JPH10192406A - 配管端末器用呼吸同調装置 - Google Patents
配管端末器用呼吸同調装置Info
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- JPH10192406A JPH10192406A JP9005602A JP560297A JPH10192406A JP H10192406 A JPH10192406 A JP H10192406A JP 9005602 A JP9005602 A JP 9005602A JP 560297 A JP560297 A JP 560297A JP H10192406 A JPH10192406 A JP H10192406A
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Abstract
配管を介してガス供給源から流出するガスの圧力や流量
を調節するガス供給調節装置と、該ガス供給調節装置に
より圧力や流量が調節されて流出するガスを呼吸に同調
させて供給するように制御する呼吸同調装置とを一体的
に組み込んで構成したことで、操作性を向上すると共
に、ガスを経済的に使用することが出来る配管端末器用
呼吸同調装置を提供することを可能にすることを目的と
している。 【解決手段】 配管端末器Aに設けられたソケットCに
ガス供給調節装置F及び呼吸同調装置Eが一体的に組み
込まれたプラグが接続され、呼吸同調装置Eに鼻カニュ
ーラ1が接続されるように構成したことを特徴とする。
Description
同調装置に関し、特に病院の手術室や集中治療室或いは
病室に設置される医療用配管の端末器に直接セット可能
とした配管端末器用呼吸同調装置に関するものである。
圧縮エア、笑気ガス等のガス配管或いは吸引用の真空配
管等を建物の壁内に敷設し、手術室や集中治療室或いは
病室に配管端末器を設置することで各種ガスの集中管理
を行うと共に病室等にガスボンベを搬送する作業を排除
して労力の軽減化を図ることが多い。
が図示しない壁面に埋設して設置され、該筐体51内部に
壁内に敷設された配管52と接続されたベースブロック53
が固定されている。このベースブロック53にソケット54
が取り付けられており、該ベースブロック53を介して配
管52からソケット54にガスが流通し得るようになってい
る。
れ、ソケット54はカバー55から室内側に突出するように
設けられている。また、ソケット54には通常ダストキャ
ップ56が取り付けられており、該ダストキャップ56によ
って非使用時にソケット54が汚染されることを防止して
いる。
52から供給された酸素を吸入する場合、ダストキャップ
56を取り外した後、ソケット54にチューブ58の一端に取
り付けられたプラグ57を装着する。チューブ58の他端部
は蒸留水59aが入った容器59の蒸留水59a中に差し込ま
れており、該容器59の蒸留水59a上部のガス室59bには
鼻カニューラ1のチューブ端部が差し込まれている。
を通って供給された酸素は容器59の蒸留水59aを通過し
て適当な湿度を含んで鼻カニューラ1を装着した患者に
連続的に供給されるようになっている。
従来の技術では、慢性呼吸患者が酸素吸入を行う場合、
酸素を連続的に供給するため、患者に吸引されない酸素
の無駄が生じて経済的でない。
その目的とするところは、ソケットに接続されるプラグ
と、配管を介してガス供給源から流出するガスの圧力や
流量を調節するガス供給調節装置と、該ガス供給調節装
置により圧力や流量が調節されて流出するガスを呼吸に
同調させて供給するように制御する呼吸同調装置とを一
体的に組み込んで構成することで、操作性を向上すると
共に、ガスを経済的に使用することが出来る配管端末器
用呼吸同調装置を提供せんとするものである。
の本発明に係る代表的な構成は、壁内に埋設された筐体
に、壁内に敷設された配管と接続され且つ所定位置にプ
ラグを着脱可能に構成したソケットを取り付けて構成し
た配管端末器に取り付けられる配管端末器用呼吸同調装
置において、前記ソケットに接続されるプラグと、前記
