
である。
【図6】本発明の同期装置の構成要素であるリテーナの
斜視図である。
【図7】同期装置のシフトフランジに作用する軸方向力
とトルクを図示的に表したものである。
【符号の説明】
12 軸 14,16 第1および第2ドライブ 22 ピン型同期装置 26,28 第1および第2テーパ状摩擦リング 30,32 第3および第4ジョーメンバー 34,36 第1および第2摩擦部材 38,40 第1および第2ジョーメンバー 42 フランジ 44 リテーナ 46,48 第3および第4摩擦部材 50 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A.

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線(12a)を有する軸(12)の第
    1および第2円筒状表面(12b,12c)に相対回転
    可能にそれぞれ設けられた第1および第2ドライブ(1
    4,16)の一方に選択的に摩擦同期させると共に噛み
    合い連結させるピン型同期装置であって、 前記第1および第2ドライブ(14,16)にそれぞれ
    設けられ、軸(12)に設けられた外歯スプライン(2
    2c,26c)と相対回転することなくスライド可能に
    噛合する内歯スプライン(30a,32a)を有し両ド
    ライブの間に配置され軸方向に移動可能な第3および第
    4ジョーメンバ(30,32)に、それぞれ係合可能な
    第1および第2ジョーメンバ(38,40)と、 前記第1および第2ドライブ(14,16)と一緒に回
    転するようにそれぞれ固定された第1および第2摩擦部
    材(34,36)と、軸(12)と同心に且つ前記両ド
    ライブ(14,16)の間を軸方向に移動可能に設けら
    れて第1および第2摩擦部材(34,36)とそれぞれ
    摩擦係合しドライブ(14,16)と軸(12)とを同
    期させる同期トルクを生じさせる第3および第4摩擦部
    材(46,48)と、 軸方向に反対に面する側面(42a,42b)を有し、
    第3および第4ジョーメンバ(30,32)の間に配置
    されると共に、第3および第4摩擦部材(46,48)
    の間に配置されてジョーメンバ(38,40,30,3
    2)を軸方向に移動させ、摩擦部材34,36,46,
    48)を加えられる軸方向のシフト力に応じて係合させ
    る、径方向に延びるフランジ(42)と、 周方向に離して配置され、第3及び第4摩擦リング(4
    6,48)の間に軸方向に延在するように固定され、且
    つ、フランジの第1開口(42c)内に配置され、それ
    ぞれ開口(42c)に形成されたブロック肩部(42
    d)と係合可能なブロック肩部(50C)を有する複数
    のピン(50)を有し、同期する前にジョーメンバ(3
    8,40,30,32)が係合するのを阻止するよう作
    用するブロック手段(42d,50c)と、 第3および第4ジョーメンバ(30,32)の軸方向の
    移動に対抗するようにフランジ(42)に固定されるリ
    テーナ手段(44)と、 フランジ(42)および軸(12)に対してそれぞれ軸
    方向および径方向に移動し、摩擦部材の総係合力を増加
    させるべく、シフト力(Fo )の方向にフランジに加え
    られる力(Fa )を生じさせる同期トルクに応じて係合
    可能な複数の第1および第2自己補力ランプ(42g,
    42h,42k,42mおよび24c,24d,24
    e,24f)と、を備えたピン型同期装置において、 環状ハブ(20)は、ドライブ(15,16)の間に介
    在され、円筒状表面(12b,12c)の径よりも大き
    な外径を有しており、環状手段は、シャフトに対して軸
    方向および径方向に移動するよう設けられ、軸(12)
    に設けられた外歯スプライン(22c,26c)が環状
    ハブの外周に形成され、 第1および第2ジョーメンバ(38,40)は外歯スプ
    ラインによって形成されており、第3および第4ジョー
    メンバの内歯スプライン(30a,32a)は環状ハブ
    (20)の外歯スプライン(22c,26c)と噛合し
    ており、第3および第4ジョーメンバの内歯スプライン
    (30a,32a)はそれぞれ第1および第2ジョーメ
    ンバ(38,40)の外歯スプラインと係合可能となっ
    ていることを特徴とするピン型同期装置。
  2. 【請求項2】 環状ハブ(20)は、第1および第2リ
    ング(22,26)とその間に配置された中央リング
    (24)とを備え、第1および第2リングは軸(12)
    に設けられる外歯スプライン(22c,26c)が形成
    されており、中央リングは、複数の第2ランプ(24
    c,24d,24e,24f)が形成された径方向外側
    に突出する手段(24b)を備えていることを特徴とす
    る請求項1に記載のピン型同期装置。
  3. 【請求項3】 フランジ(42)は径方向内側に開口す
    る複数の凹部(42f)を備え、各凹部は周方向に互い
    に対向するように形成された径方向に延びる側面と、第
