JP3082622B2 - 燃料噴射制御装置およびその制御方法 - Google Patents

燃料噴射制御装置およびその制御方法

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JP3082622B2
JP3082622B2 JP07177401A JP17740195A JP3082622B2 JP 3082622 B2 JP3082622 B2 JP 3082622B2 JP 07177401 A JP07177401 A JP 07177401A JP 17740195 A JP17740195 A JP 17740195A JP 3082622 B2 JP3082622 B2 JP 3082622B2
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真治 中山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃エンジンの燃
焼室内へ燃料を噴射させるための燃料噴射ノズルを制御
する燃料噴射制御装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンは、ピストンにより
圧縮された空気中に燃料(軽油)を噴射させて、同燃料
を圧縮熱で着火し燃焼させて動力を得るエンジンであ
る。ディーゼルエンジンに用いられる燃料噴射装置に
は、燃料供給源となる列型など燃料噴射ポンプから噴射
時期に圧送される燃料を、シリンダヘッドに装着されて
いる燃料噴射ノズルから、直接、筒内(燃焼室内)へ噴
射させる構造が用いられている。
【0003】通常、燃料噴射ノズルは、ノズル本体(ケ
ーシング)内に一本のノズルニードル(針弁)を収容し
た構造が採用されている。こうした燃料噴射ノズルは、
開圧弁を越える燃料圧力がノズルニードルに在る受圧部
に加わると、ノズルニードルの全体がリフトして、閉じ
ていた噴孔を開放させ、この噴孔から燃料が噴射される
ようにしてある。
【0004】ところで、燃料噴射ノズルの噴射圧力は、
エンジンの運転状態に応じて変動している。すなわち、
燃料噴射ポンプは、噴射圧力がエンジンの回転数に依存
しており、エンジンが低回転では高回転側に比較して圧
力は低くなる。つまり、燃料噴射ノズルから噴射される
燃料の圧力は、エンジンの運転状態によって変動する。
【0005】具体的には、例えば低回転高負荷域のよう
な運転領域だと、目標となる噴射圧力より低圧な燃料が
筒内へ噴射され、高回転高負荷域のような運転領域だ
と、目標となる噴射圧力より高圧な燃料が筒内へ噴射さ
れるようになる。
【0006】こうした噴射圧力の変動は、燃焼状態の変
化となって表れる。すなわち、噴射圧力が高いときは、
噴射された燃料が微粒化されて、空気とよく混じるもの
の、噴射圧力が低くなると、燃料の微粒化の促進がなさ
れず、空気とよく混じらなくなり、燃焼状態が悪くなる
挙動を示すようになる。
【0007】噴射圧力の点を考えると、燃料噴射ノズル
からは、エンジンの運転状態の全域で、燃料の微粒化が
促進される目標の噴射圧力で燃料が噴射されることが望
ましい。
【0008】しかしながら、噴孔の総面積は一義的であ
る。このため、上述したような一本のノズルニードルで
開閉される燃料噴射ノズルは、通常、頻度の高い運転領
域の一部位で良好な燃焼状態が得られるように噴射圧力
をマッチングさせている。
【0009】しかし、これではエンジンは限られた運転
領域しか良好な燃焼が確保されない。そこで、一つの部
位でのマッチングでなく、低負荷側と高負荷側との二つ
の部位で噴射圧力をマッチングさせて、良好な燃焼状態
が確保される範囲を、より拡げられるようにした燃料噴
射ノズルが提案されている。
【0010】これは、総面積を小さく定めた噴孔とそれ
に組合う低負荷用ノズルニードル、総面積を大きく定め
た噴孔とそれに組合う高負荷用ノズルニードルという、
二つの独立したノズルニードル(針弁)機構をノズル本
体内に並行に収容した燃料噴射ノズルである。
【0011】この燃料噴射ノズルによると、エンジンが
低負荷、例えば低回転低負荷のときは、低負荷用ノズル
ニードルのみを燃料噴射ポンプから供給される燃料圧力
で開弁させて、小さな噴孔から燃料を筒内へ噴射させ
る。またエンジンが高負荷、例えば高回転高負荷のとき
は、高負荷用ノズルニードルのみを燃料噴射ポンプから
供給される燃料圧力で開弁させて、大きな噴孔から燃料
を筒内へ噴射させるという、低負荷と高負荷とのノズル
ニードルを使い分けで、噴射圧力の変動を抑制させてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような大・小の噴
孔をもつノズルニードルを使い分ける燃料噴射ノズル
