JPH10197723A - 平面発光装置及び平面発光装置の導光板 - Google Patents
平面発光装置及び平面発光装置の導光板Info
- Publication number
- JPH10197723A JPH10197723A JP9000405A JP40597A JPH10197723A JP H10197723 A JPH10197723 A JP H10197723A JP 9000405 A JP9000405 A JP 9000405A JP 40597 A JP40597 A JP 40597A JP H10197723 A JPH10197723 A JP H10197723A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide plate
- light
- light guide
- emitting device
- mirror
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造が簡単で、視野角、輝度が向上し、かつ
コストが大幅に低減できる平面発光装置を得る。 【構成】 線状光源；一端面をこの線状光源からの光束
の入射端面とし、他端面に向けて厚みを減少させ、その
表裏の一面を光束出射面とする導光板；この導光板の他
面に設けた、線状光源と平行をなす微細平行凹凸群、こ
の微細平行凹凸群の各凹凸の表面は鏡面からなること；
及びこの導光板の鏡面微細平行凹凸群の外面に設けた反
射シート；を備えた平面発光装置。
コストが大幅に低減できる平面発光装置を得る。 【構成】 線状光源；一端面をこの線状光源からの光束
の入射端面とし、他端面に向けて厚みを減少させ、その
表裏の一面を光束出射面とする導光板；この導光板の他
面に設けた、線状光源と平行をなす微細平行凹凸群、こ
の微細平行凹凸群の各凹凸の表面は鏡面からなること；
及びこの導光板の鏡面微細平行凹凸群の外面に設けた反
射シート；を備えた平面発光装置。
Description
【０００１】
【技術分野】本発明は、平面発光装置及びその導光板に
関する。
関する。
【０００２】
【従来技術及びその問題点】平面発光装置は、例えば、
液晶ディスプレイの液晶パネルを背面から照明するバッ
クライトとして広く使用されている。図８は、従来のバ
ックライト１の構成例を示すもので、断面楔状をなす導
光板２、この導光板２の裏面２ａに重ねた反射シート
３、表面の光束出射面２ｂに重ねた拡散板４、一枚ない
し二枚のプリズムシート５及び拡散板６、及び導光板２
の肉厚側の端部に、その厚さ内に位置させて設けた線状
光源（棒状光源、蛍光管）７を基本構成要素としてい
る。導光板２は通常透明なアクリル樹脂から構成され、
その裏面２ａには、反射シート３による反射光を均一化
する目的の特定の拡散パターン２ａが付されている。線
状光源７の背面（または線状光源７自体）には、断面略
半円弧（半楕円）状の反射板７ａが位置している。プリ
ズムシート５は、表面が鏡面からなる断面鋸歯状の平行
微細凹凸を有し、集光作用を有する。
液晶ディスプレイの液晶パネルを背面から照明するバッ
クライトとして広く使用されている。図８は、従来のバ
ックライト１の構成例を示すもので、断面楔状をなす導
光板２、この導光板２の裏面２ａに重ねた反射シート
３、表面の光束出射面２ｂに重ねた拡散板４、一枚ない
し二枚のプリズムシート５及び拡散板６、及び導光板２
の肉厚側の端部に、その厚さ内に位置させて設けた線状
光源（棒状光源、蛍光管）７を基本構成要素としてい
る。導光板２は通常透明なアクリル樹脂から構成され、
その裏面２ａには、反射シート３による反射光を均一化
する目的の特定の拡散パターン２ａが付されている。線
状光源７の背面（または線状光源７自体）には、断面略
半円弧（半楕円）状の反射板７ａが位置している。プリ
ズムシート５は、表面が鏡面からなる断面鋸歯状の平行
微細凹凸を有し、集光作用を有する。
【０００３】この従来のバックライト１は、導光板２と
反射シート３によって光を前に導いて、光束出射面２ｂ
から出射させ、出射した光束を、拡散板４、プリズムシ
