JPH10190084A - 予圧調整ブロック及びそれを用いた精密微動装置 - Google Patents
予圧調整ブロック及びそれを用いた精密微動装置Info
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Landscapes
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- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
る。 【解決手段】 圧電素子2に圧縮力を与えるための予圧
調整ブロック3であって;ばね部3dと、胴部3Cと、
該胴部3Cの両端に形成され、該圧電素子の両端面に係
止される頭部3a及び底部3Cと、から構成されてい
る。
Description
ク及びそれを用いた精密微動装置に関するもので、光フ
ァイバ用接合装置、磁気ヘッド加工用ダイシング装置、
半導体用露光装置などのXYステージに利用される。
ても損失が低い光ファイバが要求されるが、この様な光
ファイバを作るためには、光ファイバのコア同士を接合
する時にサブミクロン領域(1μm以下)の位置決め精
度が必要となる。
な精密位置決め装置が用いられている。即ち、有底筒体
内に圧電素子を収納し、その先端に出力軸を固着すると
ともに、該出力軸を前記筒体先端に被せたキャップから
摺動自在に突出させ、該キャップと出力軸のばね係止部
との間にコイルばねを介在せしめた精密位置決め装置。
(特開平4ー165683号参照)
部材がキャップを貫通する構造となっているので、軸摺
動部の密封が完全でなく長期間の高湿環境では空気中の
水蒸気の侵入を遮断できない。そのため、圧電素子がシ
ョートすることがある。
及びガラス端子によって封止された圧電アクチュエータ
が用いられている(特開平2ー196479号参照)。
は、3つの機能、即ち、出力軸方向に伸縮する機能と空
気中の水蒸気を遮断する機能と該圧電素子に予圧力を与
える機能と、を具備することが要求されている。そこ
で、従来の金属ケースは、その一部をへら加工などによ
り硬いばね性を持たせている。しかし、金属ケースが所
定のばね定数になるように加工するのは困難であるた
め、該金属ケースにより圧電素子に加えられる予圧力が
設定値にならないことがある。
な予圧力を付与出来るようにすることを目的とする。
圧縮力を与えるための予圧調整ブロックであって;ばね
部と、胴部と、該胴部の両端に形成され、該圧電素子の
両端面に係止される頭部及び底部と、から構成されてい
ることを特徴とする予圧調整ブロック、である。
圧縮力を与えるための予圧調整手段を設けた精密微動装
置であって;該予圧調整手段が、ばね部と、胴部と、該
胴部の両端に形成され、かつ、該圧電素子の両端面に係
止される頭部及び底部と、から構成されている予圧調整
ブロックであることを特徴とする精密微動装置、であ
る。
キャップを被せて密封すると共に、該圧電素子に圧縮力
を与える為の予圧調整手段を設けた精密微動装置であっ
て;該予圧調整手段が、ばね部と、胴部と、該胴部の両
端に形成され、該圧電素子の両端面に係止される頭部及
び底部と、から構成されている予圧調整ブロックである
ことを特徴とする精密微動装置、である。
プであり、ばね材であるリン青銅、ステンレス、鋼材な
どにより方形状に形成されている。このブロックは、頭
部と底部及び該両部を連結する胴部とを備えている。そ
の頭部にはばね部が設けられ、底部は一対の係止片から
構成されている。胴部は圧電素子の伸縮方向の長さより
少し短く、例えば、0.1〜0.3mm短く、形成され
ている。
該ばねの頭部と底部とにより圧電素子の両端を直接挟み
圧縮力を与える。この予圧調整ブロックの形状、板厚、
板幅などは、ばね力などを考慮して適宜選択でき、例え
ば、頭部と底部とをそれぞれ一対の係止片から構成した
り、又は、頭部及び底部をそれぞれ一対の係止片に分割
することなく、一体にしてもよい。 圧電素子の側面に
該ばねの胴部を密着させセンターリングしやすくする
が、必ずしも一様にする必要はなく両者を離してもよ
い。
て適宜な位置に形成され、例えば、胴部や底部又は頭部
及び底部に形成される。このばね部の形状も必要に応じ
て適宜選択され、例えば、半円形、4分の3円形、く字
状等が採用される。又、胴部にばね穴を設けてばね部と
することもできる。
装置の圧電素子に用いることができる。また、予圧力を
変える時には、予圧調整ブロックを必要なばね力を有す
る予圧調整ブロックに交換すればよい。
説明する。精密微動装置Sは、基台1に固定された圧電
素子2と、該圧電素子2に被せられた予圧調整ブロック
