JPH10197495A - ピンホール検出装置 - Google Patents

ピンホール検出装置

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JPH10197495A
JPH10197495A JP1343397A JP1343397A JPH10197495A JP H10197495 A JPH10197495 A JP H10197495A JP 1343397 A JP1343397 A JP 1343397A JP 1343397 A JP1343397 A JP 1343397A JP H10197495 A JPH10197495 A JP H10197495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinhole
container
frequency
circuit
high voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP1343397A
Other languages
English (en)
Inventor
Rihei Kimura
理平 木村
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SOFUTARU NIPPON KK
Original Assignee
SOFUTARU NIPPON KK
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Publication date
Application filed by SOFUTARU NIPPON KK filed Critical SOFUTARU NIPPON KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の材質や形状の容器のピンホール検査が
可能であり、しかも内容物にも影響を与えずに正確にピ
ンホールを検出することを課題とする。 【解決手段】 このピンホール検出装置は、高周波数の
高電圧を断続的に容器に印加してピンホールを検出する
ものである。高電圧出力回路2は高周波数の高電圧を断
続的に出力する。また、電極部12は、高電圧出力回路
2が出力する高周波数の高電圧を絶縁性材料からなる容
器に印加する。そして、検出回路18は、電極部12に
流れる放電電流または周波数の変化からピンホールの有
無を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬剤、薬品、飲料
水、食品等の容器に生じるピンホールの有無を検出する
ピンホール検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、アンプル等に生じるピンホー
ルの有無が問題とされていたが、これを検査する方法と
しては主に目視による検査が行われているに過ぎなかっ
た。近年になって、アンプル等の容器に直流あるいは1
KHz以下の低周波数の高電圧を連続的に印加して、ピ
ンホール部分に集中する短絡電流を検出したり、あるい
は20KHz程度のコロナ放電を連続して放電し、ピン
ホールによる短絡電流を検出する装置が使用されるに至
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の検出装置に
おいては、高電圧を連続的に印加して連続放電していた
ため、検出対象物である容器の発熱は避けられず、容器
が変形することがあった。また、内容物を入れてからの
ピンホール検査では、内容物も発熱し、内容物の変質の
原因ともなっていた。
【0004】また、上記従来の検出装置のように、高電
圧を連続的に容器に印加した場合、放電が容器の角の部
分等に集中し易く、このためプラスチック製の容器のよ
うに薄く耐熱性の低い容器では穴があいてしまうことが
あった。特に、プラスチック製の容器には、容器の成形
時に型の合わせ目の所等に形勢される凸部が容器の内外
にあり、この凸部に放電が集中して溶解し、穴があいて
しまうため、ピンホール検査をすることができなかっ
た。このように、従来の検出装置においては、容器の材
質や形状により、ピンホール検査を行うことができない
ものがあった。
【0005】本発明は、上記従来例の課題に鑑みなされ
たもので、その目的は、各種の材質や形状の容器のピン
ホール検査が可能であり、しかも内容物にも影響を与え
ずに正確にピンホールを検出することができるピンホー
ル検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のピンホール検出
装置は、絶縁性材料からなる容器に高周波数の高電圧を
断続的に印加し、このときのコロナ放電電流または周波
数の変化からピンホールを検出するものである。
【0007】また、このピンホール検出装置は、更に好
ましくは、高周波数の高電圧を断続的に出力する高電圧
出力回路と、絶縁性材料からなる容器に前記高電圧出力
回路が出力する高周波数の高電圧を印加する電極部と、
該電極部に流れる放電電流または周波数の変化からピン
ホールの有無を検出する検出回路と、からなるものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のピンホール検出装置は、
高周波数の高電圧を断続的に容器に印加してピンホール
を検出するものである。このように高周波数の高電圧を
断続的に印加することにより、電極部と容器との間で断
続的にコロナ放電を生じさせる。そして、ピンホール部
分で放電が行われると、ピンホール部分が短絡し、この
ときのコロナ放電電流及び周波数の変化からピンホール
を検出するものである。このような断続的な放電を行う
ことにより、プラスチック製の容器のように薄く且つ耐
熱性の低い容器であっても穴があくことがなく、ピンホ
ールの検出をすることが可能となる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るピンホール検
出装置の構成を示すブロック図、図2は図1に示す信号
のタイムチャートである。2は高周波数の高電圧を断続
的に出力する高電圧出力回路である。この高電圧出力回
路2は、周波数10〜50KHzの高周波数電圧信号C
を出力する発振回路4と、その信号Cを5〜40KVの
高電圧に変換して出力する高電圧変圧回路6と、から構
成されている。この高電圧変圧回路6は、信号Cを入力
して後述する電極部に高周波数高電圧を印加する変圧器
