JPH10190462A - 電圧比較回路およびそれを用いたアナログ/ディジタル変換回路 - Google Patents

電圧比較回路およびそれを用いたアナログ/ディジタル変換回路

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JPH10190462A
JPH10190462A JP8351651A JP35165196A JPH10190462A JP H10190462 A JPH10190462 A JP H10190462A JP 8351651 A JP8351651 A JP 8351651A JP 35165196 A JP35165196 A JP 35165196A JP H10190462 A JPH10190462 A JP H10190462A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路の規模を増大させることなく、変換精度
および動作安定性の向上が図れる電圧比較回路をおよび
それを用いたADCを実現する。 【解決手段】 サンプリング動作時にアナログ信号AI
N、その反転信号XAINをそれぞれサンプリング用容
量素子CS1,CS2に印加し、寄生容量C1 ,C2に入力
信号AINの直流成分VC を印加し、寄生容量C3 ,C
4 に基準電圧Vref を印加する。比較動作時に基準電圧
VRTn 、VRBn をそれぞれサンプリング用容量素子
S1,CS2に印加し、スイッチ7、8を導通状態にし、
寄生容量C1 とC3 、寄生容量C2 とC4 を並列に接続
し、ノードND5 ,ND6 の電圧V−,V+をオペアン
プ10に入力するので、サンプリング動作時と比較動作
時のオペアンプ10の動作点の変動を小さく抑制でき、
アナログ信号の直流成分の変動に影響されず、変換精度
および動作安定性の向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電圧比較回路およ
びそれを用いた並列型または逐次比較型アナログ/ディ
ジタル変換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アナログ/ディジタル変換回路(以下A
DCという)は入力したアナログ信号のレベルをディジ
タル信号に変換する。一般的に、ADCは並列型と逐次
比較型の2種類がある。何れのADCにおいて、アナロ
グ信号と基準信号の電圧を比較する電圧比較回路が設け
られている。電圧比較回路の一例として差動型電圧比較
回路が挙げられる。差動型電圧比較回路は基準信号の差
電圧と差動入力信号の差電圧の大きさを比較し、比較結
果に応じて出力信号のレベルを設定する。図6は一般的
な並列型ADCの構成を示す回路図である。この並列型
ADCは直列に接続されている複数の抵抗素子R1 〜R
15、差動型電圧比較回路COMP1 〜COMP14、AN
DゲートAGT1 〜AGT15、エンコーダECDおよび
制御回路TIMGENにより構成されている。基準電圧
VRTとVRBとの間に接続されている複数の抵抗素子
により、基準電圧差(VRT−VRB)が分圧され、複
数の基準電圧VRTn ,VRBn (n=1,2,…,1
4)が得られる。差動型電圧比較回路COMPn は基準
信号差電圧(VRTn −VRTBn )と差動入力信号の
差電圧(AIN−XAIN)とを比較し、比較結果に応
じて出力信号Dおよびその反転信号DXの電圧を設定す
る。ANDゲートAGT1 〜AGT15は差動型電圧比較
回路の比較結果に応じた変換コードを出力する。エンコ
ーダECDはANDゲートAGT1 〜AGT15からの変
換コードを、例えばバイナリコードに変換する。
【0003】図6に示す4ビットの並列型ADCにおい
て、分圧用抵抗素子は15個、差動型電圧比較回路は1
4個、ANDゲートは15個をそれぞれ有する。各差動
型電圧比較回路にアナログ信号AIN、その反転信号X
AINおよび基準電圧Vrefがそれぞれ入力される。な
お、基準電圧Vref は基準電圧VRT,VRBの中間レ
ベルの電圧であり、図7に示すように基準電圧VRT,
VRBの間に直列接続されている同じ抵抗値の抵抗素子
T ,RB により分圧して得られる。また、ADCの動
作タイミングを制御するために、制御回路TIMGEN
が設けられている。
【0004】図6に示す並列型ADCを構成する電圧比
較回路COMP1 〜COMP14は同じ構成を有し、ここ
でこれらの共通例として、チョッパ型差動電圧比較回路
COMPの構成および動作について説明する。図8はス
イッチ1〜6、サンプリング用容量素子CS1,CS2、差
動型オペアンプ10およびラッチ回路20により構成さ
れているチョッパ型差動電圧比較回路COMPの構成を
示す回路図である。
【0005】基準電圧VRTn およびアナログ信号AI
Nは、それぞれスイッチ1、2により選択的にノードN
1 に入力される。基準電圧VRBn およびアナログ信
号AINの反転信号XAINは、それぞれスイッチ3、
4により選択的にノードND2 に入力されている。ノー
ドND1 とノードND3 の間にサンプリング用容量素子
S1が接続され、ノードND2 とノードND4 との間
に、サンプリング用容量素子CS2が接続されている。ノ
ードND3 と基準電圧Vref の入力端子との間にスイッ
チ5が接続され、ノードND4 と基準電圧Vref の入力
端子との間にスイッチ6が接続されている。ノードND
3 およびノードND4 と接地電位GNDとの間に容量素
子C1 ,C2 が存在する。なお、これらの容量の容量値
は微小である。
【0006】ノードND3 の電圧V−はオペアンプ10
の反転入力端子(−)に入力され、ノードND4 の電圧
V+はオペアンプ10の非反転入力端子(+)に入力さ
れる。オペアンプ10の出力信号Dおよびその反転信号
オペアンプ10の出力信号Dおよびその反転信号XDは
ラッチ回路20を介して出力される。
【0007】図9は図8に示すチョッパ型差動電圧比較
回路の動作を示す波形図である。スイッチ1、3はクロ
ック信号SCKD2 により導通状態が制御され、スイッ
チ2、4はクロック信号XSCKにより導通状態が制御
される。さらにスイッチ5、6はクロック信号XSCK
1 により導通状態が制御される。ラッチ回路20の動
作タイミングはクロック信号CCKにより制御される。
【0008】クロック信号SCKはクロック信号CLK
により発生され、立ち上がりエッジはクロック信号CL
Kと同じ、立ち下がりエッジはクロック信号CLKの立
ち下がりエッジより遅延している。クロック信号SCK
1 ,SCKD2 はそれぞれクロック信号SCKを遅延
した信号である。
【0009】図8に示すチョッパ型差動電圧比較回路で
は、スイッチ1、3はクロック信号SCKD2 がハイレ
ベルのとき導通状態に設定され、ローレベルのとき非導
通状態に設定される。スイッチ2、4はクロック信号S
CKの反転信号XSCKがハイレベルのとき導通状態に
設定され、ローレベルのとき非導通状態に設定される。
スイッチ5、6はクロック信号SCKD1 の反転信号X
SCKD1 がハイレベルのとき導通状態に設定され、ロ
ーレベルのとき非導通状態に設定される。
【0010】以下、図8、9を参照しつつ、電圧比較回
路COMPの動作について説明する。クロック信号SC
Kがローレベルの間にサンプリング動作(Sample)、ハ
イレベルの間にホールドおよび比較動作(Hold&Comp、以
下、単に比較動作という)が行われる。サンプリング動
作中、スイッチ2、4、5、6は導通状態に設定され、
スイッチ1、3は非導通状態に設定されている。サンプ
リング用容量素子CS1の両側にアナログ信号AINおよ
び基準電圧Vref が印加され、サンプリング用容量素子
S1は(AIN−Vref )に充電され、サンプリング用
容量素子CS2の両側にアナログ信号AINの反転信号X
AINおよび基準電圧Vref が印加され、サンプリング
用容量素子CS2は(XAIN−Vref )に充電される。
【0011】比較動作中、スイッチ1、3が導通状態に