プラグに接続され、前記配管及び前記ソケット及び前記
プラグを介してガス供給源から流出するガスの圧力及び
/または流量を調節するガス供給調節装置と、前記ガス
供給調節装置に接続され、該ガス供給調節装置により圧
力及び/または流量が調節されて流出するガスを呼吸に
同調させて供給するように制御する呼吸同調装置とを一
体的に組み込んで構成したことを特徴とする配管端末器
用呼吸同調装置である。
を介してガス供給源から流出するガスの圧力及び/また
は流量をガス供給調節装置により適度に調節して呼吸同
調装置により呼吸に同調させて供給することができ、こ
れによりガスを経済的に使用することが出来る。また、
プラグとガス供給調節装置と呼吸同調装置とを一体的に
組み込んで構成したことで、該プラグ、ガス供給調節装
置及び呼吸同調装置間の接続をする手間がかからず、呼
吸同調装置及びガス供給調節装置をプラグと共にソケッ
トに対して一体的に着脱出来るので操作性がよく、室内
設備の簡略化及び単純化が図れる。
端が基板に支持された板状の圧電素子を該圧電素子の面
と対向する位置に形成された外気通気孔及び前記面と平
行な位置に形成された呼吸通気孔を有する容器に収容し
て構成され前記各通気孔を介して導入される空気の圧力
変化を検出して電気信号を発生する呼吸検出器と、前記
呼吸検出器の容器に形成された呼吸通気孔と接続され呼
気及び吸気が作用し且つ吸気時にガスを流通させる流通
路と、前記流通路に配設され常時閉鎖口にガス供給源を
接続した電磁弁と、前記呼吸検出器から発生した電気信
号によって吸気状態を検出したとき前記電磁弁を操作し
て一定時間ガス供給源と流通路を接続すると同時に呼吸
検出器と流通路の接続を遮断するように制御する制御部
とを有することを特徴とする。
支持された板状の圧電素子を該圧電素子の面と対向する
位置に外気通気孔を形成すると共に圧電素子の面と平行
な位置に呼吸通気孔を形成した容器に収容して構成され
た呼吸検出器を用い、この呼吸検出器の呼吸通気孔に呼
気及び吸気が作用し且つ吸気時にガスを流通させる流通
路を接続したので、該流通路に呼気が作用すると、容器
内の空気は圧電素子の面と略平行に流動して外気通気孔
から外気に放出される。このため、圧電素子は小さい振
幅で振動し発生する電気信号も小さい。
の空気の流通路側への流動に伴って外気通気孔から外気
が流入して圧電素子の面に略垂直に作用する。このた
め、圧電素子は大きな振幅で振動し発生する電気信号も
大きい。即ち、発生した電気信号から呼気と吸気を判別
することが出来る。
した電気信号から呼気と吸気を判別し、吸気に対応する
電気信号に応じて流通路とガス供給源を接続した電磁弁
を一定時間操作して流通路とガス供給源を接続すると同
時に流通路と呼吸検出器の接続を遮断するように制御す
ることで、呼吸に同調させて一定時間ガスを供給するこ
とが出来る。
用呼吸同調装置の一実施形態を具体的に説明する。図1
は本発明に係る配管端末器用呼吸同調装置の構成を示す
横断面説明図、図2は本発明に係る配管端末器用呼吸同
調装置を配管端末器に装着した様子を示す正面図、図3
(a)はガス供給調節装置の構成を示す断面説明図、図
3(b)はガス供給調節装置の構成を示す平面図、図3
(c)はガス供給調節装置のガス流量調節オリフィスの
構成を示す図、図4は呼吸同調装置の構成を示すブロッ
ク図、図5(a)は呼吸同調装置に設けられた呼吸検出
器の構成を示す斜視図、図5(b)は呼吸検出器の構成
を示す断面説明図、図6は呼吸検出器によって検出され
た電気信号を示す図、図7は制御部の同調系の構成を示
すブロック図、図8は制御部の同調系の動作を示すタイ
ミング図である。
院における所定の壁内に埋設して設置され、表面が略壁
面と等しい面となるように構成されている。この配管端
末器Aは、壁内に埋設される筐体Bと、該筐体Bの表面
を被蓋するフロントパネルDと、該フロントパネルDに
取り付けられたソケットCとによって構成されている。
て壁内に敷設された医療用酸素ガス配管、笑気ガス配
管、圧縮空気配管、真空配管等と接続される1または複
数のソケットCが設けられている。筐体Bは図1に示す