3と、該基台1に固定され、かつ、前記圧電素子2を密
封するキャップ5と、から構成されている。
その上面にはキャップ5と、予圧調整ブロック3を被っ
た圧電素子2と、が固定されている。
の素子を指称し、変位方向に直列に接続されている。こ
の圧電素子2は、例えば、四角柱状に形成された複数の
圧電素子から構成されるが、その個数は、必要に応じて
適宜選択される。この圧電素子2として、例えば、プラ
スとマイナスの内部電極が交互に積層し、圧電セラミッ
ク電極が一体焼成され、圧電素子端面の外部電極で直列
につないだ積層型圧電素子が用いられ、予め高い直流電
圧、例えば、3kv/mmで分極処理されている。
形状に形成され、頭部3aと底部3bと、該両部3a、
3bを連結する胴部3cと、を備えている。この胴部3
c、3c間の長さW3は圧電素子2の縦幅W2より大きく
形成されているが、必ずしもこの様に形成する必要はな
く、その長さW3と幅W2とを等しく形成してもよい。
設けられているが、このばね部3dの形状や大きさ、ば
ね定数等は板厚、板幅などを変更することにより適宜変
更される。例えば、ばね定数は圧電素子の形状が長さ6
mm、幅6mm、の場合、20〜150kg/mmにな
る様に調整され、圧電素子には、例えば、10〜120
kgfの圧縮力が加えられる。
2より少し小さく形成されている。この長さL3は、ば
ね力を考慮して適宜決定され、例えば、圧電素子の長さ
L2より、0.1〜0.3mm程度短く形成される。
係止片3e、3fからなる。この係止片3e、3f間の
間隔tは必要に応じて適宜選択されるが、必ずしも間隔
tを設ける必要はない。この予圧調整ブロック3の肉厚
や横幅Mは必要に応じて適宜選択されるが、例えば、横
幅Mは圧電素子の横幅Nと同一に形成される。
ルジョイントの半球状体7が設けられ、この半球状体7
はキャップ5のばね部5aに嵌着されている。このキャ
ップ5は金属製で、そのフランジ部5bは電子ビームや
プラズマ溶接等により基台1のフランジ1aに気密に固
定されている。このキャップ5の肉厚や形状、材質等は
必要に応じて適宜選択される。
圧調整ブロック3の係止部3e、3fを大きく開いて圧
電素子2を挿入し、その上面2aを頭部3aに圧接させ
るとともにその下面2bを係止片3e、3fに圧接す
る。そうすると、圧電素子2は予圧調整ブロック3のば
ね部3dのばね力により圧縮力、即ち、予圧力を受け
る。
に固定するとともに、該圧電素子2にキャップ5を被
せ、ばね部5aで半球状体7を押圧しながらフランジ部
5bを基台1のフランジ部1aに固定する。
マイナスの各リード線に半田付けされる電流導入端子
(図示せず)が設けられている。
Vを印加すると、該圧電素子2は、予圧調整ブロック3
の圧縮力に打ち勝ちながら矢印A方向に伸長する。この
時の伸び量は、例えば、40μmである。
介して図示しない出力部材が矢印A方向に移動し、被移
動物を同方向に微動させる。この出力部材の移動に伴い
キャップ5は伸びるが、ばね部5aは予圧調整ブロック
3のばね部3dより軟らかいばね定数(10kg/mm
以下)に設定されているので、出力部材の円滑な移動を
阻害する程度の大きな抵抗となることはない。
圧電素子2はゆっくりと元の長さに戻る。この時、圧電
素子2は予圧調整ブロック3により圧縮力、即ち予圧を
受けているので、出力部材に該圧縮力より小さな引っ張
り力が加わっても、圧電素子2がこの引っ張り力の影響
を受けることはない。
より大きな場合は、キャップ5に形成されているばね部
5aと圧電素子2に固着されている半球状体7とが離れ
る。そのため、圧電素子2に引っ張り力が加わることは
ない。
る方向、例えば矢印A2方向からの力が加わると、該力
はキャップ5を変位させるが、ボールジョイントの半球
状体7とキャップのばね部5aとにより吸収されるので
圧電素子2に伝達されることはない。
し、空気中の水蒸気、粉塵等を完全に遮断するようにし
たことも特徴の一つである。
説明するが、第1実施例の図1〜図4と同一図面符号
は、その名称も機能も同一である。この実施例と第1実
施例との相違点は次の通りである。 (1)予圧調整ブロック3の胴部間の長さW4が圧電素
子2の縦幅W4と同じであり、該胴部3cが圧電素子2
の側面に密着していること。この様にすると、予圧調整
ブロック3のセンタリングがしやすく、設計位置に正確
にセットしやすい。
との間に形成された4分の3円形状体であり、その一部
が頭部3aの両端に突出していること。 (3)ボールジョイントの半球状体7がキャップ5の蓋
部5bに設けた受部5cに圧接され、又、該受部5cに
出力部材10が固定されていること。