設定され、他のスイッチは非導通状態に設定されてい
る。これにより、ノードND3 およびノードND4 の電
圧V−、V+はそれぞれ次式により表される。
【0012】
【数1】V−=−CS (AIN−VRTn )/(CS
C1)+Vref V+=−CS (XAIN−VRBn )/(CS +C1)
+Vref ここで、サンプリング用容量素子CS1,CS2の容量は同
じくCS とし、容量素子C1 ,C2 の容量は同じくC1
とする。
【0013】電圧V+とV−の差電圧は、次式により表
される。
【数2】(V+)−(V−)=(AIN−XAIN)−
(VRTn −VRBn
【0014】電圧V+とV−の差電圧はオペアンプ10
により増幅され、出力信号Dおよびその反転信号XDが
クロック信号CCKの、例えば、立ち上がりエッジでラ
ッチ回路20によりラッチされ、外部に出力される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の差動型電圧比較回路において、アナログ信号AIN
およびその反転信号XAINは図10に示すように、基
準電圧VRT,VRBの範囲内にある場合、基準電圧V
ref はアナログ信号AINの直流成分VC と同レベルに
なり、オペアンプ10は基準電圧Vref 、即ち、アナロ
グ信号AINの直流成分VC を動作点とする。しかし、
アナログ信号AINおよびその反転信号XAINが基準
電圧VRT,VRBの範囲外、即ち、アナログ信号AI
Nおよびその反転信号XAINの直流成分VC が基準電
圧VRT,VRBの中心値であるVref からずれたと
き、ADCのサンプリングおよび比較動作中にオペアン
プ10の動作点が変動する。動作点がオペアンプ10の
入力レンジを外れると電圧比較が正しく行われなくな
り、アナログ/ディジタル変換回路の変換精度が劣化す
るという問題がある。
【0016】この問題を解決するため、図11に示すよ
うな完全差動型オペアンプを用いて、ADC入力以前に
アナログ信号AINおよびその反転信号XAINのレベ
ルをシフトさせる必要がある。この場合の完全差動型オ
ペアンプは直接入力信号を扱うので、入力信号の周波
数、ADCのビット数および変換速度などによって、ゲ
イン特性および周波数特性の優れたものを用いる必要が
あり、ADCの回路規模の増大およびコストの増加を招
き、高性能なオペアンプを使用することにより消費電力
が増加する。
【0017】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は回路の規模を増大させることなく、
入力信号の直流成分の変動に影響されず、変換精度およ
び動作安定性の向上を実現できる電圧比較回路およびそ
れを用いたアナログ/ディジタル変換回路を提供するこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はサンプリング動作と比較動作を相互に行
い、入力信号およびその反転信号の差電圧と、第1およ
び第2の基準信号の差電圧とを比較する電圧比較回路で
あって、サンプリング動作時に上記入力信号に応じた電
荷を蓄積し、比較動作時に上記第1の基準信号と上記入
力信号との差電圧に応じた電荷を蓄積する第1のサンプ
リング用容量素子と、サンプリング動作時に上記入力信
号の反転信号に応じた電荷を蓄積し、比較動作時に上記
第2の基準信号と上記入力信号の反転信号との差電圧に
応じた電荷を蓄積する第2のサンプリング用容量素子
と、一方の電極が上記第1のサンプリング用容量素子と
共通に第1のノードに接続し、他方の電極が共通電位に
接続し、上記サンプリング動作時に上記入力信号の直流
成分に応じた電荷を蓄積する第1の容量素子と、一方の
電極が上記第2のサンプリング用容量素子と共通に第2
のノードに接続し、他方の電極が共通電位に接続し、上
記サンプリング動作時に上記入力信号の直流成分に応じ
た電荷を蓄積する第2の容量素子と、一方の電極が第3
のノードに接続し、他方の電極が共通の電位に接続し、
上記サンプリング動作時に上記第1および第2の基準信
号の中間レベルに応じた電荷を蓄積する第3の容量素子
と、一方の電極が第4のノードに接続し、他方の電極が
共通の電位に接続し、上記サンプリング動作時に上記第
1および第2の基準信号の中間レベルに応じた電荷を蓄
積する第4の容量素子と、上記比較動作時に上記第1の
ノードと上記第3のノードとを接続し、接続点に当該接
続点に接続した各容量素子の蓄積電荷に応じた第1の電
圧を発生させ、上記サンプリング動作時に上記第1のノ
ードと上記第3のノードを切り離す第1の切り換え手段
と、上記比較動作時に上記第2のノードと上記第4のノ
ードとを接続し、接続点に当該接続点に接続した各容量
素子の蓄積電荷に応じた第2の電圧を発生させ、上記サ
ンプリング動作時に上記第2のノードと上記第4のノー
ドを切り離す第2の切り換え手段と、上記第1の電圧と
第2の電圧とを比較する電圧比較手段とを有する。
【0019】また、本発明では、入力信号のレベルに応
じたディジタルコードを生成するアナログ/ディジタル
変換回路において、サンプリング動作と比較動作を繰り
返して行い、上記ディジタルコードの最上位ビットから
最下位ビットまでの各ビットを順次判定する逐次比較型
アナログ/ディジタル変換回路であって、サンプリング
動作時に上記入力信号に応じた電荷を蓄積し、比較動作
時に判定ビットに応じて、第1と第2の基準信号から発
生した第1の判定用基準信号と上記入力信号との差電圧
に応じた電荷を蓄積する第1のサンプリング用容量素子
と、サンプリング動作時に上記入力信号の反転信号に応
じた電荷を蓄積し、比較動作時に判定ビットに応じて、
上記第1と第2の基準信号から発生した第2の判定用基
準信号と上記入力信号の反転信号との差電圧に応じた電
荷を蓄積する第2のサンプリング用容量素子と、一方の
電極が上記第1のサンプリング用容量素子と共通に第1
のノードに接続し、他方の電極が共通電位に接続し、上
記サンプリング動作時に上記入力信号の直流成分に応じ
た電荷を蓄積する第1の容量素子と、一方の電極が上記
第2のサンプリング用容量素子と共通に第2のノードに
接続し、他方の電極が共通電位に接続し、上記サンプリ
ング動作時に上記入力信号の直流成分に応じた電荷を蓄
積する第2の容量素子と、一方の電極が第3のノードに
接続し、他方の電極が共通の電位に接続し、上記サンプ
リング動作時に上記第1および第2の基準信号の中間レ
ベルに応じた電荷を蓄積する第3の容量素子と、一方の
電極が第4のノードに接続し、他方の電極が共通の電位
に接続し、上記サンプリング動作時に上記第1および第
2の基準信号の中間レベルに応じた電荷を蓄積する第4
の容量素子と、上記比較動作時に上記第1のノードと上
記第3のノードとを接続し、接続点に当該接続点に接続
した各容量素子の蓄積電荷に応じた第1の電圧を発生さ
せ、上記サンプリング動作時に上記第1のノードと上記
第3のノードを切り離す第1の切り換え手段と、上記比
較動作時に上記第2のノードと上記第4のノードとを接
続し、接続点に当該接続点に接続した各容量素子の蓄積
電荷に応じた第2の電圧を発生させ、上記サンプリング
動作時に上記第2のノードと上記第4のノードを切り離
す第2の切り換え手段と、上記第1の電圧と第2の電圧
を比較する電圧比較手段と上記サンプリングおよび上記
比較動作を制御し、上記電圧比較手段の比較結果に応じ
て上記ディジタルコードの各ビットを決定する制御回路
とを有するアナログ/ディジタル変換回路。
【0020】また、本発明では、好適には上記逐次比較
型アナログ/ディジタル変換回路は電圧再分配型アナロ
グ/ディジタル変換回路であり、上記第1のサンプリン
グ用容量素子は、一方の電極が共通に接続し、他方の電
極に上記サンプリング動作時に上記入力信号が印加さ
れ、上記比較動作時に判定ビットに応じて上記第1また
は第2の基準信号の何れかが印加され、上記ディジタル
コードのビット数に応じて設けられた複数の容量素子か
らなり、上記第2のサンプリング用容量素子は、一方の
電極が共通に接続し、他方の電極に上記サンプリング動
