JPH10191176A - 2次元撮像素子の動作制御方法、その方法を用いた画像処理方法および撮像装置、ならびにその撮像装置を用いた画像処理装置 - Google Patents

2次元撮像素子の動作制御方法、その方法を用いた画像処理方法および撮像装置、ならびにその撮像装置を用いた画像処理装置

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JPH10191176A
JPH10191176A JP9241886A JP24188697A JPH10191176A JP H10191176 A JPH10191176 A JP H10191176A JP 9241886 A JP9241886 A JP 9241886A JP 24188697 A JP24188697 A JP 24188697A JP H10191176 A JPH10191176 A JP H10191176A
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JP9241886A
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Satoshi Yoneda
聡 米田
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個体撮像素子の構成を変更することなく、映
像信号の生成に要する時間を大幅に削減して、画像処理
を高速化する。 【解決手段】 転送パルス発生部4よりCCD撮像素子
3の各フォトセンサに転送パルスTP1が与えられる
と、各蓄積電荷が垂直シフトレジスタ側へと転送され
る。つぎに転送パルス発生部4は、各水平ブランキング
期間内に、転送ライン数指定部より入力された転送ライ
ン数信号L1,L2に基づく数だけ転送パルスTP2を
生成し、各垂直シフトレジスタに出力する。これにより
各垂直シフトレジスタからは、与えられたパルス数分の
信号電荷が連続して出力される。これらの出力電荷は、
水平シフトレジスタ内に重畳されて蓄積された後、第3
の転送パルスTP3を受けて、順次出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2次元画像を生成す
るための個体撮像素子に対する信号電荷の出力動作の制
御方法、およびその方法を実施して2次元画像データを
生成する撮像装置、ならびに前記方法により得られた2
次元画像データを処理するための画像処理方法および装
置に関連する。
【0002】
【従来の技術】CCD撮像素子に代表される個体撮像素
子では、フォトダイオードやフォトトランジスタなどの
フォトセンサを複数個マトリクス状に配列して、各フォ
トセンサ毎に入射された光情報に比例する信号電荷を蓄
積することにより、2次元画像データを生成している。
各フォトセンサに蓄積された信号電荷は、インターライ
ン転送方式やフレーム転送方式などの転送方法により1
次元の映像信号として外部に出力される。
【0003】図14は、インターライン転送方式型のC
CD撮像素子の基本構成を示すもので、m列×n行のマ
トリクス状に配列された複数個のフォトセンサPhと、
これらフォトセンサPhの列毎に配備されるm個の垂直
シフトレジスタVR1〜VRmと、各垂直シフトレジス
タVR1〜VRmの出力側に配備される水平シフトレジ
スタHRとを、主要構成として備えている。
【0004】なおこの図示例では、説明を簡易化するた
めに、1フィールド分の画像を生成するための構成のみ
を示してあり、各垂直シフトレジスタVR1〜VRmの
各転送部には、それぞれその転送部に電荷を移送するフ
ォトセンサPhがn行×m列のマトリクスのどの位置に
あるかを示すアドレスが示してある。また水平シフトレ
ジスタHRの各転送部に示される数値は、それぞれその
転送部に何列目のフォトダイオードPhからの電荷が転
送されるかを示すものである。また図中6は、出力バッ
ファを示す。
【0005】各垂直シフトレジスタVR1〜VRm,水
平シフトレジスタHRは、CCD(電荷結合素子)によ
り構成されており、各フォトセンサPh,垂直シフトレ
ジスタVR1〜VRm,水平シフトレジスタHRは、そ
れぞれ図示しない駆動部よりビデオ規格に基づくタイミ
ングで与えられる転送パルスTP1,TP2,TP3を
受けて、内部に蓄積された信号電荷を移送する。
【0006】図15は、上記構成における信号電荷の出
力動作のタイミングを示す。なお図中、1垂直期間毎の
出力タイミング(上段)の1ライン分の出力データに
は、それぞれそのデータが何ライン目のフォトセンサP
hに対応するかを示す数値が、また各水平期間毎の詳細
な出力タイミング(下段)の1画素分の出力データに
は、そのデータに対応するフォトセンサPhのアドレス
が、それぞれ示されている。
【0007】まず最初の垂直期間が開始され、垂直ブラ
ンキング期間内に第1の転送パルスTP1が出力され
る。この転送パルスTP1は各フォトセンサPhに同時
に与えられ、それぞれのフォトセンサPhに蓄積された
電荷が対応する垂直シフトレジスタVR1〜VRmに一
斉に移送される。
【0008】つぎに第1の水平期間が開始され、水平ブ
ランキング期間内に、各垂直シフトレジスタVR1〜V
