JPH10201176A - 直接ガス冷却式のターボ発電機のロータ - Google Patents
直接ガス冷却式のターボ発電機のロータInfo
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- JPH10201176A JPH10201176A JP9351257A JP35125797A JPH10201176A JP H10201176 A JPH10201176 A JP H10201176A JP 9351257 A JP9351257 A JP 9351257A JP 35125797 A JP35125797 A JP 35125797A JP H10201176 A JPH10201176 A JP H10201176A
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- Japan
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- flow
- cascade
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- cooling
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K1/00—Details of the magnetic circuit
- H02K1/06—Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
- H02K1/22—Rotating parts of the magnetic circuit
- H02K1/32—Rotating parts of the magnetic circuit with channels or ducts for flow of cooling medium
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/26—Rotors specially for elastic fluids
- F04D29/32—Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps
- F04D29/38—Blades
- F04D29/384—Blades characterised by form
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
- Supercharger (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
- Separation By Low-Temperature Treatments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 閉じた冷却回路内でリバース冷却を行う
空冷式の電気機械において、ロータキャップ板22とロ
ータ軸28との間に、ロータ4とロータ巻線29とに冷
却空気流を最適に入射するための2段のフローカスケー
ドが配置されている。流れ方向でみて第1のフローカス
ケード段30bが、圧力形成特性を有する減速フローカ
スケードとして形成されており、流れ方向でこの減速フ
ローカスケードに続いて設けられたフローカスケード段
30aが偏向特性を有する減速フローカスケードとして
形成されている。 【効果】 圧力形成と偏向の機能の分離により、吸込冷
却原理の使用においてロータボディ及びロータ巻線内に
存在する冷却通路の最適な入射流が最も少ない衝撃損失
で保証される。
空冷式の電気機械において、ロータキャップ板22とロ
ータ軸28との間に、ロータ4とロータ巻線29とに冷
却空気流を最適に入射するための2段のフローカスケー
ドが配置されている。流れ方向でみて第1のフローカス
ケード段30bが、圧力形成特性を有する減速フローカ
スケードとして形成されており、流れ方向でこの減速フ
ローカスケードに続いて設けられたフローカスケード段
30aが偏向特性を有する減速フローカスケードとして
形成されている。 【効果】 圧力形成と偏向の機能の分離により、吸込冷
却原理の使用においてロータボディ及びロータ巻線内に
存在する冷却通路の最適な入射流が最も少ない衝撃損失
で保証される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロータキャップ板の