作時に上記入力信号の反転信号が印加され、上記比較動
作時に判定ビットに応じて上記第1または第2の基準信
号の何れかが印加され、上記ディジタルコードのビット
数に応じて設けられた複数の容量素子からなる。
【0021】また、本発明では、好適には上記逐次比較
型アナログ/ディジタル変換回路は抵抗分圧型アナログ
/ディジタル変換回路であり、上記第1および第2の基
準信号間に直列接続し、対をなす第1および第2の比較
用基準信号を複数対発生し、上記ディジタルコードのビ
ット数に応じて設けられた複数の分圧用抵抗素子を有
し、上記制御回路は上記比較動作時に判定ビットに応じ
て上記複数の比較用基準信号対から一対を選択し、上記
第1および第2のサンプリング用容量素子にそれぞれ印
加する。
【0022】さらに、本発明では、入力信号のレベルに
応じたディジタルコードを生成するアナログ/ディジタ
ル変換回路において、第1および第2の基準信号間に直
列接続し、上記ディジタルコードのビット数に応じて設
けられている複数の分圧用抵抗素子と、これらの抵抗素
子により生成され、対をなす第1と第2の比較用基準信
号からなる複数対の比較用基準信号と上記入力信号に基
づき比較動作を行う比較回路と、上記比較回路の比較結
果に応じて上記ディジタルコードを生成するエンコーダ
とを有する並列型アナログ/ディジタル変換回路であっ
て、上記比較回路はサンプリング動作と比較動作を相互
に行う複数の電圧比較回路からなり、各電圧比較回路は
上記入力信号およびその反転信号の差電圧と、上記複数
の比較用基準信号対から選出された一対の比較用基準信
号の差電圧とを比較する電圧比較回路であって、サンプ
リング動作時に上記入力信号に応じた電荷を蓄積し、比
較動作時に上記第1の比較用基準信号と上記入力信号と
の差電圧に応じた電荷を蓄積する第1のサンプリング用
容量素子と、サンプリング動作時に上記入力信号の反転
信号に応じた電荷を蓄積し、比較動作時に上記第2の比
較用基準信号と上記入力信号の反転信号との差電圧に応
じた電荷を蓄積する第2のサンプリング用容量素子と、
一方の電極が上記第1のサンプリング用容量素子と共通
に第1のノードに接続し、他方の電極が共通電位に接続
し、上記サンプリング動作時に上記入力信号の直流成分
に応じた電荷を蓄積する第1の容量素子と、一方の電極
が上記第2のサンプリング用容量素子と共通に第2のノ
ードに接続し、他方の電極が共通電位に接続し、上記サ
ンプリング動作時に上記入力信号の直流成分に応じた電
荷を蓄積する第2の容量素子と、一方の電極が第3のノ
ードに接続し、他方の電極が共通の電位に接続し、上記
サンプリング動作時に上記第1および第2の基準信号の
中間レベルに応じた電荷を蓄積する第3の容量素子と、
一方の電極が第4のノードに接続し、他方の電極が共通
の電位に接続し、上記サンプリング動作時に上記第1お
よび第2の基準信号の中間レベルに応じた電荷を蓄積す
る第4の容量素子と、上記比較動作時に上記第1のノー
ドと上記第3のノードとを接続し、接続点に当該接続点
に接続した各容量素子の蓄積電荷に応じた第1の電圧を
発生させ、上記サンプリング動作時に上記第1のノード
と上記第3のノードを切り離す第1の切り換え手段と、
上記比較動作時に上記第2のノードと上記第4のノード
とを接続し、接続点に当該接続点に接続した各容量素子
の蓄積電荷に応じた第2の電圧を発生させ、上記サンプ
リング動作時に上記第2のノードと上記第4のノードを
切り離す第2の切り換え手段と、上記第1の電圧と第2
の電圧とを比較する電圧比較手段とを有する。
【0023】本発明によれば、電圧比較回路においてサ
ンプリング動作時および比較動作時に、スイッチにより
第1および第2のサンプリング用容量素子並びに第1〜
第4の容量素子の充放電動作が制御され、サンプリング
動作時に入力信号およびその反転信号がそれぞれ第1お
よび第2のサンプリング用容量素子に印加され、第1お
よび第2のサンプリング用容量素子は印加電圧に応じた
電荷が蓄積される。また第1、第2の容量素子に入力信
号の直流成分が印加され、第3、第4の容量素子に第1
と第2の基準信号の中間レベル電圧が印加され、これら
の容量素子は印加電圧に応じた電荷がそれぞれ蓄積され
る。比較動作時に第1および第2の基準信号がそれぞれ
第1および第2のサンプリング用容量素子に印加され、
第1のサンプリング用容量素子に第1の基準信号と入力
信号との差電圧に応じた電荷が蓄積され、第2のサンプ
リング用容量素子に第2の基準信号と入力信号の反転信
号との差電圧に応じた電荷が蓄積される。また、第1と
第3のノード、第2と第4のノードがそれぞれ接続さ
れ、接続点の電圧が差動型増幅回路により増幅し出力さ
れるので、サンプリング動作時および比較動作時におけ
る差動型増幅回路の動作点の変動を小さく抑制でき、電
圧比較回路の動作精度および動作安定性の向上が図れ
る。
【0024】さらに、本発明の電圧比較回路を用いて並
列型アナログ/ディジタル変換回路または逐次比較型ア
ナログ/ディジタル変換回路を構成することにより、ア
ナログ/ディジタル変換回路の規模を増大させることな
く、変換精度の向上および動作安定性の改善を実現でき
る。
【0025】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は本発明に係る電圧比較回路の一実施形態を示す回
路図である。本実施形態の電圧比較回路COMP1は、
図8に示す従来のチョッパ型差動電圧比較回路COMP
に較べて、ノードND3 、ノードND4 とオペアンプ1
0の入力端子との間にスイッチ7、8が追加されたこと
で異なる。ノードND3 はスイッチ7により選択的にノ
ードND5 に接続され、ノードND4 はスイッチ8によ
り選択的にノードND6 に接続されている。ノードND
5と基準電圧Vref の入力端子との間にスイッチ11が
接続され、ノードND6 と基準電圧Vref の入力端子と
の間にスイッチ12が接続されている。
【0026】ノードND5 およびノードND6 と接地電
位GNDとの間に容量素子C3 ,C4 が存在する。ノー
ドND5 およびノードND6 はそれぞれオペアンプ10
の反転入力端子(−)および非反転入力端子(+)に接
続されている。また、オペアンプ10の出力信号Dおよ
びその反転信号XDはラッチ回路20を介して出力され
る。
【0027】スイッチ7、8はクロック信号SCKD2
により制御され、スイッチ11、12はクロック信号S
CKD1 の反転信号XSCKD1 により制御される。ク
ロック信号SCKD2 がハイレベルのときスイッチ7、
8が導通状態に設定され、ローレベルのとき非導通状態
に設定される。クロック信号SCKD1 の反転信号XS
CKD1 がハイレベルのときスイッチ11、12が導通
状態に設定され、ローレベルのとき非導通状態に設定さ
れる。
【0028】本実施形態において、基準電圧Vref は基
準電圧VRT,VRBの中間電圧である。即ち、Vref
=(VRT+VRB)/2である。また、スイッチ5、
6を介して選択的にノードND3 、ND4 に入力される
電圧VC はアナログ信号AINの直流成分であり、図2
に示す抵抗素子R1 ,R2 および容量素子C0 からなる
ローパスフィルタにより検出される。
【0029】図3は本実施形態の電圧比較回路COMP
1の動作を示す波形図である。以下、図1および図3を
参照しつつ、本実施形態の動作について説明する。図3
のクロック信号SCKはクロック信号CLKにより発生
され、立ち上がりエッジはクロック信号CLKと同じ、
立ち下がりエッジはクロック信号CLKの立ち下がりエ
ッジより遅延している。図3において、スイッチの導通
状態を制御するクロック信号SCKD1 ,SCKD2
図9に示す従来の電圧比較回路COMPのクロック信号
と同様であり、ここで、これらのクロック信号の波形を
省略している。
【0030】クロック信号SCKがローレベルの間にサ
ンプリング動作、ハイレベルの間に比較動作が行われ
る。サンプリング動作中、スイッチ2、4、5、6、1
1、12は導通状態に設定され、スイッチ1、3、7、
8は非導通状態に設定されている。これにより、サンプ