ート５及び拡散板６で制御して、出射方向へ集中させる
という技術思想によっている。つまり、導光板２と反射
シート３は、光を出射面２ｂに均一に出射させるという
機能だけしか持っていない。そして、輝度及び視野角を
増すために、導光板２の光束出射面２ｂに複数のシート
材料４、５、６を重ねる構成としているため、部品点数
が多くコストが高いばかりか、各シート材の表裏面での
反射、屈折による光のロスが避けられず、高輝度で大き
い視野角を得ることが困難であった。視野角とは、発光
面と直交する方向から、発光面を見る方向を変化させて
いったとき、発光面が明るく見える限界の角度をいう。
反射シート３によって光を前に導いて、光束出射面２ｂ
から出射させ、出射した光束を、拡散板４、プリズムシ
ート５及び拡散板６で制御して、出射方向へ集中させる
という技術思想によっている。つまり、導光板２と反射
シート３は、光を出射面２ｂに均一に出射させるという
機能だけしか持っていない。そして、輝度及び視野角を
増すために、導光板２の光束出射面２ｂに複数のシート
材料４、５、６を重ねる構成としているため、部品点数
が多くコストが高いばかりか、各シート材の表裏面での
反射、屈折による光のロスが避けられず、高輝度で大き
い視野角を得ることが困難であった。視野角とは、発光
面と直交する方向から、発光面を見る方向を変化させて
いったとき、発光面が明るく見える限界の角度をいう。
【０００４】
【発明の目的】本発明は、従来品についての以上の問題
意識に基づき、構造が簡単で、視野角、輝度が向上し、
かつコストが大幅に低減できる平面発光装置を得ること
を目的とする。また本発明は、特にこの平面発光装置に
用いる導光板を得ることを目的とする。
意識に基づき、構造が簡単で、視野角、輝度が向上し、
かつコストが大幅に低減できる平面発光装置を得ること
を目的とする。また本発明は、特にこの平面発光装置に
用いる導光板を得ることを目的とする。
【０００５】
【発明の概要】本発明は、平面発光装置の機能を、合成
樹脂材料からなる導光板に全て組み込むという斬新な発
想に基づいてなされたものである。すなわち、本発明の
平面発光装置は、線状光源；一端面をこの線状光源から
の光束の入射端面とし、他端面に向けて厚みを減少さ
せ、その表裏の一面を光束出射面とする導光板；この導
光板の他面に設けた、線状光源と平行をなす微細平行凹
凸群、この微細平行凹凸群の各凹凸の表面は鏡面からな
ること；及びこの導光板の鏡面微細平行凹凸群の外面に
設けた反射シート；を備えたことを特徴としている。ま
た、本発明の平面発光装置の導光板は、線状光源からの
光束を入射させる入射端面から他端面にかけて厚さを減
少させ、その表裏の一面を光束出射面とする導光板にお
いて、光束出射面と反対側の他面に、線状光源と平行を
なし、表面が鏡面からなる鏡面微細平行凹凸群を設けた
ことを特徴としている。
樹脂材料からなる導光板に全て組み込むという斬新な発
想に基づいてなされたものである。すなわち、本発明の
平面発光装置は、線状光源；一端面をこの線状光源から
の光束の入射端面とし、他端面に向けて厚みを減少さ
せ、その表裏の一面を光束出射面とする導光板；この導
光板の他面に設けた、線状光源と平行をなす微細平行凹
凸群、この微細平行凹凸群の各凹凸の表面は鏡面からな
ること；及びこの導光板の鏡面微細平行凹凸群の外面に
設けた反射シート；を備えたことを特徴としている。ま
た、本発明の平面発光装置の導光板は、線状光源からの
光束を入射させる入射端面から他端面にかけて厚さを減
少させ、その表裏の一面を光束出射面とする導光板にお
いて、光束出射面と反対側の他面に、線状光源と平行を
なし、表面が鏡面からなる鏡面微細平行凹凸群を設けた
ことを特徴としている。
【０００６】鏡面微細平行凹凸群は、従来品に言うプリ
ズムシートに相当するものであり、このプリズムシート
を、導光板の光束出射面の反対側の面に直接設けた点
に、本発明の斬新さがある。各鏡面微細平行凹凸群の各
微細凹凸は、プリズムシートと同様に、断面三角形と
し、さらに、その間隔、高さ、傾斜の少なくとも一つ以
上を、線状光源側の一端面から他端面にかけて、光束出