内縁とロータ軸との間の環状隙間内にフローカスケード
を備えた直接ガス冷却式のターボ発電機のロータに関す
る。
内縁とロータ軸との間の環状隙間内にフローカスケード
を備えた直接ガス冷却式のターボ発電機のロータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】直接ガス冷却式のターボ発電機のロータ
は旧東ドイツ国特許第120981号明細書から公知で
ある。
は旧東ドイツ国特許第120981号明細書から公知で
ある。
【0003】吐出冷却原理で運転される発電機では、主
ベンチレータがロータの極域のコイルヘッドスペース内
へ冷却空気をスワールを生じるように流入せしめる。換
言すれば、ベンチレータの出口における空気の残留スワ
ールは空気をスリップなしにロータの極域の前で回転せ
しめるのに役立てられる。それゆえ、そのことのために
設けた、ロータ及びロータ巻線のほぼ軸方向の冷却通路
内への冷却空気の流入は吐出冷却原理の際には問題を生
じない。
ベンチレータがロータの極域のコイルヘッドスペース内
へ冷却空気をスワールを生じるように流入せしめる。換
言すれば、ベンチレータの出口における空気の残留スワ
ールは空気をスリップなしにロータの極域の前で回転せ
しめるのに役立てられる。それゆえ、そのことのために
設けた、ロータ及びロータ巻線のほぼ軸方向の冷却通路
内への冷却空気の流入は吐出冷却原理の際には問題を生
じない。
【0004】ロータ内の冷却空気装入量を付加的に向上
させるために、旧東ドイツ国特許第120981号明細
書によれば、吐出冷却原理で冷却される発電機では、ロ
ータ及びその巻線の冷却をロータキャップの下方の付加
的な回転羽根式フローカスケードにより強化することが
提案されている。この回転羽根式フローカスケードは、
冷却空気の残留スワールの存在にもかかわらず、ほぼ軸
方向に延びるロータ冷却通路内への冷却空気の流入時に
依然として残されるいわゆる衝撃損失を著しく削減せし
め、その結果、ロータの冷却が最適となり、かつ全損失
が軽減される。
させるために、旧東ドイツ国特許第120981号明細
書によれば、吐出冷却原理で冷却される発電機では、ロ
ータ及びその巻線の冷却をロータキャップの下方の付加
的な回転羽根式フローカスケードにより強化することが
提案されている。この回転羽根式フローカスケードは、
冷却空気の残留スワールの存在にもかかわらず、ほぼ軸
方向に延びるロータ冷却通路内への冷却空気の流入時に
依然として残されるいわゆる衝撃損失を著しく削減せし
め、その結果、ロータの冷却が最適となり、かつ全損失
が軽減される。
【0005】これと対照的に、吸込冷却原理で運転され
る発電機の主ベンチレータは冷却空気をまず始めに冷却
器へ案内し、その際、冷却空気流の残留スワールが乱流
化される。一般に、吐出冷却に対する吸込冷却の利点と
するところは、冷却器を通り過ぎた空気が直に発電機全
体の冷却通路に供給されることができること、及び機械
ベンチレータを原因とする温度上昇が排除されることに
ある。しかしながらこの形式によれば、必要なスワール
なしに冷却空気がロータに供給されてしまう。ロータは
まず始めに、冷却空気が冷却通路内へ流入することがで
きる前に冷却空気を周速度まで加速しなければならな
い。それゆえ、ロータは既に説明した衝撃損失を排除す
るために全仕事を実施しなければならない。この場合、
冷却ガス流が剥離することがあり、かつロータの導体エ
レメントの入口への入射流にエラーが生じることがあ
る。その結果、著しく制約された冷却空気分布と、これ
に対応するロータ巻線全体のリスクが生じる。
る発電機の主ベンチレータは冷却空気をまず始めに冷却
器へ案内し、その際、冷却空気流の残留スワールが乱流
化される。一般に、吐出冷却に対する吸込冷却の利点と
するところは、冷却器を通り過ぎた空気が直に発電機全
体の冷却通路に供給されることができること、及び機械
ベンチレータを原因とする温度上昇が排除されることに
ある。しかしながらこの形式によれば、必要なスワール
なしに冷却空気がロータに供給されてしまう。ロータは
まず始めに、冷却空気が冷却通路内へ流入することがで
きる前に冷却空気を周速度まで加速しなければならな
い。それゆえ、ロータは既に説明した衝撃損失を排除す
るために全仕事を実施しなければならない。この場合、
冷却ガス流が剥離することがあり、かつロータの導体エ
レメントの入口への入射流にエラーが生じることがあ
る。その結果、著しく制約された冷却空気分布と、これ
に対応するロータ巻線全体のリスクが生じる。