リング用容量素子CS1の両側にアナログ信号AINおよ
びアナログ信号AINの直流成分VC が印加され、サン
プリング用容量素子CS1に(AIN−VC )に応じた電
荷が蓄積され、サンプリング用容量素子CS2の両側にア
ナログ信号AINの反転信号XAINおよびアナログ信
号AINの直流成分VC が印加され、サンプリング用容
量素子CS2に(XAIN−VC )に応じた電荷が蓄積さ
れる。ノードND3 ,ND4 に接続されている容量素子
1 ,C2 に直流成分VC が印加され、ノードND5
ND6 に接続されている容量素子C3 ,C4 に基準電圧
ref レベルの電圧が印加されるので、これらの容量素
子にそれぞれ印加電圧に応じた電荷が蓄積される。
【0031】比較動作中、スイッチ1、3、7、8が導
通状態に設定され、他のスイッチが非導通状態に設定さ
れている。これにより、ノードND1 ,ND3 にはそれ
ぞれ基準電圧VRTn ,VRBn が印加される。図3
(a)に示す例では、アナログ信号AINの直流成分V
C は基準電圧VRTn ,VRBn の範囲外にある。この
ようなアナログ信号AINおよびその反転信号XAIN
が図8に示す従来の電圧比較回路COMPに入力された
場合、比較動作中に、ノードND3 ,ND4 の電圧V
+,V−はそれぞれ次式に示すようになる。なお、従来
の電圧比較回路COMPにおいて、基準電圧Vref は図
3(a)に示すように基準電圧VRTn ,VRBn の中
間電圧に設定される。
【0032】
【数3】V- = - CS {(AIN - VC ) - (VRTn -Vref ) }
/ (CS +C1) + Vref -CS (VC -Vref )/(CS +C1) V+ = - CS {(XAIN- VC ) - (VRBn -Vref ) }/( CS +C
1) + Vref -CS (VC -Vref )/(CS +C1)
【0033】図3(c)に示すようにサンプリング動作
時と比較動作時のオペアンプ10の動作点が変動する。
サンプリング動作時にオペアンプ10の動作点は基準電
圧Vref に設定され、比較時のオペアンプ10の動作点
S1は次式により求まる。
【0034】
【数4】VS1=Vref −CS (VC −Vref )/(CS
+C1)
【0035】このように、従来の電圧比較回路COMP
において、サンプリング動作時と比較時のオペアンプ1
0の動作点の差ΔV1 は、図3(c)に示すようにΔV
1 =CS (VC −Vref )/(CS +C1)である。
【0036】しかし、同じアナログ信号AINおよびそ
の反転信号XAINを図1に示す本実施形態の電圧比較
回路COMP1に入力した場合、比較動作中に、ノード
ND5 ,ND6 の電圧V+,V−がそれぞれ次式に示す
ようになる。
【0037】
【数5】V- = - CS {(AIN - VC ) - (VRTn -Vref ) }
/ (CS +C1+C2) + Vref +C1 (VC -Vref )/(CS +C1+C2) V+ = - CS {(XAIN- VC ) - (VRBn -Vref ) }/( CS +C
1+C2) + Vref +C1 (VC -Vref )/(CS +C1+C2)
【0038】ここで、容量素子C3 ,C4 の容量は同じ
くC2とする。本実施形態において、サンプリング動作
時オペアンプ10の動作点は基準電圧Vref に設定され
ている。比較動作時にオペアンプ10の動作点VS2は次
式により求まる。
【0039】
【数6】VS2=Vref +C1(VC −Vref )/(CS
+C1+C2)
【0040】即ち、本実施形態の電圧比較回路COMP
1において、サンプリング動作時と比較時のオペアンプ
10の動作点の差ΔV2 は、図3(d)に示すようにΔ
2=C1(VC −Vref )/(CS +C1+C2)で
ある。
【0041】容量素子C1 ,C2 ,C3 ,C4 の容量値
C1,C2が微小なら、即ち、(CS >>C1,C2)
なら(ΔV2 <<ΔV1 )となり、従来の電圧比較回路
COMPに較べて、本発明の電圧比較回路COMP1の
動作点の変動は非常に小さくなる。
【0042】なお、アナログ信号AINの直流成分VC
は基準電圧VRT,VRBの範囲内にある場合は、本実
施形態の電圧比較回路COMP1および従来の電圧比較
回路COMPの何れでもサンプリング時と比較時の動作
点の変動は小さく、これについてその詳細の説明を省略
する。
【0043】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、基準電圧VRTn 、アナログ信号AINをスイッチ
1、2により選択的にノードND1 に入力し、基準電圧
VRBn 、反転信号XAINをスイッチ3、4により選
択的にノードND2 に入力し、ノードND1 ,ND
3 間、ノードND2 ,ND4 間にサンプリング用容量素
子CS1,CS2を接続し、ノードND3 ,ND4 と直流成
分VC の入力端子間にスイッチ5、6を接続し、ノード
ND3 ,ND5 間およびノードND4 ,ND6 間にスイ
ッチ7、8を接続し、ノードND5 ,ND6 と基準電圧
ref の入力端子間にスイッチ11、12を接続し、サ
ンプリング時スイッチ2、4、5、6、11、12を導
通状態にし、比較動作時にスイッチ1、3、7、8を導
通状態にし、ノードND5 ,ND6 の電圧V−,V+を
オペアンプ10に入力し、オペアンプ10の出力信号
D,DXをラッチ回路20を介して出力するので、サン
プリング時と比較時のオペアンプ10の動作点の変動を
小さく抑制でき、アナログ信号の直流成分の変動に影響
されず、変換精度および動作安定性の向上が図れる。
【0044】第2実施形態 図4は本実施形態の電圧比較回路を用いた逐次比較型A
DCの一例を示す回路図である。図示の逐次比較型AD
Cは電荷再分配型逐次比較ADCであり、m個のキャパ
シタC00 ,C01 ,C02 ,…,C0m-1 からなる第
1のサンプリング用容量素子、m個のキャパシタC
0 ,C11 ,C12 ,…,C1m-1 からなる第2のサ
ンプリング用容量素子、スイッチSW00 〜SW
m-1 ,SW10 〜SW1m-1 、電圧比較回路COMP
1aおよび制御回路30により構成されている。キャパ
シタC00 ,C01 ,C02 ,…,C0m-1 の容量はそ
れぞれc,2c,4c,…,2m-1 cに設定され、キャ
パシタC10 ,C11 ,C12 ,…,C1m-1 の容量は
それぞれc,2c,4c,…,2m-1 cに設定されてい
る。
【0045】電圧比較回路COMP1aは図1に示す電
圧比較回路COMP1からサンプリング用容量素子CS1
とCS2を除いたものである。本実施形態において、サン
プリング用容量素子CS1はキャパシタC00 ,C01
C02 ,…,C0m-1 により構成され、サンプリング用
容量素子CS2はキャパシタC10 ,C11 ,C12
…,C1m-1 により構成されている。制御回路30はス
イッチSW00 〜SW0m-1 ,SW10 〜SW1m-1
オン/オフ状態を制御する制御信号SWS を出力する。
電圧比較回路COMP1aにサンプリング、比較動作を
制御するクロック信号を供給し、電圧比較回路COMP
1aから出力信号Dを受け、これに応じてmビットのデ
ィジタルコードDoutを出力する。
【0046】逐次比較型ADCにおいて、ディジタルコ
ードDout を上位ビットから下位ビットまで順次に決定
する。図4に示す電荷再分配型逐次比較ADCは、制御
回路30によりスイッチSW00 〜SW0m-1 ,SW1
0 〜SW1m-1 のオン/オフ状態が制御され、サンプリ
ング用容量素子を構成する各キャパシタにアナログ信号
AINまたはその反転信号XAIN、さらに基準電圧V
RT、VRBの何れかが印加され、サンプリング動作と
比較動作が相互に行われる。
【0047】ディジタルコードDout の各ビットは、一
回のサンプリング動作と一回の比較動作により判定され
る。最上位ビット(MSB)を判定する場合、サンプリ