射面の輝度が均一になるように変化させることが好まし
い。あるいは、この鏡面微細平行凹凸群の各微細凹凸
は、ある種のプリズムシートが採用しているように、断
面波形とすることもできる。そして、その間隔と高さの
少なくとも一つ以上を、線状光源側の一端面から他端面
にかけて、光束出射面の輝度が均一になるように変化さ
せることが好ましい。断面形状を問わず、このような鏡
面微細平行凹凸群の間隔は、３０〜８００μｍの範囲で
設定することが好ましい。
ズムシートに相当するものであり、このプリズムシート
を、導光板の光束出射面の反対側の面に直接設けた点
に、本発明の斬新さがある。各鏡面微細平行凹凸群の各
微細凹凸は、プリズムシートと同様に、断面三角形と
し、さらに、その間隔、高さ、傾斜の少なくとも一つ以
上を、線状光源側の一端面から他端面にかけて、光束出
射面の輝度が均一になるように変化させることが好まし
い。あるいは、この鏡面微細平行凹凸群の各微細凹凸
は、ある種のプリズムシートが採用しているように、断
面波形とすることもできる。そして、その間隔と高さの
少なくとも一つ以上を、線状光源側の一端面から他端面
にかけて、光束出射面の輝度が均一になるように変化さ
せることが好ましい。断面形状を問わず、このような鏡
面微細平行凹凸群の間隔は、３０〜８００μｍの範囲で
設定することが好ましい。
【０００７】この鏡面微細平行凹凸群は、導光板の上記
他面に直接形成しても、導光板とは別部材からなるシー
ト材に形成し、このシート材を導光板に接着してもよい
が、コスト面から導光板に直接形成する方が好ましい。
他面に直接形成しても、導光板とは別部材からなるシー
ト材に形成し、このシート材を導光板に接着してもよい
が、コスト面から導光板に直接形成する方が好ましい。
【０００８】導光板の光束出射面は平面（鏡面）とする
他、拡散面とすることもできる。また、導光板の鏡面微
細平行凹凸群による光束出射面の輝度が、線状光源側程
高い特性を示す場合には、導光板の光束出射面の外側に
位置させる反射シートに、線状光源に近い側の反射率が
低く、線状光源から離れる程反射率が高くなる反射特性
を与えることができる。
他、拡散面とすることもできる。また、導光板の鏡面微
細平行凹凸群による光束出射面の輝度が、線状光源側程
高い特性を示す場合には、導光板の光束出射面の外側に
位置させる反射シートに、線状光源に近い側の反射率が
低く、線状光源から離れる程反射率が高くなる反射特性
を与えることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１、図２は、本発明の平面発光
装置１０の基本実施形態を示している。この平面発光装
置１０は、樹脂製、例えばアクリル樹脂製の導光板１
１、反射シート１２、線状光源１３、及び反射板１４を
基本構成要素としており、従来品のような別部材として
のプリズムシートや拡散板を備えていない。
装置１０の基本実施形態を示している。この平面発光装
置１０は、樹脂製、例えばアクリル樹脂製の導光板１
１、反射シート１２、線状光源１３、及び反射板１４を
基本構成要素としており、従来品のような別部材として
のプリズムシートや拡散板を備えていない。
【００１０】導光板１１は、断面楔状をなしていて、そ
の厚肉側の端面を光束入射端面１１ａとし、この光束入
射端面１１ａから他端面にかけて、厚さを減じている。
この導光板１１の表裏の一面は、平面（鏡面）からなる
光束出射面１１ｂであり、裏面に、本導光板１１の最大
の特徴である鏡面微細平行凹凸群２０が直接形成されて
いる。反射シート１２は、この鏡面微細平行凹凸群２０
ａ上に位置する。
の厚肉側の端面を光束入射端面１１ａとし、この光束入
射端面１１ａから他端面にかけて、厚さを減じている。
この導光板１１の表裏の一面は、平面（鏡面）からなる
光束出射面１１ｂであり、裏面に、本導光板１１の最大
の特徴である鏡面微細平行凹凸群２０が直接形成されて
いる。反射シート１２は、この鏡面微細平行凹凸群２０
ａ上に位置する。
【００１１】鏡面微細平行凹凸群２０は、線状光源１３
と平行をなす超多数の微細凹凸（条）２０ａ群からなる
もので、各微細凹凸の表面は鏡面をなしている。従来品