Rmに第2の転送パルスTP2が与えられる。この転送
パルスTP2により、各垂直シフトレジスタVR1〜V
Rm内の信号電荷は1画素ずつシフトされて、一番先頭
の1ライン分の信号電荷(図中、アドレス(1,1)
(2,1)・・・(m,1)の画素に対応する電荷)が
水平シフトレジスタHR側へと移送される。
【0009】ついで1水平期間が終了するまでの間に、
水平シフトレジスタHRに対し、第3の転送パルスTP
3がm個連続して与えられる。これにより水平シフトレ
ジスタHR内に蓄積された1ライン分の信号電荷は1画
素ずつシフトされ、最前方の電荷より順次出力される。
【0010】以下同様にして、各水平期間毎に各垂直シ
フトレジスタVR1〜VRmに転送パルスTP2が与え
られて、1ライン分の信号電荷が水平シフトレジスタH
Rへと移送された後、水平シフトレジスタHR側にm個
の転送パルスTP3が与えられて前記転送された1ライ
ン分の信号電荷が1画素ずつ出力される。この水平期間
がn回繰り返されることにより1垂直期間が終了する。
【0011】図16は、上記の動作により生成された2
次元画像のデータ構成を示すもので、各フォトダイオー
ドPhに対応する各画素がフォトダイオードの配列状態
と同様のマトリクス状に配置された画像データが生成さ
れる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記インターライン方
式の個体撮像素子を用いた撮像装置は、現行のビデオ規
格に伴い、1フィールド分の映像信号を1/60秒の時
間間隔で出力するように設定されている。したがってこ
の現行の方式により出力される映像信号を画像処理装置
に取り込んで処理を行う場合、入力された映像信号をリ
アルタイムで処理しても1秒間に60回の処理を行うの
が限度であり、それ以上の高速化は図れないという問題
がある。
【0013】この発明は、上記問題点に着目してなされ
たもので、現行の個体撮像素子の動作制御方法を工夫す
ることにより、個体撮像素子の構成を変更することな
く、映像信号の生成に要する時間を大幅に短縮して、画
像処理を高速化することを技術課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、マト
リクス状に配列された複数個のフォトセンサと、各フォ
トセンサの列毎に配備される複数の垂直シフトレジスタ
と、各垂直シフトレジスタの出力側に配備される水平シ
フトレジスタとから成る2次元撮像素子に対し、信号電
荷の出力動作を制御するための方法であって、各フォト
センサに第1の転送パルスを与えることによりその信号
電荷を垂直シフトレジスタ側に転送させて垂直期間を開
始した後、各水平期間毎に各垂直シフトレジスタにそれ
ぞれ第2の転送パルスを複数個与えて前記転送された信
号電荷を与えられたパルス数に相当するライン数分だけ
水平レジスタへ出力させるステップと、前記水平シフト
レジスタに第3の転送パルスを複数個与えて各垂直シフ
トレジスタから移送された信号電荷を順次出力させるス
テップとを、一連に実施することを特徴とする。
【0015】請求項2の発明の2次元撮像素子の動作制
御方法では、あらかじめ各水平期間毎に何行分の画像デ
ータを出力するかを示す転送ライン数を設定しておき、
各フォトセンサに第1の転送パルスを与えることにより
その信号電荷を垂直シフトレジスタ側に転送させて垂直
期間を開始した後、各水平期間毎に各垂直シフトレジス
タにそれぞれ前記転送ライン数の設定値分の第2の転送
信号を与えて転送された信号電荷を前記転送ライン数分
ずつ出力させるステップと、前記水平シフトレジスタに
第3の転送パルスを複数個与えて各垂直シフトレジスタ
から移送された電荷を順次出力させるステップとを、一
連に実施することを特徴とする。
【0016】請求項3の発明は、上記構成の2次元撮像
素子により画像データを生成した後、この画像データに
所定の計測処理を実施する画像処理方法において、前記
2次元撮像素子の信号電荷の出力動作を、請求項1また
は2に記載された動作制御方法により制御することを特
徴とする。
【0017】請求項4の発明は、請求項1の方法を実施
するための撮像装置において、2次元撮像素子の各フォ
トセンサ,垂直シフトレジスタ,水平シフトレジスタに
対し、それぞれ保有する信号電荷を転送させるための転
送パルスを生成する転送パルス発生部と、1水平期間内
に何行分の画像データを出力するかを示す転送ライン数
を決定して前記転送パルス発生部に出力する転送ライン
数指定部とを具備させている。前記転送パルス発生部
は、各垂直期間の開始時に各フォトセンサに第1の転送
パルスを出力してその信号電荷を垂直シフトレジスタ側
に転送させた後、各水平期間毎に、各垂直シフトレジス
タに前記転送ライン数指定部より入力した転送ライン数
分の第2の転送パルスを与えて前記転送された信号電荷
を前記パルス数ずつ出力させる処理と、前記水平シフト
レジスタに第3の転送パルスを複数個与えて各垂直シフ
トレジスタから転送された信号電荷を順次出力する処理
とを一連に実施するように構成される。
【0018】請求項5の撮像装置では、請求項2の方法
を実施するために、前記転送ライン数指定部に、各水平
期間毎の転送ライン数を記憶する転送ライン数テーブル
