JPH1019498A - 赤外線放射洋上標的 - Google Patents

赤外線放射洋上標的

Info

Publication number
JPH1019498A
JPH1019498A JP17260396A JP17260396A JPH1019498A JP H1019498 A JPH1019498 A JP H1019498A JP 17260396 A JP17260396 A JP 17260396A JP 17260396 A JP17260396 A JP 17260396A JP H1019498 A JPH1019498 A JP H1019498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infrared
infrared radiation
burner
floating body
devices
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17260396A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihito Ono
野 俊 仁 大
Yoshihisa Sakurai
井 良 久 桜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aircraft Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Japan Aircraft Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aircraft Manufacturing Co Ltd filed Critical Japan Aircraft Manufacturing Co Ltd
Priority to JP17260396A priority Critical patent/JPH1019498A/ja
Publication of JPH1019498A publication Critical patent/JPH1019498A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41JTARGETS; TARGET RANGES; BULLET CATCHERS
    • F41J2/00Reflecting targets, e.g. radar-reflector targets; Active targets transmitting electromagnetic or acoustic waves
    • F41J2/02Active targets transmitting infrared radiation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41JTARGETS; TARGET RANGES; BULLET CATCHERS
    • F41J9/00Moving targets, i.e. moving when fired at
    • F41J9/04Seagoing targets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線放射洋上標的において、赤外線追尾式
飛翔体の発射試験、射撃訓練の実施効率を向上すると共
に、製造コストを低減して経済性を向上する。 【解決手段】 この赤外線放射洋上標的は、水面34に
浮かぶ浮体1と、この浮体1上に設置され、赤外線放射
率の良い材料で内部に空間を有する3次元形状に形成さ
れ外方に赤外線を放射する赤外線放射体3及びこの赤外
線放射体3から赤外線を放射させるためにその内部を加
熱するバーナ4を有する複数個の赤外線放射装置2a,
2bと、外部からの指令信号を受信して上記赤外線放射
装置2a,2bの動作を遠隔制御する遠隔制御装置とを
備えて成るものである。これにより、赤外線放射装置2
a,2bが被弾しにくく、また被弾しても他のものと切
り換えて使用することができ、赤外線追尾式飛翔体の発
射試験、射撃訓練の実施効率を向上すると共に、製造コ
ストを低減して経済性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として海面に浮
かべ、航空機等から発射する赤外線追尾式飛翔体(ミサ
イル)の発射試験、射撃訓練に使用する赤外線放射洋上
標的に関し、特に赤外線追尾式飛翔体の発射試験、射撃
訓練の実施効率を向上すると共に、製造コストを低減し
て経済性を向上することができる赤外線放射洋上標的に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の赤外線放射洋上標的は、
例えば実公平5−23995号公報に記載されているよ
うに、双胴の船体と、該船体上に搭載されたドーム型の