ように箱型に形成された本体21と、該本体21の底面21a
に取り付けられるベースプレート22と、本体21の表面側
に設けられ、フロントパネルDを取り付けるための取付
鍔21bとによって構成されている。
形成された窪み内に固定されるものであり、配管端末器
Aに必要なソケットCの数に応じた長さと、ソケットC
を取り付けた時、該ソケットCの表面が略壁面と等しい
面になるような深さを持って形成されている。この本体
21の底面21a及び取付鍔21bには、一定のピッチで複数
のネジ孔21cが形成されている。
と接続されたベースブロック24が固定されており、酸素
ガスを供給する配管23aの場合には、このベースブロッ
ク24からパイプ25を介してソケットCに酸素が導かれる
ようになっている。尚、ベースブロック24には圧力調節
機能が組み込まれている。
り付けられており、該ダストキャップ28によって非使用
時にソケットCが汚染されることを防止している。
た呼吸同調装置Eとガス供給調節装置Fとが一体的に組
み込まれたプラグ29がワンタッチで着脱可能に構成され
ており、例えば、慢性呼吸疾患患者が図4に示すガス供
給源2から配管23aを介して供給された酸素を吸入する
場合、ダストキャップ28を取り外した後、ソケットCに
鼻カニューラ1の一端に取り付けられた呼吸同調装置E
とガス供給調節装置Fとを一体的に組み込んだプラグ29
を装着し、配管23aからソケットC、プラグ29を介して
導かれた酸素が、ガス供給調節装置Fにより圧力及び流
量が調節された後、呼吸同調装置Eを通って鼻カニュー
ラ1に供給され、該鼻カニューラ1を装着した慢性呼吸
疾患患者に酸素が供給される。
患者に酸素を吸入させるガス供給装置として構成されて
おり、患者の鼻に装着される鼻カニューラ1と、配管23
aの上流側に接続された酸素ガス供給源2とを有し、ガ
ス供給源2から流出する酸素をプラグ29に一体的に設け
たガス供給調節装置Fにより呼吸同調装置EのEXポート
4cに適当な圧力と流量に調節して供給し、更に該呼吸
同調装置Eによって吸気と同調させて鼻カニューラ1か
ら患者に供給し得るように構成されている。
うに、プラグ29の流路29aに直結された圧力調節部30及
び流量調節部31を有して構成される。プラグ29の本体内
部には、バネ32の伸長力により軸方向で、且つ図3
(a)の右側方向に常時付勢されたステム33が設けられ
ており、プラグ29の流路29aからフィルタ34を通過して
バルブ35を流通した酸素はプラグ29の本体の内壁29bと
ステム33の先端部(図3(a)の左側)に設けられたテ
レップの外壁33aとの間で形成された通路を通過して軸
方向に直交する通路33bを流通し、ステム33の軸中心部
に形成された通路33cを流通してステム33の大径壁33d
とプラグ29の本体の大径壁29cとで形成される大径室36
に導かれる。
と、前記バネ32のバネ定数に応じた所定圧力に減圧さ
れ、バルブ35側のプラグ29の本体の小径壁29dとステム
33の小径壁33eとで形成される小径室37に生じる圧力
と、前記大径室36に生じる圧力とが平衡する圧力に安定
化される。これにより、圧力調節部30の圧力調節機能が
作用する。
図3(c)に示す複数の異なる径を有するオリフィス38
を同心円上に所定の間隔を有して形成した流量調節ダイ
アル39が該プラグ29の本体に対して回転可能に設けられ
ており、流量調節ダイアル39を所定の回転位置に設定し
た時、大径室36に連通した通路29eに所定のオリフィス
38が対向して室40に連通し、オリフィス38を流通した酸
素は室40から軸方向に直交する通路29fを介して流路29
gに導かれ、該流路29gに直結された呼吸同調装置Eの
EXポート4cに供給される。
ル39を回転させて所望する流量に設定することで、流量
調節ダイアル39の設定値に対応する径のオリフィス38が
選択され、流量調節部31の流量調節機能が作用する。
1に作用する患者の呼気及び吸気に応じた圧力変化を呼
吸同調装置Eに設けた呼吸検出器となる微圧センサ3に
よって検出し、吸気時に対応させて電磁弁4を作動させ
