JPH10196490A - 燃料噴射ノズル - Google Patents

燃料噴射ノズル

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JPH10196490A
JPH10196490A JP9015954A JP1595497A JPH10196490A JP H10196490 A JPH10196490 A JP H10196490A JP 9015954 A JP9015954 A JP 9015954A JP 1595497 A JP1595497 A JP 1595497A JP H10196490 A JPH10196490 A JP H10196490A
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JP
Japan
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injection
hole
fuel
rotary valve
joint shaft
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Toshiyuki Hasegawa
敏行 長谷川
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Zexel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パイロット噴射と噴孔面積可変の本噴射とを容
易かつ確実に行なうことができる燃料噴射ノズルを提供
する。 【解決手段】ロータリバルブ7をアクチュエータ9によ
って回転することにより噴孔開孔面積を調節する形式の
燃料噴射ノズルであり、ロータリバルブ7の駆動系が、
シャフト8とロータリバルブ7に対しそれぞれ軸方向相
対変位可能に連結された継手軸が、燃料を軸方向に導く
リーク用通路10fと、ニードル弁4に設けたシート部
45bに対するシート部10cを有しており、ホルダ本
体1にはニードル弁4のリフト中に前記継手軸10をニ
ードル弁のシート部45bから強制的に離座させるため
の継手軸駆動手段14と、該継手軸駆動手段14の作動
停止とともに継手軸10をニードル弁のシート部45b
に着座させるための弾性部材16とを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料噴射ノズルとり
わけ噴孔面積可変な燃料噴射ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼル機関などにおいて燃料を燃焼
室に霧化状態で供給するための手段として燃料噴射ノズ
ルが汎用されている。かかる燃料噴射ノズルは、特開昭
59−180063号公報などに開示されているよう
に、ノズルボデイ内に軸方向に摺動自在にニードル弁を
収容し、このニードル弁の先端側に円錐状の受圧面を形
成し、これに燃料圧力を作用させることにより開弁し、
ノズルボデイの先端部に形成された複数の噴孔からエン
ジンの燃焼室に噴射する構造となっていた。しかし、こ
の構造では、燃料の噴射圧力、噴射量、噴射速度などが
一般的に送油ポンプによって決定されてしまい、しかも
噴孔合計面積を増減することができない。このため、エ
ンジン低回転時に燃料噴射圧が低くなってしまったり、
エンジン低負荷時に噴射時間が短くなってしまうなど
し、良好な燃焼状態を継続することができず、燃焼の促
進、出力・燃費の向上、燃焼騒音やNOxの低減という
課題に対応することが困難であった。
【0003】この対策として、特開平4−76266号
公報には、ノズルボデイの先端部にホールを形成し、こ
のホールを囲む壁にホールと連通した複数の噴孔を円周
方向で間隔をおいて形成し、ニードル弁の軸心に穿った
貫通孔に回転自在なロータリバルブを通し、このロータ
リバルブの先端部を前記ホールに位置させ、該ロータリ
バルブに、ニードル弁開弁時に作られるホール内の燃料
圧力室と噴孔とを通じさせる複数個の溝を設けたものが
提案されている。しかし、この先行技術はロータリバル
ブの回転により単に噴孔の開口数を4個または8個に切
換える方式であるため、エンジンの負荷と回転数に対応
する噴孔合計面積の制御を精度よく行うことが困難であ
った。ことにエンジンの最適燃焼を実現するには、本噴
