JPH10202851A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH10202851A
JPH10202851A JP1387197A JP1387197A JPH10202851A JP H10202851 A JPH10202851 A JP H10202851A JP 1387197 A JP1387197 A JP 1387197A JP 1387197 A JP1387197 A JP 1387197A JP H10202851 A JPH10202851 A JP H10202851A
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JP
Japan
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nozzles
ink jet
blocks
print head
ink
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Application number
JP1387197A
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English (en)
Inventor
Yuji Murata
裕治 村田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロック駆動を行なっても段差を生じず、良
好な直線性が得られるとともに、高速印字を可能とした
インクジェット記録装置を提供する。 【解決手段】 C,M,Y一体型のインクジェットプリ
ントヘッドを用い、各色ごとにブロックとする。各ブロ
ック内は順次駆動を行なう。また、各ブロック間は、対
応する位置のノズルを同時駆動する。このとき、隣接す
るブロック間の対応するノズルの位置を、走査方向に記
録解像度の1ドット間隔だけ離間させておく。これによ
り、インクジェットプリントヘッドの1回の印字動作で
要するクロック数は1/ブロック数となり、高速化でき
る。また、各ブロック内は順次駆動によって直線性が向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクをノズルか
ら吐出させ、被記録材にインクドットを付着させて記録
を行なうインクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェット記録装置の高解像
度化および高速記録化が進むにつれて、インクをノズル
から吐出させる吐出周波数の向上や、ノズル数をさらに
増加させる多ノズル化が必要となっている。多数のノズ
ルを備えたインクジェットプリントヘッドを有するイン
クジェット記録装置においては、全てのノズルを同時に
駆動するためには大きな電流が必要であり、電源装置な
どが大型化するため、いくつかのノズルごとにブロック
に分割し、ブロックごとに駆動するブロック駆動などが
なされている。
【0003】図9は、従来の駆動方法の一例の説明図で
ある。図9に示した例では、4本のノズルを1ブロック
として、各ブロック内のノズルを同時に駆動し、各ブロ
ックを順次駆動しいる。これによって同時に駆動される
ノズルは4本であるため、電源装置の電源容量を大幅に
縮小することができる。
【0004】このような駆動によって、被記録材には図
9(A)の右側に示すように、4ドットずつ少しずつず
れたドット列が形成される。このままでは画像の直線が
傾いてしまうため、通常は図9(B)に示すようにイン
クジェットヘッドを少し傾けて配置し、補正している。
あるいは、特開平5−220988号公報に記載されて
いるように、隣接するノズルが同一ブロックとならない
ように構成し、ドット列を分散させて直線性を向上させ
ようとしたものもある。さらに、特開平7−96607
号公報では、噴射領域を一部重複させて駆動することに
よって直線性を向上させている。しかし、このような駆
動方法は、駆動制御回路が複雑となり、また、噴射完了
までの時間が長くなるという欠点を有している。
【0005】また、多数のノズルを備えたインクジェッ
トプリントヘッドでは、あるノズルからインクの噴射を
行なうと、インクの噴射の際にノズル内の圧力変動やイ
ンクの流動が発生する。この圧力変動やインクの流動が
他のノズルにも伝播し、流体的、音響的クロストークを
引き起こす場合がある。すなわち、各ノズルでは、先に
噴射を行なったノズルからの流体的、音響的クロストー
クの影響を受けて、噴射時に外乱を生じ、その結果、サ