を説明した図８において、導光板２の拡散パターン２ａ
は、微細凹凸からなるが、この鏡面微細平行凹凸群２０
とは、各微細凹凸の表面が鏡面からなること、微細凹凸
（条）２０ａが線状光源１３と平行をなしていること、
及び微細凹凸が導光板１１の全面に形成されているこ
と、において区別される。
と平行をなす超多数の微細凹凸（条）２０ａ群からなる
もので、各微細凹凸の表面は鏡面をなしている。従来品
を説明した図８において、導光板２の拡散パターン２ａ
は、微細凹凸からなるが、この鏡面微細平行凹凸群２０
とは、各微細凹凸の表面が鏡面からなること、微細凹凸
（条）２０ａが線状光源１３と平行をなしていること、
及び微細凹凸が導光板１１の全面に形成されているこ
と、において区別される。
【００１２】図３、図４は、この鏡面微細平行凹凸群２
０の微細凹凸（条）２０ａの具体的断面形状例を示して
いる。図３は、断面が三角形（山形）の微細凹凸（条）
２０ａ、図４は、断面が波形の微細凹凸（条）２０ａで
ある。三角形断面の微細凹凸の頂角は、９０〜１２０゜
とするのがよい。そして、これらの微細凹凸（条）２０
ａは、図５に示すように、その間隔、高さ、及び傾斜の
少なくとも一つを、導光板１１の光束入射端面１１ａ側
から他端面にかけて、変化させることが好ましい。すな
わち、この鏡面微細平行凹凸群２０は、反射シート１２
とともに、光束出射面１１ｂに向けて光束を出射させる
だけでなく、できるだけ均一な輝度で、かつ大きい視野
角で光束を出射させる機能を担うものである。このた
め、線状光源１３に近い側（図５のＡ側）から遠い側
（図５のＢ側）にかけて、高さ（深さ）ｄを深くし（図
５上段）、微細凹凸（条）２０ａの間隔ｐを狭くし（同
中段）、あるいは微細凹凸（条）２０ａの傾斜θを変化
させる（図５下段）ことにより、光束出射面１１ｂの輝
度を均一にし、視野角を大きくすることができる。傾斜
θは、各微細凹凸（条）２０ａの二等分線と巨視的に見
た導光板１１の裏面とのなす角度とし、この角度θが、
線状光源１３に近い側から遠い側にかけて、徐々に小さ
くなるようにする。勿論、これらの深さ、間隔、傾斜の
変化は、二以上を組み合わせてもよい。
０の微細凹凸（条）２０ａの具体的断面形状例を示して
いる。図３は、断面が三角形（山形）の微細凹凸（条）
２０ａ、図４は、断面が波形の微細凹凸（条）２０ａで
ある。三角形断面の微細凹凸の頂角は、９０〜１２０゜
とするのがよい。そして、これらの微細凹凸（条）２０
ａは、図５に示すように、その間隔、高さ、及び傾斜の
少なくとも一つを、導光板１１の光束入射端面１１ａ側
から他端面にかけて、変化させることが好ましい。すな
わち、この鏡面微細平行凹凸群２０は、反射シート１２
とともに、光束出射面１１ｂに向けて光束を出射させる
だけでなく、できるだけ均一な輝度で、かつ大きい視野
角で光束を出射させる機能を担うものである。このた
め、線状光源１３に近い側（図５のＡ側）から遠い側
（図５のＢ側）にかけて、高さ（深さ）ｄを深くし（図
５上段）、微細凹凸（条）２０ａの間隔ｐを狭くし（同
中段）、あるいは微細凹凸（条）２０ａの傾斜θを変化
させる（図５下段）ことにより、光束出射面１１ｂの輝
度を均一にし、視野角を大きくすることができる。傾斜
θは、各微細凹凸（条）２０ａの二等分線と巨視的に見
た導光板１１の裏面とのなす角度とし、この角度θが、
線状光源１３に近い側から遠い側にかけて、徐々に小さ
くなるようにする。勿論、これらの深さ、間隔、傾斜の
変化は、二以上を組み合わせてもよい。
【００１３】微細凹凸（条）２０ａの間隔ｐは、具体的
には、３０〜８００μｍ、高さｄは２０〜３００μｍ、
角度θは、９０〜１２０゜程度とするのがよい。図５で
は、断面三角形状の微細凹凸（条）２０ａについて述べ
たが、断面波形の微細凹凸（条）２０ａについても同様
である。
には、３０〜８００μｍ、高さｄは２０〜３００μｍ、
角度θは、９０〜１２０゜程度とするのがよい。図５で
は、断面三角形状の微細凹凸（条）２０ａについて述べ
たが、断面波形の微細凹凸（条）２０ａについても同様
である。
【００１４】導光板１１の裏面に設けた鏡面微細平行凹
