JPH10204655A - 皮膜形成方法 - Google Patents

皮膜形成方法

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JPH10204655A
JPH10204655A JP9006020A JP602097A JPH10204655A JP H10204655 A JPH10204655 A JP H10204655A JP 9006020 A JP9006020 A JP 9006020A JP 602097 A JP602097 A JP 602097A JP H10204655 A JPH10204655 A JP H10204655A
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JP
Japan
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substrate
film
coating
laser beam
thermal spray
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JP9006020A
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Satoshi Tojo
智 東條
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Toyota Motor Corp
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0306Inorganic insulating substrates, e.g. ceramic, glass
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/02Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding
    • H05K3/04Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding the conductive material being removed mechanically, e.g. by punching

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  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】模様部の剥離を抑えるのに有利な皮膜形成方法
を提供する。 【解決手段】金属元素を主要成分とする積層皮膜2をガ
ラス等の基板1の表出面1cに成膜する第1工程と、積
層皮膜2にレーザビームを所定のパターン模様で照射
し、照射部分における基板1と積層皮膜2とを溶融凝固
させ一体化し、基板1の部分と積層皮膜2の部分とが一
体化した模様部4を形成する第2工程と、基板1に成膜
されている積層皮膜2のうち、レーザビームが照射され
てないか照射が不充分な部分2Xを、基板1から剥離さ
せる第3工程とを順に実施する。積層皮膜2は、Al電
極皮膜を構成する下層皮膜21と、アルミナ等の溶射皮
膜22とで構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は皮膜形成方法に関す
る。本発明は、例えばエレクトロルミネッセントパネル
(以下、ELパネルという)におけるパターニングに利
用できる。
【0002】
【従来の技術】ELパネルにおける皮膜形成を例にとっ
て、従来技術について説明する。特開平1−13049
4号公報には、ELパネルにおいて、基板の表出面に第
1電極皮膜を成膜する第1工程と、第1電極皮膜に発光
層を積層する第2工程と、発光層に第2電極皮膜を積層
する第3工程とを実施し、そして第1工程及び第3工程
のいずれかにおいて、レーザビームを電極皮膜の不要部
分に照射し、不要部分を蒸発させ、これにより所定の模
様パターンをもつ模様電極を形成する方法が開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した方法によれ
ば、所定の模様パターンをもつ模様電極を形成するにあ