てガス供給調節装置Fを介してガス供給源2と鼻カニュ
ーラ1を接続することで、患者の呼吸と同調させて酸素
を供給し得るように構成されている。
つ吸気時に酸素等のガスを流通させる流通路を構成する
部品として鼻カニューラ1を用いた場合について説明す
るが、鼻カニューラ1以外に例えば、顔面を覆うマスク
或いは口にくわえるマウスピースであっても良いし、必
要に応じて他の機器を接続する場合もある。
医療用酸素を用いている。このため、ガス供給源2は酸
素ボンベ2aと、該酸素ボンベ2aに着脱可能に装着さ
れた圧力調節器又は流量調節器等からなる調節器2bに
よって構成されている。従って、ガス供給源2から一定
の圧力を持った酸素、或いは一定流量の酸素を配管23a
に供給することが出来るようになっている。
bが設けられたとしても、病院内の施設の広範囲に配管
23aが敷設された場合、配管23aに供給される圧力は予
め比較的高い圧力に設定されるのが一般であり、配管23
a内の圧力は、例えば、3.8〜4.2kgf/m2の範囲で
変動するのが一般である。一方、呼吸同調装置EのEXポ
ート4cに供給される酸素の圧力は、1.4kgf/m2程度
であることが望ましい。そこで、本実施形態では、前述
したガス供給調節装置Fにより酸素の圧力を減圧させる
と共に同時に流量も調節できるように構成したものであ
る。
磁弁4、微圧センサ3、増幅回路5及び制御部6を有し
て構成されており、呼吸同調装置Eのケース7の正面で
図2の右側部には、第2のガス流量調節手段となるロー
タリー式の流量調節ダイアル17が設けてある。
なる孔が円盤上に多数設けられており、流量調節ダイア
ル17を回転させて所定の径の孔を選択することで、該孔
を流通する酸素の流量が調節できるようになっている。
この流量調節ダイアル17を回転させると、該流量調節ダ
イアル17と一体的に回転する流量調節器により鼻カニュ
ーラ1に供給される酸素の流量が微調節できるようにな
っている。
装置Eの電源を投入するためのスイッチ16が配置されて
おり、該スイッチ16は呼吸同調装置Eの同調制御による
酸素の同調供給と酸素の連続供給とを切り換える切換ス
イッチを兼ねている。スイッチ16を連続供給に切り換え
た際には、万一、呼吸同調装置Eの電池が無くなっても
酸素を毎分2リットルの標準状態で連続供給できるよう
に安全設計が施されている。
ンプ18、電池残量ランプ19及び電池確認と警報解除を兼
ねた押しボタンスイッチ20が設けられている。呼吸同調
装置Eにはアラーム等の図示しない警報装置が装備され
ており、吸気異常や電池消耗、或いは配管23a内の酸素
欠乏等を検知して患者やその周囲に警報を発するように
なっている。そして、警報解除を兼ねる押しボタンスイ
ッチ20を押すことにより、前述の警報を解除する。
呼吸検出器となる微圧センサ3、電磁弁4、微圧センサ
3から発生した電気信号を増幅する増幅回路5、該増幅
回路5によって増幅された電気信号を受けて電磁弁4を
操作する制御部6が設けられている。
する場合、呼吸センサは0.04Pa程度の圧力変化を
検知し得ることが必要である。このため、呼吸検出器と
なる微圧センサ3は、図5(b)に示すように、薄い板
状に形成された圧電素子3aの一端部を基板3bに支持
すると共に、該基板3bを容器3cに収容して構成され
ている。
位置に外気通気孔3dが形成され、且つ圧電素子3aの
面と平行な位置に呼吸通気孔3eが形成されている。ま
た、呼吸通気孔3eには電磁弁4を介して鼻カニューラ
1と導通するチューブ8が接続されている。
は、圧電素子3aが基板3bに一端部で支持されている
ため、容器3cの内部に生じる極めて微弱で且つ低周波
の空気振動に応じて振動し、該振動に応じた電気信号を
発生することが可能であり、0.01Pa程度の圧力変
化を検知することが可能である。尚、圧電素子3aを基
板3bに支持する場合、支持位置は必ずしも該圧電素子
3aの一端部である必要はなく、両端部で支持しても良
い。
した時、容器3c内の空気の流れは図5(b)の一点鎖
線で示すように、圧電素子3aの面と平行になり、外気