凸群２０（及びこれに沿わせて配置した反射シート１
２）により、光束出射面１１ｂに均一な輝度及び大きい
視野角が得られる理由は、必ずしも明瞭ではないが、各
微細凹凸（条）２０ａを構成する鏡面により、線状光源
１３からの光束が反射又は屈折し、反射シート１２に向
かった光束は、再び鏡面微細平行凹凸群２０から導光板
１１内に入り、最終的にほとんど全ての光束が光束出射
面１１ｂから出射するからであると推論される。なお、
光束出射面１１ｂは、鏡面、拡散面（粗面）のいずれも
用いることができる。
凸群２０（及びこれに沿わせて配置した反射シート１
２）により、光束出射面１１ｂに均一な輝度及び大きい
視野角が得られる理由は、必ずしも明瞭ではないが、各
微細凹凸（条）２０ａを構成する鏡面により、線状光源
１３からの光束が反射又は屈折し、反射シート１２に向
かった光束は、再び鏡面微細平行凹凸群２０から導光板
１１内に入り、最終的にほとんど全ての光束が光束出射
面１１ｂから出射するからであると推論される。なお、
光束出射面１１ｂは、鏡面、拡散面（粗面）のいずれも
用いることができる。
【００１５】以上のように、鏡面微細平行凹凸群２０の
微細凹凸（条）２０ａの形状を変化させても、なお線状
光源１３に近い側の光束出射面１１ｂの輝度が高くなる
場合には、反射シート１２の反射率を段階的に変化させ
ることが好ましい。すなわち、反射シート１２の反射率
を、線状光源１３から離れるに従って漸増させる（線状
光源に近付くにつれて漸減させる）のである。このよう
な反射率の設定は、現在の反射膜作成のグラデュエーシ
ョン技術によって、任意に行なうことができる。
微細凹凸（条）２０ａの形状を変化させても、なお線状
光源１３に近い側の光束出射面１１ｂの輝度が高くなる
場合には、反射シート１２の反射率を段階的に変化させ
ることが好ましい。すなわち、反射シート１２の反射率
を、線状光源１３から離れるに従って漸増させる（線状
光源に近付くにつれて漸減させる）のである。このよう
な反射率の設定は、現在の反射膜作成のグラデュエーシ
ョン技術によって、任意に行なうことができる。
【００１６】以上の例では、鏡面微細平行凹凸群２０を
導光板１１自体に作成しているが、図６に示すように、
鏡面微細平行凹凸群２０を導光板１１とは別体の合成樹
脂シート材２１に設け、この合成樹脂シート材２１の鏡
面と導光板１１の鏡面とを接着しても、同様の作用が期
待できる。この合成樹脂シート材２１は、現在のプリズ
ムシート、あるいはその鏡面微細平行凹凸群の深さ、間
隔、傾斜の一以上を変化させたプリズムシートに相当す
る。プリズムシート自体の製造技術は確立されているか
ら、その製造に困難はない。もっとも、導光板１１は、
射出成形によって製造するものであるから、その成形型
に鏡面微細平行凹凸群２０のパターンを形成し、導光板
１１自体に鏡面微細平行凹凸群２０を形成すれば、より
安価に本発明による導光板あるいはこれを用いた平面発
光装置を得ることができる。
導光板１１自体に作成しているが、図６に示すように、
鏡面微細平行凹凸群２０を導光板１１とは別体の合成樹
脂シート材２１に設け、この合成樹脂シート材２１の鏡
面と導光板１１の鏡面とを接着しても、同様の作用が期
待できる。この合成樹脂シート材２１は、現在のプリズ
ムシート、あるいはその鏡面微細平行凹凸群の深さ、間
隔、傾斜の一以上を変化させたプリズムシートに相当す
る。プリズムシート自体の製造技術は確立されているか
ら、その製造に困難はない。もっとも、導光板１１は、
射出成形によって製造するものであるから、その成形型
に鏡面微細平行凹凸群２０のパターンを形成し、導光板
１１自体に鏡面微細平行凹凸群２０を形成すれば、より
安価に本発明による導光板あるいはこれを用いた平面発
光装置を得ることができる。
【００１７】さらに、以上の例では、楔状の導光板１１
を示したが、図７に示すように、光束出射面１１ｂの反
対側の面が曲面からなり、線状光源１３側の端面からそ
の反対側の端面にかけて、厚さを減じる形状の導光板１
１にも、本発明は適用可能である。
を示したが、図７に示すように、光束出射面１１ｂの反
対側の面が曲面からなり、線状光源１３側の端面からそ