ング動作時に制御回路からの制御信号SWS によりスイ
ッチSW00 〜SW0m-1 はアナログ信号AINの入力
端子に接続され、スイッチSW10 〜SW1m-1 はアナ
ログ信号AINの反転信号XAINの入力端子に接続さ
れる。またスイッチ5、6、11、12は導通状態に設
定され、スイッチ7、8は非導通状態に設定される。こ
れにより、スイッチSW00 〜SW0m-1 は(AIN−
C )に充電され、スイッチSW10〜SW1m-1
(XAIN−VC )に充電され、それぞれのキャパシタ
に印加電圧に応じた電荷が蓄積される。また、容量素子
1 ,C2 にアナログ信号AINの直流成分VC が印加
され、容量素子C3 ,C4 に基準電圧Vref が印加され
る。これらの容量素子にそれぞれ印加電圧に応じた電荷
が蓄積される。
【0048】比較動作時に、制御回路からの制御信号S
S によりスイッチS00 〜SW0m-1 の内、スイッチ
SW00 〜SW0m-2 が基準電圧VRBの入力端子に接
続され、スイッチSW0m-1 のみが基準電圧VRTの入
力端子に接続される。これにより、キャパシタC00
C01 ,C02 ,…,C0m-1 の内全容量の半分が基準
電圧VRTに接続され、残りの半分が基準電圧VRBに
接続される。この結果、キャパシタC00 ,C01 ,C
2 ,…,C0m-1 に{AIN−(VRT−VRB)/
2}に応じた電荷が蓄積される。同様に、スイッチSW
0 〜SW1m-1 の内、スイッチSW10 〜SW1m-2
が基準電圧VRBの入力端子に接続され、スイッチSW
m-1 のみが基準電圧VRTの入力端子に接続される。
これにより、キャパシタC10 ,C11 ,…,C1m-1
の内全容量の半分が基準電圧VRTに接続され、残りの
半分が基準電圧VRBに接続される。この結果、キャパ
シタC10 ,C11 …,C1m-1 に{XAIN−(VR
T−VRB)/2}に応じた電荷が蓄積される。このと
きのノードND5 ,ND6 の電圧V+,V−がオペアン
プ10に入力され、オペアンプ10により次式に示す信
号Dm-1 が出力される。
【0049】
【数7】 Dm-1 =(V+)−(V−)=(AIN−XAIN) なお、電圧比較回路COMP1aの比較動作は、上述し
た第1の実施形態の電圧比較回路COMP1とほぼ同様
であり、ここで、電圧比較回路COMP1aの詳細の動
作については説明を省略する。ここで、電圧比較回路C
OMP1aを用いて逐次比較型ADCを構成することに
より、オペアンプ10の動作点はアナログ信号AINお
よびその反転信号XAINの直流成分VC に影響される
ことなく、ほぼ一定のレベルに保持されるので、図8に
示す従来の電圧比較回路COMPに較べて、本実施形態
の電圧比較回路COMP1aの動作安定性および変換精
度が優れている。
【0050】オペアンプ10の出力信号Dm-1 に応じて
制御回路30によりディジタルコードDout の最上位ビ
ットが決定される。そして、最上位ビットMSBの値に
よりスイッチSW0m-1 ,SW1m-1 の接続状態が設定
される。例えば、最上位ビットが“1”のとき、スイッ
チSW0m-1 は基準電圧VRT側に接続したままに、ス
イッチSW1m-1 は基準電圧VRB側に切り換えられ
る。最上位ビットが“0”のとき、スイッチSW0m-1
は基準電圧VRB側に切り換えられ、スイッチSW1
m-1 は基準電圧VRT側に接続されたままに設定され
る。即ち、スイッチSW0m-1 ,SW1m-1 の印加電圧
は基準電圧VRT,VRBに関して対称となる。以上の
判定動作により、ディジタルコードDout の最上位ビッ
トが決定され、それに応じてスイッチSW0m-1 ,SW
m-1 の接続状態も設定される。
【0051】次いで、ディジタルコードDout の最上位
ビットより下位のビット、即ち、MSB−1ビットの判
定が行われる。サンプリング動作時に、スイッチSW0
0 〜SW0m-2 はアナログ信号AINの入力端子に接続
され、スイッチSW10 〜SW1m-2 はアナログ信号A
INの反転信号XAINの入力端子に接続される。な
お、スイッチ5〜12の動作は最上位ビットの判定時と
同様である。比較動作時に、スイッチSW00 〜SW0
m-2 の内、スイッチSW00 〜SW0m-3 が基準電圧V
RBの入力端子に接続され、スイッチSW0m-2 のみが
基準電圧VRTの入力端子に接続される。これにより、
キャパシタC00 ,C01 ,C02 ,…,C0m-2 の内
全容量の半分が基準電圧VRTに接続され、残りの半分
が基準電圧VRBに接続される。このとき、これらのキ
ャパシタの蓄積電荷量は最上位ビットに応じて異なる。
例えば、最上位ビットは“0”の場合、スイッチSW0
m-1 がVRB側に接続され、キャパシタC00 ,C01
…,C0m-1 に{AIN−(VRT−VRB)/4}に
応じた電荷が蓄積され、最上位ビットが“1”の場合、
スイッチSW0m-1 がVRT側に接続され、キャパシタ
C00 ,C01 …,C0m-1 に{AIN−3(VRT−
VRB)/4}に応じた電荷が蓄積される。
【0052】一方、スイッチSW10 〜SW1m-2 にお
いて、スイッチSW10 〜SW1m-3 が基準電圧VRB
の入力端子に接続され、スイッチSW1m-2 のみが基準
電圧VRTの入力端子に接続される。これにより、キャ
パシタC10 ,C11 ,C12 ,…,C1m-2 の内全容
量の半分が基準電圧VRTに接続され、残りの半分が基
準電圧VRBに接続される。このとき、これらのキャパ
シタの蓄積電荷量は最上位ビットに応じて異なる。例え
ば、最上位ビットは“0”の場合、スイッチSW1m-1
がVRT側に接続され、キャパシタC10 ,C11
…,C1m-1 に{XAIN−3(VRT−VRB)/
4}に応じた電荷が蓄積され、最上位ビットが“1”の
場合、スイッチSW0m-1 がVRB側に接続され、キャ
パシタC10,C11 ,…,C1m-1 に{XAIN−
(VRT−VRB)/4}に応じた電荷が蓄積される。
【0053】このときのノードND5 ,ND6 の電圧V
+,V−がオペアンプ10に入力され、オペアンプ10
により次式に示す信号Dm-2 が出力される。
【0054】
【数8】Dm-2 =(AIN−XAIN)+(VRT−V
RB)/2 (最上位ビットMSB=0) Dm-2 =(AIN−XAIN)−(VRT−VRB)/
2 (最上位ビットMSB=1)
【0055】オペアンプ10の出力信号Dm-2 に応じて
制御回路30によりディジタルコードDout の(MSB
−1)ビットが決定される。そして、(MSB−1)ビ
ットの値によりスイッチSW0m-2 ,SW1m-2 の接続
状態が設定される。例えば、(MSB−1)ビットが
“1”のとき、スイッチSW0m-2 は基準電圧VRT側
に接続したままに、スイッチSW1m-2 は基準電圧VR
B側に切り換えられる。(MSB−1)ビットが“0”
のとき、スイッチSW0m-2 は基準電圧VRB側に切り
換えられ、スイッチSW1m-2 は基準電圧VRT側に接
続されたままに設定される。
【0056】後は、同様な判定動作が繰り返して行わ
れ、最下位ビット(LSB)までのmビットがすべて判
定され、制御回路30により、(AIN−XAIN)と
(VRT−VRB)との差が最小となるスイッチSW0
0 〜SW0m-1 およびスイッチSW10 〜SW1m-1
組合せが設定され、それに応じたディジタルコードD
out が得られる。
【0057】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、電圧比較回路COMP1aを用いて電荷再分配型逐
次比較ADCを構成し、制御回路30の制御に基づきサ
ンプリング動作と比較動作を繰り返し行い、(AIN−
XAIN)と(VRT−VRB)との差が最小となるよ
うにサンプリング用容量素子に接続されているスイッチ
SW00 〜SW0m-1 およびSW10 〜SW1m-1 の組
合せを設定し、ディジタルコードDout の最上位ビット
MSBから最下位ビットLSBまで順次に判定するの
