JPH10202887A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JPH10202887A
JPH10202887A JP878697A JP878697A JPH10202887A JP H10202887 A JPH10202887 A JP H10202887A JP 878697 A JP878697 A JP 878697A JP 878697 A JP878697 A JP 878697A JP H10202887 A JPH10202887 A JP H10202887A
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ink
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ink jet
nozzle plate
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Hideo Yasutomi
英雄 保富
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクの吐出を安定化することができ、ま
た、耐久性に優れたインクジェットヘッドを提供する。 【解決手段】 ノズル孔309を有するインクジェット
ヘッドであって、金属製のノズルプレート303と、ノ
ズルプレート303表面のノズル孔309周縁部に、ハ
ロゲン元素を含む有機金属ガスの熱CVD法により形成
されたコート層とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インクジェット
ヘッドに関するもので、特に、ノズル孔の周縁部に改良
を加えたインクジェットヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクジェットヘッドにおい
て、インク滴を良好に飛翔させるために、インクを吐出
するためのノズルの周縁部に撥水性保護膜を形成する技
術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、塗布法等により撥水層を形成していたので、コート
後にノズル細りまたは目詰まりを起こしてしまう可能性
があった。このため、インク滴の飛翔が不安定になった
り、複数のノズルの間でインクの飛翔にばらつきが生じ
るなどの問題があった。また、ノズル孔の設けられたノ
ズルプレートと上記撥水層との密着性が十分とはいえ
ず、特に、ヘッドが長期間使用され、クリーニングのた
めにブレード拭きや吸引パージなどが繰返されると、撥
水層が剥がれを生じるなど耐久性に問題があった。
【0004】この発明の目的は、上述の問題点を解決
し、性能のよいインクジェットヘッドであって、簡便に
製造することができるものを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によるインクジ
ェットヘッドは、ノズル孔を有する金属製のノズルプレ
ートと、ノズルプレート表面のノズル孔周縁部に、ハロ
ゲン元素を含む有機金属ガスを用いた熱CVD法により
形成されたコート層とを備えている。
【0006】この発明によれば、金属製のノズルプレー
ト上にハロゲン元素を含む有機金属ガスの熱CVD法に
より、コート層を形成している。そのため、コート層形
成の際に発生するノズルの細りや目詰まりの問題を抑制
し、インクの吐出を安定化することができる。また、ノ
ズルプレートとコート層との密着性を向上させることが
できるので、インクジェットヘッドとしての耐久性を向
上させることができる。
【0007】好ましくは、熱CVD法には、ハロゲン元
素を含む有機ガスと有機金属ガスとキャリアガスとの混
合ガスを用いるとよい。
【0008】混合ガスを用いることにより、原料ガスを
より均一に熱CVD装置の反応容器内に流すことができ
るので、膜質むらの発生を抑えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。なお、各図において、同一符
号は同一または相当部分を示している。
【0010】図1は、本発明による一例のインクジェッ
トヘッド3を用いたインクジェット記録装置1の概略構
成を示す斜視図である。
【0011】図1を参照して、インクジェット記録装置
1は、用紙や樹脂フィルムなどの記録媒体である記録シ
ート2と、インクジェット方式のプリンタヘッドである
インクジェットヘッド3と、インクジェットヘッド3を
保持するキャリッジ4と、キャリッジ4を記録シート2
の記録面に平行に往復移動させるための揺動軸5、6
と、キャリッジ4を揺動軸5、6に沿って往復駆動させ
る駆動モータ7と、駆動モータ7の回転をキャリッジの
往復運動に変えるためのタイミングベルト9、アイドル
プーリ8とを含んでいる。
【0012】また、インクジェット記録装置1は、記録