【0006】旧東ドイツ国特許第120981号明細書
にもとづく回転羽根式フローカスケードの使用は、特に
ロータ冷却の際の吸込冷却時に生じるこの問題を軽減は
するが、しかし、制限出力機のロータの冷却時の今日的
な要求を満たすことはできない。この場合には要する
に、軸方向の偏向で80°までの冷却ガス流の偏向が必
要であり、このことは、公知技術で提案されている羽根
列では、羽根壁における流れ境界層の剥離を招く。
にもとづく回転羽根式フローカスケードの使用は、特に
ロータ冷却の際の吸込冷却時に生じるこの問題を軽減は
するが、しかし、制限出力機のロータの冷却時の今日的
な要求を満たすことはできない。この場合には要する
に、軸方向の偏向で80°までの冷却ガス流の偏向が必
要であり、このことは、公知技術で提案されている羽根
列では、羽根壁における流れ境界層の剥離を招く。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題とすると
ころは、有利には吸込冷却で運転され、かつ最適に冷却
されることのできる冒頭に記載した形式の直接ガス冷却
式のターボ発電機のロータを形成することにある。
ころは、有利には吸込冷却で運転され、かつ最適に冷却
されることのできる冒頭に記載した形式の直接ガス冷却
式のターボ発電機のロータを形成することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によれ
ば請求項1に記載されているように、フローカスケード
が少なくとも2段に形成されており、第1のフローカス
ケード段(3b)が、主として圧力発生特性を有する減
速フローカスケードを形成しており、かつ、第2のフロ
ーカスケード段(30b)が主として偏向特性を有する
減速フローカスケードを形成していることにより解決さ
れる。
ば請求項1に記載されているように、フローカスケード
が少なくとも2段に形成されており、第1のフローカス
ケード段(3b)が、主として圧力発生特性を有する減
速フローカスケードを形成しており、かつ、第2のフロ
ーカスケード段(30b)が主として偏向特性を有する
減速フローカスケードを形成していることにより解決さ
れる。
【0009】
【発明の効果】本発明の利点とするところは特に、2段
式のフローカスケードにより、一面においては第1のカ
スケード段内で冷却媒体流の所望の圧力上昇が強制的に
生ぜしめられ、かつ他面において第2のカスケード段内
で冷却媒体流の所要の偏向が実施されることにある。冷
却媒体流の圧力上昇と偏向とのこのような機能の分離に
より、吸込冷却原理の使用においてロータボディ及びロ
ータ巻線内に存在する冷却通路の最適な入射流が最も少
なくい衝撃損失で保証される。
式のフローカスケードにより、一面においては第1のカ
スケード段内で冷却媒体流の所望の圧力上昇が強制的に
生ぜしめられ、かつ他面において第2のカスケード段内
で冷却媒体流の所要の偏向が実施されることにある。冷
却媒体流の圧力上昇と偏向とのこのような機能の分離に
より、吸込冷却原理の使用においてロータボディ及びロ
ータ巻線内に存在する冷却通路の最適な入射流が最も少
なくい衝撃損失で保証される。
【0010】本発明の特に有利な構成では、圧力発生特
性を有す第1のフローカスケード段が電気機械の主ベン
チレータに面して配置されており、かつ、偏向特性を有
する第2のフローカスケード段がロータ巻線に面して配
置されている。この場合、これらのフローカスケード段
は軸方向で互いに分離されており、換言すれば、これら
のフローカスケード段は互いに軸方向でオーバラップし
ていない。
性を有す第1のフローカスケード段が電気機械の主ベン
チレータに面して配置されており、かつ、偏向特性を有
する第2のフローカスケード段がロータ巻線に面して配
置されている。この場合、これらのフローカスケード段
は軸方向で互いに分離されており、換言すれば、これら
のフローカスケード段は互いに軸方向でオーバラップし
ていない。
【0011】改善された冷却媒体流案内ひいてはロータ
の冷却の特別有利な作用は、ロータキャップ板の内縁と
ロータ軸との間に位置して冷却媒体流を制限する壁がロ
ータコイルヘッドへ向かって円錐状にテーパした輪郭を
有している場合に得られる。
の冷却の特別有利な作用は、ロータキャップ板の内縁と
ロータ軸との間に位置して冷却媒体流を制限する壁がロ
ータコイルヘッドへ向かって円錐状にテーパした輪郭を
有している場合に得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】次ぎに、図示の実施例につき本発
