JPH1019646A - 車両荷重測定用センシング素子の取付構造 - Google Patents

車両荷重測定用センシング素子の取付構造

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JPH1019646A
JPH1019646A JP8170133A JP17013396A JPH1019646A JP H1019646 A JPH1019646 A JP H1019646A JP 8170133 A JP8170133 A JP 8170133A JP 17013396 A JP17013396 A JP 17013396A JP H1019646 A JPH1019646 A JP H1019646A
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trunnion shaft
vehicle
hole
case member
sensing element
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JP8170133A
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Yoji Nakasaki
洋二 中崎
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Yazaki Corp
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G7/00Weighing apparatus wherein the balancing is effected by magnetic, electromagnetic, or electrostatic action, or by means not provided for in the preceding groups
    • G01G7/02Weighing apparatus wherein the balancing is effected by magnetic, electromagnetic, or electrostatic action, or by means not provided for in the preceding groups by electromagnetic action
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G19/00Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups
    • G01G19/08Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups for incorporation in vehicles

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラニオンシャフトへのセンシング素子の配
設作業を容易にする。 【解決手段】 車両のトラニオンブラケット36に取り
付けられて車両の車幅方向Aに沿って延在するトラニオ
ンシャフト1の内部に、荷重測定用のセンシング素子7
を配設するに当たり、トラニオンブラケット36に取り
付けた状態で車両の車幅方向Aにおける外側に位置する
トラニオンシャフト1の一端1Aから他端1B側に向け
て、センシング素子7のセンサ本体7Aを配設するため
の挿入穴1eを穿設し、車幅方向Aにおける外側に位置
する一端1A側からトラニオンシャフト1の挿入穴1e
の内部に対するセンサ本体7Aの挿抜を行うと共に、挿
入穴1eとトラニオンシャフト1の他端1Bとに亘って
通孔1gを貫設して、挿入穴1eから通孔1gを通して
トラニオンシャフト1の他端1Bの外方にセンシング素
子7のリード線7jを引き出せる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラック等の車両
におけるサスペンション支持用のトラニオンシャフトに
対して、荷重測定用のセンシング素子を取り付けるため
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の荷重測定は、主としてトラック等
の大型車両を対象とし、例えば過積載による横転等の交
通事故や、車両、路面の劣化の促進を防ぐ目的で行われ
ている。
【0003】在来の車両の荷重測定は、俗に看貫(かん
かん)と呼ばれる台秤に測定対象の車両を載せて行って
いたが、施設が大かかりで広い設置スペースを必要とす
るため、設置できる台秤の台数が制限され多くの車両を
測定することができない他、設置コストが嵩んでしま
う。そこで、近年では、車両自体に搭載して荷重を測定
する荷重測定装置が提供されている。
【0004】上述した従来の車両搭載型の荷重測定装置
としては、例えば、実開平6−69759号公報に開示
されているように、車両の車軸の両端付近にそれぞれ配
設されサスペンションを支持するトラニオンシャフト内
に、例えばひずみ式ゲージセンサ等、荷重測定用のセン
シング素子を取り付け、全センシング素子の測定値の合
計を基に荷重を算出するものがある。
【0005】以下、図5乃至図7を参照して、実開平6
−69759号公報の荷重測定装置の構成を説明する。
図5は荷重測定装置により荷重測定を行う車両のトラニ
オンシャフト部分の斜視図で、図中引用符号37はトラ
ニオンシャフト、36はこのトラニオンシャフト37が
取り付けられるトラニオンブラケットをそれぞれ示す。
【0006】前記トラニオンブラケット36は、平板状
のフランジ36aと、このフランジ36aの一面から突
設された支持部36bとを有している。前記支持部36
bには、前記フランジ36aと平行して延在するように
貫通孔36cが形成されており、また、この貫通孔36
cよりも若干フランジ36a寄りの支持部36b箇所に
は、貫通孔36cと直交し前記フランジ36aと平行し
て延在するようにピン孔36dが貫設されており、この
ピン孔36dは、前記支持部36bの内部で前記貫通孔
36cと連通している。前記フランジ36aは、貫通孔
36cが車両の車幅方向Aに沿って延在すると共に、ピ
ン孔36dが車両の前後方向Bに沿って延在する向きに
トラニオンブラケット36を向け、支持部36bが突設
された面とは反対側の面を車両の荷台フレーム33の下
面に当て付けた状態で、ボルトナット(図示せず)によ
り荷台フレーム33に取り付け固定される。
【0007】前記トラニオンシャフト37は、前記貫通
孔36cの内径に対応する外径で該貫通孔36cの軸方
向の寸法よりも十分長い円柱状に形成されており、トラ
ニオンシャフト37の外周面で、その軸方向略中央箇所
には、環状のフランジ37aが突設されている。そし
て、前記フランジ37aよりも一端37A側のトラニオ
ンシャフト37部分によりサスペンション支持部37b
が形成され、フランジ37aよりも他端37B側のトラ
ニオンシャフト37部分により、前記貫通孔36cに対
応する長さの挿入部37cが形成されている。
【0008】前記挿入部37cは、前記フランジ37a
が貫通孔36cの周縁の支持部36b箇所に当て付くま
で、車両の車幅方向Aにおける外側から中央側に向けて
トラニオンブラケット36の貫通孔36c内に挿入部3
7cを挿入し、トラニオンシャフト37の一端37Aを
車両の車幅方向Aにおける外側に位置させると共に、他
端37Bを車幅方向Aにおける中央側に位置させた状態
で、貫通孔36cとピン孔36dとの連通箇所におい
て、ピン孔36dに挿通した固定用ボルト38が、図7
に断面図で示すように、挿入部37cの外周面でトラニ
オンシャフト37の他端37B寄りの外周面箇所に形成
された断面略半月状の凹溝37dに係合できるように構
成されている。
【0009】また、前記サスペンション支持部37bに
は、グリース(図示せず)を塗布した上で、車両のサス
ペンションとして機能するリーフスプリング34を支持
する環状のスプリング受け35が嵌装され、トラニオン
シャフト37の一端37Aから、スプリング受け35の
端面でトラニオンシャフト37の一端37Aの周縁の端
面部分に亘る部分には、サスペンション支持部37bの
外周面とスプリング受け35の内周面との境界部分から
グリースが外部に漏れ出すのを防ぐために、キャップ3
7eが着脱可能に取り付けられる。
【0010】ここで、上述した構成のトラニオンシャフ
ト37の内部に配設される荷重測定用のセンシング素子
を、図6の斜視図を参照して説明する。図6中引用符号