赤外線放射体と、該赤外線放射体の外板内面に沿って形
成された複数のドーナツ状の流路の各々に熱風を送る熱
風供給装置とを備えて成っていた。そして、上記熱風供
給装置は、例えば6台の石油焚き空気加熱器とこれに送
気する3台の送風機とから成り、石油焚き空気加熱器の
運転により発生した熱風を送風機から送り出される空気
流により上記ドーム型の赤外線放射体のドーナツ状の流
路の各々に送り、該赤外線放射体の外周面の全体を加熱
して赤外線を放射させるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の赤外線放射洋上標的においては、船体上に搭載され
た赤外線放射体が例えば直径8mで高さが8m程度のド
ーム型に形成されると共に、該赤外線放射体の外板内面
に沿って複数のドーナツ状の流路が形成されていたの
で、上記赤外線放射体が大型化すると共に構造が複雑と
なるものであった。従って、赤外線放射洋上標的そのも
のが大型化し、製造コストも高くなるものであった。ま
た、上記赤外線放射体が大型であることから実際の射撃
訓練等において赤外線追尾式飛翔体が命中する確率が高
く、命中して損傷した場合は赤外線放射体が1体だけな
ので射撃訓練等が続行できなくなることがあった。そし
て、上記損傷した部分を修理するには、赤外線放射体が
大型であることから多くの時間と費用とを要するもので
あった。特に大きな損傷の場合は、母港まで曳航して戻
って修理しなければならず、この間訓練等は中止しなけ
ればならない。従って、発射試験、射撃訓練の実施効率
が低下するものであった。
【0004】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、赤外線追尾式飛翔体の発射試験、射撃訓練の実施
効率を向上すると共に、製造コストを低減して経済性を
向上することができる赤外線放射洋上標的を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による赤外線放射洋上標的は、水面に浮かぶ
浮体と、この浮体上に設置され、赤外線放射率の良い材
料で内部に空間を有する3次元形状に形成され外方に赤
外線を放射する赤外線放射体及びこの赤外線放射体から
赤外線を放射させるためにその内部を加熱する手段を有
する複数個の赤外線放射装置と、外部からの指令信号を
受信して上記赤外線放射装置の動作を遠隔制御する遠隔
制御装置とを備えて成るものである。
【0006】また、上記複数個の赤外線放射装置は、浮
体の上面より所定の高さだけ上がった位置に設けたもの
としてもよい。
【0007】さらに、上記複数個の赤外線放射装置は、
浮体の上面にて水平方向に相互に所定距離だけ離れて設
けたものとしてもよい。
【0008】さらにまた、上記加熱手段は、燃料を燃焼
させて火炎を発生し赤外線放射体の内部を加熱するバー
ナとしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明による赤
外線放射洋上標的の実施の形態を示す側面図、図2はそ
の平面図、図3はその正面図である。この赤外線放射洋
上標的は、主として海面に浮かべ、航空機等から発射す
る赤外線追尾式飛翔体(ミサイル)の発射試験、射撃訓
練に使用するもので、図1において浮体1は、必要な浮
力を発生し各種構成装置を搭載する台船となるもので、
その上面は平らに形成されている。なお、図示は省略し
たが、上記浮体1の内部は、小区画されたり、又はポリ
ウレタン等の発泡材が充填されており、発射された赤外
線追尾式飛翔体が仮に浮体1に命中して損傷を受けて
も、容易に沈没しないようになっている。
【0010】上記浮体1の上面には、複数個(例えば2
個)の赤外線放射装置2a,2bが設置されている。こ
の赤外線放射装置2a,2bは、航空機等から発射され
る赤外線追尾式飛翔体の追尾目標となる赤外線を発生す
るもので、赤外線放射率の良い材料で内部に空間を有す
る3次元形状に形成され外方に赤外線を放射する赤外線
放射体3及びこの赤外線放射体3から赤外線を放射させ
るためにその内部を加熱する手段としてのバーナ4を有
して成る。なお、上記複数個の赤外線放射装置2a,2
bは、鉄骨等で組まれた櫓5の上端部に設置され、浮体
1の上面より所定の高さだけ(例えば8m程度)上がっ
た位置に設けられている。これは、上記赤外線放射装置
2a,2bを狙った赤外線追尾式飛翔体が浮体1に当た
りにくいようにするためである。また、上記複数個の赤
外線放射装置2a,2bは、浮体1の上面にて水平方向
に相互に所定距離だけ(例えば20m程度)離れて前後
に設けられている。これは、上記赤外線放射装置2a,
2bを狙った赤外線追尾式飛翔体が一方側に当たって
も、他方側に切り換えて訓練を続行できるようにするた
めである。
【0011】上記赤外線放射装置2a,2bを支持して
いる櫓5の根元部には、それぞれバーナ制御装置6a,
6b及びリザーブタンク7a,7bが設けられている。