射に先立ってパイロット噴射を行ない、噴射率を制御す
ることが好適であり、そのためには低噴射率でのパイロ
ット用噴射と本噴射との間に噴射が行われない状態を形
成することが必要であり、このためには、ニードル弁の
開弁状態で燃料を意図的にリークし得ることが構造的に
必要であるが、先行技術ではロータリバルブとしての回
転軸とニードル弁の孔壁とでシールされているため、無
噴射状態を創成することができず、したがって、パイロ
ット噴射を行なうことは不可能であった。
【0004】パイロット噴射については特開平7−77
124号公報にジャーク式燃料噴射装置での制御機構が
提案されているが、この先行技術ではパイロット噴射の
噴射量や噴射期間などがプランジャとリーク穴との相対
位置で決定されるため、各パラメータの自由度が狭いと
いう問題があった。また、特開平7−54370号公報
には、ソレノイド駆動式の燃料噴射ノズルが提案されて
いるが、この先行技術ではパイロット噴射に最適な噴孔
面積を適用することができないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解消するために研究して創案されたもので、そ
の目的とするところは、エンジンの負荷と回転数に則し
た噴射圧力、噴射期間、噴射量となるように噴孔面積と
噴射期間を制御することができ、ことにパイロット噴射
と噴孔面積可変の本噴射とを容易かつ確実に行なうこと
ができる燃料噴射ノズルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、ノズルボデイ先端部に形成されたホールの入
り口側に所定の燃料圧力で開閉されるニードル弁を配
し、ホールを画成する囲壁に加圧燃料を噴出する噴孔を
複数個円周方向で間隔をおいて設け、ホール内には噴孔
に対応する複数個の燃料通路を有するロータリバルブを
配し、該ロータリバルブをアクチュエータによって回転
することにより噴孔開孔面積を調節する形式の燃料噴射
ノズルにおいて、ロータリバルブの駆動系として、アク
チュエータで駆動されるシャフトとロータリバルブに対
しそれぞれ軸方向相対変位可能に連結された継手軸をニ
ードル弁の下端領域に有し、継手軸は燃料を軸方向に導
くリーク用通路を有するとともにシート部に対するシー
ト部を有しており、ホルダ本体にはニードル弁4のリフ
ト中に前記継手軸をニードル弁のシート部から強制的に
離座させるための継手軸駆動手段と、該継手軸駆動手段
の作動停止とともに継手軸をニードル弁のシート部に着
座させるための弾性部材とを設けた構成としている。
【0007】
【作用】このような構成によれば、ニードル弁の閉弁時
にロータリバルブを所期噴射に適した回転角度で回転し
て燃料通路をホール囲壁の噴孔と所要開孔面積で連通さ
せておけば、ニードル弁の開弁によりパイロット噴射が
行われる。ついで、この状態のまま継手軸駆動手段を駆
動して弾性部材による着座力に勝る力を付与すれば、継
手軸が下降してニードル弁のシート部から離間し、それ
により加圧燃料は継手軸の周面のリーク用通路を通って
低圧側に逃がされるため、パイロット噴射が終了せしめ
られる。したがって、継手軸駆動手段駆動時期を選択す
ることで自在かつ容易にパイロット噴射を行なうことが
できる。本噴射を行なうには、前記継手軸駆動手段の駆
動を停止する。こうすれば、弾性部材の力で継手軸が引
き上げられ、燃料圧によりニードル弁のシート部に着座
するため噴射圧が復元され、本噴射が行われる。
【0008】好適には、複数の噴孔を有するホール囲壁
は円錐状面を有し、ロータリバルブには上端に加圧燃料
の圧力を受ける受圧面を、外周には前記円錐状面の傾斜
角度に則した角度の円錐状シート面を設けた構成となっ
ている。この構成を採用した場合には、ニードル弁が開
弁して燃料噴射圧が作用すると、前記受圧面にかかる燃
料圧により、ロータリバルブとホール囲壁間にロータリ
バルブを回転させるトルクに勝る摩擦力が発生し、ロー
タリバルブは噴射圧力のみによって確実に位置保持され
ることになり、また、円錐面同士の接触により緊密に面
シールされるため加圧燃料が燃料通路の開口から周方向
に沿って流れることはない。したがって、正確な調量状
態でパイロット噴射と本噴射を行なうことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を添付図面に