を具備させ、各水平期間毎にその期間に対応する転送ラ
イン数を前記転送ライン数テーブルより読み出して前記
転送パルス発生部に出力するように構成する。
【0019】請求項6の発明では、請求項4または5に
記載された撮像装置と、この撮像装置より出力された画
像データを入力して所定の処理を実施する制御処理装置
とにより画像処理装置を構成する。
【0020】
【作用】第1の転送パルスにより、各フォトセンサに蓄
積された信号電荷が一斉に垂直シフトレジスタへと移送
されて垂直期間が開始されると、水平期間の開始に伴
い、各垂直シフトレジスタにそれぞれ第2の転送パルス
が複数個与えられる。これを受けて各垂直シフトレジス
タが第2の転送パルスの数分の信号電荷を出力すること
により、水平シフトレジスタに与えられたパルス数に相
当するライン数分の信号電荷が移送される。ついで水平
シフトレジスタに第3の転送パルスを複数個与えること
により、前記移送された信号電荷が順次外部に出力され
る。
【0021】このような動作により、1水平期間毎に複
数ライン分の映像信号を出力して1垂直期間を短縮する
ことができるので、画像処理に必要な2次元画像データ
を高速で生成することができる。
【0022】請求項2,5の発明では、あらかじめ各水
平期間毎に何ライン分の画像データを出力するかを示す
転送ライン数を設定しておき、各水平期間毎に、前記第
2の転送パルスを、その水平期間に設定された転送ライ
ン数分だけ生成して各垂直シフトレジスタに与えるの
で、1垂直期間の間に映像信号の出力分解能を切り換え
ることが可能となる。したがって画像上の計測領域の位
置などに応じて転送ライン数を切り換えるようにすれ
ば、計測領域など解像度を落としたくない画像領域につ
いて解像度の維持された画像データを得ることができ
る。
【0023】
【実施例】図1は、この発明の1実施例にかかる画像処
理装置の構成を示すもので、2次元画像の映像信号を生
成して出力する撮像装置1と、この撮像装置1から出力
される映像信号を取り込んで所定の計測処理を実施する
制御処理装置2とを、主要構成として備えている。
【0024】前記撮像装置1は、個体撮像素子としてC
CD撮像素子3(図中「CCD」と略す)を具備するほ
か、転送パルス発生部4,転送ライン数指定部5,出力
バッファ6などを構成として備えている。
【0025】制御処理装置2は、撮像装置1からの映像
信号をA/D変換するための画像入力部7,変換処理後
のディジタル画像を用いて所定の計測処理を実施する画
像処理部8,この画像処理結果を外部に出力するための
出力部9などにより構成される。
【0026】CCD撮像素子3は、前記した図14と同
一の構成を備えるもので、転送パルス発生部4より出力
される第1〜第3の転送パルスTP1〜TP3を受けて
動作する。すなわち第1の転送パルスTP1が与えられ
る毎に、各フォトセンサPhに蓄積された信号電荷が垂
直シフトレジスタVR1〜VRmに転送され、第2の転
送パルスTP2が与えられる毎に、各垂直シフトレジス
タVR1〜VRmの蓄積電荷が1画素ずつシフトされ
て、先頭の1ライン分の信号電荷が水平シフトレジスタ
HRに転送される。さらに第3の転送パルスTP3が与
えられる都度、水平シフトレジスタHRに蓄積された信
号電荷が1画素ずつ走査され、先頭の信号電荷が出力バ
ッファ6を介して制御処理装置2側へと出力される。
【0027】この実施例の撮像装置1は、1水平ブラン
キング期間内に前記第2の転送パルスTP2を複数個出
力することにより、1水平期間毎に複数ライン分の映像
信号を重畳して出力するように構成されている。前記転
送ライン数指定部5は、1水平期間内に何ライン分の画
像データを転送するかを設定するためのもので、設定さ
れた転送ライン数は、2ビット構成の転送ライン数信号
L1,L2に変換されて前記転送パルス発生部4に出力
される。
【0028】図2は、前記転送ライン数毎の転送ライン
数信号L1,L2のデータ構成を示すもので、1〜4ま
での各転送ライン数について、それぞれ「00」「1
0」「01」「11」のコードが割り当てられて、その
コードの上位ビットがL1として、下位ビットがL2と
して、それぞれ設定されている。
【0029】前記転送パルス発生部4における第2の転
送パルスTP2の生成部は、図3に示すように、4個の
タイミング発生部10a〜10dと各タイミング発生部
10a〜10dに接続されるマルチプレクサ11とによ
り構成される。
【0030】前記各タイミング発生部10a〜10d
は、それぞれ1〜4ライン分の転送用に用いられるもの
で、通常のビデオ規格の水平ブランキング期間と同じ長
さの期間内に、対応する転送ライン数分のパルス信号を
出力する(すなわち1水平ブランキング期間内に第1の
タイミング発生部10aは1個、第2のタイミング発生
部10bは2個、第3のタイミング発生部10cは3
個、第4のタイミング発生部10dは4個のパルス信号
を、それぞれ出力する)。
【0031】マルチプレクサ11は、これらタイミング
発生部10a〜10dの中から前記転送ライン数信号L
1,L2の示す転送ライン数用のタイミング発生部を選
択し、その信号の入力経路をCCD撮像素子3への出力
経路に接続する。これにより選択されたタイミング発生
