JPH1019186A - 管路の内面止水方法及びその方法に使用する止め金装着装置 - Google Patents
管路の内面止水方法及びその方法に使用する止め金装着装置Info
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- JPH1019186A JPH1019186A JP8174664A JP17466496A JPH1019186A JP H1019186 A JPH1019186 A JP H1019186A JP 8174664 A JP8174664 A JP 8174664A JP 17466496 A JP17466496 A JP 17466496A JP H1019186 A JPH1019186 A JP H1019186A
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Abstract
小径の下水道等の管路布設工事がスムーズに行えるとと
もに、漏水箇所の補修工事が埋設土砂を堀り起こすこと
なく短時間で簡単に行える管路の内面止水方法及びその
方法に使用する止め金装着装置を提供する。 【解決手段】 管路の継手部分もしくはその他の漏水部
分内に、その内周面に接する大きさの弾性材からなる止
水用筒体15を挿入した後、金属材料からなるリング状
止め金16aを止水用筒体15内に挿入し、リング状止
め金16aをその内面から押し拡げる方向に加圧するこ
とにより塑性変形させて止水用筒体15を内面から埋設
管内面に固定する。リング状止め金16a,16bの装
着は、軸方向に圧縮することにより半径方向に変形する
円筒状の弾性加圧材25と、弾性加圧材25の中心方向
の変形を規制する内面支持筒23と弾性加圧材25の両
端を軸方向に加圧する一対の加圧リング26a,26b
と、両加圧リング26a,26bを軸方向に相対移動さ
せるジャッキ21とを備えた止め金装着装置を使用す
る。
Description
陶管を連結した管路の内面止水方法及びその方法に使用
する止め金装着装置に関する。
管や陶管による管路は、0.5m〜4m程度の長さの管
単体を継手を介して接続して延長させている。
図5に示すように、互いに接合される管単体1a,1b
の一方に相手側端部2が嵌り合うカラー3を一体成形し
ておき、管端面間に弾性材4を介在させるとともに、カ
ラー内面と相手側端部2外周面間に止水用のシール材5
を介在させたものや、図6に示すように、金属製のカラ
ー3を一方の管単体1aの端面外周に突設しておくとと
もに、他方の管単体1bの端部2には、カラー3が嵌り
合う凹部6を形成しておき、凹部外周面とカラー内面間
に止水用のシール材5を介在させたもの、更には、図7
に示すように、互いに突き合わせ配置の管単体1a,1
bの両端外周にまたがらせて円筒を半割りにした形状の
カラー7を巻き付けるように覆せ、そのカラー内面と管
単体1a,1bの端部外周面間に止水用のシール材5,
5を介在させたものが一般的である。
た場合、管路内での作業者による作業ができないか、又
は不適切な小径管の場合には、漏水部分が埋められてい
る土砂を掘り起し、継手部分を露出させて、外側を覆う
カラーやコーキング等による止水を行っていた。
じた場合にも同様にその土砂を掘り起こし、破損部分に
止水用シール材とカラーを巻き付けたり、あるいはカラ
ー内にコーキングを施す等の方法によって補修を行って
いた。
方法では、いずれもカラーが管単体の外側にあるため、
これが埋設作業の邪魔になり、管単体の接続作業に手数
を要するという問題があった。
は、埋め込まれた部分の土砂を掘り起こす必要があるた
め、多大の費用と時間を要するとともに、道路を長時間
内にわたって遮断する必要がある等の問題があった。
管路布設工事がスムーズに行えるとともに、漏水箇所の
補修工事が埋設土砂を堀り起こすことなく短時間で簡単
に行える管路の内面止水方法及びその方法に使用する止
め金装着装置の提供を目的としてなされたものである。
解決し、所期の目的を達成するための本発明の内面止水
方法の特徴は、既設もしくは新設の管路の継手部分もし
くはその他の漏水部分内に、その内周面に接する大きさ
の弾性材からなる止水用筒体を挿入した後、金属材料か
らなるリング状止め金を前記止水用筒体内に挿入し、該
リング状止め金をその内面から押し拡げる方向に加圧す
ることにより塑性変形させて止水用筒体を内面から埋設
管内面に固定するにある。
の特徴は、軸方向に圧縮することにより半径方向に変形
する円筒状の弾性加圧材と、該弾性加圧材の中心方向の
変形を規制する内面支持筒と前記弾性加圧材の両端を軸
方向に加圧する一対の加圧リングと、該両加圧リングを
軸方向に相対移動させるジャッキとを備え、前記弾性加
圧材をリング状止め金内に位置させて加圧リングを介し