    1ランプ(42g,42h,42k,42m)の少なく
    とも一つのランプとを有し、各突出手段は第2ランプ
    (24c,24d,24e,24f)の少なくとも一つ
    のランプをそれぞれ有する軸方向に反対に面する側面を
    備えていることを特徴とする請求項2に記載のピン型同
    期装置。
  4. 【請求項4】 軸線(12a)を有する軸(12)の第
    1および第2円筒状表面(12b,12c)に相対回転
    可能にそれぞれ設けられた第1および第2ドライブ(1
    4,16)の一方に選択的に摩擦同期させると共に噛み
    合い連結させるピン型同期装置であって、 前記第1および第2ドライブ(14,16)にそれぞれ
    設けられ、軸(12)に設けられた外歯スプライン(2
    2c,26c)と相対回転することなくスライド可能に
    噛合する内歯スプライン(30a,32a)を有し両ド
    ライブの間に配置され軸方向に移動可能な第3および第
    4ジョーメンバ(30,32)に、それぞれ係合可能な
    第1および第2ジョーメンバ(38,40)と、 前記第1および第2ドライブ(14,16)と一緒に回
    転するようにそれぞれ固定された第1および第2摩擦部
    材(34,36)と、軸(12)と同心に且つ前記両ド
    ライブ(14,16)の間を軸方向に移動可能に設けら
    れて第1および第2摩擦部材(34,36)とそれぞれ
    摩擦係合しドライブ(14,16)と軸(12)とを同
    期させる同期トルクを生じさせる第3および第4摩擦部
    材(46,48)と、 軸方向に反対に面する側面(42a,42b)を有し、
    第3および第4ジョーメンバ(30,32)の間に配置
    されると共に、第3および第4摩擦部材(46,48)
    の間に配置されてジョーメンバ(38,40,30,3
    2)を軸方向に移動させ、摩擦部材34,36,46,
    48)を加えられる軸方向のシフト力に応じて係合させ
    る、径方向に延びるフランジ(42)と、 周方向に離して配置され、第3及び第4摩擦リング(4
    6,48)の間に軸方向に延在するように固定され、且
    つ、フランジの第1開口(42c)内に配置され、それ
    ぞれ開口(42c)に形成されたブロック肩部(42
    d)と係合可能なブロック肩部(50C)を有する複数
    のピン(50)を有し、同期する前にジョーメンバ(3
    8,40,30,32)が係合するのを阻止するよう作
    用するブロック手段(42d,50c)と、 第3および第4ジョーメンバ(30,32)の軸方向の
    移動に対抗するようにフランジ(42)に固定されるリ
    テーナ手段(44)と、 フランジ(42)および軸(12)に対してそれぞれ軸
    方向および径方向に移動し、摩擦部材の総係合力を増加
    させるべく、シフト力(Fo )の方向にフランジに加え
    られる力(Fa )を生じさせる同期トルクに応じて係合
    可能な複数の第1および第2自己補力ランプ(42g,
    42h,42k,42mおよび24c,24d,24
    e,24f)と、を備えたピン型同期装置において、 環状ハブ(20)は、軸(12)と同軸に且つ相対回転
    するように設けられてドライブ(14,16)の間に介
    在され、該ハブは、第1および第2リング(22,2
    6)とその間に配置された中央リング(24)とを備
    え、第1および第2リングは軸(12)に設けられる外
    歯スプライン(22c,26c)を備え、中央リング
    は、複数の第2ランプ(24c,24d,24e,24
    f)が形成された径方向外側に突出する手段(24b)
    を備えていることを特徴とするピン型同期装置。
  5. 【請求項5】 フランジ(42)は、各突出手段(24
    b)を受けるための径方向内側に開口する複数の凹部
    (42f)を備え、各凹部は周方向に互いに対向するよ
    うに形成された径方向に延びる側面と、第1ランプ(4
    2g,42h,42k,42m)の少なくとも一つのラ
    ンプとを有し、各突出手段は第2ランプ(24c,24
    d,24e,24f)の少なくとも一つのランプをそれ
    ぞれ有する軸方向に反対に面する側面を備えていること
    を特徴とする請求項4に記載のピン型同期装置。
  6. 【請求項6】 第1および第2リング(22,26)
    は、円筒状表面の径よりも大きな外径をそれぞれ有して
    おり、各リングの外周はシャフト(12)に設けられた
    一組の外歯スプライン(22c,26c)を備え、 第1および第2ジョーメンバ(38,40)は外歯スプ
    ラインによって形成されており、第3および第4ジョー
    メンバの内歯スプライン(30a,32a)は第1およ
    び第2リングの外歯スプライン(22c,26c)と噛
    合しており、第3および第4ジョーメンバの内歯スプラ
    イン(30a,32a)はそれぞれ第1および第2ジョ
    ーメンバ(38,40)の外歯スプラインと係合可能と
    なっていることを特徴とするピン型同期装置。
  7. 【請求項7】 軸線(12a)を有する軸(12)の第