このバーナ制御装置6a,6bは上記バーナ4の燃焼動
作を制御するものであり、またリザーブタンク7a,7
bはそれぞれのバーナ4の燃焼に必要な燃料を供給する
ためのものである。また、上記浮体1の上面の中央部に
は、燃料タンク8が設けられている。この燃料タンク8
は、上記バーナ4に供給する燃料を貯蔵しておくもので
あり、上記リザーブタンク7a,7bにはその内部の液
面が一定以下になると信号を発生する燃料センサが設け
られ、この燃料センサからの信号により自動的に上記燃
料タンク8から燃料をリザーブタンク7a,7bに補給
するようになっている。
【0012】上記浮体1の上面の中央部には前記櫓5と
同等の高さの櫓5′が設けられ、この櫓5′の前側部と
後側部にはそれぞれ放射温度計9a,9bが設けられて
いる。この放射温度計9a,9bは、それぞれ上記赤外
線放射装置2a,2bの赤外線放射体3の温度を計測す
るもので、例えば温度センサから成る。そして、上記赤
外線放射体3がバーナ4によって十分に加熱され、所定
の赤外線を放射していることを検出すると、上記放射温
度計9a,9bは、その検出信号を発して近くに設けら
れた発射可能表示器10に送り、これを例えば発光させ
て赤外線追尾式飛翔体の発射が可能であることを外部に
知らせるようになっている。なお、上記櫓5′に放射温
度計9a,9bを設けるものに限らず、上記バーナ4又
は赤外線放射体3の内部に例えば熱電対を設け、この熱
電対により直接赤外線放射体3の温度を計測するように
してもよい。
【0013】上記櫓5′の上端部には、指令受信アンテ
ナ11が設けられている。この指令受信アンテナ11
は、上記赤外線放射装置2a,2bの作動開始及び停止
等の外部からの指令信号を受信するためのものであり、
上記櫓5′の根元部に設けられた機器室12の内部に搭
載された遠隔制御装置に信号を送るようになっている。
この遠隔制御装置は、外部からの指令信号を受信して上
記赤外線放射装置2a,2bの動作を遠隔制御するもの
である。なお、上記機器室12の内部には、電源も設け
られている。
【0014】また、上記櫓5′の上端部には、レーダ反
射装置13が設けられている。このレーダ反射装置13
は、赤外線追尾式飛翔体の発射を行う航空機等に搭載さ
れたレーダ装置により、航空機等のパイロットが赤外線
放射洋上標的の位置を知るためのものである。さらに、
前部の櫓5の上端部には航海灯の一つとしての両色灯1
4が設けられ、後部の櫓5の上端部には航海灯の一つと
しての船尾灯15が設けられている。これらの航海灯
は、上記赤外線放射洋上標的を夜間に支援船等で曳航す
る場合に、他の船舶等との衝突防止を図るために必要な
ものである。
【0015】次に、上記赤外線放射装置2a,2bの細
部の構造について、図4を参照して説明する。まず、赤
外線放射体3は、内部が加熱されることにより外方に赤
外線を放射するもので、例えば鋼又はセラミックス等の
赤外線放射率の良い材料ででき、内部に空間を有する円
筒形又は球形等の3次元形状に形成されている。その大
きさは、例えば直径1mで高さが1m程度の小型とされ
ている。なお、図4では円筒形に形成されたものを示し
ているが、その天井面16には蓋がされており、側板1
7の一部には複数個の通気口18,18,…が適宜の間
隔で形成されている。
【0016】また、バーナ4は、上記赤外線放射体3か
ら赤外線を放射させるためにその内部を加熱する手段と
なるもので、例えば円筒状に形成され、図4においては
この部分を中央縦断面図として内部構造を示している。
まず、パイロットバーナ19は、後述のメインノズル2
2に点火するための種火を形成するもので、小型ノズル
とイグナイタとで構成され、小型ノズルから噴霧された
燃料にイグナイタで点火することにより種火を形成する
ようになっている。なお、符号20は、図1に示すリザ
ーブタンク7a,7bに接続され上記パイロットバーナ
19に燃料を供給する燃料パイプを示している。そし
て、上記パイロットバーナ19の種火の点火は、円筒状
のバーナ4の上端部に設けられた火炎センサ21で検出
されるようになっている。
【0017】上記パイロットバーナ19の近傍には、メ
インノズル22が設けられている。このメインノズル2
2は、上記赤外線放射体3から赤外線を放射させるため
にその内部を加熱する火炎を発生させるもので、パイロ
ットバーナ19の種火の点火が火炎センサ21で検出さ
れていれば、燃焼動作信号によって該メインノズル22
から燃料が噴霧され、上記種火がこの燃料に引火するこ
とにより赤外線放射体3の内部に火炎が形成されるよう
になっている。なお、符号23は、図1に示すリザーブ
タンク7a,7bに接続され上記メインノズル22に燃
料を供給する燃料パイプを示している。このとき、上記
燃料の燃焼に必要な空気は、バーナ4の下端部に設けら
れたモータ24によって回転されるファン25により供
給される。
【0018】上記のような構成により、バーナ4のメイ
