JP2004270685A - 燃料噴射器における配向角度によるスプレーパターンの制御及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦軸に平行な軸を有し、斜角でない、または真っ直ぐなオリフィスを用いて燃料スプレーの標的への命中及び分布を制御する燃料計量手段を提供する。
【解決手段】
計量オリフィスは、縦軸の周りに配置され、密封表面の計量ディスク上への投射により画定される第2の仮想円よりも大きい第1の仮想円を画定して、全ての計量オリフィスが第2の仮想円またはボルト円の外側であってその円の1つの象限内に位置するようにする。弁座オリフィスと計量ディスクとの間には、縦軸を横切る仮想平面上に流れ領域を形成するスプレーパターンを燃料噴射器が縦軸に沿って発生できるようにするチャンネルが形成されている。好ましい実施例の燃料噴射器は、スプレーの標的への命中、分布制御及び霧化を所望の態様で行うための縦軸の周りの角度位置へ較正することができる。流れ領域に命中させる方法も提供される。
【選択図】 図6A

Description

現代の自動車用燃料系統の大部分は、各燃焼室へ導入する燃料を正確に計量する燃料噴射器を用いている。さらに、燃料噴射器は、噴射時に燃料を霧化して、夥しい数の微小粒子にすることにより、噴射燃料の表面積を増加して、燃焼前に、通常は周囲空気である酸化剤と完全に混合されるようにする。燃料を計量・霧化すると、燃焼放出物が減少し、エンジンの燃料効率が増加する。従って、一般的な法則として、燃料の計量及び標的命中精度が高くなればなるほど、また燃料の霧化が進めば進むほど、燃焼生成物が少なくなり、燃料効率が増加する。
電磁式燃料噴射器は、燃料計量装置へ作動力を与えるためにソレノイド組立体を使用する。燃料計量装置は、通常はプランジャータイプの閉鎖部材であり、この部材は、弁座と接触して燃料が計量オリフィスを経て燃焼室へ流入するのを阻止する閉位置と、弁座から持ち上げられて燃料が計量オリフィスを経て燃料室へ流入するのを許容する開位置との間で往復運動する。
燃料噴射器は通常、吸気弁の上流であって吸気マニホルド内またはシリンダーヘッドの近くに取付けられている。吸気弁がシリンダーの吸気ポートを開くと、燃料が吸気ポートの方へ噴射される。1つの状況では、燃料スプレーを吸気弁ヘッドまたはステムに命中させることが望ましいが、別の状況では、燃料スプレーを吸気弁でなくて吸気ポートに命中させるのが望ましい。いずれの状況においても、燃料スプレーが標的へ命中するか否かはスプレーパターンまたは円錐パターンにより左右される。円錐パターンの開度が大きい場合、スプレーされる燃料はその意図した標的の方でなくて吸気ポートの表面に当たる。逆に、円錐パターンの開度が小さい場合、燃料は霧化せず、再び収束して液体流になることがある。何れの場合も、不完全燃焼により排気ガスが増加するという望ましくない結果が生じる。
標的への命中及びスプレーパターンの条件を複雑にしているのは、各エンジンの設計に特有なシリンダーヘッドの形状、吸気系統の幾何学的形状及び吸気ポートである。その結果、燃料スプレーを特定の円錐パターンで標的に命中させるように設計された燃料噴射器は、1つのタイプのエンジンでは極めて良好に機能するが、異なるタイプのエンジンに取付けると排気ガス及び運転性能の上で問題を生じることがある。さらに、種々の形式のエンジン(例えば、直列4気筒、直列6気筒、V6、V8、V12、W8など)を用いて製造される車両が増加するにつれて、排気ガス規制がますます厳しくなり、各エンジンの燃料噴射器の燃料計量条件、スプレー制御条件及びスプレーまたは円錐パターン条件が厳しくなる。
燃料噴射器の縦軸に対してある角度を有するように形成された公知の計量オリフィス(即ち、斜角のある計量オリフィス)を縦軸の周りに円形に配列すると、種々のタイプのエンジンに使用して受け入れ可能なレベルの燃料霧化度(Sauter平均直径、SMDとして量化可能)が得ながら、大きな対称性と、燃料噴射器を構成する上で大きな自由度とが得られると思われる。さらに、たとえ斜角のある計量オリフィスが斜角でない計量オリフィスと競合して製造される場合でも、斜角のある計量オリフィスには依然として燃料を一様に分布させることができない。
斜角でない計量オリフィスを使用して燃料スプレーの標的への命中及びスプレーの分布を制御できる燃料噴射器が開発されると有利である。エンジンが1つのタイプから別のタイプへ変わっても霧化度の高い燃料スプレーの特定の円錐パターンが得られるように正確な標的命中条件を変更できる燃料噴射器が開発されると有利である。
発明の概要
