JPH10200625A - 電話端末装置 - Google Patents

電話端末装置

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JPH10200625A
JPH10200625A JP539597A JP539597A JPH10200625A JP H10200625 A JPH10200625 A JP H10200625A JP 539597 A JP539597 A JP 539597A JP 539597 A JP539597 A JP 539597A JP H10200625 A JPH10200625 A JP H10200625A
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JP
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microphone
circuit
amplifier
power supply
terminal
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JP539597A
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English (en)
Inventor
Kenichi Umiga
堅一 海賀
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズ成分を的確に抑制し外付けアンプ回路
を必要としない電話端末装置を得る。 【解決手段】 マイク3回路からの電気信号を増幅する
ためのマイクアンプ21を有する集積回路素子6と、送
話動作に応じて前記集積回路素子6から制御電源電圧を
供給され前記マイク3回路にバイアス電圧を印加するた
めのバイアス電圧印加手段17とを備え、前記マイクア
ンプ21を差動増幅器として構成して、その一方の端子
に前記マイク3回路からの電気信号を印加し、他方の端
子に前記制御電源電圧に応じた電圧を印加するととも
に、前記マイクアンプ21の他方の端子におけるノイズ
成分に対応する補償成分を前記バイアス電圧印加手段1
7を介して前記マイク3回路に供給するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、PHS端末等の
電話端末装置におけるマイク周辺の送話回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】PHS端末は、小型・軽量化が進み、さ
らなる部品点数の削減と短期開発が必要とされている。
そこで、マイクアンプ内蔵のベースバンドICが開発さ
れている。しかし、PHS端末におけるノイズ成分のた
め、このノイズ成分を低減するために外付け回路が増加
する結果となっている。このノイズ成分とは、無線の送
受信を常時ではなく時分割で行うことによる電源ノイズ
であり、図4はその送受信と電源ノイズを示す図であ
る。
【0003】PHS端末は、5ms内の時間間隔フレー
ムにおいて図4に示すように送受信動作を行っている。
基地局CSにおいては、TX1〜TX4・RX1〜RX
4の時分割チャネルのうち、当該PHS端末PSに割り
当てられたチャネルTX1では、PHS端末PSの受信
回路が受信チャネルRXとしてON動作を行い、同様
に、当該PHS端末に割り当てられたチャネルRX1で
は、PHS端末PSの送信回路が送信チャネルTXとし
てON動作を行う。このように、回路の消費電流を減ら
すため、送信回路・受信回路の電源は、その都度ON/
OFF動作されており、特に送信時には、その影響が大
きい。その結果、特に送信時における625μsの時間
間隔での電源ON/OFF動作の際、電源へのリップル
が発生し、電源ノイズとしてのノイズ成分が発生するの
である。
【0004】このリップルは十分に容量の大きなコンデ
ンサを追加すれば小さくすることはできるが、小型化が
必要なPHS端末においては現実的ではない。特に、ゲ
インの大きなマイクアンプ回路にとっては、このリップ
ルは無視できるレベルではなく、通話相手にとってはノ
イズとして聞えてしまう。
【0005】図5に、その様子を示す。図において、1
は送話回路にノイズが発生しているPHS端末、2は通
話相手のPHS端末で、受話音に雑音が発生している状
態である。小型・軽量化のためにベースバンドIC内に
マイクアンプを取り込んだベースバンドICでは、上記
の理由により、そのままマイクアンプとしての利用がで
きなかった。そのため、外付けでアンプ回路を構成して
いた。
【0006】図6は、従来の回路構成である。この回路
では、外付けアンプ回路として構成され、しかも、回路
規模が増えるため、アンテナからの電波をアンプ回路が
検波等をしてしまうことになり、そのための対策部品が
更に追加されるという状況を生じていた。図において、
3は音声を電気信号に変換する送話のためのマイク、4
はベースバンドICに送話信号の振幅を増幅して入力す