の反対側の端面にかけて、厚さを減じる形状の導光板１
１にも、本発明は適用可能である。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明の平面発光素子及び
導光板は、構造が簡単で、視野角、輝度が向上し、かつ
コストを大幅に低減することができる。
導光板は、構造が簡単で、視野角、輝度が向上し、かつ
コストを大幅に低減することができる。
【図１】本発明による平面発光装置の実施例を示す、導
光板と反射シートを離して描いた断面図である。
光板と反射シートを離して描いた断面図である。
【図２】図１の斜視図である。
【図３】本発明の導光板の鏡面微細平行凹凸群の形状例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図４】同別の形状例を示す断面図である。
【図５】鏡面微細平行凹凸群の間隔、高さ、傾斜の変化
を説明する図である。
を説明する図である。
【図６】導光板と、鏡面微細平行凹凸群を有するシート
を別に形成して接着する実施例の断面図である。
を別に形成して接着する実施例の断面図である。
【図７】導光板の別の形状例を示す断面図である。
【図８】従来のバックライトの構造例を示す断面図であ
る。
る。
１０ 平面発光装置 １１ 導光板 １１ａ 光束入射端面 １１ｂ 光束出射面 １２ 反射シート １３ 線状光源 １４ 反射板 ２０ 鏡面微細平行凹凸群 ２０ａ 微細凹凸（条） ２１ 合成樹脂シート材
Claims (17)
- 【請求項１】 線状光源；一端面をこの線状光源からの
光束の入射端面とし、他端面に向けて厚みを減少させ、
その表裏の一面を光束出射面とする導光板；この導光板
の他面に設けた、上記線状光源と平行をなす微細平行凹
凸群、この微細平行凹凸群の各凹凸面の表面は鏡面から
なること；及びこの導光板の鏡面微細平行凹凸群の外面
に設けた反射シート；を備えたことを特徴とする平面発
光装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の平面発光装置において、
各鏡面微細平行凹凸群の各微細凹凸は、断面三角形また
は断面波形をなしている平面発光装置。 - 【請求項３】 請求項２記載の平面発光装置において、
鏡面微細平行凹凸群の各微細凹凸は、その間隔、高さ、
傾斜の少なくとも一つ以上が、線状光源側の一端面から
他端面にかけて、上記光束出射面の輝度が均一になるよ
うに変化している平面発光装置。 - 【請求項４】 請求項１ないし３のいずれか１項記載の
平面発光装置において、導光板の光束出射面は平面から
なっている平面発光装置。 - 【請求項５】 請求項４項記載の平面発光装置におい
て、導光板の光束出射面は拡散面からなっている平面発
光装置。 - 【請求項６】 請求項１ないし５のいずれか１項記載の
平面発光装置において、鏡面微細平行凹凸群は、導光板
の上記他面に直接形成されている平面発光装置。 - 【請求項７】 請求項１ないし５のいずれか１項記載の
平面発光装置において、鏡面微細平行凹凸群は、導光板
とは別部材からなるシート材に形成され、このシート材
が導光板に接着されている平面発光装置。 - 【請求項８】 請求項１ないし７のいずれか１項記載の
平面発光装置において、鏡面微細平行凹凸群の間隔は、
３０〜８００μｍである平面発光装置。 - 【請求項９】 請求項１ないし８のいずれか１項記載の
平面発光装置において、反射シートは、線状光源に近い
側の反射率が低く、線状光源から離れる程反射率が高く
なる反射特性を有する平面発光装置。 - 【請求項１０】 線状光源からの光束を入射させる入射
端面から他端面にかけて厚さを減少させ、その表裏の一
面を光束出射面とする導光板において、 上記光束出射面と反対側の他面に、上記線状光源と平行
をなし、表面が鏡面からなる鏡面微細平行凹凸群を設け
たことを特徴とする平面発光装置の導光板。 - 【請求項１１】 請求項１０記載の導光板において、各
鏡面微細平行凹凸群は、断面三角形をなし、その間隔、
高さ、傾斜の少なくとも一つ以上が、線状光源側の一端
面から他端面にかけて、上記光束出射面の輝度が均一に