たり、レーザビームの照射により電極皮膜の不要部分を
蒸発させる。そのため、上記した方法によれば、電極皮
膜のうちレーザビームが照射されなかった部分により、
模様電極が形成される。
【0004】ところで、上記したELパネルにおいて、
基板に対する模様電極の耐剥離性は、必ずしも充分では
ない。よって、基板の表出面の平滑度がかなり高い場合
には、使用に伴い、模様電極が基板から剥離するおそれ
がある。この場合にはELパネルの性能が劣化する。本
発明は上記した実情に鑑みなされたものであり、模様部
の剥離を抑えるのに有利な皮膜形成方法を提供すること
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る皮膜形成方
法は、金属元素を主要成分とする積層皮膜を基板の表出
面に成膜する第1工程と、積層皮膜にレーザビームを所
定のパターン模様で照射し、照射部分における基板と積
層皮膜とを溶融凝固させ一体化し、基板の部分と積層皮
膜の部分とが一体化した模様部を形成する第2工程と、
基板に成膜されている積層皮膜のうち、レーザビームが
照射されてないか照射が不充分な部分を、基板から剥離
させる第3工程とを順に実施することを特徴とするもの
である。
【0006】
【発明の実施形態】第1の工程では、金属元素を主要成
分とする積層皮膜を基板の表出面に成膜する。金属元素
を主要成分とする積層皮膜の材質としては、金属、金属
酸化物、金属窒化物、金属炭化物等を採用できる。金属
元素としては、アルミ、銅、鉄、チタン、モリブデン、
スズを採用できる。
【0007】本発明方法で用いる基板は、ELパネルの
基板、プリント基板、表札、装飾品(例えばエンブレ
ム)等を採用できる。基板の材質としては、導電性をも
つ材質でも、非導電性をもつ材質でも良く、例えば、ガ
ラス、アルミ合金等の金属、セラミックス、PET(ポ
リエチレンテレフタレート)等の樹脂等を採用できる。
基板の表出面は、後工程である剥離処理を考慮すると、
平滑度が高い方が好ましい。
【0008】第1の工程で成膜する積層皮膜としては、
単層でも良いし、複数積層された層でも良い。積層皮膜
は、基板の表出面に積層された下層皮膜と、下層皮膜に
積層された溶射皮膜とで構成できる。下層皮膜としては
電極皮膜を採用できる。電極皮膜としては透明電極で
も、非透明電極でも良く、例えば、Al、Cu、ITO
(Indium・ Tin ・ Oxide )、SnO2 、TiN、AZO
(AlドープZnO)等を採用できる。溶射皮膜は、粉
末、溶棒、溶線等の溶射材料を溶射して形成できる。溶
射皮膜としては、金属の溶射皮膜、金属酸化物の溶射皮
膜、金属窒化物の溶射皮膜、金属炭化物の溶射皮膜等を
採用できる。
【0009】下層皮膜の厚みは0.2〜10μm、特に
2〜5μmにできる。溶射皮膜の厚みは10〜100μ
m、特に50〜70μmにできる。但し、上記した値に
限定されるものではない。第2工程では、積層皮膜に所
定のパターン模様でレーザビームを照射し、照射部分に
おける基板と積層皮膜とを溶融凝固させ一体化し、基板
の部分と積層皮膜の部分とが一体化した模様部を形成す
る。
【0010】レーザビームとしてはCO2 レーザ、ルビ
ーレーザ、YAGレーザ等を採用できる。模様部は基板
の用途に応じて適宜選択でき、例えば、文字、飾り文
字、記号、図形、配線パターン等を採用できる。本発明
方法がプリント基板に適用される場合には、銅箔等の配
線パターンが模様部となる。ところで溶射方式にもよる
が、溶射皮膜は微小空孔を含むことがある。このような
場合であっても、本実施例ではレーザビームの照射によ
り溶射皮膜の一部が溶融するため、微小気孔の低減を期
待できる。
【0011】第3工程では、基板に成膜されている積層
皮膜のうち、レーザビームが照射されてないか照射が不
充分な部分を、基板から剥離させる。剥離手段として
は、強制剥離、自然剥離のいずれでも良い。強制剥離方
式としては、レーザビームが照射されてないか、或い
は、照射が不充分な部分に、粘着テープを貼り合わせた
後に、粘着テープを引き剥がす方式、摩擦治具等を擦り
付けて剥離する方式、ショットやグリッドを投射して剥
離する方式等を採用できる。基板の表出面の表面粗さが
小さく、基板の表出面の平滑度が高い場合には、レーザ