本発明は、燃料噴射器の斜角でない計量オリフィスによる受入れ可能な燃料霧化レベルでの燃料スプレーの標的命中及び分布制御を行う。本発明は、噴射器の燃料スプレーパターンを燃料噴射器の下流における流れ領域に近似させることにより、縦軸を中心とする燃料噴射器の配向角度とは無関係にこの流れ領域が形成されるようにすることができる。好ましい実施例における燃料噴射器は、ハウジングと、弁座と、閉鎖部材と、計量ディスクとを有する。ハウジングは、縦軸に沿って入口と出口の間を延びる通路を備えている。弁座は、入口に向いており弁座オリフィスを形成する密封表面、出口に向いており密封表面から離隔した端部表面、及び弁座オリフィスと端部表面との間を縦軸にほぼ斜めに延びる第1のチャンネル表面を有する。閉鎖部材は、通路内にあって、1つの位置において密封表面に接触し弁座オリフィスを介する燃料の流れをほぼ阻止する。閉鎖部材の近くに設けられた磁気アクチュエーターは、作動されると閉鎖部材を弁座の密封表面から離脱させて燃料流が通路を通過できるように位置決めする。計量ディスクは、弁座に隣接し、第1のチャンネル表面に対向して流れチャンネルを形成する第2のチャンネル表面を有する。計量ディスクは、第1の仮想円の外側に位置する少なくとも2つの計量オリフィスを有する。少なくとも2つの計量オリフィスは、縦軸を中心としてほぼ等しいアーク距離だけ互いに離隔している。各計量オリフィスは、第2のチャンネル表面と第2のチャンネル表面から離隔した外側表面との間を縦軸にほぼ平行に延びるため、磁気アクチュエーターが作動されて閉鎖部材を移動させると、計量オリフィスを流れる燃料により、縦軸に垂直な仮想平面と交差するスプレーパターンが発生し、複数の異なる半径を有する流れ領域が形成される。この流れ領域の半径の1つは、縦軸を中心として回転すると、流れ領域によりカバーされる部分より大きい円形領域を画定する最大半径を有し、このためスプレーを標的に命中させるには縦軸を中心として計量オリフィスを配向させることが必要となる。
本発明の別の局面によると、縦軸の周りの燃料流れ領域に燃料スプレーを命中させる方法が提供される。燃料噴射器は、縦軸に沿って入口と出口の間を延びる通路と、弁座と、計量ディスクとを有する。弁座は、入口に向いており弁座オリフィスを形成する密封表面を有する。弁座は、出口に向いており密封表面から離隔した端部表面と、弁座オリフィスと端部表面との間を縦軸にほぼ斜めに延びる第1のチャンネル表面とを有する。閉鎖部材は、通路内にあって密封表面に隣接し、1つの位置において弁座オリフィスを介する燃料の流れをほぼ阻止する。閉鎖部材の近くに設けられた磁気アクチュエーターは、作動されると弁座の密封表面から離脱して燃料流が通路を通過できるように閉鎖部材を位置決めする。計量ディスクは、少なくとも2つの計量オリフィスを有する。各計量オリフィスは、第1のチャンネル表面に対向する第2のチャンネル表面と外側表面との間を縦軸にほぼ平行に延びる。この方法は、部分的に、縦軸にほぼ平行に計量ディスクの第2の表面及び外側表面を貫通する少なくとも2つの計量オリフィスを第1の仮想円の外側に配置し、燃料噴射器が作動されると少なくとも2つの計量オリフィスに燃料を流して、縦軸に垂直な仮想平面と交差する燃料流路により縦軸からの複数の異なる半径を有する流れ領域が画定されるようにし、これらの半径の1つは、縦軸を中心として回転すると、流れ領域より大きい円形領域を画定する最大半径を有し、さらに、円形領域の異なる部分の方へ流れ領域が命中するように調整するべく流れ領域を縦軸の周りで配向させることにより実施できる。
図1−7は好ましい実施例を示す。詳説すると、図1は、好ましい実施例の計量ディスク10を備えた燃料噴射器100を示す。燃料噴射器100は、燃料入口管110、調整管112、フィルター組立体114、コイル組立体118、コイルばね116、アーマチャー124、閉鎖部材126、非磁性外殻部110a、第1のオーバーモールド118、弁本体132、弁本体外殻部132a、第2のオーバーモールド119、コイル組立体ハウジング121、閉鎖部材126の案内部材127、弁座134及び計量ディスク10を有する。
案内部材127、弁座134及び計量ディスク10は、例えば、クリンピング、溶接、接合またはリベット締めのような適当な結合方法により燃料噴射器100の出口端部に結合されたスタックを形成する。アーマチャー124及び閉鎖部材126は接合されて、アーマチャー/閉鎖部材弁組立体を形成する。当業者は、単一のコンポーネントとしてこの組立体を形成できることに注意されたい。コイル組立体120は、電磁コイル122が巻回されるプラスチック製ボビンを含む。
コイル122の各端部はそれぞれ端子122a、122bに接続されるが、これらの端子は、オーバーモールド118の一体的部分として形成された周囲部118aと共に、燃料噴射器をその噴射器を作動させる電子制御回路(図示せず)に接続する電気コネクターを形成する。
燃料入口管110は強磁性体でよく、露出した上端部に燃料入口開口を有する。フィルター組立体114を調整管112の開いた上端部の近くに嵌合することにより、燃料が調整管112に流入する前に入口開口を通過する燃料からある特定サイズより大きい粒状物質をろ過できるようにする。
較正済み燃料噴射器では、調整管112は燃料入口管110内の或る軸方向位置に位置決めされているが、この位置において、予荷重ばね116を圧縮して、アーマチャー/閉鎖部材弁組立体を押圧し、閉鎖部材126の丸い先端部を弁座134と接触させて、この弁座の中央開口を閉じるような所望の偏倚力を発生させる。好ましくは、燃料入口管110と調整管112とを共にクリンプして、較正後の相対的軸方向位置が維持されるようにする。