基いて説明する。図1ないし図4は本発明による燃料噴
射ノズルの一実施例を示しており、図1において、1は
ノズルホルダ本体であり、これの上端部には油密に嵌合
固定された駆動用ヘッド部2を有している。3はノズル
ホルダ本体1の下端にスペーサ3’を介して連接された
ノズルボデイであり、リテーニングナット5によりノズ
ルホルダ本体1に結合されている。4はノズルボデイ3
に内挿されたニードルバルブ(ノズルニードル)である。
前記ノズルホルダ本体1の軸心には、下端から径大な第
1穴100aとこれに続いてノズルホルダ本体1の上端
に到る軸孔100bが穿設されており、第1穴100a
には押圧部材101が摺動可能に内挿されている。そし
てこの押圧部材101と第1穴100aの上底間にノズ
ルスプリング103が介装されている。前記ノズルボデ
イ3は外面長手方向中間部にリテーニングナット5の袋
孔底に嵌合する段部を有し、この段部より下方にリテー
ニングナット5を貫いて伸びる筒状部31が設けられ、
筒状部31の先端には噴孔形成用の先端部32が形成さ
れている。
【0010】一方、ノズルボデイ3の軸心には、上端か
ら下端に向かって、前記ノズルホルダ本体1の第1穴1
00aと同心のガイド孔300と、該ガイド孔300よ
りも径の大きな油溜り301が形成され、さらに油溜り
301よりも下方には誘導孔302が穿設されている。
この誘導孔302の下端には、図2のように円錐状のシ
ート面303が形成され、さらにこのシート面303に
続いて加圧燃料が導かれる有底状のホール34が先端部
32の囲壁によって画成されている。前記ノズルホルダ
本体1の一側部には加圧燃料口104が設けられ、該加
圧燃料口104はノズルホルダ本体1およびノズルボデ
イ3に穿設した通路孔105,305を介して前記油溜
り301に連通され、ここに加圧燃料を導くようになっ
ている。加圧燃料口104には図示しないジャーク式燃
料噴射装置または蓄圧式燃料噴射装置に接続されてい
る。
【0011】ニードルバルブ4は、上端に前記押圧部材
101に対する係合部を有し、また、外周にはガイド孔
300に摺接するガイド部と油溜り301内の燃料圧を
受ける受圧部が設けられ、この受圧部から下方には、図
2のように、誘導孔302との間で筒状の燃料通路Aを
形成するための軸部43が設けられている。この軸部4
3の下端には前記シート面303に接離する円錐状のシ
ート面44が形成されている。前記ホール34を画成す
る囲壁の内側は、図2のようにシート面303と滑らか
に連続した先細り状の円錐状面341が形成されてお
り、円錐状面341の下端は半球状端面となっている。
前記円錐状面341を画成するホール囲壁には、図3の
ようにホール34内に通じる複数個の噴孔35が等間隔
で配設されている。前記噴孔35はこの実施例では5個
であり、円周上に62°間隔で放射状に延びている。各
噴孔35の軸線はノズル軸線と直角でもよいが、この実
施例ではノズル軸線に対して所定の傾斜角度を有してい
る。噴孔35の軸線と直角の断面形状は多角形となって
いてもよく、こうすれば単位回転角あたりの噴孔面積変
化量を大きくすることができる。
【0012】前記ホール34にはロータリバルブ7が配
置されている。該ロータリバルブ7の駆動系は、継手軸
10と、ニードルバルブ4とノズルホルダ本体1を貫通
するシャフト8と、駆動用ヘッド部2に取り付けたアク
チュエータ9を含んでおり、アクチュエータ9を駆動す
ることによりロータリバルブ7がノズル軸線の周りで回
転されるようになっている。詳しく説明すると、ニード
ルバルブ4の軸心には、図2のように、下端開口から比
較的径の大きな第1孔45aが形成されており、この第
1孔45aの終端領域には円錐状のシート部45bと短
孔45cが設けられ、この短孔45cが第1孔45aよ
りも径の大きな第2孔45dに通じており、該第2孔4
5dはニードルバルブ4の上端に到っている。
【0013】継手軸10はニードルバルブ4のリフトに
よって生ずるロータリバルブ7の軸方向ガタを許容しな
がら、回転トルクをロータリバルブ7に伝えるためのも
ので、オルダムカップリングないしこれに類する構造の
ものが用いられている。前記継手軸10は、第1孔45
aに緩く嵌まる径の円柱部10aを有し、その円柱部1
0aの下端側にはローターバルブ7と軸方向で相対摺動
可能に連結するための溝10bが形成されている。継手
軸10の円柱部10aの上端には、図2と図4のように
