JPH10196905A - スペーサ - Google Patents
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- JPH10196905A JPH10196905A JP382997A JP382997A JPH10196905A JP H10196905 A JPH10196905 A JP H10196905A JP 382997 A JP382997 A JP 382997A JP 382997 A JP382997 A JP 382997A JP H10196905 A JPH10196905 A JP H10196905A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ボイラの後部煙道側には横置型過熱器、再熱
器、又は煙道蒸発器等の横置型エレメントが配置され、
その支持のため吊下管との間にスペーサを配設されてい
る。本発明は、このスペーサ及びその設置部で熱応力及
びアッシュエロージョン等を低減し、かつ軽量化したス
ペーサを提供することを課題とする。 【解決手段】 吊下管に設置する雄型サドルを、その伸
長部を丸形部材で構成し、先端で雌型サドルを係合させ
てスペーサを構成し、このようなスペーサを間隔を置い
た2本の吊下管に配設する際、同一の横置型エレメント
の一方ではスライド式、他方では固定式とし、かつスラ
イド式のものは雄型サドルの上下を雌型サドルで挟んで
構成し、固定式のものは雌型サドルの両端に鍔を配して
構成した。
器、又は煙道蒸発器等の横置型エレメントが配置され、
その支持のため吊下管との間にスペーサを配設されてい
る。本発明は、このスペーサ及びその設置部で熱応力及
びアッシュエロージョン等を低減し、かつ軽量化したス
ペーサを提供することを課題とする。 【解決手段】 吊下管に設置する雄型サドルを、その伸
長部を丸形部材で構成し、先端で雌型サドルを係合させ
てスペーサを構成し、このようなスペーサを間隔を置い
た2本の吊下管に配設する際、同一の横置型エレメント
の一方ではスライド式、他方では固定式とし、かつスラ
イド式のものは雄型サドルの上下を雌型サドルで挟んで
構成し、固定式のものは雌型サドルの両端に鍔を配して
構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボイラの後部煙道側
に並列状に多数配置される横置型過熱器、再熱器、又は
煙道蒸発器等の横置型エレメントの支持部に適用される
スペーサに関する。
に並列状に多数配置される横置型過熱器、再熱器、又は
煙道蒸発器等の横置型エレメントの支持部に適用される
スペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種技術について、図3ないし
図6に基づいて説明する。図3はボイラの後部煙道内に
配置された横置型エレメントの全貌を示している。
図6に基づいて説明する。図3はボイラの後部煙道内に
配置された横置型エレメントの全貌を示している。
【0003】ボイラの後部煙道内に多数配置された横置
型エレメント4は、天井より垂直に吊下げられた2本の
吊下管3に各交点で図中に丸印で略示したスペーサを介
して支持されている。
型エレメント4は、天井より垂直に吊下げられた2本の
吊下管3に各交点で図中に丸印で略示したスペーサを介
して支持されている。
【0004】即ち、横置型エレメント5は水平に支持さ
れているため、水平方向に延びる1本のエレメントでみ
たとき吊下管4の1方に対しては固定支持とし、他方は
熱伸びにてスライドするように支持されているものであ
って、スライド式と固定式の2種類のサドルスペーサで
支持されている。なお図3ではスライド式のものを白抜
きの丸印で、また固定式のものを黒塗りの丸印で示して
いる。
れているため、水平方向に延びる1本のエレメントでみ
たとき吊下管4の1方に対しては固定支持とし、他方は
熱伸びにてスライドするように支持されているものであ
って、スライド式と固定式の2種類のサドルスペーサで
支持されている。なお図3ではスライド式のものを白抜
きの丸印で、また固定式のものを黒塗りの丸印で示して
いる。
【0005】これらのうちスライド式のスペーサは図5