テライト異常等の画質欠陥を引き起こす場合がある。
【0006】このため、最も影響を受けやすい次のタイ
ミングで噴射を行なうノズルを、インクを噴射したノズ
ルからできるだけ物理的に離すことで外乱を避ける方法
が取られてきている。しかし、距離を離しすぎること
は、その電気的駆動方法が困難になるばかりでなく、印
字タイミングのずれから画像上の直線性を損ない、高品
質の画質を保つことができなくなるという問題があっ
た。
【0007】例えば、特開平7−81066号公報で
は、隣接するノズルを連続的に駆動している。そのた
め、隣接するノズル間でクロストークが発生し、画像が
劣化するという問題がある。また、上述の特開平5−2
20988号公報や特開平7−96607号公報でも、
隣接するノズルが連続するタイミングで駆動されてお
り、やはりクロストークが発生して画質の劣化を生じ
る。
【0008】このようなクロストークを回避し、駆動周
波数を向上させる駆動方法として、インターレース方式
が提案されている。図10は、従来のインターレース方
式の駆動方法の一例の説明図である。図10では、8本
のノズルを8回に分けて駆動する例を示している。イン
ターレース方式では、あるノズルが駆動されたとき、次
のタイミングではなるべく離れたノズルを駆動する。こ
の例では、1番目のノズルを駆動した後、5番目のノズ
ルを駆動し、以下、3番目、7番目、2番目、6番目、
4番目、8番目の順で駆動する。このような駆動を行な
うことによって、連続するタイミングで隣接するノズル
が駆動されないので、クロストークは発生しにくく、良
好な画質を維持できる。また、記録されたドットは、あ
る程度はある幅に広がるが、直線性は向上する。
【0009】このようなインターレース方式を、多数の
ノズルを有するインクジェットプリントヘッドに適用す
る場合には、通常は全てのノズルを1本ずつ順次駆動す
ることは行なわず、ある本数ごとにグループに分け、各
グループ内でインターレース方式で駆動を行なう。そし
て、電源容量などの関係から同時に駆動可能なノズル数
だけのグループをブロックとして、各グループのノズル
1本ずつを同時に駆動する。各ブロックは順次駆動すれ
ばよい。
【0010】一方、1つのヘッドに配列されている複数
のノズルを色数に分割し、複数色を記録可能なインクジ
ェットプリントヘッドが開発されている。このようなイ
ンクジェットプリントヘッドは、例えば、特開平2−2
04053号公報等に記載されている。しかし、この文
献に記載されているインクジェットプリントヘッドで
は、異なる色材を噴射するノズルが隣接しているため、
混色などの問題がある。特開平4−263949号公報
では、異なる色材を噴射するノズルの間隔を広くし、混
色などを防いでいる。さらに、特開平5−138884
号公報では、ダミーノズルを異なる色材を噴射するノズ
ルの間に設けている。ダミーノズルは実際の記録動作時
には使用しないノズルであり、噴射の安定化を実現して
いる。
【0011】このような複数色一体型のインクジェット
プリントヘッドにおいて、上述のようなインターレース
方式による駆動を行なう場合を考える。図11は、複数
色一体型のインクジェットプリントヘッドにおいてイン
ターレース方式の駆動を行なった場合の段差の説明図で
ある。図11(A)には、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)の3色一体型のインクジェット
プリントヘッドを示している。なお、各ノズルの図示は
省略している。このようなインクジェットプリントヘッ
ドを例えば4つのブロックに分けて順次駆動することを
考える。各ブロック内はインターレース方式によって駆
動されるので、図10に示すようにある幅d内にドット
が分散されて記録される。1つのブロックの駆動が終了
し、次のブロックの駆動を行なう際には、図11(B)
に示すように先のブロックによって記録された幅dだけ
ずれた、幅dの領域にドットが記録されることになる。
【0012】図9に示したように隣接したノズルをブロ
ックとして同時に駆動し、各ブロックを順次駆動した場
合には各ドットのズレは微小であり、全体としてズレが
生じるのみであったが、このインターレース方式では、
図11(B)に示すようにブロック間のズレ量が大きく
なる。このブロック間のズレは、視覚的な段差となって
画質を低下させる。この視覚的な段差は、主に文字を記
録することが多いブラックではそれほど問題とはなら
ず、主にチャートなどのグラフィックパターンを記録す
る場合の多い他のカラーで主に問題となっていた。図1