は、確かにエンジンの運転領域の広範囲な部位において
良好な燃焼が約束される。しかしながら、この燃料噴射
ノズルは、片側のノズルニードルが特定運転領域で稼働
しているときは、もう片側のノズルニードルは、その稼
働を終えるまで、内部に燃料が充満されたまま熱にさら
される。
【0013】このため、稼働していないノズルニードル
先端の噴孔周辺で充満している燃料が、熱を受けて炭化
するおそれがある。こうした燃料の炭化が発生すると、
つぎにそのノズルニードルが稼働状態となったときに、
炭化成分が噴孔の詰まりを招いたり、ノズルニードルの
閉止具合に影響を与えたりなどして、燃料噴射ノズルは
正常に作動しなくなるおそれがある。
【0014】この対策として、従来、燃料噴射ポンプと
は別に、冷却用として燃料を圧送する専用の冷却ポンプ
を設けて、燃料噴射ノズル外から稼働していない側のノ
ズルニードルの流路に燃料を圧送してノズルニードル回
りを冷却すること。ノズル本体内に供給される燃料を分
岐して、冷却用として確保して、同様に稼働していない
側のノズルニードルの流路に燃料を圧送してノズルニー
ドル回りを冷却することが提案されている。
【0015】しかし、前者は、別途、冷却ポンプが必要
であり、後者は、燃料をそれぞれ各ノズルニードル回り
に導く流路をノズル本体に形成しなければならず、いず
れも燃料噴射ノズルが複雑になるという不具合がある。
【0016】この点の改善が求められている。本発明は
上記事情に着目してなされたもので、その目的とすると
ころは、複雑な構造を必要とせずに、二組の針弁機構そ
のものの構造を利用して、燃料の炭化を解消することが
できる燃料噴射制御装置およびその制御方法を提供する
ことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載した燃料噴射制御装置は、エンジンの
燃焼室に臨んで配設されると共に、ケーシング内に軸方
向に摺動自在に嵌挿され該ケーシングの先端部に穿設さ
れた第1噴孔を開閉する第1針弁、同第1針弁を閉方向
に付勢する第1リターンスプリング、第1針弁の軸心回
りに形成され第1燃料通路を介して流入する燃料供給源
からの燃料圧第1針弁に作用させることにより第1針
弁を前記第1リターンスプリングの付勢力に抗してリフ
トさせて第1噴孔を開放させる第1燃料溜まり室、ケー
シング内に第1針弁と並列するように摺動自在に嵌挿さ
該ケーシングの先端部に穿設された第2噴孔を開閉す
る第2針弁、同第2針弁を閉方向に付勢する第2リター
ンスプリング、第2針弁の軸心回りに前記第1燃料溜ま
り室と互いに独立して形成され第2燃料通路を介して流
入する燃料供給源からの燃料圧を第2針弁にさせること
により第2針弁を第2リターンスプリングの付勢力に抗
してリフトさせて第2噴孔を開放させる第2燃料溜まり
室、1および第2燃料通路の両方と燃料供給源とを連
通させる第1モード或いは第1又は第2燃料通路の何れ
か一方と燃料供給源とを交互に連通させる第2モードに
切換える切換手段を有してなる燃料噴射ノズルと、エン
ジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、運転状
態検出手段の出力に応じて切換手段を制御する制御手段
とを具え、制御手段は、運転状態検出手段により検出さ
れたエンジン運転状態が低回転低負荷領域又は高回転高
負荷領域のとき燃料噴射ノズルを第1モードで作動させ
るよう切換手段を制御し、一方エンジン運転状態が低回
転低負荷領域および高回転高負荷領域以外の運転領域の
とき燃料噴射ノズルを第2モードで作動させるよう切換
手段を制御する構造したことにある。
【0018】
【0019】請求項2に記載した燃料噴射制御装置は、
請求項1に記載した切換手段を、第1燃料通路と第2燃
料通路の分岐部に介装されたスプール型の切換弁と、切
換弁を第1モードに適合する中立位置に保持するニュー
トラルスプリングと、切換弁の両側にそれぞれ配設さ
れ、第1又は第2燃料通路の何れかの一方の切換位置へ
駆動する第1および第2ソレノイドと、第1および第2
ソレノイドへの通電又は非通電の給電を制御する通電制
御部とを有して構成したことにある。
【0020】求項3に記載した燃料噴射制御装置は、
請求項2に記載した通電制御部を、第1モードにおいて
第1および第2ソレノイドの両方を非通電とし、第2モ
ードにおいて第1および第2ソレノイドのそれぞれを交
互に通電又は非通電とすべく反転させて、第1又は第2
ソレノイドの何れか一方を通電すると同時に他方を非通
電とするようにした。
【0021】請求項4に記載した燃料噴射制御装置の制
御方法は、エンジンの燃焼室に臨んで配設されると共
に、ケーシング内に軸方向に摺動自在に嵌挿され該ケー
シングの先端部に穿設された第1および第2噴孔をそれ
ぞれ開閉する第1および第2針弁、同第1および第2針