ンノズル22からの燃料が燃焼して赤外線放射体3の内
部に火炎が形成され、この火炎による放射熱と高温の燃
焼ガスの対流により、該赤外線放射体3が高温、例えば
約600℃に加熱されて周囲に赤外線を放射する。このと
き、上記燃焼により発生する高温の燃焼ガスは、赤外線
放射体3の側板17の一部にあけられた通気口18,1
8,…から外部に流出する。
【0019】図5は、図1に示す機器室12の内部に搭
載された遠隔制御装置の構成を示すブロック図である。
この遠隔制御装置は、外部からの指令信号を受信して上
記赤外線放射装置2a,2bの動作を遠隔制御するもの
で、指令受信器26と、コントローラ27と、パーソナ
ルコンピュータ28と、電源29とを有している。そし
て、赤外線放射装置2a,2bの制御部は、それぞれバ
ーナ4と、バーナ制御装置6a,6bと、リザーブタン
ク7a,7bと、燃料センサ30と、ポンプ31と、圧
力調整弁32とから成る。
【0020】指令受信器26は、指令受信アンテナ11
で受信した外部からの指令信号を増幅、処理してコント
ローラ27に送るもので、例えば二つのバーナ4に対す
る自動給油、機能部分のオン又はオフ、バーナ4の点火
又は消灯などの信号を送る。コントローラ27は、上記
指令受信器26からの信号を入力してバーナ制御装置6
a,6bに送ったり、バーナ制御装置6a,6bからの
動作信号を受けるもので、例えばバーナ4の機能部分の
オン又はオフ、バーナ4の点火又は消火などの信号を送
ったり、バーナ4の点火中又は消火中などの信号、バー
ナ4の警報信号を受けたりする。これを受けて、バーナ
制御装置6a,6bは、ポンプ31に燃料補給のオン又
はオフ、バーナ4に対しパイロットバーナ19のオン又
はオフ、メインノズル22のオン又はオフ、ファン25
のモータ24のオン又はオフなどの信号を送ったり、火
炎センサ21からの検出信号を受けたりする。さらに、
上記コントローラ27は、リザーブタンク7a,7bの
燃料センサ30からの液面レベルの信号を入力すると共
に、燃料タンク8のポンプ33に燃料補給のオン又はオ
フの信号を送る。そして、パーソナルコンピュータ28
は、放射温度計9a,9bからの検出信号を入力して、
その内部に記憶されたプログラミングによりコントロー
ラ27の動作を制御する。
【0021】次に、このように構成された赤外線放射洋
上標的の使用について説明する。まず、図1において、
海面34に浮かべられた赤外線放射洋上標的を母船で訓
練海域まで曳航して行く。所定の訓練海域に到達した
ら、赤外線放射洋上標的はシーアンカー等でその位置に
止め、母船は安全海域に移動する。そして、母船から無
線信号により遠隔制御信号を送り、図5に示す遠隔制御
装置の動作により、赤外線放射装置2a又は2bのバー
ナ4を燃焼させて赤外線放射体3を加熱する。これによ
り、上記赤外線放射体3の表面温度が約600℃に加熱さ
れると、放射温度計9a,9bがそれを検知して図5に
示すパーソナルコンピュータ28に検知信号を送出し、
コントローラ27を介して発射可能表示器10を発光さ
せる。これにより、上記赤外線放射装置2a,2bが所
定の赤外線を放射しており、赤外線追尾式飛翔体の発射
訓練が可能であることを外部に知らせる。
【0022】このような状態で、赤外線追尾式飛翔体の
発射訓練を行う航空機等は、図1に示すレーダ反射装置
13からの反射波により赤外線放射洋上標的の位置を知
り、上記赤外線放射装置2a,2bが放射する赤外線を
追尾目標として訓練を実施する。このとき、赤外線放射
装置2a,2bは、浮体1の上面より所定高さだけ上が
った位置に設けられているので、発射された赤外線追尾
式飛翔体が浮体1に当たる可能性を小さくすることがで
きる。また、2個の赤外線放射装置2a,2bは、浮体
1の上面にて水平方向に相互に所定距離だけ離れて設け
られているので、一方の赤外線放射装置2a又は2bに
赤外線追尾式飛翔体が命中しても、他方の赤外線放射装
置に切り換えて使用することができる。
【0023】なお、以上の説明においては、赤外線放射
装置を2個(2a,2b)設けたものとしたが、本発明
はこれに限らず、3個以上設けてもよい。この場合、3
個以上の赤外線放射装置を水平方向に相互に所定距離だ
け離して設けるのがよい。また、赤外線放射体3の形状
は円筒状としたが、内部に空間を有する球形又は多角形
立方体状の3次元形状に形成してもよい。さらに、上記
赤外線放射体3の内部を加熱する手段は、燃料を燃焼さ
せて火炎を発生するバーナ4としたが、これにかぎら
ず、電気又はガス、その他を用いた加熱手段としてもよ
い。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
主として海面に浮かべ、航空機等から発射する赤外線追
尾式飛翔体(ミサイル)の発射試験、射撃訓練に使用す
る赤外線放射洋上標的において、追尾目標としての赤外
線を放射する赤外線放射装置を小型とすることができ