1(A)に示したようなブロックの分割を行なった場
合、3色ともブロックの境界が存在し、このブロックの
境界部分で視覚的な段差が生じる可能性がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、ブロック駆動を行なっても
段差を生じず、良好な直線性が得られるとともに、高速
印字を可能としたインクジェット記録装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数のノズルを有するインクジェットプリントヘッ
ドと、前記ノズルを駆動する駆動制御手段を有するイン
クジェット記録装置において、前記制御手段は、前記複
数のノズルを複数のブロックに分割し、各ブロックの1
あるいは複数本の前記ノズルの駆動時には全ブロックに
ついて同時に駆動し、隣接するブロックにおける対応す
る位置関係にある前記ノズルにより、走査方向に記録解
像度の1ドット間隔だけ離れた位置にドットを形成する
ことを特徴とするものである。
【0015】請求項2に記載の発明は、インクジェット
記録装置において、用紙送り方向に略直交する方向に移
動するキャリッジと、複数のノズルを有するインクジェ
ットプリントヘッドと、前記ノズルを駆動する駆動制御
手段を有するインクジェット記録装置において、前記制
御手段は、前記複数のノズルを複数のブロックに分割し
各ブロックの1あるいは複数本のノズルを同時に駆動
し、前記インクジェットプリントヘッドは、隣接する前
記ブロックの対応する各ノズル間の距離が前記キャリッ
ジの移動方向に記録解像度の1ドット間隔となるように
前記キャリッジの移動方向と直交する方向に対して傾け
て前記キャリッジに装着されていることを特徴とするも
のである。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のインクジェット記録装置において、前記イン
クジェットプリントヘッドは、複数色の色材を記録可能
であり、前記ブロックは異なる色材単位であることを特
徴とするものである。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2に記載のインクジェット記録装置において、前記制御
手段は、前記各ブロック内では隣接する前記ノズルを同
時に噴射させないように1あるいは複数本ごとに駆動す
ることを特徴とするものである。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項1または
2に記載のインクジェット記録装置において、前記制御
手段は、前記各ブロック内の吐出順序を、隣接するノズ
ルを連続して吐出しないように離散させることを特徴と
するものである。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項1または
2に記載のインクジェット記録装置において、前記制御
手段は、前記各ブロックをさらに小さいサブブロックに
分割し、前記サブブロック内で隣接する前記ノズルを同
時に噴射させないように1あるいは複数本ごとに駆動
し、各サブブロックを順次駆動対象とすることを特徴と
するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のインクジェット
記録装置の実施の一形態において用いるインクジェット
プリントヘッドの一例を示す概略構成斜視図であり、図
1(A)は単色のインクジェットプリントヘッドの一例
を示し、図1(B)は3色一体型のインクジェットプリ
ントヘッドの一例を示す。また図2は、同じく流路方向
の断面図である。図中、1はチャネル基板、2はヒータ
基板、3は厚膜樹脂層、4はインクリザーバ、5はリザ
ーバ隔壁、6は印字記録用ノズル、7はダミーノズル、
8は間隔、9は発熱体である。
【0021】チャネル基板1には、複数のインク流路お
よびインクリザーバ4が形成される。インクリザーバ4
は各色のインクごとに形成される。図1(B)に示す3
色一体型のインクジェットプリントヘッドでは、3つの
インクリザーバ4が設けられている。この場合、インク
として、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)の3色を用いることができる。各インクリザ
ーバ4は、リザーバ隔壁5で隔てられている。また、図
1(A)に示すインクジェットプリントヘッドでは、1
つのインクリザーバ4が設けられている。例えばブラッ
ク(K)のインクを用いることができる。なお、インク
リザーバ4はチャネル基板1を貫通して形成されてお
り、この貫通孔から各色のインクが供給される。
