JPH10203944A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH10203944A
JPH10203944A JP9019918A JP1991897A JPH10203944A JP H10203944 A JPH10203944 A JP H10203944A JP 9019918 A JP9019918 A JP 9019918A JP 1991897 A JP1991897 A JP 1991897A JP H10203944 A JPH10203944 A JP H10203944A
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JP
Japan
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group
cosmetic
acid
poe
extract
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JP9019918A
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Naoko Ogawa
奈緒子 小川
Kazuo Takahashi
一生 高橋
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】皮膚を紫外線から守り、かつ日焼け後の皮膚の
状態を良好に整える効果に優れた化粧料、特にメーキャ
ップ化粧料の提供。 【解決手段】紫外線防御剤である下記のシリコーン系
桂皮酸誘導体: 【化2】 (式中、R1 は炭素数が1〜4のアルキル基,フェニル
基又はトリメチルシロキシ基を表し、R2 は少なくとも
2個の炭素原子を有し,酸素原子を含むこともある2価
の炭化水素基を表し、Xはアルコキシ基を表し、nは0
〜3の整数を表し、aは2又は3を表す)で表される単
位を有し、かつ O(4-m)/2 SiR3 m (II) (式中、R3 は炭素数が1〜4のアルキル基,フェニル
基又はトリメチルシロキシ基を表し、mは0〜3の整数
を表す)で表される他の単位を有するシリコーン系桂皮
酸誘導体、及びユキノシタ科ユキノシタ属に属する植
物の抽出物を含んでなる化粧料、特にメーキャップ化粧
料を提供すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料に関する技
術分野、より具体的には皮膚を紫外線から守り、かつ日
焼け後の皮膚の状態を良好に整える効果に優れた化粧料
に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、皮膚に対する紫外線の影響につい
て議論され、過度の紫外線から皮膚を保護する目的で種
々の日焼け止めを目的とする化粧料が開発されている。
これらの化粧料は紫外線防御剤を配合し、皮膚に到達す
る紫外線を遮蔽するものが主流を占めているが、概して
皮膚のほてり,紅斑,黒化を防止する効果は高くても、
日焼け後には肌が乾燥したり、かさついたりする傾向に
あることも否定できない。この肌のかさつき等は、紫外
線防御剤と肌との相互作用により惹起されるものである
と考えられている。
【0003】殊に、近年は化粧料においても、一層の使
用性,安全性の向上が求められており、紫外線防御剤の
配合によるこの不利益を除去するための試みがなされて
いるが、未だ満足のゆく手段は提供されていないのが現
状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が解決
するべき課題は、紫外線防御剤の配合による紫外線遮蔽
効果を減ずることなく、上記の不利益をより有効に解消
した化粧料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題の
解決に向けて鋭意検討を行ったところ、紫外線防御剤の
うち、特定のシリコーン系桂皮酸誘導体とユキノシタ科
ユキノシタ属に属する植物の抽出物とを併用して配合し
た化粧料を提供することで、この紫外線防御剤の効果を
低減させることなく、乾燥やかさつき等のこの紫外線防
御剤と肌との相互作用に起因する不利益を解消して、日
焼け後の肌の状態を良好にすることが可能であることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明は、紫外線防御剤である
下記のシリコーン系桂皮酸誘導体:
【化2】 (式中、R1 は炭素数が1〜4のアルキル基,フェニル
基又はトリメチルシロキシ基を表し、R2 は少なくとも
2個の炭素原子を有し,酸素原子を含むこともある2価
の炭化水素基を表し、Xはアルコキシ基を表し、nは0
〜3の整数を表し、aは2又は3を表す)で表される単
位を有し、かつ O(4-m)/2 SiR3 m (II) (式中、R3 は炭素数が1〜4のアルキル基,フェニル
基又はトリメチルシロキシ基を表し、mは0〜3の整数
を表す)で表される他の単位を有するシリコーン系桂皮
酸誘導体、及びユキノシタ科ユキノシタ属に属する植
物の抽出物を含んでなる化粧料、特にメーキャップ化粧
料を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明化粧料に配合されるユキノシタ科ユ
キノシタ属に属する植物は、約300種以上存在する。
その一部を例示すると、例えばアングリカ,アピクラ
タ,アルコーウァレイー,ビテルナタボイディー,グル
セリアナ,カエシア,カロサ,ケンベンネンシス,ケス
ピトサ,コクレアリス,コティレドン,クルスタタ,ク
ネイフォリア,キンバラリア,エリザベサエフォーチュ
ネイ,ゲウム,グラヌラタ,グリセバヒー,ホルニブル
ッキー,ヒプノイデス,アーヴィンギー,ロンギフォリ
ア,マルギナタ,マーキー(チシマクモマグサ),モス
カタ,オッポシティフォリア,パニクラタ,ペデモンタ
ナ,ロツンディフォリア,スカルディカ,ストロニフラ
(ユキノシタ),ウンブロサ,ウルビウム等を挙げるこ
とができる。
【0008】本発明化粧料に配合されるユキノシタ科ユ
キノシタ属に属する植物の抽出物の由来は特に限定され
ず、例えば上記のユキノシタ科ユキノシタ属に属する植
物の花,茎,果実,種子,根,全草等から抽出された抽
出物を本発明化粧料中に配合することが可能である。な
お、本発明においてはユキノシタ科ユキノシタ属に属す
る植物の根及び/又は全草由来の抽出物を用いることが
好ましい。
【0009】これらの抽出物の抽出方法も特に限定され
るものではなく、例えば、水,アルコール等の親水性有
機溶剤、水とこれらの親水性有機溶剤との混合液、グリ
セリンや1,3−ブチレングリコール等の多価アルコー
ル、水とこれらの多価アルコールとの混合液等を抽出用
溶媒として通常公知の方法により抽出、提供されるユキ
ノシタ科ユキノシタ属に属する植物の抽出物を本発明化
粧料の成分として用いることができる。
【0010】これらのユキノシタ科ユキノシタ属に属す
る植物から抽出された抽出物を本発明化粧料に、後述す
る特定のシリコーン系桂皮酸誘導体と共に配合すること
により、このシリコーン系桂皮酸誘導体が肌に接触して
惹起される肌との相互作用に由来する上記のかさつき等
の不利益を解消することができる。
【0011】本発明化粧料における、ユキノシタ抽出物
の配合量は、好ましくは化粧料全体の0.005重量%
以上,5.0重量%以下であり、特に好ましくは同0.