に示す。図に示すように、垂直に配置された吊下管4に
角型の当接部と上下に突設した嵌合部を持つ雄型サドル
1が溶接等により固着され、これを挟み込むように鍵型
の上、下雌型サドル2,3を横置エレメント5に溶接等
で取付けたものである。
に示す。図に示すように、垂直に配置された吊下管4に
角型の当接部と上下に突設した嵌合部を持つ雄型サドル
1が溶接等により固着され、これを挟み込むように鍵型
の上、下雌型サドル2,3を横置エレメント5に溶接等
で取付けたものである。
【0006】また、固定式のスペーサを図6に示す。こ
の固定式のものは雄型サドル1の嵌合部に、上下に嵌込
み部の切欠きがあり、上、下雌型サドル2,3にはほぼ
中央部に突設したストッパーが設けられていて、雄型サ
ドル1の切欠き部と嵌め合うこととなり、スライドしな
い構造となっている。
の固定式のものは雄型サドル1の嵌合部に、上下に嵌込
み部の切欠きがあり、上、下雌型サドル2,3にはほぼ
中央部に突設したストッパーが設けられていて、雄型サ
ドル1の切欠き部と嵌め合うこととなり、スライドしな
い構造となっている。
【0007】なお、この図5、及び図6では雄型サドル
1、上段の雌型サドル2及び下段の雌型サドル3の関係
が明瞭になるように分解組立図で表示しているが、これ
らが最終的に組み立てられた形状は、図4の様になる。
1、上段の雌型サドル2及び下段の雌型サドル3の関係
が明瞭になるように分解組立図で表示しているが、これ
らが最終的に組み立てられた形状は、図4の様になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来のもの
は、雄型サドル1の吊下管4への取付部は角型になって
肉厚が厚く構成されているので、取付溶接部のコーナ部
では雄型サドル1と吊下管4との間に発生する温度差に
よる熱応力が高くなる。又、石炭焚ボイラに於いては角
部にアッシュが当りアッシュエロージョンの問題点があ
る。
は、雄型サドル1の吊下管4への取付部は角型になって
肉厚が厚く構成されているので、取付溶接部のコーナ部
では雄型サドル1と吊下管4との間に発生する温度差に
よる熱応力が高くなる。又、石炭焚ボイラに於いては角
部にアッシュが当りアッシュエロージョンの問題点があ
る。
【0009】更に固定式のものについてみれば、雌型サ
ドル2,3が内面中央部の凸部を嵌め込む方式のため、
水平管のピッチ(SL寸法)が狭いエレメントについて
はこの嵌込みが困難及び取付不可能な場合が発生した
り、又、サドルスペーサ取付後はスライド式のいわゆる
フレキシブルサドルスペーサと固定式のストッパー付サ
ドルスペーサを外部から区分確認が不可能である等の不
具合があった。
ドル2,3が内面中央部の凸部を嵌め込む方式のため、
水平管のピッチ(SL寸法)が狭いエレメントについて
はこの嵌込みが困難及び取付不可能な場合が発生した
り、又、サドルスペーサ取付後はスライド式のいわゆる
フレキシブルサドルスペーサと固定式のストッパー付サ
ドルスペーサを外部から区分確認が不可能である等の不
具合があった。
【0010】本発明は従来のもののこれらの不具合を解
消し、熱応力の低減及びアッシュエロージョン発生を防
止し、かつコンパクトな構成で軽量化を図ったスペーサ
を提供することを課題とするものである。
消し、熱応力の低減及びアッシュエロージョン発生を防
止し、かつコンパクトな構成で軽量化を図ったスペーサ
を提供することを課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
解決するべくなされたもので、ボイラの後部煙道内に配
置された横置型エレメントを吊下管に支持するスペーサ
であって、吊下管側からの伸長部を丸形部材で構成して
先端に係合部を形成した雄型サドルと、横置型エレメン
トに設けられ前記雄型サドルと係合する雌型サドルより
なるスペーサを提供し、吊下管に取付けられた雄型サド
ルを吊下管側からの伸長部で丸形部材にて構成し、取付
溶接部の角部がなくなり、厚さが薄く均一となったので
熱応力の低減が図れると共にこの丸形の故にフライアッ
シュも当接する角部もなしにスムーズに流れてエロージ
ョンの低減が図れ、しかもこの部分の形状、構造をコン