8と、後述する電極部に出力する電圧及び電流をモニタ
ーしてピンホールの検出用信号を出力すると共に後述す
る制御回路からの信号に基づいて0.5〜1msのパル
ス幅のパルスが5〜20msの間隔で発生する断続信号
Bを発振回路4に出力するパルス形成回路10と、から
構成されている。発振回路4は、このパルス形成回路1
0からの断続信号Bに基づいて高周波数電圧信号Cを断
続的に出力している。このため、高電圧変圧回路6から
後述する電極部に印加される信号は、10〜50KHz
の周波数で、5〜40KVの電圧を有し、更に5〜20
msの間隔で且つ0.1〜5msの出力時間で出力され
ることになる。
【0010】12は電極部であり、容器の表面に高電圧
出力回路2からの高電圧を印加する高電圧電極12a
と、容器に接触して接地する対向電極12bと、放電チ
ェック用電極12cと、から構成されている。
【0011】14は対向電極12bと放電チェック用電
極12cからの電流を入力して放電が実際に行われたか
否かをチェックするための放電チェック信号を出力する
放電検出回路である。
【0012】16は対向電極12b上に載置された容器
を対向電極12bと共に回転させたり、あるいは高電圧
電極12aが検査位置に達したことの検出等を行う電極
操作部である。
【0013】18はパルス形成回路10に検査開始信号
Aを印加して断続信号Bを出力させると共にそのパルス
形成回路10から検出用信号を入力してピンホールの有
無を検出する検出回路としての制御回路である。本実施
例における制御回路18は、電流検出回路14からのチ
ェック信号を入力して放電が実際に行われなかった場合
に容器等の製造ライン等を停止させたり、電極操作部1
6に駆動信号を出力してその動作等を制御するものでも
ある。
【0014】次に、上記構成からなるピンホール検出装
置を用いたピンホールの検出を図3乃至図8を用いて説
明する。検査を行う絶縁材料からなる容器20は、図3
及び図4に示すように、対向電極12b上に載置されて
その壁部20bが対向電極12bに接触し、高電圧電極
12aが検査箇所である容器20の壁部20aに近接配
置される。この状態における等価回路は、図5に示すよ
うに、容器20の壁部20a、内容物22及び壁部20
bがそれぞれ介在することにより形成される直列のコン
デンサC1〜C3となる。この状態において、高電圧出
力回路2から高周波数の高電圧が断続的に印加される
と、高電圧電極12aから容器20の壁部20aにコロ
ナ放電が生じる。このときに電極12a、12bに流れ
る電流は、図8に示す波形24のように、設定された周
波数及び値となり、これが断続して発生することにな
る。
【0015】一方、図6に示すように、容器20の壁部
20aにピンホール20cがあると、図7に示すよう
に、コンデンサC1に対して並列に抵抗Rが接続された
回路と同じ状態になり、回路の共振状態が変化し、電極
12a、12bに流れる電流も変化して図8に示す波形
26のように周波数が低くなり、電流値も変わることに
なる。この電流の変化は、パルス形成回路10からの検
出用信号に発生し、制御回路18はこの変化を検出して
ピンホールを検出する。
【0016】上記のようなピンホールの検出は、前述し
たような印加される高電圧に対応して、放電時間0.1
〜5ms、停止時間2〜50msの間隔で断続的に行わ
れる。そして、信号Aの出力が停止すると検査は終了す
る。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、高周波数の高電圧を断
続的に印加することにより、容器への放電を断続的に行
っているので、放電集中により容器局部の発熱を防止す
ることができ、容器の破損を防止することができると共
に、容器や内容物の発熱も防止することができる。この
ため、飲料水を入れるプラスチック製のボトル等の容器
や、薬剤が入っている目薬あるいは点滴用のプラスチッ
ク製容器等もピンホール検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るピンホール検出装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す信号のタイムチャートである。
【図3】図1に示すピンホール検出装置において容器を
セットした状態を示す説明図である。
【図4】図3に示す電極と容器の状態を拡大して図示し
た断面図である。
【図5】図4に示す電極と容器の等価回路を示す回路図
である。
【図6】ピンホールがある場合の図3に示す電極と容器
の状態を拡大して図示した断面図である。
【図7】図6に示す電極と容器の等価回路を示す回路図
である。
【図8】放電電流の変化を示す波形図である。
【符号の説明】
2 高電圧出力回路 12 電極部 18 制御回路 20 容器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性材料からなる容器に高周波数の高
    電圧を断続的に印加し、このときのコロナ放電電流また
    は周波数の変化からピンホールを検出することを特徴と
    するピンホール検出装置。
  2. 【請求項2】 高周波数の高電圧を断続的に出力する高
    電圧出力回路と、 絶縁性材料からなる容器に前記高電圧出力回路が出力す
    る高周波数の高電圧を印加する電極部と、 該電極部に流れる放電電流または周波数の変化からピン
    ホールの有無を検出する検出回路と、 からなることを特徴とするピンホール検出装置。
JP1343397A 1997-01-09 1997-01-09 ピンホール検出装置 Pending JPH10197495A (ja)

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JP1343397A JPH10197495A (ja) 1997-01-09 1997-01-09 ピンホール検出装置

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JP1343397A JPH10197495A (ja) 1997-01-09 1997-01-09 ピンホール検出装置

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JPH10197495A true JPH10197495A (ja) 1998-07-31

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