05重量%以上,1.0重量%以下である。この配合量
が化粧料全体の0.005重量%未満であると、「紫外
線防御剤と肌との相互作用による不利益の除去」という
本発明の所期の効果を発揮することが困難であり好まし
くなく、同5.0重量%を超えて配合しても配合量の増
大に見合った上記効果の増強が見られず,さらにこのよ
うな過剰量のユキノシタ抽出物を配合すると製剤の安定
性に関して問題が生じる傾向が強くなり好ましくない。
【0012】次に、本発明化粧料中にこのユキノシタ科
ユキノシタ属に属する植物の抽出物と共に配合される紫
外線防御剤である、トリメトキシ桂皮酸メチルビス(ト
リメチルシロキシ)シリルイソペンチルに代表される上
記式で表した単位(I)及び(II)を含むシリコーン系
桂皮酸誘導体について説明する。
【0013】このシリコーン系経皮酸誘導体は、上記の
ごとく、1分子中に単位(I)を有し、かつ単位(II)
を有するシリコーン系経皮酸誘導体である。まず、上記
単位(I)について説明する。単位(I)において、R
1 は炭素数が1〜4のアルキル基,フェニル基又はトリ
メチルシロキシ基を表し、nはR1 の置換数を表す。R
1 としては、例えばメチル基,エチル基,プロピル基,
イソプロピル基,t−ブチル基,フェニル基,トリメチ
ルシロキシ基等が挙げられるが、原料の入手のしやすさ
等の理由からメチル基,フェニル基又はトリメチルシロ
キシ基であることが好ましい。なお、シリコーン系桂皮
酸誘導体中にこの単位(I)が複数個存在する場合に
は、それぞれの単位(I)中のR1 及びnは互いに同一
であっても異なってもよい。このことは、下記のa,R
2 及びXにおいても同様であり、これらは複数の単位
(I)間で同一であっても異なってもよい。
【0014】R2 は少なくとも2個の炭素原子を有し,
酸素原子を含むこともある2価の炭化水素基を表し、例
えばエチレン基,トリメチレン基,2−メチルトリメチ
レン基,1−メチルトリメチレン基,1−ジメチルトリ
メチレン基,テトラメチレン基、2,2’−オキシジエ
チレン基,ペンタメチレン基,ヘキサメチレン基,ヘプ
タメチレン基,オクタメチレン基,ノナメチレン基,デ
カメチレン基,シクロヘキシレン基等を挙げることがで
きるが、これらの中でも炭素数が2〜4の上記2価の炭
化水素基、すなわち例えばエチレン基,トリメチレン
基,2−メチルトリメチレン基,1−メチルトリメチレ
ン基,1−ジメチルトリメチレン基,テトラメチレン
基、2,2’−オキシジエチレン基等が好ましい。ま
た、このシリコーン系桂皮酸誘導体を合成する際のヒド
ロシリル化反応の副反応が比較的少ないこと等から、特
に1−メチルトリメチレン基が好ましい。
【0015】アルコキシ基Xの例としては、例えばメト
キシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基等が挙げられ
る。いずれのアルコキシ基を選択したこのシコーン系桂
皮酸誘導体も、シリコーン系基剤に対する溶解性,耐水
性,耐油性及び中波長紫外線(UV−B)吸収波長に顕
著な差はないが、試薬の入手し易さ等を考慮すると、X
としてメトキシ基を選択したシリコーン系桂皮酸誘導体
を選択することが好ましい。なお、aはXの置換数を表
す。
【0016】次に、単位(II)について説明する。単位
(II)において、R3 は炭素数が1〜4のアルキル基,
フェニル基又はトリメチルシロキシ基を表し、mはR3
の置換数を表す。R3 としては、例えばメチル基,エチ
ル基,プロピル基,イソプロピル基,t−ブチル基,フ
ェニル基,トリメチルシロキシ基等が挙げられるが、原
料の入手のしやすさ等の理由からメチル基,フェニル基
又はトリメチルシロキシ基であることが好ましい。
【0017】このようなシリコーン系桂皮酸誘導体は、
例えば以下のようにして合成することができる。すなわ
ち、
【化3】 (式中、Yは少なくとも2個の炭素原子を有し、かつオ
レフィン性不飽和結合を有し、酸素原子を含むことがあ
る一価の炭化水素基を表す。X及びaは前記と同様であ
る。)で表される桂皮酸エステルと;
【0018】R4 n SiHO(3-n)/2 単位及び/又は
5 m SiO(4-m)/2 単位を有するシロキサン(R4
炭素数が1〜4のアルキル基,フェニル基又はトリメチ
ルシロキシ基、nは0〜3の整数、R5 は炭素数が1〜
4のアルキル基,フェニル基又はトリメチルシロキシ
基、mは0〜3の整数を表す。);を、有機溶媒中で、
触媒の存在下に反応させることによって合成することが
できる。
【0019】上記、すなわち一般式(III)のエステ
ルは、対応する置換桂皮酸誘導体を常法により酸クロリ
ドとした後、アミン存在下、オレフィン性不飽和結合を
有する一価のアルコールと反応させることによって得ら
れるものである。反応溶媒としては通常の有機溶媒が使
用できるが、なかでもトルエン,ベンゼン又はキシレン
等の芳香族系有機溶媒が好ましく、反応温度は比較的高
温で行い、具体的には還流温度程度が好ましい。
【0020】なお、反応に用いるアルコールによって、
一般式(III)におけるYは異なるが、上記のように少
なくとも2個の炭素原子を有し、かつオレフィン性不飽
和結合を有し、酸素原子を含むことがある一価の炭素水
素基である。その基中に二重結合を1個有する直鎖の炭
化水素基として、例えばビニル基,アリル基,3−ブテ
ニル基,4−ペンテニル基,1−プロペニル基,2−ブ
テニル基,2−メチル−1−プロペニル基,3−メチル
−2−ブテニル基,アリロキシエチル基等を;分枝の炭
化水素基として、例えば1−メチル−2−プロペニル
基,2−メチル−2−プロペニル基,1−ジメチル−2
−プロペニル基,1−エチル−2−プロペニル基,1−
ジエチル−2−プロペニル基,1−メチル−3−ブテニ
ル基,2−メチル−3−ブテニル基等を挙げることがで
きる。また、その基中に二重結合を2個有する炭化水素
基として、例えば1,3−ブタジエニル基、3−メチル
−1,3−ブタジエニル基、1,3−プロペジエニル基
等を挙げることができる。
【0021】これらのYのうち、エステル化反応とヒド
ロシリル化反応の反応の優位性及びこれらのエステルよ
り誘導されるシリコーン系桂皮酸誘導体の安定性(光安
定性を含む)等を考慮すると、末端に二重結合を1個有
する上記炭化水素基、すなわちビニル基,アリル基,3
−ブテニル基,4−ペンテニル基,アリロキシエチル
基,1−メチル−2−プロペニル基,2−メチル−2−
プロペニル基,1−ジメチル−2−プロペニル基,1−
エチル−2−プロペニル基,1−ジエチル−2−プロペ
ニル基,1−メチル−3−ブテニル基,2−メチル−3
−ブテニル基等をYとして選択することが好ましい。
【0022】このようにして得られる一般式(III)の
エステルを、上記のシロキサンとヒドロシリル化反応
させることによって、本発明化粧料に配合するシリコー
ン系桂皮酸誘導体が得られるが、用いる上記のシロキ
サンは少なくとも1個のSi−Hを有する有機珪素化合
物であり、R4 n SiHO(3-n)/2 単位及びR5 m Si
(4-m)/2 単位を有するシロキサンとして表されるもの
である。例えば、トリエトキシシラン,ジ(トリメチル
シロキシ)メチルシラン,トリ(トリメチルシロキシ)
シラン,トリメチルシロキシメチルフェニルシラン,ト
リメチルシロキシエチルメチルシラン,トリメチルシロ
キシエチルフェニルシラン、1,1,3,3,5,5−
ヘプタメチルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5
−ヘプタメチルトリシロキサン等を例示することができ
る。これらの中でも、ヒドロシリル化反応の優位性、シ
ラン、シロキサンの入手のしやすさ、およびシリコーン
系基剤に対する相溶性等から、1,1,1,3,5,
5,5−ヘプタメチルトリシロキサンが好ましい。しか
し、このシリコーン系桂皮酸誘導体が製造できればこれ
に限定されるものではない。
【0023】上記ヒドロシリル化反応の反応溶媒として
は通常の有機溶媒が使用できるが、なかでもトルエン,
ベンゼン又はキシレンなどの芳香族系有機溶媒が好まし
く、反応温度は比較的高温で行い、具体的には還流温度
程度が好ましい。
【0024】このヒドロシリル化反応の進行を促進させ
るための触媒としては、公知のロジウム錯体(Wilkinson
complex) ,ルテニウム錯体,白金錯体,塩化白金酸等
を用いることができる。これらの触媒のうち、その入手
のし易さ及びこのヒドロシリル化反応における操作上の
簡便性を考慮すると塩化白金酸触媒を選択することが好
ましい。
【0025】このようにして製造され得る上記シリコー
ン系桂皮酸誘導体は、中波長紫外線(UVB)を特に良
好に吸収し、さらに使用性も良好で、シリコーン系基剤
