JPH10205210A - 戸 車 - Google Patents

戸 車

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Publication number
JPH10205210A
JPH10205210A JP2837997A JP2837997A JPH10205210A JP H10205210 A JPH10205210 A JP H10205210A JP 2837997 A JP2837997 A JP 2837997A JP 2837997 A JP2837997 A JP 2837997A JP H10205210 A JPH10205210 A JP H10205210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
wheel
frame
moving member
edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP2837997A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Tsujino
淳市 辻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Systech Kyowa KK
Original Assignee
Systech Kyowa KK
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Publication date
Application filed by Systech Kyowa KK filed Critical Systech Kyowa KK
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Publication of JPH10205210A publication Critical patent/JPH10205210A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常の1軸ドリルでの工作で足り、特に別部
品を用いることなく移動部材の本体への接触による損傷
を防止できる戸車とする。 【構成】 移動部材500に開設された穴511に圧入
される固定ボス110が上向きに突設された戸車枠10
0と、固定ボス110の下端面に開放状に設けられた凹
部111に回転自在に支持された回転部材としての車輪
200とを備えており、戸車枠100の端縁部からは移
動部材500の縁面部である側面縁部520に当接され
る戸当たり部120が上向きに延設されており、前記固
定ボス110の外面には逆目114が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、戸車に関する。
【0002】
【従来の技術】棚が横方向にスライドする書棚には、棚
の横方向へのスライドを案内する戸車が棚の下端面に設
けられている。従来のこの種の戸車としては、実公平5
−24778号公報に記載されたものがある。この戸車
は、図6に示すように、ラックや戸などの移動部材10
に固着される戸車枠1に車輪2を回転自在に支持した戸
車において、戸車枠1に、移動部材10の同一平面上に
並べてあけた2つの丸い穴11、12にそれぞれ圧入嵌
合される固定ボス4およず捩れ止めボス5を並べて上向
きに突設しており、固定ボス4の下端面に下向き開放状
に設けた凹部6の内部に、車輪2を回転自在に支持して
あることを特徴とするものである。
【0003】かかる戸車の目的は、実公平5−2477
8号公報の第2欄第8行〜第10行にもあるように『戸
車をとりつけるための下穴加工並びに戸車の取りつけ作
業の能率化を図りうる戸車』とする点にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この戸
車では、移動部材に所定間隔で2つの丸い穴を開設する
必要があるため、必ず2軸のドリルでの工作が必要であ
った。また、移動部材が、この移動部材を支持する本体
側に当接する部分には、損傷防止のための戸当たりを設
ける必要があった。さらに、凹部に回転自在に支持され
た車輪は一方向にのに回転可能となっているため、実公
平5−24778号公報の第1図〜第4図と第6図とに
示すように、車輪の回転方向が異なる複数種類の戸車を
製造する必要があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、2軸ドリルではなく通常の1軸ドリルでの工作で足
り、特に別部品を用いることなく移動部材の本体への接
触による損傷を防止できる戸車を提供することを目的と
している。また、1つで複数種類の移動方向に対応する
ことができる戸車を提供することも目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る戸車は、ラ
ックや戸などの移動部材に開設された穴に圧入される固
定ボスが上向きに突設された戸車枠と、前記固定ボスの
下端面に開放状に設けられた凹部に回転自在に支持され
た回転部材とを備えており、前記戸車枠の端縁部からは
移動部材の縁面部に当接される戸当たり部が上向きに延
設されている。
【0007】また、本発明に係る他の戸車は、ラックや
戸などの移動部材に開設された穴に圧入される固定ボス
が上向きに突設された戸車枠と、前記固定ボスの下端面
に開放状に設けられた凹部に圧入される筒体と、この筒
体に回転自在に支持された回転部材とを備えており、前
記戸車枠の端縁部からは移動部材の縁面部に当接される
戸当たり部が上向きに延設されている。
【0008】前記回転部材としては、車輪や球体を用い
ることができる。
【0009】さらに、前記固定ボスの外面には、逆目を
形成しておくことが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係る戸車の概略的断面図、図2は本発明の第1の実施
の形態に係る戸車の図面であって、同図(A)は概略的
平面図、同図(B)は概略的底面図、同図(C)は同図
(B)のI−I線概略的断面図、図3は本発明の第1の
実施の形態に係る他の戸車の概略的断面図、図4は本発
明の第2の実施の形態に係る戸車の概略的断面図、図5
