JPH1018943A - 燃料噴射弁 - Google Patents
燃料噴射弁Info
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- JPH1018943A JPH1018943A JP17624196A JP17624196A JPH1018943A JP H1018943 A JPH1018943 A JP H1018943A JP 17624196 A JP17624196 A JP 17624196A JP 17624196 A JP17624196 A JP 17624196A JP H1018943 A JPH1018943 A JP H1018943A
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- fuel injection
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Abstract
(57)【要約】
【課題】燃料の微粒化を促進することができる燃料噴射
弁を提供することを目的とする。 【解決手段】この燃料噴射弁は、ニードル弁５の先端に
形成された弁体５ａを先端側から覆うように、ノズル本
体１０が配設され、ノズル本体１０の先端中央に燃料流
路孔１２が設けられ、燃料流路孔１２の周囲に弁体が着
座するシート部１０ａが形成され、ノズル本体１０の先
端側にオリフィスを有するオリフィスプレートが燃料流
路孔１２を覆うように取付けられる。このオリフィスプ
レート１３、１４のオリフィス１３ａ，１４ａ内には、
段差部１６ａ，１６ｂが下流に向って狭窄されるように
形成されている。
弁を提供することを目的とする。 【解決手段】この燃料噴射弁は、ニードル弁５の先端に
形成された弁体５ａを先端側から覆うように、ノズル本
体１０が配設され、ノズル本体１０の先端中央に燃料流
路孔１２が設けられ、燃料流路孔１２の周囲に弁体が着
座するシート部１０ａが形成され、ノズル本体１０の先
端側にオリフィスを有するオリフィスプレートが燃料流
路孔１２を覆うように取付けられる。このオリフィスプ
レート１３、１４のオリフィス１３ａ，１４ａ内には、
段差部１６ａ，１６ｂが下流に向って狭窄されるように
形成されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関に使用さ
れる電磁式の燃料噴射弁に関し、特に燃料を適正な角度
で良好に微粒化して噴霧し得る燃料噴射弁に関する。
れる電磁式の燃料噴射弁に関し、特に燃料を適正な角度
で良好に微粒化して噴霧し得る燃料噴射弁に関する。
【０００２】
【従来の技術】内燃機関に使用される電磁式の燃料噴射
弁では、一般に、ニードル弁の先端に形成された弁体を
先端側から覆うように、ノズル本体の先端にシート部が
設けられ、そのシート部に設けた燃料流路孔の先端側
に、複数のオリフィス（小孔）を有する薄いオリフィス
プレートが取付けられ、燃料流路孔を通過した燃料を、
その複数のオリフィスにより、所定の噴霧角で噴射する
ようにしている（例えば、特開平１−１１６２８０号公
報参照）。
弁では、一般に、ニードル弁の先端に形成された弁体を
先端側から覆うように、ノズル本体の先端にシート部が
設けられ、そのシート部に設けた燃料流路孔の先端側
に、複数のオリフィス（小孔）を有する薄いオリフィス
プレートが取付けられ、燃料流路孔を通過した燃料を、
その複数のオリフィスにより、所定の噴霧角で噴射する
ようにしている（例えば、特開平１−１１６２８０号公
報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の従来
の燃料噴射弁では、単純なオリフィス（小孔）を有する
１枚のオリフィスプレートを、シート部の燃料流路孔の
先端側に配設するだけであるため、噴霧時の燃料の微粒
化が良好に行われない場合があり、また、オリフィスの
縁部から燃料の滴下が生じやすくなるという問題があっ
た。
の燃料噴射弁では、単純なオリフィス（小孔）を有する
１枚のオリフィスプレートを、シート部の燃料流路孔の
先端側に配設するだけであるため、噴霧時の燃料の微粒
化が良好に行われない場合があり、また、オリフィスの
縁部から燃料の滴下が生じやすくなるという問題があっ
た。