明を詳細に説明する。
明を詳細に説明する。
【0013】図1に示された空冷式のターボ発電機は機
械ハウジング1を備えており、この機械ハウジングは部
分積層薄板2から成るステータ積層体を備えている。ス
テータ積層体内には半径方向の通気スリット3がそれぞ
れの部分積層薄板の間に設けられている。ロータ4は、
タイロッド8を介して基礎7に結合された軸受台付き軸
受5,6内に支承されている。
械ハウジング1を備えており、この機械ハウジングは部
分積層薄板2から成るステータ積層体を備えている。ス
テータ積層体内には半径方向の通気スリット3がそれぞ
れの部分積層薄板の間に設けられている。ロータ4は、
タイロッド8を介して基礎7に結合された軸受台付き軸
受5,6内に支承されている。
【0014】基礎7は基礎ピット10を備えており、こ
の基礎ピットは機械ハウジング1の全長にわたり延びて
いて機械ハウジング1のほぼ全幅を受容している。この
基礎ピツト10内には電気機械の冷却装置11が配置さ
れている。その場合、冷却装置11の入口は、ロータ4
の両側に配置された主ベンチレータ12の流出室に接続
されており、かつ冷却装置11の出口は補償室13内に
開口している。冷却装置11を通流する冷却ガスは矢印
で示されており、その場合、流入する熱ガスが符号18
により、かつ流出する冷ガスが符号19により示されて
いる。符号を備えないその他の矢印は冷却ガスの冷却回
路を示している。この電気機械は冷却に関して対称的に
構成されているため、冷却回路は機械半部においてのみ
矢印により明確にされている。
の基礎ピットは機械ハウジング1の全長にわたり延びて
いて機械ハウジング1のほぼ全幅を受容している。この
基礎ピツト10内には電気機械の冷却装置11が配置さ
れている。その場合、冷却装置11の入口は、ロータ4
の両側に配置された主ベンチレータ12の流出室に接続
されており、かつ冷却装置11の出口は補償室13内に
開口している。冷却装置11を通流する冷却ガスは矢印
で示されており、その場合、流入する熱ガスが符号18
により、かつ流出する冷ガスが符号19により示されて
いる。符号を備えないその他の矢印は冷却ガスの冷却回
路を示している。この電気機械は冷却に関して対称的に
構成されているため、冷却回路は機械半部においてのみ
矢印により明確にされている。
【0015】この場合、冷却原理は熱ガス18がベンチ
レータ12を介して冷却装置11に供給されるいわゆる
リバース冷却又は吸込冷却である。冷却ガス流は補償室
13内で冷ガス室14及び16に分配され、その際、部
分流が形成される。第1の部分流は案内薄板26とイン
ナケーシング21との間を通って直にロータ4へ流入
し、第2の部分流はコイルヘッド27を通って機械空気
隙間25内へ流入し、かつ第3の冷却ガス流は冷ガス室
16と通気スリット3とを通って空気隙間25内へ流入
する。空気隙間25からは冷却ガス流がベンチレータ1
2により通気スリット3と熱ガス室15,17とを通っ
てインナケーシング21とアウタケーシング20との間
へ吸い込まれ、次いで基礎ピツト10を通って冷却装置
11へ案内される。
レータ12を介して冷却装置11に供給されるいわゆる
リバース冷却又は吸込冷却である。冷却ガス流は補償室
13内で冷ガス室14及び16に分配され、その際、部
分流が形成される。第1の部分流は案内薄板26とイン
ナケーシング21との間を通って直にロータ4へ流入
し、第2の部分流はコイルヘッド27を通って機械空気
隙間25内へ流入し、かつ第3の冷却ガス流は冷ガス室
16と通気スリット3とを通って空気隙間25内へ流入
する。空気隙間25からは冷却ガス流がベンチレータ1
2により通気スリット3と熱ガス室15,17とを通っ
てインナケーシング21とアウタケーシング20との間
へ吸い込まれ、次いで基礎ピツト10を通って冷却装置
11へ案内される。
【0016】図3は拡大されたひいては詳細な断面図示
によりロータ4への冷却ガス供給領域を示す。冷却空気
19は案内薄板26とインナケーシング21との間を通
って、ロータ軸28とリング状の支持体23との間に形
成された冷却空気流入通路へ流入する。この流入通路は
流れ方向でロータ巻線29へ向かって2つのフローカス
ケード段30a,30bを備えており、その場合、それ
ぞれのフローカスケード段は、リング状の支持体23の
内周に配置された多数の回転羽根を備えている。その場
合、フローカスケード段30a,30bは互いにオーバ
ラップしないようにロータ4の軸線方向で隔てられてい