説明するが、この実施例と第1実施例(図1〜図4)と
の相違点は次の通りである。 (1)予圧調整ブロック3の胴部3C、3C間の長さW
4が圧電素子2の縦幅W4と等しいこと。
素子2の横幅Nより小さいこと。 (3)予圧調整ブロックが、その胴部3c全長にわたっ
て波形状のばね部3dとなっていること。
より説明するが、この実施例と第1実施例(図1〜図
4)との相違点は、ばね部3dの位置が、胴部3cの上
端部、即ち、頭部3a側に設けられていること、であ
る。
より説明するが、この実施例と第1実施例(図1〜図
4)との相違点は次の通りである。 (1)予圧調整ブロック3の胴部3C、3C間の長さW
4が圧電素子2の縦幅W4と等しいこと。
が円弧状のばね部3dとなっていること。 (3)底部3cの対向する係止片3e、3fが上方に向
かって傾斜しばね部3dを構成していること。この傾斜
角度は必要に応じて適宜選択される。
より説明するが、この実施例と第1実施例(図1〜図
4)との相違点は、次の通りである。 (1)予圧調整ブロック3の胴部3C、3C間の長さW
4が圧電素子の縦幅W4と等しいこと。 (2)予圧調整ブロック3の頭部3aが皿ばね状のばね
部3dとなっており、又、底部3bの係止部3e、3f
も皿ばね状のばね部3dを形成していること。 (3)予圧調整ブロック3の頭部3aの横幅Mが、圧電
素子2の横幅Nより小さいこと。
より説明するが、この実施例と第1実施例との相違点は
次の通りである。 (1)予圧調整ブロックの胴部3cがく字状に形成さ
れ、ばね部3dをなしていること。このばね部3dの胴
部3C、3C間の最小長さはW6であるが、圧電素子2
が挿着された時には該圧電素子2の側面に沿って垂直状
に変形し、胴部3C、3C間の幅Wは広げられて圧電素
子2の縦幅W5と等しくなる。 (2)予圧調整ブロックの横幅Mは圧電素子2の横幅N
より小さいこと。
より説明するが、この実施例と第1実施例との相違点は
次の通りである。 (1)予圧調整ブロック3の頭部3aに左右対称な一対
の半円形状ばね部3dが形成されていること。
止片3e、3fにそれぞれ半円形状のばね部3dが形成
されていること。 (3)予圧調整ブロック3の胴部3C、3C間の長さW
4が圧電素子の縦幅W4と等しいこと。 (4)予圧調整ブロック3の横幅Mが圧電素子の横幅N
より小さいこと。
より説明するが、この実施例と第1実施例との相違点は
次の通りである。 (1)予圧調整ブロック3の胴部間の長さW4が圧電素
子2の縦幅W4と等しいこと。 (2)予圧調整ブロック3の胴部3cにばね穴3hが形
成され、この胴部3cがばね部をなしていること。この
ばね穴3hの形状や数は必要に応じて適宜選択される。
3により説明するが、この実施例と第1実施例との相違
点は次の通りである。 (1)予圧調整ブロック3の頭部3aと底部3bがそれ
ぞれ間隔をおいて対向する係止片3e、3fから構成さ
れていること。 (2)胴部3cがく字状のばね部3dとなっているこ
と。
ね部3dを介して頭部3a及び底部3bの係止片3e、
3fに連結されていること。 (4)頭部3a及び底部3bの係止片3e、3fが、内
方に向かって傾斜していること。
5により説明するが、この実施例と第7実施例(図1
6、図17)との相違点は予圧調整ブロック3の底部3
bが閉じており、第7実施例の様に間隔をおいて対向す
る二つの係止片から構成されていないことである。この
予圧調整ブロック3に圧電素子2を挿着する場合には、
例えば、該ブロックに熱をかけて膨張させ、圧電素子を
挿入した後常温に戻すようにする。
圧調整ブロックを圧電素子に被せ、該圧電素子の両端を
直接挟むだけで簡単に該圧電素子に予圧力を与えること
ができる。又、所望のばね定数を有する予圧調整ブロッ
クを簡単に製作することができるので、このブロックを
用いると、圧電素子に設計通りの予圧力をかけることが
できる。
す拡大正面図である。
示す拡大正面図である。
示す拡大正面図である。
示す拡大正面図である。
示す拡大正面図である。
示す拡大正面図である。
示す拡大側面図である。
を示す拡大正面図である。
を示す拡大正面図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 圧電素子に圧縮力を与えるための予圧調
整ブロックであって;ばね部と、胴部と、該胴部の両端
に形成され、該圧電素子の両端面に係止される頭部及び
底部と、から構成されていることを特徴とする予圧調整
ブロック。 - 【請求項2】 ばね部が、胴部に形成されていることを
特徴とする請求項1記載の予圧調整ブロック。 - 【請求項3】 ばね部が、頭部に形成されていることを