通気孔3dから外気に放出される。このため、圧電素子
3aは大きな振幅で振動することがなく、発生する電気
信号も小さい。
事故が生じ、鼻カニューラ1に作用する比較的大きい圧
力が容器3cに導入された場合、この圧力変動に伴う空
気流は直接圧電素子3aの面に作用することなく、且つ
圧力変動に伴う空気流は速やかに外気通気孔3dから外
気に放出される。即ち、容器3c内の圧力が衝撃的に上
昇して保持されることがなく、微圧センサ3が破壊に至
ることがない。
した時、容器3c内の空気は図5(b)の実線で示すよ
うに、チューブ8に吸引されて外気通気孔3dから外気
が流入して圧電素子3aの面と直交する方向に作用す
る。このため、圧電素子3aは大きい振幅で振動して発
生する電気信号も大きくなる。
の電磁弁4のINポート(常時開放口,ノルマルオープン
ポート)4aに鼻カニューラ1が接続され、 OUTポート
(常時開放口,ノルマルオープンポート)4bに微圧セ
ンサ3の呼吸通気孔3eに接続されたチューブ8が接続
され、EXポート(常時閉鎖口,ノルマルクローズポー
ト)4cにガス供給調節装置Fの流路29gが接続され、
プラグ29、ソケットC及びパイプ25を介してベースブロ
ック24が接続され、更に該ベースブロック24に配管23a
を介してガス供給源2が接続されている。
ート4aと OUTポート4bが導通し、鼻カニューラ1に
作用する呼気,吸気に伴う圧力変化が微圧センサ3に導
入される。また、電磁弁4が作動状態の時、INポート4
aと OUTポート4bが遮断されると共に、INポート4a
とEXポート4cが導通し、ガス供給源2から鼻カニュー
ラ1に酸素が供給される。
であり、増幅回路5によって増幅されて制御部6に伝達
される。この増幅回路5は増幅率70dBに設定されてい
る。また、微圧センサ3を構成する圧電素子3aの出力
が外部温度の変化に影響を受けるため、ローカットフィ
ルターを用いることが好ましく、且つ高周波ノイズの影
響を排除することを目的としてハイカットフィルターを
用いることが好ましい。そして、0.1Hz〜100Hz程
度の信号成分を増幅し得るようにバンドパスフィルター
を用いることが望ましい。
力された電気信号は、鋭いピークを有している。そし
て、本実施形態では、増幅回路5によって微圧センサ3
から出力された電気信号を中心周波数30Hz,下限周波
数7Hz,上限周波数100Hzで増幅して制御部6に伝達
している。
ンサ3の電気信号を示すものである。図6からも明らか
なように、吸気時に発生した電気信号のピーク値は呼気
時に発生したピーク値の約4倍の値を示しており、この
電気信号から呼気と吸気を判別することが容易である。
信号から、患者の吸気に対応する信号を判別して電磁弁
4を一定時間作動させるように制御する機能を有してお
り、図7に示すように、比較器6aと、出力回路6b
と、マスク信号発生回路6cと、論理回路6dとを有し
て構成されている。そして、電磁弁4の作動に伴ってガ
ス供給源2から流出する酸素を鼻カニューラ1を介して
患者に供給することが可能である。
適用したガス供給装置の動作について説明する。先ず、
患者はガス供給調節装置Fの流量調整ダイアル39を回し
て呼吸同調装置Eに適合する所定の流量に設定した後、
図1に示されたダストキャップ28をソケットCから外し
て該ソケットCにガス供給調節装置F及び呼吸同調装置
Eが一体的に組み込まれたプラグ29を差し込んで鼻カニ
ューラ1を接続し、呼吸同調装置Eのスイッチ16を同調
側へ投入する。
用いて所望する酸素の流量に設定する。スイッチ16によ
り呼吸同調装置Eを同調制御に切り換えると、電磁弁4
が非作動状態である間、鼻カニューラ1は微圧センサ3
と導通し、該微圧センサ3によって鼻カニューラ1に作
用する呼気,吸気に伴う圧力変化が検知される。この時
発生した電気信号は増幅回路5によって増幅され、制御
部6に伝達される。
比較器6aによって予め設定された所定の電圧レベル10
に達しているか否かが比較される。電気信号9が所定の
電圧レベル10に達している場合、周囲の状況に関わらず
比較器6aから信号11が発生する。この信号11は論理回