【０００４】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、燃料の微粒化を促進することができる燃料噴射弁を
提供することを目的とする。
で、燃料の微粒化を促進することができる燃料噴射弁を
提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の燃料噴射弁は、ニードル弁の先端に形成さ
れた弁体を先端側から覆うように、ノズル本体が配設さ
れ、ノズル本体の先端中央に燃料流路孔が設けられ、燃
料流路孔の周囲に該弁体が着座するシート部が形成さ
れ、ノズル本体の先端側にオリフィスを有するオリフィ
スプレートが該燃料流路孔を覆うように取付けられてな
る燃料噴射弁において、オリフィスプレートのオリフィ
ス内に段差部が下流に向って狭窄されるように形成され
ていることを特徴とする。
に、本発明の燃料噴射弁は、ニードル弁の先端に形成さ
れた弁体を先端側から覆うように、ノズル本体が配設さ
れ、ノズル本体の先端中央に燃料流路孔が設けられ、燃
料流路孔の周囲に該弁体が着座するシート部が形成さ
れ、ノズル本体の先端側にオリフィスを有するオリフィ
スプレートが該燃料流路孔を覆うように取付けられてな
る燃料噴射弁において、オリフィスプレートのオリフィ
ス内に段差部が下流に向って狭窄されるように形成され
ていることを特徴とする。
【０００６】ここで、オリフィス内の段差部は、オリフ
ィスプレートを複数枚重ね合せ、各オリフィスプレート
の各オリフィスの位置ズレにより、形成することができ
る。
ィスプレートを複数枚重ね合せ、各オリフィスプレート
の各オリフィスの位置ズレにより、形成することができ
る。
【０００７】また、オリフィスプレートを複数枚重ね合
せ、下流側のオリフィスプレートのオリフィスを、上流
側のオリフィスプレートのオリフィスより小径に形成す
ることにより、段差部を形成することができる。
せ、下流側のオリフィスプレートのオリフィスを、上流
側のオリフィスプレートのオリフィスより小径に形成す
ることにより、段差部を形成することができる。
【０００８】
【作用・効果】このような構成の燃料噴射弁では、ニー
ドル弁の開弁時、燃料はノズル本体内を通り、弁体とシ
ート部の隙間から燃料流路孔を通過し、その先端側に位
置するオリフィスプレートのオリフィスから噴霧され
る。
ドル弁の開弁時、燃料はノズル本体内を通り、弁体とシ
ート部の隙間から燃料流路孔を通過し、その先端側に位
置するオリフィスプレートのオリフィスから噴霧され
る。
【０００９】このとき、燃料流路孔からオリフィスを通
過して噴霧される燃料は、オリフィス内の段差部に当
り、燃料流が乱される。この燃料流の乱れによって、噴
射燃料の微粒化が促進され、良好に微粒化した燃料を吸
気系に噴霧することができる。
過して噴霧される燃料は、オリフィス内の段差部に当
り、燃料流が乱される。この燃料流の乱れによって、噴
射燃料の微粒化が促進され、良好に微粒化した燃料を吸
気系に噴霧することができる。
【００１０】また、さらにオリフィスプレートとオリフ
ィスプレートの間のオリフィスを含む空間に隙間を形成
することにより、燃料流の乱れをより効果的に生じさせ
ることができ、さらに、その空間内に金属網を配設する
ことにより、燃料流に乱れを生じさせ、より効果的に噴
射燃料の微粒化を促進することもできる。
ィスプレートの間のオリフィスを含む空間に隙間を形成
することにより、燃料流の乱れをより効果的に生じさせ
ることができ、さらに、その空間内に金属網を配設する
ことにより、燃料流に乱れを生じさせ、より効果的に噴
射燃料の微粒化を促進することもできる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【００１２】図１は内燃機関に使用される電磁式の燃料
噴射弁の断面図を示している。この燃料噴射弁は、基本
的には、ハウジング１の上部に燃料接続管２を固定し、
ハウジング１内にソレノイド３を配設すると共に、ソレ
ノイド３により上下摺動する可動コア４を設け、可動コ
ア４の下端にニードル弁５を取付け、ニードル弁５を囲
うようにノズル本体１０をハウジング１の下部に設けて
構成される。
噴射弁の断面図を示している。この燃料噴射弁は、基本
的には、ハウジング１の上部に燃料接続管２を固定し、