弁をそれぞれ閉方向に付勢する第1および第2リターン
スプリング、第1および第2針弁の軸心回りにそれぞれ
独立に形成され第1および第2燃料通路を介して燃料供
給源からの燃料圧を第1および第2針弁にそれぞれ作用
させる第1および第2燃料溜まり室、第1および前記第
2燃料通路の両方と燃料供給源とを連通させる第1モー
ド或いは第1又は第2燃料通路の何れか一方と燃料供給
源とを交互に連通させる第2モードに切換える切換手段
を有する燃料噴射ノズルを具えた燃料噴射制御装置の制
御方法において、エンジンの運転状態を検出する第1ス
テップと、第1ステップにおいて検出されたエンジン運
転状態が低回転低負荷領域又は高回転高負荷領域にある
とき燃料噴射ノズルの運転モードを第1モードに設定
し、一方エンジン運転状態が低回転低負荷領域および高
回転高負荷領域以外の運転領域において燃料噴射ノズル
の運転モードを第2モードに設定する第2ステップと、
第2ステップにおいて設定された設定運転モードが第1
モードに設定されたとき第1および第2噴孔から燃料を
噴射させるよう切換手段を作動させ、一方設定運転モー
ドが第2モードに設定されたとき第1又は第2噴孔の何
れか一方から交互に燃料を噴射させるよう切換手段を作
動させる第3ステップからなるようにした。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1ないし図6に
示す第1の実施の形態にもとづいて説明する。図1は、
本発明を適用した燃料噴射ノズル1およびその燃料噴射
ノズル1を制御する燃料噴射制御装置50を示し、図2
は図1中のX−X線に沿う燃料噴射ノズル1の断面図を
示している。
【0039】燃料噴射ノズル1について説明すれば、図
中2は本体部(ケーシングに相当)である。この本体部
2は、下部にノズル側10を有し、上部に駆動側30を
有して構成してある。
【0040】ノズル側10の外郭は、上下部に配置して
あるノズルホルダ11とノズル体12とを、同ノズル体
12の基部側を覆うように設けたリテニングナット13
で結合して構成してある。
【0041】このノズル側10には、独立した二組のノ
ズルニードル(針弁)機構15,16が収容してある。
これらノズルニードル機構15,16は、同一構造であ
る。
【0042】そのうちの片側、例えばノズルニードル機
構15について説明すれば、17はノズル体12の内部
に形成されたノズルニードル室である。ノズルニードル
室17は、上下方向に細長く延びていて、内部にはノズ
ルニードル18(第1針弁に相当)が上下方向に摺動自
在に嵌挿されている。
【0043】このノズルニードル18には、ノズルホル
ダ11内に収容されたリターンスプリング19(第1リ
ターンスプリングに相当)の弾性力が、プッシュロッド
20を介し伝達されていて、ノズルニードル18の全体
を下方向へ付勢している。
【0044】この付勢により、ノズルニードル18の先
端に形成してある円錐面21を、各ニードル収容室17
の先端に形成してあるシート面22に密接させている
(閉弁)。
【0045】ノズル体12の下端には、ノズルニードル
18の先端位置からエンジンの燃焼室3(シリンダヘッ
ド4の下面とピストン5の上面とで囲まれる部分)へ突
き出るノズルサック部23が形成されている。なお、こ
のノズルサック部23の壁部には、ノズルニードル18
の昇降動作に伴い開閉される噴孔28(第1噴孔に相
当)が設けてある。
【0046】またノズルニードル18の中段部には、段
差部で形成される受圧部25が設けられている。この受
圧部25の周囲には、その受圧部25を囲むように環状
の燃料溜まり室26が設けられている。
【0047】この燃料溜まり室26が、ノズルニードル
18の軸部分の周囲に形成された通路27、ノズルニー
ドル18の先端を介して、噴孔28に連通している。こ
うして構成されたノズルニードル機構15が、同構造の
ノズルニードル機構16と共に所定の間隔で横方向に並
行に配設してある。つまり、両者のノズルニードル機構
15、ノズルニードル機構16の噴孔28,28a(第
1噴孔,第2噴孔)の総面積は略同一である。
【0048】なお、ノズルニードル機構15とノズルニ
ードル機構16とは区別するために、ニードル機構16
を構成する各部には、語尾に「a」を加えた符号を用い
てある。
【0049】一方、ノズルホルダ11の上部には、駆動
側30を構成する支持ブロック31がナット32によっ
て結合してある。支持ブロック31の上部には、燃料噴
射ポンプ、例えば列型の燃料噴射ポンプ37(燃料供給
源に相当)につながる燃料入口部34が形成されてい
て、燃料噴射ポンプ37から所定の時期に噴射される高
圧の燃料を受け入れるようにしてある。
【0050】また支持ブロック31の内部には、燃料入