前記シート部45bに着座すべき円錐状のシート部10
cが形成され、そのシート部10cの上端から短孔45
cに嵌まる短軸部10dが延び、その短軸10dの上端
に突片10eが形成されていて、その突片10eが前記
シャフト8の下端に設けた溝80に軸方向相対移動可能
に係合され、トルクが伝達されるようになっている。そ
して、前記継手軸10の周面にはパイロット噴射終了を
実現するためのリーク用通路10fが設けられている。
このリーク用通路10fは好適には溝からなり、少なく
とも短軸部10dの外周に1本以上設けられる。さらに
リークを素早くするためリーク用通路10fは好適には
円柱部10aの外周にも設けられ、そのリーク用通路1
0fの上端はシート部10cに達している。
【0014】シャフト8は図2のように前記ニードルバ
ルブ4の第2孔45dの下端部域に達する長さを有して
おり、下端の溝80を介して継手軸10と連結されてい
る。前記シャフト8はその外周と第2孔45dとの間に
適度な隙間sを有しながら上方に伸び、スペーサ3’の
孔を通り、さらにノズルホルダ本体1の第1穴100a
と軸孔100bを通って上方に伸び、駆動用ヘッド部2
の空所200に固定されているアクチュエータ9の出力
軸9aと軸継手13を介して軸方向に少し移動可能にか
つ回転方向では一体に連結されている。前記アクチュエ
ータ9は電気的に制御型のものであれば任意であり、た
とえばステッピングモータやサーボモータが用いられ
る。そして、ノズルホルダ本体1の上端部中央にはシャ
フト8を囲んで駆動手段14が設けられている。この駆
動手段14は応答性の早いものたとえばソレノイドが用
いられ、該ソレノイドの吸引面としての上面側に対応す
るシャフト外周には、非移動要素としてのアマチュア1
5が一体化されており、このアーマチュア15と前記軸
継手13の間にアーマチュア15(シヤフト8)を上方
に付勢する弾性部材16が配されている。この弾性部材
16の例としては引張り型のばねが挙げられる。
【0015】前記リーク用通路10fは図2のようにニ
ードルバルブ4の第2孔45dと通じており、リークし
た加圧燃料はシャフト外周と第2孔45dとの間の隙間
sを通って上方に流れ、ノズルホルダ本体1の適所に設
けた低圧ポートから外部に排出されるようになってい
る。この排出系は任意であるが、本発明ではノズルホル
ダ本体1の第1穴100aと軸孔100bとシャフト8
との隙間および駆動手段14の内径の孔とシャフト8と
の隙間をリーク通路として利用し、アーマチュア15の
下面に駆動用ヘッド部2の空所200に通ずる通路15
0を設け、駆動用ヘッド部2の一側に空所200に通ず
る排出管18を接続している。これに代えてたとえば第
1穴100aに通じるような専用のリーク通路をノズル
ホルダ本体1に穿ってもよい。
【0016】ロータリバルブ7は、図2ないし図5に示
されており、上端にニードルバルブ4の開弁時に加圧燃
料の圧力が作用する平坦状の受圧面74を有している。
その受圧面74の中央部には突片70が一体に形成され
ており、この突片70が前記継手軸10の溝10bに軸
方向で相対摺動可能にはめられている。前記ロータリバ
ルブ7は、前記受圧面74より下に、前記ホール囲壁の
円錐状面341と合致する角度で先細り状に傾斜した円
錐状シート面72を有し、この円錐状シート面72と円
錐状面341とで摩擦シート面が作られるようになって
いる。ロータリバルブ7は、回転トルクT1(Nm)と保
持トルクT2(Nm)がT1<T2の関係となるように、受
圧面74の半径r1、円錐状シート面72の下端半径r2
および、ロータリバルブとホールの円錐状面72,34
1のノズル軸線に対する傾斜角度αが設定されている。
ホール34の円錐状面341とロータリバルブ7の円錐
状シート面72の傾斜角度は、一般に50〜70°の範
囲から選択され、これを基準として前記r1とr2を設定
すればよい。
【0017】前記ロータリバルブ7は、一端が受圧面7
4に開口し他端が前記円錐状面341に設けられている
噴孔35と連通可能な複数の燃料通路73が周方向で間
隔をおいて設けられている。図2ないし図4の実施例で
は、燃料通路73は噴孔35と同数の5個のスリット状
の溝からなっており、それら各溝は図3のように軸線と
直角の断面が噴孔35の径と同等以上の寸法を有し、各
溝の下端は噴孔35の略直下に相当する位置で終わって
