JPH10203114A - 伝導性ゴムストリップを備えたシリカ強化ゴムトレッドを有するタイヤ - Google Patents

伝導性ゴムストリップを備えたシリカ強化ゴムトレッドを有するタイヤ

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JPH10203114A
JPH10203114A JP10004589A JP458998A JPH10203114A JP H10203114 A JPH10203114 A JP H10203114A JP 10004589 A JP10004589 A JP 10004589A JP 458998 A JP458998 A JP 458998A JP H10203114 A JPH10203114 A JP H10203114A
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tread
tire
strip
wing
cap
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JP10004589A
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Manuela Pompei
マニュエラ・ポンペイ
Ghislain Adolphe Leon Thise
ジスレーン・アドルフェ・レオン・ティセ
Jean Bergh
ジャン・ベルグ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Goodyear Tire and Rubber Co
Original Assignee
Goodyear Tire and Rubber Co
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C19/00Tyre parts or constructions not otherwise provided for
    • B60C19/08Electric-charge-dissipating arrangements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/14Anti-skid inserts, e.g. vulcanised into the tread band
    • B60C11/18Anti-skid inserts, e.g. vulcanised into the tread band of strip form, e.g. metallic combs, rubber strips of different wear resistance
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/02Elements
    • C08K3/04Carbon

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気抵抗の高いゴムトレッドを有するタイヤ
であって、タイヤビード部分とトレッド外側表面との間
で電気抵抗の低い電気路を有するタイヤを提供するこ
と。 【解決手段】 (i)相対的に高い電気抵抗ゴム組成物
から構成される地面と接触するように設計されているト
レッド、(ii)相対的に低い電気抵抗ゴム組成物から構
成されるウイングとしての前記トレッドの周辺側方延在
部および(iii)相対的に低い電気抵抗ゴム組成物から
構成され、トレッド面の一部の上で前記トレッドとトレ
ッドウイングとの間の境界に延長して配置されている薄
層ストリップから構成されるトレッドを有するタイヤ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して、(i)地
面に接するように設計され、相対的に高い電気抵抗のゴ
ム組成物から構成されるトレッド部、(ii)相対的に低
い電気抵抗ゴム組成物から構成されるウイングとしての
前記トレッドの周辺側方延在部から構成されるトレッド
を有するゴムタイヤに関する。したがって、トレッドの
接地部は異なる組成物および異なる電気特性すなわちト
レッドウイングを有する。
【0002】一局面では、本発明は、カーボンブラック
強化カーカスを有するようなゴムタイヤに関し、ここ
で、前記トレッドは量的にシリカで、存在する場合、可
及的に少ないカーボンブラックで強化され、前記ウイン
グは少なくとも30phrのカーボンブラック強化材を
含有する。
【0003】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】空気入
りゴムタイヤは、典型的には硫黄硬化性または硫黄硬化
した(どちらを選ぶかは任意)ジエン系エラストマーで
ある種々のゴムブレンドであることのできるゴムトレッ
ドを用いて慣用的に製造される。タイヤゴム(そのトレ
ッド部分を含んで)は、典型的には、カーボンブラック
強化用充填材で、時にはシリカで強化される。
【0004】本発明の背景として、ゴムタイヤのトレッ
ドはしばしばキャップ/ベース構造で製造されることが
認識される。この構造は、トレッドの外部部分がキャッ
プであり、トレッドキャップと支持タイヤカーカスとの
間のトレッドの下層部分がそのベースである。トレッド
キャップ部は普通地面に接するように設計されており、
したがって、関連特性を有し、トレッドベース部は一般
にタイヤカーカスを覆っており、しかも通常キャップを
支持するように設計されており、したがって、地面に接
していない。このようなキャップ/ベース構造は当業界
の熟達者に周知である。
【0005】また、本発明の背景として、キャップ/ベ
ース構造のトレッドは、トレッドキャップが実質的にシ
リカと、カーボンブラックが存在する場合、可及的に少
ない量のカーボンブラックとで強化され、その下のトレ
ッドベースが実質的にカーボンブラックで強化されてい
ることが認識されている。
【0006】さらに、本発明の背景として、タイヤトレ
ッドは(またはキャップ/ベース構造の場合、時々、ト
レッドベースは)トレッドの両サイドに側面ウイングを
有し、このウイング中にトレッドの一部、またはトレッ
ドベース(どちらを選ぶかは任意)がタイヤカーカスの
タイヤサイドウオールの外部表面の一部の外に向かって
しかもその一部の上に延びていることが認識されてい
る。
【0007】前述したように本発明の目的のために、ト
レッドの接地部はトレッドウイングと異なる組成と電気
特性を有する。
【0008】本発明の背景を考慮すると、タイヤは、周
辺トレッドとそのための支持用カーカスから構成される
とみなしてもよい。カーカスは、比較的に慣用的な要素
から構成されているとみなしてもよく、カーボンブラッ
ク強化ゴムサイドウオール(しかし、サイドウオールの
外側表面の一部を例えば白色二酸化チタンのような適当
な顔料で着色してもよく、したがってカーボンブラック
を含有していなくてもよい)、ビード、アペックス、イ
ンナーライナーおよび支持用カーカスプライ(布補強プ
ライを含む)を含むが、これらに限定されない。タイヤ
のショルダー部は、タイヤのサイドウオールとトレッド
とがぶつかるタイヤの部分とみなされる。ショルダー部
は境界が通常鋭い線でなく、その実際の位置はタイヤに