調整管112を通過した燃料は、入口管110とアーマチャー124の対向端部により画定され、予荷重ばね116を収容する空間内に流入する。アーマチャー124は、この空間125を弁本体120の通路113と連通させる通路128を有し、案内部材127は燃料通路の開口127a、127bを含む。これにより、燃料は空間125から通路113、128を介して弁座134へ流入することができる。
非強磁性外殻部110aは、レーザーを用いた密封溶接などにより入口管110の下端部に入れ子式に嵌合し結合することができる。外殻部110aは、燃料入口管110の下端部の管状首部上に入れ子式に結合する管状首部を有する。外殻部110aは、この首部から半径方向外方に延びる肩部を有する。弁本体の外殻部132aは強磁性体でよく、好ましくはレーザーを用いた密封溶接により非強磁性外殻部110aに流体の漏洩がないように結合することができる。
弁本体130の上端部は弁本体外殻部132aの下端部の内側に嵌合し、これら2つの部品は、好ましくはレーザー溶接により流体が漏れないように結合される。アーマチャー124は、軸方向往復移動するように弁本体130の内壁により案内される。アーマチャー/閉鎖部材弁組立体をさらに軸方向に案内するのは、閉鎖部材126が貫通する部材127の中央案内孔である。
燃料噴射器100の出口端部近くの弁計量手段の構成要素を説明する前に、燃料噴射器100の好ましい実施例による弁座及び計量ディスクは、斜角のあるオリフィスを頼らずに燃料スプレーパターン(即ち、燃料スプレーの分離)の標的を選択するのを可能にすることに注意されたい。さらに、これらの好ましい実施例によると、円錐パターン(即ち、開度が大きいかまたは小さい円錐スプレーパターン)を、計量オリフィスの内壁面の好ましい空間的方向を縦軸に平行(即ち、該壁面を該縦軸に平行)にして選択することができる。
燃料噴射器の燃料計量手段の拡大図である図2Aを参照して、この計量手段は閉鎖部材126、弁座134及び計量ディスク10を有する。閉鎖部材126は、アーマチャーから遠い方の端部に位置する表面が球状の部材126aを有する。球状部材126aは弁座表面134a上の弁座134と係合して、これら2つの部材間にほぼ線接触の密封部を形成する。弁座表面134aは、弁座オリフィス135の方へ半径方向下方且つ内方にテイパーしているため、縦軸A−Aに対して傾斜している。図2A及び3に示すように、密封部は、弁座表面134aと球状部材126aとの接触係合により形成される密封円140により画定することができる。弁座134は、ほぼ計量ディスクの縦軸A−Aに沿って延びて、ほぼ円筒形の壁134bにより形成される弁座オリフィス135を有する。弁座オリフィス135の中心線135aはほぼ縦軸A−A上に位置するのが好ましい。本願中の用語「上流」及び「下流」は燃料噴射器の入口から出口へのほぼ1つの方向における燃料流について、一方、用語「内方」及び「外方」は、縦軸A−Aの方へ、またそれから離れる方向を意味するものである。縦軸A−Aは、燃料噴射器の縦軸と一致する計量ディスクの縦軸として定義する。
弁座134は、円筒壁134bの下流において、部分134cに沿って計量ディスクの第1の表面134eの方へテイパーしている。この第1の表面134eは、計量ディスクの第2の表面または外側表面134fから厚さ「t」だけ離隔している。部分134cのテイパーは、例えば、直線状のテイパー134(図2B)または複合曲面のドームを形成する曲線状のテイパー134c´(図2C)のような、直線状かまたは縦軸A−Aに関して曲線状でよい。
1つの好ましい実施例において、部分134cのテイパーは、弁座オリフィス135から少なくとも1つの計量オリフィス142を過ぎる半径方向の点までテイパー角度βで下方及び外方に直線的にテイパーするものである。弁座134は、この点から、縦軸に沿い、好ましくはそれに平行に延びて、円筒形の壁134dを形成する。壁134dは下方に延びた後、ほぼ半径方向に延びて、縦軸A−Aに垂直であるのが好ましい底面134eを形成する。あるいは、部分134cは、弁座134の表面134eまで貫通することができる。テイパー角度βは、縦軸A−Aを横断する平面に関して約10度であるのが好ましい。図2Cに示す別の好ましい実施例において、このテイパーは、燃料流の速度を一定にするよう厳密な制御が必要な用途に好適な二次の曲線状テイパーである。しかしながら、一般的に、直線状のテイパー134cは好ましい実施例において所期の目的を達成するに好適であると思われる。
計量ディスク10の外周に近いその内側表面144は、ほぼ環状の接触領域に沿って底面134eと係合する。弁座オリフィス135は、その外周、即ち、少なくとも1つの計量オリフィス142のそれぞれの中心を結ぶ仮想線により画定される「ボルト円」150の完全に内側に位置するのが好ましい。即ち、弁座135の表面の仮想延長部は、その上に計量オリフィスが隣接オリフィス間のアーク距離が等しくなるように配設されたボルト円150の内側にあるのが好ましい仮想オリフィス円151(図4A)を発生させる。