シート2を搬送経路に沿って案内するガイド板を兼ねる
プラテン10と、プラテン10との間の記録シート2の
押さえ浮きを防止する紙押さえ板11と、記録シート2
を排出するための排出ローラ12、拍車ローラ13と、
インクジェットヘッド3のインク吐出不良を良好な状態
に回復させる回復系14と、記録シート2を手動で搬送
するための紙送りノブ15とを含んでいる。
【0013】記録シート2は、手差しあるいはカットシ
ートフィーダ等の給紙装置によって、インクジェットヘ
ッド3とプラテン10とが対向する記録部へ送り込まれ
る。この際、図示しない紙送りローラの回転量が制御さ
れ、記録部への搬送が制御される。
【0014】インクジェットヘッド3には、PZTが用
いられている。PZTには電圧が印加され、歪みが生じ
る。この歪みは、インクで満たされたチャンネルの容積
を変化させる。この容積の変化により、チャンネルに設
けられたノズルからインクが吐出され、記録シート2へ
の記録が行なわれる。
【0015】キャリッジ4は、駆動モータ7、アイドル
プーリ8、タイミングベルト9により、記録シート2を
横切る方向である記録シート2の桁方向に主走査し、キ
ャリッジ用に取付けられたプリンタヘッド3は1ライン
分の画像を記録する。1ラインの記録が終わるごとに、
記録シート2は縦方向に送られ副走査され、次のライン
が記録される。
【0016】図2〜図4は、インクジェットヘッド3の
構成を説明するための図である。図2はインクジェット
ヘッド3の一部を示す平面図であり、図3は、図2のI
−I線断面図であり、図4は図3のII−II線断面図
である。
【0017】インクジェットヘッド3は、大径ヘッド部
301と小径ヘッド部302とからなる。これら大径ヘ
ッド部301と小径ヘッド部302とは、ノズルプレー
ト303、隔壁304、振動板305、基板306とを
一体に重ねた構成となっている。
【0018】ノズルプレート306は、ニッケル等の金
属からなる。隔壁304との対向面は電鋳によるノズル
プレートの形成と同時に、あるいは金属板への微細加工
等により、大径ヘッド部301と小径ヘッド部302と
にそれぞれインク24を収容する複数のインクキャビテ
ィ308と、各インクキャビティ308をインク供給室
310に連結するインクインレット311とが形成され
ている。ここで、大径ヘッド部301のノズル309の
径と小径ヘッド部302のノズル309の径とは同じ大
きさである。
【0019】図3に示すように、大径ヘッド部301と
小径ヘッド部302とのインクキャビティ308は、大
径ヘッド部301と小径ヘッド部302とが対向する方
向に向かって延びる長溝状にかつ平行に形成されてい
る。また、インク供給室310とインクキャビティ30
8とは中央線312を挟んで対称に形成されており、図
示しないインクタンクに接続されている。
【0020】本実施形態は大径および小径ヘッドを持つ
例であるが、ノズルの径がすべて同一であってもよい。
同一径ノズルであってさらにドット径を制御する場合、
ばらつきが少なくなる。
【0021】隔壁304は導電材料からなる薄肉フィル
ムが使用されており、チャンネルプレート303と振動
板305との間に固定されている。なお、隔壁304は
所定の張力が加わった状態で固定される。
【0022】振動板305はインクを加圧するためのエ
ネルギ発生体としての圧電部材であるPZT315を含
んでおり、その上面と下面にはそれぞれ共通電極、個別
電極として利用される導電性金属層が設けられている。
また、振動板305はまず基板306に導電性接着剤で
固定され、その後ダイサー加工により縦方向溝318と
横方向溝319とが形成され分断される。この分断によ
って、各インクキャビティ308に対応するPZT31
5と、隣接するPZT315の間に位置する仕切り壁3
16と、これらを囲む壁317とが分離される。
【0023】また、上記のダイサー加工によりPZT3
15の上下に設けられた導電性金属層もそれぞれ縦方向
溝318と横方向溝319とにより分断され、隔壁30
4に対向する金属層が共通電極313、基板306に対
向する金属層が個別電極314とされる。
【0024】基板306は、セラミック、金属または合
成樹脂等からなる。振動板305との対向面には、大径
ヘッド部301、小径ヘッド部302のPZT315に
対応して導電リード部がスパッタリングまたは蒸着等の
周知の技術により形成されている。このように形成され
た個別電極314は、対応する導電リード部に導電性接
着剤を介して電気的に導通する。また、これら共通電極
313と個別電極314とが対向する領域においては、
各PZT315は、それぞれ高温下で分極処理されて活
性化されている。
【0025】以上のような構成のインクジェットヘッド
3では、図示しないインクタンクからインク供給室31
0にインク307が供給される。インク供給室310の