よっていくらか変動できる。カーカスのビード部分は典
型的には相対的に非伸張性のワイヤの束から構成され、
カーボンブラック強化ゴム中に包まれ、金属リムに接触
するように設計され、そのリム上にタイヤ自身が取り付
けられてタイヤ/リムアセンブリを形成し、それ自身は
乗り物、特に乗り物の車輪上に取り付けられるようにな
っている。リムは典型的にはスティール製もしくはアル
ミニウム製、またはそれらの合金であり、したがって、
金属が電気の流れに対して非常に抵抗性が低いので、電
気伝導性である。金属リムに対して本明細書中で使用す
る用語「金属」は、当業界の熟達者により理解される、
例えば、前述のスティールおよびアルミニウムリムのよ
うな電気伝導性金属を意味することを意図している。
【0009】「カーボンブラック」強化という用語は、
カーボンブラックにより強化されるタイヤカーカスゴム
のゴム成分が一定量のカーボンブラック強化材、標準的
には、少なくとも25phr、普通、少なくとも35p
hrを含有し、可及的に少ない量のシリカ(存在する場
合)を含有し、カーボンブラック対シリカの比率は少な
くとも5/1である。
【0010】一定のタイヤ構成において、例えば、時々
チッパー(chippers)およびチェーファー(chafers)とし
て知られている成分のようなカーボンブラック強化ゴム
成分をタイヤ構造のビード部に配置することができ、金
属リムに対してビード成分にクッションを与える補助を
することが了解される。この記述に関連して、タイヤカ
ーカスの前記ビード成分に対して言及する場合、別記し
ない限りその他の関連ゴム成分のようなものを含むこと
を意図し、それによりタイヤカーカスの一部である。
【0011】実際では、当業界の熟達者に周知であるよ
うに、タイヤ(時々、空気入りタイヤと呼ばれることが
ある)を金属リム上に取り付け、金属リムと空気入りタ
イヤカーカスとにより包まれる空洞に空気圧をかける。
【0012】空気入りタイヤおよびタイヤカーカスの前
述の構成要素もしくは成分ならびに前記タイヤ/リムア
センブリも当タイヤ業界の当業者にとり周知である。
【0013】一般に、未配合ゴム自身は、実質的に電気
絶縁体すなわち換言すればむしろ電気伝導性に乏しいと
考えられることを了解することが重要である。
【0014】カーボンブラックで強化した乗り物用ゴム
タイヤは、電気の流れに一定程度抵抗する一方、カーボ
ンブラック強化材を配合しないゴムよりも相当に電気伝
導性が高いか、または電気の流れに一層抵抗性が低い。
【0015】本明細書中で、一般に、連続した相対的に
低い電気抵抗路が、タイヤ/車輪(タイヤ/リム)アセ
ンブリから外側のタイヤトレッド表面へ、そして、そこ
からタイヤのカーボンブラック強化ゴムを経て地面へ
(地面上を移動しようとする乗り物上に取り付けられた
タイヤ/リムアセンブリのような、その地面に接触する
タイヤ成分を含む)形成されることが考えられる。
【0016】このようにして、ここでは、それらが地面
上を移動するとき移動乗り物の回転車輪および関連タイ
ヤ/リムアセンブリとして当該移動乗り物のまたは当該
移動乗り物内の構成要素により潜在的に形成され得るポ
テンシャル電気エネルギーは、乗り物上のタイヤ/リム
アセンブリのリムからタイヤカーカスおよびトレッドも
しくはキャップ/ベース構成のトレッドのキャップ(ト
レッドもしくはトレッドキャップ(この場合でもよい)
は通常接地させようとするタイヤの外側ゴム表面であ
る)のカーボンブラック強化ゴム路を経て地面に慣例ど
おりに消失することが考えられる。
【0017】したがって、一局面では、ここでは、タイ
ヤカーカスおよび関連トレッドのカーボンブラック強化
ゴムは、通常、充分に低い電気抵抗路を与え、ポテンシ
ャル電気エネルギーを消失させ、それにより、地面を移
動する乗り物上を回転するタイヤの動的条件下で静電荷
が蓄積するのを妨害または除去することが考えられる。
【0018】または、実際では、カーボンブラック強化
ゴムタイヤは、当該トレッドが接地するように設計され
ている外側ゴムトレッドを有し、時々、シリカで量的に
強化され、したがって、例えば、15phrもしくはそ
れ未満のカーボンブラックのように可及的に少ない量し
か含有しないよう製造されていてもよい。
【0019】シリカ強化トレッド自身は可及的に少ない
量のカーボンブラック(存在する場合)しか含有しない
が、少なくとも一万、そしてしばしば少なくとも二万メ
ガオームの程度の実質的に高い電気抵抗を有し、したが
って、当該トレッドはタイヤカーカスおよび地面間に一
定程度の電気絶縁効果を形成する。このようなタイヤ構
成は、タイヤから地面へ、そして特にタイヤ/リムアセ
ンブリの金属リムからタイヤトレッドの外側表面へ、さ
らにそこから地面への移動乗り物上のタイヤの回転の動
的条件により発生する可能性のある静電気を実質的に少
ない傾向でしか消失させない。したがって、蓄積または
増加する静電気のポテンシャルはカーボンブラック強化
トレッドを用いた同様のタイヤについてよりもシリカ強
化トレッドを用いたようなタイヤ構成のほうがより高い
と考えられる。
【0020】したがって、一定量のシリカ強化ゴムトレ
ッドを有し、存在する場合可及的に少ない量のカーボン
ブラック強化材を有するようなタイヤについてタイヤビ
ード部分とトレッド外側表面との間で相対的に低い電気
抵抗路を与えるのが望ましい。
【0021】ラグおよび溝の組み合わせで形成された慣
用的な形状のタイヤトレッドについて、カーボンブラッ
ク強化外側キャップ層に対してタイヤのカーボンブラッ
ク強化ゴム部とより充分に連結するために、溝は直接的
または間接的にタイヤのカーボンブラック強化トレッド
ウイングまたはショルダー(サイドウオールとトレッド
がぶつかるタイヤの領域)に連結するのが好ましい。
【0022】実際では、ゴム外側トレッドストリップ層
(一層または多層)は前記トレッドおよび前記ウイング
の少なくとも一つの間の境界の少なくとも一部または、
時に好ましくは当該境界の全部に伸び、当該ストリップ
層は(i)一定量のカーボンブラックを含有し、前記条
件下で電気エネルギーが消失するのを助けるために相対
的に電気抵抗が低く、(ii)単一ダイにより共−押出さ
れ、次いで、トレッドならびにラグおよび溝から構成さ
れるタイヤトレッド形状の溝の壁と一体となるためにゴ
ムタイヤトレッドおよび関連ウイングとともに共−加硫
し、(iii)相対的に薄くその結果、トレッドのトレッ
ド特性にそんなに影響を与えず、そして(iv)ラグおよ
び溝形状のトレッド中のラグの壁上の層の断面が地面に
対して適当に低い電気抵抗で存在できるに充分な程度の
厚さであり、その結果、非常に低い電気抵抗でカーボン
ブラック−カーボンブラックの選択を制限する必要がな
いことが望ましい。
【0023】事実、外側キャップゴム組成物がタイヤの
使用中にタイヤトレッドラグの外側表面から摩滅し、そ
の結果、ラグ壁上の外側キャップ層の断面、すなわち厚
さがトレッドから地面への相対的に低い電気抵抗路を存
在させる必要がある。
【0024】本明細書中で使用されているように、「シ
リカで量的に強化されている」、「量的にシリカで強化
されたゴム」等の用語は接地させようとするタイヤトレ
ッドに関連づけて概して使用され、当該トレッドはトレ
ッドキャップ/ベース構造中のトレッドキャップである