るための外付けアンプ、5はマイクを動作させるために
マイクにバイアス電圧を印加するためのマイク用バイア
ス回路、6はPHS端末によって通信/通話するため
に、RF回路と信号をやりとりするためのベースバンド
IC、7はベースバンドIC内のアナログ回路の動作の
ための1/2Vccを発生/供給するための内部回路用基
準電圧発生回路、8はベースバンドIC内のマイクアン
プ、9は内部回路用基準電圧発生回路7に制御電源電圧
Vccを供給する制御電源、10はマイク用バイアス回路
5と外付けアンプ4に電源を供給し、しかも電源のON
/OFF制御機能も持っているMIC PS、11はマイク3
のバイアスレベルと外付けアンプ4のバイアスレベルが
異なるため、直流分をカットするためのコンデンサ、1
2は外付けアンプ4のバイアスレベルとマイクアンプ8
のバイアスレベルが異なるため、直流分をカットするた
めのコンデンサである。
【0007】この従来の外付けアンプ回路における具体
的な対策としては、小容量のコンデンサを各部に効果的
に配置する方策が主な対策であったが、パターンや部品
配置の影響が大きく、機種ごとまたは基板変更ごとにカ
ットアンドトライを必要とし、効果も不安定であった。
【0008】図7は、外付けアンプにおける具体的な対
策のコンデンサを入れた例である。図において、13は
オペアンプ、14は外付けアンプ用ノイズ対策コンデン
サ、15はマイク内蔵ノイズ対策コンデンサ、16はマ
イク回路へ電流を供給するバイアス抵抗である。
【0009】次に、動作について説明する。図6におい
て、送話の対象となる音声は、マイク3で電気信号に変
換される。なお、マイク3は動作させるために電圧を加
える必要があり、マイク用バイアス回路5にて必要な電
圧が供給される。
【0010】マイク3の出力はコンデンサ11を通して
外付けアンプ4に入力され、ベースバンドIC6で必要
なレベルまで増幅される。しかし、大きなゲイン(2
3.5dB)を必要とするため、各種ノイズ対策を必要と
する。その詳細については図7にて説明する。
【0011】外付けアンプ4の出力はコンデンサ12を
通してベースバンドIC6内のマイクアンプ8に入力さ
れる。このマイクアンプ8のゲインは、外付けアンプ4
のゲインを高く設定しているため、それほど大きなレベ
ルは必要としない(6dB)。よって、外付けアンプ4か
らの入力信号に対して、特にノイズ対策は必要としな
い。
【0012】次に、図7について説明する。この図は、
図6のマイク3と外付けアンプ4とマイク用バイアス回
路5の詳細回路について説明したものである。この回路
では、基本的な差動増幅回路に各種のノイズ対策用コン
デンサが入っている。基本的にはコモンモードノイズに
対しては、差動増幅方式自体がノイズをキャンセルして
出力するが、外付けアンプ用ノイズ対策コンデンサ14
およびマイク内蔵ノイズ対策コンデンサ15は、高周波
の輻射ノイズに対してインピーダンスを下げる効果を持
っている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の外付けアンプを
必要とする回路では、部品点数の増加となり、PHS端
末の小型・軽量化の要求に対してはマイナス要素となっ
てしまう。また、回路の各場所に追加するコンデンサも
パターンや部品配置の影響が大きく、常にカットアンド
トライを必要とし、開発期間の短縮化の妨げになってし
まう。そして、外付けアンプを削除しベースバンドIC
内のマイクアンプのゲインをその分高く設定すると、G
NDや電源系から回り込むコモンモードノイズの影響を
大きく受けてしまい送話にノイズが発生してしまう。
【0014】刊行物としての従来の技術には、特開昭2
−288423号公報等が見受けられる。しかしなが
ら、これらによっても、上記問題点を解決できるもので
はなかった。
【0015】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、ノイズ成分を的確に抑制し外
付けアンプ回路を必要としない電話端末装置を得ようと
するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明の電話端末装
置においては、音声を電気信号に変換するマイクと、前
記マイク回路からの電気信号を増幅するためのマイクア
ンプを有する集積回路素子と、送話動作に応じて前記集
積回路素子から制御電源電圧を供給され前記マイク回路
にバイアス電圧を印加するバイアス電圧印加手段とを備
え、前記マイクアンプを差動増幅器として構成して、そ
の一方の端子に前記マイク回路からの電気信号を印加
し、他方の端子に前記制御電源電圧に応じた電圧を印加
するとともに、前記マイクアンプの他方の端子における
ノイズ成分に対応する補償成分を前記マイク回路に供給
することを特徴とする。
【0017】第2の発明の電話端末装置においては、音
声を電気信号に変換するマイクと、前記マイク回路から
の電気信号を増幅するためのマイクアンプを有する集積
回路素子と、送話動作に応じて前記集積回路素子から制