7はセンシング素子を示し、このセンシング素子7は、
板状部材7aとコイル7gを備えている。
【0011】前記板状部材7aは、パーマロイ等の磁性
材料により扁平な平面視略矩形状に形成され、長手方向
略中央のコイル部7bと、その両側の固定部7c,7c
とで構成されている。
【0012】前記長手方向と直交する板状部材7aの幅
方向の両縁部で、前記コイル部7bと両固定部7c,7
cとの境界の合わせて4つの縁部箇所には、板状部材7
aにかかる応力を緩和する略半円状の切欠部7eがそれ
ぞれ形成され、この4つの切欠部7eの内側に画成され
る前記コイル部7bには、前記長手方向及び幅方向にそ
れぞれ間隔を置いて4つの通孔7fが貫設されている。
【0013】前記コイル7gは、交差コイルを構成する
2本のマグネットワイヤ7hを有しており、これらマグ
ネットワイヤ7hはエナメル等の絶縁材(図示せず)に
より被覆されている。そして、2本のマグネットワイヤ
7hのうち1本は、前記長手方向に対向する2つの通孔
7f,7fに亘って巻回されて、その両端が各通孔7
f,7fからそれぞれ引き出され、もう1本は、残る前
記幅方向に対向する2つの通孔7f,7fに亘って巻回
されて、その両端が各通孔7f,7fからそれぞれ引き
出され、これらのマグネットワイヤ7hは、ビニール等
の絶縁被膜で覆われてリード線7jとされる。
【0014】そして、前記センシング素子7において
は、板状部材7aの長手方向に対向する2つの通孔7
f,7fに亘って巻回されたマグネットワイヤ7hの両
端間と、板状部材7aの幅方向に対向する2つの通孔7
f,7fに亘って巻回されたマグネットワイヤ7hの両
端間とのうちいずれか一方に電流を流すと、板状部材7
aに磁界が発生して他方の、の両端間に誘導電流が流れ
る。この状態で、板状部材7aに荷重がかかって、板状
部材7aがその幅方向に沿って歪むと、板状部材7aの
磁界の向きに変化が生じて、前記他方のマグネットワイ
ヤ7hの両端間に流れる誘導電流が変化する。このた
め、板状部材7aにかかる荷重に対応した大きさの電流
が、前記他方のマグネットワイヤ7hの両端から出力信
号として得られる。尚、図6中引用符号7Aは、リード
線7jを除くセンシング素子7部分で構成されるセンサ
本体を示す。
【0015】このような構成のセンシング素子7をトラ
ニオンシャフト37の内部に配設する際に、センシング
素子7の出力信号を増幅するアンプ(図示せず)が車両
の車幅方向Aにおける略中央の車体底部に配置されてい
る関係で、従来は次のような構造を採用していた。
【0016】即ち、図7に示すように、前記アンプに対
するリード線7jの引き回しを容易にするため、トラニ
オンブラケット36の貫通孔36cに挿入した状態で、
車両の車幅方向Aにおける車両の中央側に位置するトラ
ニオンシャフト37の他端37Bに、トラニオンシャフ
ト37の軸方向に沿って一端37A側に向かう挿入穴3
7fを、前記軸方向における深さがフランジ37aの突
設箇所に達する寸法で穿設し、リード線7jを挿入穴3
7fの外方に残したまま板状部材7aを、板状部材7a
の幅方向が車両の高さ方向に延在する向きで挿入穴37
fの奥の方に挿入収容し、中心に通孔39aが貫設され
たキャップ38を、挿入穴37fの入り口付近の内周面
部分に形成された雌ねじ37gに螺着して、通孔39a
から挿入穴37fの外方に引き出したリード線7jを前
記不図示のアンプに結線していた。そして、挿入穴37
f内での板状部材7aの固定は、挿入穴37fの内径を
板状部材7aの幅方向の寸法と等しいか若干小さい寸法
とし、挿入穴37fに板状部材7aを圧入することで行
っていた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のセンシング素子7の配設構造では、リード線7jの
引き回しを容易にするために、車両の中央側に位置する
トラニオンシャフト37の他端37Bから挿入穴37f
に板状部材7aを挿入する構成としていたため、作業を
車両の下側にもぐって行わなければならないという不具
合があった。
【0018】また、上述した従来の配設構造では、セン
シング素子7の板状部材7aをトラニオンシャフト37
の挿入穴37fに圧入して固定する構成としていたた
め、例えばマグネットワイヤ7hやリード線7jの断線
等の故障が発生した際に、メンテナンスを行おうとして
も、挿入穴37fの奥の方に板状部材7aが固定されて
いてトラニオンシャフト37から板状部材7aを取り外
すことができないので、センシング素子7単独ではなく
トラニオンシャフト37ごと交換しなければならないと
いう不具合があった。
【0019】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の第1の目的は、トラニオンシャフトに対するセ
ンシング素子の配設作業を容易に行うことができる車両
荷重測定用センシング素子の取付構造を提供することに
あり、本発明の第2の目的は、トラニオンシャフト内に
センシング素子を強固に取り付けつつ、この強固に取り
付けたセンシング素子を、その後トラニオンシャフトか
ら確実に取り外すことができる車両荷重測定用センシン
グ素子の取付構造を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため請求項1に記載した本発明の車両荷重測定用セン
シング素子の取付構造は、車両にかかる荷重に応じた電
気信号をセンサ本体で発生させて該電気信号をリード線
を介して外部に出力するセンシング素子を、前記車両の
車幅方向における中央よりも側部寄り箇所に配設されて
該車幅方向に延在するサスペンション支持用のトラニオ
ンシャフト内に取り付けるための構造であって、前記ト
ラニオンシャフトで前記車幅方向における前記車両の側
部側端部から該車幅方向に沿って所定の深さで穿設さ
れ、前記センサ本体が内部に収容される素子収容穴と、
前記トラニオンシャフトのうち、前記車幅方向における
前記車両の中央側端部から前記素子収容穴に亘って貫設
され、前記センサ本体の通過を不能とすると共に前記リ
ード線の通過を可能とする通孔とを備え、前記センサ本
体を前記素子収容穴に収容すると共に、該素子収容穴か
ら前記通孔を通して前記リード線を前記トラニオンシャ
フトの前記車幅方向における前記車両の中央側端部から
該トラニオンシャフトの外方に引き出すようにしたこと
を特徴とする。
【0021】また、前記第2の目的を達成するため請求
項2に記載した本発明の車両荷重測定用センシング素子
の取付構造は、前記センサ本体が内部に収容固定される
ケース部材をさらに備え、前記素子収容穴が、前記ケー
ス部材が内部に圧入固定される寸法で形成されており、
前記ケース部材のうち、前記素子収容穴内に圧入固定し
た状態で前記センサ本体よりも前記車両の側部側端部寄
りに位置する前記ケース部材部分に、前記素子収容穴に
挿入可能なケース部材挿抜用治具との連結及び離脱を該
素子収容穴の内部において可能とする係合部が形成され
ているものとした。
【0022】さらに、請求項3に記載した本発明の車両
荷重測定用センシング素子の取付構造は、車両にかかる
荷重に応じた電気信号をセンサ本体で発生させて該電気
信号を外部に出力するセンシング素子を、前記車両に配
設されて該車両の車幅方向に延在するサスペンション支
持用のトラニオンシャフト内に取り付けるための構造で
あって、前記センサ本体が内部に収容固定されるケース
部材と、前記トラニオンシャフトで前記車幅方向におけ
る一端部から該車幅方向に沿って所定の深さで穿設さ
れ、前記ケース部材が内部に圧入固定される素子収容穴
とを備え、前記ケース部材のうち、前記素子収容穴内に
圧入固定した状態で前記センサ本体よりも前記トラニオ
ンシャフトの一端部寄りに位置する前記ケース部材部分
に、前記素子収容穴の内部において該素子収容穴に挿入
可能なケース部材挿抜用治具との連結及び離脱を可能と
する係合部を形成したことを特徴とする。
【0023】また、請求項4に記載した本発明の車両荷
重測定用センシング素子の取付構造は、前記素子収容穴
が、前記トラニオンシャフトで前記車幅方向における前
記車両の側部側端部から穿設されており、前記ケース部
材部分が、前記素子収容穴内に前記ケース部材を圧入固
定した状態で前記センシング素子よりも前記車両の側部
側端部寄りに位置しているものとした。
【0024】さらに、請求項5に記載した本発明の車両
荷重測定用センシング素子の取付構造は、前記センシン
グ素子が、前記センサ本体で発生する前記電気信号を外
部に出力するためのリード線を有しており、前記ケース
部材に、該ケース部材の内部に前記センサ本体を収容固