いる。溝はこの実施例では溝底がロータリバルブ7の円
錐状シート面72の傾斜角度と略平行に作られている
が、ノズル軸線と平行状になっていてもよい。
【0018】図5は本発明におけるロータリバルブ7の
別の実施例を示しており、この例においては、燃料通路
73が溝でなく孔から構成され、一端が受圧面74に他
端が円錐状シート面72に開口している。この燃料通路
73はそれぞれが独立した孔であってもよいが、たとえ
ば、円錐状シート面72に開口する各孔の奥を集合孔で
結び、この集合孔に向かって受圧面74から各孔を穿設
してもよい。
【0019】図4や図5のようなロータリバルブ形状と
した場合、受圧面74に作用する加圧燃料の圧力によ
り、円錐面72とホール囲壁の円錐状面341とが摩擦
力により位置保持されることから、ロータリバルブの保
持トルクT2とロータリバルブを回転するトルクT1との
関係すなわちT2−T1を小さな範囲にすれば、T2とT1
の差△Tに勝るだけの小さなトルクを外部から与えるこ
とにより、燃料噴射中でもロータリバルブ7を回転させ
て噴孔35の開口面積を変化させることができるのであ
る。
【0020】その他図面において、11はロータリバル
ブ7の回転制御を行うため駆動軸系に設けた回転角検出
機構である。この回転角検出機構11はロータリバルブ
7の回転角を検出してCPUからなるコントローラ12
にフィードバック信号として送り、ロータリバルブ7に
より希望する噴孔面積が得られるようにアクチュエータ
9の駆動量を制御するためのもので、この制御はロータ
リバルブ7の回転角が設定回転角と誤差があるときに位
置補正を行うことを含んでいる。回転角検出機構11は
ポテンショメータ、エンコーダ、コリメータなど任意で
ある。この実施例ではポテンショメータが用いられてお
り、アクチュエータ9の出力軸と反対側にもう一つの出
力軸9bを設けて軸継手13’を介してポテンショメー
タに接続している。前記コントローラ12の入力部に
は、エンジンないし燃料噴射装置の回転数検出センサ1
20(または回転角度検出センサ)と負荷検出センサ12
1がそれぞれ接続されている。これにより、回転数検出
センサ120からの信号をコントローラ12に常時入力
させ、アクチュエータ9に駆動信号を出力させる。そし
て、負荷検出センサ121からの信号を同時に入力さ
せ、負荷と回転数のデータからあらかじめ作成した所定
のマップによってアクチュエータ9の駆動制御を行うよ
うになっている。
【0021】なお、ホール囲壁は必ずしも全体が円錐状
面となっていること必要ではない。すなわち、シート面
303の終端から中間部位までノズル軸線と平行な直筒
面が形成され、該直筒面の終端から前記先細り状に傾斜
した円錐面341となっていてもよい。この場合には、
ロータリバルブ7も受圧面74から中間部位までノズル
軸線と平行な直筒面となり、これの終端から円錐状シー
ト面72が形成される。これも本発明に含まれる。ま
た、実施例では噴孔35と燃料通路73の数がそれぞれ
5個となっているが、もちろんこれに限定されず、3
個、4個あるいは6個以上であってもよい。また、駆動
軸系はこの実施例に限らず、シャフト8と継手軸10の
間にさらに継手を介在させてもよい。なお、場合によっ
てはロータリバルブ形状は円柱状でもよく、この場合に
はホール囲壁もそれに対応した円筒状壁とする。
【0022】
【実施例の作用】次に本発明の実施例の作用を説明す
る。周知のように、加圧燃料は図示しない燃料噴射噴射
装置から配管を経て加圧燃料口104に送られ、通路孔
105,305を介して油溜り301に押し込まれ、こ
れから環状燃料通路106を下る。この燃料圧は同時に
油溜り301に位置しているノズルニードル4の受圧面
42に作用し、燃料圧がスプリング103のセット力に
勝る圧力に達するとニードルバルブ4はリフトされ、ニ
ードルバルブ下端部のシート面44がノズルボデイ3の
シート面303から離間し、開弁する。そして、燃料圧
が低下すれば、スプリング103の付勢力によりニード
ルバルブ4は押し下げられて閉弁される。
【0023】図2と図3(a)(b)は噴射前の状態を
示しており、ニードルバルブ4は閉弁しており、継手軸
10は下面に燃料圧が作用していないため降下して円柱
部10aの下面がロータリバルブ7の受圧面74に接触
している。そしてこのときには継手軸駆動手段14は非