御電源電圧を供給され前記マイク回路にバイアス電圧を
印加するバイアス電圧印加手段とを備え、前記マイクア
ンプを差動増幅器として構成して、その一方の端子に前
記マイク回路からの電気信号を印加し、他方の端子に前
記制御電源電圧に応じた電圧を印加するとともに、前記
マイクアンプの他方の端子におけるノイズ成分の直流分
および交流分に対応する補償成分を前記バイアス電圧印
加手段を介して前記マイク回路に供給することを特徴と
する。
【0018】第3の発明の電話端末装置においては、バ
イアス電圧印加手段を介して前記マイク回路に供給され
るノイズ成分に対応する補償成分を伝達する手段として
コンデンサを用いることを特徴とする。
【0019】第4の発明の電話端末装置においては、コ
ンデンサのプラス側端子の電位をマイナス側の電位より
も高く確保してコンデンサの極性を保証する手段を設け
たことを特徴とする。
【0020】第5の発明の電話端末装置においては、音
声を電気信号に変換するマイクと、前記マイク回路から
の電気信号を増幅するためのマイクアンプおよび内部回
路用として基準電圧を発生する基準電圧発生回路を有す
る集積回路素子と、送話動作に応じて前記集積回路素子
から制御電源電圧を供給され前記マイク回路にバイアス
電圧を印加するバイアス電圧印加手段と、前記バイアス
電圧印加手段を構成しコレクタに送話動作に応じ制御電
源電圧を受けてベースに前記基準電圧発生回路の基準電
圧出力を受けエミッタをマイク回路に接続してマイクア
ンプの回路におけるノイズ成分の直流分に対応する補償
成分を前記マイク回路に供給するためのトランジスタ
と、前記バイアス電圧印加手段を構成しプラス側に前記
基準電圧発生回路の基準電圧出力を受けてマイナス側を
前記トランジスタのエミッタに接続されマイクアンプ回
路におけるノイズ成分の交流分に対応する補償成分を前
記マイク回路に供給するためのコンデンサとを備え、前
記マイクアンプを差動増幅器として構成して、その一方
の端子に前記マイクからの電気信号を印加し、他方の端
子に前記制御電源電圧に応じた電圧を印加するととも
に、前記マイクアンプの他方の端子におけるノイズ成分
の直流分および交流分に対応する補償成分を前記バイア
ス電圧印加手段を介して前記マイク回路に供給すること
を特徴とする。
【0021】第6の発明の電話端末装置においては、音
声を電気信号に変換するマイクと、前記マイク回路から
の電気信号を増幅するためのマイクアンプを有する集積
回路素子と、送話動作に応じて前記集積回路素子から制
御電源電圧を供給され前記マイク回路にバイアス電圧を
印加するバイアス電圧印加手段と、送話動作に応じて導
通する第1のトランジスタと、前記バイアス電圧印加手
段を構成し前記第1のトランジスタの導通に応じて導通
し制御電源電圧を前記マイク回路に供給する第2のトラ
ンジスタとを備え、前記マイクアンプ回路を差動増幅器
として構成して、その一方の端子に前記マイクからの電
気信号を印加し、他方の端子に前記制御電源電圧に応じ
た電圧を印加するとともに、前記マイクアンプの他方の
端子におけるノイズ成分に対応する補償成分を前記マイ
ク回路に供給することを特徴とする。
【0022】第7の発明の電話端末装置においては、音
声を電気信号に変換するマイクと、前記マイク回路から
の電気信号を増幅するためのマイクアンプおよび内部回
路用として基準電圧を発生する基準電圧発生回路を有す
る集積回路素子と、送話動作に応じて前記集積回路素子
から制御電源電圧を供給され前記マイク回路にバイアス
電圧を印加するバイアス電圧印加手段と、前記バイアス
電圧印加手段を構成しベースに送話動作に応じ制御電源
電圧を印加されてエミッタを接地され送話動作に応じて
導通する第1のトランジスタと、前記第1のトランジス
タのコレクタにベースを接続されダイオードを介してエ
ミッタに制御電源電圧を印加されてコレクタを前記マイ
ク回路に接続され前記第1のトランジスタの導通に応じ
て導通し制御電源電圧を前記マイク回路に供給する第2
のトランジスタと、前記第2のトランジスタのエミッタ
にプラス側を接続され前記基準電圧発生回路の基準電圧
出力をマイナス側に受けるコンデンサとを備え、前記マ
イクアンプ回路を差動増幅器として構成して、その一方
の端子に前記マイク回路からの電気信号を印加し、他方
の端子に前記制御電源電圧に応じた電圧を印加するとと
もに、前記マイクアンプの他方の端子におけるノイズ成
分の直流分および交流分に対応する補償成分を前記バイ
アス電圧印加手段を介して前記マイク回路に供給するこ
とを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図1お
よび図2について説明する。図1は、実施の形態1の基
本構成回路を示す回路図である。図において、3は音声
を電気信号に変換する送話のためのマイク、6はPHS
端末によって通信/通話するために、RF回路と信号を
やりとりするための集積回路素子からなるベースバンド
IC、7はベースバンドIC内のアナログ回路の動作の
ための基準電圧Vref を発生/供給するための内部回路