    1および第2円筒状表面(12b,12c)に相対回転
    可能にそれぞれ設けられた第1および第2ドライブ(1
    4,16)の一方に選択的に摩擦同期させると共に噛み
    合い連結させるピン型同期装置であって、 前記第1および第2ドライブ(14,16)にそれぞれ
    設けられ、軸(12)に設けられた外歯スプライン(2
    2c,26c)と相対回転することなくスライド可能に
    噛合する内歯スプライン(30a,32a)を有し両ド
    ライブの間に配置され軸方向に移動可能な第3および第
    4ジョーメンバ(30,32)に、それぞれ係合可能な
    第1および第2ジョーメンバ(38,40)と、 前記第1および第2ドライブ(14,16)と一緒に回
    転するようにそれぞれ固定された第1および第2摩擦部
    材(34,36)と、軸(12)と同心に且つ前記両ド
    ライブ(14,16)の間を軸方向に移動可能に設けら
    れて第1および第2摩擦部材(34,36)とそれぞれ
    摩擦係合しドライブ(14,16)と軸(12)とを同
    期させる同期トルクを生じさせる第3および第4摩擦部
    材(46,48)と、 軸方向に反対に面する側面(42a,42b)を有し、
    第3および第4ジョーメンバ(30,32)の間に配置
    されると共に、第3および第4摩擦部材(46,48)
    の間に配置されてジョーメンバ(38,40,30,3
    2)を軸方向に移動させ、摩擦部材34,36,46,
    48)を加えられる軸方向のシフト力に応じて係合させ
    る、径方向に延びるフランジ(42)と、 周方向に離して配置され、第3及び第4摩擦リング(4
    6,48)の間に軸方向に延在するように固定され、且
    つ、フランジの第1開口(42c)内に配置され、それ
    ぞれ開口(42c)に形成されたブロック肩部(42
    d)と係合可能なブロック肩部(50C)を有する複数
    のピン(50)を有し、同期する前にジョーメンバ(3
    8,40,30,32)が係合するのを阻止するよう作
    用するブロック手段(42d,50c)と、 第3および第4ジョーメンバ(30,32)の軸方向の
    移動に対抗するようにフランジ(42)に固定されるリ
    テーナ手段(44)と、 フランジ(42)および軸(12)に対してそれぞれ軸
    方向および径方向に移動し、摩擦部材の総係合力を増加
    させるべく、シフト力(Fo )の方向にフランジに加え
    られる力(Fa )を生じさせる同期トルクに応じて係合
    可能な複数の第1および第2自己補力ランプ(42g,
    42h,42k,42mおよび24c,24d,24
    e,24f)と、備えたピン型同期装置において、 環状ハブ(20)は、軸(12)と同軸に且つ相対回転
    するように設けられてドライブ(14,16)の間に介
    在され、該環状ハブは第1および第2円筒状表面の径よ
    りも大きい外径と、周方向に間隔を置いて径方向外側に
    突出する複数の突出手段(24b)および複数形成され
    た第2ランプ(24c,24d,24e,24f)を有
    する軸方向の中心(24)とを有する径方向外側に対向
    する表面を備え、該環状ハブの径方向外側に対向する表
    面は第1および第2ジョーメンバの内歯スプライン(3
    0a,32a)とスライド可能に噛合する外歯スプライ
    ンの中心(24)の軸方向に反対に面する側面を備え、
    環状ハブの外歯スプライン(24c,26c)は、径方
    向外側に突出する突出手段の最大径よりも小さい外径を
    有することを特徴とするピン型同期装置。
  8. 【請求項8】 環状ハブは、軸(12)の第1および第
    2円筒状表面(12b,12c)の間に形成された外歯
    スプライン(12b)と噛合する内歯スプライン(24
    c,24b,26c)を備えていることを特徴とする請
    求項7に記載のピン型同期装置。
  9. 【請求項9】 環状ハブ(20)は中心部分に形成され
    た中心リング(24)を備え、第1および第2リング
    (22,26)は該中心リング(24)の軸方向に反対
    に面する側面に配置されると共に第1および第2ジョー
    メンバの内歯スプライン(30a,32a)とスライド
    可能に噛合する外歯スプライン(22c,26c)が形
    成されていることを特徴とする請求項8に記載のピン型
    同期装置。
  10. 【請求項10】 第1および第2ジョーメンバ(38,
    40)は外歯スプラインによって形成されており、第3
    および第4ジョーメンバの内歯スプライン(30a,3
    2a)はそれぞれ第1および第2ジョーメンバ(38,
    40)の外歯スプラインと係合可能となっていることを
    特徴とする請求項9に記載のピン型同期装置。
JP10004645A 1997-01-13 1998-01-13 ピン型同期装置 Pending JPH10205549A (ja)

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