作動(オフ状態)になっているため、シャフト8は弾性
部材16により引き上げられており、アーマチュア15
の下面と継手軸駆動手段14の吸着面との間には所定の
大きさの隙間cが確保されている。この状態で、エンジ
ンの吸気行程または排気行程の時期に回転数検出センサ
120と負荷センサ121からエンジン又は燃料噴射ポ
ンプの回転数(または回転角度)と負荷の情報信号がコン
トローラ12に送られると、これらに対応する回転角が
算出される。そしてそれに応じた駆動量信号がアクチュ
エータ9に送られ、アクチュエータ9の駆動力がシャフ
ト8に伝達され、その回転トルクが継手軸10からロー
タリバルブ7に伝達される。ロータリバルブ7は、図3
(a)のような燃料通路73と噴孔35とが所期噴射に
適合するように燃料通路73がわずかに噴孔35に望む
位置となるように所要回転角だけ回転され、コントロー
ラ12からアクチュエータ9への駆動停止信号により、
ロータリバルブ7はその位置に保持される。前記回転時
には、ロータリバルブ7には軸線方向の負荷がかかって
いないため円錐状シート面72はホール囲壁の円錐状面
341と強接しておらず、したがって容易かつスムーズ
に所望回転角に回転させることができる。
【0024】そして、この状態で燃料圧が高くなってニ
ードルバルブ4が開弁すれば、高圧燃料はホール34内
に入り、継手軸10の円柱部下端面に作用するため、継
手軸10は持ち上げられ、短軸部10dの上端がシャフ
ト8の下面に当接するとともに、円錐状のシート部10
cがニードルバルブ4のシート部45bに着座する。前
記シート部10c,45bによるシール作用により高圧
燃料はニードルバルブ4の第2孔45dからリークする
ことはなく、高圧燃料は高い噴射圧力を維持しつつロー
タリバルブ7の受圧面74に開口している各燃料通路7
3を通って各噴孔35からパイロット噴射される。これ
が図6(a)および(b)の状態である。
【0025】このパイロット噴射時に、燃料噴射圧はロ
ータリバルブ7の上端の受圧面74に作用する。これに
よりロータリバルブ7は軸線方向に押さえつけられ、外
周の円錐状シート面72がホール囲壁の円錐状面341
と強力に面接触して面シール状態となり、ここで摩擦力
によって固定力が生ずる。この摩擦による固定力は噴孔
35にかかる噴射圧によりロータリバルブ7を回転軸方
向に動かす力よりも上回る。このため、ニードルバルブ
4の閉弁時にパイロット噴射用の所定角度回転されたロ
ータリバルブ7は燃料噴射時にはその位置にしっかりと
位置保持固定され、また、円錐状シート面72とホール
囲壁の円錐状面341との密接により高圧燃料の周方向
のリークも防止される。また、継手軸10も前記シート
部10c,45bによる摩擦作用で回転が防止される。
【0026】その後コントローラ12からパイロット噴
射終了の指令が送られると、継手軸駆動手段14が作動
し、実施例ではソレノイドに電流が印加されるため、ア
ーマチュア15は弾性手段16の牽引力に抗して吸着さ
れる。これによりアーマチュア15と一体化されている
シャフト8が下降し、継手軸10を強制的に下降させ
る。それにより、円錐状のシート部10cがニードルバ
ルブ4のシート部45bから離間する。この状態が図7
(a)(b)であり、高圧燃料は継手軸10の円柱部1
0aの外周と第1孔45aとの隙間あるいは円柱部10
aのリーク用通路10fを通り、短軸部10dのリーク
用通路10fを通って第2孔45dにリークされ、第2
孔45dからさらに低圧側の上方へと流れ、この実施例
ではアーマチュア15のリーク通路150を経て駆動ヘ
ッド部2の空所200に流入し、排出管18から外部に
排出される。このときには噴射圧力Pinと筒内圧力P
cylと大気圧Poutの圧力の釣合いは、Pin>P
cyl>>Poutであることから、高圧燃料は噴孔3
5から噴射されず、無噴射状態が形成される。
【0027】次いで、コントローラ12から本噴射の指
令が発せられると、継手軸駆動手段14は非作動に切り
替えられ、この実施例ではソレノイドがオフ状態とな
る。この瞬間、弾性手段16の牽引力によりアーマチュ
ア15と一体化されているシャフト8がリフトされ、そ
れにより継手軸10に付加されていた下方への押圧力が
開放される。このため継手軸10は円柱部10aの下面
に高圧燃料圧を受けて上昇し、再び円錐状のシート部1
0cがニードルバルブ4のシート部45bに着座する。