パクトにして軽量化を達成するものである。
解決するべくなされたもので、ボイラの後部煙道内に配
置された横置型エレメントを吊下管に支持するスペーサ
であって、吊下管側からの伸長部を丸形部材で構成して
先端に係合部を形成した雄型サドルと、横置型エレメン
トに設けられ前記雄型サドルと係合する雌型サドルより
なるスペーサを提供し、吊下管に取付けられた雄型サド
ルを吊下管側からの伸長部で丸形部材にて構成し、取付
溶接部の角部がなくなり、厚さが薄く均一となったので
熱応力の低減が図れると共にこの丸形の故にフライアッ
シュも当接する角部もなしにスムーズに流れてエロージ
ョンの低減が図れ、しかもこの部分の形状、構造をコン
パクトにして軽量化を達成するものである。
【0012】また、本発明は、前記吊下管を間隔をおい
て2本設け、同一エレメントを支持する一方の吊下管に
設けた雄型サドルとこれに対応する横置型エレメントに
設けた雌型サドルはスライド可能に係合するスライド式
とし、他方の吊下管に設けたものは固定係合する固定式
としたスペーサを提供し、間隔をおいて設けた2本の吊
下管により各横置型エレメントを2箇所で支持するに際
し、一方の支持はスライド式とし、他方の支持は固定式
とすることにより、横置型エレメントが熱により伸縮し
ても安全確実な支持を行いうるものである。
て2本設け、同一エレメントを支持する一方の吊下管に
設けた雄型サドルとこれに対応する横置型エレメントに
設けた雌型サドルはスライド可能に係合するスライド式
とし、他方の吊下管に設けたものは固定係合する固定式
としたスペーサを提供し、間隔をおいて設けた2本の吊
下管により各横置型エレメントを2箇所で支持するに際
し、一方の支持はスライド式とし、他方の支持は固定式
とすることにより、横置型エレメントが熱により伸縮し
ても安全確実な支持を行いうるものである。
【0013】また、本発明は、前記雄型サドルとこれに
係合する雌型サドルで形成したスペーサのうちスライド
可能のものは、雄型サドルの上下面に形成したスライド
面を雌型サドルで挟み込み、水平方向にスライド可能に
構成したスペーサを提供し、雄型サドルの上下面と、こ
れを上下から挟む雌型サドルとで構成したスライド機構
により横置型エレメントの熱による伸縮を許容し、安全
確実な支持を行いうるものである。
係合する雌型サドルで形成したスペーサのうちスライド
可能のものは、雄型サドルの上下面に形成したスライド
面を雌型サドルで挟み込み、水平方向にスライド可能に
構成したスペーサを提供し、雄型サドルの上下面と、こ
れを上下から挟む雌型サドルとで構成したスライド機構
により横置型エレメントの熱による伸縮を許容し、安全
確実な支持を行いうるものである。
【0014】また、本発明は、前記雄型サドルとこれに
係合する雌型サドルで形成したスペーサのうち固定係合
のものは、雌型サドルの両端に鍔を設けて雄型サドルを
包み込み両者の移動を規制するように構成したスペーサ
を提供し、雌型サドルの両端に設けた鍔により同雌型サ
ドルは箱型構造となり、これで雄型サドルを包み込んで
係合支持するので、横置型エレメントの所定位置での支
持は効率的にかつ確実に行い得ると共に外部からの鍔の
存在を確認して固定式のものであることを容易に見分け
ることができるものである。
係合する雌型サドルで形成したスペーサのうち固定係合
のものは、雌型サドルの両端に鍔を設けて雄型サドルを
包み込み両者の移動を規制するように構成したスペーサ
を提供し、雌型サドルの両端に設けた鍔により同雌型サ
ドルは箱型構造となり、これで雄型サドルを包み込んで
係合支持するので、横置型エレメントの所定位置での支
持は効率的にかつ確実に行い得ると共に外部からの鍔の
存在を確認して固定式のものであることを容易に見分け
ることができるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第1形態を図1に
基づいて説明する。なお前記した従来のものと同一又は
同類対応する部分については図中に同一の符号を付して
示し、重複する説明はできるだけ省略する。
基づいて説明する。なお前記した従来のものと同一又は
同類対応する部分については図中に同一の符号を付して
示し、重複する説明はできるだけ省略する。