【0022】また、チャネル基板1には複数のインク流
路が設けられ、インクリザーバ4に連通している。図1
(B)に示す3色一体型のインクジェットプリントヘッ
ドでは、複数のインク流路は、各色に対応して形成さ
れ、それぞれ対応するインクリザーバ4に連通してい
る。インク流路は、例えば400DPIの記録密度では
63.5μmごとに設けられる。インク流路中には図2
に示すように発熱体9が設けられており、後述する駆動
制御部によって駆動されて発熱し、インク中に気泡を成
長させて気泡の圧力によってインクをノズルから吐出さ
せる。各インクリザーバ4に接続された複数のインク流
路のうち、両端の1ないし複数のインク流路はダミーノ
ズル7として用いられ、他は印字記録用ノズル6として
用いられる。すなわち、印字記録を行なう際には、印字
記録用ノズル6のみを用いて行なわれる。
【0023】上述の特開平5−138884号公報にも
記載されているように、インクリザーバ4の側面付近の
ノズルでは、インクの吐出が不安定になりやすい。その
ため、ダミーノズル7は、印字記録時には用いない。し
かし、ダミーノズル7は、インクを吐出することは可能
である。例えば、メンテナンス時にインクを吐出させた
り、プライミング動作によってダミーノズル7からもイ
ンクを吸引することができる。これによって、インクリ
ザーバ4の側面付近に滞留する気泡やゴミなどがダミー
ノズル7からインクとともに外部へ排出され、印字記録
時の吐出不良を軽減することができる。
【0024】図1(B)に示す3色一体型のインクジェ
ットプリントヘッドでは、異なる色の隣接するダミーノ
ズル7の間には、印字記録用ノズル6およびダミーノズ
ル7のピッチと同じピッチで間隔8が設けられている。
この間隔8は、例えばノズル数本が配置できるだけの間
隔とすることができる。印字記録時には、異なる色のイ
ンクを吐出する印字記録用ノズル6の間には、この間隔
8とダミーノズル7の間隔が空くことになる。これによ
って異なる色のインクの混色を低減することができ、良
好な画質を得ることができる。また、ダミーノズル7
は、チャネル基板1とヒータ基板2を接着する際の接着
剤の回り込みをを抑制する働きも有している。
【0025】一方、ヒータ基板2には、印字記録用ノズ
ル6およびダミーノズル7に対応して発熱体9が設けら
れ、電極や保護膜等が形成され、その上に厚膜樹脂層3
が設けられる。厚膜樹脂層3には、インク流路とインク
リザーバ4とを接続する凹部、および、発熱体上の凹部
が形成される。そして、チャネル基板1とヒータ基板2
が接合され、インク流路の所定の位置で切断し、ヘッド
チップが構成されている。
【0026】図1(B)には3色一体型のインクジェッ
トプリントヘッドを示したが、3色に限らず、2色以上
の複数色を一体化したインクジェットプリントヘッドに
おいて同様に構成することができる。また、ここでは図
1(B)に示す3色一体型のインクジェットプリントヘ
ッドと図1(A)に示す単色のインクジェットプリント
ヘッドを併置して用いるが、4色一体型のインクジェッ
トプリントヘッドを1本のみ用いるなど、種々の変形が
可能である。
【0027】図3は、本発明のインクジェット記録装置
の実施の一形態において用いるインクジェットプリント
ヘッドの具体例を示す正面図である。ここでは具体例と
して、インクジェットプリントヘッドは144個の駆動
制御可能な発熱体を有するものとし、駆動可能な144
本のノズルについてその配置を示している。駆動可能な
ノズルの本数が多いほど、記録スピードを確保する上で
好ましい。便宜上、左側のノズルから一連番号を示し、
各ノズルを番号で示すことにする。図3(A)に示す単
色のインクジェットプリントヘッドでは、ブラック
(K)を記録するものとし、1番から144番までの1
44本のノズル全てからブラック(K)を噴射する。
【0028】図3(B)に示す3色一体型のインクジェ
ットプリントヘッドは、左からシアン(C),マゼンタ
(M),イエロー(Y)のインクを噴射して記録するも
のとし、それぞれ48本のノズルを割り当てている。シ
アン(C)のインクを噴射する1番から48番までのノ
ズルのうち、1〜6番の6本と43〜48番の6本のノ
ズルをダミーノズルとして、7〜42番の36本のノズ
ルを印字記録用ノズル6として用いる。また、マゼンタ
(M)のインクを噴射する49番から96番までのノズ
ルのうち、49〜54番の6本と91〜96番の6本の
ノズルをダミーノズル7として、55〜90番までの3
6本のノズルを印字記録用ノズル6として用いる。イエ
ロー(Y)のインクを噴射する97番から144番まで