なるように変化している平面発光装置の導光板。 - 【請求項１２】 請求項１０記載の導光板において、鏡
面微細平行凹凸群は、断面波形をなし、その間隔と高さ
の少なくとも一つ以上が、線状光源側の一端面から他端
面にかけて、上記光束出射面の輝度が均一になるように
変化している平面発光装置の導光板。 - 【請求項１３】 請求項１０ないし１２のいずれか１項
記載の導光板において、上記光束出射面は平面からなっ
ている平面発光装置の導光板。 - 【請求項１４】 請求項１３記載の導光板において、上
記光束出射面は拡散面からなっている平面発光装置の導
光板。 - 【請求項１５】 請求項１０ないし１４のいずれか１項
記載の導光板において、鏡面微細平行凹凸群は、上記他
面に直接形成されている平面発光装置の導光板。 - 【請求項１６】 請求項１０ないし１４のいずれか１項
記載の導光板において、鏡面微細平行凹凸群は、導光板
とは別部材からなるシート材に形成され、このシート材
が導光板に接着されている平面発光装置の導光板。 - 【請求項１７】 請求項１０ないし１６のいずれか１項
記載の導光板において、鏡面微細平行凹凸群の間隔は、
３０〜８００μｍである平面発光装置の導光板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9000405A JPH10197723A (ja) | 1997-01-06 | 1997-01-06 | 平面発光装置及び平面発光装置の導光板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9000405A JPH10197723A (ja) | 1997-01-06 | 1997-01-06 | 平面発光装置及び平面発光装置の導光板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10197723A true JPH10197723A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=11472902
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9000405A Pending JPH10197723A (ja) | 1997-01-06 | 1997-01-06 | 平面発光装置及び平面発光装置の導光板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10197723A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000060280A1 (fr) * | 1999-03-30 | 2000-10-12 | West Electric Co., Ltd. | Illuminateur et affichage a cristaux liquides comprenant cet illuminateur |
| JP2001250413A (ja) * | 2000-03-07 | 2001-09-14 | Pioneer Electronic Corp | 光源装置 |
| JP2004171788A (ja) * | 2002-11-15 | 2004-06-17 | Hitachi Maxell Ltd | 面状光源及びこれを用いた液晶表示装置 |
| JP2007139791A (ja) * | 2006-12-21 | 2007-06-07 | Denso Corp | 表示装置 |
| JP2011029206A (ja) * | 2010-10-28 | 2011-02-10 | Fujitsu Ltd | 照明装置及び液晶表示装置 |
-
1997
- 1997-01-06 JP JP9000405A patent/JPH10197723A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000060280A1 (fr) * | 1999-03-30 | 2000-10-12 | West Electric Co., Ltd. | Illuminateur et affichage a cristaux liquides comprenant cet illuminateur |