との相溶性も良好であるので、本発明化粧料における紫
外線遮蔽手段として非常に好ましい紫外線防御剤であ
る。
【0026】このシリコーン系桂皮酸誘導体の配合量
は、本発明化粧料に付与すべき紫外線遮蔽効果の内容に
応じて適宜変更可能であるが、通常は化粧料全体の0.
01重量%以上,10.0重量%以下、好ましくは同
0.1重量%以上,5.0重量%以下の範囲で本発明化
粧料中に配合される。すなわち、このシリコーン系桂皮
酸誘導体の配合量が化粧料全体の0.01重量%未満で
あると、十分に紫外線防御剤を配合することによる紫外
線防御効果が発揮されない傾向にあり好ましくなく、化
粧料全体の10.0重量%を超えて配合すると化粧料の
使用性及び安定性に問題が生じる傾向が強くなり好まし
くない。
【0027】このように、上記シリコーン系桂皮酸誘導
体を少なくとも本発明化粧料に配合する紫外線防御剤の
1種として配合する。言い換えれば、必要に応じて上記
シリコーン系桂皮酸誘導体以外の他の紫外線防御剤を組
み合わせて配合することも可能である。これらの他の紫
外線防御剤は、物理化学的に本発明化粧料に配合するこ
とが可能であり、ユキノシタ抽出物の配合による、上記
の所期の効果を発揮することが可能な限り特に限定され
ない。よって、以下に紫外線防御剤を列挙するが、本発
明の化粧料に配合可能な紫外線防御剤がこれらの紫外線
防御剤に限定されるものでないことは勿論である。
【0028】なお、本明細書全体を通じて紫外線防御剤
とは、物理化学的に紫外線を吸収する物質である「紫外
線吸収剤」と、物理的作用によって紫外線を散乱および
反射させる物質である「紫外線遮断剤」の両者を含む概
念である。
【0029】長波長紫外線(UVA)吸収剤として、メ
チルアントラニレート、ホモメンチル−N−アセチルア
ントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2−ジヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒ
ドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,
2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒド
ロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−ス
ルホン塩酸、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチル
ヘキシル−4’−フェニル−ベンゾフェノン−2−カル
ボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベ
ンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾ
フェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;2,2’
−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾ
トリアゾール系紫外線吸収剤;ジアニソイルメタン、4
−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等を
挙げることができる。
【0030】これらの長波長紫外線吸収剤の中でも、4
−メトキシ−4’−tert−ブチルジベンゾイルメタ
ン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン誘導体,例
えば2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5
−スルホン酸塩は安全性及び有効性に優れた長波長紫外
線吸収剤である。
【0031】また、中波長紫外線(UVB)吸収剤とし
て、パラアミノ安息香酸(以下、PABAという。)、
PABAモノグリセリンエステル、N,N−ジプロポキ
シPABAエチルエステル、N,N−ジエトキシPAB
Aエチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエ
ステル、N,N−ジメチルPABAブチルエステル、
N,N−ジメチルPABAアミルエステル等の安息香酸
系紫外線吸収剤;ジプロピレングリコールサリシレー
ト、エチレングリコールサリシレート、ミリスチルサリ
シレート、メチルサリシレート、アミルサリシレート、
メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、 オ
クチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジル
サリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレ
ート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;オクチルシンナメ
ート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル
−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,
4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジ
イソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシ
ンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメー
ト、イソアミル−p−メトキシシンナメート、オクチル
−p−メトキシシンナメート(2−エチルヘキシル−p
−メトキシシンナメート)、2−エトキシエチル−p−
メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシ
シンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシン
ナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェ
ニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサ
ノイル−ジパラメトキシシンナメート(別名:ジパラメ
トキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリ
ル)、メトキシ桂皮酸オクチル、3,4,5−トリメト
キシ桂皮酸3−メチル−4−[メチルビス(トリメチル
シロキシ)シリル]ブチル、p−ジメトキシ桂皮酸モノ
エチルエステル等の桂皮酸系紫外線吸収剤;トリメトキ
シ桂皮酸メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルイソ
ペンチル等のシリコーン系桂皮酸誘導体;3−(4’−
メチルベンジリデン)−d,1−カンファー、3−ベン
ジリデン−d,1−カンファー、5−(3,3−ジメチ
ル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンテン−2−オン
等のカンファー誘導体;ウロカニン酸、ウロカニン酸エ
チルエステル、2−フェニル−5−メチルベンゾオキサ
ゾール、ジベンザラジン等を挙げることができる。
【0032】なお、ここで中波長紫外線吸収剤および長
波長紫外線吸収剤とは、必ずしも中波長紫外線又は長波
長紫外線のみを吸収可能であるという意味ではなく、少
なくともその波長の紫外線を吸収することができる、と
いう意味である。例えば、上に長波長紫外線(UVA:
320〜400nm)吸収剤として挙げたベンゾフェノ
ン系紫外線吸収剤は、長波長紫外線は勿論、中波長紫外
線も吸収することが可能である。
【0033】また紫外線遮断剤としては、酸化チタン
(TiO2 )、タルク(MgSiO2)、カルミン(F
eO2 )、ベントナイト、カオリン、酸化亜鉛(Zn
O)等を挙げることができる。
【0034】これらの他の紫外線防御剤は、調製する本
発明の化粧料の具体的な目的や剤型に応じて適宜組み合
わせて、上記シリコーン系桂皮酸誘導体と共に本発明化
粧料中に配合することができる。なお、上記の他の紫外
線防御剤のみとユキノシタ科ユキノシタ属に属する植物
の抽出物とを組み合わせた化粧料も、その紫外線防御剤
の効果を低減させることなく、乾燥やかさつき等の紫外
線防御剤と肌との相互作用に起因する不利益を解消し
て、日焼け後の肌の状態を良好にすることが可能であ
る。
【0035】以上記載した有効成分を配合した本発明化
粧料は、それぞれ皮膚を紫外線から守り、かつ日焼け後