て前記弾性加圧材を軸方向に圧縮することにより外周面
を半径方向に拡径させてリング状止め金を拡径方向に塑
性変形させるようにしたことにある。
面支持筒を連結し、該内面支持筒の先端に一方の加圧リ
ングを固定するとともに、他方の加圧リングを前記支持
フレームに対して連結筒を介して固定し、前記支持フレ
ームに前記動作軸を軸方向に往復動させる油圧ジャッキ
を支持させることが好ましい。また、弾性加圧材がコム
硬度50°〜70°のウレタンが使用できる。
図4について説明する。
手部分の止水に用いた第1実施形態を示している。図に
おいて、10a,10bは互いに接合する管単体であ
り、11は一方の管単体10aの端部外周に一体化させ
た鋼製のカラーであり、その突出端内に他方の管単体1
0bの端部が挿入され、その外周面とカラー内面間にシ
ール材12を圧縮状態にて介在させている。また両管単
体10a,10bの接合端面間にはクッション材13が
介在されている。
は、互いにまたがる配置に凹部14a,14bが形成さ
れ、その両凹部14a,14b内にまたがって弾性を有
するゴム製の止水用筒体15が嵌め込まれている。
製のリング状止め金16a,16bが嵌め付けられてお
り、この両止め金16a,16bにより筒体15の両端
を拡開方向に加圧し、両管単体10a,10bの凹部内
面に圧接させている。
5の内径より小さい外径に製作しておき、筒体15を所
定位置に嵌め付けた後、その内側に治具を使用して挿入
した後、内面より加圧して押し拡げ、塑性変形させるこ
とにより筒体15の内面を拡開方向に加圧した状態を維
持させている。
脂等のゴム状の弾性を有する止水性の材料であればよ
く、またリング状止め金16a,16bを一体化させて
1個にしたものでもよく、その材料はステンレスの他、
内面側からの加圧によって塑性変形し、拡開力が維持で
きる金属材料であれば良いが、耐蝕性材料が好ましい。
10bにまたがらせて外周にカラー11を有する継手部
に実施した場合を示しているが、図3に示すように、外
周のカラーを使用せずに実施してもよく、また管単体1
0a,10b内面の凹部14a,14bは必ずしも必要
ではない。
して所定位置まで移動させ、拡開方向に塑性変形させる
止め金装着装置の一実施形態を図4について説明する。
ームである。この支持フレーム20の片側面に油圧ジャ
ッキ21が固定されている。油圧ジャッキ21は油圧に
よって動作軸22を軸方向に往復動作させるようにして
おり、この動作軸22が支持フレーム20の中心を貫通
して他方の面側に突出されている。
ット24により止められている。内面支持筒23は円筒
状をしており、その外面に円筒状をしたゴム状弾性材か
らなる弾性加圧材25が嵌合されている。この弾性加圧
材25として本実施形態ではゴム硬度50°〜70°の
ウレタンを使用している。
の先端外周に固着した一方の加圧リンク26aに当接
し、他端には、内面支持筒23の外周にあって支持フレ
ーム20に対して連結筒27を介して支持された他方の
加圧リング26bが当接されている。
22を引き込み方向に動作させることにより、内面支持
筒23とともに加圧リング26aが移動し、弾性加圧材
25は両加圧リング26a,26bによって軸方向に圧
縮される。このとき弾性加圧材25は内面側が内面支持
筒23によって規制されているため、外周面側が拡径方
向に変形する。
前述した止水用筒体15をロボットや治具を使用して管
路の継手部分やその他の漏水箇所に嵌め込んだ後、弾性
加圧材25の外周にリング状の止め金16a(又は16
b)を嵌め込み、油圧ジャッキ21を動作させて弾性加
圧材25を拡径させ、これによって止め金16aを支持
させ、ロボットや治具28を使用して止め金16aが止
水用筒体15の所定の位置に達するまで移動させる。
て弾性加圧材25を拡径させ、その圧力によって止め金
16aを押し拡げ、止め金16aの外面にて止水用筒体
18を管路内面に押し付けさせるとともに、塑性変形を
起させて、その押し付け状態を維持させる。然る後、油
圧ジャッキ21を元に戻し、自らの弾性によて弾性加圧
材25を元の状態に縮径させた後、装置を抜き取る。
の止水について説明したが、この他、管単体の胴部分に
亀裂等によって漏水が生じた場合の止水についても同様
に実施することができる。
ば、布設した管路の内面にゴム状弾性材からなる止水用
筒体を嵌め付け、その内面よりリング状止め金を拡径方
向に塑性変形させることにより加圧させて止めるように
したことにより、外面に突出したカラーが不要となり、
管単体の接合作業が容易になり、また地中埋設のために
掘削する溝幅も小さくでき、掘削土量が少なく、より経
済的に施工できる。
止水に際しても漏水部分の外側からの掘削を要せずに止
水補修が可能になり、従来に比べて短時間で、経済的に
止水補修ができる。