口部34につながる燃料通路35が設けられている。燃
料通路35の出口側は分岐されている。各分岐端は、各
燃料溜まり室26,26aにつながるフィードホール3
6,36a(第1燃料通路,第2燃料通路に相当するも
ので、片側は図2に図示してある)に連通していて、燃
料噴射ポンプ37からの燃料を各燃料溜まり室26,2
6aへ導けるようにしている。
【0051】これにより、いずれのノズルニードル機構
15,16も、受圧部25,25aが燃料圧によってリ
フトされると、噴孔28,28aから燃料が噴射される
ようになっている。
【0052】燃料通路35には流路切換機構38(切換
手段に相当)が設けられている。流路切換機構38に
は、フィードホール36,36aの分岐部39に、例え
ばスプール弁装置40を介装した構造が採用してある。
【0053】同スプール弁装置40について説明する
と、分岐部39には、例えば横方向に沿って延びる筒形
の弁室41が形成してある。この弁室41内の中間部上
側の壁面には、燃料入口部34と連通する大径な入口ポ
ート42が形成され、反対の中間部下側にはフィードホ
ール36,36aと連通する小径な出口ポート43,4
3aが形成してある。なお、出口ポート43,43a
は、弁室41の長手方向沿いに所定の間隔、例えば入口
ポート41の直径で規定される範囲内に大部分が許容さ
れるような寸法で並んでいる。
【0054】弁室41には、例えば上下向きの通孔44
を有したスライド子45(切換弁に相当)が摺動自在に
嵌挿されている。スライド子45の通孔44は、例えば
図3に示されるように弁室41の中間に配置されたとき
には、入口ポート42と出口ポート43,43aの両方
とを連通し、その位置から左右にずれると、図4に示さ
れるように入口ポート42と、出口ポート43および4
3aのいずれかが選択的に連通可能な大きさに設定して
ある。このスライド子45の中央の連通位置を合流切換
位置Aとし、左右にずれたときのスライド子45の左右
の各連通位置を交互切換位置Bとしている。
【0055】スライド子45の両側からは、プランジャ
部45a,45bが、弁室端を貫通して、弁室41の両
側に形成してある駆動室46,47内へ延びている。各
プランジャ端は、駆動室46,47内に在るプレート4
6a,47aが連結してある。
【0056】各プランジャ部45a,45bには、対向
するプレート46a,47aと各駆動室46,47の壁
面46b,47bとの間に介在されて、一対のニュート
ラルスプリング48が巻装されている。この両側から加
わるニュートラルスプリング48の弾性力により、合流
切換位置Aとなる中立位置で、スライド子45が保持さ
れるようにしてある。
【0057】また壁面46b,47bには、それぞれプ
ランジャ部45a,45bを弁室41から離れる方向へ
駆動するためのソレノイド48a,48b(第1ソレノ
イド,第2ソレノイドに相当)が設けられている。
【0058】壁面46b,47bと反対側となる駆動室
46,47の壁面は、スライド子45が左右の交互切換
位置B,Bにまで移動したとき、プレート46a,47
aと当接する位置に設定されている(ストッパー)。
【0059】これにより、スライド子45は、ソレノイ
ド48aが通電されると、図4(a)に在るように入口
ポート42とフィードホール36とが連通する位置に位
置決められ、ソレノイド48bが通電されると、図4
(b)に在るように入口ポート42とフィードホール3
6aとが連通する位置に位置決められるようにしてあ
る。
【0060】各ソレノイド48a,48bはドライバー
回路部49(通電制御部に相当)に接続してある。ドラ
イバー回路部49には、ソレノイド48a,48bへの
給電を制御する機能が設定されている。
【0061】例えばオフ信号が入力されるとソレノイド
48a,48bの両者をオフ(非通電)する機能されて
いる。またドライバー回路部49には、オン信号が入力
されると、ソレノイド48a,48bをそれぞれ交互に
繰り返しオン(通電)・オフ(非通電)させるオン・オ
フ反転機能(ソレノイド48a,48bのうちの一方は
オン、同時に他方はオフとなるよう、交互に励磁させる
機能)も設定されている。この機能により、スライダー
子45を交互切換位置B〜B間で往復動させるようにし
てある。
【0062】燃料噴射ノズル1は、こうした流路切換機
構38を有する二組のノズルニードル機構15,16に
より、噴射圧力をエンジンの運転領域の低回転(低負
荷)側と高回転(負荷)側との二つの部位でマッチング
させている。なお、ノズルホルダ11には、リークする
燃料を外部に排出するための排出部57が設けてある。
但し、57aは排出部57とノズルニードル機構15,
16の各部をつないでいる通路を示す。
【0063】こうした燃料噴射ノズル1には、燃料噴射