【0016】1は雄型サドルで吊下管4に丸形の凹面及
び周面で取付けられ、同吊下管4からの伸長部1aは丸
形の部材で構成されている。そして、その先端は横置型
エレメント5に摺接し、かつ同横置型エレメント5に取
付けられた上部の雌型サドル2と、下部の雌型サドル3
の係合面2b,3bと摺動係合する係合部1bを形成し
ている。
び周面で取付けられ、同吊下管4からの伸長部1aは丸
形の部材で構成されている。そして、その先端は横置型
エレメント5に摺接し、かつ同横置型エレメント5に取
付けられた上部の雌型サドル2と、下部の雌型サドル3
の係合面2b,3bと摺動係合する係合部1bを形成し
ている。
【0017】即ち、この雄型サドル1は丸形部分1aを
吊下管4に溶接されて支持され、スライド式支持機構の
一方を構成する。他方、雌型サドル2,3は鍵型形状で
あり、水平方向に延びて配置された横置型エレメント5
に、前記雄型サドル1の嵌合部1bを上下から挟み込む
ように上下一対が溶接固着され、スライド式支持機構の
他方を構成している。
吊下管4に溶接されて支持され、スライド式支持機構の
一方を構成する。他方、雌型サドル2,3は鍵型形状で
あり、水平方向に延びて配置された横置型エレメント5
に、前記雄型サドル1の嵌合部1bを上下から挟み込む
ように上下一対が溶接固着され、スライド式支持機構の
他方を構成している。
【0018】本実施の形態は前記のように構成されてい
るので、雄型サドル1は雌型サドル2,3に案内されて
横方向にスライド可能となり、横置型エレメント5が熱
変形で伸縮した場合、その上下方向での位置を変えるこ
となく、この伸縮を許容し装置全体の安定性を維持しう
るものである。
るので、雄型サドル1は雌型サドル2,3に案内されて
横方向にスライド可能となり、横置型エレメント5が熱
変形で伸縮した場合、その上下方向での位置を変えるこ
となく、この伸縮を許容し装置全体の安定性を維持しう
るものである。
【0019】本発明の実施の第2形態を図2に基づいて
説明する。なお、前記した従来のもの及び実施の第1形
態のものと同一又は共通し、若しくは同類の部分につい
ては図中に同一符号を付して示し、重複する説明はでき
るだけ省略する。
説明する。なお、前記した従来のもの及び実施の第1形
態のものと同一又は共通し、若しくは同類の部分につい
ては図中に同一符号を付して示し、重複する説明はでき
るだけ省略する。
【0020】本実施の形態は雄型サドル1の丸形部分1
aを吊下管4に溶接して取付後、雌型サドル2,3を上
下段に取付け、横置型エレメント5等を支持するもの
で、エレメントを固定式に支持するものである。
aを吊下管4に溶接して取付後、雌型サドル2,3を上
下段に取付け、横置型エレメント5等を支持するもの
で、エレメントを固定式に支持するものである。
【0021】この場合雄型サドル1は、前記した実施の
第1形態のものとまったく同じ構造であるが、これを挟
んだ上下の雌型サドル2,3が鍵型であって、両端にス
トッパーとなる鍔8を有しているため、雄型サドル1の
嵌合部を包み込んで鍔8により雄型サドル1がスライド
しないようにした固定式のスペーサである。
第1形態のものとまったく同じ構造であるが、これを挟
んだ上下の雌型サドル2,3が鍵型であって、両端にス
トッパーとなる鍔8を有しているため、雄型サドル1の
嵌合部を包み込んで鍔8により雄型サドル1がスライド
しないようにした固定式のスペーサである。
【0022】前記した実施の第1形態のものを含め本実
施の形態においても、雄型サドル1は吊下管4に丸形部
分1aにて溶接されているため、溶接線が丸味形状とな
り応力が集中しないと共に、厚さが薄く均一となるので
熱応力の低減が図れる。
施の形態においても、雄型サドル1は吊下管4に丸形部
分1aにて溶接されているため、溶接線が丸味形状とな
り応力が集中しないと共に、厚さが薄く均一となるので
熱応力の低減が図れる。
【0023】これは前記において説明した従来の四角型
のものにおいて、溶接が直線と角部があって応力の集中
があると共に、角部の肉厚が厚くなって熱応力が発生
し、吊下管に損傷が起こる可能性を秘めたものと比べ、
全く、かつ、大巾に異るところである。
のものにおいて、溶接が直線と角部があって応力の集中