テイパーする弁座表面134aの断面で見た仮想延長部は、計量ディスク上で収束して仮想円152(図2B及び4)を発生させる。さらに、これらの仮想延長部は、計量ディスク10の断面内にある仮想頂点139aに収束する。1つの好ましい実施例において、弁座表面134bの仮想円152は、計量オリフィスのボルト円150内にある。ボルト円150は、全体的に仮想円152の外側にあるのが好ましい。計量オリフィス142は全て仮想円152の外側にあり、各計量オリフィスの端縁部はその仮想円の境界の一部の上にあってもよいがその仮想円の内側に入らないのが好ましい。少なくとも2つの計量オリフィス142は、縦軸を中心として等間隔に配設された2乃至6個の計量オリフィスより成るのが好ましい。
図2Aに示すように、弁座134の弁座オリフィス135と計量ディスク10の内側表面144との間には、ほぼ環状の制御速度チャンネル136が形成される。詳述すると、このチャンネル146は、好ましくは円筒形の表面134bと、好ましくは直線テイパー状の表面134cとの間の内側端縁部138aと、好ましくは円筒形の表面134dと底面134eとに近い外側端縁部138bとの間に形成される。図2B及びCに示すように、このチャンネルは、弁座に近い内側端縁部138aから少なくとも1つの計量オリフィス142へ外方の外側端縁部138bへ延びるにつれて断面積を変化させるため、弁座オリフィスと少なくとも1つの計量オリフィスとの間で燃料流に半径方向の速度を付与する。
換言すると、制御速度チャンネル146がこのチャンネルを流れる流体に一定の速度を与える特定の関係について、物理的な解析方法を発見した。この関係によると、チャンネル146は、π定数と、大きな高さh1と、対応の半径方向距離がD1との積により決まる第1の円筒形領域から、π定数と、小さな高さh2と、対応の半径方向距離がD2とにより決まるほぼ等しい円筒形領域へ、外方へテイパーしている。好ましくは、高さh1、距離D1及びπの積は、テイパーにより決まる、高さh2、距離D2及びπの積にほぼ等しく(即ち、D1*h1*π=D2*h2*πまたはD1*h1=D2*h2)、このテイパーは直線状または曲線状である。この距離D2は、高さh2が大きくなればなるほど大きなテイパー角度βが必要となり、高さh2が小さくなればなるほど小さなテイパー角度βが必要になるという点でテイパーと関係があると思われる。好ましくは直線状の壁134dと計量ディスク10の内側表面との間に、長さD2の好ましくは円筒状の環状空間148が形成される。図2A及び3に示すように、制御速度チャンネル146により切頭体が弁座オリフィス135の下流に形成されるが、この切頭体は、環状空間148により形成される好ましくは直角の円筒体と接触する。
別の好ましい実施例において、環状空間148の円筒体は使用せずに、制御速度チャンネル146の一部を形成する切頭体だけを形成する。即ち、チャンネルの表面134cは、図2B及び2Cの点線で示すように、計量ディスク10に接触する表面134eまで延びる。この実施例において、高さh2は、距離D2を縦軸A−Aからその横方向の所望の点までの延長し、計量ディスク10と距離D2の所望の点との間の高さh2を測定することにより決定することが可能である。この実施例のチャンネル表面は弁座の嚢体積を増加する傾向があり、これは種々の燃料噴射器にとって望ましくないと思われる。好ましくは、チャンネル表面134cまたは134c´と交差する横方向の平面を各計量オリフィス142の半径方向において最も外側の円周の少なくとも25ミクロン外側の位置と交差させることにより、所望の距離D2を決めることが出来る。
制御速度チャンネル146を流れる燃料に一定の速度を与えると、スプレーを標的に的中させ分布させる際の弁座オリフィス135又は縦軸に対する少なくとも2つの計量オリフィス142の位置決め感度が最小限に抑えられると思われる。即ち、製造公差により、弁座オリフィス135又は縦軸に対する計量オリフィス142のアレイの同心性を受入れ可能なレベルにするのは容易ではない。好ましい実施例の特徴によると、ボルト円150上の計量オリフィス142のアレイと弁座オリフィス135との間の同心性のばらつきに対する感度が低いと思われる燃料噴射器の計量ディスクが得られる。さらに、実験室の中では、動作パラメータ(例えば、燃料圧力、燃料タイプ、周囲及び燃料温度)が同じであるが好ましい実施例の構成を備えていない斜角のないオリフィスを用いる公知の燃料噴射器と比較すると、これらの好ましい実施例の燃料噴射器は燃料スプレーの霧化度が(Sauter平均直径で)ほぼ10乃至15パーセント増加することが判明している。さらに、これらの計量手段は、例えば、打抜き加工、鋳造、スタンピング、圧印加工及び溶接のような実証済みの方法により、特殊な機械や熟練したオペレータを必要とせずに製造することができる。