る。また、上記赤外線放射装置は、浮体の上面より所定
高さだけ上がった位置に設けられているので、発射され
た赤外線追尾式飛翔体が浮体に当たる可能性を小さくす
ることができる。従って、浮体の修理を少なくできると
共に、浮体の沈没の恐れを少なくすることができる。さ
らに、複数個の赤外線放射装置は、浮体の上面にて水平
方向に相互に所定距離だけ離れて設けられているので、
一方の赤外線放射装置に赤外線追尾式飛翔体が命中して
も、他方の赤外線放射装置に切り換えて使用することが
できる。従って、直ちに修理をすることなく、そのまま
訓練を続行することができる。これらのことから、赤外
線追尾式飛翔体の発射試験、射撃訓練の実施効率を向上
すると共に、製造コストを低減して経済性を向上するこ
とができる
【0025】なお、加熱手段として燃料を燃焼させて火
炎を発生するバーナを用いたものにおいては、内部に空
間を有する3次元形状に形成された赤外線放射体を設け
たことによって、外部の風の影響で燃焼炎が揺れて赤外
線放射強度が不安定となるのを防止し、外方に安定した
赤外線放射を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による赤外線放射洋上標的の実施の形態
を示す側面図である。
【図2】上記赤外線放射洋上標的を示す平面図である。
【図3】上記赤外線放射洋上標的を示す正面図である。
【図4】赤外線放射装置の構造を示す一部断面した拡大
正面図である。
【図5】図1に示す機器室の内部に搭載された遠隔制御
装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…浮体 2a,2b…赤外線放射装置 3…赤外線放射体 4…バーナ 5,5′…櫓 6a,6b…バーナ制御装置 8…燃料タンク 9a,9b…放射温度計 12…機器室 26…指令受信器 27…コントローラ 28…パーソナルコンピュータ 29…電源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水面に浮かぶ浮体と、この浮体上に設置
    され、赤外線放射率の良い材料で内部に空間を有する3
    次元形状に形成され外方に赤外線を放射する赤外線放射
    体及びこの赤外線放射体から赤外線を放射させるために
    その内部を加熱する手段を有する複数個の赤外線放射装
    置と、外部からの指令信号を受信して上記赤外線放射装
    置の動作を遠隔制御する遠隔制御装置とを備えて成るこ
    とを特徴とする赤外線放射洋上標的。
  2. 【請求項2】 上記複数個の赤外線放射装置は、浮体の
    上面より所定の高さだけ上がった位置に設けたものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の赤外線放射洋上標
    的。
  3. 【請求項3】 上記複数個の赤外線放射装置は、浮体の
    上面にて水平方向に相互に所定距離だけ離れて設けたも
    のであることを特徴とする請求項1又は2記載の赤外線
    放射洋上標的。
  4. 【請求項4】 上記加熱手段は、燃料を燃焼させて火炎
    を発生し赤外線放射体の内部を加熱するバーナであるこ
    とを特徴とする請求項1,2又は3記載の赤外線放射洋
    上標的。
JP17260396A 1996-07-02 1996-07-02 赤外線放射洋上標的 Pending JPH1019498A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17260396A JPH1019498A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 赤外線放射洋上標的

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17260396A JPH1019498A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 赤外線放射洋上標的

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1019498A true JPH1019498A (ja) 1998-01-23

Family

ID=15944931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17260396A Pending JPH1019498A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 赤外線放射洋上標的