で、アナログ信号AINの直流成分VC に影響されず、
安定した判定動作または高精度の変換結果が得られる。
【0058】第3実施形態 図5は本実施形態の電圧比較回路を用いた逐次比較型A
DCの一例を示す回路図である。図示の逐次比較型AD
Cは抵抗分圧型逐次比較ADCであり、例えば、アナロ
グ信号AINを4ビットのディジタルコードDout に変
換する逐次比較型ADCである。基準電圧VRT,VR
Bの間に、15個の分圧用抵抗素子R1 ,R2 ,…,R
15が設けられ、これらの抵抗素子から基準電圧VR
n ,VRBn (n=1,2,…,14)が得られる。
【0059】電圧比較回路COMP1は、図1に示す電
圧比較回路と同様であり、ここで、図1と同様な符号を
用いて電圧比較回路COMP1の各構成部分を表記し、
また以下では、電圧比較回路COMP1の詳細の動作に
ついては説明を省略する。図5に示す逐次比較型ADC
において、アナログ信号AINとその反転信号XAIN
の差電圧と、分圧用抵抗素子R1 〜R15により生成した
基準電圧VRTn,VRBn の差電圧が電圧比較回路C
OMP1により比較され、比較結果に応じてディジタル
コードDout が最上位ビットから最下位ビットまで順次
決定される。
【0060】図示のように電圧比較回路COMP1の入
力ノードND1 はスイッチSW1 によりアナログ信号A
INの入力端子およびノードND01の何れかに接続さ
れ、入力ノードND2 はスイッチSW2 によりアナログ
信号AINの反転信号XAINの入力端子およびノード
ND02の何れかに接続される。ノードND01はそれぞれ
スイッチSW01 ,SW02 ,…,SW014を介して分
圧用抵抗素子R1 〜R15の各接続点に接続され、これら
のスイッチにより基準電圧VRT1 〜VRT14の何れか
が選択されノードND01に入力される。ノードND02
それぞれスイッチSW11 ,SW12 ,…,SW114
介して分圧用抵抗素子R1 〜R15の各接続点に接続さ
れ、これらのスイッチにより基準電圧VRB1 〜VRB
14の何れかが選択されノードND02に入力される。スイ
ッチSW01 ,SW02 ,…,SW014,SW11 ,S
W12 ,…,SW114およびスイッチSW1 ,SW2
制御回路30により接続状態が制御される。サンプリン
グ動作時に、アナログ信号AINとその反転信号XAI
N、比較動作時に基準電圧VRTn ,VRBn をそれぞ
れ電圧比較回路COMP1の入力ノードND1 ,ND2
に入力され、比較動作時電圧比較回路COMP1の出力
信号Dに応じて、ディジタルコードDout の各ビットが
順次に決定される。
【0061】例えば、最上位ビットMSBを判定する場
合に、サンプリング動作時にスイッチSW1 ,SW2
それぞれアナログ信号AINおよびその反転信号XAI
N側に接続され、比較動作時にスイッチSW1 ,SW2
がそれぞれノードND01,ND02に接続される。このと
き、スイッチSW08 ,SW18 が導通状態に設定さ
れ、基準電圧VRT,VRBの中間電圧付近の分圧電
圧、即ち、基準電圧VRT8 ,VRB8 がそれぞれノー
ドND01,ND02に入力される。比較動作時電圧比較回
路COMP1の出力信号Dに応じて、ディジタルコード
out の最上位ビットが判定される。
【0062】次に、最上位ビットに基づき(MSB−
1)ビット判定時のスイッチ状態が制御され、(MSB
−1)ビット判定が行われる。この場合、サンプリング
時に、最上位ビットMSBの判定時と同様にスイッチS
1 ,SW2 がそれぞれアナログ信号AINおよびその
反転信号XAIN側に接続され、比較動作時にスイッチ
SW1 ,SW2 がそれぞれノードND01,ND02に接続
される。ただし、この場合、最上位ビットMSBに応じ
てスイッチSW01 ,SW02 ,…,SW014およびス
イッチSW11 ,SW12 ,…,SW114のオン/オフ
状態が制御され、ノードND1 ,ND2 に入力する基準
電圧が選択される。例えば、最上位ビットが“0”のと
き、比較動作時にスイッチSW012,SW14 は導通状
態に設定され、基準電圧VRT12,VRB12が選択しノ
ードND1,ND2 にそれぞれ入力される。一方、最上
位ビットが“1”のとき、スイッチSW04 ,SW112
は導通状態に設定され、基準電圧VRT4 ,VRB4
選択しノードND1 ,ND2 にそれぞれ入力される。こ
のようなスイッチの設定に基づき、サンプリング動作と
比較動作が一回ずつ行われ、電圧比較回路COMP1の
出力信号Dに応じて(MSB−1)ビットが判定され
る。
【0063】同様な判定動作が繰り返し行われることに
より、最上位ビットから最下位ビットまでの各ビットが
順次に決定され、入力したアナログ信号AINに応じた
ディジタルコードDout が得られる。
【0064】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、電圧比較回路COMP1を用いて、抵抗分圧型逐次
比較ADCを構成し、制御回路30の制御に基づきサン
プリング動作と比較動作を繰り返し行い、サンプリング
動作時にアナログ信号AINとその反転信号XAINを
スイッチSW1 ,SW2 により選択しそれぞれノードN
1 ,ND2 に入力し、比較動作時に判定ビットに応じ
てスイッチSW01 〜SW014,SW11 〜SW114
ら一組みのスイッチSW0m ,SW1n を選択して導通
させ、基準電圧VRTn ,VRBn をそれぞれノードN
1 ,ND2 に入力し、電圧比較回路COMP1の出力
信号Dに応じて、ディジタルコードDoutの各ビットを
順次に判定するので、入力したアナログ信号AINの直
流成分VCの変動に影響されることなく、電圧比較回路
COMP1により、安定した変換動作と高精度な変換コ
ードDout が得られる。
【0065】第4実施形態 以上の第3、第4の実施形態では本発明の電圧比較回路
を適用した逐次比較型ADCについて説明したが、本実
施形態の電圧比較回路は、逐次比較型ADCだけではな
く、並列型ADCにも適用できることはいうまでもな
い。例えば、図6に示す一般的な並列型ADCにおい
て、電圧比較回路COMP1 〜COMP14を図1に示す
本実施形態の電圧比較回路COMP1に置き換えること
ができる。この場合、回路の構成は図6と同様であり、
ここで図6を用いて説明する。ただし、各電圧比較回路
COMP1 〜COMP14にアナログ信号AIN、その反
転信号XAINおよび基準電圧Vref の他に、点線に示
すようにアナログ信号AINの直流成分VC も入力され
る。
【0066】図6に示す並列型ADCにより、入力した
アナログ信号AINに応じて4ビットのディジタルコー
ドDout が出力される。基準電圧VRT,VRBの間に
直列接続された15個の分圧用抵抗素子R1 〜R15によ
り、分圧された基準電圧VRTn ,VRBn が得られ
る。これらの基準電圧VRTn ,VRBn がそれぞれペ
アをなして、電圧比較回路COMP1 〜COMP14に入
力される。電圧比較回路COMP1 〜COMP14によ
り、入力されたアナログ信号AIN、その反転信号XA
INの差電圧と、基準電圧VRTn ,VRBn の差電圧
が比較される。各電圧比較回路COMPn において(A
IN−XAIN)−(VRTn −VRBn )に基づき、
出力信号Dおよびその反転信号XDのレベルが設定され
る。そして、ANDゲートAGT1 〜AGT15により、
各電圧比較回路COMP1 〜COMP14の出力信号が変
換されエンコーダECDに出力される。エンコーダEC
Dにより、4ビットのディジタルコードDout が出力さ
れる。このように、ディジタルコードDout のビット数
に応じて複数の電圧比較回路COMPn を用いることに
より、一回のサンプリング動作と一回の比較動作により
ディジタルコードDout の全ビットを決定でき、逐次比
較型ADCより高速に変換できる。
【0067】本実施形態によれば、直列に接続した分圧
用抵抗素子R1 〜R15により得られた基準電圧VR
n ,VRBn をそれぞれ電圧比較回路COMPn に入