状弾性材からなる円筒状の弾性加圧材を、中心方向への
変形を規制する内面支持筒の外面にて軸方向に加圧変形
させることにより拡径させ、その時の拡径方向の圧力よ
ってリング状止め金を変形させるようにしたことによ
り、リング状止め金の内周面に均一な拡径方向の力を加
えることができ、全周にわたって良好な止水用筒体の圧
着状態が得られる。
す断面図である。
す断面図である。
縦断して示す側面図である。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 既設もしくは新設の管路の継手部分もし
くはその他の漏水部分内に、その内周面に接する大きさ
の弾性材からなる止水用筒体を挿入した後、金属材料か
らなるリング状止め金を前記止水用筒体内に挿入し、該
リング状止め金をその内面から押し拡げる方向に加圧す
ることにより塑性変形させて止水用筒体を内面から埋設
管内面に固定することを特徴とする管路の内面止水方
法。 - 【請求項2】 管路の継手部分内面に、止水用筒体が嵌
まり合う凹部を予め形成しておき、該凹部内に止水用筒
体を嵌め合わせる請求項1に記載の管路の内面止水方
法。 - 【請求項3】 軸方向に圧縮することにより半径方向に
変形する円筒状の弾性加圧材と、該弾性加圧材の中心方
向の変形を規制する内面支持筒と前記弾性加圧材の両端
を軸方向に加圧する一対の加圧リングと、該両加圧リン
グを軸方向に相対移動させるジャッキとを備え、前記弾
性加圧材をリング状止め金内に位置させて加圧リングを
介して前記弾性加圧材を軸方向に圧縮することにより外
周面を半径方向に拡径させてリング状止め金を拡径方向
に塑性変形させる止め金装着装置。 - 【請求項4】 支持フレームに貫通させた動作軸に内面
支持筒を連結し、該内面支持筒の先端に一方の加圧リン
グを固定するとともに、他方の加圧リングを前記支持フ
レームに対して連結筒を介して固定し、前記支持フレー
ムに前記動作軸を軸方向に往復動させる油圧ジャッキを
支持させてなる請求項3に記載の止め金装着装置。 - 【請求項5】 弾性加圧材がゴム硬度50°〜70°の
ウレタンである請求項3もしくは4に記載の止め金装着
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8174664A JP2958513B2 (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 管路の内面止水方法及びその方法に使用する止め金装着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1019186A true JPH1019186A (ja) | 1998-01-23 |
JP2958513B2 JP2958513B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=15982545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8174664A Expired - Fee Related JP2958513B2 (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 管路の内面止水方法及びその方法に使用する止め金装着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2958513B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012193759A (ja) * | 2011-03-15 | 2012-10-11 | Yoshika Engineering Kk | 止水工法及び止水構造 |
EP3336193A1 (en) | 2002-10-11 | 2018-06-20 | Nippon Suisan Kaisha, Ltd. | Process for producing microbial fat or oil having lowered unsaponifiable matter content and said fat or oil |
CN108413181A (zh) * | 2018-03-18 | 2018-08-17 | 杨宏伟 | 防止管道变形的管道内壁支撑装置 |
-
1996
- 1996-07-04 JP JP8174664A patent/JP2958513B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2958513B2 (ja) | 1999-10-06 |
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