ことができ、約30〜約100、時々好ましくは約30
〜約90phrのシリカを含有し、場合により、カーボ
ンブラックが約20phr以下で存在するカーボンブラ
ックも存在できる。シリカ対カーボンブラックの比率は
少なくとも2/1そして時々少なくとも10/1である
ことがしばしば好ましい。
【0025】本明細書中で使用される「phr」という
用語は、慣例にしたがって、「100重量部のゴム当た
りの各材料の部」をいう。本明細書中の記述では、ゴム
およびエラストマーは交換可能に使用される。
【0026】本明細書中の記述では、「加硫」または
「加硫可能」という用語は、時々、「硬化」および「硬
化可能」と交換可能に使用できる。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明では、ラグおよび
溝形状の周辺ゴムトレッドを有し、当該トレッドが二つ
の個々のサイドウオールを有するカーボンブラック強化
ゴムカーカスにより支持されており、各サイドウオール
が二つの離れた個々のビード部分に連結している空気入
りタイヤが提供され、前記トレッドは、(i)地面に接
するように設計されたトレッドキャップ、(ii)当該ト
レッドキャップの下層のトレッドベース、(iii)二つ
の個々のトレッドウイング、ここで各トレッドウイング
は前記トレッドの縁端の側方延長部である、および(i
v)二つの周辺薄層外部トレッドストリップ、ここで各
個々のトレッドストリップは前記トレッドウイングの各
々に隣接する前記トレッドの面の部分の一部であり、少
なくとも一つのトレッドラグに隣接する少なくとも一つ
の溝の少なくとも一部を含む、から構成され;各トレッ
ドストリップは延長して前記トレッドとトレッドウイン
グとの間の境界の少なくとも一部を含み、すべて、前記
トレッドウイングの外部表面に重なることなくしかも前
記ビード部まで延長することがなく;前記トレッドウイ
ング各々はタイヤカーカスのサイドウオールの外部表面
の一部と個々に接触しその上を延長し;前記トレッドキ
ャップはゴム組成物であり、約30〜約100phrの
沈降シリカおよび、場合により約20phrまでのカー
ボンブラックを含有し;そして前記トレッドストリッ
プ、トレッドウイングおよびトレッドベースは約20〜
約100phrのカーボンブラックを含有するゴム組成
物である。
【0028】本発明の予定されている一局面では、前記
トレッドキャップは約30〜約100、あるいは約40
〜約90phrの沈降シリカ、場合により、約20ph
rまでのカーボンブラックを含有し、前記薄層トレッド
ストリップは約30〜約1000m2/gの範囲のBE
T値のカーボンブラックを約25〜約100phr含有
する。
【0029】一局面では、シリカ対カーボンブラック
(カーボンブラックが使用される場合)の重量比が少な
くとも約1/1、しばしば少なくとも2/1であり、あ
るいはすくなくとも10/1であることが時々好まし
い。
【0030】前記タイヤは加硫され、それにより、前記
薄層トレッドストリップは前記トレッドキャップおよび
ウイングと共に共−加硫されしかも一体となり、前記ト
レッドはラグおよび溝形状を有する。
【0031】本発明の一局面では、前記薄層トレッドス
トリップが、接地するように設計されているトレッド外
表面の各側面の周辺外表面と一体で且つ当該周辺外表面
を覆うが、トレッドの全外表面は覆わないようなタイヤ
が提供される。例えば、かかる薄層トレッドストリップ
はトレッドの外表面の少なくとも10または20%そし
て80%未満で覆うことができる。
【0032】本発明の別の態様として、タイヤトレッド
は前記トレッドキャップ、トレッドウイングおよびトレ
ッドストリップから構成される。実際では、トレッドキ
ャップ、トレッドウイングおよびトレッドストリップ
は、単一要素として同一の単一ダイにより約80℃〜約
150℃の範囲の温度で個々のゴム組成物の同時三重−
押出(tri-extrusion)により形成できる。
【0033】本発明の別の態様として、タイヤトレッド
は前記トレッドキャップ、トレッドウイング、トレッド
ベースおよびトレッドストリップから構成され、当該ト
レッドストリップおよびトレッドベースは単一の同一ゴ
ム組成物(single, unitaryrubber composition)から
なる。実際では、トレッドキャップ、トレッドウイン
グ、トレッドベースおよびトレッドストリップは、単一
要素として形成でき、前記トレッドウイングおよびトレ
ッドベースは単一の同一ゴム組成物からなり、同一の単
一ダイにより約80℃〜約150℃の範囲の温度で個々
のゴム組成物の同時三重−押出により形成できる。
【0034】本発明のさらに別の態様として、タイヤは
前記トレッドキャップ、トレッドウイング、トレッドベ
ースおよびトレッドストリップから構成され、当該トレ
ッドストリップおよびトレッドベースは単一の同一ゴム
組成物からなる。実際では、トレッドキャップ、トレッ
ドウイング、トレッドベースおよび前記トレッドストリ
ップは、単一要素として形成され、前記トレッドストリ
ップおよびトレッドベースは単一の同一ゴム組成物から
なり、同一の単一ダイにより約80℃〜約150℃の範
囲の温度で個々のゴム組成物の同時三重−押出により形
成する。
【0035】実際では、前記トレッド層の共−押出(co
-extrusion)または三重−押出は約80℃〜約150
℃、より好ましくは約100℃〜約140℃の範囲の温
度で行われる。
【0036】前記薄層外部トレッドストリップは、トレ
ッド構成要素とともに単一ダイにより共−押出し、その
後に共加硫するという意味でトレッドと一体であると考
えられる。したがって、薄層トレッドストリップは、相
対的に低温のトレッドを溶剤系ゴム組成物で被覆するこ
とによるかまたは相対的に低温の予備押出もしくは予備
射出した成形ゴムストリップを相対的に低温のタイヤト
レッド、特に約50℃未満の温度で施用し、そして得ら
れたアセンブリを共加硫することにより形成される単純
層ではない。
【0037】トレッドキャップ/ベース構造中のトレッ
ドのキャップおよびベースと共に同一の単一ダイにより
同時押出することにより前述の薄層外部トレッドストリ
ップを形成することは、ここでは、トレッドキャップ上
を単に溶剤系ゴム被覆、または予備射出成形した個々の
トレッド構成要素を被覆または施用することよりも以下
の理由で顕著な利点があると考えられる。すなわち、
(i)構成要素が熱い未加硫状態で押出層を形成するよ
うに作り出されるので、層の各構成要素の接着がいっそ
う良好であるとで考えられること、(ii)より良好な共
−加硫が起こると考えられること、そして(iii)露出
した表面の汚染の可能性を減少または除去することであ
る。
【0038】「共−押出」「三重−押出した」のような
用語は、ゴム成分を同一の単一ダイにより押出すること
を意味し、単に別個に押出し、次いで、一緒に結合する
ことを意味するのではない。
【0039】望ましくは、特許請求するタイヤは、前記
トレッドキャップの電気抵抗が20,000メガオーム
よりも大きく、前記周辺薄層トレッドストリップを有す
る前記タイヤの電気抵抗が、前記トレッドキャップの面
上の前記トレッドストリップから前記タイヤビード部分
まで、GT−L試験に準拠して100メガオーム未満で
あり、ここで、前記トレッドストリップの厚さが約0.