のノズルのうち、97〜102番の6本と139〜14
4番の6本のノズルをダミーノズル7とし、103〜1
38番の36本のノズルを印字記録用ノズル6として用
いる。
【0029】なお、間隔8として、6本のノズルを配置
可能な間隔が設けられている。上述のようにチャネル基
板1とヒータ基板2を接着してインクジェットプリント
ヘッドを組み立てるが、製造上、間隔8としてある程度
大きさを確保する必要がある。そのため、色間のダミー
ノズルが存在しない間隔8の領域として、6本のノズル
相当の領域を確保した。
【0030】図4は、本発明のインクジェット記録装置
の実施の一形態におけるインクジェットプリントヘッド
の装着状態の一例を示す模式図である。図中、11はイ
ンクジェットプリンヘッド、12はキャリッジ、13は
キャリッジガイド、14は記録用紙、15はキャリッジ
移動方向、16は用紙送り方向、17は駆動制御部であ
る。
【0031】キャリッジ12は、インクジェットプリン
トヘッド11を搭載し、キャリッジガイド6を摺動し
て、図中矢印で示すキャリッジ移動方向15に移動す
る。このとき、後述するような駆動制御部17による駆
動制御に従って、インクジェットプリントヘッド11の
ノズルからインクが吐出され、記録用紙14に記録が行
なわれる。記録用紙14は、キャリッジ移動方向15と
略直交する図中矢印で示す用紙送り方向に移動する。
【0032】キャリッジ12に搭載されるインクジェッ
トプリントヘッド11としては、上述の単色のインクジ
ェットプリントヘッドおよび3色一体型のインクジェッ
トプリントヘッドとすることができる。これらのインク
ジェットプリントヘッド11は、後述するようにキャリ
ッジ移動方向15と直交する方向に対して多少傾けて装
着される。従来の記録装置では、すべてのノズルが1ド
ットピッチ以内に収まる範囲でインクジェットプリント
ヘッド11を傾けていた。本発明では、インクジェット
プリントヘッド11に設けられているノズルを駆動する
単位であるブロックごとに、1ドットピッチだけずれる
ように傾ける。例えば3色一体型のインクジェットプリ
ントヘッドでは、各色ごとにブロックとし、隣接する色
間で1ドットピッチだけずれるように、インクジェット
プリントヘッド11を傾けてキャリッジ12に取り付け
ることができる。
【0033】2つのインクジェットプリントヘッドの装
着位置の関係は、具体的には、図3(A)に示したブラ
ック(K)のインクジェットプリントヘッドの1番のノ
ズルが図3(B)に示した3色一体型のインクジェット
プリントヘッドの7番のノズルに対応させ、図3(A)
に示したブラック(K)のインクジェットプリントヘッ
ドの144番のノズルは、図3(B)に示した3色一体
型のインクジェットプリントヘッドの138番のノズル
に対応させるように装着することができる。ここで、2
つのインクジェットプリントヘッドにおける対応するノ
ズルが、各インクジェットプリントヘッドにおけるノズ
ルの配列方向に略直交する方向に並ぶか、あるいは、例
えば図4に示すように傾けて装着されたとき、キャリッ
ジ移動方向15に並ぶように、2つのインクジェットプ
リントヘッドを装着することができる。
【0034】なお、図4に示した例では、キャリッジ1
2を図中、右から左に移動させながら、インクジェット
プリントヘッド11では図中の上から下にノズルを駆動
する例を示したが、逆に、キャリッジ12を図中の左か
ら右に移動させながら、インクジェットプリントヘッド
11では図中の下から上にノズルを駆動してもよい。
【0035】図5は、本発明のインクジェット記録装置
の実施の一形態におけるインクジェットプリントヘッド
の取り付け角度および印字制御方法と印字結果の一例の
説明図である。ここでは、図3(B)に示すようなシア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色一体
型のインクジェットプリントヘッドを使用した場合につ
いて示している。上述のように各色36本のノズルを印
字記録用ノズル6としている。ここでは記録に用いる印
字記録用ノズル6のみを示している。図5(A)は、イ
ンクジェットプリントヘッドをキャリッジに取り付けた
時の角度を説明するものである。ここでは、印字ブロッ
クをシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の
各色ごとに3つに分割している。そして、各記録色間で
記録解像度の1ドットピッチ、例えば400dpiでは
63.5μmだけずれるように、インクジェットプリン