る(図4参照)。
によりロータ4への冷却ガス供給領域を示す。冷却空気
19は案内薄板26とインナケーシング21との間を通
って、ロータ軸28とリング状の支持体23との間に形
成された冷却空気流入通路へ流入する。この流入通路は
流れ方向でロータ巻線29へ向かって2つのフローカス
ケード段30a,30bを備えており、その場合、それ
ぞれのフローカスケード段は、リング状の支持体23の
内周に配置された多数の回転羽根を備えている。その場
合、フローカスケード段30a,30bは互いにオーバ
ラップしないようにロータ4の軸線方向で隔てられてい
る(図4参照)。
【0017】ベンチレータ12に面して位置するフロー
カスケード段30bは主として圧力発生特性を有する減
速段として形成されており、かつ、ロータ巻線29に面
して位置していて流れ方向でフローカスケード段30b
に続くフローカスケード段30aは主として偏向特性を
有する減速段として形成されている。ロータ内への冷却
媒体の流入をさらに最適にするために、この流入通路は
ロータ巻線29へ向かって円錐状にテーパして形成され
ており、その際、この目的のためにロータ軸28は相応
して次第に太く形成されている。この場合の注意点は、
この輪郭付与は一例に過ぎないことである。本発明によ
れば、同様に、リング状の支持体23の付加的な又は別
の単独の輪郭付与を行うことが考えられる。
カスケード段30bは主として圧力発生特性を有する減
速段として形成されており、かつ、ロータ巻線29に面
して位置していて流れ方向でフローカスケード段30b
に続くフローカスケード段30aは主として偏向特性を
有する減速段として形成されている。ロータ内への冷却
媒体の流入をさらに最適にするために、この流入通路は
ロータ巻線29へ向かって円錐状にテーパして形成され
ており、その際、この目的のためにロータ軸28は相応
して次第に太く形成されている。この場合の注意点は、
この輪郭付与は一例に過ぎないことである。本発明によ
れば、同様に、リング状の支持体23の付加的な又は別
の単独の輪郭付与を行うことが考えられる。
【0018】リング状の支持体23の内周の部分的な展
開図(図4)をみると、規則的な間隔で充填片24がそ
れぞれのフローカスケード段の隣合う回転羽根の間に設
けられており、その場合、この充填片24はフローカス
ケード段30a,30bの羽根輪郭に相応して形成され
ている。図4で段状の切断線A−Aに沿った充填片24
の縦断面が図2に示されている。
開図(図4)をみると、規則的な間隔で充填片24がそ
れぞれのフローカスケード段の隣合う回転羽根の間に設
けられており、その場合、この充填片24はフローカス
ケード段30a,30bの羽根輪郭に相応して形成され
ている。図4で段状の切断線A−Aに沿った充填片24
の縦断面が図2に示されている。
【0019】リング状の支持体23は図2に示したよう
に、そのフランジにより軸方向でロータキャップ板22
当接しており、かつこのロータキャップ板にねじ9によ
り結合されている。リング状の支持体23の取付け、場
合によっては取外しを簡単にするために、支持体23は
2部分構成で、要するに2つの半リングとして形成され
ている。
に、そのフランジにより軸方向でロータキャップ板22
当接しており、かつこのロータキャップ板にねじ9によ
り結合されている。リング状の支持体23の取付け、場
合によっては取外しを簡単にするために、支持体23は
2部分構成で、要するに2つの半リングとして形成され
ている。
【0020】図示の回転羽根式フローカスケード段の使
用によりロータ内への冷却媒体入射流における衝撃損失
の著しい軽減が達成され、その際、比較的高い冷却媒体
圧によりすべてのロータ冷却通路の最適な入射流が生じ
る。公知技術に対比してほぼ40%増大した冷却媒体装
入量が得られる。
用によりロータ内への冷却媒体入射流における衝撃損失
の著しい軽減が達成され、その際、比較的高い冷却媒体
圧によりすべてのロータ冷却通路の最適な入射流が生じ
る。公知技術に対比してほぼ40%増大した冷却媒体装
入量が得られる。
【0021】さらに本発明によれば、例えば3つのフロ
ーカスケード段を備えた羽根式フローカスケード装置も
考えられる。
ーカスケード段を備えた羽根式フローカスケード装置も
考えられる。
【図1】吸込冷却原理にもとづく閉じた冷却回路を備え
た空冷式のターボ発電機の略示縦断面図である。
た空冷式のターボ発電機の略示縦断面図である。
【図2】図1のXで示す破線で囲んだ部分を図4のA−