用基準電圧発生回路、9は内部回路用基準電圧発生回路
7に制御電源電圧Vccを供給する制御電源、10はマイ
ク用バイアス回路17に電源を供給し、しかも電源ON
/OFF制御機能も持っていて、制御電源電圧入切スイ
ッチ手段を構成するMIC PS、12はマイク3回路のバイ
アスレベルとマイクアンプ21回路のバイアスレベルが
異なるため、直流分をカットするためのコンデンサであ
る。
【0024】17は、この実施の形態1における特有の
構成を持つマイク用バイアス回路からなるバイアス電圧
印加手段である。18は、ベースバンドICの内部回路
用基準電圧発生回路7から出力される基準電圧Vref で
あり、その電圧値は制御電源電圧Vcc9の半分の電圧
(=1/2Vcc)となっている。また、この電圧Vref
18はベースバンドIC6内のアナログ回路の基準電圧
となっている。19はNPNトランジスタであり、ON
/OFF制御されている電源をマイク3のバイアス電圧
として供給する機能を果たしている。20はコンデンサ
であり、極性を持っている。PHS端末では小型化のた
め、このようなコンデンサはチップタンタルコンデンサ
を使用することが多い。21はマイクアンプであり、こ
の実施の形態1において、ゲインは30dBに設定され
ている。
【0025】ここで、マイクアンプ21は、差動増幅器
で構成され、その−端子を構成する一方の端子にはマイ
ク3回路からの信号がコンデンサ12を介して供給され
るとともに、その+端子を構成する他方の端子には内部
回路用基準電圧発生回路7から出力される基準電圧Vre
f 18が供給される。バイアス電圧印加手段17を構成
するNPNトランジスタ19は、そのコレクタに送話動
作に応じ制御電源電圧入切スイッチ手段を構成するMIC
PS10を介して制御電源電圧を受けて、そのベースに基
準電圧発生回路7の基準電圧出力を受け、そのエミッタ
を抵抗16を介してマイク3回路に接続して、マイクア
ンプ21の他方の端子である+端子におけるノイズ成分
の直流分に対応する補償成分をマイク3回路に供給す
る。バイアス電圧印加手段17を構成するコンデンサ2
0は、そのプラス側に基準電圧発生回路7の基準電圧出
力を受けて、そのマイナス側をNPNトランジスタ19
のエミッタに接続され、マイクアンプ21の他方の端子
を構成する+端子におけるノイズ成分の交流分に対応す
る補償成分をマイク3回路に供給する。
【0026】図2は、図1の各部の信号波形を示したも
のであり、22は図4で説明しているノイズ成分、23
はマイク3が出力したマイク信号であり、起伏部分は音
声波形を示している。
【0027】次に、動作について説明する。図1におい
て、送話の対象となる音声は、まずマイク3で微小な電
気信号に変換される。このマイク3のタイプはコンデン
サマイクであり、その動作のためにバイアス電流を必要
とする。そのバイアス電流はマイク用バイアス回路17
から供給される。この回路の動作については後で説明す
る。マイク3から出力された電気信号は、コンデンサ1
2を通してベースバンドIC6に入力される。コンデン
サ12はマイク3とベースバンドIC6のバイアス電圧
が異なるための直流電圧カットの役割がある。ベースバ
ンドIC6に入力された信号は、マイクアンプ21に入
力され、必要な信号レベルまで増幅(この場合、ゲイン
=30dB)され、内部回路へ渡され最終的には送話信号
として、電波で送信される。
【0028】次に、個別の部分について詳しく説明す
る。マイクアンプ21は差動増幅回路であり、基準電圧
はベースバンドIC6内の内部回路用基準電圧発生回路
7から供給される。この電圧は制御電源電圧Vccの半分
の電圧であり、3Vで動作しているベースバンドIC6
においては、1.5Vとなる。このマイクアンプ21は
差動増幅回路であることから、その出力はプラス入力か
らマイナス入力を引いた値が増幅されることになる。よ
って、プラス入力に入力される基準電圧に微小でもノイ
ズ成分があると、このようにゲインの大きな回路では、
大きな信号レベルとなって出力されてしまう。マイク3
の出力信号をノイズの無い状態にすることはできても、
図4で説明したノイズ成分を内部回路用基準電圧発生回
路7においても無くすことはできず基準電圧に出てきて
しまう。
【0029】ベースバンドIC6のアナログ回路用電源
は、制御電源から制御電源電圧Vcc9が供給され、制御
電源電圧入切スイッチ手段を構成するMIC PS10を介し
てマイク用バイアス回路17に供給される。トランジス
タ19のコレクタには、MICPS10からほぼ3Vの電源
が供給される。ベースにはマイクアンプ21に供給され
ているのと同じ電圧(1.5v)が供給される。このト
ランジスタ19の回路はベース電圧を基準とした定電圧
回路として動作し、エミッタにその基準電圧からほぼ
0.6v引いた電圧である0.9vが出力される。その
後、バイアス抵抗16を通して電流をマイク3に供給し
ている。
【0030】この回路で特徴的なのは、このマイク用バ
イアス回路17である。通常、マイク3に供給する電源