ハウジング１内にソレノイド３を配設すると共に、ソレ
ノイド３により上下摺動する可動コア４を設け、可動コ
ア４の下端にニードル弁５を取付け、ニードル弁５を囲
うようにノズル本体１０をハウジング１の下部に設けて
構成される。
【００１３】さらに、燃料接続管２の上部にコネクタ部
２ａが形成され、コネクタ部２ａ内にフィルタ６が挿入
される。コネクタ部２ａは図示しないデリバリパイプに
接続される。ハウジング１の上部に電気コネクタ７が燃
料接続管２の外周を包囲するように固定され、電気コネ
クタ７のターミナルはソレノイド３に接続される。
２ａが形成され、コネクタ部２ａ内にフィルタ６が挿入
される。コネクタ部２ａは図示しないデリバリパイプに
接続される。ハウジング１の上部に電気コネクタ７が燃
料接続管２の外周を包囲するように固定され、電気コネ
クタ７のターミナルはソレノイド３に接続される。
【００１４】燃料接続管２内にインサート管８が挿入さ
れ、このインサート管８と可動コア４の間にコイルばね
９が配設される。このコイルばね９は可動コア４を下方
につまりニードル弁５を閉鎖方向に付勢する。
れ、このインサート管８と可動コア４の間にコイルばね
９が配設される。このコイルばね９は可動コア４を下方
につまりニードル弁５を閉鎖方向に付勢する。
【００１５】ハウジング１の下部つまり先端側には、ニ
ードル弁５の先端側を囲むように、ノズル本体１０が取
付けられ、ノズル本体１０の上部にストッパプレート１
１が介挿される。ニードル弁５は、開弁時、このストッ
パプレート１１に当接する。
ードル弁５の先端側を囲むように、ノズル本体１０が取
付けられ、ノズル本体１０の上部にストッパプレート１
１が介挿される。ニードル弁５は、開弁時、このストッ
パプレート１１に当接する。
【００１６】図２の部分拡大図に示すように、ニードル
弁５の先端に円錐形の弁体５ａが形成され、ノズル本体
１０の先端部には燃料流路孔１２が形成され、その孔の
周囲に弁体５ａが閉弁時に当接するシート部１０ａが形
成される。
弁５の先端に円錐形の弁体５ａが形成され、ノズル本体
１０の先端部には燃料流路孔１２が形成され、その孔の
周囲に弁体５ａが閉弁時に当接するシート部１０ａが形
成される。
【００１７】さらに、ノズル本体１０の先端には、燃料
流路孔１２を前面から覆うように、２枚のオリフィスプ
レート１３、１４が、重ねた状態でレーザ溶接等により
固定される。このオリフィスプレート１３、１４には、
各々、燃料流路孔１２に対応した位置に複数（ここでは
４個）のオリフィス（小孔）１３ａ，１４ａが穿設され
る。
流路孔１２を前面から覆うように、２枚のオリフィスプ
レート１３、１４が、重ねた状態でレーザ溶接等により
固定される。このオリフィスプレート１３、１４には、
各々、燃料流路孔１２に対応した位置に複数（ここでは
４個）のオリフィス（小孔）１３ａ，１４ａが穿設され
る。
【００１８】図３に示すように、このオリフィス１３
ａ，１４ａは、燃料流路孔１２の中心軸Ｏに対し先広が
り状に傾斜した各々の軸Ｃ１、Ｃ２、Ｃ３、Ｃ４を中心
軸として、プレート１３、１４の平面に対し傾斜して形
成される。
ａ，１４ａは、燃料流路孔１２の中心軸Ｏに対し先広が
り状に傾斜した各々の軸Ｃ１、Ｃ２、Ｃ３、Ｃ４を中心
軸として、プレート１３、１４の平面に対し傾斜して形
成される。
【００１９】これらの２枚のプレート１３、１４上の各
オリフィス１３ａ，１４ａは、同じ位置に同じ内径で形
成されるが、傾斜して形成されるため、その内部には、
プレート１３、１４の重ね合せ面つまりオリフィス１３
ａとオリフィス１４ａの接続部で、小さな段差部１６
ａ、１６ｂが形成される。この段差部１６ａ、１６ｂ
は、燃料の噴射方向に向けてオリフィス内が部分的に狭
窄されるように形成される。
オリフィス１３ａ，１４ａは、同じ位置に同じ内径で形
成されるが、傾斜して形成されるため、その内部には、
プレート１３、１４の重ね合せ面つまりオリフィス１３
ａとオリフィス１４ａの接続部で、小さな段差部１６
ａ、１６ｂが形成される。この段差部１６ａ、１６ｂ
は、燃料の噴射方向に向けてオリフィス内が部分的に狭
窄されるように形成される。
【００２０】さらに、ノズル本体１０の先端には、中央
に噴射孔を設けたカバー体１５が取付けられる。
に噴射孔を設けたカバー体１５が取付けられる。