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1019498A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009047345A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Japan Aircraft Mfg Co Ltd 標的装置
FR2965610A1 (fr) * 2010-10-05 2012-04-06 Dcns Vehicule cible marin reutilisable
JP2015215142A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 レンゴー株式会社 洋上標的用積層シート、及びこれを用いた洋上標的

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009047345A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Japan Aircraft Mfg Co Ltd 標的装置
FR2965610A1 (fr) * 2010-10-05 2012-04-06 Dcns Vehicule cible marin reutilisable
JP2015215142A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 レンゴー株式会社 洋上標的用積層シート、及びこれを用いた洋上標的

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9671203B1 (en) Fire extinguishing bullet system for launching
US7312744B1 (en) System for administering a restricted flight zone using radar and lasers
KR20060118454A (ko) 엔드 스테이지 유도미사일로부터 선박을 보호하기 위한방법 및 장치
ES2568474T3 (es) Procedimiento de control de una munición o submunición, sistema de ataque, munición y designador que implementa dicho procedimiento
US3499650A (en) Light projecting and sensing device and target practice apparatus
CN107014246B (zh) 半潜式无人探测船气象探空火箭决策和发射系统及方法
US2869120A (en) Tow target having combustion signal means
US8125369B1 (en) Modular RCS and IR signature generation device and deception method to enhance susceptibility of naval vessels
JPH1019498A (ja) 赤外線放射洋上標的
JPS60501366A (ja) 誘導ミサイルのためのラム空気燃焼式操舵装置
US11892199B2 (en) Energy efficient water heater
CN207298955U (zh) 火盖和燃烧器
JP2013104565A (ja) デコイシステム
US6814024B2 (en) Method and device for the visual simulation of exploding bodies
KR101314653B1 (ko) 수중 무기를 요격하기 위한 장치
US5751006A (en) Water heated panels for simulating the infrared signature of a target
US5691500A (en) Remotely-actuated fireworks launcher apparatus
US1326156A (en) Apparatus for detecting and indicating the presence of submarine boats
KR100905745B1 (ko) 무선 전기점화식 로켓 폭음통 발사 시스템
US8816894B1 (en) Floating radar decoy with radar “image” that matches the image of the protected ship
KR101621829B1 (ko) 기화된 가연성 기체의 연소장치 및 이를 구비한 연소시스템
JP2005147603A (ja) 赤外線放射模擬標的
CN207893649U (zh) 一种具有散热功能的球形漂浮航标灯
JP2547539Y2 (ja) 赤外線放射標的
CN204359204U (zh) 潜射导弹发射器