インク307は、インクインレット311を介して各イ
ンクキャビティ308に分配される。
【0026】ヘッドドライバから共通電極313と個別
電極314との間に所定の電圧が印加されると、PZT
315は変形する。PZT315の変形は隔壁304に
伝えられ、これによりインクキャビティ308内のイン
ク307が加圧され、ノズル309を介してインク滴が
記録シート2に向かって飛翔する。
【0027】図5は、図2〜4に示すインクジェットヘ
ッド3のノズル309周辺を拡大して示す断面図であ
る。図5を参照して、ノズルプレート303の表面に
は、コート層350が形成されている。
【0028】このコート層350は、フッ素を含む有機
金属ガスの熱CVD法により形成されたものである。
【0029】なお、コート層の形成に用いるハロゲン元
素を含む有機ガスとしては、たとえば、フッ化ビニル、
フッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレン、フルオロ
スチレン、アクリル酸フルオロアルキルまたはメタクリ
ル酸フルオロアルキル等が用いられる。
【0030】なお、この発明において、ハロゲン元素と
しては、フッ素、塩素が好ましく用いられ、特にフッ素
が好ましい。複数種類のハロゲン元素を併用してもよ
く、この場合、フッ素と塩素との組合せが好ましい。
【0031】また、熱CVD法は、150℃〜1000
℃、より好ましくは、200℃〜800℃程度の温度で
行なうとよい。
【0032】熱CVDの温度は使用ガス種に応じて適宜
設定すればよい。但し、上限温度はノズルプレートの金
属種のガラス転移温度Tg以下にする。150℃未満で
あると粉体が発生し、膜質や密着力が低下する恐れがあ
る。1000℃を超えると金属製ノズルプレートの変形
が発生する恐れがある。
【0033】
【実施例】
(実施例1)公知の熱CVD法を用いて、ノズル径φ2
8μmのNi電鋳ノズルプレート表面に、厚さ0.9μ
mの撥水性コート層を形成した。
【0034】熱CVDの際には、フッ素を含む有機ガス
と有機金属ガスとキャリアガスとの混合ガスを用いた。
【0035】キャリアガスとしては、水素ガスを用い
た。フッ素を含む有機ガスとしては、パーフルオロエチ
レン(四フッ化エチレン)を40sccmで用い、水素
ガスでパーフルオロエチレン:水素=1:10となるよ
うに希釈しながら流した。有機金属ガスとしては、ビス
(シクロペンタジエニル)ニッケルを用い、130℃で
昇華して水素ガスで希釈しながら60sccmで流し
た。
【0036】また、CVDの際には、ガスとノズルプレ
ートを約600℃に加熱した。さらに、ガスを流す時間
を制御することにより、膜厚の制御を行なった。なお、
ガスの供給を停止する際には、まず原料ガスの供給を切
った後、ArまたはN 2 等の希ガスを流し、その後冷却
した。
【0037】(実施例2)パーフルオロエチレンを60
sccmで、ビス(シクロペンタジエニル)ニッケルを
80sccmで用いる他は実施例1と同様にして、ノズ
ル径φ40μmのNi電鋳ノズルプレート表面に、厚さ
1.3μmの撥水性コート層を形成した。
【0038】なお、他の条件については実施例1と全く
同様であるので、その説明は省略する。
【0039】(実施例3)パーフルオロエチレンを80
sccmで、ビス(シクロペンタジエニル)ニッケルを
100sccmで用いる他は実施例1と同様にして、ノ
ズル径φ32μmのNi電鋳ノズルプレート表面に、厚
さ1.8μmの撥水性コート層を形成した。
【0040】なお、他の条件については実施例1と全く
同様であるので、その説明は省略する。
【0041】(実施例4)Ni電鋳ノズルプレートの代
わりに、ノズル径φ28μmのSUS製のノズルプレー
トを用いて、その表面に、厚さ0.8μmの撥水性コー
ト層を形成した。
【0042】なお、他の条件については実施例1と全く
同様であるので、その説明は省略する。
【0043】(比較例1)フッ素を含む有機ガスとして
パーフルオロエチレン(四フッ化エチレン)を80sc
cmで用い、有機金属ガスを用いないで、ノズル径φ4
0μmのNi電鋳ノズルプレート表面に、厚さ1.3μ
mの撥水性コート層を形成した。
【0044】なお、他の条件については実施例1と全く
同様であるので、その説明は省略する。
【0045】(比較例2)CVDの際に、ガスとノズル
プレートを約200℃に加熱して、ノズル径φ32μm
のNi電鋳ノズルプレート表面に、厚さ1.8μmの撥
水性コート層を形成した。
【0046】ガスとしては、パーフルオロエチレンを6
0sccmで、ビス(シクロペンタジエニル)ニッケル
を80sccmで用いた。
【0047】なお、他の条件については実施例1と全く
同様であるので、その説明は省略する。
【0048】(評価)上記のようにして得られた実施例
1〜4および比較例1〜2の合計6種のノズルプレート