があると共に、角部の肉厚が厚くなって熱応力が発生
し、吊下管に損傷が起こる可能性を秘めたものと比べ、
全く、かつ、大巾に異るところである。
【0024】また、通常ボイラ等の後部煙道はアッシュ
を含んだ排ガスが流れているためにこれがスペーサ管に
当たりエロージョンの発生原因となるが、前記した従来
の角型スペーサはガス流れに対し直角な面を有している
ので、この部分にアッシュが当たり、吊下管4の部分に
エロージョンが発生するものであるのに対し、前記実施
の第1形態のものも本実施の形態のものも、前記した雄
型サドル1が丸形となっているため、アッシュは丸味の
両側に流れ吊下管4には当らないのでエロージョンの発
生もないものである。
を含んだ排ガスが流れているためにこれがスペーサ管に
当たりエロージョンの発生原因となるが、前記した従来
の角型スペーサはガス流れに対し直角な面を有している
ので、この部分にアッシュが当たり、吊下管4の部分に
エロージョンが発生するものであるのに対し、前記実施
の第1形態のものも本実施の形態のものも、前記した雄
型サドル1が丸形となっているため、アッシュは丸味の
両側に流れ吊下管4には当らないのでエロージョンの発
生もないものである。
【0025】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上本発明によれば、雄型サドルの吊下
管取付部を丸形部材で構成したことにより熱応力の低減
と石炭焚ボイラにおけるアッシュエロージョンの低減を
図ると共に、従来の角型に比べてコンパクトで軽量化を
達成し、信頼性を高めたスペーサを得ることができたも
のである。
管取付部を丸形部材で構成したことにより熱応力の低減
と石炭焚ボイラにおけるアッシュエロージョンの低減を
図ると共に、従来の角型に比べてコンパクトで軽量化を
達成し、信頼性を高めたスペーサを得ることができたも
のである。
【0027】また、請求項2の発明によれば、前記した
好ましい丸形のスペーサを用い、しかも2本の吊下管の
うち一方はスライド式、他方は固定式と住み分けさせて
用いることにより、横置型エレメントの熱伸縮に対して
も安全確実な支持を達成することができたものである。
好ましい丸形のスペーサを用い、しかも2本の吊下管の
うち一方はスライド式、他方は固定式と住み分けさせて
用いることにより、横置型エレメントの熱伸縮に対して
も安全確実な支持を達成することができたものである。
【0028】また、請求項3の発明によれば、スペーサ
を構成する一方の雄型サドルは、他方の雌型サドルとス
ライド機構を構成して横置型エレメントの熱による伸縮
を十分に許容し、安全確実な支持構造を得ることができ
たものである。
を構成する一方の雄型サドルは、他方の雌型サドルとス
ライド機構を構成して横置型エレメントの熱による伸縮
を十分に許容し、安全確実な支持構造を得ることができ
たものである。
【0029】さらにまた、請求項4の発明によれば、雌
型サドルの両端に鍔を配し、箱型構造としてストッパ機
能を持ったスペーサを構成したことにより、横置型エレ
メントの所定位置での支持を確実なものとし、装置の組
立て取付時の効率化を図ると共に、組み立て後における
固定式スペーサの見分けを容易にして保守点検等の作業
性の向上を図る等の効果を奏し得たものである。
型サドルの両端に鍔を配し、箱型構造としてストッパ機
能を持ったスペーサを構成したことにより、横置型エレ
メントの所定位置での支持を確実なものとし、装置の組
立て取付時の効率化を図ると共に、組み立て後における
固定式スペーサの見分けを容易にして保守点検等の作業
性の向上を図る等の効果を奏し得たものである。
【図1】本発明の実施の第1形態に係るスペーサの分解
−組立て状況を併せて示す説明図。
−組立て状況を併せて示す説明図。
【図2】本発明の実施の第2形態に係るスペーサの分解
−組立て状況を併せて示す説明図。
−組立て状況を併せて示す説明図。
【図3】ボイラの後部煙道側に配置した従来の横置型エ
レメントの配列とスペーサ取付位置を示す説明図。
レメントの配列とスペーサ取付位置を示す説明図。
【図4】従来の横置型エレメントと吊下管をスペーサを
介して組み合せた取付部の説明図。
介して組み合せた取付部の説明図。
【図5】従来のスペーサのうちスライド式のものの一部