路6dに入力され、該論理回路6dからトリガー信号12
が発生して出力回路6bに入力される。
と、該出力回路6bから予め設定された一定時間にわた
る操作信号13が発生して電磁弁4に伝達され、電磁弁4
のポートを切り換えてINポート4aとEXポート4cとを
導通することで、ガス供給源2から鼻カニューラ1に酸
素が供給される。同時にINポート4aと OUTポート4b
とが遮断されるため、供給された酸素の圧力が微圧セン
サ3に導入されることがない。
電磁弁4が初期状態に復帰してINポート4aとEXポート
4cとが遮断されて鼻カニューラ1に対する酸素の供給
が遮断され、同時にINポート4aと OUTポート4bとが
導通して鼻カニューラ1と微圧センサ3とが導通する。
ューラ1内に残留した酸素の圧力が微圧センサ3に導入
されるため、この圧力が微圧センサ3によって検知さ
れ、恰も吸気と同様の電気信号を発生することがある。
このため、操作信号13のローレベルへの移行をトリガー
としてマスク信号発生回路6cから約0.5秒のマスク
信号14を発生させて論理回路6dに入力し、該マスク信
号14が発生している間に比較器6aから信号11が発生し
た場合であっても、トリガー信号12が出力しないように
なっている。
電池や乾電池等の各種の電源手段により動作するように
構成することが出来、例えば、基本電源としてAC10
0Vで動作し、予備電源として蓄電池や乾電池により動
作するように構成しても良い。
トCにワンタッチで接続されるプラグ29にガス供給調節
装置F及び呼吸同調装置Eを一体的に組み込んで構成し
たことで、配管端末器AのソケットCにガス供給調節装
置F及び呼吸同調装置Eを一体的に組み込んだプラグ29
を装着し、呼吸同調装置Eに鼻カニューラ1を接続して
使用することが出来、プラグ29、ガス供給調節装置F及
び呼吸同調装置E間の接続をする手間がかからず、呼吸
同調装置E及びガス供給調節装置Fをプラグ29と共にソ
ケットCに対して一体的に着脱出来るので操作性が向上
すると共に、室内設備の簡略化及び単純化が図れ、患者
の呼吸に同調させて酸素を供給することが出来るので、
前述した従来例のように、酸素を常時連続的に供給し
て、患者に吸引されない酸素の無駄が生じることがなく
経済的である。
ラグ29との接続をピン15の挿入により係合するように構
成したが、他の構成として、雄ネジと雌ネジとの螺合に
より係合するように構成しても良い。
置Fは圧力調節部30と流量調節部31を有して圧力調節機
能と流量調節機能とを同時に発揮するように構成した
が、何れか一方の調節部のみを有して圧力調節機能また
は流量調節機能の何れか一方の機能を発揮するように構
成しても良い。
するので、配管端末器のソケットに装着されるプラグと
ガス供給調節装置と呼吸同調装置とを一体的に組み込ん
で構成したことにより、該プラグ、ガス供給調節装置及
び呼吸同調装置間の接続をする手間がかからず、呼吸同
調装置及びガス供給調節装置をプラグと共にソケットに
対して一体的に着脱出来るので操作性が向上すると共
に、室内設備の簡略化及び単純化が図れ、患者の呼吸に
同調させてガスを供給出来るので、患者に吸引されない
ガスの無駄が生じることがなく経済的である。
を示す横断面説明図である。
端末器に装着した様子を示す正面図である。
明図、(b)はガス供給調節装置の構成を示す平面図、
(c)はガス供給調節装置のガス流量調節オリフィスの
構成を示す図である。
の構成を示す斜視図、(b)は呼吸検出器の構成を示す
断面説明図である。
図である。
る。
る。
トパネル、E…呼吸同調装置、F…ガス供給調節装置、
1…鼻カニューラ、2…ガス供給源、2a…酸素ボン
ベ、2b…調節器、3…微圧センサ、3a…圧電素子、
3b…基板、3c…容器、3d…外気通気孔、3e…呼
吸通気孔、4…電磁弁、4a…INポート、4b… OUTポ
ート、4c…EXポート、5…増幅回路、6…制御部、6
a…比較器、6b…出力回路、6c…マスク信号発生回
路、6d…論理回路、7…ケース、8…チューブ、9…
電気信号、10…電圧レベル、11…信号、12…トリガー信