はノイズの無い方が良いが、それでは上記で説明したよ
うに基準電圧Vref 18に冗長しているノイズ成分によ
ってマイクアンプ21からはノイズが出力されてしま
う。よって、トランジスタ19により基準電圧Vref 1
8に冗長しているノイズ成分のうち主に直流的なノイズ
成分に対応する補償成分をエミッタにそのまま出力して
いる。
【0031】更にその効果を上げるために、コンデンサ
20で交流的なノイズ成分に対応する補償成分をバイア
スしている。これにより、マイク3回路には制御電源電
圧Vref 18と同じノイズ成分が冗長されることにな
る。その様子は図2のマイク信号23で表している。よ
ってマイクアンプ21のプラス入力からマイナス入力の
差が増幅されることにより、出力にはノイズ成分がキャ
ンセルされ現れないことになる。
【0032】トランジスタ19には、その他にコンデン
サ20を保護する役割がある。極性のあるコンデンサ2
0のマイナス側とつながっているトランジスタ19のエ
ミッタ電圧は、コンデンサ20のプラスとつながってい
るベース電圧より必ず電圧が低くなる。これにより通話
時でない状態でMIC PS10がOFF動作されてもコンデ
ンサ20を壊すことはない。
【0033】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2を図3について説明する。図3は、この実施の形態
2の構成を示す回路図である。図において、3は音声を
電気信号に変換する送話のためのマイク、6はPHS端
末によって通信/通話するために、RF回路と信号をや
りとりするための集積回路素子からなるベースバンドI
C、7はベースバンドIC内のアナログ回路の動作のた
めの基準電圧Vref を発生/供給するための内部回路用
基準電圧発生回路、9は内部回路用基準電圧発生回路7
に制御電源電圧Vccを供給する制御電源、10はマイク
用バイアス回路27に電源を供給し、しかも電源ON/
OFF制御機能も持っていて、制御電源電圧入切スイッ
チ手段を構成するMIC PS、12はマイク3回路のバイア
スレベルとマイクアンプ21回路のバイアスレベルが異
なるため、直流分をカットするためのコンデンサであ
る。16は抵抗である。
【0034】18は、ベースバンドICの内部回路用基
準電圧発生回路7から出力される基準電圧Vref であ
り、その電圧値は制御電源電圧Vcc9の半分の電圧(=
1/2Vcc)となっている。また、この電圧Vref 18
はベースバンドIC6内のアナログ回路の基準電圧とな
っている。20はコンデンサであり、極性を持ってい
る。PHS端末では小型化のため、このようなコンデン
サはチップタンタルコンデンサを使用することが多い。
21はマイクアンプであり、この実施の形態2におい
て、ゲインは30dBに設定されている。
【0035】24はマイク3回路への電源供給をON/
OFF制御するPNPトランジスタ、25はPNPトラ
ンジスタ24に制御電源電圧Vccを供給し、かつ、PN
Pトランジスタ24のエミッタからみた制御電源電圧V
ccのインピーダンスを上げるためのダイオード、26は
制御電源電圧入切スイッチ手段を構成するMIC PS10に
よってON/OFF制御されるトランジスタ、27はこ
の実施の形態2における特有の構成を持つマイク用バイ
アス回路からなるバイアス電圧印加手段である。
【0036】ここで、マイクアンプ21は、差動増幅器
で構成され、その−端子を構成する一方の端子にはマイ
ク3回路からの信号がコンデンサ12を介して供給され
るとともに、その+端子を構成する他方の端子には内部
回路用基準電圧発生回路7から出力される基準電圧Vre
f 18が供給される。NPNトランジスタ26は、その
ベースに制御電源電圧入切スイッチ手段を構成するMIC
PS10を介して制御電源電圧を印加されて、そのエミッ
タを接地され、送話動作に応じて導通する。バイアス電
圧印加手段を構成するコンデンサ20は、そのマイナス
側に基準電圧発生回路7の基準電圧出力を受けて、その
プラス側をPNPトランジスタ24のエミッタに接続さ
れ、マイクアンプ21の他方の端子を構成する+端子に
おけるノイズ成分の交流分に対応する補償成分をマイク
3回路に供給する。バイアス電圧印加手段を構成するP
NPトランジスタ24は、そのベースをNPNトランジ
スタ26のコレクタに接続され、そのエミッタにダイオ
ード25を介して制御電源電圧VCC9を印加されて、そ
のコレクタをマイク3回路に接続され、NPNトランジ
スタ26の導通に応じて導通し、制御電源電圧をマイク
3回路に供給する。
【0037】次に、動作について説明する。基本的な考
え方および基本的な動作は、図1と同じため、ノイズ信
号については図2と共通である。この実施の形態ではマ
イク用バイアス回路とその制御手段を改良してあり、マ
イク3回路へ供給する電圧を上げることができる。
【0038】マイク用バイアス回路27内において、ま
ず、電源の制御電源電圧Vccはダイオード25を通して
PNPトランジスタ24に供給される。このPNPトラ
ンジスタ24のコレクタには、コンデンサ20を通して
