JPH10201113A - ディジタルコードレス用多機能充電器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のディジタルコードレスシステムに用い
られる子機（ＰＳ）との組み合せによる充電器は、子機
の非携帯時の置き台あるいは子機の内蔵電池の充電機能
をはたすものでしかなかった。 【解決手段】 本来の充電機能をはたすだけでなく、子
機１と充電器２の間に非接触型の制御情報リンク２−１
を設け、子機１と充電器２の間の制御情報をシリアルに
通信することを可能とし、小型・低電力が要求される子
機・充電器の機能拡張を図るものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はディジタルコードレ
ス子機（Personal Station）の充電器の機能拡張に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、ディジタルコードレスシステムで
用いられる子機（ＰＳ）は、携帯性を重視するがため、
小型、軽量化に向けて開発が進められて来た。

【０００３】また、そのサービス機能は、ディジタルコ
ードレスシステムの親機（CentralStation)との間の無
線チャネルを介した制御情報により実現されており、こ
れが唯一の手段であった。

【０００４】通常子機（ＰＳ）は、非携帯時には充電器
（チャージャ）の上に置かれ、内蔵の電池の充電を行
い、携帯時の動作のための電源確保が行われていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の子機
（ＰＳ）との組み合せによる充電器は、子機の非携帯時
の置き台あるいは子機の内蔵電池の充電機能をはたすも
のでしかなかった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、本
来の充電機能をはたすだけでなく、子機（ＰＳ）と充電
器間に非接触型の制御情報リンクを設け、子機と充電器
の間の制御情報をシリアルに通信することを可能とし、
小型、低電力が要求される子機・充電器の機能拡張を図
るものである。

【０００７】

【発明の実施の形態】図１は本発明の実施形態を説明す
るためのブロック図である。

【０００８】図に示すように子機１は、親機（ＣＳ）と
の無線送受信部１−１と、ベースバンド信号の符号化／
復号化、所定のフォーマットへの分解・組立を行うため
の変復調チャネルコーデック１−２と、制御部１−３
と、充電器側の制御情報リンクとのシリアルインタフェ
ース１−４と、操作キー及び発光ダイオード（ＬＥＤ）
の光を拡散するＬＣＤ表示器１−５と、電源部１−６か
ら構成される。

【０００９】充電器２側は、子機１との制御情報をシリ
アルに通信を行う非接触型の制御情報リンク２−１と、
制御情報リンク２−１とのシリアルインタフェース２−
２と、制御部２−３と、ＬＣＤ表示器２−４と、発光ダ
イオード（ＬＥＤ）群２−５と、操作キー２−６と、充
電端子２−７から構成される。

【００１０】子機１と充電器２の間は、従来から有る充
電のための金属接点の充電端子２−７の他、新たに非接
触型の制御情報リンク２−１を設けたものである。この
制御情報リンク２−１は、例えば、赤外線発光、受光素
子の組み合せにより構成し、子機１と充電器２の間の制
御情報をシリアルに通信することを可能としたものであ
る。

【００１１】次に、この制御情報リンク２−１の動作・
機能について説明する。

【００１２】制御情報リンク２−１は、子機１を充電器
２に設置する時に限らず、赤外光による情報授受が可能
な距離において、子機１と充電器２の間の通信が行える
ことを意図している。

【００１３】制御情報リンク２−１を通して授受される
情報としては、子機１から充電器２へは、親機（ＣＳ）
から無線リンクを介して報告されるサービス情報、例え
ば着信、発番、表示情報などがある。

【００１４】又、子機１の操作によるＫＥＹ情報、例え
ばダイヤル、ファンクションキー押下情報などがある。

【００１５】充電器２から子機１へは、充電器２側の各
種ファンクションキー操作時の押下情報がある。

【００１６】又、自動発信、自動応答など、あらかじめ
設定された条件が整った時に行う発信、着信応答情報な
どがある。

【００１７】以上のように、子機１と充電器２間の制御
情報をシリアルに通信することが可能な制御情報リンク
２−１を充電器２側に設けることにより、以下のような
機能拡張を図ることが可能となる。

【００１８】従来、携帯性を重視するために小型化さ
れ、無理に小さな盤面にせざるを得なかった子機１のＬ
ＣＤ表示、各種ダイヤルキー、ファンクションキーを充
電器２側に設置することにより、非携帯時の発信操作等
の操作性が向上する。

【００１９】小型な子機１のため、盤面スペース上不可
能であった多くの発光ダイオード（ＬＥＤ）の配置、フ
ァンクションキーの配置が充電器２側で行える。

【００２０】又、充電器２側において自動発・着信機能
の付加が可能となる。この場合、音声情報を子機１のイ
ヤホンジャックから新たに充電器２に接続しても良い
し、又、子機１と充電器２の間に新たな情報チャネルを
形成し、これを用いて音声等の主情報の授受を行っても
良い。

【００２１】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、携
帯時の子機（ＰＳ）は通常必須の通信機能だけをもち、
他機能の部材は子機（ＰＳ）の充電器側に配置すること
により、充電器の機能拡充及び子機（ＰＳ）の操作性の
向上が図れるとともに、小型、低電力が要求される子機
（ＰＳ）の機能拡張には極めて有用である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態を説明するためのブロック図

【符号の説明】

１ 子機（ＰＳ） １−１ 無線送受信部 １−２ 変復調チャネルコーディック １−３，２−３ 制御部 １−４，２−２ シリアルインタフェース １−５ 操作キー及びＬＣＤ表示器 １−６ 電源部 ２ 充電器 ２−１ 制御情報リンク ２−４ ＬＣＤ表示器 ２−５ 発光ダイオード（ＬＥＤ）群 ２−６ 操作キー ２−７ 充電端子

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｍ 1/00 Ｈ０４Ｂ 7/26 １０９Ｍ １０９Ｔ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ディジタルコードレスシステムにおける
   子機と充電器間にシリアルに情報の授受を行う制御情報
   リンクを設け、 前記子機と充電器間でサービスに関する制御情報を授受
   することにより、充電器側の表示手段、キー入力手段を
   用いて、子機を介して親機側のサービス情報を授受する
   ことを特徴とするディジタルコードレス用多機能充電
   器。
2. 【請求項２】 前記制御情報リンクは非接触タイプであ
   ることを特徴とする請求項１に記載のディジタルコード
   レス用多機能充電器。