定した状態で前記リード線を前記ケース部材の外部に引
き出させるための開口が形成されており、前記トラニオ
ンシャフトに、前記車幅方向における前記車両の中央側
端部から前記素子収容穴に亘って、前記開口から前記ケ
ース部材の外部に引き出された前記リード線を前記トラ
ニオンシャフトの外部に引き出すための通孔が貫設され
ているものとした。
【0025】また、請求項6に記載した本発明の車両荷
重測定用センシング素子の取付構造は、前記ケース部材
挿抜用治具のうち、前記素子収容穴内に圧入固定した前
記ケース部材の前記係合部と連結及び離脱する治具部分
が、雄ねじと該雄ねじに螺合可能な雌ねじとのうちいず
れか一方を有しており、前記ケース部材の前記係合部
に、前記雄ねじ及び雌ねじのうちいずれか他方が形成さ
れているものとした。
【0026】さらに、請求項7に記載した本発明の車両
荷重測定用センシング素子の取付構造は、前記素子収容
穴内に圧入固定した状態で前記トラニオンシャフトの外
方から視認可能な前記ケース部材箇所に、該ケース部材
内での前記センサ本体の姿勢を示す姿勢確認用マークが
形成されているものとした。
【0027】請求項1に記載した本発明の車両荷重測定
用センシング素子の取付構造によれば、トラニオンシャ
フトの素子収容穴が、車両の車幅方向における側部側に
位置するトラニオンシャフトの端部から穿設されている
ことから、センサ本体のトラニオンシャフトへの挿入
を、車両の車幅方向における中央側からではなく側部側
から行うこととなり、また、車両の車幅方向における側
部側の端部からトラニオンシャフトの素子収容穴にセン
サ本体を収容しても、リード線はトラニオンシャフトの
通孔を通って車両の車幅方向における中央側の端部から
トラニオンシャフトの外方に引き出されることから、リ
ード線を車両の車幅方向における側部側の端部からトラ
ニオンシャフトの外部を伝って車幅方向における中央側
に引き回さずに済む。
【0028】従って、例えば、車両の車幅方向における
略中央の車体底部に配置されているアンプに対するリー
ド線の引き回しを、車両の車幅方向における中央側に位
置するトラニオンシャフトの端部から容易に行えるよう
にしたまま、トラニオンシャフトに対するセンシング素
子の配設作業を容易に行えるようにすることが可能とな
る。
【0029】また、請求項2及び請求項3に記載した本
発明の車両荷重測定用センシング素子の取付構造によれ
ば、センサ本体を内部に収容固定した状態でトラニオン
シャフトの素子収容穴にケース部材を圧入固定した状態
で、ケース部材に形成された係合部が、センサ本体より
も、素子収容穴の入り口に近い素子収容穴箇所に位置す
ることとなる。従って、センシング素子を故障等により
交換する必要が生じた場合に、直接手が届かない素子収
容穴内のセンシング素子を、トラニオンシャフトごと交
換するのではなく、ケース部材が圧入固定された素子収
容穴にケース部材挿抜用治具を挿入してケース部材の係
合部に係合させ、この治具を素子収容穴から引き出すこ
とで、センシング素子をトラニオンシャフトの素子収容
穴から引き出してトラニオンシャフトから取り外すこと
が可能となる。
【0030】さらに、請求項4に記載した本発明の車両
荷重測定用センシング素子の取付構造によれば、トラニ
オンシャフトの素子収容穴が、車両の車幅方向における
側部側に位置するトラニオンシャフトの端部から穿設さ
れていることから、センサ本体のトラニオンシャフトへ
の挿入を、車両の車幅方向における中央側からではなく
側部側から行うこととなるので、トラニオンシャフトに
対するセンシング素子の配設作業を容易に行えるように
することが可能となる。
【0031】また、請求項5に記載した本発明の車両荷
重測定用センシング素子の取付構造によれば、車両の車
幅方向における側部側の端部からトラニオンシャフトの
素子収容穴にセンサ本体を収容しても、リード線はトラ
ニオンシャフトの通孔を通って車両の車幅方向における
中央側の端部からトラニオンシャフトの外方に引き出さ
れることから、リード線を車両の車幅方向における側部
側の端部からトラニオンシャフトの外方を伝って車幅方
向における中央側に引き回さずに済み、よって、例え
ば、車両の車幅方向略中央の車体底部に配置されている
アンプに対するリード線の引き回しを、車両の車幅方向
における中央側に位置するトラニオンシャフトの端部か
ら容易に行えるようにすることが可能となる。
【0032】さらに、請求項6に記載した本発明の車両
荷重測定用センシング素子の取付構造によれば、ケース
部材の係合部とケース部材挿抜用治具とを、雄ねじと雌
ねじとの螺着及びその解除により、容易に連結、離脱で
きるようにした上で、雄ねじと雌ねじとの螺着を解除す
る方向が、ケース部材とケース部材挿抜用治具とを連結
してトラニオンシャフトの素子収容穴に挿抜する際に、
両者の間にかかる力の方向と一致しないようにして、ト
ラニオンシャフトの素子収容穴に対する挿抜によってケ
ース部材とケース部材挿抜用治具とが容易に離脱しない
ようにし、これにより、センサ本体が内部に収容固定さ
れたケース部材を、ケース部材挿抜用治具を用いてトラ
ニオンシャフトの素子収容穴に対して容易に、且つ、確
実に挿抜できるようにすることが可能となる。
【0033】また、請求項7に記載した本発明の車両荷
重測定用センシング素子の取付構造によれば、センサ本
体が内部に収容固定されたケース部材をトラニオンシャ
フトの素子収容穴に圧入固定する際、トラニオンシャフ
トの外方からケース部材の姿勢確認用マークを視認する
ことで、センサ本体が直接視認できなくてもトラニオン
シャフトに対して、ひいては、車両に対してセンサ本体
を確実に正しい姿勢で配設することが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明による車両荷重測定
用センシング素子の取付構造の実施形態を図面に基づい
て説明する。
【0035】まず、本発明の第1実施形態に係る車両荷
重測定用センシング素子の取付構造について、図1及び
図2を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態
に係る車両荷重測定用センシング素子の取付構造を示す
車両のトラニオンシャフト部分の断面図、図2(a)は
図1に示すケースアッシーの先端側の側面図、図2
(b)は同じく図1に示すケースアッシーの基端側の側
面図であり、図1及び図2中図5乃至図7と同一の部
材、箇所には、図5乃至図7で付したものと同一の引用
符号を付して説明する。
【0036】そして、図1に示すように、第1実施形態
の取付構造は、図5に示すトラニオンブラケット36に
取り付けられるトラニオンシャフト1と、図6に示すセ
ンシング素子7のセンサ本体7Aを内部に収容固定した
状態でトラニオンシャフト1内に収容されるケースアッ
シー2とを備えている。
【0037】前記トラニオンシャフト1は、前記トラニ
オンブラケット36の貫通孔36cの内径に対応する外
径で該貫通孔36cの軸方向の寸法よりも十分長い円柱
状に形成されており、トラニオンシャフト1の外周面
で、該トラニオンシャフト1の軸方向略中央箇所には、
環状のフランジ1aが突設されている。そして、前記フ
ランジ1aよりも一端1A(トラニオンシャフト側部側
端部に相当)側のトラニオンシャフト1部分によりサス
ペンション支持部1bが形成され、フランジ1aよりも
他端1B側のトラニオンシャフト1部分により、前記貫
通孔36cに対応する長さの挿入部1cが形成されてい
る。
【0038】前記挿入部1cは、前記フランジ1aが貫
通孔36cの周縁の支持部36b箇所に当て付くまで、
車両の車幅方向Aにおける外側から中央側に向けてトラ
ニオンブラケット36の貫通孔36c内に挿入部1cを
挿入し、トラニオンシャフト1の一端1Aを車両の車幅
方向Aにおける外側に位置させると共に、他端1Bを車
幅方向Aにおける中央側に位置させた状態で、貫通孔3
6cとピン孔36dとの連通箇所において、ピン孔36
dに挿通した固定用ボルト38が、挿入部1cの外周面
でトラニオンシャフト1の他端1B寄りの外周面箇所に
形成された断面略半月状の凹溝1dに係合できるように
構成されている。
【0039】また、前記サスペンション支持部1bに
は、グリース(図示せず)を塗布した上で、車両のサス
ペンションとして機能するリーフスプリング34を支持
する環状のスプリング受け35が嵌装され、トラニオン
シャフト1の一端1Aから、スプリング受け35の端面
でトラニオンシャフト1の一端1Aの周縁の端面部分に
亘る部分には、サスペンション支持部1bの外周面とス
