JPH10197311A - 計量容器 - Google Patents

計量容器

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JPH10197311A
JPH10197311A JP36003396A JP36003396A JPH10197311A JP H10197311 A JPH10197311 A JP H10197311A JP 36003396 A JP36003396 A JP 36003396A JP 36003396 A JP36003396 A JP 36003396A JP H10197311 A JPH10197311 A JP H10197311A
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JP
Japan
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measuring
handle
weighing
scale
container
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Application number
JP36003396A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Uchiki
博 内木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平な場所に置く必要なく、手で持ったまま
の状態で精度良く計量可能な計量容器を得る。 【解決手段】 底部5と、計量目盛り6を設けた周壁部
3とからなる計量部1と、計量部1には取手部2と、取
手部2と反対側の上端に注ぎ部4とを設け、取手部2を
取手支持部71および72と、計量容器を側面(矢印X
の方向)から見て、計量部1の略中央に底部5に対して
略垂直方向に延びる回動軸8で取手支持部71および7
2に回動自在に支持した取手9とから構成すると共に、
計量容器を正面から見て、計量目盛り6を計量部1の略
中央に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目盛りによって液
体等の流動性物質の容積を測定する計量容器に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、計量部80は、底部
81と水平方向の計量目盛り82が設けられた周壁部8
3からなり、前記計量部80には取手84が取り付けら
れた計量容器が知られている。また、実開昭61−18
1333号公報では、水平方向の計量目盛りと、注ぎ口
を基端とし計量カップの傾動角度に対応する計量目盛り
をカップ周壁に設けた計量カップが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図7に示す従来の計量
容器では、手で持ったまま計量容器を水平に保持するに
は、紙面に垂直な方向の軸と、水平な軸との2つの軸の
まわりに調整する必要があることから、この作業は極め
て困難であり、計量する際に水平な場所に容器を置かな
ければ精度良く計量できないという問題があった。ま
た、前記実開昭−61−181333号公報における提
案においても計量カップを手で持って傾動させる際、傾
動角度に対応する計量目盛りに液面を合わせることは、
同様の理由から困難であるため精度良く計量するには、
水平な場所に容器を置いて水平方向の計量目盛りで確認
する必要があった。
【0004】本発明は、水平な場所に置く必要なく手で
持ったままの状態で精度良く計量可能な計量容器を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、底部と、計量目盛りが設けられた周壁部とからなる
計量部と、該計量部には取手部と、該取手部と反対側の
上端近傍に注ぎ部と、が設けられた計量容器であって、
該取手部は取手支持部と、該計量容器を側面から見て、
該計量部の略中央に、該底部に対して略垂直方向に延び
る回動軸で該取手部に回動自在に取り付けられた取手
と、から構成されると共に、該計量容器を正面から見て
該計量目盛は、該計量部の略中央に設けられたことを特
徴とする計量容器とした。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図6
を参照して説明する。
【0007】図1に本発明の計量容器の一実施例の斜視
図を示し、図2に正面図を示す。なお、図2における斜
線で示す部位は取手部2の縦断面図を示す。
【0008】図2において、計量部1は底部5と計量目
盛り6が設けられた周壁部3からなり、本実施例におい
ては周壁部3は円筒形状に形成されると共に、計量目盛
り6は、底部5と略平行に設けられた水平方向の計量目
盛り6Aと、計量部1の略中央で前記水平方向の計量目
盛り6Aと重なる位置に、点形状の計量目盛6Bと、さ
らに計量部1の上端に形成された注ぎ部4の端部4Aを
基端とし、計量部1の傾動角度に対応する、傾斜状の計
量目盛り6Cとから構成され、計量部1の略中央に設け
られる。
【0009】また、前記注ぎ部4は、計量部1内の液体
を流し出す際に、周壁部3を液体がつたわることを防止
するために、図1に示す如く、嘴状もしくは、図6に示
す如く周壁部3の上端近傍に、筒状に形成されることが
望ましい。
【0010】図2に示す如く、計量部1には、前記注ぎ
部4と反対側に取手部2が設けられる。取手部2は、本
実施例においては計量部1の周壁部3に設けられた取手
支持部71および72と、前記取手支持部71および7
2に設けられた回動軸8で回動自在に支持された取手9
により構成される。
【0011】なお、回動軸8は取手9に設けられてもよ
い。また、図6に示す如く取手支持部71側の回動軸8
を取手9内を貫通するところまで延長させ、リング12
を回動軸8に取り付けて取手9の落下を防止する構成と