トヘッドを傾けてキャリッジに装着する。例えば図3に
示した例を用いると、シアン(C)のインクを吐出する
7番のノズルと、マゼンタ(M)のインクを吐出する5
5番のノズルとのキャリッジ移動方向の間隔が1ドット
ピッチとなるように、インクジェットプリントヘッドが
装着される。同様に、マゼンタ(M)のインクを吐出す
る55番のノズルと、イエロー(Y)のインクを吐出す
る103番のノズルとのキャリッジ移動方向の間隔も1
ドットピッチである。
【0036】図5(A)に示したような傾きでインクジ
ェットプリントヘッドをキャリッジに装着し、図4に示
すようにキャリッジを用紙送り方向16に対して略直交
するキャリッジ移動方向15へ移動させながら、インク
ジェットプリントヘッドを駆動し、記録用紙14上に記
録を行なう。ここで、各ブロックのインク吐出順序は、
図5(A)に示しているように上方向から順次吐出する
ものとする。また、各ブロックの同じ吐出順序のノズル
は、同時に駆動されるものとする。このような駆動方法
によって印字することにより、図5(B)に示すような
印字結果を得ることができる。
【0037】すなわち、それぞれキャリッジ移動方向に
1ドットピッチずれた7番、55番、103番のノズル
からインクを吐出させたのち、キャリッジ移動方向に1
ノズルピッチ分だけキャリッジが移動して8番、56
番、104番のノズルからインクを吐出する。この動作
を42番、90番、138番のノズルからインクが吐出
されるまで行ない、1回の駆動動作が終了する。する
と、各ブロックのドットは直線状に揃い、各ブロックの
ドット列は1ドットピッチだけずれることになる。この
ようにして、図5(B)に示すような印字結果が得られ
る。なお、例えばシアン(C)のブロックのドット列の
下方には、ダミーノズルの分だけの間隔を置いて次の駆
動動作の際にマゼンタ(M)のドット列が印字される。
さらにその次の駆動動作によって、その下方にイエロー
(Y)のドット列が印字されることになる。
【0038】このように、離散したノズルを同時駆動し
ながらブロック内を順次駆動しているにもかかわらず、
良好な直線性を得ることができる。また、ブロック間は
1ドットピッチのずれであるので、記録画像データとし
て1画素分ずれたデータを転送すればよく、印字された
画像上ではブロック間のズレは発生しない。例えばすべ
てのノズルを順次駆動すれば良好な直線性を得ることは
できるが、その場合には1回の駆動タイミング内に上述
のインクジェットプリントヘッドでは108回の吐出動
作を行なう必要がある。この例では3本のノズルを同時
駆動しているので、1回の駆動タイミング内の吐出動作
回数は1/3で済む。そのため、高速な駆動が可能であ
る。ここでは、3本のノズルを同時駆動する例を示した
が、高速記録を行なう場合は同時に吐出するノズルの数
を増やすことによって、容易に印字速度を高速化するこ
とができる。このような場合は、例えばさらにインクジ
ェットプリントヘッドの傾きを大きくしたり、あるいは
各ブロック内で同時に吐出するノズル数を1本から2
本、3本と増やすことにより、6ノズル同時または9ノ
ズル同時駆動が可能になる。ブロック内で同時に駆動す
るノズル数が多くなると、多少、直線性は悪くなる。
【0039】図6は、本発明のインクジェット記録装置
の実施の一形態におけるインクジェットプリントヘッド
の取り付け角度および駆動方法と印字結果の別の例の説
明図である。インクジェットプリントヘッドのキャリッ
ジへの取付角度は上述の図5(A)と同様であり、ブロ
ック間では1ドットピッチだけずれるように取り付けら
れている。
【0040】ここでは各ブロック内の吐出順序をさらに
インターレース化し、さらなるクロストークの低減を行
なっている。上述の図5に示すような駆動順序の場合、
隣接するノズル間でクロストークが発生する可能性があ
る。そのため、なるべく位置的に隣接するノズルを、駆
動順序が近接しないような順序で駆動する。
【0041】図7は、インターレース駆動による駆動順
序の一例の説明図である。この例では、1ブロック36
本のノズルを9本ずつ4つのサブブロックに分け、サブ
ブロックを単位として、図7に示すように、1番目のノ
ズルを駆動した後、4番目のノズルを駆動し、以下、7
番目、2番目、5番目、8番目、3番目、6番目、9番
目の順で駆動する。一つのサブブロックの駆動が終了す
ると次のサブブロック内の10番目から18番目までの
ノズルを駆動する。以降、同じ順序でサブブロック単位
で36番目のノズルまで駆動する。
【0042】このような駆動を行なった場合、インクジ
ェットプリントヘッドが静止していれば図7の左側に丸