基準電圧Vref 18が接続されている。基準電圧Vref
18のノイズ成分に対応する補償成分は実施の形態1と
同様の効果があり、マイク3へのバイアス電圧に供給さ
れる。
【0039】なお、このコンデンサ20の接続において
も極性は保証されていることになる。PNPトランジス
タ24のベースは抵抗を介してトランジスタ26に接続
され、NPNトランジスタ26のベースは抵抗を介して
MIC PS10に接続されている。これにより、通話時にマ
イク3回路を動作させるためにMIC PS10のスイッチが
ON状態のときはNPNトランジスタ26がON状態と
なり、次に、PNPトランジスタ24もON状態とな
る。このようにNPNトランジスタ26によって、マイ
ク用バイアス回路27は制御されている。PNPトラン
ジスタ24のコレクタには3Vの制御電源電圧Vccから
0.7v引いた2.3vが加わる。PNPトランジスタ
24がON状態であれば、そのコレクタには、エミッタ
・コレクタ間の0.2v程度の電圧降下により、2.1
v程度の電圧となる。よって、実施の形態1におけるよ
りも高いバイアス電圧をマイク3回路に供給できること
になる。
【0040】
【発明の効果】第1の発明によれば、マイクアンプを差
動増幅器として構成して、その一方の端子にマイク回路
からの電気信号を印加し、他方の端子に制御電源電圧に
応じた電圧を印加するとともに、前記マイクアンプの他
方の端子におけるノイズ成分に対応する補償成分を前記
マイク回路に供給することにより、ノイズ成分を的確に
抑制し、外付けアンプ回路を必要としない電話端末装置
を得ることができる。
【0041】第2の発明によれば、マイクアンプを差動
増幅器として構成して、その一方の端子にマイク回路か
らの電気信号を印加し、他方の端子に制御電源電圧に応
じた電圧を印加するとともに、前記マイクアンプの他方
の端子におけるノイズ成分の直流分および交流分に対応
する補償成分をバイアス電圧印加手段を介して前記マイ
ク回路に供給することにより、ノイズ成分を的確に抑制
し、外付けアンプ回路を必要としない電話端末装置を得
ることができる。
【0042】第3の発明においては、バイアス電圧印加
手段を介して前記マイク回路に供給されるノイズ成分に
対応する補償成分を伝達する手段としてコンデンサを用
いることにより、ノイズ成分をより的確に抑制し、外付
けアンプ回路を必要としない電話端末装置を得ることが
できる。
【0043】第4の発明によれば、コンデンサのプラス
側端子の電位をマイナス側の電位よりも高く確保してコ
ンデンサの極性を保証する手段を設けたことにより、ノ
イズ成分をより的確に抑制し、外付けアンプ回路を必要
としないばかりでなく、コンデンサの保護を適切に行え
る電話端末装置を得ることができる。
【0044】第5の発明によれば、音声を電気信号に変
換するマイクと、前記マイク回路からの電気信号を増幅
するためのマイクアンプおよび内部回路用として基準電
圧を発生する基準電圧発生回路を有する集積回路素子
と、送話動作に応じて前記集積回路素子から制御電源電
圧を供給され前記マイク回路にバイアス電圧を印加する
ためのバイアス電圧印加手段と、前記バイアス電圧印加
手段を構成しコレクタに送話動作に応じ制御電源電圧入
切スイッチ手段を介して制御電源電圧を受けてベースに
前記基準電圧発生回路の基準電圧出力を受けエミッタを
マイク回路に接続してマイクアンプの回路におけるノイ
ズ成分の直流分に対応する補償成分を前記マイク回路に
供給するためのトランジスタと、前記バイアス電圧印加
手段を構成しプラス側に前記基準電圧発生回路の基準電
圧出力を受けてマイナス側を前記トランジスタのエミッ
タに接続されマイクアンプ回路におけるノイズ成分の交
流分に対応する補償成分を前記マイク回路に供給するた
めのコンデンサとを備え、前記マイクアンプを差動増幅
器として構成して、その一方の端子に前記マイクからの
電気信号を印加し、他方の端子に前記制御電源電圧に応
じた電圧を印加するとともに、前記マイクアンプの他方
の端子におけるノイズ成分の直流分および交流分に対応
する補償成分を前記バイアス電圧印加手段を介して前記
マイク回路に供給することにより、ノイズ成分をより的
確に抑制し、外付けアンプ回路を必要としないばかりで
なく、コンデンサの保護を適切に行える電話端末装置を
得ることができる。
【0045】第6の発明によれば、音声を電気信号に変
換するマイクと、前記マイク回路からの電気信号を増幅
するためのマイクアンプを有する集積回路素子と、送話
動作に応じて前記集積回路素子から制御電源電圧を供給
され前記マイク回路にバイアス電圧を印加するバイアス
電圧印加手段と、前記バイアス電圧印加手段を構成し送
話動作に応じて導通する第1のトランジスタと、前記第
1のトランジスタの導通に応じて導通し制御電源電圧を
前記マイク回路に供給する第2のトランジスタとを備
え、前記マイクアンプ回路を差動増幅器として構成し
て、その一方の端子に前記マイクからの電気信号を印加
し、他方の端子に前記制御電源電圧に応じた電圧を印加