力し、各電圧比較回路COMPn にアナログ信号AI
N、その反転信号XAIN、アナログ信号AINの直流
成分VC および基準電圧Vref をそれぞれ入力し、サン
プリング動作および比較動作により各電圧比較回路はア
ナログ信号AIN、その反転信号XAINの差電圧と、
基準電圧VRTn ,VRBn の差電圧を比較し、比較結
果に応じて出力信号のレベルを設定し、ANDゲートA
GT1 〜AGT15、エンコーダECDは電圧比較回路の
出力信号をディジタルコードDout に変換するので、一
回のサンプリングと比較動作によりディジタルコードD
out の全ビットを決定でき、かつ、サンプリング動作時
と比較動作時の動作点変動を小さく抑制でき、アナログ
信号の直流成分の変動に影響されず、変換精度および動
作安定性の向上が図れる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電圧比較
回路によれば、回路の規模を増大させることなく、変換
対象であるアナログ信号の直流成分の変動に影響され
ず、変換精度および動作安定性を保持できる利点があ
る。さらに、本発明の電圧比較回路により構成されたア
ナログ/ディジタル変換回路において、変換精度の向上
を実現でき、かつ、変換回路のコストの増加を抑制で
き、低消費電力化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電圧比較回路の一実施形態を示す
回路図である。
【図2】直流成分VC の発生回路の回路図である。
【図3】電圧比較回路の波形図である。
【図4】本発明の電圧比較回路を用いた電荷再分配型逐
次比較型ADCの回路図である。
【図5】本発明の電圧比較回路を用いた抵抗分圧型逐次
比較型ADCの回路図である。
【図6】一般的な並列型ADCの回路図である。
【図7】基準電圧Vref の発生回路の回路図である。
【図8】従来の電圧比較回路の回路図である。
【図9】従来の電圧比較回路の波形図である。
【図10】基準電圧とアナログ信号の波形図である。
【図11】完全差動型オペアンプの回路図である。
【符号の説明】
10…オペアンプ、20…ラッチ回路、30…制御回
路、1〜8、11、12…スイッチ、C1 ,C2
3 ,C4 …容量素子、CS1,CS2…サンプリング用容
量素子、AIN…アナログ信号、XAIN…AINの反
転信号、VC …AINの直流成分、VRT,VRB,V
ref …基準電圧、SW00 〜SW0m-1 ,SW10 〜S
W1m-1 …スイッチ、C00 〜C0m-1 ,C10 〜C1
m-1 …電荷分配用容量素子、R1 〜R15…分圧用抵抗素
子、COMP1 〜COMP14…電圧比較回路、AGT1
〜AGT15…ANDゲート、ECD…エンコーダ、VCC
…電源電圧、GND…接地電位。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンプリング動作と比較動作を相互に行
    い、入力信号およびその反転信号の差電圧と、第1およ
    び第2の基準信号の差電圧とを比較する電圧比較回路で
    あって、 サンプリング動作時に上記入力信号に応じた電荷を蓄積
    し、比較動作時に上記第1の基準信号と上記入力信号と
    の差電圧に応じた電荷を蓄積する第1のサンプリング用
    容量素子と、 サンプリング動作時に上記入力信号の反転信号に応じた
    電荷を蓄積し、比較動作時に上記第2の基準信号と上記
    入力信号の反転信号との差電圧に応じた電荷を蓄積する
    第2のサンプリング用容量素子と、 一方の電極が上記第1のサンプリング用容量素子と共通
    に第1のノードに接続し、他方の電極が共通電位に接続
    し、上記サンプリング動作時に上記入力信号の直流成分
    に応じた電荷を蓄積する第1の容量素子と、 一方の電極が上記第2のサンプリング用容量素子と共通
    に第2のノードに接続し、他方の電極が共通電位に接続
    し、上記サンプリング動作時に上記入力信号の直流成分
    に応じた電荷を蓄積する第2の容量素子と、 一方の電極が第3のノードに接続し、他方の電極が共通
    の電位に接続し、上記サンプリング動作時に上記第1お
    よび第2の基準信号の中間レベルに応じた電荷を蓄積す
    る第3の容量素子と、 一方の電極が第4のノードに接続し、他方の電極が共通
    の電位に接続し、上記サンプリング動作時に上記第1お
    よび第2の基準信号の中間レベルに応じた電荷を蓄積す
    る第4の容量素子と、 上記比較動作時に上記第1のノードと上記第3のノード
    とを接続し、接続点に当該接続点に接続した各容量素子
    の蓄積電荷に応じた第1の電圧を発生させ、上記サンプ
    リング動作時に上記第1のノードと上記第3のノードを
    切り離す第1の切り換え手段と、 上記比較動作時に上記第2のノードと上記第4のノード
    とを接続し、接続点に当該接続点に接続した各容量素子
    の蓄積電荷に応じた第2の電圧を発生させ、上記サンプ
    リング動作時に上記第2のノードと上記第4のノードを
    切り離す第2の切り換え手段と、 上記第1の電圧と第2の電圧とを比較する電圧比較手段
    とを有する電圧比較回路。
  2. 【請求項2】上記第1の容量が接続した上記第1のノー
    ドと上記直流成分の入力端子との間に、上記サンプリン
    グ動作時に導通状態、上記比較動作時に非導通状態に設
    定される第1のスイッチと、 上記第2の容量が接続した上記第2のノードと上記直流
    成分の入力端子との間に、上記サンプリング動作時に導
    通状態、上記比較動作時に非導通状態に設定される第2
    のスイッチとを有する請求項1記載の電圧比較回路。
  3. 【請求項3】上記第3の容量素子が接続した上記第3の
    ノードと上記第1および第2の基準信号の中間レベル電
    圧の入力端子との間に、上記サンプリング動作時に導通
    状態、上記比較動作時に非導通状態に設定される第3の
    スイッチと、 上記第4の容量素子が接続した上記第4のノードと上記
    第1および第2の基準信号の中間レベル電圧の入力端子
    との間に、上記サンプリング動作時に導通状態、上記比
    較動作時に非導通状態に設定される第4のスイッチとを
    有する請求項1記載の電圧比較回路。
  4. 【請求項4】上記第1の切り換え手段は、上記第1と第
    3のノード間に接続し、上記サンプリング動作時に非導
    通状態、上記比較動作時に導通状態に設定される第5の
    スイッチからなり、 上記第2の切り換え手段は、上記第2と第4のノード間
    に接続し、上記サンプリング動作時に非導通状態、上記
    比較動作時に導通状態に設定される第6のスイッチから
    なる請求項1記載の電圧比較回路。
  5. 【請求項5】上記電圧比較手段は、入力端子が上記第4
    のノード、反転入力端子が上記第3のノードに接続され
    ている差動型増幅回路により構成されている請求項1記
    載の電圧比較回路。
  6. 【請求項6】上記第1のサンプリング用容量素子に上記
    サンプリング動作時上記入力信号を印加し、上記比較動
    作時に上記第1の基準信号を印加する第1の入力切り換
    え手段と、 上記第2のサンプリング用容量素子に上記サンプリング
    動作時上記入力信号の反転信号を印加し、上記比較動作
    時に上記第2の基準信号を印加する第2の入力切り換え
    手段とを有する請求項1記載の電圧比較回路。
  7. 【請求項7】上記第1の入力切り換え手段は、上記第1
    のサンプリング用容量素子と上記入力信号の入力端子間
    に接続し、上記サンプリング動作時のみ導通状態に設定
    される第1の入力切り換え用スイッチと、 上記第1の基準信号の入力端子と上記第1のサンプリン
    グ用容量素子間に接続し、上記比較時のみ導通状態に設
    定される第2の入力切り換え用スイッチとを有する請求