それと同時にアクチュエータ9が再び駆動されることに
よりロータリバルブ7は回転され、これにより本噴射に
最適な噴孔面積となるように各燃料通路73が各噴孔3
5の連通度合いが調整され、その位置に停止させられ
る。これで本噴射が開始される。これが図8(a)
(b)の状態である。
【0028】そして所定時間経過して本噴射終了の指令
が発せられるとアクチュエータ9が駆動して、ロータリ
バルブ7は回転移動されられ、噴孔面積ゼロの状態すな
わち、各燃料通路73のあいだの領域が各噴孔35に面
する位置に到って停止される。このロータリバルブ7の
停止と同時にニードルバルブ4は下降してシート面30
3に着座し、噴射は完全に終了する。以上で1回の燃料
噴射サイクルが終了し、次の噴射が行われるまでにアク
チュエータ9によりロータリバルブ7はパイロット噴射
に適した噴孔面積となるように各燃料通路73が各噴孔
35に合わせられる。なお、ロータリバルブ7の位置に
よる噴孔面積の精度を得るため、絶えず回転角検出機構
11の出力と比較されながらアクチュエータ9の駆動が
制御される。これによりロータリバルブ7の位置を検出
し補正することができるため、噴射ごとの噴霧のばらつ
きを減少させることができる。
【0029】上記動作は本発明の一例であって、これに
限定されるものではなく、アクチュエータ9の応答性に
応じて種々の態様を採ることができる。すなわち、たと
えば、応答性が早いアクチュエータの場合には、噴射前
に噴孔面積ゼロとし、パイロット噴射直前にこれに適し
た噴孔面積となるようにロータリバルブ7を回転しその
位置で停止させ、本噴射直前に本噴射に適した噴孔面積
になるようにロータリバルブ7を回転しその位置で停止
させる制御方式としてもよい。応答性の遅いアクチュエ
ータの場合には、パイロット噴射時に本噴射に適した開
孔面積となるような位置にロータリバルブ7を回転して
おき、応答性の早い継手軸駆動手段14を利用したリー
ク時期の制御によりパイロット噴射を制御してもよい。
なお、実施例のロータリバルブ形状とした場合、燃料噴
射圧力のみでロータリバルブ7が固定されるため、上記
のように位置固定が容易であることにより、燃料噴射中
にアクチュエータ9駆動してロータリバルブ7を回転さ
せることができるため、パイロット噴射中および本噴射
中に噴孔35と燃料通路73との開度(噴孔面積)を無
段階的に可変にすることができる。また、アクチュエー
タ9は小型、小トルクのものを用いることができ、それ
により噴射ノズルの大きさの増大を回避し、エンジンに
対する配置や取付けを容易にすることができる。ロータ
リバルブ7の燃料通路73を溝構造とした場合には、燃
料通路73の加工が容易になり、コスト低減を図ること
ができる利点がある。この溝構造において、溝底を円錐
状シート面72と平行状にした場合は、受圧面74の面
積を大きくすることができるため、ロータリバルブ7の
保持トルクを相対的に大きくすることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1によると
きには、ロータリバルブ7をアクチュエータ9によって
回転することにより噴孔開孔面積を調節する形式の燃料
噴射ノズルにおいて、ロータリバルブ7の駆動系が、ア
クチュエータ9で駆動されるシャフト8とロータリバル
ブ7に対しそれぞれ軸方向相対変位可能に連結された継
手軸10をニードル弁4の下端領域に有し、継手軸10
は燃料を軸方向に導くリーク用通路10fを有するとと
もにシート部45bに対するシート部10cを有してお
り、ホルダ本体1にはニードル弁4のリフト中に前記継
手軸10をニードル弁のシート部45bから強制的に離
座させるための継手軸駆動手段14と、該継手軸駆動手
段14の作動停止とともに継手軸10をニードル弁のシ
ート部45bに着座させるための弾性部材16とを設け
ているので、ロータリバルブ7の回転により燃料通路7
3を噴孔35とで任意の噴孔面積を形成することができ
ることに加えて、ニードル弁4を開弁して噴射している
ときに継手軸駆動手段14を作動することで継手軸10
とニードル弁4とが軸方向に相対変位してリーク用通路
10fを通して高圧燃料が低圧側にリークされるため無
噴射状態を形成することができ、これにより的確なパイ
ロット噴射を行なうことができる。そして、継手軸駆動
手段14の作動を停止すれば弾性部材16により継手軸