005〜約0.08cmの範囲内である。
【0040】かかるタイヤは加硫されそれにより前記薄
層トレッドストリップは共−加硫され、それにより、前
記トレッドキャップとさらに前記トレッドウイングとも
一体となる。
【0041】実際では、20,000メガオームよりも
大きい電気抵抗を有するトレッドキャップを備えた前記
タイヤについて、GT−L試験に準拠して約100メガ
オーム未満の電気路がタイヤトレッドの面上の前記トレ
ッドストリップから前記トレッドとトレッドウイングと
の間の境界内に、このトレッドウイングを経て前記タイ
ヤサイドウオールへ、さらに前記サイドウオールを経て
前記トレッドビード部へ与えられる。
【0042】言及したトレッド構成要素、すなわち、ト
レッド、トレッドキャップ、トレッドベースおよびウイ
ング(時々、ミニウイングと呼ばれる)は当業界の熟達
者に周知のトレッド構成要素である。明確にするため
に、添付の図面を参照することができる。
【0043】本発明の一局面では、特に前記薄い外部ト
レッド層のためのカーボンブラックは実際的な目的のた
めに適切に電気伝導性であるのが望ましく、すなわち、
カーボンブラックを含有するゴム組成物について電気エ
ネルギーが発生したときにその電気エネルギーを適当に
消失させるために適切な電気抵抗を有することが望まし
い。本明細書中では、タイヤの電気抵抗はGT−L試験
により測定して約100メガオームを超えるべきでなく
(したがって、最大100メガオーム)、これは下記の
実施例1に記載する。
【0044】本発明で使用することが意図されている適
切なカーボンブラックはBETにより示して約30〜約
1000m2/gの範囲の充分な表面積を有するカーボ
ンブラックである。タイヤトレッド強化材目的のために
典型的に利用されるほとんどのカーボンブラックはこの
範囲に入るBET値を有することが認められる。カーボ
ンブラックのBET表面積値および決定方法は当業界の
熟達者に周知である。
【0045】さらに本発明では、タイヤは、硫黄で加硫
したカーボンブラック強化エラストマーとから構成され
るカーカス要素と、トレッドと共−加硫した前記共−押
出トレッドストリップを有する外部周辺シリカ強化トレ
ッドとから構成される。
【0046】得られたタイヤアセンブリは適当な型中で
成形し硫黄硬化してラグおよび溝形状のトレッドを備え
た加硫済みタイヤを形成する。
【0047】それらに限定されないが、多くの硫黄加硫
性エラストマーおよびそれらの組み合わせをタイヤの種
々の要素の構成に使用できる。
【0048】意図されるエラストマーは共役ジエン炭化
水素のホモポリマーおよびコポリマーならびに共役ジエ
ンおよび芳香族ビニル化合物、例えば、スチレンおよび
アルファメチルスチレンのような化合物のコポリマーで
ある。種々のジエンの代表例は、例えば、イソプレンお
よびブタジエンである。
【0049】種々のエラストマーの代表例は、例えば、
シス1,4−ポリイソプレン(天然および合成)、シス
1,4−ポリブタジエン、スチレン/ブタジエンコポリ
マー(エマルジョンおよび有機溶液重合反応双方により
調製されたコポリマー)、イソプレン/ブタジエンコポ
リマー、3,4−ポリイソプレン、約30〜約70%ビ
ニル内容物を含有するメジウムビニルポリブタジエンな
らびにスチレン/イソプレン/ブタジエンターポリマー
である。
【0050】次いで、タイヤはゴムタイヤカーカス上に
共−押出したトレッドを形成することにより構成する。
このような構成および形成方法は当業界の熟達者に周知
である。
【0051】タイヤアセンブリーは、適当な型中で、例
えば、約140℃〜180℃の範囲の高められた温度の
条件下で加硫される。
【0052】共−加硫した、カーボンブラック強化薄層
外部トレッドストリップはタイヤトレッドの面からトレ
ッドと前述ウイングとの間の境界中に、シリカ強化タイ
ヤトレッドと比較して、相対的に低い電気抵抗路を与
え、したがって、地面とタイヤビード部分との間、さら
にタイヤが取り付けら得る乗り物の車輪の金属リムに、
静電気の消失のための路を与える。
【0053】使用中、タイヤトレッドは摩耗するように
なり、その結果、タイヤトレッドラグの面上のゴムトレ
ッドストリップが摩滅される後、静電気の消失のための
路はトレッドキャップの溝(またはラグ)の壁上のトレ
ッドストリップの部分により維持される。
【0054】添付の図面は本発明の一層の理解のために
与えるが、本発明が図面に示されるものに制限されるこ
とを意図していない。
【0055】図面を参照して説明すると、図1では、未
加硫ゴムトレッド構造1の共−押出(同一のダイにより
三種の個々のゴム組成物の同時押出製造物)の断面図が
示されており、タイヤを形成した後すぐに適切な型中で
成形し加硫すると次の構成となる構成要素を有する。す
なわち、(i)通常通りに地面に接触させるためのシリ
カ強化ゴム組成物からなるトレッド、またはトレッドキ
ャップ8、(ii)カーボンブラック強化ゴム組成物から
なるトレッドウイング10(次記の(iii)と組み合わ
せて)、(iii)トレッドの面の一部内に埋め込まれた
カーボンブラック強化ゴム組成物からなる薄層トレッド
ストリップ9からなる構成であり、その結果、当該薄層
ストリップはトレッド面の一部になっており、薄層スト
リップ9は延長して前記トレッドまたはトレッドキャッ
プ8と前記トレッドウイング10との間の境界に含ま
れ、そして、さらにトレッドベース7が、前記トレッド
キャップを支持するために貼り合わされており、トレッ
ドキャップ8、トレッドウイング10およびトレッドス
トリップ9と共に共−押出されていないタイヤトレッド
構成要素として与えられている。
【0056】図2では、未加硫ゴムトレッド構造1の三
重−押出(同一のダイにより三種のゴム組成物の同時押
出製造物)の断面図が示されており、タイヤを形成した
後すぐに適切な型中で成形し加硫すると次の構成となる
構成要素を有する。すなわち、(i)通常通りに地面に
接触させるためのシリカ強化ゴム組成物からなるトレッ
ドキャップ8、(ii)カーボンブラック強化ゴム組成物
からなるトレッドベース7の一体的な一部であるトレッ