制御装置50を構成する制御系51が接続されている。
この制御系51によって、エンジンの運転状態に応じて
燃料噴射ノズル1を制御するようにしてある。
【0064】具体的には、制御系51にはつぎのような
構成が用いてある。すなわち、52はコントローラ(制
御手段に相当)である。コントローラ52は、例えばマ
イクロコンピュータおよびその周辺回路で構成されてい
る。
【0065】このコントローラ52にドライバー回路部
49が接続してある。このコントローラ52には、例え
ばエンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサ5
3およびアクセル開度を検出するアクセル開度センサ5
4(いずれも運転状態検出手段に相当)が接続されてい
て、各センサからエンジンの運転状態を判断するのに必
要なエンジン回転数,エンジン負荷の情報を受けるよう
にしてある。
【0066】コントローラ52には、図5に示すような
ノズルニードル機構15,16を使い分けるための「ア
クセル開度とエンジン回転数」のマップが設定されてい
る。このマップは、例えばエンジンの運転領域全体を、
低回転低負荷(アイドリングを含む)領域、高回転高負
荷領域、それら領域で挟まれる中間領域という三つの領
域に分けたマップで、そのうちの低回転低負荷(アイド
リングを含む)領域と高回転高負荷領域とを、ノズルニ
ードル機構15,16から同時に燃料を噴射させるAモ
ード領域(第1モードに相当)に定め、中間領域をノズ
ルニードル機構15,16から交互に燃料を噴射させる
Bモード領域(第2モードに相当)に定めてある。
【0067】またコントローラ52には、各センサー5
3,54の出力信号からマップを用いてエンジンの運転
モード(Aモード領域orBモード領域)を決定する機
能、決定した運転モードに応じてドライバ回路部49へ
オンオフ信号を出力(Aモード領域;オフ信号、Bモー
ド領域;オン信号)する機能が設定されている。
【0068】この機能により、エンジンの運転状態に応
じて、二組のノズルニードル機構15,16を所定に作
動させるようにしてある。またコントローラ52には、
エンジンの特定クランク位置で、Bモード領域の作動を
停止する機能が設定してある。
【0069】具体的には、コントローラ52には、エン
ジンのクランク角度を検出するクランク角センサ55が
接続してある。またコントローラ52には、クランク角
センサ55の出力信号により、クランク角が排気上死点
付近に達したとき、ソレノイド48aをオン、ソレノイ
ド48bをオフにする信号をドライバ回路部49に出力
する機能が設定されている。
【0070】この機能により、交互に燃料が噴射される
行程を終え、つぎの燃料噴射が始まるまでの間、ノズル
ニードル機構15,16を定状態に保つようにしてい
る。こうしたコントローラ52の機能で行なわれる燃料
噴射ノズル1の制御が図6のフローチャートに示されて
いる。
【0071】つぎに、このフローチャートに基づき、可
変燃料噴射について説明する。今、セルモータによる機
関始動により、燃料噴射ポンプ37が駆動されて、ディ
ーゼルエンジンが運転されたとする。
【0072】これにより、燃料噴射ポンプ37は、カム
の駆動により、プランジャが往復動され、燃料タンク内
(いずれも図示しない)の燃料を所定の圧力で、燃料噴
射時期毎に吐出させる。
【0073】一方、コントローラ52は、燃料噴射ノズ
ル1を制御して、燃料噴射の仕方をエンジンの運転状態
に応じて変えている。すなわち、コントローラ52は、
まず、ステップS1のように、エンジン回転数センサ5
3、アクセル開度センサ54から出力されるエンジン回
転数、アクセル開度を読取り、現在のエンジンの運転状
態を検出している。
【0074】ついで、ステップS2に至り、コントロー
ラ52は、この検出した情報にしたがって運転モードを
決定していく。これは、検出したエンジン回転数,アク
セル開度に相当する運転状態が、図5に示されるマップ
のどの領域であるかを選択することで行なわれる。
【0075】ついで、ステップS3に進み、今度はコン
トローラ52は、Bモード領域か否かの判定によるモー
ド領域の選択が行なわれて、ステップS5に進む。この
とき、エンジンの運転状態が中回転中負荷であるとする
と、コントローラ52は、Bモード領域を選び、ドライ
バー回路部49ヘ交互噴射のためのオフ出力信号を出力
する。
【0076】すると、流路切換機構38のソレノイド4
8a,48bは、一方がオン,他方がオフとなるように
交互に給電される。これにより、燃料入口部34とフィ
ードホール36,36aの何れか一方とが交互に連通す
るようになる。
【0077】すなわち、ソレノイド48aがオン(通
電)、ソレノイド48bがオフ(非通電)のときは、図
4(a)に示されるようにスライド子45が左側の交互