プリング受け35の内周面との境界部分からグリースが
外部に漏れ出すのを防ぐために、キャップ6が着脱可能
に取り付けられる。
【0040】そして、トラニオンブラケット36の貫通
孔36cに挿入した状態で、車両の車幅方向Aにおける
車両の外側に位置するトラニオンシャフト1の一端1A
には、トラニオンシャフト1の軸方向に沿って他端1B
側に向かう挿入穴1e(素子収容穴に相当)が穿設され
ている。前記挿入穴1eは、トラニオンシャフト1の軸
方向における深さがフランジ1aの突設箇所に達する寸
法と、前記センシング素子7の板状部材7aの幅方向に
おける寸法よりも大きい内径で形成されており、トラニ
オンシャフト1の一端1A寄りの挿入穴1e部分は、そ
れよりも奥側の挿入穴1e部分よりも大きい内径の大径
部1fに形成されている。
【0041】さらに、前記トラニオンシャフト1には、
挿入穴1eから他端1Bに亘りトラニオンシャフト1の
軸方向に沿って、挿入穴1eと同心上に通孔1gが貫設
されており、この通孔1gは、挿入穴1eよりも小さ
く、且つ、前記センシング素子7のリード線7jが挿通
可能な内径で形成されている。
【0042】前記ケースアッシー2は、中空の略円筒状
を呈し、連結部2aと、この連結部2aの両端にそれぞ
れ連設されたセンサ収容部2b及び係合部2cとを有し
ている。
【0043】前記センサ収容部2bは、前記トラニオン
シャフト1の挿入穴1eの内径と等しいか、ほんの僅か
大きい外径で、且つ、センシング素子7の板状部材7a
の幅方向の寸法と等しいか若干小さい内径で形成されて
いると共に、ケースアッシー2の軸方向における寸法が
板状部材7aの長手方向の寸法よりも若干長くなるよう
に形成されている。
【0044】前記係合部2cは、トラニオンシャフト1
の大径部1fの内径と等しいか、ほんの僅か大きい外径
で、且つ、ケースアッシー2の軸方向における寸法が、
トラニオンシャフト1の軸方向における大径部1fの寸
法よりも若干短くなるように形成されており、係合部2
cの内周面には雌ねじ2dが形成されている。
【0045】このように形成されたケースアッシー2
は、センサ収容部2b側からトラニオンシャフト1の挿
入穴1eに挿入した状態で、挿入方向先端となるセンサ
収容部2b側のケースアッシー2の先端面2eが、トラ
ニオンシャフト1の挿入穴1eと通孔1gとの段差部分
に突き当たると共に、連結部2aと係合部2cとの段差
部分が、トラニオンシャフト1の挿入穴1eと大径部1
fとの段差部分に突き当たり、さらに、前記挿入方向基
端となる係合部2c側のケースアッシー2の基端面2g
(トラニオンシャフトの外方から視認可能なケース部材
箇所に相当)が、トラニオンシャフト1の一端1Aより
も大径部1fの内部側に位置するように構成されてい
る。
【0046】また、前記ケースアッシー2の先端面2e
で、ケースアッシー2の周方向に180゜位相をずらし
た先端面2e箇所には、図2(a)に示すように、セン
サ収容部2b内でのケースアッシー2の周方向における
センシング素子7の板状部材7aの姿勢(向き)を確認
するための姿勢確認用マーク2f,2fがそれぞれ設け
られている。同様に、ケースアッシー2の基端面2g
で、ケースアッシー2の周方向において前記姿勢確認用
マーク2f,2fに対応する基端面2g箇所には、図2
(b)に示すように、姿勢確認用マーク2h,2hがそ
れぞれ設けられている。
【0047】尚、前記各姿勢確認用マーク2f,2h
は、他の先端面2e部分や基端面2g部分に対して凹凸
を付けたり、或は、他の先端面2e部分や基端面2g部
分とは異なる着色を施す等して構成することができる。
また、本実施形態では、基端面2gに設けた姿勢確認用
マーク2h,2hが、請求項中の姿勢確認用マークに相
当し、ケースアッシー2のセンサ収容部2bの開口が、
請求項中のリード線をケース部材の外部に引き出させる
ための開口に相当している。
【0048】そして、前記トラニオンシャフト1の挿入
穴1eに対するケースアッシー2の挿抜は、治具4を用
いて行われる。前記治具4は、ケースアッシー2の係合
部2cの外径よりも若干小さい外径の略円柱状を呈して
おり、ケースアッシー2の係合部2cと係脱される係合
部4a(ケース部材の係合部と連結及び離脱する治具部
分に相当)と、この係合部4aに連設された操作部4c
とを有している。
【0049】前記係合部4aの外周面には、ケースアッ
シー2の係合部2cの雌ねじ2dと螺合可能な雄ねじ4
bが形成されており、前記操作部4cには、治具4の軸
心を通りこの治具4の径方向に延在する貫通孔4dが形
成されている。
【0050】次に、上述のように構成された第1実施形
態の配設構造の作用について説明する。
【0051】まず、トラニオンシャフト1にセンシング
素子7を配設する際には、ケースアッシー2の先端面2
eの姿勢確認用マーク2f,2fに板状部材7aの幅方
向の位置を合わせて、板状部材7aの長手方向に沿って
センサ本体7Aをセンサ収容部2bの連結部2aとの段
差部分に突き当たるまで挿し入れる。すると、板状部材
7aの幅方向両端面がセンサ収容部2bの内周面に摺接
し、連結部2aとセンサ収容部2bとの段差部分に板状
部材7aが突き当たると、板状部材7aがセンサ収容部
2b内に圧入固定された状態となる。
【0052】そこで、センシング素子7のリード線7j
をセンサ収容部2bの先端面2eから外方に引き出し
て、このリード線7jを、キャップ6を外したトラニオ
ンシャフト1の一端1Aから挿入穴1eに挿し入れ、さ
らに、通孔1gを通してトラニオンシャフト1の他端1
Bから外方にリード線7jを引き出す。これにより、リ
ード線7jの先端は、トラニオンシャフト1の他端1B
よりも車両の車幅方向Aにおける中央側に延出し、車両
の車幅方向Aにおける略中央の車体底部に配置されてい
る、センシング素子7の出力信号を増幅するアンプ(図
示せず)へのリード線7jの引き回しが容易に行えるよ
うになる。
【0053】また、板状部材7aをセンサ収容部2b内
に圧入固定したならば、上述したリード線7jのトラニ
オンシャフト1からの引き出しと共に、ケースアッシー
2の係合部2cの雌ねじ2dに治具4の係合部4aの雄
ねじ4bを螺着して、治具4をケースアッシー2に連結
する。そして、ケースアッシー2の基端面2gの姿勢確
認用マーク2h,2hを見て、板状部材7aの幅方向が
車両の高さ方向に延在する向きとなるようにケースアッ
シー2の周方向の向きを確認しながら、治具4の操作部
4cを持ってセンサ収容部2b側からケースアッシー2
を、先端面2eが挿入穴1eと通孔1gとの段差部分に
突き当たると共に、連結部2aと係合部2cとの段差部
分が挿入穴1eと大径部1fとの段差部分に突き当たる
まで、トラニオンシャフト1の挿入穴1eに挿し入れ
る。
【0054】この際、挿入穴1eの内部でリード線7j
がケースアッシー2のセンサ収容部2bとの間で挟まら
ないように、ケースアッシー2を挿入穴1eに挿し入れ
た分だけ、リード線7jをトラニオンシャフト1の外方
にさらに引き出すことが望ましい。
【0055】すると、センサ収容部2bの外周面が挿入
穴1eの内周面に摺接すると共に、係合部2cの外周面
が大径部1fの内周面に摺接し、ケースアッシー2の先
端面2e、及び、ケースアッシー2の連結部2aと係合
部2cとの段差部分が、トラニオンシャフト1の対応す
る挿入穴1e箇所にそれぞれ突き当たると、センサ本体
7Aをセンサ収容部2bの内部に圧入固定したケースア
ッシー2が、トラニオンシャフト1の挿入穴1e内に圧
入固定された状態となる。
【0056】次に、例えば、治具4の操作部4cの貫通
孔4dに棒状のピン(図示せず)を挿通してそのピンの
両端を貫通孔4dからそれぞれ突出させ、このピンを使
う等して、治具4を反時計回りに回転させる。すると、
挿入穴1e内に圧入固定されたケースアッシー2は回転
せず治具4のみが回転し、これにより、両者の係合部2
c,4aの雌ねじ2dと雄ねじ4bの螺合が解除され
て、ケースアッシー2から治具4が取り外される。そこ
で、トラニオンシャフト1の一端1Aにキャップ6を取
り付ける。以上で、ケースアッシー2にセンサ本体7A
を収容したセンシング素子7のトラニオンシャフト1に
対する配設作業が完了する。
【0057】一方、センシング素子7の故障等に伴い、
トラニオンシャフト1に配設したセンシング素子7をト
ラニオンシャフト1から取り外す際には、キャップ6を
外したトラニオンシャフト1の一端1Aから挿入穴1e
に治具4の係合部4aを挿し入れて、挿入穴1eで一端
1A側に向いているケースアッシー2の係合部2cの雌
ねじ2dに治具4の係合部4aの雄ねじ4bを螺着し