部の出力パルスが前記転送パルスTP2として採用さ
れ、CCD撮像素子3へと与えられる。
【0032】なおここでは図示しないが、第1の転送パ
ルスTP1の生成部も、上記と同様に、各転送ライン数
用の4個のタイミング発生部とマルチプレクサとにより
構成される。このうち1ライン転送用のタイミング発生
部は、通常のビデオ規格に基づくタイミングでパルス信
号を1個出力するのに対し、2ライン〜4ライン転送用
の各タイミング発生部は、通常の垂直期間に対しそれぞ
れ1/2,1/3,1/4の時間間隔毎にパルス信号を
1個出力する。マルチプレクサが前記と同様に転送ライ
ン数信号L1,L2に対応するタイミング発生部を選択
することにより、そのタイミング発生部の出力パルスが
転送パルスTP1として出力され、CCD撮像素子3に
与えられる。
【0033】図4は、各水平期間毎に2ライン分の映像
信号を転送するように設定した場合の映像信号の出力タ
イミングを示す。なお図中、1垂直期間毎の出力タイミ
ング(上段)の1ライン分の出力データには、そのデー
タが何ライン目のフォトセンサPhに対応するデータで
あるかを示す数値が示されている。また各水平期間毎の
詳細な出力タイミング(下段)の1画素分の出力データ
には、そのデータに対応するフォトセンサPhのアドレ
スが示してある。
【0034】転送パルス発生部4の転送信号TP1,T
P2の各生成部では、それぞれ転送ライン数信号L1,
L2に対応する2ライン転送用のタイミング制御部が選
択されている。まず選択されたタイミングで第1の転送
パルスTP1が出力されると、前記CCD撮像素子3の
各フォトセンサPhの蓄積電荷が対応する垂直シフトレ
ジスタVR1〜VRmへと移送され、垂直期間が開始さ
れる。
【0035】つぎに転送パルス発生部4は、最初の水平
ブランキング期間内に、各垂直シフトレジスタVR1〜
VRmに対し、それぞれ2個の転送パルスTP2を出力
する。これにより各垂直シフトレジスタVR1〜VRm
の蓄積電荷は2画素分ずつシフトされ、第1ライン目と
第2ライン目の信号電荷が連続して水平シフトレジスタ
HR側へと移送される。
【0036】上記の動作により、水平シフトレジスタH
Rの各転送部には、同列の2画素分の信号電荷が重畳さ
れて蓄積される。つぎに転送パルス発生部4が、第3の
転送パルスTP3をm個分生成して出力すると、水平シ
フトレジスタHRに蓄積された各重畳電荷が順次出力さ
れる。これにより最初の水平期間内では1ライン目と2
ライン目との2ライン分の映像信号が重畳された信号が
出力されることになる。
【0037】以下各水平期間毎に同様の動作を繰り返す
ことにより、それぞれ2ライン分の映像信号が重畳され
て1ライン分の映像信号として出力される。この結果、
つぎの転送信号TP1が出力されるまでのn/2回の水
平期間により、各フォトセンサPhにより生成されたす
べての信号電荷が出力される。
【0038】図5は、上記動作により制御処理装置2に
入力された2次元画像のデータ構成を示す。各ライン毎
の画像データは、本来の画像の2ライン分の画像データ
が加算されたデータに相当し、縦方向のライン数は本来
の1/2に減縮される。
【0039】制御処理装置2の画像処理部8は、図5に
示した画像データに対し、例えば、2値化処理,エッジ
抽出処理などの手法を用いて画像上の対象物を抽出した
後、抽出された対象物について、面積,重心位置などの
特徴量を計測するもので、さらに必要に応じてこの計測
結果をあらかじめ設定された基準値と比較して対象物の
良否を判定する。この計測結果や判定結果は、出力部9
を介してモニタなどの外部装置に出力される。
【0040】上記の処理は、前記したように、従来の1
/2の時間間隔で入力される画像データに対して行われ
るので、この画像入力のタイミングに合わせて計測処理
を実施することにより、計測処理を高速化できる。この
場合、入力画像の解像度は通常の画像の1/2に縮小さ
れているので、処理の負担は大幅に軽減される。
【0041】しかしながら計測対象について精度の高い
処理を必要とする場合には、上記の処理による画像デー
タでは解像度が低くなるため不具合が生じるケースがあ
る。この場合、1垂直期間内で転送ライン数を切り換え
られるように設定すれば、計測領域に対応する映像信号
を1ラインずつ転送して、本来の計測精度を維持するこ
とが可能となる。
【0042】図6は、転送ラインの切換え処理の必要な
対象物について、前記CCD撮像素子3を通常の方法に
より駆動させて得られた1フィールド分の画像(以下こ
の画像を「標準画像」という)を示す。なおここでは説
明を簡単にするために、標準画像における総ライン数を
150本と想定している。
【0043】図中、12は、計測対象物の画像であっ
て、標準画像中、51ライン目から100ライン目まで
の領域に位置するものとする。したがってこの対象物1
2が存在する領域Rを計測領域として設定し、その計測
領域Rに対応する映像信号を1ラインずつ転送するとと
もに、計測領域外、すなわち1ライン目から50ライン
目までの領域Aおよび51ライン目から150ライン目
までの領域Bに対応する映像信号を、複数ラインずつ転
送するように設定すれば、画像生成速度を通常より高速
化させるとともに、計測領域R内の画像データを本来の