【００２１】このような構成の燃料噴射弁は、内燃機関
の吸気系に取付けられ、電気コネクタ７が図示しない制
御駆動回路に接続され、燃料接続管２のコネクタ部２ａ
が図示しないデリバリパイプに接続される。
の吸気系に取付けられ、電気コネクタ７が図示しない制
御駆動回路に接続され、燃料接続管２のコネクタ部２ａ
が図示しないデリバリパイプに接続される。
【００２２】燃料がデリバリパイプから燃料接続管２に
供給される状態で、ソレノイド３が励磁されると、可動
コア４がコイルばね９を圧縮する上方向に移動し、同時
にニードル弁５が同方向に移動し、弁体５ａがシート部
１０ａから離れ、開弁状態となる。
供給される状態で、ソレノイド３が励磁されると、可動
コア４がコイルばね９を圧縮する上方向に移動し、同時
にニードル弁５が同方向に移動し、弁体５ａがシート部
１０ａから離れ、開弁状態となる。
【００２３】開弁時、燃料は燃料接続管２内からノズル
本体１０内を通り、弁体５ａとシート部１０ａの隙間か
ら燃料流路孔１２を通り、その先端側の複数のオリフィ
ス１３ａ，１４ａから噴霧される。
本体１０内を通り、弁体５ａとシート部１０ａの隙間か
ら燃料流路孔１２を通り、その先端側の複数のオリフィ
ス１３ａ，１４ａから噴霧される。
【００２４】このとき、燃料流路孔１２からオリフィス
１３ａ，１４ａを通過して噴霧される燃料は、オリフィ
ス１３ａ，１４ａの先広がりに開いた中心軸Ｃ１、Ｃ２
に沿ってある程度の広がりをもって噴霧されると共に、
オリフィス１３ａ，１４ａ内の段差部１６ａ，１６ｂに
燃料流が当り、燃料流が乱される。この燃料流の乱れに
よって、噴射燃料の微粒化が促進され、良好に微粒化し
た燃料が吸気系に噴霧される。
１３ａ，１４ａを通過して噴霧される燃料は、オリフィ
ス１３ａ，１４ａの先広がりに開いた中心軸Ｃ１、Ｃ２
に沿ってある程度の広がりをもって噴霧されると共に、
オリフィス１３ａ，１４ａ内の段差部１６ａ，１６ｂに
燃料流が当り、燃料流が乱される。この燃料流の乱れに
よって、噴射燃料の微粒化が促進され、良好に微粒化し
た燃料が吸気系に噴霧される。
【００２５】図４〜図６は、ノズル本体１０の先端部に
設けた２枚のオリフィスプレートの他の実施例を示して
いる。図４のオリフィスプレート２３、２４は、上側
（上流側）のオリフィスプレート２３に設けたオリフィ
ス２３ａの内径が、下側（下流側）のオリフィスプレー
ト２４に設けたオリフィス２４ａの内径より大きく形成
される。また、オリフィス２３ａは、燃料流路孔の中心
軸Ｏに対し先広がり状に傾斜した軸Ｃ５を中心軸とし
て、オリフィス２４ａは、同様に傾斜した軸Ｃ６を中心
軸として形成される。
設けた２枚のオリフィスプレートの他の実施例を示して
いる。図４のオリフィスプレート２３、２４は、上側
（上流側）のオリフィスプレート２３に設けたオリフィ
ス２３ａの内径が、下側（下流側）のオリフィスプレー
ト２４に設けたオリフィス２４ａの内径より大きく形成
される。また、オリフィス２３ａは、燃料流路孔の中心
軸Ｏに対し先広がり状に傾斜した軸Ｃ５を中心軸とし
て、オリフィス２４ａは、同様に傾斜した軸Ｃ６を中心
軸として形成される。
【００２６】これにより、プレート２３と２４の重ね合
せ面のオリフィス２３ａと２４ａの接続部で、段差部２
６ａが環状に形成される。このような環状の段差部２６
ａであっても、燃料がオリフィス２３ａ，２４ａを通過
する際、段差部２６ａに当って燃料流が乱され、この燃
料流の乱れにより噴射燃料の微粒化を促進することがで
きる。
せ面のオリフィス２３ａと２４ａの接続部で、段差部２
６ａが環状に形成される。このような環状の段差部２６
ａであっても、燃料がオリフィス２３ａ，２４ａを通過
する際、段差部２６ａに当って燃料流が乱され、この燃
料流の乱れにより噴射燃料の微粒化を促進することがで
きる。
【００２７】図５のオリフィスプレート３３、３４は、
図３の実施例と同様に、オリフィス３３ａ，３４ａが、
燃料流路孔１２の中心軸Ｏに対し先広がり状に傾斜した
各々の軸Ｃ１、Ｃ２、Ｃ３、Ｃ４を中心軸として、プレ
ート３３、３４の平面に対し傾斜して形成される。ま
た、これらの２枚のプレート３３、３４間には、プレー
ト３４を凹状に変形させることにより、隙間３５が形成
され、各オリフィス３３ａ，３４ａは、同じ位置に同じ
内径で傾斜して形成される。