切換位置Bへ駆動され、ソレノイド48aがオン(通
電)、ソレノイド48bがオフ(非通電)のときは、図
4(b)に示されるようにスライド子45が右側の交互
切換位置Bへ駆動される。
【0078】すると、燃料噴射ポンプ37からの燃料
は、フィードホール36,36aの何れか一方に至り、
フィードホール36あるいはフィードホール36aを通
過するときに絞られ、燃料圧力が増しながら燃料溜まり
室26、燃料溜まり室26aへ交互に圧送される。
【0079】これにより、燃料圧力は受圧部25,25
aに交互に加わり、各ノズルニードル18,18aをリ
ターンスプリング19,19aの付勢力に抗して、交互
にリフトさせる。
【0080】すると、交互に開放する噴孔24,24a
から、適正な噴射圧力に補正された燃料が燃焼室3内へ
噴射される。そして、つぎのステップS7、ステップS
8に至り、コントローラ52が、クランク角センサ55
からの出力により、ピストン5が排気行程の終りとなる
排気上死点に達したと判断すると、ステップS9のよう
にソレノイド48a,48bの片側だけを通電、例えば
ソレノイド48aをオン、ソレノイド48bをオフし
て、その状態を保持し、つぎの噴射行程に備える。
【0081】一方、エンジンの運転状態が高回転高負荷
であるとすると、コントローラ52は、ステップS2に
おいてAモード領域を選ぶ。ついで、ステップS3を経
てステップS4に進み、ドライバー回路部49へ同時噴
射のためのオフ出力信号を出力する。
【0082】すると、流路切換機構38のソレノイド4
8a,48bは、両方共,オフ(非通電)となる。これ
により、スライド子45は、両側のニュートラルスプリ
ング48,48により、図3に示されるように燃料入口
部34とフィードホール36および36aとが連通する
合流切換位置Aに位置決められるようになる。
【0083】すると、燃料噴射ポンプ37からの燃料
は、絞られずにほとんどその圧力のまま、両フィードホ
ール29,29aから両燃料溜まり室26,26aへ圧
送される。
【0084】これにより、燃料圧力は両受圧部25,2
5aに加わり、双方のノズルニードル18,18aをリ
ターンスプリング19,19aの付勢力に抗してリフト
させる。
【0085】すると、同時に開放する噴孔24,24a
から、適正な噴射圧力に補正された燃料が燃焼室3内へ
噴射される。他方、アイドリング運転が行なわれたとき
も、同様に両方の噴孔24,24aから燃料が燃焼室3
内へ噴射される。
【0086】このアイドリング運転時は、両噴孔24,
24aからの噴射を利用して、積極的に噴射圧力を低下
させており、これによって燃焼室3内で行なわれる着火
燃焼を緩慢にして、アイドル燃焼騒音を低下させてい
る。
【0087】こうした二組のノズルニードル機構15,
16の使い分けにより、エンジンの運転状態による噴射
圧力の変動は抑制される。と同時に噴孔24,24aら
同時に燃料が噴射されるときは、この噴射される燃料
で、二組のノズルニードル機構15,16の噴孔周辺は
同時に冷却され、交互に噴孔24,24aから燃料が噴
射されるときは、二回に一回の割合で各噴孔周辺は冷却
されるから、噴孔周辺に充満している燃料が、燃焼熱を
受けて、炭化することはない。特に噴孔24の総面積と
噴孔24aの総面積とを略同一にしたことにより、いず
れも噴孔周辺は燃料によって均等に冷却されるから、片
側の噴孔周辺の冷却が不十分となるようなことはない。
【0088】しかも、噴孔周辺の冷却は、二組のノズル
ニードル機構15,16そのものの構造を活用して行な
われるから、構造的に簡単である。またソレノイド4
8,48a、ニュートラルスプリング48、スライド子
45、ドライバー回路部49を用いたスプール弁装置4
0の採用により、燃料噴射ノズル1のモード切換えは容
易に実現される。
【0089】しかも、燃料噴射ノズル1は、コントロー
ラ52を用いた制御系51の採用により、エンジンの運
転状態に応じたモード切換えが行なえるようになる。特
にエンジンの低回転低負荷領域または高回転高負荷領域
において燃料噴射ノズル1を同時噴射モード(第1モー
ド)で作動させ、かつそれ以外の領域は燃料噴射ノズル
1を交互噴射モード(第2モード)で作動させるように
切換えると、燃料噴射ノズル1はエンジンの運転領域の
全体において有効に稼働される。さらにスプール弁装置
40の両方のソレノイド48a,48bをオフ(非通
電)としたり、ソレノイド48a,48bのそれぞれを
交互にオン・オフ(通電または非通電)して反転させた
りする制御を採用すると、容易な制御で燃料噴射ノズル
1のモード切換えが行なわれる。
【0090】図7は、本発明の第2の実施の形態を示
す。本形態は、ソレノイド48a,48bの代わりに一
個のリニアソレノイド60を用いて、上記第1の実施の