解像度を維持したまま取得することができる。
【0044】図7は、撮像装置1に上記転送ラインの切
換え機能を具備させた構成を示すもので、撮像装置1に
は、図1と同様の構成のほかに、各水平期間毎の転送ラ
イン数を記憶する転送ライン数テーブル13が配備され
ている。
【0045】図8は、前記図6に示した標準画像に対す
る転送ラインテーブル13の設定例を示すもので、何度
目の水平期間であるかを示す水平期間カウンタ値に対応
させて、それぞれその水平期間における転送ライン数の
設定値が、転送ライン数信号L1,L2の形式により記
憶されている。
【0046】この図示例は、前記計測領域Rに対応する
映像信号を1ラインずつ転送し、他の背景の領域A,B
に対応する映像信号を2ラインずつ転送するように設定
した例であって、最初の25回の水平期間における転送
ラインを2ラインとした後、つぎの26〜75番目の水
平期間における転送ラインを1ラインとし、76〜10
0番目の水平期間における転送ラインを再び2ラインに
設定している。
【0047】図7に戻って、転送ライン数指定部5は、
各水平期間毎に転送ライン数テーブル13に記憶された
各転送ライン数信号L1,L2の設定値を読み込んで、
各転送ライン数信号をその設定値に応じたレベルに設定
し、転送パルス発生部4に出力する。転送パルス発生部
4は、転送ライン数テーブル13にセットされた水平期
間カウンタのMAX値(図8では「100」)に基づき
第1の転送パルスの出力タイミングを設定する(すなわ
ちビデオ規格の垂直期間の2/3の時間間隔で転送パル
スTP1を出力することになる)。
【0048】この後、転送パルス発生部4は、各水平期
間毎に、転送ライン数指定部5より与えられた転送ライ
ン数信号L1,L2に基づき第2の転送パルスTP2の
出力回数を設定して、CCD撮像素子3に対する一連の
制御を実施する。
【0049】なお制御処理装置2については、第1の実
施例と同様であるが、必要に応じて画像処理部8より前
記転送ライン数テーブルの各転送ライン数を設定するよ
うに構成される。
【0050】図9は、前記図7の撮像装置1において、
CCD撮像素子3に対する1垂直期間内の動作制御の手
順を示す。一連の動作は、転送ライン数指定部5にセッ
トされる水平期間カウンタLCの値に基づき行われるも
ので、垂直期間の開始に伴い、最初のステップ1(図中
各ステップは「ST」で示す)でこの水平期間カウンタ
LCがリセットされた後、転送パルス発生部4より各フ
ォトセンサPhに対する転送パルスTP1が出力される
(ステップ2)。
【0051】この後、垂直ブランキング期間が終了して
第1番目の水平期間が開始されると、転送ライン数指定
部5は前記水平期間カウンタLCを1だけカウントアッ
プし、前記転送ライン数テーブルより前記カウンタLC
の値に対応する転送ライン数信号L1,L2の設定値を
読み出して、転送パルス発生部4に出力する(ステップ
3〜5)。
【0052】つぎに転送パルス発生部4は、この転送ラ
イン数信号L1,L2に応じて前記マルチプレクサ11
を切り換えることにより、水平ブランキング期間内に設
定された転送ライン数分の転送パルスTP2を生成し、
CCD撮像素子3の各垂直シフトレジスタVR1〜VR
mへと出力する。この処理により、各垂直シフトレジス
タVR1〜VRmから水平シフトレジスタHRに、それ
ぞれ前記転送パルスTP2の数分の信号電荷が転送され
る(ステップ6)。
【0053】つぎに転送パルス発生部4は、水平シフト
レジスタHRに対し、第3の転送パルスTP3を1水平
ライン分の画素数mだけ生成して出力する。これにより
前記ステップ6で水平シフトレジスタHRに移送された
信号電荷が1画素ずつシフトされ、先頭より順に出力さ
れる。
【0054】以下、各水平期間毎に上記ステップ4〜7
の処理が繰り返し実行されるもので、水平期間カウンタ
LCの値が前記転送ライン数テーブルのMAX値に達し
た段階で、ステップ7が「YES」となり、1垂直期間
が終了する。
【0055】図10は、上記手順が前記図8の転送ライ
ンテーブルの設定値に基づき行われた場合の映像信号の
出力タイミングを、前記水平期間カウンタ値および転送
ライン数信号L1,L2に対応させて示す。
【0056】垂直期間が開始された後、最初の水平期間
では水平期間カウンタLCの値が「1」であるから、前
記転送ライン数テーブル13によれば、転送ライン数信
号L1は「1」,L2は「0」にそれぞれ設定されてい
る(すなわち転送ライン数は「2」となる)。したがっ
てこの水平期間では、水平ブランキング期間内に2個の
転送パルスTP2が出力されることになり、前記第1の
実施例と同様、各垂直シフトレジスタVR1〜VRmよ
りそれぞれ2画素分の信号電荷が出力されて、水平シフ
トレジスタHR内に重畳されて蓄積される。
【0057】この後水平シフトレジスタHRに、第3の
転送パルスTP3が1水平ライン分の画素数m個分だけ
出力されることにより、前記水平シフトレジスタHRに
蓄積された重畳電荷が順次出力され、1ライン分の映像
信号として出力される。
【0058】以下、カウンタLCの値が25に達するま
で転送ライン数信号L1,L2の値は保持されるから、
この25回の水平期間毎に前記ステップ4〜7の処理を