ビームが照射されてない領域の剥離は、容易である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図4を参照し
て説明する。第1工程では、ガラスで形成された所定の
厚みをもつ基板1が用いられる。成膜処理する前の基板
1の表出面1cは、平滑度が高い。第1工程では、金属
元素を主要成分とする下層皮膜21を基板1の表出面1
cに成膜する。下層皮膜21の材質としては、アルミ、
ITO(Indium・ Tin ・ Oxide )、SnO2 、TiN、
AZO(AlドープZnO)など公知のものを採用でき
る。成膜方式としては、真空蒸着、スパッタリング、イ
オンプレーティング、CVD、無電解めっき、浸漬処理
等の公知の成膜方式を採用できる。
【0013】更に第1工程では、溶射装置3を用い、金
属元素を主要成分とする金属酸化物をガラス製の基板1
の下層皮膜21の上にプラズマ溶射し、溶射皮膜22を
ガラス製の基板1の下層皮膜21の上に成膜する。溶射
材料としてはアルミナ、チタン酸バリウム等を採用でき
る。下層皮膜21と溶射皮膜22とで積層皮膜2が構成
される。溶射は、大気中で実行しても、或いは、減圧雰
囲気で実行しても良い。
【0014】第2工程では、レーザ発振器33(CO2
レーザ、赤外線波長領域)を用い、レーザビームMを所
定のスポット径で所定のパターン模様を描くように積層
皮膜2にスキャン照射し、スキャン照射部分を加熱す
る。この結果、照射部分における基板1と積層皮膜2と
が溶融凝固して一体化が促進される。これにより、基板
1の部分と積層皮膜2の部分とが一体化した模様部4が
形成される。
【0015】レーザビーム照射部分における基板1と積
層皮膜2との一体化が促進されるように、溶融深さ、レ
ーザの出力、スポット径、照射速度等を設定する。な
お、第2工程では、レーザビームMを移動させる形態に
代えて、基板1をXYテーブルに設置して基板1を移動
させる形態としても良い。第3工程では、基板1に成膜
されている積層皮膜2のうち、レーザビームが照射され
てないか或いは照射が不充分な部分2Xを、基板1から
剥離させる。ガラス製の基板1の表出面1cは平滑度が
高い平滑面であるため、基板1の表出面1cに積層され
た下層皮膜21、下層皮膜21上の溶射皮膜22は、表
出面1cから剥離可能である。
【0016】そのため、レーザビームが照射されなかっ
た積層皮膜2は、基板1から容易に剥離できる。剥離方
式としては、レーザビームが照射されてない部分に粘着
テープを貼り合わせた後に、粘着テープを引き剥がす方
式、摩擦治具等を擦り付ける方式等を採用できる。この
結果、基板1上には模様部4が残留する。模様部4は、
基板1との一体結合性が高いため、耐剥離性が向上して
いる。
【0017】模様部4の断面を推定した状態を図4に模
式的に示す。図4に示すように、積層皮膜2、溶射皮膜
22が把握できる形態で残留しているものと推察され
る。レーザビームのスキャン照射により基板1の部分、
溶射皮膜22の部分、下層皮膜21の部分とが溶融する
ものの、レーザビームのスポットが通過してしまえば、
照射部分は基板1への伝熱により直ちに急冷されるた
め、溶融共存が制約されるからであると考えられる。
【0018】(適用例)適用例を図5に示す。図5は、
有機バインダに蛍光体粉末を分散させた発光層をもつ分
散型のELパネル6の断面を模式的に示す。図5に示す
ように、分散型のELパネル6は、低電圧駆動が可能、
大面積化が可能等の利点をもつ。ELパネル6は、第1
の基板1と、第1の基板1の表出面1cに積層された積
層皮膜2と、積層皮膜2の上に積層された発光層60
と、ITOで形成され透明電極として機能する第2電極
皮膜61をもつ第2の基板63と、保護層64と備えて
いる。
【0019】積層皮膜2は、第1の基板1の表出面1c
に積層された下層皮膜として機能する第1電極皮膜28
と、第1電極皮膜28の上に積層された絶縁層として機
能する溶射皮膜22とで構成されている。溶射皮膜22
は、比誘電率が高い材料で形成されている。第1の基板
1は、目標厚みが0.5〜1.0mmであり、ガラス製
である。保護層64は、第1の基板1、発光層60、第
2の基板63などを真空パックしたものである。
【0020】発光層60は、目標厚みが40〜60μm
であり、有機バインダ60aに蛍光体粉末60cを分散