形態と同様、スライド子45を駆動するようにしたもの
である。
【0091】具体的には、リニアソレノイド60は、ソ
レノイド48bの代わりに設置してある。このリニアソ
レノイド60は、スライド子45を合流切換位置Aに位
置決める機能、スライド子45を合流切換位置B,Bで
位置ぎめる機能を有している。
【0092】またコントローラ52には、マップにより
Bモード領域が設定されると、スライド子45を交互切
換位置B〜B間で往復動させるようにドライバー回路部
49を制御する機能、マップによりAモード領域が設定
されると、スライド子45を合流切換位置Aで保持させ
るようにドライバー回路部49を制御する機能が設定さ
れていて、第1の実施の形態と同様、エンジンの運転状
態に応じて燃料噴射ノズル1のモード切換えを行なうよ
うにしてある。なお、本発明をディーゼルエンジンに適
用したが、これに限らず、他の内燃機関、例えば直接噴
射式ガソリンエンジンにも適用してもよい。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように請求項1、請求項4
に記載の発明によれば、複雑な構造を必要とせずに、二
組の針弁機構そのものの構造を利用して、燃料の炭化を
解消することができる。しかも、エンジンの運転状態に
応じた燃料噴射ノズルのモード切換えが実現できる。
【0094】求項2、請求項3に記載の発明によれ
、針弁機構によるモード切換えが容易に実現できると
いう効果を奏する。
【0095】
【0096】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の発明の実施の形態となる燃料噴
射弁を、燃料噴射弁を制御する制御系と共に説明するた
めの図。
【図2】図1中のX−X線に沿う燃料噴射弁の断面図。
【図3】Bモード領域にしたがってスプール弁装置が切
換わったときの状態を説明する図。
【図4】Aモード領域にしたがってスプール弁装置が切
換わったときの状態を説明する図。
【図5】エンジンの運転状態に応じたモード切換えのマ
ップを示す線図。
【図6】燃料噴射ノズルのモード切換えの制御を説明す
るためのフローチャート。
【図7】本発明の第2の発明の実施の形態となる燃料噴
射弁を、燃料噴射弁を制御する制御系と共に説明するた
めの図。
【符号の説明】
1…燃料噴射ノズル 2…本体部(ケーシング) 15,16…ノズルニードル機構(針弁機構) 18,18a…ノズルニードル 19,19a…リターンスプリング 25,25a…受圧部 26,26a…燃料溜まり室 28,28a…噴孔 34…燃料入口部 35…燃料通路 36,36a…フィードホール 37…燃料噴射ポンプ(燃料供給手段) 38,60…流路切換機構,リニアソレノイド(切換手
段) 39…分岐部 41…弁室 45…スライド子(スプール型の切換弁) 48…ニュートラルスプリング 48a,48b…ドライバー回路部(通電制御部) 52…コントローラ(制御手段) 53…エンジン回転数センサ(運転状態検出手段) 54…アクセル開度センサ(運転状態検出手段)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−75960(JP,A) 特開 昭55−119955(JP,A) 特開 昭62−118055(JP,A) 特公 昭43−28164(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 39/00 - 71/04 F02D 41/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの燃焼室に臨んで配設されると
    共に、ケーシング内に軸方向に摺動自在に嵌挿され該ケ
    ーシングの先端部に穿設された第1噴孔を開閉する第1
    弁、同第1針弁を閉方向に付勢する第1リターンスプ
    リング、前記第1針弁の軸心回りに形成され第1燃料通
    路を介して流入する燃料供給源からの燃料圧前記第1
    針弁に作用させることにより前記第1針弁を前記第1リ
    ターンスプリングの付勢力に抗してリフトさせて前記第
    1噴孔を開放させる第1燃料溜まり室、前記ケーシング
    内に前記第1針弁と並列するように摺動自在に嵌挿され
    該ケーシングの先端部に穿設された第2噴孔を開閉する
    第2針弁、同第2針弁を閉方向に付勢する第2リターン
    スプリング、前記第2針弁の軸心回りに前記第1燃料溜
    まり室と互いに独立して形成され第2燃料通路を介して
    流入する前記燃料供給源からの燃料圧を前記第2針弁に
    させることにより前記第2針弁を前記第2リターンスプ
    リングの付勢力に抗してリフトさせて前記第2噴孔を開