A線に沿って断面した拡大詳細図である。
A線に沿って断面した拡大詳細図である。
【図3】図1のXで示す破線で囲んだ部分を図4のB−
B線に沿って断面した別の拡大詳細図である。
B線に沿って断面した別の拡大詳細図である。
【図4】フローカスケードを備えたロータキャップ板の
展開図である。
展開図である。
【符号の説明】 1 機械ハウジング、 2 部分積層薄板、 3 通気
スリット、 4 ロータ、 5,6 軸受台付き軸受、
7 基礎、 8 タイロッド、 9 ねじ、10 基
礎ピット、 11 冷却装置、 12 主ベンチレー
タ、 13 補償室、 14,16 冷ガス室、 1
5,17 熱ガス室、 18 冷却装置の熱い空気、
19 冷却装置の冷空気、 20 アウタケーシング、
21 インナケーシング、 22 ロータキャップ
板、 23 フランジを備えたリング状の支持体、 2
4 充填片、 25 空気隙間、 26 案内薄板、
27コイルヘッド、 28 ロータ軸、 29 ロータ
コイルヘッド、 30a,30b フローカスケード段
スリット、 4 ロータ、 5,6 軸受台付き軸受、
7 基礎、 8 タイロッド、 9 ねじ、10 基
礎ピット、 11 冷却装置、 12 主ベンチレー
タ、 13 補償室、 14,16 冷ガス室、 1
5,17 熱ガス室、 18 冷却装置の熱い空気、
19 冷却装置の冷空気、 20 アウタケーシング、
21 インナケーシング、 22 ロータキャップ
板、 23 フランジを備えたリング状の支持体、 2
4 充填片、 25 空気隙間、 26 案内薄板、
27コイルヘッド、 28 ロータ軸、 29 ロータ
コイルヘッド、 30a,30b フローカスケード段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリストフ ヒルシュ スイス国 ヴィンディッシュ エーラッカ ーシュトラーセ 12 (72)発明者 ミヒャエル ユング ドイツ連邦共和国 ドーゲルン アーホル ンヴェーク 9 (72)発明者 ヨハン シューベルト スイス国 メーゲンヴィル クヴェレンシ ュトラーセ 3 (72)発明者 ハンス ツィマーマン スイス国 メンヒャルトルフ ヴィーゼン シュトラーセ 9
Claims (4)
- 【請求項1】 ロータキャップ板(22)の内縁とロー
タ軸(28)との間の環状隙間内にフローカスケード
(30,30b)を備えた直接ガス冷却式のターボ発電
機のロータにおいて、フローカスケード(30a,30
b)が少なくとも2段に形成されており、第1のフロー
カスケード段(3b)が、主として圧力発生特性を有す
る減速フローカスケードを形成しており、かつ、第2の
フローカスケード段(30b)が主として偏向特性を有
する減速フローカスケードを形成していることを特徴と
する直接冷却式のターボ発電機のロータ。 - 【請求項2】 圧力発生特性を有する第1のフローカス
ケード段(30b)が主ベンチレータに面して配置され
ており、かつ、偏向特性を有する第2のフローカスケー
ド段(30a)がロータコイルヘッド(29)に面して
配置されている請求項1記載のロータ。 - 【請求項3】 第1のフローカスケード段(30b)と
第2のフローカスケード段(30a)とがロータ(4)
の軸方向でオーバラップしていない請求項1又は2記載
のロータ。 - 【請求項4】 ロータキャップ板(22)とロータ軸
(28)との間に位置して冷却ガス流を制限する壁がロ
ータコイルヘッド(27)へ向かって円錐状にテーパし
た輪郭を有している請求項1記載のロータ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19653839A DE19653839A1 (de) | 1996-12-21 | 1996-12-21 | Rotor eines Turbogenerators mit direkter Gaskühlung |
DE19653839.4 | 1996-12-21 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10201176A true JPH10201176A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=7815894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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