実施することにより、2ライン分ずつの映像信号が重畳
された信号が出力される。これにより前記背景の領域A
についてライン数が標準画像の半分の25本に減縮され
た画像データが生成されることになる。
【0059】つぎの水平期間が開始されてカウンタLC
が26になったとき、前記転送ライン数テーブル13の
転送ライン数信号L1の設定値が「1」から「0」に切
り替わる。これを受けてこの水平期間では、転送パルス
信号TP2が1個だけ発生し、各垂直シフトレジスタV
R1〜VRmからはそれぞれ1画素分の信号電荷が単独
で出力される。
【0060】以下、カウンタLCが75に達するまで、
転送ライン数信号L1,L2の設定値が固定されている
ので、25回目〜75回目の計50回の水平期間におい
ては、標準画像と同様の形態の映像信号が出力される。
これにより計測領域Rについて標準画像の解像度が維持
された画像データが生成される。
【0061】つぎにカウンタLCが76になると、転送
ライン数テーブルの転送ライン数信号L1の設定値が再
び「1」に復帰する。これを受けて、転送パルス発生部
4は、再び各水平期間毎に2個の転送パルスTP2を出
力するので、この水平期間では、フォトセンサの101
ライン目と102ライン目との映像信号が重畳された信
号が、1ライン分の映像信号として出力される。以下、
カウンタLCがMAX値の100になるまで、同様の形
態の映像信号が出力されることにより、背景の領域Bに
ついては、ライン数が標準画像の半分に減縮された画像
データが生成される。
【0062】上記処理により生成された画像データが制
御処理装置2に取り込まれると、画像処理部8は、前記
計測領域Rの画像データに対し前記第1の実施例と同様
の計測処理を実施する。この場合、背景の領域A,Bの
100ライン分の画像データが通常の半分の時間で取り
込まれるので、画像入力にかかる時間が大幅に短縮さ
れ、処理効率が向上する。しかも詳細な処理が必要な計
測領域Rについては、通常のビデオ規格で生成された画
像データと同様の解像度の画像データを取得できるの
で、計測処理の精度を維持できる。
【0063】なお上記の実施例は、いずれの水平期間で
転送ライン数を切り換えるかが既知であることを前提と
しているが、この切り換え時期が不明な場合、制御処理
装置2側に通常のビデオ規格により生成された標準画像
を取り込んで、前記転送ライン数テーブルの各設定デー
タを作成すればよい。
【0064】図11は、制御処理装置2に取り込まれた
標準画像をモニタに表示させて、オペレータが画像上で
転送ラインの切換え位置を指定することにより転送ライ
ン数の設定データを作成する手順を示す。なおここで
は、前記図8〜10の例と同様に、計測領域に対応する
画像データは1ラインずつ転送し、背景の領域に対応す
る画像データは2ラインずつ転送するように設定するも
のとする。
【0065】まず撮像装置1を通常モードに設定して、
所定の観測位置に位置決めされた対象物のモデルを撮像
する。この場合、転送ライン数指定部5により指定され
る転送ライン数は「1」となるから、転送パルス発生部
4からは、ビデオ規格に基づくタイミングで転送パルス
TP1が出力されるとともに、各水平ブランキング期間
毎に、単独の転送パルスTP2が出力される。
【0066】この結果、各水平期間毎に1ライン分の映
像信号が出力されて、順次、制御処理部の画像入力部7
に入力されるもので、取り込まれた画像信号は順次A/
D変換されて図示しない画像メモリに格納されるととも
に、図示しないモニタ上に出力される(ステップ1)。
【0067】1フレーム分の映像信号により、モニタに
対象物の画像が表示されると、オペレータは、この表示
された画像上で、マウスなどのポインティングデバイス
を用いて計測領域の上限位置および下限位置を指定する
(ステップ2)。図12は、この指定操作画面の一例を
示すもので、対象物の画像が位置する上限および下限の
各座標位置V1,V2が指定されている。
【0068】つぎのステップ3で、画像処理部8は、こ
の指定された座標位置V1,V2を取り込んだ後、1フ
ィールド分の標準画像上で、これら座標V1,V2に対
応する座標を認識し、これら座標間の領域を計測領域R
として、またこの計測領域の上方および下方の各領域を
背景の領域A,Bとして、それぞれ設定する。さらに画
像処理部8は、計測領域Rについて領域内のライン数分
の水平期間を、背景の領域A,Bについてそれぞれ領域
内のライン数の半数分の水平期間を、それぞれ設定した
後、各領域毎に、その水平期間の設定数分の水平期間カ
ウンタ値を確保して、それぞれのカウンタ値に前記設定
した転送ライン数を対応づけし、転送ライン数テーブル
を作成する。(ステップ4)。
【0069】こうして作成された転送ライン数テーブル
は、撮像装置1側へ転送される(ステップ5)。これに
より以後、撮像装置1を計測モードに切り換えることに
より、撮像装置1は、転送されたテーブルの設定値に基
づき、前記図9と同様の手順で動作する。
【0070】なお上記ステップ3において、計測領域R
と背景の領域との境界線が奇数ライン上に位置した場
合、背景の領域に対する転送ライン数が2ラインに設定
されていると、不具合が生じることになる。この場合、