は本発明の第3の実施の形態に係る戸車の概略的断面図
である。
【0011】本発明の第1の実施の形態に係る戸車は、
図1及び図2に示すように、ラックや戸などの移動部材
500に開設された穴511に圧入される固定ボス11
0が上向きに突設された戸車枠100と、前記固定ボス
110の下端面に開放状に設けられた凹部111に回転
自在に支持された回転部材としての車輪200とを備え
ており、前記戸車枠100の端縁部からは移動部材50
0の縁面部である側面縁部520に当接される戸当たり
部120が上向きに延設されており、前記固定ボス11
0の外面には逆目114が形成されている。
【0012】前記戸車枠100は、合成樹脂等から成形
されている。この戸車枠100に設けられる固定ボス1
10は、書棚の横方向に移動する棚等の移動部材500
の下端面510に開設された丸い穴511に圧入される
部分であり、その外周には固定ボス110が穴511に
圧入された後に外れないようにする逆目114が形成さ
れている。
【0013】この固定ボス110に開設された凹部11
1は、車輪200に対応した寸法に設定されている。す
なわち、凹部111は車輪200の回転に支障がなく、
かつ車輪200の一部が突出するような寸法に設定され
ているのである。また、図2(B)及び(C)に示すよ
うに、凹部111の横方向には車輪200を支持する一
対の支持軸201が圧入される軸支持部112が形成さ
れている。さらに、この軸支持部112の外側には、肉
盗み部113が形成されている。この肉盗み部113
は、支持軸201の軸支持部112への圧入を容易にす
るために変形する部分である。
【0014】なお、前記凹部111は戸車枠100の長
手方向に沿って形成されている。従って、この戸車が取
り付けられた移動部材500は戸車枠100の長手方向
に沿って移動することになる。
【0015】一方、前記戸当たり部120は、固定ボス
110の中心から図1に示す距離aの分だけ離れてい
る。この距離aは、移動部材500に開設される穴51
1と、側面縁部520との間の距離に等しくなってい
る。このため、固定ボス110を穴511に圧入する
と、戸当たり部120は移動部材500の側面縁部52
0に当接するようになるのである。
【0016】また、回転部材としての車輪200は、合
成樹脂等からなり、防振、防音等を目的として周囲にゴ
ム等の弾性部材が取り付けられている。この車輪200
の中心には、回転軸としての支持軸201が設けられて
いる。
【0017】このように構成された戸車を移動部材50
0に取り付けるには、下端面510に穴511を開設す
る必要がある。そして、この穴511は、側面縁部52
0から距離aだけ離れている必要があるが、穴511の
開設は移動部材500を固定して行うので、距離aの正
確な確保は容易である。また、この穴511は、1つの
ドリル(1軸ドリル)で行うことができる。
【0018】かかる穴511に固定ボス110を圧入す
ると、戸当たり部120は移動部材500の側面縁部5
20に当接する。なお、固定ボス110には、予め木工
用の接着剤を塗布しておくことが望ましい。
【0019】このようにして移動部材500に取り付け
られた戸車にあれば、移動部材500を横方向に移動さ
せて、移動部材500が取り付けられた本体、例えば書
棚本体 (図示省略) の側板内側に当たっても、移動部材
500(棚)が直接側板内側に当たらず、戸当たり部1
20が当たるので、移動部材500と側板との両方に傷
が付かない。また、戸車枠100は合成樹脂で形成され
ていると、当たった場合の音も小さくなる。
【0020】上述した戸車は、回転部材としての車輪2
00が戸車枠100の長手方向を向いていたが、本発明
はこれに限定されるものではない。図3に示すように、
戸車枠110の短手方向を向いていてもよい。
【0021】また、これでは、車輪200の回転方向の
種類に応じて複数種類の戸車を製造する必要があるが、
次に説明する本発明の第2の実施の形態に係るものであ
れば、1つの戸車で複数種類に対応することができる。
【0022】この第2の実施の形態に係る戸車は、図4
に示すように、ラックや戸などの移動部材に開設された
穴に圧入される固定ボスが上向きに突設された戸車枠1
00と、前記固定ボス110の下端面に開放状に設けら
れた凹部111に圧入される筒体130と、この筒体1
30に回転自在に支持された回転部材としての車輪20
0とを備えており、前記戸車枠100の端縁部からは移
動部材500の側面縁部520に当接される戸当たり部
120が上向きに延設されている。
【0023】この本発明の第2の実施の形態に係る戸車
が、第1の実施の形態に係る戸車と相違する点は、回転
部材としての車輪200が固定ボス110の凹部111
に直接回転可能に支持されておらず、凹部111に圧入
される筒体130に回転可能に支持されている点であ
る。
【0024】前記筒体130は、有底円筒状に形成され
ており、その外径は凹部111に圧入可能なように設定
されている。また、この筒体130には、車輪200の
支持軸201を支持する軸支持部 (図示省略) が設けら
れている。
【0025】その他の点は、第1の実施の形態に係る戸
車と同一であるので詳細な説明は省略する。
【0026】このように戸車を構成すると、車輪200
が支持された筒体130を凹部111に圧入する際に、
車輪200の方向は任意に選択することができる。この
ため、1種類の戸車で移動部材500を複数方向の移動
させることができるようになる。
【0027】次に、本発明の第3の実施の形態に係る戸
車を図5を参照しつつ説明する。この第3の実施の形態
に係る戸車が、上述した2つの実施の形態にかかる戸車
と異なる点は、回転部材が上述したような車輪200で
はなく、ボール状の球体210となっている点である。
すなわち、この戸車では、図5に示すように、凹部11
1を球体210に合った球面状に形成し、この凹部11
1に球体210を支持する複数の小さな突起111Aを
形成しておくのである。このような球体210を複数の
突起111Aで支持することによって、球体210はい
ずれの方向にも回転することができるようになっている
ので、1種類の戸車で複数の方向に対応する戸車とする
ことが可能となる。
【0028】かかる戸車の場合には、凹部111から球
体210が脱落せず、かつ球体210の一部が凹部11
1から突出するような開口部221を有する略リング状
