JPH10190511A - 無線機用アンテナ装置 - Google Patents

無線機用アンテナ装置

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JPH10190511A
JPH10190511A JP8346984A JP34698496A JPH10190511A JP H10190511 A JPH10190511 A JP H10190511A JP 8346984 A JP8346984 A JP 8346984A JP 34698496 A JP34698496 A JP 34698496A JP H10190511 A JPH10190511 A JP H10190511A
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JP
Japan
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antenna
connector
protective cover
circuit
circuit board
Prior art date
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Pending
Application number
JP8346984A
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English (en)
Inventor
Kuniharu Etsuno
邦治 越野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長いワイヤーアンテナがない小型の使い易い
携帯無線機を実現するために50mm以下の長さの短小
アンテナを作成する必要がある。 【解決手段】 ガラスフッ素樹脂からなるアンテナ用プ
リント基板上に多層アンテナチップを載置したアンテナ
回路を構成し、無線機本体とこのアンテナ回路とを電磁
気的にアンテナコネクタで接続し、このアンテナ回路を
保護するためのドーム形状の保護カバーを被せた無線機
用アンテナ装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯用の無線機のア
ンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯無線機は小さく、使い易いものが望
まれていた。しかし、従来の300MHz〜400MH
z帯を利用する無線機のアンテナはワイヤータイプアン
テナであり、アンテナ素子部が200mm〜250mm
の長さを必要としていた。通常無線機は胸の部分に付け
て使用するが、その長いワイヤーアンテナが邪魔にな
り、業務活動に支障を来すという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ワイヤーアンテナが邪
魔にならない小型の使い易い携帯無線機を実現するため
に50mm以下の長さの短小アンテナを作成する必要が
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明はプリント基板上に載置された多層アンテナ
チップを含むアンテナ回路と、無線機本体とこのアンテ
ナ回路とを電磁気的に接続するアンテナコネクタと、こ
のアンテナ回路を保護するための保護カバーとからなる
無線機用アンテナ装置であって、前記プリント基板はガ
ラスフッ素樹脂からなり、前記プリント基板は、アンテ
ナコネクタに設けられたスリットに差し込まれてアンテ
ナコネクタに固定され、前記保護カバーは、アンテナコ
ネクタに設けられたフランジによって固定される無線機
用アンテナ装置を提供する。
【0005】また、前記アンテナ回路は、アンテナ周波
数を調整する周波数調整回路を有する無線機用アンテナ
装置を提供する。また、前記周波数調整回路は、前記ア
ンテナ回路の接地回路とインダクタンス成分を持つアン
テナ信号線との間に配されるコンデンサからなり、この
コンデンサの容量を調整することにより周波数調整を行
なう無線機用アンテナ装置を提供する。前記保護カバー
が、円筒ドーム形状である無線機用アンテナ装置を提供
する。前記保護カバーの側周面に沿って、使用周波数識
別のための溝が形成されている無線機用アンテナ装置を
提供する。
【0006】前記プリント基板上に載置された多層アン
テナチップを前記保護カバーの円周の中心からずらして
配した無線機用アンテナ装置を提供する。前記接地回路
を前記プリント基板の両面にほぼ等しい面積で形成する
無線機用アンテナ装置を提供する。また、前記プリント
基板には周波数調整を行なうための前記コンデンサ用の
ランドが複数設けられている無線機用アンテナ装置を提