印で示すようなドットが記録用紙上に形成される。しか
し、インクジェットプリントヘッドを移動させながら記
録を行なうので、印字結果としては図6(B)に示すよ
うなドット列となる。この印字結果は、厳密に言えば直
線ではない。図6(B)では分かりやすいように段差を
付けて示しているが、各ドット間のズレは、実際には約
2μm程度であり、視覚的な段差としては判断できな
い。
【0043】また、さらなる高速化のためや、ノズル数
を飛躍的に増加させた場合には、同時に駆動するノズル
数を増やせばよい。この場合は、隣接するノズルを数多
く同時に吐出するとクロストークの影響で正常にインク
の吐出ができなくなる可能性があるので、上述の各サブ
ブロックを同時に駆動すればよい。
【0044】図8は、サブブロックを同時駆動する場合
のサブブロック内インターレース駆動による駆動順序の
一例の説明図である。図8に示す例では、1色分の36
本のノズルを9本ずつ4つのサブブロックに分け、各サ
ブブロック内を図7と同様の駆動順序でインターレース
駆動する。この例では、各サブブロックの同じ駆動順序
のノズルを同時に駆動する。すなわち、このブロックで
は4本ずつ同時駆動しながら、インターレース駆動を行
なうことになる。
【0045】また、各ブロックは同時駆動を行なう。こ
の例ではブロック内での同時駆動ノズル数を4本として
いるので、インクジェットプリントヘッド全体として
は、12本のノズルを同時に駆動することになる。その
ため、高速印字への対応が非常に容易に可能となる。例
えば1色あたり144本のノズルを有するインクジェッ
トプリントヘッドを考えると、9本のノズルからなるサ
ブブロックが16個できるが、このサブブロックを4つ
ずつグループとし、グループ内の4つのサブブロックで
図8に示すような駆動を行なう。そして、各グループを
順次駆動する。このような駆動を行なえば、駆動タイミ
ングとしては、36本のノズルを順次駆動した場合と同
様のクロックで1色あたり144本、3色で432本の
ノズルを駆動できることになる。このように、多ノズル
化しても印字速度を低下させずに印字することができ、
また、同じノズル数であれば高速に印字することができ
る。ただし、サブブロック間で同時駆動されるノズルが
あると、インクジェットプリントヘッドの傾きによって
直線性は悪くなる。しかし、現状より悪くなることはな
く、高速印字の効果は十分期待できる。
【0046】上述の各例では、3色一体型のインクジェ
ットプリントヘッドを用い、各色別にブロックを形成す
る例を示した。しかし本発明はこれに限るものではな
く、例えばブロック分けは色別に限定されない。例えば
各色について複数のブロックに分けたり、あるいは色に
関係なく、端部から所定本数ごとに分割してもよい。ま
た、単色のインクジェットプリントヘッドにおいても、
ノズルを所定本数ごとにブロックに分割し、上述のよう
な駆動制御により印字を行なうこともできる。単色のイ
ンクジェットプリントヘッドと3色一体型のインクジェ
ットプリントヘッドをともに用いる場合には、両者につ
いて同じ駆動方法を適用すると駆動系などにおける制御
が容易である。しかし、いずれか一方のみに本発明を適
用し、他方に他の駆動制御を適用してももちろんよい。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、同時に吐出させるノズルを各ブロックに離散
させているので、流体的、音響的クロストークの影響を
低減することができる。また、隣接するブロックで同時
に吐出させる対応する位置関係にあるノズルが、走査方
向に記録解像度の1ドット間隔だけ離れた位置にドット
を形成するように構成したので、少ないクロック数で1
回の印字タイミングにおける順次駆動を終了することが
でき、画像の直線性を劣化させることなく、印字周波数
を向上することができる。例えば、インクジェットプリ
ントヘッドをキャリッジに装着する際に、各ブロックの
対応するノズルの距離が記録解像度の1ドット分のm倍
の距離となるように傾けて配置することにより、上述の
ような直線性および印字周波数を向上させることができ
る。特に、多ノズル化した時に、順次駆動によってドッ
トを離散させる間隔を広げた時にも、画像の直線性の劣
化を最小限に抑えることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェット記録装置の実施の一
形態において用いるインクジェットプリントヘッドの一
例を示す概略構成斜視図である。
【図2】 本発明のインクジェット記録装置の実施の一