て、治具4をケースアッシー2に連結する。そして、治
具4の操作部4cを持って、或は、操作部4cの貫通孔
4dに挿通した前記ピンの貫通孔4dからそれぞれ突出
する両端を持って、治具4をトラニオンシャフト1の挿
入穴1eから一端1Aの外方に、トラニオンシャフト1
の軸方向に沿って引く。
【0058】すると、トラニオンシャフト1の挿入穴1
e内に対するケースアッシー2の圧入固定の力を上回る
力で、治具4を引くことにより、ケースアッシー2が治
具4と共に挿入穴1eから引き出され、ケースアッシー
2の先端面2eが大径部1fにさしかかるまで引き出さ
れることにより、ケースアッシー2ごとセンシング素子
7のセンサ本体7Aがトラニオンシャフト1から取り外
される。
【0059】従って、センシング素子7の修理の際に
は、トラニオンシャフト1から取り外されたケースアッ
シー2のセンサ収容部2bから、例えばペンチ等の工具
を用いてセンサ本体7Aを外し、センシング素子7の修
理、或は、交換を行ってセンサ収容部2bに戻したり、
センサ本体7Aがセンサ収容部2bに圧入固定された新
しいケースアッシー2に交換する等して、その修理、交
換後のケースアッシー2を、トラニオンシャフト1の挿
入穴1e内に再び配設し、最後に、トラニオンシャフト
1の一端1Aにキャップ6を取り付ける。
【0060】このように第1実施形態の配設構造によれ
ば、車両のトラニオンブラケット36に取り付けられて
車両の車幅方向Aに沿って延在するトラニオンシャフト
1の内部に、荷重測定用のセンシング素子7を配設する
に当たり、トラニオンブラケット36に取り付けた状態
で車両の車幅方向Aにおける外側に位置するトラニオン
シャフト1の一端1Aから他端1B側に向けて、センシ
ング素子7のセンサ本体7Aを配設するための挿入穴1
eを穿設し、車幅方向Aにおける外側に位置する一端1
A側からトラニオンシャフト1の挿入穴1eの内部に対
するセンサ本体7Aの挿抜を行うと共に、挿入穴1eと
トラニオンシャフト1の他端1Bとに亘って通孔1gを
貫設して、挿入穴1eから通孔1gを通してトラニオン
シャフト1の他端1Bの外方にセンシング素子7のリー
ド線7jを引き出せる構成とした。
【0061】このため、例えば、車両の車幅方向Aにお
ける略中央の車体底部に配置されている、センシング素
子7の出力信号増幅用のアンプに対して、リード線7j
を、車両の車幅方向Aにおける外側に位置するトラニオ
ンシャフト1の一端1Aからトラニオンシャフト1の外
部を伝って、車幅方向Aにおける中央側に位置するトラ
ニオンシャフト1の他端1B側に引き回すことなく、ト
ラニオンシャフト1の内部において通孔1gを通して他
端1B側にリード線7jを引き出し、さらに、この他端
1Bからトラニオンシャフト1の外方にリード線7jを
引き出して、アンプに対する引き回しを容易に行えるよ
うにした上で、トラニオンシャフト1の挿入穴1eの内
部に対するセンサ本体7Aの挿抜を、車両の下側にもぐ
らずに、車両の車幅方向Aにおける外側の箇所で容易に
行うことができる。
【0062】また、第1実施形態の配設構造によれば、
トラニオンシャフト1の挿入穴1eの内部に対するセン
サ本体7Aの挿抜を、ケースアッシー2のセンサ収容部
2bの内部にセンサ本体7Aを圧入固定して、このケー
スアッシー2をトラニオンシャフト1の挿入穴1eに圧
入固定することで、トラニオンシャフト1に対するセン
シング素子7の配設を行う構成とした。
【0063】このため、センシング素子7を故障等によ
り交換する必要が生じた場合に、直接手が届かない挿入
穴1eの内部のセンサ本体7Aを、トラニオンシャフト
1ごと交換するのではなく、ケースアッシー2が圧入固
定された挿入穴1eに治具4の係合部4aを挿入して、
この係合部4aの雄ねじ4bをケースアッシー2の係合
部2cの雌ねじ2dに螺着し、治具4の操作部4cを持
って治具4を挿入穴1eから一端1Aの外方に引き出す
ことで、センサ本体7Aをトラニオンシャフト1から引
き出してトラニオンシャフトから取り外すことができ
る。
【0064】そして、第1実施形態の配設構造によれ
ば、ケースアッシー2と治具4との連結及び離脱を、ケ
ースアッシー2の係合部2cの雌ねじ2dと治具4の係
合部4aの雄ねじ4bとの螺着及びその解除により行う
構成としたので、これらケースアッシー2と治具4との
連結及び離脱を容易に行えるようにした上で、雌ねじ2
dと雄ねじ4bとの螺着を解除する方向が、治具4と連
結したケースアッシー2をトラニオンシャフト1の挿入
穴1eに対して挿抜する際に、ケースアッシー2と治具
4との間にかかる力の方向と一致しないようにして、ト
ラニオンシャフト1の挿入穴1eに対する挿抜によって
ケースアッシー2と治具4とが容易に離脱しないように
し、これにより、センサ本体7Aが内部に圧入固定され
たケースアッシー2を、治具4を用いてトラニオンシャ
フト1の挿入穴1eに対して容易に、且つ、確実に挿抜
できるようにすることができる。
【0065】さらに、第1実施形態の配設構造によれ
ば、トラニオンシャフト1の挿入穴1eに圧入固定した
状態で、挿入穴1eの入り口があるトラニオンシャフト
1の一端1Aの外方から視認できるケースアッシー2の
基端面2gに、姿勢確認用マーク2h,2hを設け、ケ
ースアッシー2の周方向において姿勢確認用マーク2
h,2hに対応する先端面2e箇所に、センサ収容部2
b内でのケースアッシー2の周方向におけるセンシング
素子7の板状部材7aの姿勢を確認するための姿勢確認
用マーク2f,2f設ける構成とした。
【0066】このため、ケースアッシー2の先端面2e
の姿勢確認用マーク2f,2fに板状部材7aの幅方向
の位置を合わせて、板状部材7aの長手方向に沿ってセ
ンサ本体7Aをセンサ収容部2bに圧入固定しておくこ
とで、ケースアッシー2をトラニオンシャフト1の挿入
穴1eに圧入固定する際、トラニオンシャフト1の一端
1Aの外方からケースアッシー2の基端面2gの姿勢確
認用マーク2h,2hを視認することで、センサ本体7
Aが直接視認できなくてもトラニオンシャフト1に対し
て、ひいては、車両に対してセンサ本体7Aを確実に、
板状部材7aの幅方向が車両の高さ方向に延在する正し
い姿勢で配設することができる。
【0067】次に、本発明の第2実施形態に係る車両荷
重測定用センシング素子の取付構造について、図3及び
図4を参照して説明する。図3は本発明の第2実施形態
に係る車両荷重測定用センシング素子の取付構造を示す
車両のトラニオンシャフト部分の断面図、図4(a)は
図3に示すケースアッシーの先端側の側面図、図4
(b)は同じく図3に示すケースアッシーの基端側の側
面図であり、図3及び図4中図1及び図2、並びに、図
5乃至図7と同一の部材、箇所には、図1及び図2、並
びに、図5乃至図7で付したものと同一の引用符号を付
して説明する。
【0068】そして、図3に示すように、第2実施形態
の取付構造は、第1実施形態と同様のトラニオンシャフ
ト1と、図6に示すセンシング素子7のセンサ本体7A
を内部に収容固定した状態でトラニオンシャフト1内に
収容されるケースアッシー3とを備えている。
【0069】前記ケースアッシー3は、第1実施形態の
ケースアッシー2の連結部2aと同様の外形で中実状の
連結部3aと、この連結部3aの両端にそれぞれ連設さ
れた、第1実施形態のケースアッシー2のセンサ収容部
2bと同様のセンサ収容部3b、及び、第1実施形態の
ケースアッシー2の係合部2cとは異なる構成の係合部
3cとを有しており、本実施形態では、ケースアッシー
3の軸方向における連結部3aの寸法が、第1実施形態
のケースアッシー2の軸方向における連結部2aの寸法
よりも若干大きく形成されている。
【0070】前記係合部3cは、トラニオンシャフト1
の大径部1fの内径よりも小さく、且つ、連結部3aの
外径よりも大きい外径により、ケースアッシー3の軸方
向における寸法が、トラニオンシャフト1の軸方向にお
ける大径部1fの寸法よりも若干短くなるように形成さ
れており、係合部3cの外周面には雄ねじ3dが形成さ
れている。
【0071】このように形成されたケースアッシー3
は、センサ収容部3b側からトラニオンシャフト1の挿
入穴1eに挿入した状態で、挿入方向先端となるセンサ
収容部3b側のケースアッシー3の先端面3eが、トラ
ニオンシャフト1の挿入穴1eと通孔1gとの段差部分
に突き当たると共に、連結部3aと係合部3cとの段差
部分が、トラニオンシャフト1の挿入穴1eと大径部1
fとの段差部分よりも若干トラニオンシャフト1の一端
1A寄りに位置し、さらに、前記挿入方向基端となる係