さらに、好ましい構成の制御速度チャンネル146を介する流れは速度がほぼ一定で、燃料流の半径方向速度成分の関数として円錐サイズδで末広がりになるだけでなく、計量オリフィス142を介する流れにより計量オリフィス内に2つの渦が生じることを発見した。計量オリフィスが発生する少なくとも2つの渦は、計量オリフィスを介する流体流の真の性質を表すと思われるコンピューターによる流体動力学により弁座副組立体の好ましい形状をモデリングすると確認できる。例えば、図4Bに示すように、弁座オリフィス135から半径方向外方に流れる流線は、一般的に、オリフィス142gの近くでほぼ内方に曲がるため、計量オリフィス142gの周囲部内に少なくとも2つの渦流143a、143bが形成され、これらの渦流が各計量オリフィス142からの燃料流のスプレー霧化を増加すると思われる。さらに、図3に示すように、少なくとも2つの計量オリフィスを設けることにより、計量ディスクを通過する燃料流は、縦軸に垂直な仮想平面162と交差して流れ領域164を形成するスプレーパターン161を形成する。流れ領域164は、例えば、R1、R2、R3のような複数の等しくない半径を有する。流れ領域164は、縦軸A−Aを中心としてほぼ対称的である(図6A−C及び図7A−7B)。
弁座135を流れる燃料に異なる半径方向速度成分を付与することにより、少なくとも2つの計量オリフィスを通る燃料流によりスプレー円錐サイズδ(図7A)を図2Dにおいて半径方向速度のほぼ線形の関数として変化できることを発見した。即ち、チャンネルを流れる燃料の半径方向速度成分が増加するとスプレー円錐サイズδが増加し、チャンネルを流れる燃料の半径方向速度成分が減少するとスプレー円錐サイズδが減少する。例えば、図2Dに示す好ましい実施例において、オリフィス135から制御速度チャンネル146を少なくとも2つの計量オリフィス142へ流れる燃料の半径方向速度成分を毎秒8mから毎秒13mに変化させると、スプレー円錐サイズδはそれに応じて約13度から約26度に変化する。半径方向速度成分は、好ましくは、燃料計量手段の形状(制御速度チャンネル146のD1、h1、D2またはh2を含む)を変化させるか、燃料噴射器の流量を変化させるか、またはその両方を組合せることにより、変化することができる。
さらに、燃料スプレーの円錐サイズδはアスペクト比t/Dと関係があることも発見した。ここで、「t」はオリフィスの貫通長さに等しく、「D」はオリフィスの内側表面間の直径方向最大距離である。比率t/Dは0.3から約1.0に変化することができる。アスペクト比を増加または減少させると、円錐サイズδはそれに応じて狭くまたは広くなる。距離Dが一定に保たれる場合、厚さ「t」が大きければ大きいほど、円錐サイズδは狭くなる。逆に、厚さ「t」が小さければ小さいほど、円錐サイズδは広くなる。詳述すると、円錐サイズδは、好ましい実施例の図5Aに示すように、アスペクト比t/Dと線形で逆数の関係を有する。ここでは、その比率が約0.3から約0.7に変化すると、円錐サイズδはほぼ線形且つ逆数の関係で約22度から約8度に変化する。従って、円錐サイズδは、上述したように速度チャンネル146と空間148を形成するかまたはアスペクト比t/Dを変化させることにより得られ、一方、流れ領域164の対称性は縦軸を中心として等間隔に配置された多数の計量オリフィスの数により得られると思われる。貫通長さ「t」(即ち、縦軸A−Aに沿う計量オリフィスの長さ)を図2Bにおいて計量ディスク10の厚さにほぼ等しいものとして示すが、計量ディスクの厚さは計量オリフィス142の貫通長さ「t」とは異なるものでよいことに注意されたい。
計量ディスク10は、少なくとも2つの計量オリフィス142を有する。図4に示すように、各計量オリフィス142の中心は仮想「ボルト円」150上にある。分かり易くするために、図3及び4Aにおいて、各計量オリフィスに符号142a、142b、142c・・・などを付す。各計量オリフィス142は円形であり、距離Dが円形オリフィスの直径(即ち、円形の開口の直径方向における内側壁面間の距離)にほぼ等しいのが好ましいが、例えば、正方形、矩形、弓形またはスロットのような他の形状のオリフィスを用いてもよい。計量オリフィス142は、好ましくは円形列を形成するが、1つの好ましい実施例では、この円は仮想円152とほぼ同心的である。弁座オリフィスの仮想円151(図4A)は、オリフィス135を計量ディスク上に投射して弁座オリフィス仮想円151が仮想円152の外側で、第1及び第2の仮想円150の両方に対してほぼ同心的となるように形成する。計量オリフィス142及びチャンネルの好ましい構成により、弁座オリフィス135から計量ディスクの方へ、縦軸から離れる任意の半径方向に延びる燃料流路「F」を、1つの計量オリフィスへ向けることができる。
制御速度チャンネル及びアスペクト比t/Dによって決まる半径方向速度及び円錐サイズδをそれぞれ調整してスプレーを標的に命中させるだけでなく、別の好ましい実施例では、斜角でないオリフィスの開口142の空間的配向により、ボルト円150に沿う計量オリフィス142の間のアーク距離「L」を変化させて、燃料のスプレーパターンの形状を決定することができる。図6A−6Cは、計量オリフィス142をそれらの間のアーク距離が少しずつ増加するよう配列し、円錐サイズδをそれに応じて減少して流れ領域164の円形性を増加する効果を示す。この効果は、計量ディスク10aからスタートして計量ディスク10cへ移動すると分かる。