供する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の無線機用アンテナ装置に
ついて図面を参照して説明する。図1は本発明の無線機
用アンテナ装置1の一部断面正面図である。この無線機
用アンテナ装置1はアンテナコネクタ2に結合されたプ
リント基板3とその基板3のアンテナ回路上にはんだ付
けされた多層アンテナチップ4と多層アンテナチップ4
に接続されたリードパターンにはんだ付けされた真線と
これらをカバーするドーム型の保護カバー5から構成さ
れている。この無線機用アンテナ装置1を製造するに
は、先ず、図2(a)(b)に示すアンテナコネクタに
なるSMA−J58コネクタのネジ部6と反対側の筒状
体7の直径方向に、アンテナ基板を圧入できる幅Hを持
ったスリット8を中心線よりRG−55/U用真線の半
径分hだけずれた位置にダイサーなど加工機で加工す
る。次にこのコネクタのナット下端部9にフランジ10
をはめ込みはんだ付けする。同図(a)16は絶縁体、
17は貫通孔
【0008】次に図3(a)(b)に示すプリント基板
3となるガラスフッ素樹脂製プリント基板を用意する。
この基板3の表面図(a)にはアンテナ素子用ランド1
2、リード18、調整用コンデンサ用ランド19、接地
回路20からなるアンテナ回路がプリントしてあり、こ
のランド12に図4に示す多層アンテナチップ4をはん
だ付けする。この素子4をはんだ付けしたものを、先に
加工したSMA−J58コネクタ2のスリット8に図5
のように挿入し、接地回路20とコネクタの筒状体7を
はんだ付けする。次に図6に示すSMA−J58用ピン
ジャック14にRG−55/U用真線15をはんだ付け
したものをSMA−J58のフランジ10付きコネクタ
2の中心のジュラコン製絶縁体16(図2a)の貫通孔
17(図2a)に挿入し、RG−55/U用真線15を
プリント基板3の多層アンテナチップ4からのリードパ
ターン18にはんだ付けする。
【0009】この時、プリント基板3は前述のように真
線15の直径分だけ筒状体7の中心からずれているた
め、真線15はプリント基板3の表面に接する状態であ
り、真線15を曲げることなくはんだ付けができること
になる。この真線15は直流的にはただのリード線であ
るが、高周波的にはインダクタンス成分を持つので、少
しでも曲がったりするとインダクタンスが大きく変化し
共振周波数が変化することになる。スリット8を本発明
のように筒状体7の中心からずらさないとすると、真線
15をはんだ付けするとき真線15を曲げることにな
る。この曲がりを一定にすることは殆ど不可能でありイ
ンダクタンスのバラツキの原因になる。スリットを真線
分だけずらすことで真線を曲げる必要がなく、即ちイン
ダクタンスを一定にすることができる。しかし、インダ
クタンスが変化する現象を積極的に利用するため基板上
のリードパターンをくねらせてその長さでインダクタン
スを調整する方法も可能ではある。次に図7に示すよう
なドーム型保護カバーを被せてコネクタ2のフランジ1
0で固定する。
【0010】保護カバー5をドーム型にしたのはアンテ
ナ回路が誘電体であるためカバー5の中でのアンテナ回
路の配置で特性が大きくバラツクことを回避するためで
ある。また、基板にガラスフッ素樹脂製プリント基板を
使用したのは表に示すようにその誘電率がε=2.60
とガラスエポキシのそれ(ε=4.35)に比べて小さ
く、保護カバー5を被せたときの浮遊容量への影響が小
さく共振周波数の変化が小さいためである。
【0011】300MHz帯の無線機には336〜33
8MHz、352〜354.5MHz、347.5〜3
48.5MHz、361.5〜362.5MHz等の種
類があり、目的に応じて選択することになる。この時の
識別のために保護カバーに溝22を形成し、複数の色の
ペイントで識別可能にすれば機種選択で間違うことがな
い。。また、このプリント基板3は上述したように長手
形状のドーム型の保護カバーに挿入されるため接地回路
及びリードパターンをプリント基板3の幅方向に対称形
に配置し特性のバラツキをおさえるようにした。また、
周波数調整用コンデンサに最適なものを使用できるよう
にするため、長さの異なるものコンデンサが選択できる
ようにリードパターンと接地回路間のランド間隔を異な
る複数組形成した。
【0012】本発明に至った経過を説明すると、多層ア
ンテナチップは、実装する基板の接地回路の大きさ、形
状により中心周波数が変化する。この変化量は計算では
求められないので筐体に組み込まれる基板を想定して、
図8のように12種類の基板を用意し中心周波数のずれ
を測定した。この結果から表1に示すように、基板が長
くてチップの搭載位置は基板の端部に突出した部分に配
置するのが良好という結果がでた。このような配置では