10とニードル弁4とが緊密にシートするため、噴射圧
を高く保持して本噴射を行なうことができ、これらより
エンジン燃焼に対して最適な特性の噴霧を行なうことが
できるというすぐれた効果が得られる。
【0031】請求項3によれば、噴孔35を有するホー
ル囲壁が円錐状面341を有し、ロータリバルブ7には
上端に加圧燃料の圧力を受ける受圧面74を、外周には
前記ホール囲壁の円錐状面341に対応する円錐状シー
ト面72を形成しているため、ロータリバルブ7が加圧
燃料圧の噴射圧力のみによって位置保持され、また周方
向漏れも生じない。したがって、エンジンの負荷と回転
数に対応した最適な噴射率で噴霧を行なうことができ、
また、構造も簡単で、アクチュエータも小型なもので足
りるためコンパクトな噴射ノズルとすることができるな
どのすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料噴射ノズルの一実施例を示す
縦断側面図である。
【図2】図1の部分的拡大図であり、噴射前の状態を示
している。
【図3】(a)は図2のA−A線に沿う断面図、(b)
はB−B線に沿う断面図である。
【図4】本発明におけるロータリバルブの一例を継手軸
とシャフトとの取り合いと共に示す斜視図である。
【図5】本発明におけるロータリバルブの他の例を示す
斜視図である。
【図6】(a)は本発明による燃料噴射ノズルのパイロ
ット噴射時の状態を示す断面図、(b)は同じくその横
断断面図である。
【図7】(a)はパイロット噴射終了時の状態を示す断
面図、(b)は同じくその横断断面図である。
【図8】(a)は本噴射時の状態を示す断面図、(b)
は同じくその横断断面図である。
【図9】本発明による燃料噴射ノズルの動作例を示すチ
ャート図である。
【符号の説明】
3 ノズルボデイ 4 ニードル弁 7 ロータリバルブ 8 シャフト 9 アクチュエータ 10 継手軸 10c シート部 10f リーク用通路 14 継手軸駆動手段 16 弾性部材 34 ホール 35 噴孔 45b シート部 72 円錐状シート面 73 燃料通路 74 受圧面 341 円錐状面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02M 61/10 F02M 61/10 Q 61/18 330 61/18 330C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルボデイ先端部に形成されたホール3
    4の入り口側に所定の燃料圧力で開閉されるニードル弁
    4を配し、ホールを画成する囲壁に加圧燃料を噴出する
    噴孔35を複数個円周方向で間隔をおいて設け、ホール
    内には噴孔35に対応する複数個の燃料通路73を有す
    るロータリバルブ7を配し、該ロータリバルブ7をアク
    チュエータ9によって回転することにより噴孔開孔面積
    を調節する形式の燃料噴射ノズルにおいて、ロータリバ
    ルブ7の駆動系が、アクチュエータ9で駆動されるシャ
    フト8とロータリバルブ7に対しそれぞれ軸方向相対変
    位可能に連結された継手軸10をニードル弁4の下端領
    域に有し、継手軸10は燃料を軸方向に導くリーク用通
    路10fを有するとともにシート部45bに対するシー
    ト部10cを有しており、ホルダ本体1にはニードル弁
    4のリフト中に前記継手軸10をニードル弁のシート部
    45bから強制的に離座させるための継手軸駆動手段1
    4と、該継手軸駆動手段14の作動停止とともに継手軸
    10をニードル弁のシート部45bに着座させるための
    弾性部材16とを設けていることを特徴とする燃料噴射
    ノズル。
  2. 【請求項2】弾性部材16がばねからなり、継手軸駆動
    手段14がソレノイドからなつている請求項1に記載の
    燃料噴射ノズル。
  3. 【請求項3】噴孔35を有するホール囲壁が円錐状面3
    41を有し、ロータリバルブ7には上端に加圧燃料の圧
    力を受ける受圧面74を、外周には前記ホール囲壁の円
    錐状面341に対応する円錐状シート面72を有してい
    る請求項1に記載の燃料噴射ノズル。
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