図6Aにおいて、計量オリフィス間のアーク距離L1が比較的大きいと、広い円錐パターンが形成される。燃料スプレーの円錐パターンは、仮想平面(縦軸と垂直な)と交差して縦軸を中心としてほぼ対称的な流れ領域を画定する。このほぼ対称的な流れ領域164は、縦軸から延びる大きさが等しくない複数の半径R1、R2、R3等を有する。図6Bにおいて、計量オリフィス142を図6Aのアーク距離L1より小さいアーク距離L2に等しい間隔で配置すると、比較的狭い円錐パターンが形成される。図6Cにおいて、計量オリフィス142を計量オリフィス142間のさらに小さいアーク距離L3の等間隔で配置すると、さらに狭い円錐パターンが形成される。さらに、図6A−6Cから分かるように、それぞれの流れ領域の円形性は円に近づくように増加している。アーク距離は、最も近い内側壁面間またはボルト円151上の隣接する計量オリフィスの端縁部間の直線距離でよいことに注意されたい。この直線距離は、計量オリフィスの厚さ「t」より大きいかそれに等しいのが好ましい。
アーク距離の調整を上述したプロセスに関連して行うことにより、斜角でない計量オリフィス(縦軸A−Aにほぼ平行なほぼまっすぐな孔の開口)を使用して燃料噴射器のスプレー形状を特定のタイプのエンジンに適合させながら好ましい実施例の燃料噴射器を縦軸の周りの配向角度に対して感応しないようにすることができる。
燃料噴射器の標的への命中制御は、所望の標的命中構成が得られるように、縦軸に関する計量ディスク10の角度を調整するかまたは縦軸に関する燃料噴射器のハウジングの角度を調整して行うことも可能である。詳述すると、好ましい実施例のテスト用噴射器を、噴射器から出る燃料流が縦軸に垂直な仮想平面と交差し、縦軸からの複数の異なる半径を有する流れ領域を画定するように、少なくとも2つの計量オリフィスを介して燃料を流すことにより特定タイプのエンジンでテストすることができる。流れ領域を画定する半径(R1、R2、R3)の1つは、縦軸を中心として回転させると燃料の流れ領域(例えば、164、166または168のような燃料流れ領域)によりカバーされる部分より大きい仮想円形領域170を画定する最大半径RMAXを含む。仮想円形領域170は、距離Pだけ離隔した仮想平面上の燃料流が当たらないカバーされない部分163を有する。流れ領域によりカバーされる部分が所望の標的部分でない場合、流れ領域を縦軸を中心として回転させることにより、カバーされない部分163のような仮想円形領域170の異なる部分の方へ流れ領域があたるように調整することができる。即ち、流れ領域に命中させるために縦軸を中心として計量オリフィスを回転させる必要があれば、計量ディスクまたは燃料噴射器の何れかを回転すればよい。詳述すると、流れ領域を仮想円形領域170の異なる角度部分上に向けるには、計量ディスクを縦軸を中心として回転した後、例えば、レーザーによる密封溶接、重ね溶接または接合のような適当な方法により気密封止を形成するように本体または弁座に固定することができる。あるいは、計量ディスクを燃料噴射器の本体上の基準点に関する角度に固定すればよい。燃料噴射器のハウジングを燃料レールまたはマニホルドに取り付け、燃料レールまたは燃料噴射器カップ上の別の基準点へ縦軸を中心として回転させ、その位置に係止して、特定タイプのエンジンにとって所望の標的に燃料流れ領域を命中させることができる。その後、この特定タイプのエンジンの燃料噴射器を前に述べた方法の1つまたはその組み合わせにより所望の標的命中構成が得られるように配向させることができる。そして上述したように特定タイプのエンジンに必要な流れ領域を再び配向することにより、仮想円形領域170が最大半径RMAXにより画定される特定の領域部分の方へ燃料スプレーを所望の態様で命中させることが可能である。
動作について説明すると、燃料噴射器100は最初は図1に示す非噴射または非作動位置にある。この位置では、燃料入口管110の環状端部表面110bとアーマチャー124の対向環状端部表面124aとの間に作動ギャップが存在する。コイルハウジング121と管12とは74で接触し、コイル組立体18のステーター構造を形成する。非強磁性外殻部110aにより、電磁コイル122を付勢すると、磁束はアーマチャー124を含む経路をたどる。磁気回路は、本体外殻部132aにレーザーを用いる密封溶接により結合されたハウジング34の軸方向下端部からスタートして、本体外殻部132a、本体130及びアーマチャー124へのアイレット及びアーマチャー124から作動ギャップ72を横切って入力管110を通り、ハウジング121へ戻る。
電磁コイル122が付勢されると、アーマチャー124にかかるばね力が克服されるため、アーマチャーは入口管110の方へ引き寄せられ、作動ギャップ72が減少する。このため、閉鎖部材126が弁座134から離脱して燃料噴射器を開き、本体132内の加圧燃料が弁座オリフィス及び計量ディスク10のオリフィスを流れる。ここでは、一部が燃料噴射器内に、また一部が燃料噴射器の外側に位置するようにアクチュエーターを取付けることを注意されたい。コイルの付勢が終了すると、予荷重ばね116がアーマチャー/閉鎖部材弁を弁座134上に押圧して閉じる。