の皮膚の状態を良好に整えるという所期の効果を発揮す
ることが十分可能である。しかしながら、他の薬効成分
を本発明の化粧料に配合することも、その配合により本
発明の所期の効果を損なわない範囲で可能である。
【0036】例えば、保湿効果を付与する等の目的で、
例えばポリエチレングリコール,プロピレングリコー
ル,グリセリン、1,3−ブチレングリコール,ヘキシ
レングリコール,キシリトール,ソルビトール,マルチ
トール,コンドロイチン硫酸,ヒアルロン酸,ムコイチ
ン硫酸,カロニン酸,アテロコラーゲン,コレステリル
−12−ヒドロキシステアレート,乳酸ナトリウム,胆
汁酸塩,dl−ピロリドンカルボン酸塩,短鎖可溶性コ
ラーゲン,ジグリセリン(EO)PO付加物,イザヨイ
バラ抽出物,セイヨウノコギリソウ抽出物,メリロート
抽出物,トラネキサム酸等の保湿剤を本発明化粧料に配
合することが可能である。
【0037】美白効果を付与することは、紫外線による
皮膚への悪影響を緩和する等の目的で有用である。この
場合は、胎盤抽出物,グルタチオン,アルブチン等の美
白剤を本発明化粧料に配合することが可能である。
【0038】消炎効果を付与することは、上記と同じく
紫外線による皮膚への悪影響を緩和する等の目的で有用
である。この場合は、グリチルリチン酸誘導体,グリチ
ルレチン酸誘導体,サリチル酸誘導体,ヒノキチオー
ル,酸化亜鉛,アラントイン等の消炎剤を本発明化粧料
に配合することが可能である。
【0039】同様に紫外線による皮膚への悪影響を緩和
する等の目的で、ローヤルゼリー,コレステロール誘導
体,幼牛血液抽出物等の賦活剤;ノニル酸ワレニルアミ
ド,ニコチン酸ベンジルエステル,ニコチン酸β−ブト
キシエチルエステル,カプサイシン,ジンゲロン,カン
タリスチンキ,イクタモール,カフェイン,タンニン
酸,α−ボルネオール,ニコチン酸トコフェロール,イ
ノシトールヘキサニコチネート,シクランデレート,シ
ンナリジン,トラゾリン,アセチルコリン,ベラパミ
ル,セファランチン,γ−オリザノール等の血行促進
剤;硫黄,チアントール等の抗脂漏剤等を本発明化粧料
中に配合することができる。
【0040】また、多様な目的から、オウバク抽出成
分,オウレン抽出成分,シコン抽出成分,シャクヤク抽
出成分,センブリ抽出成分,バーチ抽出成分,セージ抽
出成分,ビワ抽出成分,ニンジン抽出成分,アロエ抽出
成分,ゼニアオイ抽出成分,アイリス抽出成分,ブドウ
抽出成分,ヨクイニン抽出成分,ヘチマ抽出成分,ユリ
抽出成分,サフラン抽出成分,センキュウ抽出成分,シ
ョウキュウ抽出成分,オトギリソウ抽出成分,オノニス
抽出成分,ローズマリー抽出成分,ニンニク抽出成分,
トウガラシ抽出成分,チンピ,トウキ等の植物抽出物を
本発明化粧料中に配合することも可能である。
【0041】さらに、各々のビタミンが有する固有の効
果を本発明化粧料にさらに付与するために,ビタミンA
油,レチノール,酢酸レチノール等のビタミンA類、リ
ボフラビン,酪酸リボフラビン,フラビンアデニンヌク
レオチド等のビタミンB2 類、ピリドキシン塩酸塩,ピ
リドキシンジオクタノエート等のビタミンB6 類、L−
アスコルビン酸,L−アスコルビン酸ジパルミチン酸エ
ステル,L−アスコルビン酸−2−硫酸ナトリウム,L
−アスコルビン酸リン酸エステル,DL−α−トコフェ
ロール−L−アスコルビン酸リン酸ジエステルジカリウ
ム等のビタミンC類、パントテン酸カルシウム,D−パ
ントテニルアルコール,パントテニルエチルエーテル,
アセチルパントテニルエチルエーテル等のパントテン酸
類、エルゴカルシフェロール,コレカルシフェロール等
のビタミンD類、ニコチン酸,ニコチン酸アミド,ニコ
チン酸ベンジル等のニコチン酸類、α−トコフェロー
ル,酢酸トコフェロール,ニコチン酸DL−α−トコフ
ェロール,コハク酸DL−α−トコフェロール等のビタ
ミンE類、ビタミンP、ビオチン等のその他のビタミン
類を本発明化粧料に配合することも可能である。
【0042】なお、上に挙げた薬効成分に、本発明化粧
料に配合可能な他の薬効成分が限定されるものではな
い。また、上に挙げた他の薬効成分に対応する薬効も、
上記に限定されるものではない。例えば、ビタミンC類
は美白成分として用いることができると共に、抗酸化助
剤としても用いることが可能である。さらに、上に挙げ
た他の薬効成分は、単独で本発明化粧料に配合すること
の他に、2種以上の上記薬効成分を、目的に応じ適宜組
み合わせて配合することも可能である。
【0043】本発明は、外皮に適用される化粧料(医薬
部外品を含む)に広く適用することが可能であり、本発
明化粧料の剤型も水溶液系,可溶化系,乳化系,粉末
系,油液系,ゲル系,軟膏系,エアゾール系,水−油2
層系,水−油−粉末3層系等、幅広い剤型を採り得る。
【0044】すなわち、基礎化粧品であれば、洗顔料,
化粧水,乳液,クリーム,ジェル,エッセンス(美容
液),パック,マスク等の形態に、上記の多様な剤型に
おいて広く適用可能である。また、メーキャップ化粧品
であれば、ファンデーション,白粉等、トイレタリー製
品としてはボディソープ,石けん等の形態に広く適用可
能である。なお、上記シリコーン系桂皮酸誘導体は、特
にシリコーン類との相溶性が良好であるので、本発明化
粧料をメーキャップ化粧料に適用することは特に好まし
い態様の一つである。
【0045】さらに、医薬部外品であれば、各種の軟膏
剤等の形態に広く適用が可能である。そして、これらの
剤型及び形態に、本発明化粧料の採り得る形態が限定さ
れるものではない。
【0046】本発明化粧料においては、上記の所望する
剤型および形態に応じて通常公知の基剤成分を、その配
合により本発明の所期の効果が損われない範囲で広く配
合するこることができる。すなわち、液体油脂として
は、アボガド油,ツバキ油,月見草油,タートル油,マ
カデミアナッツ油,トウモロコシ油,ミンク油,オリー
ブ油,ナタネ油,卵黄油,ゴマ油,パーシック油,小麦
胚芽油,サザンカ油,ヒマシ油,アマニ油,サフラワー
油,綿実油,エノ油,大豆油,落花生油,茶実油,カヤ
油,コメヌカ油,シナギリ油,日本キリ油,ホホバ油,
胚芽油,トリグリセリン,トリオクタン酸グリセリン,
トリイソパルミチン酸グリセリン等が、固体油脂として
は、カカオ脂,ヤシ油,馬脂,硬化ヤシ油,パーム油,
牛脂,羊脂,硬化牛脂,パーム核油,豚脂,牛骨脂,モ
クロウ核油,硬化油,牛脚脂,モクロウ,硬化ヒマシ油
等、ロウ類としては、ミツロウ,カンデリラロウ,綿ロ
ウ,カルナウバロウ,ベイベリーロウ,イボタロウ,鯨
ロウ,モンタンロウ,ヌカロウ,ラノリン,カポックロ
ウ,酢酸ラノリン,液状ラノリン,サトウキビロウ,ラ
ノリン脂肪酸イソプロピル,ラウリン酸ヘキシル,還元
ラノリン,ジョジョバロウ,硬質ラノリン,セラックロ
ウ,POEラノリンアルコールエーテル,POEラノリ
ンアルコールアセテート,POEコレステロールエーテ
ル,ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール,POE水
素添加ラノリンアルコールエーテル等、炭化水素油とし
ては、流動パラフィン,オゾケライト,スクワレン,プ
リスタン,パラフィン,セレシン,スクワレン,ワセリ
ン,マイクロクリスタリンワックス等の油分が挙げられ
る。
【0047】高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘ
ン(ベヘニン)酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステ
アリン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン
酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸
(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げら
れる。
【0048】高級アルコールとしては、例えば、ラウリ
ルアルコール,セチルアルコール,ステアリルアルコー
ル,ベヘニルアルコール,ミリスチルアルコール,オレ
イルアルコール,セトステアリルアルコール等の直鎖ア
ルコール、モノステアリルグリセリンエーテル(バチル
アルコール),2−デシルテトラデシノール,ラノリン
アルコール,コレステロール,フィトステロール,ヘキ
シルドデカノール,イソステアリルアルコール,オクチ
ルドデカノール等の分岐鎖アルコール等が挙げられる。
【0049】合成エステル油としては、ミリスチン酸イ
ソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチル
ドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブ
チル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、
オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシ
ル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステ
アリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、1
2−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ−2−エ
チルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリ
トール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アル
キルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコー
ル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウン
デカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキシル酸トリ
メチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロ
ールプロパン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタン
エリスリトール、トリ−2−エチルヘキシル酸グリセリ
ン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セ
チル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパ
ルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−
ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メ
チルエステル、オレイン酸オイル、セトステアリルアル
コール、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチ
ルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイ
ル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステ
ル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラ
ウレート、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリス
チン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシル
デシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバチン酸ジ
イソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル等が
挙げられる。
【0050】シリコーン類としては、ジメチルポリシロ
キサン,メチルフェニルポリシロキサン,メチルハイド
ロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン,デカ
メチルポリシロキサン,ドデカメチルポリシロキサン,
テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロキサンなど
の環状ポリシロキサン、3次元網目構造を形成している
シリコーン樹脂、シリコーンゴム等が挙げられる。
【0051】アニオン界面活性剤としては、例えば、セ
ッケン用素地,ラウリン酸ナトリウム,パルミチン酸ナ
トリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウ
ム,ラウリル硫酸K等の高級アルキル硫酸エステル塩、
POEラウリル硫酸トリエタノールアミン,POEラウ
リル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステル
塩,ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサ
ルコシン酸、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナ
トリウム,ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム,
ラウリルメチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸ア
ミドスルホン酸塩、POEオレイルエーテルリン酸ナト
リウム,POEステアリルエーテルリン酸等のリン酸エ
ステル塩、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナト
リウム,モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキ
シエチレンスルホコハク酸ナトリウム,ラウリルポリプ
ロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスル
ホコハク酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム,リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノ
ールアミン,リニアドデシルベンゼンスルホン酸等のア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、N−ラウロイルグルタミ
ン酸モノナトリウム,N−ステアロイルグルタミン酸ジ
ナトリウム,N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノ
ナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、硬化ヤシ油
脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステ
ル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸化油、POEアル
キルエーテルカルボン酸、POEアルキルアリルエーテ
ルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂
肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステ
ル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、
ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、
N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミ
ン、カゼインナトリウム等が挙げられる。
【0052】カチオン界面活性剤としては、例えば、塩
化ステアリルトリメチルアンモニウム,塩化ラウリルト
リメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニ
ウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアル
キルジメチルアンモニウム塩,塩化ポリ(N,N’−ジ
メチル−3,5−メチレンピペリジニウム),塩化セチ
ルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル
四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモ
ニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモ
リホニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン
塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸
誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等
が挙げられる。
【0053】両性界面活性剤としては、例えば、2−ウ
ンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシ
メチル)−2−イミダゾリンナトリウム,2−ココイル
−2−イミタゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキ
シエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界
面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン,ラウ
リルジメチルアミノ酢酸ベタイン,アルキルベタイン,
アミドベタイン,スルホベタイン等のベタイン系界面活
性剤等が挙げられる。
【0054】親油性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、ソルビタンモノオレエート,ソルビタンモノイソス
テアレート,ソルビタンモノラウレート,ソルビタンモ
ノパルミテート,ソルビタンモノステアレート,ソルビ
タンセスキオレエート,ソルビタントリオレエート,ペ
ンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタ
ン,テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソル
ビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂
肪酸グリセリン,モノエルカ酸グリセリン,セスキオレ
イン酸グリセリン,モノステアリン酸グリセリン,α,
α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン,モノス
テアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグリ
セリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコー
ル等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒ
マシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレン・メチルポリシロキサン共重合体等が挙げら
れる。
【0055】親水性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、POEソルビタンモノオレエート,POE−ソルビ
タンモノステアレート,POE−ソルビタンモノオレー
ト,POE−ソルビタンテトラオレエート等のPOEソ
ルビタン脂肪酸エステル類、POE−ソルビットモノラ
ウレート,POE−ソルビットモノオレエート,POE
−ソルビットペンタオレエート,POE−ソルビットモ
ノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル
類、POE−グリセリンモノステアレート,POE−グ
リセリンモノイソステアレート,POE−グリセリント
リイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステ
ル類、POEモノオレエート,POEジステアレート,
POEモノジオレエート,システアリン酸エチレングリ
コール等のPOE脂肪酸エステル類、POEラウリルエ
ーテル,POEオレイルエーテル,POEステアリルエ
ーテル,POEベヘニルエーテル,POE2−オクチル
ドデシルエーテル,POEコレスタノールエーテル等の
POEアルキルエーテル類、POEオクチルフェニルエ
ーテル,POEノニルフェニルエーテル,POEジノニ
ルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテ
ル類、プルロニック等のプルアロニック型類、POE・
POPセチルエーテル,POE・POP2−デシルテト
ラデシルエーテル,POE・POPモノブチルエーテ
ル,POE・POP水添ラノリン,POE・POPグリ
セリンエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル
類、テトロニック等のテトラPOE・テトラPOPエチ
レンジアミン縮合物類、POEヒマシ油,POE硬化ヒ
マシ油,POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート,P
OE硬化ヒマシ油トリイソステアレート,POE硬化ヒ
マシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエ
ステル,POE硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマ
シ油硬化ヒマシ油誘導体、POEソルビットミツロウ等
のPOEミツロウ・ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエ
タノールアミド,ラウリン酸モノエタノールアミド,脂
肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミド、
POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEア
ルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エス
テル、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、
アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオレイ
ルリン酸等が挙げられる。
【0056】防腐剤としては、メチルパラベン、エチル
パラベン,ブチルパラベン等が挙げられる。 金属イオ
ン封鎖剤としては、エデト酸ナトリウム塩、EDTA等
が挙げられる。
【0057】天然の水溶性高分子としては、アラビアガ
ム,トラガカントガム,ガラクタン,グアガム,キャロ
ブガム,カラヤガム,カラギーナン,ペクチン,カンテ
ン,クインスシード(マルメロ),アルゲコロイド(カ
ッソウエキス),デンプン(コメ,トウモロコシ,バレ
イショ,コムギ),グリチルリチン酸等の植物系高分
子、キサンタンガム,デキストラン,サクシノグルカ
ン,プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン,カゼイ
ン,アルブミン,ゼラチン等の動物系高分子等が挙げら
れる。
【0058】半合成の水溶性高分子としては、カルボキ
シメチルデンプン,メチルヒドロキシプロピルデンプン
等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ニトロセル
ロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース
硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、結晶セ
ルロース、セルロース末等のセルロース系高分子、アル
ギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエ
ステル等のアルギン酸系高分子等が挙げられる。
【0059】合成の水溶性高分子としては、ポリビニル
アルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピ
ロリドン、カルボキシビニルポリマー(カーボポー
ル)、アルキル変性カルボキシビニルポリマー等のビニ
ル系高分子、ポリエチレングリコール2000、400
0、6000等のポリオキシエチレン系高分子、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子、
ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンアクリレー
ト、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエ
チレンイミン、カチオンポリマー等が挙げられる。
【0060】無機の水溶性高分子としては、ベントナイ
ト、ケイ酸AlMg(ビーガム)、ラポナイト、ヘクト
ライト、無水ケイ酸等が挙げられる。
【0061】増粘剤としては、カラギーナン、カラヤガ
ム、トラガカントガム、キャロブガム、クインスシード
(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペ
クチン酸ナトリウム、アラギン酸ナトリウム、メチルセ
ルロース、エチルセルロース、CMC、ヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、PV
A、PVM、PVP、ポリアクリル酸ナトリウム、カル