してもよい。この場合、図2に示す実施例における取手
支持部72は不要となる。すなわち、取手部2は、取手
9が回動自在に取手支持部に支持された構成であればよ
い。
【0012】また、図2の矢印Xの方向すなわち側面か
ら見て、取手9の(中心線9Aで示す)回動軸8は、計
量部1の略中央に、底部5に対して略垂直方向(計量容
器を水平な場所に置いた場合は、略鉛直となる方向)に
設けられている。前記略中央とは、側面から見て計量部
1の重心と略重なる位置をいう。従って、取手9を手で
掴み計量容器を持ち上げた際には、取手9の傾きによら
ず図3(図3は、図2における計量部1の中心線3A−
3Aでの断面図である。)に現れる底部5は、常に水平
に保たれると共に、計量部1内の液体10の液面10B
も水平であることから、底部5と液面10Bを常に平行
な関係に維持させることが可能になる。
【0013】これは、計量部1は取手支持部71および
72を介して取手9に対して前述の関係で回動自在に支
持されていることから、取手9を傾けた際には計量部1
が図3に現れる底部5を水平にする位置まで、計量部1
と液体10の自重により回動することによる。
【0014】また、図4に示すように取手9を掴んで計
量部1を傾動させた際の液面10Bは、水平な場所に置
いた時の液面10Aと同様に前記点形状の計量目盛り6
Bと一致する。これは、図3に基づき説明した理由と図
2に示すように計量部1を正面から見て、計量部1の略
中央に前記点形状の計量目盛り6Bが設けられているこ
とから、図4の斜線で示す部位10Cと10Dの体積が
略同じであることによる。
【0015】すなわち、本発明による計量容器の場合、
周壁部3の形状を正面から見て、中央で左右に略対称と
し、且つ、水平方向の断面形状が上下方向に変化しない
形状、例えば、図2の実施例に示す円筒形状にした場合
は、計量部1の傾動角度に関係なく液面は常に、同一の
点形状の計量目盛り6Bと一致する。逆に、傾動角度に
関係なく、計量部1上に液面が変化しない点を有する計
量容器にあっては、上述の形状の要件を備えていること
になる。
【0016】従って、上述の形状の要件を備えた計量容
器においては、例えば水道水を計量する際には、取手9
を手で掴み水道の蛇口から計量部1に水を入れながら点
形状の計量目盛り6Bに液面が一致したところで水を止
めればよく、水平な場所に置いて確認しなくても精度良
く所要量を計量できる。
【0017】また、注ぎ部4の端部4Aを基端とし計量
部1の傾動角度に対応する、傾斜状の計量目盛り6C
は、図5に示すように計量部1を傾動させ不要な液体
を、取手部2と反対側に設けられた注ぎ部4から流し出
しながら所要量を計量する際の計量部1の傾動角度の目
安として設けられているが、この場合も、点形状の計量
目盛り6Bに液面を一致させればよい。
【0018】つまり、注ぎ部4付近において液面10B
は端部4Aと点形状の計量目盛り6Bを通る仮想液面1
0Eより図中寸法Yだけ上に位置するが、反対側におい
ては、前記仮想液面10Eより寸法Yだけ下がることか
ら、図中斜線で示す部位10Fと10Gの体積が殆ど同
じであり、流し出す際の流量を気にすることなく液面が
点形状の計量目盛り6Bに一致した時点で流し出す作業
を中止するのみで精度良く所要量を計量できる。
【0019】また、図2において底部5に最も近接して
設けられた傾斜状の計量目盛り6Cは、点形状の計量目
盛り6Bから離れた位置に設定されている。これは、不
要な液体を流し出しながら計量する際に、計量部1を大
きく傾動させる必要があることからこの時、液面が底部
5に接するからである。傾斜状の計量目盛り6Cに液面
を合わせる際に流し出す流量により内部の液体量に差が
生じるが、計量部1を略水平な位置(液面が周壁部3の
全周で接する位置)まで戻せば点形状の計量目盛り6B
で、所要量を確認することが可能であり、従って、この
場合も水平な場所に置くことなく手で持ったまま精度良
く所要量を計量できる。
【0020】図2に示す実施例では、周壁部3の形状を
正面から見て、中央で左右に略対称であり、且つ、水平
方向の断面形状が上下方向に変化しない形状である円筒
としたが、それ以外の形状、例えば、図6に示すような
周壁部3の径が下部から上部に向かって変化する計量容
器にあっては、図4の斜線で示す部位10Cと10Dの
体積に差が生じる。この場合は、液面を計量部1の略中
央に設けられた水平方向の計量目盛り6Aと平行になる
ように計量部1の姿勢を調整し、液面の高さを確認しな
がら水平方向の計量目盛り6Aと液面が一致するまで、
取手部2と反対側に設けられた注ぎ部4から不要な液体
を流し出せばよく、従って水平な場所に置かなくとも手
で持ったまま精度良く計量することが可能である。
【0021】計量部1を水平に保持するには2つの軸の
まわりに調整する必要があることを前述したが、本発明
によれば、1つの軸は取手部2に設けられた回動軸8が
担うことから、計量部1を水平に保持する作業は残りの
1つの軸のまわりに調整するのみでよく、従って、この
作業は大幅に容易になる。また、計量部1の中央は、そ
の傾動角度の変化による(底部5に対する)液面の高さ
の変化量が最も小さい部位であり、従って、計量部1の
略中央に水平方向の計量目盛り6Aが設けられること
で、計量部1を水平に保持して計量する際の計量誤差を
最小に抑えることが可能になる。
【0022】上述の如く、周壁部3の形状を正面から見
て中央で左右に略対称とし、且つ、水平方向の断面形状
が上下方向に変化しない形状とした計量容器にあって
は、計量目盛り6は点形状の計量目盛り6Bのみで構成
されても良く、また、それ以外の形状の計量容器にあっ
ては、水平方向の計量目盛り6Aのみで構成されても良
い。
【0023】図2の正面図において、取手9の(中心線
9Aで示す)回動軸8は鉛直線11Aに対し、角度θだ
け傾けられた姿勢で上下方向に組み付けられることが望
ましい。これは、取手9を手で掴み底部5を水平に保持