図３の実施例と同様に、オリフィス３３ａ，３４ａが、
燃料流路孔１２の中心軸Ｏに対し先広がり状に傾斜した
各々の軸Ｃ１、Ｃ２、Ｃ３、Ｃ４を中心軸として、プレ
ート３３、３４の平面に対し傾斜して形成される。ま
た、これらの２枚のプレート３３、３４間には、プレー
ト３４を凹状に変形させることにより、隙間３５が形成
され、各オリフィス３３ａ，３４ａは、同じ位置に同じ
内径で傾斜して形成される。
【００２８】このため、その内部には、隙間３５を介し
て段差部３６ａ、３６ｂが形成される。このような隙間
３５を介した段差部３６ａ、３６ｂであっても、燃料が
オリフィス３３ａ，３４ａを通過する際、段差部３６
ａ、３６ｂに当って燃料流が乱され、この燃料流の乱れ
により噴射燃料の微粒化を促進することができる。
て段差部３６ａ、３６ｂが形成される。このような隙間
３５を介した段差部３６ａ、３６ｂであっても、燃料が
オリフィス３３ａ，３４ａを通過する際、段差部３６
ａ、３６ｂに当って燃料流が乱され、この燃料流の乱れ
により噴射燃料の微粒化を促進することができる。
【００２９】図６のオリフィスプレート４３、４４で
は、上記と同様に、オリフィス４３ａ，４４ａが、燃料
流路孔１２の中心軸Ｏに対し先広がり状に傾斜した各々
の軸Ｃ１、Ｃ２、Ｃ３、Ｃ４を中心軸として、プレート
４３、４４の平面に対し傾斜して形成される。
は、上記と同様に、オリフィス４３ａ，４４ａが、燃料
流路孔１２の中心軸Ｏに対し先広がり状に傾斜した各々
の軸Ｃ１、Ｃ２、Ｃ３、Ｃ４を中心軸として、プレート
４３、４４の平面に対し傾斜して形成される。
【００３０】また、これらの２枚のプレート４３、４４
間には、両プレート４３と４４の内側を凹状に変形させ
ることにより、隙間４５が形成され、その隙間４５内に
金属網４７がオリフィスの流路を横断するように配置さ
れる。各オリフィス４３ａ，４４ａは、同じ平面位置に
同じ内径で傾斜して形成される。
間には、両プレート４３と４４の内側を凹状に変形させ
ることにより、隙間４５が形成され、その隙間４５内に
金属網４７がオリフィスの流路を横断するように配置さ
れる。各オリフィス４３ａ，４４ａは、同じ平面位置に
同じ内径で傾斜して形成される。
【００３１】このため、その内部には、隙間４５を介し
て段差部４６ａ、４６ｂが形成される。このような隙間
４５と金属網４７を介した段差部４６ａ、４６ｂであっ
ても、燃料がオリフィス４３ａ，４４ａを通過する際、
段差部４６ａ、４６ｂと金属網４７に当って燃料流が乱
され、この燃料流の乱れにより噴射燃料の微粒化を促進
することができる。
て段差部４６ａ、４６ｂが形成される。このような隙間
４５と金属網４７を介した段差部４６ａ、４６ｂであっ
ても、燃料がオリフィス４３ａ，４４ａを通過する際、
段差部４６ａ、４６ｂと金属網４７に当って燃料流が乱
され、この燃料流の乱れにより噴射燃料の微粒化を促進
することができる。
【００３２】なお、上記全ての実施例では、２枚のオリ
フィスプレートを使用したが、３枚以上のオリフィスプ
レートを重ねることにより、多数の段差部を形成して、
噴射燃料の微粒化を促進するようにしてもよい。
フィスプレートを使用したが、３枚以上のオリフィスプ
レートを重ねることにより、多数の段差部を形成して、
噴射燃料の微粒化を促進するようにしてもよい。
【図１】本発明の一実施例の燃料噴射弁の断面図であ
る。
る。
【図２】同燃料噴射弁の先端部の拡大断面図である。
【図３】オリフィスプレート１３、１４の拡大断面図で
ある。
ある。
【図４】他の実施例のオリフィスプレートの拡大断面図
である。
である。
【図５】他の実施例のオリフィスプレートの拡大断面図
である。
である。
【図６】他の実施例のオリフィスプレートの拡大断面図
である。
である。
５−ニードル弁 １０−ノズル本体 １０ａ−シート部 １２−燃料流路孔 １３、１４−オリフィスプレート １３ａ，１４ａ−オリフィス １６ａ，１６ｂ−段差部
Claims (5)
- 【請求項１】 ニードル弁の先端に形成された弁体を先
端側から覆うように、ノズル本体が配設され、該ノズル
本体の先端中央に燃料流路孔が設けられ、該燃料流路孔
の周囲に該弁体が着座するシート部が形成され、該ノズ
ル本体の先端側にオリフィスを有するオリフィスプレー
トが該燃料流路孔を覆うように取付けられてなる燃料噴