無線機のレイアウトが制約を受け他の部品と一緒に組立
すると色々と問題が生じることとなる。例えば長い基板
の端部に多層アンテナチップを取り付け保護カバーを被
せると無線機本体が長くなり、携帯に向かないものにな
ってしまう。
【0013】
【表1】
【0014】また、他の部品とともに無線機本体のプリ
ント基板に搭載すると多層アンテナチップが比較的大き
い部品であるため、はんだ付け時に急に温度上昇すると
割れるという問題がある。そのため十分な余熱を必要と
することと冷却も十分ゆっくりする必要がある。そのた
めに、余熱しているうちに他の小さな部品の熱による劣
化などを起こしてしまう場合もある。また、製造工程で
の超音波洗浄で多層アンテナチップの破壊が起きる場合
があり注意を要する等である。このような結果から無線
機本体のプリント基板とアンテナ用プリント基板に分離
する方法を見つけだすに至った。
【0015】
【発明の効果】無線機本体のプリント基板とアンテナ用
プリント基板とを別々にすることで上記のような製造上
や特性上の不具合を生じることがなく無線機本体の長さ
も短くでき胸ポケットに入れることができるで携帯用無
線機とすることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 無線機用アンテナ装置の一部断面正面図
【図2】 (a)SMA−J58コネクタの上面図、
(b)同正面図
【図3】 (a)プリント基板の表面図、(b)同裏面
【図4】 (a)多層アンテナチップの表面図、(b)
同裏面図
【図5】 プリント基板をコネクタに接合する状態図
【図6】 SMA−J58コネクタ用ピンジャックアセ
ンブリ
【図7】 ドーム形状の保護カバー
【図8】 中心周波数ズレ試験基板
【符号の説明】
1 無線機用アンテナ装置 2 アンテナコネクタ 3 プリント基板 4 多層アンテナチップ 5 保護カバー 8 スリット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント基板上に載置された多層アンテナ
    チップを含むアンテナ回路と、このアンテナ回路と無線
    機本体に電磁気的に接続するアンテナコネクタと、この
    アンテナ回路を保護するための保護カバーとからなる無
    線機用アンテナ装置であって、前記プリント基板はガラ
    スフッ素樹脂からなり、前記アンテナコネクタのスリッ
    トに差し込んでアンテナコネクタに固定し、前記保護カ
    バーはアンテナコネクタに設けられたフランジによって
    固定した無線機用アンテナ装置。
  2. 【請求項2】前記アンテナ回路は、アンテナ周波数を調
    整する周波数調整回路を有する請求項1記載の無線機用
    アンテナ装置。
  3. 【請求項3】前記周波数調整回路は、前記アンテナ回路
    の接地回路とインダクタンス成分を持つアンテナ信号線
    との間に配されるコンデンサからなり、このコンデンサ
    の容量を調整することにより周波数調整を行なう請求項
    2記載の無線機用アンテナ装置。
  4. 【請求項4】前記保護カバーが、円筒ドーム形状である
    請求項1、2又は3記載の無線機用アンテナ装置。
  5. 【請求項5】前記保護カバーの側周面に沿って、使用周
    波数識別のための溝が形成されている請求項4記載の無
    線機用アンテナ装置。
  6. 【請求項6】前記プリント基板上に載置された多層アン
    テナチップを前記保護カバーの円周の中心からずらして
    配したことを特徴とする請求項1から5記載の無線機用
    アンテナ装置。
  7. 【請求項7】前記接地回路を前記プリント基板の両面に
    ほぼ等しい面積で形成することを特徴とする請求項1か
    ら5記載の無線機用アンテナ装置。
  8. 【請求項8】前記プリント基板には周波数調整を行なう
    ための前記コンデンサ用のランドが複数設けられている
    ことを特徴とする請求項1から5記載の無線機用アンテ
    ナ装置。
JP8346984A 1996-12-26 1996-12-26 無線機用アンテナ装置 Pending JPH10190511A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014022376A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Lg Innotek Co Ltd 照明装置
US9404624B2 (en) 2012-07-23 2016-08-02 Lg Innotek Co., Ltd. Lighting apparatus

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