について、接着性、耐久性、撥インク性の評価を行なっ
た。なお、撥インク性については、ノズル径φ30μm
でコート層を設けないNi電鋳ノズルプレートについて
も評価を行なった。
【0049】その結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】表1において、「ノズル径」はノズルの半
径を示し、「膜厚」は熱硬化後のコート層の厚さを示し
ている。また、「F含有率」は撥水性コート層中の最大
フッ素含有率を示し、「温度」はCVDの際にガスとノ
ズルプレートを加熱した温度を示している。
【0052】また、「接着性」は、以下のようにしてテ
ープ剥離テストを実施して評価した。表1の「接着性」
は、JIS規格 K5400 6.15の基盤目テープ
剥離テストに準じてテープ剥離テストを行なうことによ
って評価した。
【0053】その結果、実施例1、実施例3および実施
例4については変化がなく、実施例2についてはノズル
プレートのエッジの一部において剥がれが観察されたが
実用的使用上の問題はない程度であった。一方、比較例
1および比較例2については、ノズルの周縁の一部で剥
がれが観察され、実用上使用できない程度であった。な
お、表1においては、剥離テストを行なっても変化のな
いものを○、一部剥がれが観察されるが実用上問題のな
いものを△、剥がれがあり実使用に耐えないものを×で
示した。
【0054】次に、「耐久性」については、エプソンS
F紙を用いて、6×104 回ゴムブレードでノズルプレ
ート表面を摺擦した後にインク滴を記録シートに向かっ
て飛翔させ、紙に付着後のドット着弾位置の誤差幅を測
定した。表1においては、誤差幅が±10μm以内の場
合を◎、±20μm以内の場合を○、±30μm以内の
場合を△、±30μmを超える場合を×として表わし
た。なお、誤差幅が±30μm以内であれば、実用的使
用上の問題はないが、±30μmを超えると、実用上使
用できないものとなった。
【0055】次に、「撥インク性」については、インク
としてDIC社製MAT−1003BLインクを用い
て、インクとの接触角を測定した。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、インクの吐出を安定化することができ、また、耐久
性に優れたインクジェットヘッドが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一例のインクジェットヘッドを用
いたインクジェット記録装置の概略構成を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明による一例のインクジェットヘッドの一
部を示す平面図である。
【図3】図2のI−I線断面図である。
【図4】図3のII−II線断面図である。
【図5】図2〜4に示すインクジェットヘッドのノズル
周辺を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置 3 インクジェットヘッド 306 ノズルプレート 309 ノズル 350 コート層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル孔を有する金属製のノズルプレー
    トと、このノズルプレート表面の前記ノズル孔周縁部
    に、ハロゲン元素を含む有機金属ガスを用いた熱CVD
    法により形成されたコート層とを備える、インクジェッ
    トヘッド。
  2. 【請求項2】 前記コート層は、ハロゲン元素を含む有
    機ガスと有機金属ガスとキャリアガスとの混合ガスを用
    いた熱CVD法により形成されることを特徴とする、請
    求項1記載のインクジェットヘッド。
JP878697A 1997-01-21 1997-01-21 インクジェットヘッド Withdrawn JPH10202887A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3184307A1 (en) * 2015-12-25 2017-06-28 Ricoh Company, Ltd. Printing device and printing method

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3184307A1 (en) * 2015-12-25 2017-06-28 Ricoh Company, Ltd. Printing device and printing method
US9873252B2 (en) 2015-12-25 2018-01-23 Ricoh Company, Ltd. Printing device and printing method

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