させて構成されている。蛍光体粉末60cは、ZnS粉
末とCu粉末とで形成されている。有機バインダ60a
は、シアノエチルセルロースとシアノエチルサッカロー
スとからなる高誘電率をもつ混合物で形成されている。
第2の基板63は、目標厚みが15〜25μmのPET
(ポリエチレンテレフタレート)で形成されている。
【0021】本例に係る第1の基板1側の製法について
説明する。この製法に係る第1工程では、第1の基板1
を超音波洗浄する。その後に、アルミを真空蒸着法によ
り第1の基板1の表出面1cに成膜し、第1電極皮膜2
8(目標厚み:10μm)を形成する。更に第1工程で
は、溶射装置を用い、金属酸化物であるアルミナ粉末
(平均粒径:15〜30μm程度)を第1電極皮膜28
の上にプラズマ溶射し、第1電極皮膜28の上に溶射皮
膜22(目標厚み:50μm)を成膜する。第1電極皮
膜28と溶射皮膜22とで積層皮膜2が構成されてい
る。
【0022】第2工程では、レーザ発振器(CO2 レー
ザ)を用い、レーザビームを所定のスポット径(目標ス
ポット径:5.0mm)で所定のパターン模様を描くよ
うに積層皮膜2にスキャン照射し、パターンニング処理
を行う。パターン模様は、発光させたい部位とする。こ
の結果、レーザビームの照射部分における基板1の部分
と積層皮膜2の部分とが溶融凝固して一体化し、基板1
の部分、第1電極皮膜28の部分、溶射皮膜22の部分
が一体化した模様部4が形成される。模様部4は、EL
パネルの発光時には発光模様部として機能する。なおレ
ーザ発振器の目標出力は約1kWとする。
【0023】第3工程では、第1の基板1に成膜されて
いる積層皮膜2のうち、レーザビームが照射されていな
い積層皮膜2の部分を、基板1から強制剥離させる。ガ
ラス製の基板1の表出面1cは、その表面粗さが極めて
小さく、平滑面である。そのため、レーザビームが照射
されていない積層皮膜2を構成する第1電極皮膜28、
溶射皮膜22は、剥離可能である。
【0024】そのため、レーザビームが照射されてない
第1電極皮膜28、溶射皮膜22は、ガラス製の基板1
から容易に剥離できる。この結果、第1の基板1上には
模様部4が残留する。本例に係る模様部4は、基板1と
の一体結合性が高いため、密着性が向上し、耐剥離性が
向上しており、耐久性が良好である。
【0025】ところで、溶射皮膜を形成するにあたり、
一旦溶射した後に、その溶射部分を剥がして微細凹凸を
形成し、その後に再び溶射して溶射皮膜を形成すること
も考えられる。この場合には、微細凹凸により溶射皮膜
の耐剥離性が向上するが、作業性が悪い。この点本例に
よれば、レーザビームの照射部分における基板1の部分
と積層皮膜2の部分とが溶融凝固して一体化し、基板1
の部分、第1電極皮膜28の部分、溶射皮膜22の部分
が一体化した模様部4が形成されるため、模様部4の耐
剥離性が効果的に向上する。
【0026】使用の際には、本例に係るELパネルの第
1電極皮膜28及び第2電極皮膜61につながる各リー
ド線に電圧(60Hz)が印加される。これにより模様
部4のパターンで発光が生じる。なお本例では、レーザ
ビームの照射により第1電極皮膜28、溶射皮膜22が
溶融凝固しているため、第1電極皮膜28の導電率は低
下するおそれがあるが、発光に際しては寄与度が小さい
ため、実用上は支障はない。
【0027】ところで、図6は、溶射皮膜22をもたな
いタイプの従来技術に係る分散型のELパネルを示す。
図6から理解できるように、このELパネルは、第1電
極皮膜28と、第1電極皮膜28の上に積層された絶縁
層29と、絶縁層29の上に積層された発光層60と、
第2電極皮膜61をもつ第2の基板63と、これらを包
囲して真空パックした保護層64と備えている。発光層
60は、有機バインダ60aに蛍光体粉末60cを分散
させて構成されている。
【0028】図6に示す従来技術に係るELパネルで
は、理論値ほどの輝度が得られない問題があった。その
主たる理由は、絶縁層29と発光層60とがこれらの境
界域で混ざり合うため、境界域の蛍光体粉末60cが絶
縁層29の絶縁体粉末で覆われるためと推察される。こ
の点、図5に示すように絶縁層として溶射皮膜22を利
用した本例に係るELパネルによれば、溶射皮膜22は
硬化しているため、溶射皮膜22と発光層60との境界
域における混ざり合いを抑制でき、混ざり合いに起因す