合部3c側のケースアッシー3の基端面3g(トラニオ
ンシャフトの外方から視認可能なケース部材箇所に相
当)が、トラニオンシャフト1の一端1Aよりも大径部
1fの内部側に位置するように構成されている。
【0072】また、前記ケースアッシー3の先端面3e
で、ケースアッシー3の周方向に180゜位相をずらし
た先端面3e箇所には、図4(a)に示すように、セン
サ収容部3b内でのケースアッシー3の周方向における
センシング素子7の板状部材7aの姿勢(向き)を確認
するための姿勢確認用マーク3f,3fがそれぞれ設け
られている。同様に、ケースアッシー3の基端面3g
で、ケースアッシー3の周方向において前記姿勢確認用
マーク3f,3fに対応する基端面3g箇所には、図4
(b)に示すように、姿勢確認用マーク3hが設けられ
ている。
【0073】尚、前記各姿勢確認用マーク3f,3h
は、第1実施形態の姿勢確認用マーク2f,2hと同様
に、他の先端面3e部分や基端面3g部分に対して凹凸
を付けたり、或は、他の先端面3e部分や基端面3g部
分とは異なる着色を施す等して構成することができる。
また、本実施形態では、基端面3gに設けた姿勢確認用
マーク3hが、請求項中の姿勢確認用マークに相当し、
ケースアッシー3のセンサ収容部3bの開口が、請求項
中のリード線をケース部材の外部に引き出させるための
開口に相当している。
【0074】そして、前記トラニオンシャフト1の挿入
穴1eに対するケースアッシー3の挿抜は、治具5を用
いて行われる。前記治具5は、ケースアッシー3の係合
部3cと係脱される係合部5a(ケース部材の係合部と
連結及び離脱する治具部分に相当)と、この係合部5a
に連設された操作部5cとを有している。
【0075】前記係合部5aは、トラニオンシャフト1
の大径部1fの内径よりも若干小さい外径で、且つ、ケ
ースアッシー3の軸方向における寸法が、トラニオンシ
ャフト1の軸方向における大径部1fの寸法よりも若干
短くなるように形成されており、係合部5cの内周面に
は雄ねじ5dが形成されている。
【0076】前記操作部5cは、ケースアッシー2の係
合部2cの外径よりも若干小さい外径の略円柱状を呈し
ており、この操作部5cには、治具4の操作部4cと同
様の貫通孔5dが形成されている。
【0077】次に、上述のように構成された第2実施形
態の配設構造の作用について説明する。
【0078】まず、トラニオンシャフト1にセンシング
素子7を配設する際には、ケースアッシー3の先端面3
eの姿勢確認用マーク3f,3fに板状部材7aの幅方
向の位置を合わせて、板状部材7aの長手方向に沿って
センサ本体7Aをセンサ収容部3bの連結部3aとの段
差部分に突き当たるまで挿し入れる。すると、板状部材
7aの幅方向両端面がセンサ収容部2bの内周面に摺接
し、連結部3aとセンサ収容部3bとの段差部分に板状
部材7aが突き当たると、板状部材7aがセンサ収容部
3b内に圧入固定された状態となる。
【0079】そこで、センシング素子7のリード線7j
をセンサ収容部3bの先端面3eから外方に引き出し
て、このリード線7jを、キャップ6を外したトラニオ
ンシャフト1の一端1Aから挿入穴1eに挿し入れ、さ
らに、通孔1gを通してトラニオンシャフト1の他端1
Bから外方にリード線7jを引き出す。これにより、リ
ード線7jの先端は、トラニオンシャフト1の他端1B
よりも車両の車幅方向Aにおける中央側に延出し、車両
の車幅方向Aにおける略中央の車体底部に配置されてい
る、センシング素子7の出力信号を増幅するアンプ(図
示せず)へのリード線7jの引き回しが容易に行えるよ
うになる。
【0080】また、板状部材7aをセンサ収容部3b内
に圧入固定したならば、上述したリード線7jのトラニ
オンシャフト1からの引き出しと共に、ケースアッシー
3の係合部3cの雄ねじ3dに治具5の係合部5aの雌
ねじ5bを螺着して、治具5をケースアッシー3に連結
する。そして、ケースアッシー3の基端面3gの姿勢確
認用マーク3hを見て、板状部材7aの幅方向が車両の
高さ方向に延在する向きとなるようにケースアッシー3
の周方向の向きを確認し、挿入穴1eの内部でリード線
7jがケースアッシー3のセンサ収容部3bとの間で挟
まらないように、リード線7jをトラニオンシャフト1
の外方にさらに引き出ながら、治具5の操作部5cを持
ってセンサ収容部3b側からケースアッシー3を、先端
面3eが挿入穴1eと通孔1gとの段差部分に突き当た
るまで、トラニオンシャフト1の挿入穴1eに挿し入れ
る。
【0081】すると、センサ収容部3bの外周面が挿入
穴1eの内周面に摺接し、ケースアッシー2の先端面3
eがトラニオンシャフト1の挿入穴1eと通孔1gとの
段差部分に突き当たると、センサ本体7Aをセンサ収容
部3bの内部に圧入固定したケースアッシー3が、トラ
ニオンシャフト1の挿入穴1e内に圧入固定された状態
となる。尚、この状態で、ケースアッシー3の係合部3
cに連結されてトラニオンシャフト1の挿入穴1e内に
挿入される治具5の係合部5aの外周面と、トラニオン
シャフト1の大径部1fの内周面との間には、トラニオ
ンシャフト1の径方向に置いて若干の隙間があく。
【0082】次に、例えば、治具5の操作部5cの貫通
孔5dに前記不図示のピンを挿通してそのピンの両端を
貫通孔5dからそれぞれ突出させ、このピンを使う等し
て、治具5を反時計回りに回転させる。すると、挿入穴
1e内に圧入固定されたケースアッシー3は回転せず治
具5のみが回転し、これにより、両者の係合部3c,5
aの雄ねじ3dと雌ねじ5bの螺合が解除されて、ケー
スアッシー3から治具5が取り外される。そこで、トラ
ニオンシャフト1の一端1Aにキャップ6を取り付け
る。以上で、ケースアッシー3にセンサ本体7Aを収容
したセンシング素子7のトラニオンシャフト1に対する
配設作業が完了する。
【0083】一方、センシング素子7の故障等に伴い、
トラニオンシャフト1に配設したセンシング素子7をト
ラニオンシャフト1から取り外す際には、キャップ6を
外したトラニオンシャフト1の一端1Aから挿入穴1e
に治具5の係合部5aを挿し入れて、挿入穴1eで一端
1A側に向いているケースアッシー3の係合部3cの雄
ねじ3dに治具5の係合部5aの雌ねじ5bを螺着し
て、治具5をケースアッシー3に連結する。そして、治
具5の操作部5cを持って、或は、操作部5cの貫通孔
5dに挿通した前記ピンの貫通孔5dからそれぞれ突出
する両端を持って、治具5をトラニオンシャフト1の挿
入穴1eから一端1Aの外方に、トラニオンシャフト1
の軸方向に沿って引く。
【0084】すると、トラニオンシャフト1の挿入穴1
e内に対するケースアッシー3の圧入固定の力を上回る
力で、治具5を引くことにより、ケースアッシー3が治
具5と共に挿入穴1eから引き出され、ケースアッシー
3の先端面3eが大径部1fにさしかかるまで引き出さ
れることにより、ケースアッシー3ごとセンシング素子
7のセンサ本体7Aがトラニオンシャフト1から取り外
される。
【0085】従って、センシング素子7の修理の際に
は、トラニオンシャフト1から取り外されたケースアッ
シー3のセンサ収容部3bから、例えばペンチ等の工具
を用いてセンサ本体7Aを外し、センシング素子7の修
理、或は、交換を行ってセンサ収容部3bに戻したり、
センサ本体7Aがセンサ収容部3bに圧入固定された新
しいケースアッシー3に交換する等して、その修理、交
換後のケースアッシー3を、トラニオンシャフト1の挿
入穴1e内に再び配設し、最後に、トラニオンシャフト
1の一端1Aにキャップ6を取り付ける。
【0086】このように第2実施形態の配設構造によっ
ても、第1実施形態の配設構造と同様の効果を得ること
ができる。
【0087】尚、トラニオンシャフト1の挿入穴1eか
ら他端1Bの外方へのリード線7jの引き回しは、上述
した第1及び第2実施形態の配設構造のように、挿入穴
1eから他端1Bに亘ってトラニオンシャフト1内に貫
設した通孔1gを通して行うのに限らず、例えば、挿入
穴1eの最深部からトラニオンシャフト1の径方向に貫
設した通孔を通してトラニオンシャフト1の外方を経て
行うようにしてもよく、そのように構成しても、トラニ
オンシャフト1の一端1A側から引き回すのに比べてリ
ード線7jを車両の車幅方向Aにおける中央側に容易に
引き回すことができる。
【0088】また、ケースアッシー2,3の係合部2c
と治具4,5の係合部4a,5aとの連結、離脱は、上
述した第1及び第2実施形態の配設構造のような、雌ね
じ2d,5bと雄ねじ4b,3dとの螺着及びその解除
によるものに限らず、例えば、治具4をケースアッシー