するとともに、前記マイクアンプの他方の端子における
ノイズ成分に対応する補償成分を前記マイク回路に供給
することにより、ノイズ成分をより的確に抑制し、外付
けアンプ回路を必要としないばかりでなく、マイク回路
へ供給するバイアス電圧を比較的高く確保可能な電話端
末装置を得ることができる。
【0046】第7の発明によれば、音声を電気信号に変
換するマイクと、前記マイク回路からの電気信号を増幅
するためのマイクアンプおよび内部回路用として基準電
圧を発生する基準電圧発生回路を有する集積回路素子
と、送話動作に応じて前記集積回路素子から制御電源電
圧を供給され前記マイク回路にバイアス電圧を印加する
バイアス電圧印加手段と、ベースに送話動作に応じ制御
電源電圧を印加されてエミッタを接地され送話動作に応
じて導通する第1のトランジスタと、前記第1のトラン
ジスタのコレクタにベースを接続されダイオードを介し
てエミッタに制御電源電圧を印加されてコレクタを前記
マイク回路に接続され前記第1のトランジスタの導通に
応じて導通し制御電源電圧を前記マイク回路に供給する
第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタのエミ
ッタにプラス側を接続され前記基準電圧発生回路の基準
電圧出力をマイナス側に受けるコンデンサとを備え、前
記マイクアンプ回路を差動増幅器として構成して、その
一方の端子に前記マイク回路からの電気信号を印加し、
他方の端子に前記制御電源電圧に応じた電圧を印加する
とともに、前記マイクアンプの他方の端子におけるノイ
ズ成分の直流分および交流分に対応する補償成分を前記
バイアス電圧印加手段を介して前記マイク回路に供給す
ることにより、ノイズ成分をより的確に抑制し、外付け
アンプ回路を必要としないばかりでなく、マイク回路へ
供給するバイアス電圧を比較的高く確保可能な電話端末
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における回路図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1における各部のノイ
ズ成分とマイクアンプの信号を示す波形図である。
【図3】 この発明の実施の形態2における回路図であ
る。
【図4】 送受信と電源ノイズを示す波形図である。
【図5】 PHS同士で通話した場合におけるノイズの
影響を示す模式図である。
【図6】 従来の技術を示す回路図である。
【図7】 外付けアンプにおける具体的な対策のコンデ
ンサを入れた例を示す回路図である。
【符号の説明】
3 マイク、4 外付けアンプ、5 マイク用バイアス
回路、6 ベースバンドIC、7 内部回路用基準電圧
発生回路、8 マイクアンプ、9 制御電源電圧Vcc、
10 MIC PS、12 コンデンサ、16 抵抗、17
マイク用バイアス回路、18 基準電圧Vref 、19
NPNトランジスタ、20 コンデンサ、21 マイク
アンプ、22 ノイズ成分、23 マイク信号、24
PNPトランジスタ、25 ダイオード、26 NPN
トランジスタ、27 マイク用バイアス回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声を電気信号に変換するマイクと、前
    記マイク回路からの電気信号を増幅するためのマイクア
    ンプを有する集積回路素子と、送話動作に応じて前記集
    積回路素子から制御電源電圧を供給され前記マイク回路
    にバイアス電圧を印加するためのバイアス電圧印加手段
    とを備え、前記マイクアンプを差動増幅器として構成し
    て、その一方の端子に前記マイク回路からの電気信号を
    印加し、他方の端子に前記制御電源電圧に応じた電圧を
    印加するとともに、前記マイクアンプの他方の端子にお
    けるノイズ成分に対応する補償成分を前記マイク回路に
    供給することを特徴とする電話端末装置。
  2. 【請求項2】 音声を電気信号に変換するマイクと、前
    記マイク回路からの電気信号を増幅するためのマイクア
    ンプを有する集積回路素子と、送話動作に応じて前記集
    積回路素子から制御電源電圧を供給され前記マイク回路
    にバイアス電圧を印加するためのバイアス電圧印加手段
    とを備え、前記マイクアンプを差動増幅器として構成し
    て、その一方の端子に前記マイク回路からの電気信号を
    印加し、他方の端子に前記制御電源電圧に応じた電圧を
    印加するとともに、前記マイクアンプの他方の端子にお
    けるノイズ成分の直流分および交流分に対応する補償成
    分を前記バイアス電圧印加手段を介して前記マイク回路
    に供給することを特徴とする電話端末装置。
  3. 【請求項3】 バイアス電圧印加手段を介して前記マイ
    ク回路に供給されるノイズ成分に対応する補償成分を伝
    達する手段としてコンデンサを用いることを特徴とする
    請求項2に記載の電話端末装置。
  4. 【請求項4】 コンデンサのプラス側端子の電位をマイ