ドウイング10(下記の(iii)と組み合わせて)、(i
ii)トレッドの面の一部内に埋め込まれたカーボンブラ
ック強化ゴム組成物からなる二枚の薄層トレッドストリ
ップ9からなる構成であり、その結果、当該薄層ストリ
ップはトレッド面の一部になっており、薄層ストリップ
9は延長してトレッドキャップ8と前記トレッドウイン
グ10との間の境界に含まれる。ここで、トレッドウイ
ング10およびトレッドベース7は一体構造および同一
ゴム組成物からなる。
【0057】図3では、未加硫ゴムトレッド構造1の三
重−押出(同一のダイにより三種のタイヤトレッド要素
の同時押出製造物)の断面図が示されており、タイヤを
形成した後すぐに適切な型中で成形し加硫すると次の構
成となる構成要素を有する。すなわち、(i)通常通り
に地面に接触させるためのシリカ強化ゴム組成物からな
るトレッドキャップ8、(ii)カーボンブラック強化ゴ
ム組成物からなるトレッドウイング10、トレッドベー
ス7、(iii)前記トレッドキャップ8の下層のトレッ
ドベース7であり、カーボンブラック強化ゴム組成物か
ら構成される(下記の(iv)と組み合わせて)、(iv)
トレッドの面の一部内に埋め込まれたカーボンブラック
強化ゴム組成物からなる薄層トレッドストリップ9から
なる構成であり、その結果、当該薄層ストリップはトレ
ッド面の一部になっており、薄層ストリップ9は延長し
てトレッドキャップ8と前記トレッドウイング10との
間の境界に含まれ、さらに前記トレッドベース7まで延
長している。ここで、トレッドベース7およびトレッド
ストリップ9は一体構造および同一ゴム組成物からな
る。
【0058】上述したように、トレッドの構成の種々の
構成要素が同一の、もしくは単一のダイにより多重押出
機中で一緒に押し出されるトレッド構造を形成する。こ
のような押出方法は当業界の熟達者に周知である。
【0059】ストリップ9は非常に薄く、例えば、約
0.05cmまたはそれ以下の厚みであることを理解す
ることが大切である。これは、一局面では、トレッドキ
ャップの地面と接触させるための面または外部表面中に
埋め込まれて収容されており、したがって、トレッドキ
ャップの面がトレッドキャップの面の先端でストリップ
が突起部分を示すことなく連続的な滑らかな曲線を提供
する。
【0060】図1〜3は本発明の好適な態様を示し、こ
こで、ストリップ9は、トレッド8が当該ストリップ9
を介してトレッドウイング10に結合する領域内の外部
縁部中、すなわち、トレッド面の約30%未満にのみ延
長しており、その結果、トレッドキャップの大部分は依
然として露出され地面に接触させることが意図されてい
る。
【0061】図4は未加硫タイヤ構造を示し、ビード部
分13、タイヤサイドウオール12、支持カーカス1
2、さらに前記トレッドキャップ8、トレッドウイング
10およびトレッドベース7を有するタイヤトレッド、
さらにトレッド面の縁部に埋め込まれ、延長してトレッ
ドキャップ8とトレッドウイング10との間の境界に含
まれる前記薄層ストリップ9を備えている。
【0062】図5は、タイヤトレッドが成形され、加硫
されてトレッドラグ14およびトレッド溝15を形成し
た後のタイヤトレッドの断面の一部を示す。付随的な下
層のトレッドベルト16およびタイヤカーカスライナー
17も示されている。前記ストリップ9は、タイヤトレ
ッドキャップ8の面の一体部分として示されており、少
なくとも一つのラグ14を横切って一つの溝15の少な
くとも一部まで延長している。
【0063】図6は図5と同じタイヤの斜視断面図を示
し、概ね、図4に示されているタイヤを表し、成形され
加硫されており、前記ラグ14および溝15を形成す
る。この図6では、少なくとも一つの溝15Aが、本明
細書中で「連結溝(connectinggroove)」とよばれ、タ
イヤトレッドウイングに対して横方向に連結して配置さ
れている。
【0064】図7は、タイヤトレッドキャップ面が、ト
レッドキャップ面の縁部の一体部分であったストリップ
9を含んで摩耗している以外は図6と同じタイヤを示
す。ここで、地面に接触させるためのストリップ9の残
りの部分は、前記連結溝15Aの壁を含んで、溝15の
壁上のストリップの断面である。
【0065】このようにして、かくて、電気路が、地面
に接触させるためのシリカ強化トレッドキャップ部か
ら、トレッドキャップ8とカーボンブラック強化タイヤ
サイドウオール12の部分上に配置されているカーボン
ブラック強化トレッドウイング10との境界で一体であ
る前記カーボンブラック強化ストリップ9を経て、サイ
ドウオール12まで、究極的にサイドウオール12が延
長するカーボンブラック強化タイヤビード部分13まで
延長して与えられる。
【0066】第二の路がベースまたはベルトに接触する
ゴムストリップおよび次いでリムと接触するビード/チ
エーフアーと接触するカーカス上にあると思われる。
【0067】適切な電気伝導性剛性金属リム上に取り付
けられ膨らましたタイヤは、それ自身乗り物の車輪上で
取り付けられており、地面上を回転するので、トレッド
ストリップ9がタイヤの少なくとも一つのその他のカー
ボンブラック強化ゴム要素と一体であるので、電気消失
のための路がリムからトレッド面へ、そしてそれによ
り、前述トレッドストリップ9により土地への間に形成
される。
【0068】トレッドラグ14の外部接地表面中の前記
薄層トレッドストリップ9が摩耗し、下層のトレッドキ
ャップ8の一部を現すので、土地とタイヤのショルダー
との間に電気路は、トレッドラグ14の壁(または溝1
5の壁)上の前記薄層トレッドストリップ9(それ自身
が土地に接触する)により、さらにトレッドウイング1
0に延長し、それによりトレッドキャップ8およびトレ
ッドウイング10の間の境界の断面を含ませる連結溝路
15Aの壁を経て維持できる。
【0069】実際では、トレッドキャップゴム組成物の
強化のために共通的に使用されるシリカ質顔料(シリ
カ)は、好ましくは沈降シリカ質顔料であり、本明細書
中ではシリカと呼ぶ。
【0070】本発明で使用される好適なシリカは、例え
ば、可溶性珪酸塩(例えば、珪酸ナトリウム)の酸性化
により得られるもののような沈降シリカである。