2に挿入したり、ケースアッシー3に治具5を挿入した
上で、ケースアッシー2,3に対して治具4,5をケー
スアッシー2,3の周方向に回転させて、ケースアッシ
ー2,3と治具4,5とのうち一方の係合爪と他方の係
合孔とを係合させ、その反対の動作により両者を離脱さ
せる構成とする等、ケースアッシー2,3と治具4,5
との係脱の際の両者の相対移動の方向が、ケースアッシ
ー2,3の軸方向に治具4,5を接近離間させる方向以
外の方向を含んでいれば、どのような形態を採ってもよ
い。
【0089】さらに、上述した第1及び第2実施形態の
配設構造では、トラニオンシャフト1の挿入穴1e内で
のセンサ本体7Aの姿勢を確認するのに、ケースアッシ
ー2,3の基端面2g,3gの姿勢確認用マーク2h,
2h、姿勢確認用マーク3h,3hを用いる構成とした
が、例えば、ケースアッシー2,3に連結した状態でケ
ースアッシー2,3の周方向における治具4,5の位置
が常に一定の箇所になるのであれば、操作部4c、5c
の貫通孔4d,5dの位置を目安にしたり、或は、操作
部4c、5cの端面に専用の姿勢確認用マークを設ける
構成とする等、トラニオンシャフト1の挿入穴1e内で
のセンサ本体7Aの姿勢を確認するための構成は任意で
あり、場合によっては省略してもよい。
【0090】そして、上述した第1及び第2実施形態で
は、センシング素子7のセンサ本体7Aを収容するトラ
ニオンシャフト1の挿入穴1eを、車両の車幅方向Aに
おける外側に位置するトラニオンシャフト1の端面1A
から穿設する構成と、センシング素子7のセンサ本体7
Aをケースアッシー2,3内に収容固定してこのケース
アッシー2,3をトラニオンシャフト1の挿入穴1eに
圧入固定する構成との2つの構成を共に備える場合につ
いて説明したが、本発明の配設構造は、これら2つの構
成のうちいずれか一方のみを備えるものとしてもよいの
は勿論のことである。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の車両荷重測定用センシング素子の取付構造によ
れば、車両にかかる荷重に応じた電気信号をセンサ本体
で発生させて該電気信号をリード線を介して外部に出力
するセンシング素子を、前記車両の車幅方向における中
央よりも側部寄り箇所に配設されて該車幅方向に延在す
るサスペンション支持用のトラニオンシャフト内に取り
付けるための構造であって、前記トラニオンシャフトで
前記車幅方向における前記車両の側部側端部から該車幅
方向に沿って所定の深さで穿設され、前記センサ本体が
内部に収容される素子収容穴と、前記トラニオンシャフ
トのうち、前記車幅方向における前記車両の中央側端部
から前記素子収容穴に亘って貫設され、前記センサ本体
の通過を不能とすると共に前記リード線の通過を可能と
する通孔とを備え、前記センサ本体を前記素子収容穴に
収容すると共に、該素子収容穴から前記通孔を通して前
記リード線を前記トラニオンシャフトの前記車幅方向に
おける前記車両の中央側端部から該トラニオンシャフト
の外方に引き出す構成とした。
【0092】このため、トラニオンシャフトの素子収容
穴が、車両の車幅方向における側部側に位置するトラニ
オンシャフトの端部から穿設されていることから、セン
サ本体のトラニオンシャフトへの挿入を、車両の車幅方
向における中央側からではなく側部側から行うこととな
り、また、車両の車幅方向における側部側の端部からト
ラニオンシャフトの素子収容穴にセンサ本体を収容して
も、リード線はトラニオンシャフトの通孔を通って車両
の車幅方向における中央側の端部からトラニオンシャフ
トの外方に引き出されることから、リード線を車両の車
幅方向における側部側の端部からトラニオンシャフトの
外部を伝って車幅方向における中央側に引き回さずに済
む。
【0093】従って、例えば、車両の車幅方向における
略中央の車体底部に配置されているアンプに対するリー
ド線の引き回しを、車両の車幅方向における中央側に位
置するトラニオンシャフトの端部から容易に行えるよう
にしたまま、トラニオンシャフトに対するセンシング素
子の配設作業を容易に行えるようにすることができる。
【0094】また、請求項2に記載した本発明の車両荷
重測定用センシング素子の取付構造によれば、前記セン
サ本体が内部に収容固定されるケース部材をさらに備
え、前記素子収容穴が、前記ケース部材が内部に圧入固
定される寸法で形成されており、前記ケース部材のう
ち、前記素子収容穴内に圧入固定した状態で前記センサ
本体よりも前記車両の側部側端部寄りに位置する前記ケ
ース部材部分に、前記素子収容穴に挿入可能なケース部
材挿抜用治具との連結及び離脱を該素子収容穴の内部に
おいて可能とする係合部が形成されている構成とした。
【0095】さらに、請求項3に記載した本発明の車両
荷重測定用センシング素子の取付構造によれば、車両に
かかる荷重に応じた電気信号をセンサ本体で発生させて
該電気信号を外部に出力するセンシング素子を、前記車
両に配設されて該車両の車幅方向に延在するサスペンシ
ョン支持用のトラニオンシャフト内に取り付けるための
構造であって、前記センサ本体が内部に収容固定される
ケース部材と、前記トラニオンシャフトで前記車幅方向
における一端部から該車幅方向に沿って所定の深さで穿
設され、前記ケース部材が内部に圧入固定される素子収
容穴とを備え、前記ケース部材のうち、前記素子収容穴
内に圧入固定した状態で前記センサ本体よりも前記トラ
ニオンシャフトの一端部寄りに位置する前記ケース部材
部分に、前記素子収容穴の内部において該素子収容穴に
挿入可能なケース部材挿抜用治具との連結及び離脱を可
能とする係合部を形成する構成とした。
【0096】このため、センサ本体を内部に収容固定し
た状態でトラニオンシャフトの素子収容穴にケース部材
を圧入固定した状態で、ケース部材に形成された係合部
が、センサ本体よりも、素子収容穴の入り口に近い素子
収容穴箇所に位置することとなる。従って、センシング
素子を故障等により交換する必要が生じた場合に、直接
手が届かない素子収容穴内のセンシング素子を、トラニ
オンシャフトごと交換するのではなく、ケース部材が圧
入固定された素子収容穴にケース部材挿抜用治具を挿入
してケース部材の係合部に係合させ、この治具を素子収
容穴から引き出すことで、センシング素子をトラニオン
シャフトの素子収容穴から引き出してトラニオンシャフ
トから取り外すことができる。
【0097】また、請求項4に記載した本発明の車両荷
重測定用センシング素子の取付構造によれば、前記素子
収容穴が、前記トラニオンシャフトで前記車幅方向にお
ける前記車両の側部側端部から穿設されており、前記ケ
ース部材部分が、前記素子収容穴内に前記ケース部材を
圧入固定した状態で前記センシング素子よりも前記車両
の側部側端部寄りに位置している構成とした。
【0098】このため、トラニオンシャフトの素子収容
穴が、車両の車幅方向における側部側に位置するトラニ
オンシャフトの端部から穿設されていることから、セン
サ本体のトラニオンシャフトへの挿入を、車両の車幅方
向における中央側からではなく側部側から行うこととな
るので、トラニオンシャフトに対するセンシング素子の
配設作業を容易に行えるようにすることができる。
【0099】さらに、請求項5に記載した本発明の車両
荷重測定用センシング素子の取付構造によれば、前記セ
ンシング素子が、前記センサ本体で発生する前記電気信
号を外部に出力するためのリード線を有しており、前記
ケース部材に、該ケース部材の内部に前記センサ本体を
収容固定した状態で前記リード線を前記ケース部材の外
部に引き出させるための開口が形成されており、前記ト
ラニオンシャフトに、前記車幅方向における前記車両の
中央側端部から前記素子収容穴に亘って、前記開口から
前記ケース部材の外部に引き出された前記リード線を前
記トラニオンシャフトの外部に引き出すための通孔が貫
設されている構成とした。
【0100】このため、車両の車幅方向における側部側
の端部からトラニオンシャフトの素子収容穴にセンサ本
体を収容しても、リード線はトラニオンシャフトの通孔
を通って車両の車幅方向における中央側の端部からトラ
ニオンシャフトの外方に引き出されることから、リード
線を車両の車幅方向における側部側の端部からトラニオ
ンシャフトの外方を伝って車幅方向における中央側に引
き回さずに済み、よって、例えば、車両の車幅方向略中
央の車体底部に配置されているアンプに対するリード線
の引き回しを、車両の車幅方向における中央側に位置す
るトラニオンシャフトの端部から容易に行えるようにす
ることができる。
【0101】また、請求項6に記載した本発明の車両荷