特徴とする請求項1記載の予圧調整ブロック。 - 【請求項4】 ばね部が、底部に形成されていることを
特徴とする請求項1記載の予圧調整ブロック。 - 【請求項5】 基台に固定された圧電素子に圧縮力を与
えるための予圧調整手段を設けた精密微動装置であっ
て;該予圧調整手段が、ばね部と、胴部と、該胴部の両
端に形成され、該圧電素子の両端面に係止される頭部及
び底部と、から構成されている予圧調整ブロックである
ことを特徴とする精密微動装置。 - 【請求項6】 基台に固定された圧電素子にキャップを
被せて密封すると共に、該圧電素子に圧縮力を与える為
の予圧調整手段を設けた精密微動装置であって; 該予
圧調整手段が、ばね部と、胴部と、該胴部の両端に形成
され、該圧電素子の両端面に係止される頭部及び底部
と、から構成されている予圧調整ブロックであることを
特徴とする精密微動装置。 - 【請求項7】 予圧調整ブロックは、方形状に形成さ
れ、その底部が、一対の係止片からなることを特徴とす
る請求項5、又は、6記載の精密微動装置。 - 【請求項8】 ばね部が、胴部に設けられていることを
特徴とする請求項5、又は、6記載の精密微動装置。 - 【請求項9】 ばね部が、頭部と胴部との間に設けられ
ていることを特徴とする請求項5、又は、6記載の精密
微動装置。 - 【請求項10】 ばね部が、頭部に設けられていること
を特徴とする請求項5、又は、6記載の精密微動装置。 - 【請求項11】 ばね部が、頭部及び底部に設けられて
いることを特徴とする請求項5、又は、6記載の精密微
動装置。 - 【請求項12】 係止片が、ばね部を備えていることを
特徴とする請求項7記載の精密微動装置。 - 【請求項13】 胴部が、ばね穴を備えていることを特
徴とする請求項5、又は、6記載の精密微動装置。 - 【請求項14】 頭部及び底部が、それぞれ一対の係止
片からなることを特徴とする請求項5、又は、6記載の
精密微動装置。 - 【請求項15】 頭部と底部の係止片が、それぞればね
部を介して胴部に連結されていることを特徴とする請求
項14記載の精密微動装置。 - 【請求項16】 胴部の長さが、圧電素子の伸縮方向の
長さより短いことを特徴とする請求項5、又は、6記載
の精密微動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34825296A JPH10190084A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 予圧調整ブロック及びそれを用いた精密微動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34825296A JPH10190084A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 予圧調整ブロック及びそれを用いた精密微動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10190084A true JPH10190084A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18395785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34825296A Pending JPH10190084A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 予圧調整ブロック及びそれを用いた精密微動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10190084A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015115542A (ja) * | 2013-12-13 | 2015-06-22 | 株式会社日本セラテック | 圧電アクチュエータ |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP34825296A patent/JPH10190084A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015115542A (ja) * | 2013-12-13 | 2015-06-22 | 株式会社日本セラテック | 圧電アクチュエータ |
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