    ナス側の電位よりも高く確保してコンデンサの極性を保
    証する手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載の
    電話端末装置。
  5. 【請求項5】 音声を電気信号に変換するマイクと、前
    記マイク回路からの電気信号を増幅するためのマイクア
    ンプおよび内部回路用として基準電圧を発生する基準電
    圧発生回路を有する集積回路素子と、送話動作に応じて
    前記集積回路素子から制御電源電圧を供給され前記マイ
    ク回路にバイアス電圧を印加するためのバイアス電圧印
    加手段と、前記バイアス電圧印加手段を構成しコレクタ
    に送話動作に応じ制御電源電圧入切スイッチ手段を介し
    て制御電源電圧を受けてベースに前記基準電圧発生回路
    の基準電圧出力を受けエミッタをマイク回路に接続して
    マイクアンプの回路におけるノイズ成分の直流分に対応
    する補償成分を前記マイク回路に供給するためのトラン
    ジスタと、前記バイアス電圧印加手段を構成しプラス側
    に前記基準電圧発生回路の基準電圧出力を受けてマイナ
    ス側を前記トランジスタのエミッタに接続されマイクア
    ンプ回路におけるノイズ成分の交流分に対応する補償成
    分を前記マイク回路に供給するためのコンデンサとを備
    え、前記マイクアンプを差動増幅器として構成して、そ
    の一方の端子に前記マイクからの電気信号を印加し、他
    方の端子に前記制御電源電圧に応じた電圧を印加すると
    ともに、前記マイクアンプの他方の端子におけるノイズ
    成分の直流分および交流分に対応する補償成分を前記バ
    イアス電圧印加手段を介して前記マイク回路に供給する
    ことを特徴とする電話端末装置。
  6. 【請求項6】 音声を電気信号に変換するマイクと、前
    記マイク回路からの電気信号を増幅するためのマイクア
    ンプを有する集積回路素子と、送話動作に応じて前記集
    積回路素子から制御電源電圧を供給され前記マイク回路
    にバイアス電圧を印加するバイアス電圧印加手段と、送
    話動作に応じて導通する第1のトランジスタと、前記バ
    イアス電圧印加手段を構成し前記第1のトランジスタの
    導通に応じて導通し制御電源電圧を前記マイク回路に供
    給する第2のトランジスタとを備え、前記マイクアンプ
    回路を差動増幅器として構成して、その一方の端子に前
    記マイクからの電気信号を印加し、他方の端子に前記制
    御電源電圧に応じた電圧を印加するとともに、前記マイ
    クアンプの他方の端子におけるノイズ成分に対応する補
    償成分を前記マイク回路に供給することを特徴とする電
    話端末装置。
  7. 【請求項7】 音声を電気信号に変換するマイクと、前
    記マイク回路からの電気信号を増幅するためのマイクア
    ンプおよび内部回路用として基準電圧を発生する基準電
    圧発生回路を有する集積回路素子と、送話動作に応じて
    前記集積回路素子から制御電源電圧を供給され前記マイ
    ク回路にバイアス電圧を印加するバイアス電圧印加手段
    と、ベースに送話動作に応じ制御電源電圧を印加されて
    エミッタを接地され送話動作に応じて導通する第1のト
    ランジスタと、前記第1のトランジスタのコレクタにベ
    ースを接続されダイオードを介してエミッタに制御電源
    電圧を印加されてコレクタを前記マイク回路に接続され
    前記第1のトランジスタの導通に応じて導通し制御電源
    電圧を前記マイク回路に供給する第2のトランジスタ
    と、前記第2のトランジスタのエミッタにプラス側を接
    続され前記基準電圧発生回路の基準電圧出力をマイナス
    側に受けるコンデンサとを備え、前記マイクアンプ回路
    を差動増幅器として構成して、その一方の端子に前記マ
    イク回路からの電気信号を印加し、他方の端子に前記制
    御電源電圧に応じた電圧を印加するとともに、前記マイ
    クアンプの他方の端子におけるノイズ成分の直流分およ
    び交流分に対応する補償成分を前記バイアス電圧印加手
    段を介して前記マイク回路に供給することを特徴とする
    電話端末装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100532841B1 (ko) * 2003-10-01 2005-12-02 삼성전자주식회사 노이즈가 적은 송화회로

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100532841B1 (ko) * 2003-10-01 2005-12-02 삼성전자주식회사 노이즈가 적은 송화회로

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