| EP1174659A1 (en) * | 1999-03-30 | 2002-01-23 | West Electric Co., Ltd. | Illuminator and liquid crystal display comprising the illuminator |
| EP1174659A4 (en) * | 1999-03-30 | 2007-04-11 | Panasonic Photo & Lighting Co | LIGHTING AND LIGHTING CRYSTAL DISPLAY CONTAINING LIGHTING |
| JP2001250413A (ja) * | 2000-03-07 | 2001-09-14 | Pioneer Electronic Corp | 光源装置 |
| JP2004171788A (ja) * | 2002-11-15 | 2004-06-17 | Hitachi Maxell Ltd | 面状光源及びこれを用いた液晶表示装置 |
| JP2007139791A (ja) * | 2006-12-21 | 2007-06-07 | Denso Corp | 表示装置 |
| JP2011029206A (ja) * | 2010-10-28 | 2011-02-10 | Fujitsu Ltd | 照明装置及び液晶表示装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4198281B2 (ja) | 導光板および平面照明装置 | |
| JP3931070B2 (ja) | 面状光源装置及びこれを備えた液晶表示装置 | |
| JP3891387B2 (ja) | 面光源装置及び表示装置 | |
| KR100942490B1 (ko) | 전면에 광학부재를 구비하는 백라이트 유닛용 도광판 및이를 이용한 액정표시장치 | |
| JP3549087B2 (ja) | 導光体、サイドライト型面光源装置及び液晶表示装置 | |
| JP2006024368A (ja) | 照明装置及び液晶表示装置 | |
| WO2004076917A1 (ja) | 面光源装置 | |
| KR20030025817A (ko) | 면 광원장치 | |
| US6971782B2 (en) | Illumination device and liquid crystal display device | |
| JP2000048618A (ja) | 照明パネルおよびそれを用いた表示装置 | |
| JP2004179062A (ja) | 照明装置、導光体、及び液晶表示装置 | |
| JPH09145934A (ja) | 照明装置 | |
| JP2001176315A (ja) | 面状発光照明装置およびそれを用いた卓上照明装置 | |
| JP4045040B2 (ja) | 導光板および平面照明装置 | |
| JP2005085671A (ja) | 導光板及び面光源装置 | |
| JPH09292531A (ja) | 導光板および光偏向板ならびに平面照明装置 | |
| JPH0581909B2 (ja) | ||
| JPH10197723A (ja) | 平面発光装置及び平面発光装置の導光板 | |
| JP2010044921A (ja) | 面光源素子並びにこれに用いる光制御部材及びこれを用いた画像表示装置 | |
| JPH07151924A (ja) | 面光源装置 | |
| JP4252223B2 (ja) | 導光板および平面照明装置 | |
| JP3886072B2 (ja) | 面状光源用導光板 | |
| JPH11109135A (ja) | 面状光源用導光板 | |
| JPH10123517A (ja) | 導光板および平面照明装置 | |
| KR101472338B1 (ko) | 백라이트 장치 |