画像処理部8は、その奇数ライン上の境界線を対象物と
反対側に1画素だけ移動させて不具合を解消する。また
はオペレータによる指定画面上のカーソルの移動幅を制
限して、必ず計測領域の上限および下限が偶数ライン上
に位置するようにしてもよい。
【0071】図13は、画像処理部8により画像上の転
送ライン数の切換え位置を自動的に抽出するようにした
場合の制御手順を示す。なおこの例についても、前記図
11と同様、計測領域に対する転送ライン数を「1」
に、背景の領域に対する転送ライン数を「2」に、それ
ぞれ設定することを前提として説明する。
【0072】まずステップ1で、図11の実施例と同様
に、撮像装置1を通常モードに設定して対象物を撮像
し、出力された標準画像の映像信号を入力する。入力さ
れた映像信号は、画像入力部7で順次A/D変換され、
画像メモリ内に格納される。
【0073】画像メモリに1フレーム分のディジタル画
像が格納されると、画像処理部8は、このディジタル画
像を所定のしきい値で2値化処理し、たとえば対象物の
画像を黒画素、背景の画像を白画素とする2値画像を生
成する(ステップ2)。
【0074】つぎに画像処理部8は、前記2値画像上の
各ラインを順次走査して対象物を示す黒画素をサーチ
し、画像上の対象物の位置する上限および下限位置を特
定した後、その特定された座標位置に基づき、計測領域
と背景の領域とを設定する(ステップ3)。なおこの場
合も、計測領域の上限,下限のいずれかが奇数ライン上
に特定された場合には、その特定位置を対象物と反対側
に1画素だけ移動させるように制御される。
【0075】この後、画像処理部8は、前記図11の実
施例と同様にして、転送ライン数テーブルを作成し、こ
れを撮像装置1へと転送する(ステップ4〜6)。
【0076】このように撮像装置1を通常モードに設定
して得られた対象物の画像上で計測領域を設定し、その
設定結果に基づき転送ライン数テーブルを自動生成する
ことが可能であるので、計測対象の大きさや形状に応じ
て撮像装置1の動作態様を自在に設定でき、汎用性の高
い装置を提供することができる。
【0077】
【発明の効果】この発明は上記の如く、2次元画像を生
成するための個体撮像素子に対し、各水平期間毎に複数
個の転送パルスを与えて複数ライン分の映像信号を出力
させるようにしたから、画像生成時間を大幅に短縮して
画像処理を高速化することができる。しかも従来と同様
の個体撮像素子が用いられるので、コストが大幅に増大
することなく、処理の高速化を実現できる。
【0078】請求項2,5の発明では、各水平期間毎に
あらかじめ設定された転送ライン数分の映像信号を出力
するので、計測領域など解像度を落としたくない画像領
域について画像データの解像度を保持することが可能と
なり、画像処理の精度を落とさずに、処理を高速化する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる画像処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】転送ライン数信号のデータ構成を示す説明図で
ある。
【図3】転送パルス発生部内の第2の転送パルスTP2
の発生にかかる構成を示すブロック図である。
【図4】図1の撮像装置により各水平ライン毎に2ライ
ン分の映像信号を出力する場合の動作を示すタイミング
チャートである。
【図5】図4の動作により得られる2次元画像のデータ
構成を示す説明図である。
【図6】対象物を通常のビデオ規格のタイミングで撮像
して得られた標準画像を示す説明図である。
【図7】画像処理装置の第2の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】転送ライン数テーブルの構成例を示す説明図で
ある。
【図9】1垂直期間内で転送ラインを切り換える場合の
撮像装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図10】図8の転送ライン数テーブルに基づき図9の
手順をを実施した場合の動作を示すタイミングチャート
である。
【図11】画像処理部における転送ライン数テーブルの
作成手順を示すフローチャートである。
【図12】オペレータによる座標位置の指定画面の一例
を示す説明図である。
【図13】像画処理部における転送ライン数テーブルの
作成手順を示すフローチャートである。
【図14】インターライン転送方式のCCD撮像素子の
概略構成を示すブロック図である。
【図15】従来のCCD撮像素子の制御動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図16】図15の動作により得られる2次元画像のデ
ータ構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 撮像装置 2 制御処理装置 3 CCD撮像素子 4 転送パルス発生部 5 転送ライン指定部 8 画像処理部 13 転送ラインテーブル L1,L2 転送ライン数信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配列された複数個のフォ
    トセンサと、各フォトセンサの列毎に配備される複数の
    垂直シフトレジスタと、各垂直シフトレジスタの出力側