上述したように、1つのスプレーパターンを発生させる方法を含む好ましい実施例は、図示説明した燃料噴射器に限定されず、例えば、1996年2月27日発行の米国特許第5,494,225号に記載された燃料噴射器、または2002年4月25日付けで公開された米国特許出願第2002/0047054 A1号に記載されたモジューラー型燃料噴射器のような他の燃料噴射器と併用可能である。これらの特許文献はそれら全体を本願の一部として引用する。
本発明をある特定の実施例に関連して説明したが、図示説明した実施例に対する多数の変形例及び設計変更が頭書の特許請求の範囲において規定される本発明の思想及び範囲から逸脱することなく可能である。従って、本発明は図示説明した実施例に限定されず、特許請求の範囲の文言及びその均等物により規定される全範囲を享受する。
燃料噴射器の好ましい実施例である。 図1の燃料噴射器の出口端部の拡大断面図である。 燃料計量手段の好ましい実施例の拡大図であり、燃料計量手段の種々のコンポーネント間の種々の関係を示す。 燃料計量手段の好ましい実施例の拡大図であり、燃料計量手段の種々のコンポーネント間の種々の関係を示す。 計量オリフィスからのスプレーの円錐サイズδと燃料計量手段の半径方向速度成分との間のほぼ線形の関係を示す。 燃料スプレーが縦軸に垂直な仮想平面と交差して流れ領域の断面を形成する図2Aの燃料噴射器の出口端部の斜視図である。 ボルト円上に配置された計量ディスクの好ましい実施例を示す。 計量オリフィスを流れる流体の流れの特徴的な2つの渦を示す。 特定構成の燃料噴射器の各計量オリフィスの比率t/Dとスプレー円錐サイズの関係を示す。 計量オリフィスの数を増加しそれに応じて円錐スプレーパターンの円錐サイズを減少することにより流れ領域の形状を円形領域に近似させる仕方を示す。 計量オリフィスの数を増加しそれに応じて円錐スプレーパターンの円錐サイズを減少することにより流れ領域の形状を円形領域に近似させる仕方を示す。 計量オリフィスの数を増加しそれに応じて円錐スプレーパターンの円錐サイズを減少することにより流れ領域の形状を円形領域に近似させる仕方を示す。 燃料噴射器と、好ましい実施例の燃料噴射器の作動時に発生するスプレーパターンとを示す。 燃料噴射器と、好ましい実施例の燃料噴射器の作動時に発生するスプレーパターンとを示す。

Claims (21)

  1. 縦軸に沿って入口と出口の間を延びる通路を備えたハウジングと、
    入口に向いており弁座オリフィスを形成する密封表面、出口に向いており密封表面から離隔した端部表面、及び弁座オリフィスと端部表面との間を縦軸にほぼ斜めに延びる第1のチャンネル表面を有する弁座と、
    通路内にあって、1つの位置で密封表面に接触して弁座オリフィスを介する燃料の流れをほぼ阻止し、別の位置で密封表面から離脱して通路からの燃料流を通過させる閉鎖部材と、
    閉鎖部材近くにあり、作動されると閉鎖部材を弁座の密封表面から離脱させて燃料流が通路を流れ閉鎖部材を通過できるようにする磁気アクチュエーターと、
    弁座に隣接する計量ディスクとより成り、
    計量ディスク上に密封表面を投射すると縦軸の周りに第1の仮想円が画定され、計量ディスクは第1のチャンネル表面に対向して流れチャンネルを形成する第2のチャンネル表面を有し、計量ディスクは第1の仮想円の外側において縦軸の周りにおいて等しいアーク距離で離隔した少なくとも2つの計量オリフィスを有し、各計量オリフィスは第2のチャンネル表面と計量ディスクの外側表面との間を縦軸にほぼ平行に延びるため、磁気アクチュエーターが作動されて閉鎖部材を移動させると、計量オリフィスを流れる燃料により、縦軸に垂直な仮想平面と交差して複数の異なる半径を有する流れ領域を有するスプレーパターンが発生し、この流れ領域の半径の1つは、縦軸を中心として回転すると、流れ領域によりカバーされる部分より大きい円形領域を画定する最大半径を含み、このためスプレーを標的に命中させるには縦軸を中心として計量オリフィスを配向させることが必要である燃料噴射器。
  2. 計量ディスクの外側表面は計量ディスクの第2のチャンネル表面から少なくとも50ミクロンの第1の厚さだけ離隔し、第1のアーク距離は少なくとも第1の厚さにほぼ等しい隣接する計量オリフィスの最も近い端縁部間の直線距離である請求項1の燃料噴射器。
  3. 計量ディスクの第1の厚さは、ほぼ75、100、150、200ミクロンより成る群から選択される厚さである請求項2の燃料噴射器。
  4. 計量ディスクの第1の厚さは約125ミクロンである請求項4の燃料噴射器。
  5. 少なくとも2つの計量オリフィスはアスペクト比が約0.3と1.0の間にある少なくとも2つの計量オリフィスより成り、アスペクト比は、第2のチャンネルと外側表面の間の各計量オリフィスの長さを各計量オリフィスの任意の2つの直径方向内側表面間の縦軸に対して垂直な最大距離で割算した値にほぼ等しい請求項1の燃料噴射器。
  6. アスペクト比は、スプレーパターンの外側境界間の夾角にほぼ線形的に逆数関係を有する請求項5の燃料噴射器。
  7. 第1のチャンネル表面は、縦軸からほぼ第1の距離のところに位置し、縦軸に沿って計量ディスクとの間でほぼ第1の間隔を有する内側端縁部と、縦軸からほぼ第2の距離のところに位置し、縦軸に沿って計量ディスクとの間でほぼ第2の間隔を有する外側端縁部とより成り、第1の距離と第1の間隔の積は第2の距離と第2の間隔の積にほぼ等しい請求項1の燃料噴射器。