する際、計量部1の位置を回動軸8の廻りに安定させる
ためである。仮に、回動軸8が鉛直であった場合には、
計量部1は安定位置が存在せず、取手9の僅かな傾きに
より大きく回動することになる。一方、角度θを大きく
設定した場合(例えば図2の実施例において90゜とし
た場合)には、内部の液体すべてを流し出す際、回動軸
8は鉛直となり、計量部1は不安定な状態となる。
【0024】従って、角度θは上述の通り計量作業の
際、および内部の液体の全てを流し出す角度まで計量部
1を傾動させた際に、回動軸8が鉛直にならない範囲に
設定されることが望ましい。
【0025】また、取手9を手で掴んだ際に、取手支持
部71、または72に手が接触して計量部1の自由な回
動を阻害することを防止するため、取手9の端には、つ
ば部9Bならびに9Cが設けられる。更に、取手支持部
71の半径R1を、つば部9Bの半径R2より小さく、
同様に取手支持部72の半径R3を、つば部9Cの半径
R4より小さく設定することで、より手が接触しにくく
なる。
【0026】前述したように、取手9の(中心線9Aで
示す)回動軸8は、鉛直線11Aに対して正面から見て
傾けられていることから、取手9を手(例えば、人指し
指、中指、くすり指、小指と掌)で掴んだだけで計量部
1の姿勢は安定するが、親指で取手支持部71を押さえ
ることで、より安定した状態、すなわち液体をこぼすこ
となく持ち運ぶことが可能である。
【0027】計量部1は、液面の視認作業を容易にする
ため、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリメチルメ
タクリレート、アクリロニトリルスチレン、硝子等の透
明な材料で成形されることが望ましい。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように底部と、
計量目盛りが設けられた周壁部とからなる計量部と、該
計量部には取手部と、該取手部と反対側の上端近傍に注
ぎ部と、が設けられた計量容器であって、該取手部は取
手支持部と、該計量容器を側面から見て、該計量部の略
中央に、該底部に対して略垂直方向に延びる回動軸で該
取手支持部に、回動自在に取り付けられた取手と、から
構成されると共に、該計量容器を正面から見て該計量目
盛りは、該計量部の略中央に設けられたことを特徴とす
る計量容器としたので、水平な場所に置く必要なく、手
で持ったままの状態で精度良く計量できるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる計量容器を示す斜視
図である。
【図2】図1の正面図である。(図中の斜線で示す部位
は縦断面図を示す。)
【図3】図2の3A−3A線で示す計量部の中心線での
断面図である。
【図4】本発明の実施例に係わる計量容器を傾動させた
場合の液面と計量目盛りの関係を説明する説明図であ
る。
【図5】本発明の実施例に係わる計量容器を傾動させ、
液体を流し出しながら計量する際の液面と計量目盛りの
関係を説明する説明図である。
【図6】本発明の他の実施例に係わる計量容器の正面図
である。(図中の斜線で示す部位は縦断面図を示す。)
【図7】従来技術に係わる計量容器の正面図である。
【符号の説明】
1 計量部 2 取手部 3 周壁部 4 注ぎ部 5 底部 6 計量目盛り 71、72 取手支持部 8 回動軸 9 取手

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部と、計量目盛りが設けられた周壁部
    とからなる計量部と、該計量部には取手部と、該取手部
    と反対側の上端近傍に注ぎ部と、が設けられた計量容器
    であって、該取手部は取手支持部と、該計量容器を側面
    から見て、該計量部の略中央に、該底部に対して略垂直
    方向に延びる回動軸で該取手支持部に回動自在に取り付
    けられた取手と、から構成されると共に、該計量容器を
    正面から見て該計量目盛りは、該計量部の略中央に設け
    られたことを特徴とする計量容器。
JP36003396A 1996-12-30 1996-12-30 計量容器 Pending JPH10197311A (ja)

Priority Applications (1)

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JP36003396A JPH10197311A (ja) 1996-12-30 1996-12-30 計量容器

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JP36003396A JPH10197311A (ja) 1996-12-30 1996-12-30 計量容器

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JP36003396A Pending JPH10197311A (ja) 1996-12-30 1996-12-30 計量容器

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JP (1) JPH10197311A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010063746A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Aron Kasei Co Ltd 尿器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010063746A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Aron Kasei Co Ltd 尿器

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