    に配備される水平シフトレジスタとから成る2次元撮像
    素子に対し、信号電荷の出力動作を制御するための方法
    であって、 各フォトセンサに第1の転送パルスを与えることにより
    その信号電荷を垂直シフトレジスタ側に転送させて垂直
    期間を開始した後、各水平期間毎に各垂直シフトレジス
    タにそれぞれ第2の転送パルスを複数個与えて前記転送
    された信号電荷を与えられたパルス数に相当するライン
    数分だけ水平レジスタへ出力させるステップと、前記水
    平シフトレジスタに第3の転送パルスを複数個与えて各
    垂直シフトレジスタから移送された信号電荷を順次出力
    させるステップとを、一連に実施することを特徴とする
    2次元撮像素子の動作制御方法。
  2. 【請求項2】 マトリクス状に配列された複数個のフォ
    トセンサと、各フォトセンサの列毎に配備される複数の
    垂直シフトレジスタと、各垂直シフトレジスタの出力側
    に配備される水平シフトレジスタとから成る2次元撮像
    素子に対し、信号電荷の出力動作を制御するための方法
    であって、 あらかじめ各水平期間毎に何行分の画像データを出力す
    るかを示す転送ライン数を設定しておき、 各フォトセンサに第1の転送パルスを与えることにより
    その信号電荷を垂直シフトレジスタ側に転送させて垂直
    期間を開始した後、各水平期間毎に各垂直シフトレジス
    タにそれぞれ前記転送ライン数の設定値分の第2の転送
    信号を与えて転送された信号電荷を前記転送ライン数分
    ずつ出力させるステップと、前記水平シフトレジスタに
    第3の転送パルスを複数個与えて各垂直シフトレジスタ
    から移送された電荷を順次出力させるステップとを、一
    連に実施することを特徴とする2次元撮像素子の動作制
    御方法。
  3. 【請求項3】 マトリクス状に配列された複数個のフォ
    トセンサと、各フォトセンサの列毎に配備される複数の
    垂直シフトレジスタと、各垂直シフトレジスタの出力側
    に配備される水平シフトレジスタとから成る2次元撮像
    素子により画像データを生成した後、この画像データに
    所定の計測処理を実施する画像処理方法において、 前記2次元撮像素子の信号電荷の出力動作を、請求項1
    または2に記載された動作制御方法により制御すること
    を特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】 マトリクス状に配列された複数個のフォ
    トセンサと、各フォトセンサの列毎に配備される複数の
    垂直シフトレジスタと、各垂直シフトレジスタの出力側
    に配備される水平シフトレジスタとから成る2次元撮像
    素子を具備して成る撮像装置において、 前記2次元撮像素子の各フォトセンサ,垂直シフトレジ
    スタ,水平シフトレジスタに対し、それぞれ保有する信
    号電荷を転送させるための転送パルスを生成する転送パ
    ルス発生部と、 1水平期間内に何行分の画像データを出力するかを示す
    転送ライン数を決定して前記転送パルス発生部に出力す
    る転送ライン数指定部とを備え、 前記転送パルス発生部は、各垂直期間の開始時に各フォ
    トセンサに第1の転送パルスを出力してその信号電荷を
    垂直シフトレジスタ側に転送させた後、各水平期間毎
    に、各垂直シフトレジスタに前記転送ライン数指定部よ
    り入力した転送ライン数分の第2の転送パルスを与えて
    前記転送された信号電荷を前記パルス数ずつ出力させる
    処理と、前記水平シフトレジスタに第3の転送パルスを
    複数個与えて各垂直シフトレジスタから転送された信号
    電荷を順次出力する処理とを一連に実施して成る撮像装
    置。
  5. 【請求項5】 前記転送ライン数指定部は、各水平期間
    毎の転送ライン数を記憶する転送ライン数テーブルを具
    備し、各水平期間毎にその期間に対応する転送ライン数
    を前記転送ライン数テーブルより読み出して前記転送パ
    ルス発生部に出力する請求項4に記載された撮像装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載された撮像装置
    と、この撮像装置より出力された画像データを入力し
    て、所定の計測処理を実施する制御処理装置とを備えて
    成る画像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004073302A1 (ja) * 2003-02-13 2004-08-26 Hamamatsu Photonics K.K. 撮像装置
EP1593957A1 (en) * 2003-02-13 2005-11-09 Hamamatsu Photonics K. K. Fluorescent correlated spectrometric analysis device

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