  8. 密封表面の投射はさらに収束して計量ディスク内の仮想頂点となり、流れチャンネルは第1の部分から延びる第2の部分より成り、第2の部分はチャンネルが縦軸に沿って延びると一定の断面積を有する請求項1の燃料噴射器。
  9. 第2の距離は縦軸を横切る平面とチャンネル表面との交差部にあり、その交差部は計量オリフィスの半径方向外側の少なくとも25ミクロンのところに位置する請求項8の燃料噴射器。
  10. 流れ領域は計量ディスクの外側表面から縦軸に沿って少なくとも50ミリメートルのところにある請求項1の燃料噴射器。
  11. 流れチャンネルの第1の部分は、縦軸を横切る平面に関して約10度のテイパーを有するほぼ円錐台形のチャンネルより成る請求項1の燃料噴射器。
  12. 縦軸に沿って入口と出口の間を延びる通路と、入口に向いており弁座オリフィスを形成する密封表面、出口に向いており密封表面から離隔した端部表面、及び弁座オリフィスと端部表面との間を縦軸にほぼ斜めに延びる第1のチャンネル表面を有する弁座と、通路内にある閉鎖部材と、閉鎖部材に隣接し、作動されると燃料が通路から閉鎖部材を過ぎて弁座オリフィスを通過するのを許容するように閉鎖部材を位置決めする磁気アクチュエーターとより成り、計量ディスクは少なくとも2つの計量オリフィスを有する燃料噴射器により燃料流れ領域を標的に命中させる方法であって、
    縦軸にほぼ平行に計量ディスクの第2の表面及び外側表面を貫通する計量オリフィスがほぼ等しいアーク距離だけ離隔するように、計量オリフィスを第1の仮想円の外側に配置し、
    燃料噴射器が作動されると少なくとも2つの計量オリフィスに燃料を流して、縦軸に垂直な仮想平面と交差する燃料流路により縦軸の周りに複数の異なる半径を有する流れ領域が画定されるようにし、この流れ領域の半径の1つは、縦軸を中心として回転すると、流れ領域によりカバーされる部分より大きい円形領域を画定する最大半径を含み、
    縦軸を中心として流れ領域を配向することにより円形領域の異なる部分の方へ流れ領域を命中させるように調整するステップより成る流れ領域の発生方法。
  13. 計量オリフィスを配置するステップは、縦軸に沿って形成される流路のほぼ円錐状のスプレーパターンを第1のアーク距離及び少なくとも2つの計量オリフィスのアスペクト比のうちの1つの関数として発生させるステップを含み、円錐状のスプレーパターンのサイズは燃料噴射器の下流における円錐状スプレーパターンの外周部の夾角により決定され、アスペクト比は、第2のチャンネル表面と計量ディスクの外側表面の間の各計量オリフィスの長さを各計量オリフィスの任意の2つの直径方向内側表面間の縦軸に対して垂直な最大距離で割算した値にほぼ等しい請求項12の方法。
  14. 前記発生ステップは、
    ほぼ円錐状のスプレーパターンの円錐サイズを減少するように第1のアーク距離を増加し、
    ほぼ円錐状のスプレーパターンの円錐サイズを増加するように第1のアーク距離を減少するステップのうち1つのステップより成る請求項13の方法。
  15. 夾角はほぼ10度と25度の間の角度であり、第1のアーク距離は第2の表面と計量ディスクの外側表面の間の距離に少なくともほぼ等しい距離である請求項14の方法。
  16. 前記発生ステップは、
    円錐サイズを減少するようにアスペクト比を増加し、
    円錐サイズを増加するようにアスペクト比を減少するステップのうち1つにより夾角を変化させるステップより成る請求項13の方法。
  17. 燃料を流すステップは、少なくとも2つの計量オリフィスから外方へ燃料の霧化が促進されるように少なくとも2つの計量オリフィスの円周内に少なくとも2つの渦を発生させるステップより成る請求項14の方法。
  18. 燃料を流すステップは、第1のチャンネル表面を、縦軸からほぼ第1の距離のところに位置し、縦軸に沿って計量ディスクとの間でほぼ第1の間隔を有する内側端縁部と、縦軸からほぼ第2の距離のところに位置し、縦軸に沿って計量ディスクとの間でほぼ第2の間隔を有する外側端縁部との間において、第1の距離と第1の間隔の積が第2の距離と第2の間隔の積にほぼ等しくなるように形成するステップより成る請求項12の方法。
  19. 第2の距離は縦軸を横切る平面とチャンネル表面との交差部にあり、その交差部は計量オリフィスの半径方向外側の少なくとも25ミクロンのところに位置する請求項18の方法。
  20. 燃料を流すステップは、燃料を縦軸に沿って計量ディスクの外側表面から少なくとも50ミリメートルのところの仮想平面上のほぼ流れ領域に亘って分布させるステップより成る請求項12の方法。
  21. 前記配向ステップは、
    計量ディスクを縦軸の周りの所望の角度位置に固定し、
    計量ディスクの基準を燃料噴射器の本体及び弁座のうちの1つにとり、
    燃料噴射器のハウジングを所望の角度位置に固定するステップより成る請求項12の方法。
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