【0071】シリカ質顔料(シリカ)は、例えば、50
〜10,000オングストロームの範囲、好ましくは5
0〜400オングストローム究極的な粒径を有する。顔
料のBET表面積は、窒素ガスを使用して測定して、好
ましくは、約50〜約300、好ましくは約80〜約2
00m2/gの範囲である。表面積を測定するBET法
は、Journal of the American Chemical Society,第6
0巻、第304頁(1930年)に記載されている。
【0072】シリカも典型的には、約100〜約40
0、そして普通約150〜約300の範囲内のジブチル
フタレート(DBP)吸収値を有する。
【0073】シリカは、電子顕微鏡により決定して、例
えば、約0.01〜0.05ミクロン範囲内の平均極限
粒径を有することが期待されうるが、シリカ粒子は寸法
がより小さくてもよい。
【0074】商業的に入手できる種々のシリカを本発明
の使用に考えることができ、例えば、PPG Industries
から商標Hi-Sil名称210,243等の下に入手できる
シリカ、Rhone-Poulencから、例えばZeosil 1165MPの下
に入手できるシリカおよびDegussa AGから、例えば、名
称VN2, VN3,および3370 で入手できるシリカがあるが、
例示のみでこれらに限定されない。
【0075】ゴムタイヤトレッドについて量的なシリカ
強化材が望まれるとき、粒状、沈降シリカは一般にカッ
プリング剤(すなわち、時々、シリカカップラーと呼ば
れるもの)と一緒に使用される。
【0076】シリカがゴムの強化作用を起こさせるよう
に、シリカ表面とゴムエラストマー分子との双方と反応
できる化合物(その多くは一般にカップリング剤、すな
わちカップラーとして当業界の熟達者に知られている)
がしばしば使用される。このようなカップリング剤は、
例えば、シリカ粒子とプレミックスもしくは予備反応さ
せてもよく、またはゴム/シリカ加工中、すなわち混合
段階にゴムミックスに添加してもよい。ゴム/シリカ混
合中、すなわち加工段階中にゴムミックスにカップリン
グ剤とシリカを別々に加える場合、カップリング剤をシ
リカとその場で合わせることが考えられる。
【0077】特に、このようなカップリング剤は、例え
ば、シリカ表面と反応することができる必須成分または
部分(シラン部分)、そしてさらにゴム、特に、炭素−
炭素二重結合(すなわち、不飽和)を含有する硫黄によ
り加硫され得るゴムと反応することができる必須成分ま
たは部分を有するシランから構成されることができる。
このようにして、次いで、カップラーはシリカとゴムト
の間の連結用橋として作用し、それにより、シリカのゴ
ム強化態様を増強する。
【0078】一局面では、カップリング剤のシランは、
多分加水分解により、シラン表面と結合を形成すると思
われ、そして、カップリング剤のゴム反応性成分はゴム
自身と結合する。
【0079】シリカおよびゴムと結合するのに使用する
多くのカップリング剤が教示されており、例えば、ビス
−(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィ
ドのようなポリスルフィド成分または構造を有するシラ
ンカップリング剤のようなものである。
【0080】トレッドゴムのゴム組成物が、ゴム配合業
界により一般に知られている方法、例えば、硫黄により
加硫できる種々の必須のゴムと種々の慣用的に使用され
る添加剤、例えば、硫黄のような硬化助剤、活性剤、遅
延剤および促進剤、オイルのような加工助剤、粘着付与
樹脂を含む樹脂、シリカおよび可塑剤、充填剤、顔料、
脂肪酸、酸化亜鉛、ワックス、抗酸化剤およびオゾン亀
裂防止剤、しゃく解剤ならびに例えばカーボンブラック
のような強化材とを混合するような方法により配合でき
ることが当業者により容易に理解される。当業界の熟達
者に知られているように、硫黄により加硫され得る材料
および硫黄により加硫された材料(ゴム類)の用途に依
存して、上記添加剤が選択され、慣用的な量で一般的に
使用される。
【0081】本発明のために、カーボンブラック(使用
される場合)の典型的な添加は上述の通りである。粘着
付与樹脂の典型的な量は、使用される場合、約0.5〜
約10phr、普通約1〜約5phrである。加工助剤
の典型的な量は約1〜約50phrである。このような
加工助剤には、例えば、芳香族、ナフテン、および/ま
たはパラフィン系加工油を含むことができる。抗酸化剤
の典型的な量は約1〜約5phrである。代表的な抗酸
化剤は、例えば、ジフェニル−p−フェニレンジアミ
ン、その他、例えば、Vanderbilt Rubber Handbook
344頁〜第346頁(1978年)に開示されている
ものであることができる。オゾン亀裂防止剤の典型的な
量は約1〜5phrである。ステアリン酸を含むことが
できる脂肪酸の典型的な量は、使用される場合、約0.
5〜約3phrである。酸化亜鉛の典型的な量は約2〜
約5phrである。ワックスの典型的な量は約1〜約5
phrである。しばしばマイクロクリスタリンワックス
が使用される。しゃく解剤の典型的な量は約0.1〜約
1phrである。しゃく解剤は、例えば、ペンタクロロ
チオフェノールおよびジベンツアミドジフェニルジスル
フィドであることができる。
【0082】加硫は硫黄加硫剤の存在下で行う。適切な
硫黄加硫剤の例には、元素状硫黄(遊離硫黄)または硫
黄供与性加硫剤等があり、例えば、アミンジスルフィ
ド、高分子ポリジスルフィドまたは硫黄オレフィンアダ
クト等である。好ましくは、硫黄加硫剤は元素状硫黄で
ある。当業界の熟達者に知られているように、硫黄加硫
剤の使用量は約0.5〜約4phrの範囲であり、一定
の状況下では約8phrまででもよく、約1.5〜約
2.5、時々、2〜2.5が好ましい。
【0083】加硫に必要な時間および/または温度を制
御するためおよび加硫の特性を改善するために促進剤を
使用する。遅延剤も加硫の速度に使用される。一態様で
は、単一の促進剤系、すなわち、一次促進剤を使用でき
る。慣用的でしかも好ましくは、一次促進剤(単一また
は複数)の総量は、約0.5〜約4、好ましくは約0.