る輝度低下を抑え得る。更に、溶射皮膜22は適度な表
面粗さをもつため、アンカー効果により発光層60を密
着させ易く、発光層60への安定した電圧印加を図り得
る。
【0029】さて本例では前述したように、溶射皮膜2
2はアルミナを主成分とし、下層皮膜21はアルミナよ
りも融点及び沸点が低いAlを主成分とする。このよう
な本例では、溶射皮膜22にレーザビームが照射されて
も、溶射皮膜22の溶融でレーザビームのエネルギが消
費されるため、下層皮膜21の過剰溶融または過剰蒸発
を抑制するのに有利である。
【0030】(他の例)図7は表札に適用した例であ
る。この例では、表札を構成する基板1に描かれている
文字等の模様部4を、上記した実施例に係る方法で製造
している。従って模様部4の剥離を抑えるのに有利であ
る。 (付記)上記した記載から次の技術的思想を把握でき
る。 ○積層皮膜は溶射皮膜を主体とすることを特徴とする請
求項1に係る皮膜形成方法。 ○第1工程は、基板の表出面に電極皮膜等の下層皮膜を
形成する工程と、下層皮膜に溶射皮膜を積層する工程と
を含むことを特徴とする請求項1に係る皮膜形成方法。 ○第1工程は、基板の表出面に電極皮膜等の下層皮膜を
形成する工程と、溶射材料からなる溶射皮膜を下層皮膜
に積層する工程とを含み、溶射材料の融点は下層皮膜の
融点よりも高いことを特徴とする請求項1に係る皮膜形
成方法。レーザビームが溶射皮膜に照射されても、溶射
皮膜の溶融でレーザビームのエネルギが消費されるた
め、融点が低い下層皮膜の蒸発抑制に有利である。 ○基板、第1電極皮膜、絶縁層として機能する溶射皮
膜、発光層、第2電極皮膜とが順に積層された構造をも
つELパネルであって、第1電極皮膜及び溶射皮膜は、
所定の模様パターンを構成すると共に基板に一体的に結
合している模様部を形成していることを特徴とするEL
パネル。 ○電極皮膜間に発光層が介在するELパネルの製造方法
であって、請求項1に係る工程を実行して発光模様部を
形成することを特徴とするELパネルの製造方法。
【0031】
【発明の効果】本発明方法によれば、模様部の剥離を抑
えるのに有利である。分散型のELパネルにおける電極
皮膜及び溶射皮膜に本発明方法を適用すれば、電極皮膜
及び溶射皮膜の剥離を抑えるのに有利であり、長期にわ
たりELパネルの性能を確保するのに有利である。更に
本発明方法によれば、ELパネルの他に、プリント基
板、表札、装飾品(例えばエンブレム)等にも適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板の表出面に成膜した下層皮膜に溶射皮膜を
溶射している形態を模式的に示す構成図である。
【図2】基板の表出面に成膜した下層皮膜、溶射皮膜に
レーザビームを照射している形態を模式的に示す構成図
である。
【図3】模様部の断面を模式的に示す構成図である。
【図4】模様部の断面を拡大して模式的に示す構成図で
ある。
【図5】ELパネルを模式的に示す断面図である。
【図6】従来技術に係るELパネルを模式的に示す断面
図である。
【図7】表札を模式的に示す構成図である。
【符号の説明】
図中、1は第1の基板、1cは表出面、2は積層皮膜、
21は下層皮膜、22は溶射皮膜、4は模様部を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属元素を主要成分とする積層皮膜を基板
    の表出面に成膜する第1工程と、 前記積層皮膜にレーザビームを所定のパターン模様で照
    射し、照射部分における前記基板と前記積層皮膜とを溶
    融凝固させ一体化し、前記基板の部分と前記積層皮膜の
    部分とが一体化した模様部を形成する第2工程と、 前記基板に成膜されている前記積層皮膜のうち、前記レ
    ーザビームが照射されてないか照射が不充分な部分を、
    前記基板から剥離させる第3工程とを順に実施すること
    を特徴とする積層皮膜形成方法。
JP9006020A 1997-01-17 1997-01-17 皮膜形成方法 Pending JPH10204655A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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