号、13…操作信号、14…マスク信号、15…ピン、16…ス
イッチ、17…流量調節ダイアル、18…呼気確認ランプ、
19…電池残量ランプ、20…押しボタンスイッチ、21…本
体、21a…底面、21b…取付鍔、21c…ネジ孔、22…ベ
ースプレート、23,23a…配管、24…ベースブロック、
25…パイプ、28…ダストキャップ、29…プラグ、29a…
流路、29b…内壁、29c…大径壁、29d…小径壁、29
e,29f…通路、29g…流路、30…圧力調節部、31…流
量調節部、32…バネ、33…ステム、33a…外壁、33b,
33c…通路、33d…大径壁、33e…小径壁、34…フィル
タ、35…バルブ、36…大径室、37…小径室、38…オリフ
ィス、39…流量調節ダイアル、40…室
Claims (2)
- 【請求項1】 壁内に埋設された筐体に、壁内に敷設さ
れた配管と接続され且つ所定位置にプラグを着脱可能に
構成したソケットを取り付けて構成した配管端末器に取
り付けられる配管端末器用呼吸同調装置において、前記
ソケットに接続されるプラグと、前記プラグに接続さ
れ、前記配管及び前記ソケット及び前記プラグを介して
ガス供給源から流出するガスの圧力及び/または流量を
調節するガス供給調節装置と、前記ガス供給調節装置に
接続され、該ガス供給調節装置により圧力及び/または
流量が調節されて流出するガスを呼吸に同調させて供給
するように制御する呼吸同調装置とを一体的に組み込ん
で構成したことを特徴とする配管端末器用呼吸同調装
置。 - 【請求項2】 前記呼吸同調装置は、一端または両端が
基板に支持された板状の圧電素子を該圧電素子の面と対
向する位置に形成された外気通気孔及び前記面と平行な
位置に形成された呼吸通気孔を有する容器に収容して構
成され前記各通気孔を介して導入される空気の圧力変化
を検出して電気信号を発生する呼吸検出器と、前記呼吸
検出器の容器に形成された呼吸通気孔と接続され呼気及
び吸気が作用し且つ吸気時にガスを流通させる流通路
と、前記流通路に配設され常時閉鎖口にガス供給源を接
続した電磁弁と、前記呼吸検出器から発生した電気信号
によって吸気状態を検出したとき前記電磁弁を操作して
一定時間ガス供給源と流通路を接続すると同時に呼吸検
出器と流通路の接続を遮断するように制御する制御部と
を有することを特徴とする請求項1に記載の配管端末器
用呼吸同調装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP00560297A JP3930595B2 (ja) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | 配管端末器用呼吸同調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP00560297A JP3930595B2 (ja) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | 配管端末器用呼吸同調装置 |
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JPH10192406A true JPH10192406A (ja) | 1998-07-28 |
JP3930595B2 JP3930595B2 (ja) | 2007-06-13 |
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ID=11615777
Family Applications (1)
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JP00560297A Expired - Lifetime JP3930595B2 (ja) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | 配管端末器用呼吸同調装置 |
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