ボキシビニルポリマー、ローカストビーンガム、グアー
ガム、タマリントガム、ジアルキルジメチルアンモニウ
ム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸アルミニウ
ムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライト等が挙げ
られる。
【0062】粉末成分としては、タルク,カオリン,雲
母,絹雲母(セリサイト),白雲母,金雲母,合成雲
母,紅雲母,黒雲母,リチア雲母,バーミキュライト,
炭酸マグネシウム,炭酸カルシウム,ケイ酸アルミニウ
ム,ケイ酸バリウム,ケイ酸カルシウム,ケイ酸マグネ
シウム,ケイ酸ストロンチウム,タングステン酸金属
塩,マグネシウム,シリカ,ゼオライト,硫酸バリウ
ム,焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ),リン酸カルシ
ウム,弗素アパタイト,ヒドロキシアパタイト,セラミ
ックパウダー,金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛,パルミチ
ン酸カルシウム,ステアリン酸アルミニウム),窒化ホ
ウ素等の無機粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉
末),ポリエチレン粉末,ポリメタクリル酸メチル粉
末,ポリスチレン粉末,スチレンとアクリル酸の共重合
体樹脂粉末,ベンゾグアナミン樹脂粉末,ポリ四弗化エ
チレン粉末,セルロース粉末等の有機粉末、二酸化チタ
ン,酸化亜鉛等の無機白色顔料、酸化鉄(ベンガラ),
チタン酸鉄等の無機赤色系顔料、γ−酸化鉄等の無機褐
色系顔料、黄酸化鉄,黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化
鉄,カーボンブラック,低次酸化チタン等の無機黒色系
顔料、マンゴバイオレット,コバルトバイオレット等の
無機紫色系顔料、酸化クロム,水酸化クロム,チタン酸
コバルト等の無機緑色系顔料、群青,紺青等の無機青色
系顔料、酸化チタンコーテッドマイカ,酸化チタンコー
テッドオキシ塩化ビスマス,酸化チタンコーテッドタル
ク,着色酸化チタンコーテッドマイカ,オキシ塩化ビス
マス,魚鱗箔等のパール顔料,アルミニウムパウダー,
カッパーパウダー等の金属粉末顔料、赤色201号,赤
色202号,赤色204号,赤色205号,赤色220
号,赤色226号,赤色228号,赤色405号,橙色
203号,橙色204号,黄色205号,黄色401
号,青色404号などの有機顔料、赤色3号,赤色10
4号,赤色106号,赤色227号,赤色230号,赤
色401号,赤色505号,橙色205号,黄色4号,
黄色5号,黄色202号,黄色203号,緑色3号,青
色1号などのジルコニウム、バリウム又はアルミニウム
レーキ等の有機顔料、クロロフィル,β−カロチン等の
天然色素等、香料、水、アルコール、チタンイエロー,
カーサミン,紅花赤等の色剤、等を必要に応じて本発明
化粧料中に適宜配合することができる。
【0063】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を更に詳細に説
明する。なお、本発明の技術的範囲はこれにより限定さ
れるものではない。また、配合量は特に断らない限り、
化粧料全体に対する重量%で表す。 〔化粧料の評価〕後述する処方の化粧料を、下記の実使
用テストにより評価を行った。
【0064】1.実使用テスト 健康な被健者を、1群20名として紫外線の強い6,7
月の間、各化粧料を使用してもらい、紫外線の防御効
果,日焼け後の肌の状態及び使用の際の使用感につい
て、以下の評点を用いた基準で判定し、20名全員の評
点の平均点で化粧料を評価した。
【0065】紫外線防御効果の評点 顕著な日焼け防止効果がある・・・・・3点 ある程度の日焼け防止効果がある・・・2点 やや日焼け防止効果がある・・・・・・1点 日焼け防止効果がない・・・・・・・・0点
【0066】肌状態の評点 日焼け前よりもしっとりしている・・・3点 日焼け前と同じ肌状態である・・・・・2点 日焼け前に比べてやや乾燥している・・1点 日焼け前に比べてかなり乾燥している・0点
【0067】上記の紫外線防御効果についての試験と日
焼け後の肌状態についての試験について、それぞれの試
験の評点の被験者20名間の平均点を求めて、以下のよ
うに評価した。紫外線防御効果及び肌状態についての評価 平均点が2.5以上3.0以下・・非常にその効果に優
れている:◎ 平均点が1.5以上2.5未満・・その効果に優れてい
る:○ 平均点が0.5以上1.5未満・・その効果にやや優れ
ている:△ 平均点が0.5未満・・・・・・・その効果が認められ
ない:×
【0068】使用性の評価 べたついた使用感を感じた被験者が3名以下・・べたつ
かない:◎ べたついた使用感を感じた被験者が7名以下・・ほとん
どべたつかない:○ べたついた使用感を感じた被験者が8名以上・・べたつ
く:×
【0069】2.安定性の評価 後述する処方の化粧料について、60℃,室温又は−1
0℃という温度条件で1ヵ月保存した場合の安定性を以
下のように評価した。 化粧料の状態に変化なし・・・・・安定:○ 化粧料に油浮きが認められる・・不安定:×
【0070】以下、本発明化粧料の具体的処方を示し、
先ず実施例1〜4及び比較例1〜5の白粉について、上
述の実使用テスト及び安定性テストを行い、その結果を
後記第1表に示す。なお、トリメトキシ桂皮酸メチルビ
ス(トリメチルシロキシ)シリルイソペンチルは、前述
のシリコーン系桂皮酸誘導体の製造方法に準じて製造し
たものを用いた。また、ユキノシタ抽出液は、ユキノシ
タの全草をアルコールで抽出したものを用いた。
【0071】 〔実施例1〕 白粉 配合量(重量%) 1 タルク 残 量 2 マイカ 30.0 3 カオリン 10.0 4 ナイロンパウダー 5.0 5 酸化鉄 1.0 6 雲母チタン 2.0 7 ユキノシタ抽出液 0.001 8 トリメトキン桂皮酸メチルビス 0.01 (トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル 9 ジメチルポリシロキサン 2.0 10 流動パラフィン 3.0 11 マレイン酸ジイソステアリル 1.0 12 セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.0 13 防腐剤 適 量 14 酸化防止剤 適 量 15 香料 適 量
【0072】<製法>1〜6を混合粉砕し、均一に溶解
させた7〜15を加えて撹拌混合して容器に成型して白粉
を得た。
【0073】 〔実施例2〕 白粉 配合量(重量%) 1 タルク 残 量 2 マイカ 30.0 3 カオリン 10.0 4 ナイロンパウダー 5.0 5 酸化鉄 1.0 6 雲母チタン 2.0 7 ユキノシタ抽出液 0.05 8 トリメトキン桂皮酸メチルビス 0.5 (トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル 9 ジメチルポリシロキサン 2.0 10 流動パラフィン 3.0 11 マレイン酸ジイソステアリル 1.0 12 セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.0 13 防腐剤 適 量 14 酸化防止剤 適 量 15 香料 適 量
【0074】<製法>1〜6を混合粉砕し、均一に溶解
させた7〜15を加えて撹拌混合して容器に成型して白粉
を得た。
【0075】 〔実施例3〕 白粉 配合量(重量%) 1 タルク 残 量 2 マイカ 30.0 3 カオリン 10.0 4 ナイロンパウダー 5.0 5 酸化鉄 1.0 6 雲母チタン 2.0 7 ユキノシタ抽出液 5.0 8 トリメトキン桂皮酸メチルビス 10.0 (トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル 9 ジメチルポリシロキサン 2.0 10 流動パラフィン 3.0 11 マレイン酸ジイソステアリル 1.0 12 セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.0 13 防腐剤 適 量 14 酸化防止剤 適 量 15 香料 適 量
【0076】<製法>1〜6を混合粉砕し、均一に溶解
させた7〜15を加えて撹拌混合して容器に成型して白粉
を得た。