    項6記載の電圧比較回路。
  8. 【請求項8】上記第2の入力切り換え手段は、上記第2
    のサンプリング用容量素子と上記入力信号の反転信号の
    入力端子間に接続し、上記サンプリング動作時のみ導通
    状態に設定される第3の入力切り換え用スイッチと、 上記第2の基準信号の入力端子と上記第2のサンプリン
    グ用容量素子間に接続し、上記比較時のみ導通状態に設
    定される第4の入力切り換え用スイッチとを有する請求
    項6記載の電圧比較回路。
  9. 【請求項9】入力信号のレベルに応じたディジタルコー
    ドを生成するアナログ/ディジタル変換回路において、
    サンプリング動作と比較動作を繰り返して行い、上記デ
    ィジタルコードの最上位ビットから最下位ビットまでの
    各ビットを順次判定する逐次比較型アナログ/ディジタ
    ル変換回路であって、 サンプリング動作時に上記入力信号に応じた電荷を蓄積
    し、比較動作時に判定ビットに応じて、第1と第2の基
    準信号から発生した第1の判定用基準信号と上記入力信
    号との差電圧に応じた電荷を蓄積する第1のサンプリン
    グ用容量素子と、 サンプリング動作時に上記入力信号の反転信号に応じた
    電荷を蓄積し、比較動作時に判定ビットに応じて、上記
    第1と第2の基準信号から発生した第2の判定用基準信
    号と上記入力信号の反転信号との差電圧に応じた電荷を
    蓄積する第2のサンプリング用容量素子と、 一方の電極が上記第1のサンプリング用容量素子と共通
    に第1のノードに接続し、他方の電極が共通電位に接続
    し、上記サンプリング動作時に上記入力信号の直流成分
    に応じた電荷を蓄積する第1の容量素子と、 一方の電極が上記第2のサンプリング用容量素子と共通
    に第2のノードに接続し、他方の電極が共通電位に接続
    し、上記サンプリング動作時に上記入力信号の直流成分
    に応じた電荷を蓄積する第2の容量素子と、 一方の電極が第3のノードに接続し、他方の電極が共通
    の電位に接続し、上記サンプリング動作時に上記第1お
    よび第2の基準信号の中間レベルに応じた電荷を蓄積す
    る第3の容量素子と、 一方の電極が第4のノードに接続し、他方の電極が共通
    の電位に接続し、上記サンプリング動作時に上記第1お
    よび第2の基準信号の中間レベルに応じた電荷を蓄積す
    る第4の容量素子と、 上記比較動作時に上記第1のノードと上記第3のノード
    とを接続し、接続点に当該接続点に接続した各容量素子
    の蓄積電荷に応じた第1の電圧を発生させ、上記サンプ
    リング動作時に上記第1のノードと上記第3のノードを
    切り離す第1の切り換え手段と、 上記比較動作時に上記第2のノードと上記第4のノード
    とを接続し、接続点に当該接続点に接続した各容量素子
    の蓄積電荷に応じた第2の電圧を発生させ、上記サンプ
    リング動作時に上記第2のノードと上記第4のノードを
    切り離す第2の切り換え手段と、 上記第1の電圧と第2の電圧を比較する電圧比較手段と
    上記サンプリングおよび上記比較動作を制御し、上記電
    圧比較手段の比較結果に応じて上記ディジタルコードの
    各ビットを決定する制御回路とを有するアナログ/ディ
    ジタル変換回路。
  10. 【請求項10】上記第1のサンプリング用容量素子は、
    一方の電極が共通に接続し、他方の電極に上記サンプリ
    ング動作時に上記入力信号が印加され、上記比較動作時
    に判定ビットに応じて上記第1または第2の基準信号の
    何れかが印加され、上記ディジタルコードのビット数に
    応じて設けられた複数の容量素子からなり、 上記第2のサンプリング用容量素子は、一方の電極が共
    通に接続し、他方の電極に上記サンプリング動作時に上
    記入力信号の反転信号が印加され、上記比較動作時に判
    定ビットに応じて上記第1または第2の基準信号の何れ
    かが印加され、上記ディジタルコードのビット数に応じ
    て設けられた複数の容量素子からなる請求項9記載のア
    ナログ/ディジタル変換回路。
  11. 【請求項11】上記第1および第2の基準信号間に直列
    接続し、対をなす第1および第2の比較用基準信号を複
    数対発生し、上記ディジタルコードのビット数に応じて
    設けられた複数の分圧用抵抗素子を有し、 上記制御回路は上記比較動作時に判定ビットに応じて上
    記複数の比較用基準信号対から一対を選択し、上記第1
    および第2のサンプリング用容量素子にそれぞれ印加す
    る請求項9記載のアナログ/ディジタル変換回路。
  12. 【請求項12】入力信号のレベルに応じたディジタルコ
    ードを生成するアナログ/ディジタル変換回路におい
    て、第1および第2の基準信号間に直列接続し、上記デ
    ィジタルコードのビット数に応じて設けられている複数
    の分圧用抵抗素子と、これらの抵抗素子により生成さ
    れ、対をなす第1と第2の比較用基準信号からなる複数
    対の比較用基準信号と上記入力信号に基づき比較動作を
    行う比較回路と、上記比較回路の比較結果に応じて上記
    ディジタルコードを生成するエンコーダとを有する並列
    型アナログ/ディジタル変換回路であって、 上記比較回路はサンプリング動作と比較動作を相互に行
    う複数の電圧比較回路からなり、各電圧比較回路は上記
    入力信号およびその反転信号の差電圧と、上記複数の比
    較用基準信号対から選出された一対の比較用基準信号の
    差電圧とを比較する電圧比較回路であって、 サンプリング動作時に上記入力信号に応じた電荷を蓄積
    し、比較動作時に上記第1の比較用基準信号と上記入力
    信号との差電圧に応じた電荷を蓄積する第1のサンプリ
    ング用容量素子と、 サンプリング動作時に上記入力信号の反転信号に応じた
    電荷を蓄積し、比較動作時に上記第2の比較用基準信号
    と上記入力信号の反転信号との差電圧に応じた電荷を蓄
    積する第2のサンプリング用容量素子と、 一方の電極が上記第1のサンプリング用容量素子と共通
    に第1のノードに接続し、他方の電極が共通電位に接続
    し、上記サンプリング動作時に上記入力信号の直流成分
    に応じた電荷を蓄積する第1の容量素子と、 一方の電極が上記第2のサンプリング用容量素子と共通
    に第2のノードに接続し、他方の電極が共通電位に接続
    し、上記サンプリング動作時に上記入力信号の直流成分
    に応じた電荷を蓄積する第2の容量素子と、 一方の電極が第3のノードに接続し、他方の電極が共通
    の電位に接続し、上記サンプリング動作時に上記第1お
    よび第2の基準信号の中間レベルに応じた電荷を蓄積す
    る第3の容量素子と、 一方の電極が第4のノードに接続し、他方の電極が共通
    の電位に接続し、上記サンプリング動作時に上記第1お
    よび第2の基準信号の中間レベルに応じた電荷を蓄積す
    る第4の容量素子と、 上記比較動作時に上記第1のノードと上記第3のノード
    とを接続し、接続点に当該接続点に接続した各容量素子
    の蓄積電荷に応じた第1の電圧を発生させ、上記サンプ
    リング動作時に上記第1のノードと上記第3のノードを
    切り離す第1の切り換え手段と、 上記比較動作時に上記第2のノードと上記第4のノード
    とを接続し、接続点に当該接続点に接続した各容量素子
    の蓄積電荷に応じた第2の電圧を発生させ、上記サンプ
    リング動作時に上記第2のノードと上記第4のノードを
    切り離す第2の切り換え手段と、 上記第1の電圧と第2の電圧とを比較する電圧比較手段
    とを有するアナログ/ディジタル変換回路。
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