    放させる第2燃料溜まり室、前記第1および前記第2燃
    料通路の両方と前記燃料供給源とを連通させる第1モー
    或いは前記第1又は前記第2燃料通路の何れか一方と
    前記燃料供給源とを交互に連通させる第2モードに切換
    える切換手段を有してなる燃料噴射ノズルと、前記エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段
    と、 前記運転状態検出手段の出力に応じて前記切換手段を制
    御する制御手段とを具え、 前記制御手段は、前記運転状態検出手段により検出され
    たエンジン運転状態が低回転低負荷領域又は高回転高負
    荷領域のとき前記燃料噴射ノズルを前記第1モードで作
    動させるよう前記切換手段を制御し、一方前記エンジン
    運転状態が前記低回転低負荷領域および高回転高負荷領
    域以外の運転領域のとき前記燃料噴射ノズルを第2モー
    ドで作動させるよう前記切換手段を制御することを特徴
    とする燃料噴射制御装置。
  2. 【請求項2】 前記切換手段は、前記第1燃料通路と前
    記第2燃料通路の分岐部に介装されたスプール型の切換
    弁と、 前記切換弁を前記第1モードに適合する中立位置に保持
    するニュートラルスプ リングと、 前記切換弁の両側にそれぞれ配設され、前記第1又は前
    記第2燃料通路の何れかの一方の切換位置へ駆動する第
    1および第2ソレノイドと、 前記第1および第2ソレノイドへの通電又は非通電の給
    電を制御する通電制御部と、 を有してなることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴
    射制御装置。
  3. 【請求項3】 前記通電制御部は、前記第1モードにお
    いて前記第1および第2ソレノイドの両方を非通電と
    し、前記第2モードにおいて前記第1および第2ソレノ
    イドのそれぞれを交互に通電又は非通電とすべく反転さ
    せて、前記第1又は第2ソレノイドの何れか一方を通電
    すると同時に他方を非通電とすることを特徴とする請求
    項2に記載の燃料噴射制御装置。
  4. 【請求項4】 エンジンの燃焼室に臨んで配設されると
    共に、ケーシング内に軸方向に摺動自在に嵌挿され該ケ
    ーシングの先端部に穿設された第1および第2噴孔をそ
    れぞれ開閉する第1および第2針弁、同第1および第2
    針弁をそれぞれ閉方向に付勢する第1および第2リター
    ンスプリング、前記第1および第2針弁の軸心回りにそ
    れぞれ独立に形成され第1および第2燃料通路を介して
    燃料供給源からの燃料圧を前記第1および第2針弁にそ
    れぞれ作用させる第1および第2燃料溜まり室、前記第
    1および前記第2燃料通路の両方と前記燃料供給源とを
    連通させる第1モード或いは前記第1又は前記第2燃料
    通路の何れか一方と前記燃料供給源とを交互に連通させ
    る第2モードに切換える切換手段を有する燃料噴射ノズ
    ルを具えた燃料噴射制御装置の制御方法において、 前記エンジンの運転状態を検出する第1ステップと、 前記第1ステップにおいて検出されたエンジン運転状態
    が低回転低負荷領域又は高回転高負荷領域にあるとき前
    記燃料噴射ノズルの運転モードを前記第1モードに設定
    し、一方前記エンジン運転状態が前記低回転低負荷領域
    および高回転高負荷領域以外の運転領域において前記燃
    料噴射ノズルの運転モードを第2モードに設定する第2
    ステップと、 前記第2ステップにおいて設定された設定運転モードが
    前記第1モードに設定されたとき前記第1および第2噴
    孔から燃料を噴射させるよう前記切換手段を作 動させ、
    一方前記設定運転モードが前記第2モードに設定された
    とき前記第1又は第2噴孔の何れか一方から交互に燃料
    を噴射させるよう前記切換手段を作動させる第3ステッ
    プからなる燃料噴射制御装置の制御方法。
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KR20020096699A (ko) * 2001-06-21 2002-12-31 기아자동차주식회사 자동차용 인젝터 및 그를 이용한 연료 분사 제어 방법
FI20115418A0 (fi) * 2011-05-03 2011-05-03 Waertsilae Finland Oy Polttoaineenruiskutusyksikkö ja-järjestelmä

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