【0077】 〔実施例4〕 白粉 配合量(重量%) 1 タルク 残 量 2 マイカ 30.0 3 カオリン 10.0 4 ナイロンパウダー 5.0 5 酸化鉄 1.0 6 雲母チタン 2.0 7 ユキノシタ抽出液 6.0 8 トリメトキン桂皮酸メチルビス 12.0 (トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル 9 ジメチルポリシロキサン 2.0 10 流動パラフィン 3.0 11 マレイン酸ジイソステアリル 1.0 12 セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.0 13 防腐剤 適 量 14 酸化防止剤 適 量 15 香料 適 量
【0078】<製法>1〜6を混合粉砕し、均一に溶解
させた7〜15を加えて撹拌混合して容器に成型して白粉
を得た。
【0079】 〔比較例1〕 白粉 配合量(重量%) 1 タルク 残 量 2 マイカ 30.0 3 カオリン 10.0 4 ナイロンパウダー 5.0 5 酸化鉄 1.0 6 雲母チタン 2.0 7 ユキノシタ抽出液 0 8 トリメトキン桂皮酸メチルビス 0 (トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル 9 ジメチルポリシロキサン 2.0 10 流動パラフィン 3.0 11 マレイン酸ジイソステアリル 1.0 12 セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.0 13 防腐剤 適 量 14 酸化防止剤 適 量 15 香料 適 量
【0080】<製法>1〜6を混合粉砕し、均一に溶解
させた7〜15を加えて撹拌混合して容器に成型して白粉
を得た。
【0081】 〔比較例2〕 白粉 配合量(重量%) 1 タルク 残 量 2 マイカ 30.0 3 カオリン 10.0 4 ナイロンパウダー 5.0 5 酸化鉄 1.0 6 雲母チタン 2.0 7 ユキノシタ抽出液 0.01 8 トリメトキン桂皮酸メチルビス 0 (トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル 9 ジメチルポリシロキサン 2.0 10 流動パラフィン 3.0 11 マレイン酸ジイソステアリル 1.0 12 セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.0 13 防腐剤 適 量 14 酸化防止剤 適 量 15 香料 適 量
【0082】<製法>1〜6を混合粉砕し、均一に溶解
させた7〜15を加えて撹拌混合して容器に成型して白粉
を得た。
【0083】 〔比較例3〕 白粉 配合量(重量%) 1 タルク 残 量 2 マイカ 30.0 3 カオリン 10.0 4 ナイロンパウダー 5.0 6 酸化鉄 1.0 7 雲母チタン 2.0 8 ユキノシタ抽出液 5.0 9 トリメトキン桂皮酸メチルビス 0 (トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル 10 ジメチルポリシロキサン 2.0 11 流動パラフィン 3.0 12 マレイン酸ジイソステアリル 1.0 13 セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.0 14 防腐剤 適 量 15 酸化防止剤 適 量 16 香料 適 量
【0084】<製法>1〜6を混合粉砕し、均一に溶解
させた7〜15を加えて撹拌混合して容器に成型して白粉
を得た。
【0085】 〔比較例4〕 白粉 配合量(重量%) 1 タルク 残 量 2 マイカ 30.0 3 カオリン 10.0 4 ナイロンパウダー 5.0 5 酸化鉄 1.0 6 雲母チタン 2.0 7 ユキノシタ抽出液 0 8 トリメトキン桂皮酸メチルビス 0.1 (トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル 9 ジメチルポリシロキサン 2.0 10 流動パラフィン 3.0 11 マレイン酸ジイソステアリル 1.0 12 セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.0 13 防腐剤 適 量 14 酸化防止剤 適 量 15 香料 適 量
【0086】<製法>1〜6を混合粉砕し、均一に溶解
させた7〜15を加えて撹拌混合して容器に成型して白粉
を得た。
【0087】 〔比較例5〕 白粉 配合量(重量%) 1 タルク 残 量 2 マイカ 30.0 3 カオリン 10.0 4 ナイロンパウダー 5.0 5 酸化鉄 1.0 6 雲母チタン 2.0 7 ユキノシタ抽出液 0 8 トリメトキン桂皮酸メチルビス 10.0 (トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル 9 ジメチルポリシロキサン 2.0 10 流動パラフィン 3.0 11 マレイン酸ジイソステアリル 1.0 12 セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.0 13 防腐剤 適 量 14 酸化防止剤 適 量 15 香料 適 量
【0088】<製法>1〜6を混合粉砕し、均一に溶解
させた7〜15を加えて撹拌混合して容器に成型して白粉
を得た。
【0089】
【表1】
【0090】比較例1の白粉はユキノシタ抽出液及び紫
外線防御剤のトリメトキン桂皮酸メチルビス(トリメチ
ルシロキシ)シリルイソペンチルが配合されていないた
め、全く効果が認められなかった。また、比較例2〜5
の白粉はユキノシタ抽出液及びトリメトキン桂皮酸メチ
ルビス(トリメチルシロキシ)シリルイソペンチルのう
ち、一方しか配合されていないため、それに対応して十
分な効果が得られなかった。さらに、実施例4の白粉に
ついては配合量が過剰のため、使用性及び安定性に問題
が生じている。これに対し、実施例1〜3の本発明化粧
料である白粉は、ユキノシタ抽出液及びトリメトキン桂
皮酸メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルイソペン
チルの配合量が適量であるので、いずれも優れた紫外線
防御効果が得られた上に、日焼け後の肌の状態を良好に
する効果に優れることが実証された。
【0091】
【発明の効果】本発明により、皮膚を紫外線から守り、
かつ日焼け後の皮膚の状態を良好に整える効果に優れた
化粧料、特にメーキャップ化粧料が提供される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紫外線防御剤である下記のシリコーン系
    桂皮酸誘導体: 【化1】 (式中、R1 は炭素数が1〜4のアルキル基,フェニル
    基又はトリメチルシロキシ基を表し、R2 は少なくとも
    2個の炭素原子を有し,酸素原子を含むこともある2価
    の炭化水素基を表し、Xはアルコキシ基を表し、nは0
    〜3の整数を表し、aは2又は3を表す)で表される単
    位を有し、かつ O(4-m)/2 SiR3 m (II) (式中、R3 は炭素数が1〜4のアルキル基,フェニル
    基又はトリメチルシロキシ基を表し、mは0〜3の整数
    を表す)で表される他の単位を有するシリコーン系桂皮
    酸誘導体、 及びユキノシタ科ユキノシタ属に属する植物の抽出物
    を含んでなる化粧料。
  2. 【請求項2】化粧料がメーキャップ化粧料である請求項
    1記載の化粧料。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2352403A1 (es) * 2009-07-27 2011-02-18 Caroi'line Cosmetica, S.L. Extractos de saxifraga spathularis, procedimiento de obtencion y su uso cosmetico, farmaceutico y/o alimentario como antioxidantes/antirradicalarios/filtros uv (ultravioleta).

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2352403A1 (es) * 2009-07-27 2011-02-18 Caroi'line Cosmetica, S.L. Extractos de saxifraga spathularis, procedimiento de obtencion y su uso cosmetico, farmaceutico y/o alimentario como antioxidantes/antirradicalarios/filtros uv (ultravioleta).

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