分解状況を示す説明図。
分解状況を示す説明図。
【図6】従来のスペーサのうち固定式のものの一部分解
状況を示す説明図。
状況を示す説明図。
1 雄型サドル 1a 丸形部分 1b 係合部 2,3 雌型サドル 2b,3b 係合面 4 吊下管 5 横置型エレメント 8 鍔
Claims (4)
- 【請求項1】 ボイラの後部煙道内に配置された横置型
エレメントを吊下管に支持するスペーサであって、吊下
管側からの伸長部を丸形部材で構成して先端に係合部を
形成した雄型サドルと、横置型エレメントに設けられ前
記雄型サドルと係合する雌型サドルよりなることを特徴
とするスペーサ。 - 【請求項2】 前記吊下管を間隔をおいて2本設け、同
一エレメントを支持する一方の吊下管に設けた雄型サド
ルとこれに対応する横置型エレメントに設けた雌型サド
ルはスライド可能に係合するスライド式とし、他方の吊
下管に設けたものは固定係合する固定式としたことを特
徴とする請求項1に記載のスペーサ。 - 【請求項3】 前記雄型サドルとこれに係合する雌型サ
ドルで形成したスペーサのうちスライド可能のものは、
雄型サドルの上下面に形成したスライド面を雌型サドル
で挟み込み、水平方向にスライド可能に構成したことを
特徴とする請求項1、2に記載のスペーサ。 - 【請求項4】 前記雄型サドルとこれに係合する雌型サ
ドルで形成したスペーサのうち固定係合のものは、雌型
サドルの両端に鍔を設けて雄型サドルを包み込み両者の
移動を規制するように構成したことを特徴とする請求項
1、2に記載のスペーサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP382997A JPH10196905A (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | スペーサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP382997A JPH10196905A (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | スペーサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10196905A true JPH10196905A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=11568101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP382997A Pending JPH10196905A (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | スペーサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10196905A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109140417A (zh) * | 2018-09-18 | 2019-01-04 | 张化机(苏州)重装有限公司 | 反应器汽包 |
JP2020139688A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | ボイラ伝熱管の支持装置、ボイラ、ボイラ伝熱管の支持方法、ボイラ伝熱管の交換方法およびボイラ伝熱管の支持装置の交換方法 |
-
1997
- 1997-01-13 JP JP382997A patent/JPH10196905A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109140417A (zh) * | 2018-09-18 | 2019-01-04 | 张化机(苏州)重装有限公司 | 反应器汽包 |
CN109140417B (zh) * | 2018-09-18 | 2024-06-04 | 张化机(苏州)重装有限公司 | 反应器汽包 |
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