8〜約1.5phrで使用される。別の態様では、一次
またはおよび二次促進剤の組み合わせで使用でき、二次
促進剤は、例えば、活性化し加硫の特性を改善するため
に約0.05〜約3phrの量で使用される。これらの
促進剤の組み合わせは最終特性に相乗効果をもたらすこ
とが予測でき、いずれかの促進剤単独の使用によりもた
らされるものよりもいくらか良好である。さらに、標準
的な加工温度により影響を受けないがしかし通常の加硫
温度で充分な硬化をもたらす遅延した作用の促進剤を使
用できる。本発明で使用できる適切な種類の促進剤はア
ミン、ジスルフィド、グアニジン、チオウレア、チアゾ
ール、チウラム、スルフェナミド、ジチオカルバメート
およびキサンテートである。好ましくは、一次促進剤は
スルフェナミドである。二次促進剤を使用する場合、当
該二次促進剤は、好ましくは、グアニジン、ジチオカル
バメートまたはチウラム化合物である。硫黄加硫剤およ
び促進剤の存在量および相対量は本発明の態様であると
考えられない。本発明は、より本質的にはカップリング
剤と組み合わせた強化用充填剤としてのシリカの使用に
向けられている。
【0084】上記添加剤の存在量および相対量は本発明
の態様であると考えられない。本発明は、より本質的に
はトレッドのシリカ強化部上にカーボンブラック強化ゴ
ムのトレッド外部キャップを備えたタイヤに向けられて
おり、トレッドの外部表面からトレッドのビード部分へ
相対的に低い電気抵抗路を与える。
【0085】タイヤは、当業界の熟達者に容易に明らか
となる種々の方法により形成、造形、成形および硬化を
することができる。
【0086】
【実施例】下記の実施例に言及することにより本発明を
一層よく理解できる。ここで、別記しない限り、部およ
び百分率は重量を基準とする。
【0087】(実施例1)本発明の目的の、タイヤの電
気抵抗を、タイヤが取り付けられタイヤ/リムアセンブ
リを形成する電気伝導性の剛性金属(例えば、スチー
ル)、このタイヤ/リムアセンブリのタイヤを圧縮する
平らなスチール板、およびリムと前記スチール板との間
の関連電気抵抗を測定する装置の助けにより測定する。
【0088】便宜上、GT−L試験と呼ぶことができる
負荷された電気抵抗試験として、ここで規定されている
試験を本記述の目的のために示す。この試験は、規定さ
れたASTMまたはタイヤ工業協会試験手順でない。
【0089】装置および手順: 1.少なくとも約5mmの厚さで、試験しようとするタ
イヤの跡よりも長く幅が広い平らなスチール板; 2.前記スチール板と少なくとも同じ長さおよび幅でス
チール板の下で接触して配置されている電気絶縁で、電
気伝導性のない板(例えば、ポリエチレン)−これによ
り、この絶縁板を通してスチール板からの絶縁抵抗が、
タイヤトレッド(例えば、前記スチール板)と前記タイ
ヤ/リムアセンブリのスチールリムとの間の電気抵抗に
ついて測定された試験値よりも少なくとも100倍大き
い; 3.少なくとも100ボルトで0.01〜3ワット内の
電力の電圧源および精度+/−10%でオームまたはメ
ガオームの抵抗を読むための抵抗メーター手段; 4.適切な銅連結配線;(a)タイヤ/リムアセンブリ
銅ストリップのスチールリムから抵抗手段まで;および
(b)スチール板から抵抗手段まで; 5.試験しようとするタイヤ; 6.電気伝導性スチール車輪リム;および 7.スチール板に接触するタイヤ/リムアセンブリ圧縮
装置および関連する圧縮測定装置
【0090】試験手順によれば、スチールリムにタイヤ
を取り付け、ラジアル乗客用タイヤについて標準である
と考えられる2.2バール100%試験圧までの空気圧
で膨らませる。
【0091】試験前、スチールリム上のタイヤを試験圧
まで膨らませ、少なくとも8時間、15〜30℃の周囲
温度で、60%未満の相対湿度にした。
【0092】タイヤの負荷インデックスにより当該タイ
ヤについて示された負荷の80%に等しい量の試験負荷
を前記スチール板に接触するタイヤ/リムアセンブリに
かける。
【0093】1分内に2回、上述のようにしてタイヤ/
リムアセンブリに負荷をかける。次いで、このアセンブ
リを、3分間に第3回目の負荷をかけ、その後、リムと
負荷したタイヤトレッドの下のスチール板との間の電気
的な測定を行い、オームまたはメガオーム抵抗の単位で
報告する。この手順を少なくとも3回タイヤの周りのほ
ぼ等しく間隔を置いた位置で繰り返す。
【0094】(実施例2)タイヤA、BおよびCとして
本明細書中で確認される空気入りゴムタイヤを175/
65R14タイプおよび寸法で製造する。すべてのタイ
ヤは同一のカーボンブラック強化ゴムカーカスと関連す
るビードおよびサイドウオールを有する。すべてのタイ
ヤは、キャップ/ウイング構造のトレッドを備えたタイ
ヤを有する。すべてのトレッドはラグおよび溝からなる
同一の表面形状を有し、図6と同様に、横方向に延長す
る連結溝により、溝はショルダー部のタイヤのサイドウ
オールと連結する。
【0095】すべてのタイヤトレッドは、図1と同様
に、トレッドキャップおよび二つの個々の側面トレッド
ウイングから構成される共−押出層である。
【0096】タイヤトレッドキャップおよびトレッドウ
イングは同一の単一ダイにより共−押出されたトレッド
ウイングについてはカーボンブラック強化ゴムから、ト
レッドキャップについてはシリカ強化ゴム組成物から構
成される。
【0097】特に、本明細書中でタイヤBとして確認さ
れるタイヤは共−押出されたカーボンブラック強化ゴム
ウイングおよび一定量のシリカで強化されたゴムトレッ
ドキャップから構成され、図6と同様に前記トレッドキ
ャップとウイングとの間の境界に配置されている共−押
出された(前記トレッドキャップおよびウイングと共−
押出された)カーボンブラック強化薄層トレッドストリ
ップも有することによりタイヤAと異なる。
【0098】特に、本明細書中でタイヤCとして確認さ
れるタイヤは、トレッドの厚さが半分に摩耗し、したが
って、図7と同様にトレッドの外側ラグ表面から前記薄
層トレッドストリップを除去している以外はタイヤBと
同じである。
【0099】これらのタイヤをそれらの電気抵抗につい
て前記GT−L試験により評価する。
【0100】これらのタイヤについての個々のトレッド
ウイングおよびトレッドキャップならびに前記薄層トレ
ッドストリップについての組成物は下記の表1および2
に示されている材料から構成される。
【0101】特に、タイヤAのトレッドは表1に示され
ている組成のトレッドウイングおよび表2に示されてい
る組成のトレッドキャップの共−押出である。タイヤA
はトレッドストリップを有していない。
【0102】特に、タイヤBおよびタイヤCのトレッド
は、表1に示されている組成のトレッドウイングならび
に表2に示されている組成のトレッドキャップおよびト
レッドストリップの三重−押出である。
【0103】前記共−押出トレッドはタイヤカーカス上
に適切に形成され、そのアセンブリはタイヤ型中で約1
60℃の温度で約15分間加硫されて、ラグおよび溝か
らなるトレッド形状を備えた硬化済み空気入りタイヤを
形成する。
【0104】
【表1】 1)Goodyear Tire & Rubber Company からBudene(登録
商標)1207として得られるシス1,4−ポリブタジ
エンゴム 2)天然ゴム(シス1,4−ポリイソプレン) 3)ゴム加工油、可塑剤、樹脂およびワックス 4)ジ−アリールパラフェニレンジアミンおよびジヒド
ロ−トリメチルキノリン型
【0105】
【表2】 1)Goodyear Tire & Rubber Company から得られる、
約23%のスチレン分を有する乳化重合により製造した
SBR 2)Goodyear Tire & Rubber Company から得られ、約