射弁において、 前記オリフィスプレートのオリフィス内に段差部が下流
に向って狭窄されるように形成されていることを特徴と
する燃料噴射弁。 - 【請求項２】 前記オリフィスプレートが複数枚重ね合
せて取付けられ、各オリフィスプレートの各オリフィス
の位置ズレにより、前記段差部が該オリフィスの一部に
形成されている請求項１記載の燃料噴射弁。 - 【請求項３】 前記オリフィスプレートが複数枚重ね合
せて取付けられ、下流側のオリフィスプレートのオリフ
ィスが上流側のオリフィスプレートのオリフィスより小
径に形成されることにより、段差部がオリフィスの周囲
に形成された請求項１記載の燃料噴射弁。 - 【請求項４】 前記オリフィスプレートとオリフィスプ
レートの間のオリフィスを含む空間に隙間が形成された
請求項２記載の燃料噴射弁。 - 【請求項５】 前記隙間内に金属網が流路を横断するよ
うに配設された請求項４記載の燃料噴射弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17624196A JPH1018943A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 燃料噴射弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17624196A JPH1018943A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 燃料噴射弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1018943A true JPH1018943A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16010117
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17624196A Withdrawn JPH1018943A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 燃料噴射弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1018943A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998057060A1 (de) * | 1997-06-07 | 1998-12-17 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur herstellung einer lochscheibe für ein einspritzventil und lochscheibe für ein einspritzventil und einspritzventil |
| WO1999053190A1 (de) * | 1998-04-08 | 1999-10-21 | Robert Bosch Gmbh | Brennstoffeinspritzventil und verfahren zur montage eines brennstoffeinspritzventils |
| US6669116B2 (en) | 2002-03-04 | 2003-12-30 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Orifice plate |
| JP2010274847A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 体積補償アキュムレータ装置及びこれを用いたサスペンション装置 |
| JP2013209887A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 燃料噴射弁 |
-
1996
- 1996-07-05 JP JP17624196A patent/JPH1018943A/ja not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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