の蓋体220を凹部111取り付ける必要がある。
【0029】なお、球体210は突起111Aで支持せ
ずとも、凹部111に回動自在に設けられた小さなロー
ラで支持してもよい。いわば、このローラで球体210
を支持した構造は、コンピュータのポインティングデバ
イスの一種であるマウスにおいて球体を支持する構造と
略類似したものになる。
【0030】
【発明の効果】本発明に係る戸車は、ラックや戸などの
移動部材に開設された穴に圧入される固定ボスが上向き
に突設された戸車枠と、前記固定ボスの下端面に開放状
に設けられた凹部に回転自在に支持された回転部材とを
備えており、前記戸車枠の端縁部からは移動部材の縁面
部に当接される戸当たり部が上向きに延設されている。
【0031】このため、移動部材に開設する穴は1つで
済むため、従来のように2軸ドリルを使用する必要がな
い。また、この戸車には、戸当たり部が設けられている
ため、移動部材が当接したとしても移動部材やそれが取
り付けられている本体に傷が付かないという効果を奏す
る。
【0032】また、他の本発明に係る戸車は、ラックや
戸などの移動部材に開設された穴に圧入される固定ボス
が上向きに突設された戸車枠と、前記固定ボスの下端面
に開放状に設けられた凹部に圧入される筒体と、この筒
体に回転自在に支持された回転部材とを備えており、前
記戸車枠の端縁部からは移動部材の縁面部に当接される
戸当たり部が上向きに延設されている。
【0033】このため、筒体を凹部に圧入する際に、回
転部材の回転方向を選択することにより、複数種類の移
動方向に対応させることができる。よって、複数種類の
戸車を製造する必要がなくなる。
【0034】また、前記回転部材が車輪であれば、その
支持構造が容易になりかつ丈夫なものとすることができ
る。
【0035】一方、に前記回転部材を球体とすると、前
記筒体を使用しなくとも複数種類の移動方向に対応する
ことができる戸車となる。
【0036】また、前記固定ボスの外面には、逆目が形
成されているので、移動部材の穴に圧入された固定ボス
が外れにくくなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る戸車の概略的
断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る戸車の図面で
あって、同図(A)は概略的平面図、同図(B)は概略
的底面図、同図(C)は同図(B)のI−I線概略的断
面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る他の戸車の概
略的断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る戸車の概略的
断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る戸車の概略的
断面図である。
【図6】従来のこの種の戸車の概略的断面図である。
【符号の説明】
100 戸車枠 110 固定ボス 111 凹部 120 戸当たり部 200 車輪(回転部材) 500 移動部材 511 穴 520 側面縁部(縁面部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラックや戸などの移動部材に開設された
    穴に圧入される固定ボスが上向きに突設された戸車枠
    と、前記固定ボスの下端面に開放状に設けられた凹部に
    回転自在に支持された回転部材とを具備しており、前記
    戸車枠の端縁部からは移動部材の縁面部に当接される戸
    当たり部が上向きに延設されていることを特徴とする戸
    車。
  2. 【請求項2】 ラックや戸などの移動部材に開設された
    穴に圧入される固定ボスが上向きに突設された戸車枠
    と、前記固定ボスの下端面に開放状に設けられた凹部に
    圧入される筒体と、この筒体に回転自在に支持された回
    転部材とを具備しており、前記戸車枠の端縁部からは移
    動部材の縁面部に当接される戸当たり部が上向きに延設
    されていることを特徴とする戸車。
  3. 【請求項3】 前記回転部材が、車輪であることを特徴
    とする請求項1又は2記載の戸車。
  4. 【請求項4】 前記回転部材が、球体であることを特徴
    とする請求項1記載の戸車。
  5. 【請求項5】 前記固定ボスの外面には、逆目が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
    の戸車。
JP2837997A 1997-01-27 1997-01-27 戸 車 Pending JPH10205210A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2837997A JPH10205210A (ja) 1997-01-27 1997-01-27 戸 車

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JP2837997A JPH10205210A (ja) 1997-01-27 1997-01-27 戸 車

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JP2837997A Pending JPH10205210A (ja) 1997-01-27 1997-01-27 戸 車

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JP (1) JPH10205210A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013256825A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Yoyo Co Ltd 戸当たり

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013256825A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Yoyo Co Ltd 戸当たり

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