−45℃のTgでありイソプレン分が約50%のイソプ
レン/ブタジエンコポリマーエラストマー 3)Goodyear Tire & Rubber Company からBudene(登録
商標)1207として得られるシス1,4−ポリブタジ
エンゴム 4)天然ゴム(シス1,4−ポリイソプレン) 5)E−SBR中に約9.4部存在するゴム加工油、こ
こで、E−SBRの量は乾燥重量(油なし)を基準に上
記のように報告されており、さらに約14部の追加のゴ
ム加工油、可塑剤、樹脂およびワックスが添加された。 6)ジ−アリールパラフェニレンジアミンおよびジヒド
ロ−トリメチルキノリン型 7)Huber Company からZeopol 8745として得られるシ
リカ 8)Degssa からX50S として商業的に入手できる、テト
ラスルフィドとN330カーボンブラックの50/50
ブレンド(したがって、50%活性と考えられる)とし
てのビス−3−(トリエトキシシリルプロピル)テトラ
スルフィドとして得られる(50%活性)。
【0106】(実施例3)前述のGT−L試験を使用し
てタイヤA、BおよびCの電気抵抗測定を行った。試験
の結果を下記の表3に示す。
【0107】
【表3】 1)メガオーム
【0108】これらの電気抵抗測定値により、シリカ強
化ゴムからなるトレッドを備えたタイヤについて、トレ
ッドキャップ/ミニウイングのトレッド構造におけるト
レッドキャップおよびミニウイング間の共−押出、同時
加硫した頂部キャップ層の適用は、ここで、トレッドキ
ャップは定量的にシリカ強化材で、さらにわずかに少な
い量のカーボンブラック強化材(存在する場合)で強化
されており、タイヤの電気抵抗を顕著に減少させること
ができることが示されている。
【0109】本発明を説明するために一定の代表的な実
施態様および詳細を示したが、当業界の熟達者にとり、
本発明の精神と範囲から逸脱することなく種々の変更と
修正をなすことができることは明かであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】押出した未加硫のトレッドの断面図を示す。
【図2】押出した未加硫のトレッドの断面図を示す。
【図3】押出した未加硫のトレッドの断面図を示す。
【図4】未加硫タイヤの一部の斜視断面図を示す。
【図5】成形し加硫したタイヤの一部で、トレッドの突
起したラグおよび溝形状が表されているトレッド領域に
おける断面図を示す。
【図6】トレッドのラグおよび溝形状を示す成形し加硫
したタイヤの一部の斜視断面図を示す。
【図7】タイヤトレッドの外側部が摩損されているか、
または磨き去られることにより摩耗している以外は図6
と同様のタイヤの一部の斜視断面図を示す。
【符号の説明】
1.未加硫ゴムトレッド構造 7.トレッドベース 8.トレッドキャップ 9.薄層トレッドストリップ 10.トレッドウイング 11.サイドウオール 14.ラグ 15.溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 3/36 C08K 3/36 C08L 21/00 C08L 21/00 (71)出願人 590002976 1144 East Market Stre et,Akron,Ohio 44316− 0001,U.S.A. (72)発明者 ジスレーン・アドルフェ・レオン・ティセ ベルギー王国ベ−6600 ワーダン,ブラー 50 (72)発明者 ジャン・ベルグ ルクセンブルク大公国9414 ヴィヤンダ ン,リュー・ヴィクトル・ユゴー 8ア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの空間をおいて離れている個々のビ
    ード部分の一方に、各々、連結した二つの個々のサイド
    ウオールを有するカーボンブラックで強化したゴムカー
    カスにより支持されているラグおよび溝形状からなる周
    辺ゴムトレッドを有する空気入りタイヤにおいて、前記
    トレッドが(i)地面に接するように設計されているト
    レッドキャップ、(ii)当該トレッドキャップの下にあ
    るトレッドベース、(iii)二つの個々のトレッドウイ
    ング、ここで各トレッドウイングは前記トレッドの縁端
    の側面方向に延長している、(iv)二つの周辺薄層外部
    トレッドストリップ、ここで各個々のトレッドストリッ
    プは前記各トレッドウイングに隣接する前記トレッドの
    表面の部分の一部であり、少なくとも一つのトレッドラ
    グに隣接する少なくとも一つのトレッド溝を含む、から
    構成され;各トレッドストリップは前記トレッドとトレ
    ッドウイングとの間の境界面の少なくとも一部まで伸張
    ししかも当該一部を含み、すべて、前記トレッドウイン
    グと重なることなくしかも前記ビード部分にまで伸張す
    ることなく;前記トレッドウイングはタイヤカーカスの
    サイドウオールの外部表面の一部に各々個々に接触しし
    かもその上に延びており、前記トレッドキャップは、約
    30〜約100phrの沈降シリカおよび場合により約
    20phrまでのカーボンブラックを含有するゴム組成
    物であり;そして前記トレッドストリップ、トレッドウ
    イングおよびトレッドベースは、約25〜約100ph
    rのカーボンブラックを含有するゴム組成物であること
    を特徴とする前記タイヤ。
  2. 【請求項2】 前記トレッドが前記トレッドキャップ、
    トレッドウイング、トレッドベース及びトレッドストリ
    ップから構成され、前記トレッドウイング及びトレッド
    ベースが単一の、同一ゴム組成物を有することを特徴と
    する請求項1に記載のタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記トレッドが前記トレッドキャップ、
    トレッドウイング、トレッドベース及びトレッドストリ
    ップから構成され、前記トレッドストリップ及びトレッ
    ドベースが単一の、同一ゴム組成物を有することを特徴
    とする請求項1に記載のタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記一体薄層外部トレッドストリップが
    タイヤトレッド面の50%未満を覆い、前記トレッドキ
    ャップの電気抵抗が少なくとも10,000メガオーム
    であることを特徴とする請求項1〜3に記載のタイヤ。
  5. 【請求項5】 前記トレッドキャップの電気抵抗が2
    0,000メガオームよりも大きく、前記周辺薄層トレ
    ッドストリップを備えた前記タイヤの電気抵抗が、GT
    −L試験に準拠して前記トレッドキャップの面上の前記
    トレッドストリップから前記タイヤビード部分まで10
    0メガオーム未満であり;ここで、前記トレッドストリ
    ップの厚さが約0.005〜約0.08cmであり;前
    記薄層トレッドストリップ(一つまたは複数)は共−加
    硫され、それにより、前記トレッドキャップおよびトレ
    ッドウイングと一体となり、それにより、100メガオ
    ーム未満の電気路が、トレッドおよびトレッドウイング
    間の境界内でタイヤトレッドの面上の前記トレッドスト
    リップから、トレッドウイングを経てタイヤサイドウオ
    ールへ、タイヤサイドウオールを経てタイヤビード部へ
    与えられることを特徴とする請求項1〜4に記載のタイ
    ヤ。
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