重測定用センシング素子の取付構造によれば、前記ケー
ス部材挿抜用治具のうち、前記素子収容穴内に圧入固定
した前記ケース部材の前記係合部と連結及び離脱する治
具部分が、雄ねじと該雄ねじに螺合可能な雌ねじとのう
ちいずれか一方を有しており、前記ケース部材の前記係
合部に、前記雄ねじ及び雌ねじのうちいずれか他方が形
成されている構成とした。
【0102】このため、ケース部材の係合部とケース部
材挿抜用治具とを、雄ねじと雌ねじとの螺着及びその解
除により、容易に連結、離脱できるようにした上で、雄
ねじと雌ねじとの螺着を解除する方向が、ケース部材と
ケース部材挿抜用治具とを連結してトラニオンシャフト
の素子収容穴に挿抜する際に、両者の間にかかる力の方
向と一致しないようにして、トラニオンシャフトの素子
収容穴に対する挿抜によってケース部材とケース部材挿
抜用治具とが容易に離脱しないようにし、これにより、
センサ本体が内部に収容固定されたケース部材を、ケー
ス部材挿抜用治具を用いてトラニオンシャフトの素子収
容穴に対して容易に、且つ、確実に挿抜できるようにす
ることができる。
【0103】さらに、請求項7に記載した本発明の車両
荷重測定用センシング素子の取付構造によれば、前記素
子収容穴内に圧入固定した状態で前記トラニオンシャフ
トの外方から視認可能な前記ケース部材箇所に、該ケー
ス部材内での前記センサ本体の姿勢を示す姿勢確認用マ
ークが形成されている構成とした。
【0104】このため、センサ本体が内部に収容固定さ
れたケース部材をトラニオンシャフトの素子収容穴に圧
入固定する際、トラニオンシャフトの外方からケース部
材の姿勢確認用マークを視認することで、センサ本体が
直接視認できなくてもトラニオンシャフトに対して、ひ
いては、車両に対してセンサ本体を確実に正しい姿勢で
配設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両荷重測定用セ
ンシング素子の取付構造を示す車両のトラニオンシャフ
ト部分の断面図である。
【図2】図2(a)は図1に示すケースアッシーの先端
側の側面図、図2(b)は同基端側の側面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る車両荷重測定用セ
ンシング素子の取付構造を示す車両のトラニオンシャフ
ト部分の断面図である。
【図4】図4(a)は図3に示すケースアッシーの先端
側の側面図、図4(b)は同基端側の側面図である。
【図5】荷重測定装置により荷重測定を行う車両のトラ
ニオンシャフトとこれが取り付けられるトラニオンブラ
ケットの斜視図である。
【図6】図5のトラニオンシャフトに配設されるセンシ
ング素子の斜視図である。
【図7】従来例に係る車両荷重測定用センシング素子の
取付構造を示す車両のトラニオンシャフト部分の断面図
である。
【符号の説明】
1 トラニオンシャフト 1A トラニオンシャフト一端(トラニオンシャフト側
部側端部) 1e 挿入穴(素子収容穴) 1g 通孔 2,3 ケースアッシー(ケース部材) 2c,3c 係合部 2d 雌ねじ 2g,3g ケースアッシー基端面(トラニオンシャフ
トの外方から視認可能なケース部材箇所) 2h,3h 姿勢確認用マーク 3d 雄ねじ 4,5 治具(ケース部材挿抜用治具) 4a,5a 係合部(ケース部材の係合部と連結及び離
脱する治具部分) 4b 雄ねじ 5b 雌ねじ 7 センシング素子 7A センサ本体 7j リード線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両にかかる荷重に応じた電気信号をセ
    ンサ本体で発生させて該電気信号をリード線を介して外
    部に出力するセンシング素子を、前記車両の車幅方向に
    おける中央よりも側部寄り箇所に配設されて該車幅方向
    に延在するサスペンション支持用のトラニオンシャフト
    内に取り付けるための構造であって、 前記トラニオンシャフトで前記車幅方向における前記車
    両の側部側端部から該車幅方向に沿って所定の深さで穿
    設され、前記センサ本体が内部に収容される素子収容穴
    と、 前記トラニオンシャフトのうち、前記車幅方向における
    前記車両の中央側端部から前記素子収容穴に亘って貫設
    され、前記センサ本体の通過を不能とすると共に前記リ
    ード線の通過を可能とする通孔とを備え、 前記センサ本体を前記素子収容穴に収容すると共に、該
    素子収容穴から前記通孔を通して前記リード線を前記ト
    ラニオンシャフトの前記車幅方向における前記車両の中
    央側端部から該トラニオンシャフトの外方に引き出すよ
    うにした、 ことを特徴とする車両荷重測定用センシング素子の取付
    構造。
  2. 【請求項2】 前記センサ本体が内部に収容固定される
    ケース部材をさらに備え、前記素子収容穴は、前記ケー
    ス部材が内部に圧入固定される寸法で形成されており、
    前記ケース部材のうち、前記素子収容穴内に圧入固定し
    た状態で前記センサ本体よりも前記車両の側部側端部寄
    りに位置する前記ケース部材部分には、前記素子収容穴
    に挿入可能なケース部材挿抜用治具との連結及び離脱を
    該素子収容穴の内部において可能とする係合部が形成さ
    れている請求項1記載の車両荷重測定用センシング素子
    の取付構造。
  3. 【請求項3】 車両にかかる荷重に応じた電気信号をセ
    ンサ本体で発生させて該電気信号を外部に出力するセン
    シング素子を、前記車両に配設されて該車両の車幅方向
    に延在するサスペンション支持用のトラニオンシャフト
    内に取り付けるための構造であって、 前記センサ本体が内部に収容固定されるケース部材と、 前記トラニオンシャフトで前記車幅方向における一端部
    から該車幅方向に沿って所定の深さで穿設され、前記ケ
    ース部材が内部に圧入固定される素子収容穴とを備え、 前記ケース部材のうち、前記素子収容穴内に圧入固定し
    た状態で前記センサ本体よりも前記トラニオンシャフト
    の一端部寄りに位置する前記ケース部材部分に、前記素
    子収容穴の内部において該素子収容穴に挿入可能なケー
    ス部材挿抜用治具との連結及び離脱を可能とする係合部
    を形成した、 ことを特徴とする車両荷重測定用センシング素子の取付
    構造。
  4. 【請求項4】 前記素子収容穴は、前記トラニオンシャ
    フトで前記車幅方向における前記車両の側部側端部から
    穿設されており、前記ケース部材部分は、前記素子収容
    穴内に前記ケース部材を圧入固定した状態で前記センサ
    本体よりも前記車両の側部側端部寄りに位置している請
    求項3記載の車両荷重測定用センシング素子の取付構
    造。
  5. 【請求項5】 前記センシング素子は、前記センサ本体
    で発生する前記電気信号を外部に出力するためのリード
    線を有しており、前記ケース部材には、該ケース部材の
    内部に前記センサ本体を収容固定した状態で前記リード
    線を前記ケース部材の外部に引き出させるための開口が
    形成されており、前記トラニオンシャフトには、前記車
    幅方向における前記車両の中央側端部から前記素子収容
    穴に亘って、前記開口から前記ケース部材の外部に引き
    出された前記リード線を前記トラニオンシャフトの外部
    に引き出すための通孔が貫設されている請求項2又は4
    記載の車両荷重測定用センシング素子の取付構造。
  6. 【請求項6】 前記ケース部材挿抜用治具のうち、前記
    素子収容穴内に圧入固定した前記ケース部材の前記係合
    部と連結及び離脱する治具部分は、雄ねじと該雄ねじに
    螺合可能な雌ねじとのうちいずれか一方を有しており、
    前記ケース部材の前記係合部には、前記雄ねじ及び雌ね
    じのうちいずれか他方が形成されている請求項2、3、
    4又は5記載の車両荷重測定用センシング素子の取付構
    造。
  7. 【請求項7】 前記素子収容穴内に圧入固定した状態で
    前記トラニオンシャフトの外方から視認可能な前記ケー
    ス部材箇所に、該ケース部材内での前記センサ本体の姿
    勢を示す姿勢確認用マークが形成されている請求項2、
    3、4、5又は6記載の車両荷重測定用センシング素子
    の取付構造。
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