形態において用いるインクジェットプリントヘッドの一
例の流路方向の断面図である。
【図3】 本発明のインクジェット記録装置の実施の一
形態において用いるインクジェットプリントヘッドの具
体例を示す正面図である。
【図4】 本発明のインクジェット記録装置の実施の一
形態におけるインクジェットプリントヘッドの装着状態
の一例を示す模式図である。
【図5】 本発明のインクジェット記録装置の実施の一
形態におけるインクジェットプリントヘッドの取り付け
角度および印字制御方法と印字結果の一例の説明図であ
る。
【図6】 本発明のインクジェット記録装置の実施の一
形態におけるインクジェットプリントヘッドの取り付け
角度および駆動方法と印字結果の別の例の説明図であ
る。
【図7】 インターレース駆動による駆動順序の一例の
説明図である。
【図8】 サブブロックを同時駆動する場合のサブブロ
ック内インターレース駆動による駆動順序の一例の説明
図である。
【図9】 従来の駆動方法の一例の説明図である。
【図10】 従来のインターレース方式の駆動方法の一
例の説明図である。
【図11】 複数色一体型のインクジェットプリントヘ
ッドにおいてインターレース方式の駆動を行なった場合
の段差の説明図である。
【符号の説明】
1…チャネル基板、2…ヒータ基板、3…厚膜樹脂層、
4…インクリザーバ、5…リザーバ隔壁、6…印字記録
用ノズル、7…ダミーノズル、8…間隔、9…発熱体、
11…インクジェットプリンヘッド、12…キャリッ
ジ、13…キャリッジガイド、14…記録用紙、15…
キャリッジ移動方向、16…用紙送り方向、17…駆動
制御部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズルを有するインクジェットプ
    リントヘッドと、前記ノズルを駆動する駆動制御手段を
    有するインクジェット記録装置において、前記制御手段
    は、前記複数のノズルを複数のブロックに分割し、各ブ
    ロックの1あるいは複数本の前記ノズルの駆動時には全
    ブロックについて同時に駆動し、隣接するブロックにお
    ける対応する位置関係にある前記ノズルにより、走査方
    向に記録解像度の1ドット間隔だけ離れた位置にドット
    を形成することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 用紙送り方向に略直交する方向に移動す
    るキャリッジと、複数のノズルを有するインクジェット
    プリントヘッドと、前記ノズルを駆動する駆動制御手段
    を有するインクジェット記録装置において、前記制御手
    段は、前記複数のノズルを複数のブロックに分割し各ブ
    ロックの1あるいは複数本のノズルを同時に駆動し、前
    記インクジェットプリントヘッドは、隣接する前記ブロ
    ックの対応する各ノズル間の距離が前記キャリッジの移
    動方向に記録解像度の1ドット間隔となるように前記キ
    ャリッジの移動方向と直交する方向に対して傾けて前記
    キャリッジに装着されていることを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記インクジェットプリントヘッドは、
    複数色の色材を記録可能であり、前記ブロックは異なる
    色材単位であることを特徴とする請求項1または2に記
    載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記各ブロック内では
    隣接する前記ノズルを同時に噴射させないように1ある
    いは複数本ごとに駆動することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記各ブロック内の吐
    出順序を、隣接するノズルを連続して吐出しないように
    離散させることを特徴とする請求項1または2に記載の
    インクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記各ブロックをさら
    に小さいサブブロックに分割し、前記サブブロック内で
    隣接する前記ノズルを同時に噴射させないように1ある
    いは複数本ごとに駆動し、各サブブロックを順次駆動対
    象とすることを特徴とする請求項1または2に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
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